キングコング (1976年の映画)
| キングコング | |
|---|---|
| King Kong | |
| 監督 | ジョン・ギラーミン |
| 脚本 | ロレンツォ・センプル・ジュニア |
| 製作 | ディノ・デ・ラウレンティス |
| 製作総指揮 | フェデリコ・デ・ラウレンティス クリスチャン・フェリー |
| 出演者 | ジェフ・ブリッジス ジェシカ・ラング |
| 音楽 | ジョン・バリー |
| 撮影 | リチャード・H・クライン |
| 編集 | ラルフ・E・ウィンタース |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 134分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $24,000,000[1] |
| 興行収入 | $52,614,445[1] |
| 次作 | キングコング2 |
『キングコング』(King Kong)は、1976年のアメリカ合衆国の映画。
目次 |
概要[編集]
- 1977年度アカデミー賞 特殊効果特別賞受賞(撮影賞・音響賞ノミネート)
- 1977年度サターンアワード スペシャル・アワード受賞
- 1977年度ゴールデングローブ賞 最優秀新人女優賞受賞(ジェシカ・ラング)
- 1977年洋画日本国内配給収入1位
ディノ・デ・ラウレンティス製作、ジョン・ギラーミン監督、ジェシカ・ラング主演(役名はアン・ドワン)。基本的に第1作のリメイクであるが、時代設定は現代(制作当時)になり、コングがよじ登るビルは、当時シアーズ・タワーに次いで世界第2位の超高層ビルであった世界貿易センタービルに変更された。これにはエンパイア・ステート・ビルの関係者から「何故うちに来ない!」と抗議の声も上がった(ツインタワーならではの見せ場として、コングが軍隊の火炎攻撃から逃れるために隣のタワーに飛び移るシーンが挙げられる)。また、『冒険ファンタジー映画』としてのキング・コングにおける重要な要素である“恐竜”が一切登場せず、コング以外のクリーチャーは巨大ニシキヘビのみ。クライマックスに登場する航空機も複葉機からヘリコプターに変更されている。
評判の良かったコングの造形はリック・ベイカーが担当、彼自身がスーツアクターとなってコングを演じた。後に『E.T.』を手掛けるカルロ・ランバルティが担当した実物大のモデルに関しては、ロボット技術を生かした緻密な表情や動きを目指したようだが、実際には腕をぎこちなく振る以外にまともに動かすこともままならなかったようで、本編で使われたカットはわずか5つに過ぎなかった。もう一人の特殊効果マンであるグレン・ロビンソンが担当したコングの実物大の手は好評で、彼はこの業績でアカデミー視覚効果賞を獲得した。ランバルティも手のデザインを担当した事でオスカー像を受け取るという栄誉に浴したのに対し、作品に最も貢献したはずのリック・ベイカーは、ノミネートすらされなかった。そもそも無名の若手アーティストのベイカーが抜擢されたのは、ランバルティが担当したコングのスーツの出来が非常に悪かったためと言われている(日本語版CINEFIXによれば、ラウレンティスからは「どこかの宇宙からきた謎の生物」と呼ばれていたようである)。この説の信憑性は、後にランバルティが再びコングのスーツを手掛けた『キングコング2』で立証されているとも言える。
評論家からは酷評されたが興行的には成功し、日本では1977年の配給収入第1位(30億円)を記録している。
アンを単なるスクリーミング・ヒロインに終わらせず(悲鳴の回数は3作中最も少ない)、コングの優しさに気付いて心を開く女性として描く試みは、東宝の『キングコングの逆襲』(1967年)の先例はあるものの、本国アメリカではこの1976年版が最初であり、コングが高層ビルに登って以降のショットのいくつかが2005年版に引用されている。
なお、ピーター・ジャクソンは2005年版で自身を含めた複葉機のパイロット役でリック・ベイカーをカメオ出演させた。その際、元コング役者でもあるベイカー(髭は剃っている)が飛行機越しに2005年版コングと睨み合うという、自身も含めたコングファンへのサービス的な演出を行っている。
スタッフ[編集]
- 監督:ジョン・ギラーミン
- 製作総指揮:フェデリコ・デ・ラウレンティス、クリスチャン・フェリー
- 製作:ディノ・デ・ラウレンティス
- 原案:メリアン・C・クーパー、エドガー・ウォーレス
- 1933年版脚本:ジェームズ・アシュモア・クリールマン、ラス・ローズ
- 脚本:ロレンゾ・センプル・ジュニア
- 撮影:リチャード・H・クライン
- 音楽:ジョン・バリー
- メイクアップ効果:リック・ベイカー、ロブ・ボッティン
- 特殊効果:ジョー・デイ、グレン・ロビンソン、カルロ・ランバルディ
キャスト[編集]
| 役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||
|---|---|---|---|---|
| テレビ朝日版1 | 日本テレビ版 | テレビ朝日版2 | ||
| ジャック・プレスコット | ジェフ・ブリッジス | 新克利 | 大塚明夫 | 山路和弘 |
| ドワン | ジェシカ・ラング | 宗形智子 | 水谷優子 | 田中敦子 |
| フレッド・ウィルソン | チャールズ・グローディン | 大塚周夫 | 佐古正人 | 菅生隆之 |
| バグリー | ルネ・オーベルジョノワ | 納谷六朗 | 牛山茂 | |
| キャプテン・ロス | ジョン・ランドルフ | 金井大 | 吉水慶 | 村松康雄 |
| ボアン | ジュリアス・ハリス | |||
| ジョー・ペルコ | ジャック・オハローラン | |||
| サンフィッシュ | デニス・フィンプル | |||
| カーナハン | エド・ローター | 若本規夫 | ||
| ティモンス | ジョージ・モレノ | |||
| 船のコック | ジョン・ローン | |||
| キングコング(声) | ピーター・カレン | |||
| 役不明又はその他 | 山口健 榊光政 徳丸完 大木民夫 藤本譲 田中康郎 石森達幸 飯塚昭三 村山明 |
郷里大輔 亀井三郎 茶風林 大山高男 秋元羊介 津田英三 島香裕 小室正幸 古田信幸 稀代桜子 小林早苗 岡村明美 |
中村秀利 大友龍三郎 多田野曜平 辻つとむ 岩田安生 檀臣幸 安井邦彦 大川透 有本欽隆 坂口賢一 小山武宏 青羽剛 石井隆夫 大原康裕 彩木香里 佐藤ゆうこ |
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| 翻訳 | 進藤光太 | 木原たけし | たかしまちせこ | |
| 演出 | 春日正伸 | 伊達康将 | 福永莞爾 | |
| 調整 | 山田太平 | 阿部佳代子 | ||
| 効果 | 赤塚不二夫 PAG |
リレーション | ||
| 録音 | スタジオユニ | |||
| 担当 | 圓井一夫 | |||
| プロデューサー補 | 宮下政子 | |||
| プロデューサー | 金井芳広 垂水保貴 |
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| 制作 | 東北新社 (小柳剛・神部宗之) |
東北新社 | ||
| 初回放送 | 1979年2月4日 『日曜洋画劇場』 |
1992年1月24日 『金曜ロードショー』 |
1998年8月16日 『日曜洋画劇場』 |
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日本語吹き替え版[編集]
物語の最後、世界貿易センタービルに登ったコングに対し、兵隊が火炎放射を浴びせる。コングは反撃し、ガスタンクを兵隊に向けて放り投げ、爆発炎上し兵隊は全滅。この様子をツインタワーの反対側から見ていたジャック(ジェフ・ブリッジス)は、拳を上げてコングに向かって力強く声援を送るのだが、この時の台詞が『日曜洋画劇場』の旧日本語吹き替え版(テレビ朝日版1)では、
- 「よせ~!!止めろ~酷い奴だぁ・・止めろ~止めるんだ~!」
と、コングの唯一の味方であるはずのジャックが、兵隊の味方をしているかのように取れてしまう、まったく正反対の言葉に訳されている。
他の吹き替え版では下記の通りで、ジャックはコングの味方であると取れる言葉に訳されている。
- 日本テレビ版:「いいぞ~!!負けるな~!・・悪いのはあいつらなんだ・・」
- テレビ朝日版2:「いいぞ~!!イェ~イ!・・兵隊なんかに負けるなコング!」
※『日曜洋画劇場』では、初回放送から19年後に吹き替え版が一新され、台詞が直された。
尚、DVD版の字幕では「いい気味だ」となっている。
参考文献[編集]
- ^ a b “King Kong (1976)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年3月19日閲覧。
外部リンク[編集]
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