バスク人

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バスク人は、バスク地方を中心に居住し、現在のヨーロッパでは唯一、系統不明の言語であるバスク語を使用する人々である。

彼らの言語がどこから来たのかについては、さまざまな憶測がなされているが、どれも決定的なものではない。現在最も有力な仮説とされているのは、イベリア半島における現生人類の第一居住民とされるイベリア人イベリア語)集団がローマ化されないままに現在のバスク地方に残り、彼らの話していた言語が語彙的に周辺のオック語カスティーリャ語などの影響を受けたのではないかという説である。

スペインの北東からフランス南西部にかけて、彼らは文化的にも政治的にもかなり孤立した文化、言語、政治的自治を有しているが、より広い自治独立を目指す運動があり、中でも急進的な組織である「バスク祖国と自由(ETA)」は数々のテロ事件を起こし、かねてからスペインとその周辺、関係国の政治問題となっている。

彼らの文化が孤立しているというイメージは、近代以降に生産されたものではないかという指摘もある。たしかに言語や共同体のあり方はカスティーリャやカタルーニャとは異なっているが、外部から取り込まれた文化要素も少なくないと言われている。また、バスク民族運動や「独立したバスク文化」という意識は、フランス革命以後にその影響を受けて発生し、カルリスタ戦争を経て本格化したものである。

スペインのバスク人居住地域は、同国で最も所得水準の高い地域でもある。

バスク人は85%はRh-型である。このことから、バスク人はヨーロッパで最も古い民族ではないかと推測されている。

頭蓋骨の特徴や、孤立した言語、また地域的なことからクロマニョン人の唯一の末裔とする説を唱えた研究者もいたが、現在はやや懐疑的である。バスク人と周辺民族は混血しており、クロマニョン人の血はバスク人以外にも流れていると考えられていることも理由である。

[編集] 有名なバスク人

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