ALI PROJECT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています詳細
ALI PROJECT
基本情報
別名 アリプロ
出身地 日本の旗 日本
ジャンル プログレッシヴ・ロック
ゴシック・ロック
シンフォニック・ロック
(広義の)デジタルロック
アート・ロック
活動期間 1992年 -
(インディーズ:1985年 - 1992年
レーベル 東芝EMI
(1992年 - 1995年)
ビクターエンタテインメント
(1996年 - )
徳間ジャパンコミュニケーションズ
(2001年 - )
MellowHead
(2004年 - )
flying DOG
(2008年 - )
Glory Heaven
(2009年 - )
共同作業者 渡辺剛杉野裕ヴァイオリン
公式サイト ALI PROJECT
OFFICIAL WEBSITE

(オフィシャルサイト)
メンバー
宝野アリカボーカル作詞
片倉三起也キーボード作曲編曲

ALI PROJECT(アリ・プロジェクト、蟻プロジェクト)は、宝野アリカボーカル作詞)と片倉三起也作曲編曲)による日本音楽ユニット。通称は「アリプロ」など。

目次

[編集] 概要

[編集] 略歴

  • 1984年作詞家松本一起が片倉三起也に宝野アリカを紹介する。
  • 1985年蟻プロジェクト(ありぷろじぇくと)として活動を開始する。
  • 1986年:第1回サンチェーン・ミュージック・バトルロイヤルに参加する。細野晴臣特別賞を受賞する。
  • 1987年:コンピレーション『SOME GIRLS - REBEL STREET IV』に参加。
  • 1988年:アルバム『幻想庭園』でインディーズデビューする。
  • 1992年:シングル『恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜』で東芝EMIよりメジャーデビューするとともにALI PROJECTに改名する。
  • 1995年:東芝EMIとの契約が終了する。その後は特定のレコード会社とは契約していない。
  • 1997年渡辺剛が楽曲制作に初参加する。
  • 2000年過去廃盤になったCDを再発するため、プライベートレーベルであるZAZOU Recordsを設立する。
    • 再発CDの他にオリジナルアルバムとライブアルバムや宝野アリカ著書の歌詞集と童話集も販売していた。著書をZAZOU Recordsで購入すると、特典として宝野アリカの直筆サインが記載された。
  • 2001年:シングル『コッペリアの柩』から、いわゆる「黒アリ」路線になる。
  • 2002年:ストリングス楽曲中心の定期ライブである月光ソワレが初めて開催される。
  • 2003年慶應義塾大学「情の技巧」特別講師として演奏講演。
  • 2007年:ZAZOU Recordsの運営終了が告知される。
    • アルバム『Grand Finale』のタイトルから活動休止するのではとのが立つも、月光ソワレにて活動休止ではないことを明言した。なお、月光ソワレは2007年で一区切りを打つ。
  • 2008年:オフィシャルファンクラブ「アリプロマニア」が解体され「勇侠会」が新たに発足される。
  • 2009年EMIミュージック・ジャパンより『月下の一群』『DALI』『星と月のソナタ』が再発売される。また、オフィシャルファンクラブ「勇侠会」にてZAZOU Recordsが復活する。

[編集] 制作

  • 作曲を片倉三起也、作詞を宝野アリカが手掛ける明確な分業制であるが、宝野が数フレーズだけ鼻歌で作曲に参加する事もある。なお曲から先に手がけ、詞をそれに合わせて制作する、というケースが多い。
  • ALI PROJECTの楽曲は、シンセサイザー打ち込みで構成されたリズム旋律が中心の楽曲と、弦楽器によるストリングス中心の楽曲に大別され、作風の傾向によって「白アリ」「黒アリ」などの呼び分けがなされることも多い。アニメに提供される楽曲には主に前者が見られ、オリジナルアルバムにおいては両者の傾向が混在する。近年はコードチェンジが非常に多く、初聴取時のインパクトを大きく狙うものがメインの作風といえ、この傾向はことにタイアップシングル曲に顕著である。旋法的にも増二度など、日本的な感性からは距離が見られ、強拍を強調する鋭角的なリズム語法・三連符の多用・半音進行の多用等も特色の一つといってもよい。しかしどの作曲様式においても、アゴーギクは徹底的に排されている。
  • 宝野の歌詞文語漢語を主体とした硬質な響きを多用しており、頽廃幻想神話世界世紀末近未来レトロフューチャーエロティシズムヒロイズムシノワズリなどの主題を好む傾向が強い。その蒼然とした言い回しそのものや宝野の擬古調・声楽調のヴォーカルとあいまって、現代のチャートにおいて異彩を放っている。また宝野は自身が述べるように、三島由紀夫中井英夫澁澤龍彦寺山修司皆川博子赤江瀑倉橋由美子服部まゆみ久世光彦などの幻想・頽廃文学、映画などにも傾倒しており、それらへのオマージュとしての詩作も少なくない。ただし初期は方向性のひとつがガールズ・ポップスだったからか、ある種少女漫画的な意匠や表現を用いることもあった。
  • 楽曲の一部フレーズは、ケテルビーモーツァルトショパンシューベルトマーラーアルベニスサティといったクラシック楽曲などから引用することがある。
  • アニメ作品に楽曲を提供した場合はオリジナルアルバムには収録せず、ベストアルバムの形式で発売している。また、近年は過去の発表曲をストリングスアレンジしたアルバムをほぼ年一枚のコンスタントなペースで発表している。

[編集] 音楽

  • ジャンルについては公式HPにて「ダークなロック・官能ゴシック・妖しいロリータ・極上バラード・きらびやかでキュートなポップスから大和ロック・現代音楽」などと形容されており、時期にもよるがその振れ幅は広く、多彩なアプローチをとっている。
  • 宝野アリカが高校生当時からロリータ・ファッションの愛好家であった事から、デビュー当時はゴシック・アンド・ロリータをモチーフにした優しく爽やかな世界観の楽曲が大部分を占めていたが、『コッペリアの柩』を機に段々とダークな雰囲気の楽曲が増加、現在では前者のタイプの楽曲はあまりみられなくなった。余談だが、音楽性の変化に伴って、宝野のファッションに対するアプローチも、ゴシック・アンド・ロリータから広義のゴシック全体、和モノ、エキゾティシズム、サイバー、デカダンスなどの意匠を取り込んだものへと変化している。
  • 宝野アリカによれば、一番高い声を出したのは21作目のシングルコトダマのカップリング曲、コヒブミであるという[1]
  • アメリカ文学研究者でSF評論家の巽孝之による『プログレッシヴ・ロックの哲学』という本にてアルバム『幻想庭園』が紹介されており、ALI PROJECTの公式サイト上で宝野アリカ自身はALI PROJECTがプログレッシブ・ロックであることが証明されたと語っている。

[編集] ディスコグラフィ

[編集] レコード

[編集] インディーズ

[編集] シングル
[編集] アルバム

[編集] コンピレーション

[編集] CD

[編集] インディーズ

[編集] アルバム

[編集] メジャー

[編集] シングル
タイトル リリース日 レーベル 型番
1st 恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜 1992年7月7日 東芝EMI TODT-2875
2nd 嵐ヶ丘 1993年6月9日 東芝EMI TODT-3042
3rd ヴェネツィアン・ラプソディー 1994年1月19日 東芝EMI TODT-3158
4th 雨のソナタ〜La Pluie〜 1995年10月18日 東芝EMI TODT-3583
5th 星月夜〜ルシファー第四楽章〜 1996年7月1日 ポリドール PODX-1012
6th Wish 1996年12月4日 ビクターエンタテインメント VIDL-10832
7th ピアニィ・ピンク 1997年5月21日 ビクターエンタテインメント VIDL-30024
8th LABYRINTH 1998年10月21日 日本コロムビア CODA-1635
9th コッペリアの柩 2001年5月23日 ビクターエンタテインメント VICL-35258
10th 月蝕グランギニョル 2003年11月5日 ビクターエンタテインメント VICL-35577
11th pastel pure 2004年8月25日 フロンティアワークス FCCM-0052
12th 禁じられた遊び 2004年10月22日 オンザラン LHCM-1001
13th 阿修羅姫 2005年6月8日 オンザラン LHCM-1009
14th 聖少女領域 2005年10月26日 オンザラン LHCM-1014
15th 亡國覚醒カタルシス 2006年5月24日 ビクターエンタテインメント VICL-36089
16th 勇侠青春謳 2006年10月25日 ビクターエンタテインメント VICL-36168
17th 薔薇獄乙女 2006年12月6日 ランティス(Mellow Head) LHCM-1025
18th 暗黒天国 2007年5月23日 ランティス(Mellow Head) LHCM-1031
19th 跪いて足をお嘗め 2007年6月13日 ランティス(Mellow Head) LHCM-1033
20th コトダマ 2008年1月23日 ランティス(Mellow Head) LHCM-1039
21st わが﨟たし悪の華 2008年7月30日 JVCエンタテインメントflying DOG VTCL-35035
22nd 鬼帝の剣 2008年11月19日 JVCエンタテインメント(flying DOG) VTCL-35050
23rd 裸々イヴ新世紀 2009年1月21日 ランティス(Mellow Head) LHCM-1048
24th 地獄之門 2009年5月27日 ランティス(GloryHeaven) 初回:LASM-34013〜34014
通常:LASM-4013
25th 戦慄の子供たち 2009年8月19日 ランティス(GloryHeaven) LASM-4020
26th 堕天國宣戦 2009年10月21日 ランティス(Mellow Head) LHCM-1070
27th 亂世エロイカ 2010年7月14日 ランティス(Mellow Head) LHCM-1078
28th 刀と鞘 2010年8月25日 ランティス(GloryHeaven) 初回:LASM-34065〜34066
通常:LASM-4065
29th 凶夢伝染 2012年1月25日 ランティス(メインレーベル) 初回:LACM-34893
通常:LACM-4893
[編集] アルバム
タイトル リリース日 レーベル 型番
1st 月下の一群 1992年12月9日 東芝EMI TOCT-6808
2nd DALI 1994年2月16日 東芝EMI TOCT-8296
3rd 星と月のソナタ 1995年12月6日 東芝EMI TOCT-9273
4th Noblerot 1998年11月21日 日本コロムビア COCP-50006
5th Aristocracy 2001年4月25日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77082
6th EROTIC&HERETIC 2002年7月24日 ビクターエンタテインメント VICL-60903
7th Dilettante 2005年6月22日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77126
8th Psychedelic Insanity 2007年8月22日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77129
9th 禁書 2008年8月27日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77132
10th Poison 2009年8月26日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77133
11th 汎新日本主義 2010年9月29日 徳間ジャパンコミュニケーションズ 初回:TKCU-77135〜77136
通常:TKCU-77137
[編集] ストリングスアルバム
タイトル リリース日 レーベル 型番
1st 月光嗜好症 2003年4月23日 ATMARK CORPORATION AECP-1008
2nd エトワール 2004年6月23日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-72691
3rd 神々の黄昏 2005年12月7日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77127
4th Romance 2006年12月6日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77128
5th Grand Finale 2007年12月12日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77130
6th Gothic Opera 2010年3月17日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77134
7th Les Papillons 2011年6月29日 徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCU-77138
[編集] ミニアルバム
タイトル リリース日 レーベル 型番
1st Alipro Mania 1999年12月24日 ZAZOU Records ZZCA-2001
2nd CLASSICS 2001年7月25日 ZAZOU Records ZZCA-2006
[編集] ベストアルバム
タイトル リリース日 レーベル 型番
1st jamais vu 2000年8月4日 ZAZOU Records ZZCA-2004
2nd Deja Vu 〜THE ORIGINAL BEST 1992-1995〜 2006年3月8日 東芝EMI TOCT-25923
3rd COLLECTION SIMPLE PLUS 2006年7月26日 ビクターエンタテインメント 初回:VIZL-198
通常:VICL-61999
4th 薔薇架刑 2007年4月4日 ランティス(Mellow Head) 初回:LHCA-35070
通常:LHCA-5070
5th 桂冠詩人 SINGLE COLLECTION PLUS 2008年12月10日 JVCエンタテインメント(flying DOG) 初回:VTZL-6
通常:VTCL-60080
6th La Vita Romantica 2010年1月13日 ランティス(Mellow Head) 初回:LHCA-35112
通常:LHCA-5112
7th QUEENDOM 2011年5月25日 ランティス(Mellow Head) 初回:LHCA-35127
通常:LHCA-5127

[編集] サウンドトラック

タイトル リリース日 レーベル 型番
緑山高校甲子園編 オリジナルサウンドトラック 1995年12月6日 東芝EMI(ユーメックス TYCY-5457
*オープニング主題歌「ストロベリーパイをお食べ」収録
エコエコアザラクII -BIRTH OF THE WIZARD- 1996年8月1日 POLYDOR POCX-1047
*「SEIGETU-YA 星月夜 〜ルシファー第四楽章〜」収録
music tracks from Wish 1997年2月5日 ビクターエンタテインメント VICL-2181
*イメージソング「エンジェル・エッグの作り方〜for Ruri & Hari〜」「Sanctuary」「Chu Chu」収録
CLAMP学園探偵団 オリジナル・サウンドトラック1 1997年6月21日 ビクターエンタテインメント VICL-60046
*「ピアニィ・ピンク」「月夜のピエレット」「Water Drop」収録
CLAMP学園探偵団 オリジナル・サウンドトラック2 1997年10月22日 ビクターエンタテインメント VICL-60060
*「ぶくぶく空が」「カフェテラスでお茶をどうぞ」「L'eternite」「愛だけじゃない」収録
聖ルミナス女学院2 オリジナルサウンドトラック 1998年11月25日 パイオニアLDC PICA-1175
Avenger O.S.T. 2003年12月3日 ビクターエンタテインメント VICL-61218
*挿入歌「MOTHER」「少女殉血」「繭」「地獄の季節」収録
マリア様がみてる〜春〜サウンドトラック 2004年9月24日 フロンティアワークス FCCM-0053
*「pastel pure(vocal version)(Short mix)」収録
.hack//Roots O.S.T. 2006年6月28日 ビクターエンタテインメント VICL-61989
*挿入歌「GOD DIVA」「In The World」「白堊病棟」「殉教者の指」収録
.hack//Roots O.S.T.2 2006年9月21日 ビクターエンタテインメント VICL-62089
*挿入歌「KING KNIGHT」「埋葬の森の黄昏坂」「汚れなき悪意」収録
ポップンミュージック 14 FEVER! オリジナルサウンドトラック 2006年10月27日 コナミデジタルエンタテインメント LC1495 - 1497
* 「愛と誠」(ゲーム用短縮バージョン)収録
マリア様がみてる 3rdシーズン サウンドトラック 2007年3月28日 フロンティアワークス FCCM-0174
* 宝野は不参加
怪物王女 オリジナル・サウンドトラック Sympathy for the Belonephobia 2007年10月3日 ランティス(Mellow Head) LHCA-5077
* 挿入歌「王的血族」「逢魔ヶ恋」収録
ポップンミュージック 17 THE MOVIE オリジナルサウンドトラック 2009年7月24日 コナミデジタルエンタテインメント LC1773〜1774
* 「暗黒サイケデリック」(ゲーム用短縮バージョン)収録

[編集] コンピレーション

  • SOME GIRLS - REBEL STREET IV
    • 1987年4月25日発売 / 徳間ジャパン
      • 「桜の花は乱れ咲き」収録
  • CLAMP学園探偵団 Vocal Collection
    • 1997年12月17日発売 / ビクターエンタテインメント
      • 日曜日のシエスタ
  • MACROSS THE TRIBUTE
    • 2002年11月7日発売 / ビクターエンタテインメント
      • 私の彼はパイロット
  • 刀語 歌曲集 其ノ壱
    • 2011年3月2日発売 / GloryHeaven
      • 雪ノ女

[編集] VHS

[編集] DVD

[編集] 楽譜

[編集] 脚注

  1. ^ Le monologue 120より。

[編集] 関連人物

[編集] 関係者

[編集] 制作関係者

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語