ねこまんま

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ねこまんまとは、

  1. の食べ方に与えられる通称ねこめし(猫飯)とも呼ばれる。「まんま」とは「飯」の幼児語で、猫に与える残飯を思い起こすような簡便な混ぜご飯を指す。具体的には飯に鰹節をかけ混ぜ込んだものや、飯に味噌汁をかけたものをそう呼ぶことが多い。
  2. 字義通りののこと。1.に列挙したようなものに加えて、たとえば鰹節ではなく魚の食べ残し(特にダシをとった煮干の残り物)を御飯に乗せたものなど。この場合は完全に人間の食物としては扱われず、一説には、こちらが本義とされる。

目次

[編集] ねこまんまの種類

いずれの場合も、かつて犬猫に与えていた簡単な餌、残飯の様相を持っていることから、ヒト用の簡便な食事としてこれをねこまんまと呼んでいる。

[編集] 鰹節をかけた飯

鰹節ねこまんま

飯に鰹節をかけて混ぜ込んだものをねこまんまと呼ぶ地方は、主に東日本に見られる。かけた鰹節の上に醤油をかけるかかけないかも文化や各人の嗜好等によって異なる。北海道では醤油にバターが加えられることが多い。

[編集] 汁をかけた飯

汁をかけた飯をねこまんまと呼ぶ地方は、主に西日本に見られる。かける汁は味噌汁が多いが、すまし汁豚汁など、味噌汁でない汁をかけてもねこまんまと呼ばれる。他の地方では汁かけ飯ぶっかけ御飯犬飯などとも呼ばれる。

[編集] 犬猫に与える場合

かつてはペットの餌代を減らすため、人間の残飯を「ねこまんま」「犬飯」の状態にして与える事が多かった。しかし、日本の経済成長による所得向上で餌にかかる費用に困らなくなり、猫缶や各種のキャットフードドッグフードなどが市場に出回るようになったため、残飯を犬猫に与える家庭は減っている。ただし言葉だけは残っており、キャットフードをねこまんまと呼ぶこともある。

しかしながら、猫は炭水化物の消化能力が、人間はもとより犬よりもさらに低い。また犬、猫ともに腎臓の能力が人間よりも低いため、人間が好む味付けでは塩分過剰となる。人間の残飯を与える事は栄養学的に好ましい事ではない。飯に味噌汁をかけたねこまんまでは、猫にとって明らかに炭水化物・塩分過剰、タンパク質不足となる。ネギ類には犬猫の赤血球を破壊する物質(硫黄化合物)が含まれているため、与えると重度の貧血をもたらしたり、場合によっては死に至ることもある。このため、ネギそのものやネギ類の抽出物を含むような食品を与えてはならない。特に玉ねぎは要注意である(タマネギ中毒)。

[編集] 参考文献

  • 遠藤哲夫「第2章 なぜ、人びとは、かくもネコまんまに興奮するのか?」『汁かけめし快食學』(ちくま文庫)、筑摩書房、2004年。(ISBN 4-480-03978-3)
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