ゴシック・ファッション
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ゴシック・ファッション (Gothic Fashion)とは、ファッション・スタイルの一つ。主にゴシック・ロックのファンと結び付けられるが、ゴシック・ファッションを身にまとった者すべてがゴシック・ロックのファンというわけではない。
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[編集] 概説
ゴシック・ファッションはアメリカ・フランス・ドイツ・イギリスなどで一部の人間に愛好され、また日本にもそれを好む人間は存在している。ゴシック・ファッション及びそれをめぐる文化現象は批判的なものも多いが、肯定的なものも多数存在する。
日本ではゴス (Goth) はゴシック (Gothic) の略称として使用される事が多いが、これは海外では略称ではなく「ゴシック的(思想・服装)な人々」を指した言葉になる。前述の通り、ゴシック・ファッションをしている人間がかならずしもゴシック的な思想を持っている訳ではなく、またゴシック的な思想を持つ人間が必ずしもゴシック・ファッションをしているとは限らない。
[編集] 典型的なスタイル
ゴシックが派生したジャンルによってファッションも複数のパターンが存在する。
元来のゴシック・ファッションは、ゴシック小説やゴシック小説を元にした映画に登場する中世の貴族ような服装を指し、ロングドレスにコルセット、スーツ、クラシックなシャツにパンツ、タイやロングブーツなどを身に着ける。ほかにも悪魔や魔女吸血鬼などを連想されるアイテムが好まれる。
ゴシック・ロックやメタルなど音楽から派生したファッションはマリリン・マンソンのような死体や吸血鬼を思わせる白塗りの化粧に、目の周囲に黒く濃いアイシャドーを塗り、黒髪に全身真っ黒の布がたっぷりとした、あるいはスーツのようにきっちりと体のラインを強調する服装、更に悪魔性を強調したシルバーのアクセサリー等を付ける。アメリカでは現在ポップパンクバンドやエモコアバンドの殆どがゴシックファッションに影響を受けたようなファッションをしている者が多く(例を挙げると現在のグリーンデイ、マイ・ケミカル・ロマンス、グッドシャーロットの様なファッション)アメリカではそれらのバンドの影響を受けたようなファッションが一般的に有名で、そのためゴシックファッションと混同されてしまいやすい。むしろそれらのファッションの方が人気が出てしまい、近年のアメリカでは正統なゴスが激減しているのが現状である。女性の場合、ボンテージスタイルのような露出度の高い衣類を身に付ける場合もあり、髪の色も黒髪・金髪・緑色などパターン化している。基本的に白や黒などモノクロな色調の服装が多いが、赤や青、ピンクなど派手な色調のゴシックファッションもある。
ゴシック・ファッションも前述のような例に収まらず、日々多様化、国際化しており、これが「ゴシック」と定義することが難しくなっている。
[編集] Gothic文化
ドストエフスキー、ダンテ、ブラム・ストーカー(ドラキュラ)、フランケンシュタイン、エドガー・アラン・ポーなどのゴシック建築の中世的な場所を舞台に描かれたゴシック小説及び映画作品が、現在のゴシック・ファッションのイメージの原点であるとされている。
[編集] 日本のゴシック文化
日本のゴシックムーブメントは古くは80年代にさかのぼり、AUTO-MODやフールズメイト初代編集長の北村昌士率いるトランスレコード所属のバンドの登場により日本でも一時的ではあるがサブカルチャーとしてゴシックムーブメントがあった。 このムーブメントは後のヴィジュアル系バンドの登場にも大きく関わる事になる。
清春やHYDE、LUNASEA、BUCK-TICKのメンバーもバウハウスなどに代表されるバンドのゴシックムーブメントに影響を受け、自身の服装に取り入れるなどしていた。
後に日本ではゴシックファッションをロリータ・ファッションと組み合わせたゴシック・アンド・ロリータ(以下略称:ゴスロリ)が生まれる。その過程でゴシックに関わる要素や思想は変質し、あるいは失われていったと見られる。(ゴシック・アンド・ロリータにおいてのゴシックの要素とはモチーフや色調による非常に曖昧な定義であり、本来のゴシックとは著しく異なる。)そのせいでゴシックファッションの愛好者と、特定の思想を持たない現在のゴスロリ世代に齟齬が生まれることも少なくない。
現在、一般的にはゴシックファッションよりもゴスロリファッションの方が有名であり、ゴスロリと混同されがちである。また、ゴシック・ファッションの意匠が一部のヴィジュアル系バンドに取り入れられているので、ヴィジュアル系バンドのコスプレととらえられてしまうこともある。 (ゴシック、ゴシック・ファッションの愛好者はゴスロリやヴィジュアル系と混同されることを嫌う)また、パンク・ファッションとの混同もみられる。
[編集] 代表的なゴシック・ファッションが登場する映画作品
- クロウ 飛翔伝説 (1994年、アメリカ)
- ザ・クラフト (1996年、アメリカ)
- エントランス (2000年、アメリカ)
- クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア (2002年、アメリカ)
- トリプルⅩ (2002年、アメリカ)

