エドゥアルド・チリーダ

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エドゥアルド・チリーダ
生誕 1924年1月10日
スペインの旗 スペインサン・セバスティアン
死去 2002年8月19日(78歳)
スペインの旗 スペインサン・セバスティアン
国籍 スペインの旗 スペイン
分野 彫刻家
受賞
ウルフ賞芸術部門(1985年)
アストゥリアス皇太子賞芸術部門(1987年)
高松宮殿下記念世界文化賞彫刻部門(1991年)
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エドゥアルド・チリーダ・ファンテギ(Eduardo Chillida Juantegui, または Eduardo Txillida Juantegi, 1924年1月10日 - 2002年8月19日)は、スペインバスク人彫刻家テラコッタなどで抽象彫刻を多数製作した[1]

特に、規模の大きい屋外彫刻作品が知られており、スペインを始め欧米の各地にチリーダの作品が設置されている[1]

略歴[編集]

1924年、スペインのサン・セバスティアンで、父 Pedro Chillida と母 Carmen Juantegui の間に生まれた。エドゥアルドは、曽祖父母が経営するビアリッツホテルの近くで幼少期を過ごした[2]。大学入学前には、地元のサッカークラブであるレアル・ソシエダゴールキーパーを経験した。1943年にマドリード大学に進学し、建築を専攻、1946年まで在学した。しかし翌年の1947年には、芸術を志して建築の勉強を放棄し、1948年にはパリに移住してアトリエを構え、石膏や粘土による制作を開始した。結局彼は大学の学位は取らなかったが、代わりに美術のプライベートレッスンを受けていた。1948年から1950年まではパリに住んだが、1950年にフランスのヴィレンヌ=ス=ボワ英語版 (ヴァル=ドワーズ県)に移り、1955年までそこに住んだ[3]。また1950年には Pilar Belzunce と結婚し、1959年には生地サン・セバスティアンの近くに戻って居を構えていた[4]

2002年に自宅で死去[4]

作品[編集]

『ベルリン』(2000年)

チリーダの初期の作品は、胸像などの人物をモチーフにした作品が中心であった。しかし後期の作品は、多くのモニュメント作品など、より巨大でより抽象的な作品となる傾向がある[5]。チリーダ自身は「抽象的」というレッテルを貼られることを拒み、「リアリストの彫刻家」であると自称していた。

バスクに戻った1951年以降、チリーダは以前使っていた石膏での制作を止めた[6]。代わりに金属を使った作品の制作を始め、1954年から1966年にかけては、『夢の金床』(Anvil of Dreams)と題された一連の作品群を製作している[7]。1965年からはアラバスターを用いた彫刻の制作も始めた[8]。またチリーダは、酸化による赤錆を用いるために、金属作品に合金をよく使用していた[9]

またチリーダは、1959年から、ホルヘ・ギリェン英語版の著書の挿絵など、エッチングリトグラフ木版画の作品の着想も持っていた[10]

チリーダ・レク[編集]

1990年代に、チリーダは自作を展示するための場を、バスクの郊外に設けた。今日では、そこはチリーダ・レク美術館という、チリーダの作品などを展示するための屋外彫刻公園となっている[11]

ギャラリー[編集]

作品展[編集]

チリーダは、1949年にパリ市立近代美術館に初期の作品を展示した[12]。初の個展は1954年にマドリードの美術館で行い、100点以上の作品を出展した。また、国際的な展覧会にも多数出品し、ベネチア・ビエンナーレ (1958年、1988年、1990年)やピッツバーグ国際展(1964年)、ドクメンタ(1978年)などにも出品している。そのうち1964年のピッツバーグ国際展ではカーネギー賞を受賞し、1978年のドクメンタではメロン賞(アンドリュー・メロン財団)を、ウィレム・デ・クーニングと共に受賞している[4]

初の回顧展は1966年にヒューストン美術館で行われた。その後もナショナル・ギャラリー(1979年)やソロモン・R・グッゲンハイム美術館(1980年)、ソフィア王妃芸術センター (1999年)などで大規模な回顧展が開かれている。また日本では、2006年に神奈川県立近代美術館で回顧展が開かれた[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c スペインの生んだ20世紀彫刻の情熱 エドゥアルド・チリーダ(神奈川県立近代美術館 報道資料 2006年4月) [1]
  2. ^ Eduardo Chillida Fundación Telefónica, Madrid.
  3. ^ Eduardo Chillida Tate, London.
  4. ^ a b c Ken Johnson (22 August 2002) Eduardo Chillida, Sculptor on a Grand Scale, Dies at 78 New York Times.
  5. ^ Adrian Searle (21 August 2002), Obituary: Eduardo Chillida The Guardian.
  6. ^ Eduardo Chillida/Antoni Tàpies Deutsche Guggenheim, Berlin.
  7. ^ Obituary: Eduardo Chillida The Daily Telegraph.
  8. ^ Eduardo Chillida Tate, London.
  9. ^ Hilliard Harper (25 October 1986), Chillida's Sculptures Reach Peak Los Angeles Times.
  10. ^ Eduardo Chillida Tate, London.
  11. ^ Museum Chillida-Leku (Hernani, Spain)
  12. ^ Obituary: Eduardo Chillida The Telegraph.

外部リンク[編集]