ホセ・エチェガライ・イ・アイサギレ

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ホセ・エチェガライ・イ・アイサギレ(1904年)
ノーベル賞受賞者 ノーベル賞
受賞年:1904年
受賞部門:ノーベル文学賞
受賞理由:

ホセ・エチェガライ・イ・エイサギーレ(José Echegaray y Eizaguirre、1832年4月19日 - 1916年9月14日もしくは9月16日)はスペイン土木工学者、数学者、政治家、そして19世紀後半のスペインで最も優れた劇作家である。

アラゴン出身の父、ナバーラ出身の母との間にマドリードで生まれた。ムルシアで幼少期を送り、初等教育を受けた。

1904年にフランス詩人フレデリック・ミストラルとともにノーベル文学賞を受賞し、スペイン初の同賞受賞者となった。彼の最も有名な作品は、19世紀に流行ったメロドラマの形式に沿って書かれたEl gran galeoto(日本語訳は岩波文庫『恐ろしき媒』)で、真実は言葉によって生み出されるという主題のもとに、主人公らが共有する幸福な家庭像が群衆の噂話によって歪められ、噂を裏付けるかのように家庭が崩壊していく様を描いている。

エチェガライはこれに、膨大な数の凝ったステージ上の説明をつけて上演し、我々が19世紀の演劇に対して抱く演出過剰なイメージを作り上げた。この作品は後にパラマウント映画によってThe World and His Wifeというタイトルで無声映画化された。彼の有名な作品には他に、Saint or Madman?(1877)、Mariana(1892)、El estigma(1895)、The calumny(1898)、El loco Dios(1900)などがある。

マドリード市内の中心部には彼の名をつけたエチェガライ通りがあり、繁華街となっている。