A級戒厳令

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A級戒厳令
ALI PROJECTスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル 徳間ジャパンコミュニケーションズ
ALI PROJECT アルバム 年表
快楽のススメ
(2015年)
A級戒厳令
(2016年)
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映像外部リンク
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A級戒厳令』は、ALI PROJECTの17枚目(インディーズから通算)のオリジナルアルバム2016年8月24日徳間ジャパンコミュニケーションズから発売された。

解説[編集]

本作は、2015年に発売された『快楽のススメ』から1年ぶりのアルバムであり、Musicman-NETは『流行世界』、『快楽のススメ』との三部作目ともいうべき内容であるとしている[1]

宝野は制作中のイメージを「お堅いようでPOP、深刻そうで脳天気、懐古趣味で先鋭的、アバンギャルドでロマンチック」としており、産経新聞の兼松康からの取材に対して「まだ制作途中のふわっとしたイメージ。予感だけでしたが、出来上がったらまさにその通りになって」と述べている[2]

収録曲[編集]

  1. 永久戒厳令
    • 「永久戒厳令」という言葉からイメージを広げる形で製作され、宝野は「戒厳令」という言葉の使い方について考えたうえで、「日本人として生きることそのものが、戒厳令下にあるという意味合いで想像を膨らませて。日本の始まりの男と女から、枝葉が続いて、今の自分がこの国で生きている」という意味をこめて歌詞を執筆したと、兼松とのインタビューの中で話している[2]
    • 間奏、アウトロにPRIME LOOPSのサンプル音源『CINEMATIC MOODS』より「NoNonsense[3]」が利用されている。
  2. 異種革命
    • サビ[4]にBIG FISH AUDIOのサンプル音源『RETRO COOL』より「kit 17」が利用されている。その他、同音源より間奏[5][6]には「kit 24」「kit 32」が利用されている。
  3. 薔薇美と百合寧の不思議なホテル
  4. 絶叫哲学
  5. 最後の美術館
  6. 昭和B級下手喰い道
    • 食べ物をテーマにしており、アルバムの「A級戒厳令」という題名からB級、B級といえばB級グルメという形で連想し、歌詞の時代設定を昭和にすればうまくいくのではないかという発想で歌詞を執筆したと、宝野は兼松とのインタビューの中で話している[9]
    • Aメロの直前にHOT MUSIC FACTORYのサンプル音源『MOVIE THEMES - ACTION 2』より「03」が利用されている。
  7. 女化生舞楽図
  8. まだら恋椿外道
  9. 悪しき進化
  10. 泣き虫派ダリ
  11. Bonus track 妄想水族館(通常盤のみ収録)
    • ミニアルバム「CLASSICS」に収録された版のNew Ver.

参加ミュージシャン[編集]

クレジット[編集]

Performed by ALI PROJECT
Produced, Directed by Mikiya Katakura
Recording Engineered by Jiro Takita
Mastering Engineered by Yoichi Aikawa(相川洋一)(Bluemastering)
Recorded at Studio GREENBIRD
Flamingo Sound
Zazou Music Shed
A&R Director Iku Aoki(青木郁生)(Tokuma Japan
Sales Promoter Toshitaka Otomo(大友俊孝)(Tokuma Japan
Associate Producer Hirokazu Shiraishi(白石博一)(Tokuma Japan
Supervisor Kazuhide Shimokawa(下川一秀)(Tokuma Japan
Executive Producer Yasutaka Wada(和田康孝)(Tokuma Japan
Artist Management Boris Vian Inc.
Art Direction & Design Maiko Yoshino(吉野磨衣子)
Photography Hironobu Onodera(小野寺廣信)
Hair & Make-up Fusae Tachibana(橘房図)
Hair & Make-up Assistant Shizuka Satake(佐竹静香)
Rie Wakayama
Costume Kaie Tada(多田カイエ)(Triple fortune)
Stylist Allica
Creative Coordination Kiyoe Mizusawa(水澤清恵)(Tokuma Japan
Special Thanks to Makoto Sugimoto(杉本真)(Zepp Live) / Makoto Okuda(奥田誠)(Backstage Project)
Hideo Miyamoto(宮本英夫) / Cherry

脚注[編集]

外部リンク[編集]