C.C. (コードギアス)

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C.C.(シーツー)は、テレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の登場人物で同作品のヒロイン(声:ゆかな)。

人物[編集]

身長168cm。他人にギアスを発現させる能力を持つ、不老不死の少女。実年齢は不明であり、緑の髪と金色の瞳の容姿に、額には不死者の証である刻印"コード"[1]、左乳房の下側からわき腹にかけてはギアスの紋章に似た傷跡がある。本名は不明(ルルーシュはナリタ攻防戦後にC.C.の本名を知るが、視聴者には明かされていない)。

反ブリタニア勢力のレジスタンスグループ「扇グループ」が軍から強奪したカプセルで眠っていたが、その場に偶然居合せたルルーシュと「自分の願いを1つ叶えること」を条件に契約を交わし、彼に「絶対遵守のギアス」を発現させた。直後、ブリタニア軍人からルルーシュを庇い射殺されたと思われたが、後日アッシュフォード学園のクラブハウスに現れ、以後自身をルルーシュの「共犯者」と称し、ルルーシュを傍で支えるようになる。ルルーシュの本当の願いを知る少女である。

過去の経歴[編集]

幼少時代は奴隷として扱われており、行き倒れていたところを不老不死のシスター(声:百々麻子)に救われ、シスターと契約することで「誰からも愛されるギアス」を与えられた。その後はギアスによる無条件の愛から幸福な時間を過ごしていたが、それにより本当の愛を見失い、唯一ギアスの効かないシスターのみを信頼していた。しかしシスターの目的は彼女に不死の運命を押し付けることであり、ギアスが増大したC.C.は、不死の運命を強制的に継承されてしまう。

その後は自身も、不死の運命を「自分がギアスを与えた者から誕生した資格者」に引き継がせて、自らは死ぬ事を目的・願いとしていた。しかし、ルルーシュからは本当の望みは「真に愛されること」だと指摘されている。尚、彼女自身が歩んできた時の流れの中には、どこかの戦場で殺された記憶や火炙りにされて殺された記憶も存在していた(他にもアイアンメイデンギロチンなども存在していた)。また、小説版では自分は稀代の魔女であり不死の運命を契約者にひきつがせたくないという想いから契約者を遠ざけ、その復讐として拷問をうけていたという一説がある。それを異空間で知ったルルーシュに「優しすぎるのはお前だ」といわれている。

その後はギアス嚮団に迎え入れられ「お飾り」の嚮主として悠久の時を過ごしてきた。過去にはルルーシュの母・マリアンヌや、V.V.とシャルルの兄弟とも交流があり、彼らの目指す嘘のない優しい世界のために「神を殺す計画」の同志だったが、マリアンヌ殺害の経緯を知ってからは、嚮主の座をV.V.に譲り彼らの元を去る。

言動・性格[編集]

ルルーシュの部屋に押しかけて居候したり、追われている自覚を持ちながらも堂々と外を出歩いたりと、その性格は気楽かつ傍若無人。辛辣な口調で棘のある言葉を投げかけることもある一方で、ルルーシュやカレンなどとは冗談めいた雑談を交わす様子も多く見られ、特にカレンをからかう事が多いが、ギアス発現以前の奴隷時代は常に戦々恐々とした臆病な性格であり、常に主人の機嫌を窺う様子を見せていた。ルルーシュに対してわざと悪戯したり彼が焦ったり怒ったりするのを楽しんでいるが、本気で悪気がある訳ではない。意外に頭の回転が速い面もあり、ルルーシュに対して諭したりする事も。

自身の経験則として、「大事なものは遠ざけておく」という考えがある。

前半は傲慢な態度が目立っていたが徐々に性格が丸くなっていき、表には出さないが優しさを見せるようになった。

趣味・嗜好[編集]

基本的に食事の必要はないが、大好物はピザ(番組と提携しているピザハットの物)で、ルルーシュ曰く「ピザ女」。また、貯めたポイントでもらった「チーズくんぬいぐるみ」が大のお気に入りで、R2ではわざわざそれを取りにアッシュフォード学園に入ってルルーシュとカレンを苦労させ、アーニャの中にいたマリアンヌと共に神根島へ向かう時にも斑鳩から持ち出していた。目玉焼きにマンゴーソースをかけるなど、味覚がずれている[2]

特殊能力[編集]

Cの世界を通じて、アーニャの中に潜むマリアンヌなど同じくCの世界に干渉できる者と交信することが可能。他にも不思議な力を度々見せており、KMFごしに搭乗者に間接接触する事で、ショックイメージを見せたり、ナナリーがV.V.に攫われた際にもそれを知覚するなどしていた。

黒の騎士団での待遇[編集]

桐原との対面でゼロの影武者を務めて以降は、事実上黒の騎士団のメンバー扱いとなる。特に役職には就いていないが、黒の騎士団内ではルルーシュの事を最も知る人物として行動を共にする。ルルーシュがシャルルに記憶を書き換えられて以降は、騎士団の中枢メンバーとして活動する。入団後しばらくしてKMF操縦技術を身につけ、ガウェインの操縦を担当したり、に搭乗したこともあり、最終決戦時にはランスロット・フロンティアに搭乗した。

その他[編集]

玉城のことはゼロの愛人として認識されていた経緯があり快く思っておらず、玉城からも厄介な女だと思われており仲が悪いが、それにしては絡む場面が多く、また会話も妙に噛み合っているなど、劇中では視聴者の笑いを誘う演出がなされている。

アニメでの活躍[編集]

コードギアス 反逆のルルーシュ[編集]

不老不死の秘密をシャルルに献上しようとしたクロヴィスらに捕獲され、「CODE-R」として秘密裏に研究材料とされる。高圧力ケース内の毒ガスに偽装された状態でカレン達に奪取された際に、偶然居合わせたルルーシュを契約者と定めた。その後、ルルーシュとナナリーの住むアッシュフォードのクラブハウスに訪れ、同居する事となる。

ルルーシュがコーネリアの罠に嵌められた際や、ナリタ攻防戦においてスザクに追い詰められた事態にはそれを救い、マオとの一連の事件を経て、ルルーシュの「共犯者」を自負するようになる。ルルーシュがゼロを名乗って以降は、ゼロの影武者や外国との代理交渉役なども度々行っている。ガウェイン奪取後は、ルルーシュと共にガウェインに搭乗する事となり、実戦に赴く機会が増えた。

ブラックリベリオンの最中に、ナナリーが攫われた事を感知しルルーシュと共に神根島へ向かう。その際、ゼロを追ってきたジェレミアのジークフリートを食い止めるために、ルルーシュを遺跡へ送り出し、自身はジークフリートを道連れにガウェインと共に海中へ沈んでいった。

コードギアス 反逆のルルーシュR2[編集]

ジークフリートとの心中後は自力で脱出し[3]、ブラックリベリオン後はカレンや卜部ら黒の騎士団の残党と共に、ルルーシュ奪還の機会を窺いながら活動を行っていた。1年後、カレンら黒の騎士団の残党と共にルルーシュ奪還のためバベルタワー襲撃事件を起こしルルーシュと再会、彼の記憶を蘇らせる。

ルルーシュがギアス嚮団殲滅を決意した際に自身も作戦に加わる。思考エレベーター(アーカーシャの剣)でシャルルからの精神攻撃を受けるルルーシュを救うため、そして自らの願いを果たすため、不老不死となったシャルルに不死の運命を引き継がせようとしたが、ルルーシュの説得でその意思を翻す。思考エレベーター脱出後、不老不死のコードを無意識に封じ込めギアス発現以前の記憶状態となるも、アーニャの体を支配したマリアンヌの説得により再び意識の表層に現れた。その後マリアンヌと共に神根島へ向かい、再び遺跡からスザクと共に思考エレベーターに入り、ルルーシュとシャルルの最後の戦いを見届ける。その際にかつての計画賛同者であった彼女は、シャルルとマリアンヌの誘いを拒絶した。

1ヶ月後、皇帝となったルルーシュの傍に在り、最終局面からその後に至るまで彼を護り支える「盾」として、その心を支え行く末を見守る。スザクと共にルルーシュの提案した「ゼロレクイエム」の真相を知る数少ない人物でもあった。ゼロレクイエム完遂後、再び放浪の旅へと出る。小説版では、放浪する際に乗っていた馬車の御者がルルーシュであることを示唆するような描写がある。

コードギアス 亡国のアキト[編集]

第1章放映後の予告やグッズ売り場にローブのような服を着たC.C.のシールがあったり、第2章の予告には登場したりしていたが、第2章には登場しなかった。しかし、これはストーリーが収まりきらなくなったために3章に持ち越したと河口プロデューサーは話しており、第3章からの出現を告知した。また、第1章のEDで幼い頃のレイラに接触してるらしき描写がある。

本編以外での人物像[編集]

ピクチャードラマ[編集]

R2DVD4巻
カレンと共に旅芸人を装って洛陽の守備隊長に舞を披露し、その後ルルーシュとカレンに学生生活への憧れを口にした。

ドラマCD[編集]

「拘束衣 の 女」
クロヴィス等に捕獲されて以来「自由が無い自分にはこの服が似つかわしい」という理由でブリタニアの拘束衣を着続けていた彼女が、様々な服装をすることになった理由が語られる。その服装もルルーシュの趣味だったことが明らかに。
「ルルーシュ と いけない アルバイト」
故意か偶然か、ルルーシュのバイトをことごとく邪魔する。財政難でピザを買う金が無く、「怪盗C.C.」を名乗って倉庫から冷凍ピザを盗み出していたことが発覚。ピザの山を前にして、子どものような無邪気さではしゃぐ姿も。本編とは異なり天然ボケな面もある。

小説版[編集]

一部彼女の語りの形式で書かれている。ルルーシュとスザクが出会った事は、必然であり、また最初は互いを認める事が出来なかった二人が惹かれあっていくのも必然であると断言している。

Asuka版[編集]

ゼロの仮面が猫のアーサーに持ち出された際、ナナリーの制服を着てルルーシュを手助けする。

反攻のスザク[編集]

スザクに会いたがるナナリーを、学園へ連れて行ったりしている。その際スザクに顔を見られるが、ルルーシュが自分の遠縁と偽って誤魔化す。

ナイトメア・オブ・ナナリー[編集]

ルルーシュと出会った時には魔道器と呼ばれるネモと共に居た。ルルーシュと共にミサイルに巻き込まれて行方不明となる。その後、ルルーシュと共に黒き魔王「ゼロ」として暗躍。

その過去は作中世界のイングランドとフランスの百年戦争で活躍した、「ウィッチ・ザ・ブリタニア」と呼ばれた「魔女」。宿敵であった、フランスの魔女ジャンヌ・ダアクを倒し処刑するも、寸前にジャンヌから不老不死となる呪いを受ける。百年戦争終結後にブリタニア公ジョンの計略で魔女として処刑されたが、灰の状態から復活し自らの愛したもの全てを失った事に加え、呪いで死ぬ事も出来ない悲しみから「魔王」となった。TV版と異なり奴隷階級ではなく、愛されるギアスを持っていない。

衣服は全身にフィットした青いボディスーツと襟の立ったマントになっている(これに仮面とブレストアーマーなどの装甲が装備される事で「魔王ゼロ」となる)。拘束衣姿は第1話で僅か数コマしか描かれていない。この他にも百年戦争時代には甲冑姿などが描かれている(前記のボディスーツ姿になったのは魔王となったあと)。

過去にルルーシュ・ナナリー兄妹の母親マリアンヌと交流があり、ルルーシュを殺そうとしたスザクの父親ゲンブを殺害している。

ゲーム版[編集]

Another Century's Episode:R
R2設定。ゼロ(ルルーシュ)と共に惑星エリアへ飛ばされた黒の騎士団メンバーは彼女とカレンだけ、他のイレギュラー(他作品の勢力)や後のゼロレクイエム共犯者であるスザクらと共闘する。さすがにゼロとスザクと比べるとかなり影薄いが(むしろ声優と同じの指揮官格キャラであるテレサ・テスタロッサの出番が多い)、彼女を操作するとランカの歌やボン太くんに対する感想を喋る。スザクとカレンと同様、原作終盤の搭乗機であるランスロット・フロンティアを無条件に入手できる。
スーパーロボット大戦シリーズ
第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』はアニメ第1期の設定であり、C.C.はガウェインのサブパイロットとして使用できる。ピザ配達のアルバイトをしていた沙慈とは、この時点で軽い面識がある。
R2を再現した『再世篇』ではメインパイロットとして登場する。この作品におけるCの世界は、異能者の意識の集合体であるワイズマンと同質のものとされており、C.C.自身もシャッコから異能者と呼ばれる場面がある。C.C.はそのつながりを活かして、ワイズマンに従うふりをするキリコの演技を支援した。
その後「ゼロ・レクイエムルート」では原作アニメ同様の展開となるが、一命を取り留めたルルーシュが再びゼロとして生きることになったため、彼とともに主人公チーム「ZEXIS」に復帰する。ルルーシュが仲間たちと和解する「黒の騎士団ルート」では、フレイヤによるトウキョウ崩壊からマリアンヌに救助された後すぐにZEXISに戻り、以降もゼロやスザクとともに平和の敵と戦い続けることになる。

主な搭乗機[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 月刊Newtype2008年9月号より
  2. ^ 月刊Newtype2008年8月号付録 コードギアス 反逆のルルーシュR2Answers500より
  3. ^ 「小説版 コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN-1-」216頁及び、BDDVD第一巻オーディオコメンタリーより