フランクフルト国際空港

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フランクフルト国際空港
Flughafen Frankfurt am Main
Frankfurt Airport
AirportFrankfurt fromair 2010-09-19.jpg
フランクフルト国際空港
IATA: FRAICAO: EDDF
概要
空港種別 公共
所有/運営者 Fraport
供給都市 フランクフルト・アム・マイン
所在地 Flughafen
拠点航空会社
標高 364 ft / 111 m
座標 北緯50度02分00秒 東経8度34分14秒 / 北緯50.03333度 東経8.57056度 / 50.03333; 8.57056座標: 北緯50度02分00秒 東経8度34分14秒 / 北緯50.03333度 東経8.57056度 / 50.03333; 8.57056
ウェブサイト www.frankfurt-airport.com
地図
FRAの位置
FRA
ドイツ内の位置
滑走路
方向 全長 表面
m ft
07C/25C 4,000×60 13,123 アスファルト舗装
07R/25L[1] 4,000×45 13,123 アスファルト舗装
18 (離陸用)[2] 4,000×45 13,123 コンクリート舗装
07L/25R (着陸用) 2,800×45 9,240 コンクリート舗装
Source: German Aeronautical Information Publication at EUROCONTROL[3]
Frankfurt Airport FAA diagram

フランクフルト国際空港(フランクフルトこくさいくうこう、ドイツ語Flughafen Frankfurt am Main)はドイツフランクフルト・アム・マインにあるドイツ最大規模の空港である。空港コードFRA/EDDF

概要[編集]

統計の新旧にもよるが、ヨーロッパでは、ロンドンヒースロー空港に次ぎ、二番目または三番目に大きい空港である。世界における国際線の主要なハブ空港のひとつである。空港の運営はフラポート株式会社(Fraport AG)が行っている。

ドイツのフラッグ・キャリアであるルフトハンザドイツ航空がメインハブ空港として使用している。しかし当空港の受け入れ能力不足のため、ミュンヘンフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス国際空港にも輸送を振り分けている。

歴史[編集]

ライン=マイン空港およびライン=マイン空軍基地として1936年に開設された。第二次世界大戦中は、ベルリンテンペルホーフ国際空港に次ぎ、ドイツ第2の空港として活躍した。戦後はベルリン空輸で西ドイツ政府の主要な輸送基地として使われた。

フランクフルト国際空港が国際的なハブ空港として使われるようになるのは、1972年に乗客用の新ターミナル(現在のターミナル1)が開設されてからである。

構造と機能[編集]

当空港には2つの旅客用ターミナルがあり、回廊、新交通システム、バスで連結されている。

ターミナル1[編集]

ターミナル 1

ターミナル1は1972年3月14日にオープン。A,B,Cの三つのコンコースがある。スターアライアンス各社はこのターミナル1に発着する。ルフトハンザはコンコースA、全日本空輸はコンコースBを使用している。

コンコース A[編集]

コンコース B[編集]

コンコース C[編集]

ターミナル2[編集]

ターミナル 2

ターミナル2は1994年10月24日にオープン。D,Eの二つのコンコースがある。日本航空はコンコースDを使用している。

ターミナル2(離陸機上より)
ターミナル2, Skytrain

コンコース D[編集]

コンコース E[編集]

利用状況[編集]

遠距離駅
近距離駅入口
modal split of transport means of departing passengers in 2006

当空港からの発着先は、現在のところロンドンのヒースロー空港からの発着先より多い。しかし旅客の輸送量では依然としてヒースロー空港が優位にあり、当空港はこの点でパリのシャルル・ド・ゴール国際空港に並んでいる。2003年にフランクフルト国際空港を使用した旅客は48,351,664人に上るが、ヒースロー空港では63,487,136人、シャルル・ド・ゴール空港では48,220,436人である。

航空機の移動に関しては、同年当空港を発着した航空機は458,865機でヨーロッパ第3位である(シャルル・ド・ゴール空港で515,025機、ヒースロー空港で463,650機)。貨物輸送では、当空港の扱い量は1,548,014トンでヨーロッパ第2位である(シャルル・ド・ゴール空港で1,723,700トン、ヒースロー空港で1,300,420トン)。2001年の同時多発テロ以降、貨物取扱量や旅客数は一時減少したが現在は再び増加傾向である。この為、当空港の処理能力は限界に達しつつある。

旅客数 貨物取扱量(t) 航空郵便取扱量(t) 航空機発着回数
2011 56,443,657 2,169,304 82,314 487,162
2010 53,013,771 2,231,348 76,445 464,432
2009 50,937,897 1,837,054 80,174 463,111
2008 53,472,915 2,133,293 90,346 485,783
2007 54,167,817 2,095,293 95,168 492,569
2006 52,821,778 2,057,175 96,889 489,406
2005 52,230,323 1,892,100 99,437 490,147
2003 48,351,664 1,548,014 126,726 458,865
2000 49,369,429 1,589,428 141,011 458,731
1990 29,631,427 1,176,055 152,317 324,387
1980 17,664,171 642,850 91,918 222,293
1970 9,401,842 327,323 59,353 195,802
1960 2,172,494 46,910 11,875 85,257
1950 195,330 3,652 1,616 13,076

出典

拡張[編集]

拡張計画。左上の北西滑走路は2011年より供用。

シャルル・ド・ゴール国際空港との競争では、近い将来引き離されると予想されている。2006年現在、旅客数では既にシャルル・ド・ゴール空港が上回っている。シャルル・ド・ゴール空港が将来拡張可能なように設計されているのに対して、当空港は市街地に近いため拡張が困難であった。

当空港でも460,000機程度の発着機数が2020年には700,000機以上に増えることが見込まれるため旅客需要の増大に対処するべく2007年エアバスA380を就航可能にするための巨大格納庫の整備や北西方向に2010年から2011年頃に2800mの新滑走路の敷設、2015年に向けてターミナル3新設等の拡張が計画されている。滑走路新設には森林を開発しなければならず市民団体の抵抗運動も起きている。拡張計画が完了すると年間8800万人の旅客取扱量が処理出来るようになる。

税関トラブル[編集]

当空港の構造上、ターミナル1Bに到着の場合、機内持込荷物と機内預入荷物のあわせて2回の税関への申告が必要な場合があり、申告を忘れたり正確な申告をせずに通関したことによって、多額の税または反則金の支払いを命じられるトラブルが多数発生している[4][5]

脚注[編集]

  1. ^ 滑走路07R/25Lの中ほどには、滑走路端とは別の着陸地点として26Lが存在する。
  2. ^ 滑走路18/36の36側は使用されていない(滑走路36側には、滑走路の路面表記等も存在しない)。
  3. ^ EAD Basic
  4. ^ フランクフルト国際空港における税関トラブルに関する注意事項 在ルクセンブルク日本国大使館
  5. ^ ドイツの国際空港における税関検査に関する注意事項 在ドイツ日本国大使館

関連項目[編集]

外部リンク[編集]