宮廷女官チャングムの誓い
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| 宮廷女官チャングムの誓い | |
|---|---|
| ジャンル | オートフィクション |
| 放送時間 | 毎週月・火曜日 |
| 放送期間 | 2003年9月15日〜2004年3月30日(54回+スペシャル2回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | MBC |
| 企画 | チョ・チュンヒョン |
| 演出 | イ・ビョンフン |
| 脚本 | キム・ヨンヒョン |
| 出演者 | イ・ヨンエ、チ・ジニ、イム・ホ、ホン・リナ、イム・ヒョンシク、ヤン・ミギョン、ハン・ジミン、他 |
| 音声 | 韓国語 |
| 大長今(宮廷女官チャングムの誓い) | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 대장금 |
| 漢字: | 大長今 |
| 片仮名: (現地語読み仮名) |
テジャングム |
| 英題: | Dae Jang Geum |
『宮廷女官チャングムの誓い』(きゅうていにょかん チャングムのちかい、대장금)は韓国の放送局MBCによって2003年9月15日から2004年3月30日まで放送され、日本ではNHK-BS2によって2004年10月7日から2005年10月27日にかけて毎週木曜日午後10時から放送された韓国ドラマシリーズ放映(日本語吹き替え)の第4弾である。
反響が大きかったことを理由に、2005年7月に前半の第1話~第27話までを、2005年12月に後半の第28話~第54話(最終話)が再びNHK-BS2で集中再放送され、2005年10月8日よりNHK総合でも毎週土曜日午後11時10分から放送が開始。時間枠の変更がありながらも2006年11月18日まで放送された。また、総集編が2006年末に放送され、2008年3月末に再放送された。
更にNHK版は日本での放送枠に合わせるためにほぼ毎回いくつかの場面がカットされていたため(後述)、視聴者から「ノーカットで観たい」という要望が殺到したとされ、2007年1月12日からカットシーンも含めたノーカット字幕版である[1]「完全版」がNHK-BS2で毎週金曜日午後7時45分から放送開始。2008年2月15日まで放送された。NHKで放送された初の韓国時代劇であり、NHKが放送した韓国ドラマ史上、最も長い間放送されたドラマでもある。
恋愛ドラマでなく時代劇であり、日本で韓国の大河ドラマと呼ばれることもある為か、男性のファンも多い。実際、NHKに来るファンのメールの35%は30代から50代の男性ファンであるとされる[2]。
なお、日本のNHKの放映では、ラストに「チャングム豆辞典」が併映された。内容は本編に関連した韓国の生活文化の紹介が多い。日本の大河ドラマ同様の併映に似ているがそれとは違い、場所などは紹介しないことが多い。そのラストには、チャングムの2頭身CGキャラが愛嬌を振りまいていた。
目次 |
[編集] 韓国での放送
当初は全50話で、水剌間時代は17~20話程度までの予定だったが、放送が始まると、連日50%を越える視聴率を獲得し、その中でもハン尚宮(ハン・ペギョン)(韓白榮(한백영)・韓愛鐘(한애종))役のヤン・ミギョン(梁美京)に対する視聴者からの人気が予想以上に高くなったために、急遽、水剌間の時代を10話ほど延長したというエピソードがある。そのため、話の展開が間に合わなくなり、全54話に延長された。
[編集] ストーリー
朝鮮王朝(李氏朝鮮)第10代国王・燕山君(ヨンサングン)の生母・尹(ユン)氏毒殺に関与したとして誅殺された軍官(武官と訳されている。以下同じ)・徐天壽(ソ・チョンス)とチェ一族の陰謀を知ってしまったために謀殺された宮女(女官と訳されている。以下同じ)・朴明伊(パク・ミョンイ)との間に生まれた娘・徐長今(ソ・ジャングム)が母の遺志(水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)になり、最高尚宮だけに伝えられる秘伝の書に母の無念をつづること)を叶えるため女官となるが、謀略により宮廷料理人から一度は奴婢の身に落とされる。しかし医女となり宮廷に復帰、母の夢・最高尚宮を経て、ついには王の主治医になり、"大長今"の称号を与えられるまでを描いたサクセスストーリーである。「悲しんではだめ、泣いてもだめ、簡単に諦めてもいけません」との母の教えを一生にわたって守り抜き、親友である李連生(イ・ヨンセン)との友情を育み、ライバルの崔今英(チェ・グミョン)との料理対決、閔政浩(ミン・ジョンホ)との恋愛を通し、数々の策謀に翻弄されつつも強く生き抜こうとするチャングムの姿を描きながら、華麗な李氏朝鮮文化や韓国宮廷料理の数々、当時の朝鮮の医術も紹介されている。ただ大きく見れば、「勲旧派」としてのオ・ギョモ、チェ・ソングム(チェ尚宮→チェ女官長)、クミョン派 VS 「士林派」としてのチョンホ、ハン・ペギョン(ハン尚宮)、チャングム派の壮絶な権力闘争ドラマとも言え、かかる権力闘争がある種の「魅力」ともなっている。
[編集] 歴史書における実際の記述
史実としては『朝鮮王朝実録』の『中宗実録(チュンジョンシルロク)』に「大長今」という称号を得て重用され、王の主治医となった医女がいたことが書かれている、との解釈がなされているが、この名称は同名の長今と区別するために大を付けただけとする説が有力である[要出典]。また王の主治医をつとめたことについての記述は、中宗39年(1544年)10月の『予證女醫知之』(予の証しは女医之を知る)と言う、一行のみである。
また、「チャングムの誓い(大長今)」の脚本家、キム・ヨンヒョンはこのわずかな記述以外は100%想像でストーリーを作成したとインタビューで答えて[3]おり、ストーリーの全編は当時の文化背景を無視してまったくの創作で作られている[4]。
[編集] 登場人物
-()はNHK吹替え版の声優。
[編集] 主要人物
- ソ・ジャングム(チョングム)(徐長今):イ・ヨンエ(李英愛)-(生田智子)
- この物語の主人公。水剌間内人(スラッカン ナイン。内人は女官と訳されている。以下同じ)、出納尚宮(出納係)を一時兼務、内医院医女、母の夢・水剌間最高尚宮を経て、大長今(正三品堂上:チョンサンプム タンサングァン相当)の称号を受ける。天賦の才能と屈強な精神力で、母の遺志を継ぐべく、さまざまな障害を乗り越えながら、水剌間の最高尚宮を目指すが頑固な一面もあり、それが元で自ら危機を招く事も多い。その半生に、多くの出会いと別れを経験し、人として強く、たくましく成長し、女性でありながら朝鮮王朝史上初の王の主治医となる。中宗崩御の直前、中宗の密命によってミン・ジョンホの元に送られ彼と結ばれる。
- ミン・ジョンホ(チョンホ)(閔政浩):チ・ジニ(池珍煕)-(井上倫宏)
- 内禁衛従事官(ネグミ チョンサガン)従六品(チョンユップム)、全羅道右水営済州鎮万戸(チョルラドウスヨンチェジュチン マンホ)従四品(チョンサプム)、司憲府(サホンブ)執義(チビ)従三品(チョンサンプム)、そして承政院同副承旨(スンジョンウォン トンプスンジ) 兼 内医院副提調(ネイウォン プジェジョ) 正三品堂上に昇格。若くして科挙の試験に合格した秀才。武芸に秀で、文官でありながら武官の任務にも就いている。倭国の密偵を追跡中に不覚にも重傷を負い気絶する。偶然通り掛かったチャングムから手当てを受け命を助けられるが、意識を取り戻す前に立ち去った落とし物のノリゲ(装身具)の主を命の恩人として探すようになる。ノリゲの持ち主が既知の間柄だったチャングムだったと知り、また彼女のひたむきな姿勢に惹かれ、その助けとなる為だけに官職を辞して済州島(チェジュド)の海軍武官になるという大胆な行動も取りつつ、次第に距離を縮めていく。
- チェ・グミョン(クミョン)(崔今英):ホン・リナ(洪利奈)-(山像かおり)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品(チョンオプム)を経て、水剌間最高尚宮 正五品となる。チャングムの幼少期からのライバル。女官見習いの頃から料理の天才と称えられ、プライドも高いが、料理の求道者であり、師である叔母のソングムが謀略や財力・政治力など料理以外のことでのし上がろうとしていることを快く思っていない。ソングムが最高尚宮の座を争う料理対決で敗北して以来、チェ一族でありながらペギョンやチャングムの料理人としての姿勢に影響を受ける。ソングムの後継として宮中に上げられる前からチョンホに恋心を抱いており、チョンホもチェ一族の中では異質の人物として信頼しているが、王以外の男性への恋が許されない女官という立場で、なおかつチョンホの気持ちはチャングムに向いており、うまくいかない。その一方でチェ一族としての与えられる使命に翻弄され、「料理」と「恋愛」と「一族」の間で葛藤を続けることになる。後に職を剥奪され宮中から去る。
- 国王・中宗(チュンジョン):イム・ホ-(菅生隆之)
- 先代国王であり異母兄である燕山君の暴政に堪えかねた臣下の起こしたクーデターで擁立された李氏朝鮮第11代国王。即位前は晋城大君(チンソンデグン)と呼ばれていた。原因不明の皮膚病を抱える身体の弱い人物。クーデターの蜂起の知らせを託された幼少のチャングムと出会い、水剌間の女官になりたいとのチャングムの直訴を受け入れる。その後、女官として成長したチャングムを絶賛し、また持病の原因を突き止めた医女としてのチャングムの医術と功績を高く評価し、大臣たちの反対を押し切って自身の主治医に任命する。他方、王という孤独な立場から、真心あるチャングムを信頼し、やがて密かに心惹かれるようになる。内政面では国政の改革を度々望むも、クーデターの功臣たちと利害が衝突し、思うにまかせなかった。晩年、病の床で自らの死期を悟り、王命としてチャングムを密かにチョンホの元に送った後に病没。
- カン・ドック(トック)(姜德九):イム・ヒョンシク(林玄植)-(佐々木梅治)
- チャングムの養父。宮廷に仕える通いの料理人(熟手)で腕は確かだが、憎めないおっちょこちょいな性格。恐妻家で妻の尻にしかれているが、お似合いの夫婦。妻に隠れて商品の酒を飲むのを楽しみにしている。酒や人参をくすねたり、宮廷内でいかがわしい画や怪しげな薬を高値で売りさばいたりすることは日常茶飯事だが、根は悪い人ではない。実子として息子イルトが居たが、後に流行病で死亡した。その後、もう一人息子が生まれたが、こちらも幼くして病死している。息子を病で失ったためか、チャングムを実の娘のように溺愛している。なお、片方の耳しか聞こえない。(第3話で彼自身から語られているが、NHK版ではニュアンスが変わってしまっている)
- カン・ドックの妻 ナジュテク(羅州宅):クム・ボラ(琴寶羅)-(つかもと景子)
- トックの妻で、チャングムの養母。醸造業を営んでいる。ケチで計算高く口は悪いが、根は優しく心温かい人。本名は不明である(第46話のトックが書いた恋文の中で「チュヒャン」という言葉が出てくるが、秋香(チュヒャン)の元となった春香(チュニャン)は18世紀に朝鮮半島でパンソリの台本から生まれた物語『春香伝』により、理想の女性の代名詞となっており、トックは妻を春香に見立ててラブレターを書いたと思われる。製作者がトックの妻とのギャップから考えたクスクスシーンであり、彼女の本名ではないと考えられる。実際、主要登場人物でありながら名前がないことに対する質問で、脚本家キム・ヨンヒョンは「そういうのもあっていいのでは」との旨を述べており、イ・ビョンフン監督自身も2005年7月にNHKで放送された「チャングム大辞典」で「名前は付けなかった」と発言している)。なお、韓国での呼び名、“羅州宅(ナジュテク)”は人物の名ではなく、羅州(ナジュ)から嫁いできた妻という意味。
- ※なお、佐々木梅治とつかもと景子は、アニメ「少女チャングムの夢」でも同じ役柄で声優を務めている。吹替え版製作を担当したNHKの平塚輝雄によれば、『チャングムの誓い』の前に放送していた『オールイン 運命の愛』に出ていた夫婦(夫役がイム・ヒョンシク)の後日談というイメージで佐々木とつかもとが再びキャスティングされたという。
- ハン・ペギョン(韓伯榮):ヤン・ミギョン(梁美京)-(小野洋子)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品を経て、水剌間最高尚宮に昇格。低い身分の出身だが、ミョンイに料理を褒められたことをきっかけに女官となって以来、ミョンイの親友。その機転によりミョンイの命を救うことになるが、結果的にミョンイの力になれなかった自分を責め、心を閉ざす。チャングムを親友の娘だとは知らずに師となる。料理の腕は秀逸で、チョン・マルグムの「志」を引き継ぎ、ソングムと最高尚宮の座を争い、見事にその座を勝ち取った。最高尚宮となった後にチャングムがミョンイの娘だと知りチャングムと喜び合うが、その直後にチェ一族の謀略によりチャングムと共に流刑となり、拷問での傷が元で済州島に送られる途上で息絶えてしまう。口数は少ないが料理人としての生き方に厳しい。才能はあるが不器用な性格のチャングムに目をかけ、幼い頃から徹底的に鍛える。その教えはチャングムの人生に非常に大きな影響をもたらしていく。
- また視聴者からの人気が非常に高く、韓国でも彼女の死に抗議の問い合わせが殺到、演じたヤン自身も「死ぬ事は話の流れとして知っていたが、それを知られないようにするのが一番難しかった」と語っている。
- チェ・ソングム(崔成今):キョン・ミリ(甄美里)-(宮寺智子)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品、水剌間最高尚宮 正五品を経て、王宮提調尚宮(女官長)となる。
チェ一族は、第5代国王・文宗(ムンジョン)の時代から女性は女官として仕える最高尚宮になることで水剌間を牛耳り、男性はその特権を利用して商いを行い財をなしてきた。幼少の頃はペギョンやミョンイと仲が良く、そのような回想シーンもあった。しかしチェ一族の繁栄のために手段を選ばないという一族の一員としての「使命」の前に、若い頃は葛藤するものの結局は抗えず、そのうち「使命」に何の疑問を持たなくなり、それの妨げとなる数々の女官らを失脚させ、かつての友人や部下であるミョンイ、ペギョン、ヨンノら女官も容赦なく手にかける。チェ一族の者として権勢を振るい、反面その悲しみも恨みも一身に引き受けるが、なおかつ一族の者として生きることに徹しようとする。女官は生涯独身(形式的には王の妻)となるため、姪のクミョンを自分の跡継ぎにさせようと工作する。後に悪事が全て白日の下に晒されると、宮中から脱走。ミョンイの墓に訪れ、散々迷った末自首しようと帰還するも途中で崖から転落。ペギョンとミョンイと共に過ごした幼少の日々を回想しながら崖底に消えた。 - オ・ギョモ(呉兼護):チョ・ギョンファン(趙卿煥)-(村松康雄)
- 宮廷の権力者。燕山君の悪政を危険を顧みずクーデターによって終わらせ、中宗を国王にした人物の一人。承政院同副承旨(スンジョンウォントンブスンジ)から官職を始め、硫黄家鴨事件で臨時職の推鞫官を勤める。司饔院の副提調、提調と兼任し、右議政(ウイジョン)兼 内医院都提調(ネイウォン トジェジョ) 正一品。かつては科挙にも応募せず無冠であったが、クーデターに参加して手柄を立て、一挙に堂上官となる。チェ一族と手を組み、収賄を受ける事での財力により宮廷での発言権を強めた。後に悪事が全て発覚して免職、黒山島(フクサンド)へ遠島になった。
- チェ・パンスル(崔判述):イ・ヒド(李熙道)-(小川真司)
- ソングムの兄でチェ一族の当代の頭首。大商人。中人。オ・ギョモと結託し宮廷内への物品の納入権など独占している。最高尚宮の競い合いの時にソングムに内緒でヨンノらを使い、ぺギョン拉致などの妨害を裏で行い、逆にソングムを呆れさせた。後に悪事が全て発覚して、棒刑の上で奴婢として咸鏡道の鉱山で働かされる事になったが、その棒刑の傷が原因で移送の最中に死亡する。
- チョン・マルグム(丁末今):ヨ・ウンゲ(呂運計)-(寺田路恵)
- 水剌間最高尚宮 正五品。両班出身。すでに老齢で、かつては最高尚宮の候補にもなったことがある隠れた実力者だが、自ら権力争いから引いた役職(醤庫尚宮-調味料や漬物を管理する尚宮)に就いていた。見習い期間中のヨンセンの師となり、ヨンセンやチャングムを娘のように可愛がる。チェ最高尚宮が病で引退したとき、権力に興味が無いことから適任不在の中「操り人形」の水剌間最高尚宮としてパク・ヨンシンやチェ・ソングムらに推される。詩歌を愛する風流人で、ひょうきんで飾らない性格だが、その志は高く、人の口に入る料理を政争に利用することを嫌い、その「志」に関しては権力者との衝突も辞さず、したたかな駆け引きも見せる。また、身分や家柄に関係なく料理人として実力ある者を登用しようとし、最高尚宮を競合で決めることを提案するが、人事権を失うヨンシンや要職を身内で固めたいチェ一族の反感を買う。チェ一族に牛耳られた水剌間の改革を決意し最高尚宮に就くが…。
- パク・ヨンシン(朴容信):パク・ジョンス(パク・チョンス)(朴貞秀)-(駒塚由衣)
- 王宮提調尚宮(女官長) 正五品。NHK版では主に「女官長」と呼ばれ、名前はヨリの口から一度出たのみ。チェ一族に加担しソングムを最高尚宮にするために手を貸す。当初は後半も宮中にいるシナリオだったが、設定が変更され、ソングムにより収賄を暴かれ失脚させられたことになっている。しかし…。
- シン・イクピル(申益弼):パク・ウンス(朴恩讐・朴垠樹)-(諸角憲一)
- 典医監(チョニガム)医学教授 従六品、内医院主簿(チュブ)従六品を経て内医院僉正(医局長)従四品に昇格。医女研修の担当。優秀な医務官として順調に出世していたが、誤診により重臣を死なせた経験を持つ。自分の知識に傲慢になり患者と向き合う謙虚さを失っていたチャングムを一喝し、「医者には、聡明な人間より、深みのある人間がなるべきだ。深みを持て。」と諭した。内医院復帰後も、チャングムの医術を高く評価しつつ、一切の私情を排除してその厳格な姿勢は揺らぐことがなかった。中人出身。
- 中殿(皇后、文定王后【ムンジョンワンフ】):パク・ジョンスク(パク・チョンスク)(朴貞淑)- (山本郁子)
- 中宗の王后。史実では(政敵を次々毒殺したと推定され)息子・明宗代に政治の実権を握って一族政治を行った悪女(毒婦)とされるが、本作では聡明な女性として描かれている。聡明ゆえに自らの判断により、国法を犯したチャングムを勝手に助けて隠密に王の病気を調査させるなど、手法としてはしきたりや組織を無視した単独行動が多いため、既得権を侵されたくないオ・ギョモ等大臣たちからは嫌われている。チャングムと関わることが多く、その人柄に全幅の信頼を置くようになる。中宗の第1王后の端敬王后は中宗即位から数日後に廃妃され、第2王后の章敬王后が早逝したため、文定王后は中宗の第3王后にあたる。
- イ・ヨンセン(李連生):パク・ウネ(朴恩惠)-(八十川真由野)
- 水剌間女官、特別尚宮 正五品、淑媛(スグォン) 従四品を経て、昭媛(ソグォン)正四品に昇格。チャングムとは同期の女官で親友。水剌間で師事していたチョン・マルグムを母と慕っていた。普段は気が弱くどこか頼りないが、親友や師匠のためには勇気を振り絞る、心優しい性格である。ヨンノとは反りが悪くけんかばかりしているが、同情している部分もある。後に、済州島に流されたチャングムを思って泣いていたところ、偶然通りかかった中宗に気に入られ、側室に迎えられて翁主(王女)を産む。
※NHK版ではシン・イクピル、中殿、イ・ヨンセンはOPに登場しておらず、主要人物とは言いがたいが、韓国での本放送時には後半から登場していた(後半にはいなくなるハン・ペギョン、チョン・マルグム、パク・ヨンシンと入れ替え)。しかし、基本的にDVDなどでは登場していない(なぜか米国のDVDでは登場している)。
[編集] 水剌間(スラッカン)の人々
- ミン・グィヨル(ギヨル、ギリョル)(閔基烈・閔貴烈):キム・ソイ(金昭怡)-(玉川紗己子)
- 水剌間女官、水剌間尚宮 正五品 至密尚宮 正五品を経て、水剌間最高尚宮 正五品に昇格。「細く長い」宮廷生活がモットー。技術面ではペギョンやソングムに劣るものの、くし焼きにかけては水剌間一。おしゃべりで調子が良く、長いものに巻かれる人物だが、人がよく、欲のない心で料理をするため、結果的にチョン・マルグムの「志」を引き継ぐことになる。表には出さないが本当はペギョンを慕っており、それをソングムに気付かれて嫌われ、冷遇されていた時期がある。
- ノ・チャンイ(盧昌伊):チェ・ジャヘ(崔慈惠)-(片岡身江)
- 水剌間女官から水剌間尚宮 正五品になる。チャングムと同期の女官。軽い性格でいつもミン尚宮の側にいる。チェ・ソングム役のキョン・ミリの役作りの助言から、つまみ食いをするキャラクターになった。初期はヨンノらと一緒にチャングムに意地悪をしたこともあったのだが、いつの間にかチャングムやヨンセンと仲が良くなった。
- ユン・ヨンノ(ヨンロ)(尹令路):イ・イプセ(李葉璽)-(石塚理恵)
- 水剌間女官からチェ提調尚宮(女官長)の世話尚宮(提調尚宮の世話をする尚宮)になる。 チャングムと同期の女官で、ユン・マッケの姪。意地悪な性格で、叔父マッケの羽振りがよいのを鼻にかけ、チャングムやヨンセンには見習いの頃から嫌がらせをしたり濡れ衣を着せたりして苦しむ様を見て楽しんでいた。最高尚宮の競い合いの際には、叔父の命によるチャングムらへの妨害を巧妙かつ嬉々として行った。したたかな一面もあり、保身のためにチェ一族の手下となるが、後に口封じとして殺害される(殺害されたシーンがあったわけではなく、実際には曖昧になっている)。
- チョバン(調方):イ・ヘサン - (山崎美貴)
- 水剌間女官。チャングム達よりも年長で、よく年下のセンガッシ(見習い女官)達をこきつかい辛くあたっていた。クミョンがチェ尚宮らに特別待遇を受けるのが気に入らない。第13話を最後に突然姿を消し、名前も一切出てこなくなる。これは『大長今』のスポンサーの意向により降板した為である。
- ホンイ(虹伊):ノ・ユン(盧潤)-(※山本雅子→清水香里)※第6話のみ。
- 水剌間で下働きをしているムスリ(奴婢)。女官より身分が低い。権力争いとは無縁の立場であるため、硫黄アヒル事件の検証では、その場で硫黄アヒルの安全性を身をもって確認する試食の係を命じられ、オ・ギョモらの目論見どおりに体調を崩し、このことがペギョンやチャングムの反逆罪の決定的な証拠とされる。しかし、実は検証の前にそのような展開を読んでいたクミョンの指示を受けたヨンノに呼び出され、王と同じ症状が出るような毒を仕込んだアワビの甘露煮を食べさせられていた。
- サリョン:チョン・ヘソン - (折笠愛)
- チェ一族の後継者。
[編集] 内医院(ネイウォン)の人々
- チョン・ウンベク(鄭雲白):メン・サンフン(孟相勳)-(後藤哲夫)
- 茶斎軒(タジェホン)主簿(チュブ) 従六品(チョンユップム)、内医院主簿(ネイウォン ヂュブ)=(医務官) 従六品そして内医院判官 従五品に昇格。宮中の閑職である茶斎軒(NHK版では「菜園」)の責任者として登場。無断で宮中を抜け出した罰として、茶斎軒に左遷されたチャングムと出会い、その運命を大きく変えていく。チェ一族の扱う薬草の輸入の妨げとなるとして菜園を荒らされたことで、逆に芝居を打って国産の薬草を広めた功績により医務官として返り咲く。後に持病の治療法を求めて済州島で薬草を探していたときにチャンドクと出会い、よき友人となる。
- チョン・ユンス(鄭潤壽):チョン・インテク(全仁澤)-(石住昭彦)
- 内医院の下級医務官から内医院主簿 従六品を経て内医院正(医局長、略して内医正、ネイジョン)正三品堂下官になる。誤診疑惑をきっかけに、陰でチェ一族につながり、自己保身のためにペギョンと女官時代のチャングムを陥れ、更に医女・チャングムを追い出そうと画策する。しかし医師としての良心の呵責に苦しむ。王の健康状態から、誤診・「硫黄アヒル」の安全性・チェ一族の謀略に至るまで、「事件」の全貌を知るため、のちに事件解明の鍵を握る人物として関係者から重要視されることになる。後に免職処分を受ける。
- チョ・チボク(趙治福):チ・サンリョル(池상烈)-(多田野曜平)
- 内医院奉事(ネイウォン ポンサ) 従八品。両班出身の医師。チャングムに好意を寄せ、いつも肩を持っている。お調子者で言い訳上手な実力の怪しい人物。両班出身や親のコネで現在の役職に就いていることや自分の実力は自覚している。
- ケグム(啓卿):キム・ソニョン(金善英)-(丸山真奈実)
- 内医院御医女(医女長)。内医院の医女を束ねる立場上、何かと内医院の秩序を乱すことの多いチャングムに厳しい。
- シンビ(信非):ハン・ジミン(韓智敏)-(花村さやか)
- 内医院医女。チャングムと同期。子供の頃、貧しさのため病気が治療できず困っていたところを医者に助けられて以来、「(感謝の気持ちがあるなら)世の中にお返ししなさい」という恩人の言葉を胸に、医女を志す。医女としての才能は天才肌のチャングムと比べると見劣りがするが、誠実な心で患者と接する態度が彼女の徳である。その謙虚さから、医女研修担当のシン教授に、医女としての資質を最も高く評価されている。知識の豊富なチャングムを尊敬し、他方でチャングムに医女として大切なものを気付かせるなど、お互いに一目置く間柄で、内医院におけるチャングムの良き理解者・良きパートナーとなる。
- パク・ヨリ(ヨルイ)(朴烈伊):イ・セウン(李世恩)-(山辺有紀)
- 内医院医女。幼い頃に両親を失いヨンシン女官長の庇護を受け、恩義を感じている。失脚させられたヨンシンの身分回復を画策し、チェ一族を追い落とす工作のため、味方を装ってチェ一族に接近するが、ヨンシンとのつながりをソングムに見破られ、チェ一族の側に取り込まれる。同様に内医院の中でチェ一族につながる人物として、ユンスと行動を共にすることが多い。腕は確かだが、医術でチャングムに恥をかかされたことで敵視するようになる。内医院におけるチャングムの先輩格だが、チェ一族がチャングムを邪魔に思っていることを察知し、チェ一族の信頼を得るため、チャングムを内医院から追い出すべく、善人を演じながら、影ではあの手この手で罠にはめる。後に医女の資格を剥奪される。
- ウンビ(銀非):イ・スンア(李承雅)-(佐藤あかり)
- 内医院医女。何かと目立つチャングムに嫉妬し、冷たい態度で接するが最終回でようやく和解し、共に切磋琢磨することを誓う。
- ピソン(非先):キム・ミニ(金敏喜)-(込山順子)
- 内医院内医女(ネイウォンネウィニョ、訓育医女)。ウンビと同様にチャングムに冷たい態度で接することが多い。こちらも最終回で和解する。
- チョドン(調同):カン・ジョンファ(姜貞華)-(阿部桐子)
- 内医院医女。チャングムと同期。恵民署配属だったが、問題を起こして追放されるチャングムとシンビの代役として内医院に異動となり、2人の残留後も内医院に留まる。朗らかで陽気な医女。何でも知っているような顔をしてしまうお調子者。
- チョボク(草福):チョン・スヨン(全秀娟)-(江間直子)
- 内医院医女。チャングムと同期。恵民署配属だったが、問題を起こして追放されるチャングムとシンビの代役として内医院に異動となり、2人の残留後も内医院に留まる。少しおしゃべりな医女。
- シヨン(施然):キム・ドヨン-(山田里奈)
- チャングムが味覚を失ったときに相談に乗った医女。当初は医女編でも登場する予定だったが、シヨン役のキム・ドヨンが飲酒運転の事故により降板した為、登場できなかった。
- イ・ヒョヌク(李顕旭):ソン・ドンウン - (池田勝)
- 両班出身の医師(儒医)。チャングムの医女研修を担当した教授の一人。王命に違反して医女研修生を宴席に侍らせたために罷免される。大妃の遠い親類。
- ソンドル:ヒョンジン-(藤原堅一)
- 薬房で下働きをしている男性。チョ・チボクと行動をともにする事が多い。
[編集] 内侍府(ネシブ)の人々
- 長番内侍(チャンボンネシ):シン・グク(申國)-(村田則男)
- 内侍院尚醞(ネジウォン サンオン) 正三品堂上から内侍院尚膳 従二品に昇格。王の身の回りの世話をする内侍府の長官(宦官)で、チョン尚宮とは交流があった。公正であるが形式ばってはおらず温厚で高潔な人柄で、政争から常に距離を置き、中宗の信頼を得ている。宦官の為にヒゲは生やしていない。名前は不明。
- 監察内侍:イ・ギョンウォン(李京源)-(原康義)
- 内侍府長官の部下。役職に忠実で、禁を犯したチャングムを取り調べることもあり、後ろめたい事があったのか、ソングムに弱味を握られた事もある。後に、王・長官の密命を受けて、チョンホとチャングムを逃す手助けをする。残ろうとするチョンホに対し、逃亡とチャングムの保護を職務として命令を下す。
[編集] 王族の人々
- 大妃(皇太后、慈順大妃(貞顕王后)【チャスンデビ/チョンヒョンワンフ】):オム・ユジン(嚴有珍)-(谷育子)
- 中宗の生母。伝統を重んじる人柄で基本的に公明中立だが、中宗を最も愛するが為に道理を超えることもあった。女官時代のチャングムが作った饅頭(マンドゥ)を気に入る。オ・ギョモ等が後押しする東宮(世子ホ→仁宗)を溺愛しているため、オ・ギョモやチェ一族に理解がありなおかつ王の意思すらも左右し得る立場の人物として、彼らにしばしば政治利用される。親族であるイ・ヒョヌクが医務官を罷免されたことを根に持ち、発覚の原因をつくったシン・イクピル医務官を「粗末な医務官」と呼んで嫌い、その治療を拒んでいた時期がある。
- 東宮(仁宗(インジョン)) -
- 世子。章敬王后の長男。オ・ギョモが後ろ盾となっているが、幼い頃より重い「厥心痛」(けっしんつう=狭心症)を患い、先は長くないであろうと宮中では噂されている。しかし、少しでも王位に着けばその間に自分の子(キョンウォン王子)が苦しい立場に追い込まれることを心配した皇后により、病気に乗じて密かに殺されそうになる。のちの第12代国王、仁宗となる。周囲の心配のとおり、即位して数ヶ月後(史実では即位しておよそ9ヵ月後に崩御している)に若くして亡くなったため、結果としてチャングムとチョンホの身分回復を早めることになる。
- キョンウォン(慶源)王子(慶源大君(キョンウォンデグン)-(こおろぎさとみ)
- 王と文定王后の長男で東宮の異母弟。のちの第13代国王、明宗(ミョンジョン)となる。
[編集] その他の人々
- ソ・チョンス(徐天壽):パク・チャンファン(朴賛煥)-(小山力也)
- チャングムの実父で、元 内禁衛所属の武官。宮中の抗争で世子ユン(のちの燕山君)の生母廃妃尹氏の処刑を命じられた。その夜、気分を紛らわす為に深酒していたところ夢かうつつか不思議な老人から3人の女性に運命を握られていると予言され、1人目こそが廃妃尹氏であったことを知る。王子は燕山君として次代王に即位し、母の処刑に関わった者を指名手配したことで逃亡生活を送る中、3人の女性の2人目であるミョンイと運命の出会いを果たし、結婚。3人目の女性である娘チャングムを授かる。身分を隠して白丁の村に潜伏しながらも家族3人で幸せな生活を送っていたが、身分が露見し捕らえられてしまう。その後、回想シーンを除いて彼は全く登場しない。当初は一命をとりとめて山奥で生き延び、仙人のような力を身につけてチャングムがピンチになるといつも空を飛んで助けにきてくれるという設定だったが、話の展開上出番がなくなってしまい、却下された。第2話のミョンイや第25話のチョンホの台詞など、チョンスが生きている伏線と思われる台詞が序盤から中盤にかけてみられる。終盤ではチャングムがはっきり「死んだ」と言っているようなシーンがいくつかあるが、直訳すると「死んだ」とは言っておらず、登場はできなかったが最後まで生きている設定だという説もある。[5]
- パク・ミョンイ(朴明伊):キム・ヘソン(金慧渲)-(増子倭文江)
- チャングムの実母。水剌間の女官だったが、チェ一族の陰謀を知ってしまったため無実の罪を着せられ、女官らの間で密かに毒を飲まされて処刑された。しかし親友ペギョンの機転で毒に解毒剤が混ぜてあったことで一命を取りとめる。ソ・チョンスに介抱され、チョンスに見守られて一人放浪するうちにチョンスと恋に落ち、チャングムを産む。甲子士禍で官憲に捕らえられたチョンスを追ってチャングムと漢陽を訪れるが、ミョンイが生きていたことを知ったチェ一族の放った刺客に襲われ、チャングムを庇い亡くなる。遺体はチャングムが洞窟に埋葬し、その墓は何度か物語の舞台となる。
- チャンドク(長德):キム・ヨジン(金麗珍・金汝真)-(冨永み~な)
- 済州牧の首医女(スイニョ)。モデルは中宗より二代前の成宗実録に記載された実在した医女。燕山君の治世に採紅史だった官僚によって両親を失い下男(奴婢)に育てられ復讐の為に内医院の医女になる。親の敵の官僚が済州島へ流刑になったことで済州島の医女となる。 済州島に流刑となったチャングムと出会い、彼女に復讐を遂げさせるために医術を教える。その教え方は「この本を全部覚えなさい」「一度しか言わないから全部覚えなさい」という具合でそっけなく、それをひとつでも間違えると鞭で叩くという、周囲も同情するほどのスパルタ式である。済州島在住中、内医院御医女(医女長)に推挙の話が来るが、宮仕えを嫌い固辞。床に伏せていた親の敵と会い、敵討ちとして報復するか医女としての使命を果たすかで揺れる。チャングムが医女となってからは都のトックの家に滞在し、診療所を開設する傍らたびたびチャングムを助けるが、その気の強さから、トックの妻に口論で負けない唯一の人物として、トックの妻が苦手にしている。
- ユン・マッケ(尹莫介):ナ・ソンギュン(羅成鈞)-(円谷文彦→横島亘)
- 大殿別監。ヨンノの叔父。オ・ギョモの部下として暗躍。料亭を経営している。後に免職になる。
- パク・プギョム(朴普謙):ハン・ヨンス(韓英洙)-(岩田安生)
- 司饔院(サオンウォン)僉正 従四品から正三品堂上官。監賑御史(疫病対策の特使の名称)にもなる。オ・ギョモの腹心。後に免職の上、済州島に遠島になる。
- 内禁衛将(ネグミ ジャン)/兵曹判書:イム・ムンス(林文壽)-(目黒光祐)
- ドラマ前半でのチョンホの上司。王の信頼厚い高官だが、武官のため、政治に深入りすることは好まない。三浦の乱の功績によりチョンホを従事官に。成均館学田の朝鮮人参横流しから序々に判明した任務外のチェ一族とオ・ギョモの不正の解明を黙認するが、硫黄家鴨事件への巻き添えを怖れチョンホを一時監禁する。チャングムを追い官職を捨て済州島に渡ったチョンホに水軍万戸の官職を与える。
- ピルトゥ:ソ・ボムシク-(川島得愛)
- チェ・パンスルに仕え、忠誠を誓う間者。武芸に長けている。
- ヘンス(行首):-(宇垣秀成)
- パンスルの配下。
- チャン執事:チャ・ユンフェ(車潤桧)-(坂口進也)
- パンスルの配下。
- ノ尚宮(盧尚宮):キム・ソウォン(金素英)-(吉野佳子)
- 大妃殿至密尚宮(テビジョンチミルサングン、皇太后付きの尚宮)。かつての太平館(テピョンカン)の女官。当時、明国の使者に陵辱され、子を産んだ同僚の女官を「女官の掟」により無念にも自害させた過去を持つ。そして自害させた女官の遺児(ハンイ)を女官として育てる。試験の後、「女官の掟」と自分の過去を伝えた翌日、職を辞して尼寺に入った。
- ハンイ:イ・ウンジュ
- ノ尚宮の娘。正確には養女で前述のノ尚宮の同僚の娘でお針子。尼寺に入るノ尚宮の為に饅頭汁を作ろうと水刺間の料理試験会場からチャングムに配られていた小麦粉を盗み出した。チャングムに見咎められても返さないばかりか、駆けつけた見回りの兵からの返還要求をも拒絶、逆に「小麦粉は返さないが見逃して欲しい」と身勝手な要求を懇願。これにより小麦粉を失ったチャングムは代用品で饅頭を作る事になってしまい、結果的に試験不合格及び宮中追放の寸前にまで追い込んだ。後にチャングムのために女官服を縫い上げている。
- パク・クマン(朴亀萬):イ・サンチョル(李尚哲)-(清水明彦)
- チャングムが済州島に流された時の済州島の将校(チャンギョ、下士官)。たびたび脱走を図るチャングムに振り回される。有能とは言えない三枚目のキャラクターだが、人がよく、済州島の水事情の悪さが病気を招いていることを心配し、チャンドクと組んで雨水を利用できるようにする施設をこっそり造っている。一緒の機会は少ないが、同じ三枚目のトックとは、絶妙のコンビである。医女試験の受験などでチャングムの世話を焼くが、情が移って離れ難くなってしまい、チャングムが都に戻ると同時にチョンホの配慮で都に異動になる(以後登場しない)。
- ハン・ドンイク:ムン・フェウォン - (野島昭生)
- インドン(引同):ペク・ヒョンスク - (松熊つる松)※当時は「明子」表記。
- チミルサングンとキミサングンを兼務。当初の予定では、後半ヨンシン女官長に敵対する重要な人物だったが、設定が変更されてヨンシン女官長が追い出されたためか、途中で降板してしまった。
- パク・ミョンホン(朴明洪):パク・ヨンテ(朴永太)-(富田耕生)
- 左賛成(チャチャンソン)従一品、右議政 正一品、そして左議政(チャイジョン) 正一品となる。ドラマ後半でのチョンホの上司。正義感が強く、彼と共に宮中の不正を糺そうとする。チョンホには若い頃から目をかけてきたが、王がチャングムを自らの主治医に任命することについては、賛成するチョンホが当時の儒教的な常識からかけ離れた主張をすることで、政敵に格好の攻撃材料を与え、儒学者らを支持母体とする自らの政治グループが孤立してしまうことを恐れ、保守派と一緒になってチョンホを抑え込もうとする。
- イ・グァンヒ(李光煕):パク・ヨンジ(朴永志)-(佐々木勝彦)
- 左議政 正一品 兼 内医院都提調。第44話で皇太后を動かせる人物として会話中に名前が出てくるが、実際にはオ・ギョモ失脚後登場する。チャングムとチョンホを宮中から追放しようと目論むが皮肉なことに彼は仁宗が即位して9ヵ月後に崩御後、明宗が即位してからは文定王后の手により追放される。守旧派の大臣。
- チョンホの副官:オ・ヒョプ(呉協)-(五十嵐明)※ただし何回も声優が交替している。
- テサホン(大司憲):キム・ヨンシク-(山野史人)
- マ・ソック(馬石九)
- 病気の子ども。チョンホに凧を作ってもらう。
- ミン・ソホン(閔笑憲):チャン・ハリン(張夏燐)-(宮本侑芽)
- チャングムとチョンホの娘。チャングムの子供の頃によく似て、賢いが好奇心が強く、おてんばな女の子。実はソホン役のチャン・ハリンはチャングムのセンガッシ時代の同期生として出演していたりする。
[編集] 放映サブタイトル
サブタイトルは全てNHKが作ったものである。オリジナルにはサブタイトルがない。
- 第1話「二人目の女」
- 第2話「永遠の別れ」 甲子士禍が勃発。チャングムの父・チョンスは王命により犯罪者として連行され、チャングムの母・ミョンイはチェ一族の刺客の手により殺害される。
- 第3話「夢の宮中」 燕山君がパク・ウォンジョンやソン・ヒアン、オ・ギョモ、ユン・マッケらのクーデターにより失脚し、異母弟の晋城大君(中宗)が国王として即位。チャングム、宮中に上がる。
- 第4話「母の教え」
- 第5話「変革」 チャングム、大人になる。
- 第6話「追放処分」
- 第7話「失意の日々」
- 第8話「女官への道」
- 第9話「最初の料理」 チャングム、料理試験に合格。水剌間の内人になる。
- 第10話「呪いの札」
- 第11話「真相究明」
- 第12話「ハンサングンの賭け」 チャングム、味覚が麻痺する。
- 第13話「みそ騒動」
- 第14話「蜂の針」 チャングム、味覚を取り戻す。
- 第15話「捨てられた食材」
- 第16話「真心」
- 第17話「疫病と策略」
- 第18話「料理人の信念」
- 第19話「対決」
- 第20話「誘拐」
- 第21話「野いちごの味」
- 第22話「無念の死」 チョン最高尚宮の死。
- 第23話「横領発覚」
- 第24話「危機迫る」 チャングムとハン尚宮、お互いの素性を知る。
- 第25話「母の敵(かたき)」
- 第26話「罠(わな)」 硫黄アヒル事件でチャングムとハン尚宮が無実の罪を着せられ、それぞれ投獄される。
- 第27話「偽りの自白」 ハン尚宮の壮絶な最期。女官編(第一部)終了。
- 第28話「助け船」 チャングムがチェジュド(済州島)へ送られる。医女編(第二部)開始。
- 第29話「一筋の光」
- 第30話「新たなる挑戦」 チャングム、医女への勉強を始める。 ウンベクとの再会。
- 第31話「初めての鍼(はり)」
- 第32話「無罪放免」
- 第33話「うぬぼれ」
- 第34話「王の怒り」 チャングム、医女試験に合格。ふたたび宮中に戻る。
- 第35話「疑惑」 チャングム、最高尚宮となったクミョンや提調尚宮(女官長)となったソングムと因縁の再会。
- 第36話「誤診」
- 第37話「母・皇太后」
- 第38話「丸薬の秘密」
- 第39話「ヨリの企み」 チャングム、疫病地域へ送られる。
- 第40話「疫病発生」
- 第41話「ヨンセン懐妊」
- 第42話「王の病」 チャングム、内書庫から王の病歴簿を持ち出すが…。
- 第43話「皇后の決断」 中殿がチャングムの処分を命令する。
- 第44話「投獄」
- 第45話「失明の危機」 チャングム、初めて王を治療する。
- 第46話「医局長の遺書」
- 第47話「口封じ」 ヨンノがチェ一族の手の者に殺害される。
- 第48話「チェ一族の崩壊」 ソングム、パンスルの最期。クミョンとの別れ。チャングム、後任が決まるまで臨時最高尚宮となる。
- 第49話「つかの間の和み」
- 第50話「波紋」
- 第51話「医術の心」
- 第52話「誤解」
- 第53話「ふたつの愛」 チャングム、大長今の称号が与えられ、王の主治医となる。
- 第54話(最終話)「我が道」
完全版ではサブタイトルの一部が変更されている。
- 第10話 「呪いの札」→「呪(のろ)いの札」
- 第12話 「ハンサングンの賭け」→「ハン尚宮(サングン)の賭け」
- 第43話 「皇后の決断」→「決断」
日本では、前半の第1話~第27話までを「女官編」(第一部)、後半の第28話~第54話(最終話)を「医女編」(第二部)と呼ぶことが多い。
[編集] 総集編
- 第1回 「運命の道」
- 第2回 「女官への道」
- 第3回 「チェ一族の陰謀」
- 第4回 「医女への道」
- 第5回(最終回)「わが道」
この総集編はNHKが独自に編集して制作したものである。
[編集] NHK版の場面カットについて
『チョングムの誓い』は1話ごとの収録時間が54分程度から1時間7分程度までと一定ではない。日本で最初に放送したKNTVはオリジナル全長版の字幕放送だったが、NHKでは編成が1時間に固定され、オリジナルに存在しない「前回のあらすじ」、次回予告と日本語版クレジットを付け加え、最初の数話と最終回を除いて1分半の「豆辞典」が併せて放送されるため、57分程度に収まらない殆どの回でカットシーンがある。57分程度に収まる第18話、35話、36話、39話にはカットシーンがない。中には前後関係を吟味せずカットされた回もあり、ドラマの展開から伏線が失われる障害が幾つも発生した。代表的なのは第46話のチャングムとチョンホの抱擁シーンで、このカットによりいくつもの伏線が失われ、後の回で辻褄が合わなくなっている。
国内版DVDもNHKの放送と同じくカットされているため、ノーカット版を求めて韓国版DVDを購入したり、インターネットで有料視聴するファンも少なくない(ただしNHKの放送で約10分の場面がカットされた最終回だけは、ビデオ/DVD国内版でも本編ノーカットの日本語版収録が実現した)。
ノーカット放送の要望が多く寄せられたため、NHK-BS2では2007年1月12日から2008年2月15日まで「完全版」と銘打ったノーカット字幕版が放送された。番組終了時間は各回ごとに異なるが、これはオリジナルの通りである。しかし、様々な点でオリジナル版と異なっている(下記を参照)。また、完全版は一度の放送のみで再放送、DVD化はされていなかったが、SkyparfcTV!「LaLaTV」にて、平成20年12月より放送が始まった。
同局の韓国連続ドラマにおいてのノーカット字幕版の放送は、過去に『冬のソナタ』の例があった。
[編集] 各話放送時間(完全版)
- 第1話 1:01:30
- 第2話 1:02:30
- 第3話 1:00:00
- 第4話 1:00:00
- 第5話 1:02:00
- 第6話 1:01:00
- 第7話 1:03:00
- 第8話 1:02:30
- 第9話 1:01:00
- 第10話 1:01:00
- 第11話 1:01:00
- 第12話 1:02:00
- 第13話 1:00:30
- 第14話 1:03:00
- 第15話 0:59:30
- 第16話 1:02:00
- 第17話 0:58:30
- 第18話 0:57:00
- 第19話 1:00:30
- 第20話 0:59:30
- 第21話 1:01:30
- 第22話 1:00:00
- 第23話 1:01:00
- 第24話 1:00:30
- 第25話 0:59:30
- 第26話 0:59:00
- 第27話 1:02:00
- 第28話 0:59:30
- 第29話 0:57:00
- 第30話 0:59:00
- 第31話 0:59:00
- 第32話 0:58:30
- 第33話 0:58:00
- 第34話 0:59:00
- 第35話 0:56:30
- 第36話 0:57:00
- 第37話 0:59:00
- 第38話 0:57:30
- 第39話 0:57:00
- 第40話 0:58:30
- 第41話 0:58:30
- 第42話 0:58:30
- 第43話 0:58:30
- 第44話 0:58:30
- 第45話 0:58:30
- 第46話 0:59:00
- 第47話 0:58:30
- 第48話 1:01:00
- 第49話 1:00:30
- 第50話 0:59:00
- 第51話 0:58:30
- 第52話 0:59:30
- 第53話 1:02:00
- 第54話 1:08:00
NHK完全版はオリジナルと同様、各話の放送時間が毎度異なるが、NHKが独自に作ったエンディングで若干時間調整が行われている(秒が必ず00か30になっている)。
- 完全版第14話のエンディングで若干放送ミスがあった。
[編集] NHK完全版とオリジナル版の違い
NHKは「完全版」として2007年1月12日から2008年2月15日までノーカット字幕版を放送していたが、オリジナル版を知っている、在日視聴者からは「全然完全版ではない」という批判が多かった。主な理由は以下の通り。他にもエンディングテーマが変わらない点、OPの違い、誤訳などが挙げられた。
[編集] 音声がモノラル
オリジナル版はステレオ音声だが、NHK版はモノラル音声であった。NHKは「供給素材がモノラル音声収録であるため」と説明している。[6]
加えて、ただのモノラル化ではなく、副音声の原語版及び完全版においては、オリジナルのRch(右音声)の音声がなくなり、RchからもLch(左音声)の音声が流れている。そのため、音楽の劣化は半端でなく、更にオリジナルでRchから主に聞こえる台詞については小さく聞きづらくなり、逆にLchから主に聞こえる台詞については不自然に大きく聞こえた。同様に効果音も消えてしまったり大きくなってしまっていた。ちなみに吹き替え版は音声が上記とは逆になっている。[7]
[編集] オリジナルと異なるエンディング
オリジナル版では本編のラストに静止画となり、もやもやとした光が画面の端に集まって縦書きの「大長今」というCGロゴに変化する(第1話、2話のみ大長今ロゴのデザインと出現の仕方が異なる)と同時にエンディングテーマが流れ始め、ロゴが前方に向かって拡散していくのに合わせて画面が切り替わりエンディングとなるが、NHK版は完全版も含め、全ての放送で「大長今」のロゴが出現する場面がカットされ、本編のラストで暗転し、NHKが独自に作ったエンディングへと移る。中には静止画になる数秒前に暗転が終了(フェードアウト)してしまっている回があり、また、最後に「ジャーン!」というジングルが響くところでも、NHK版では音がフェードアウトし、オリジナル版ほど響いてはいない。毎回ジングルの音のカット具合は様々。また、ジングル音と一緒にチャングムの息等が消されている回もある。(映像は静止画になる場合もあるが、音だけカットされている)これらの点は完全版でも変更されていない。
[編集] 韓国国外での放送
台湾の八大電視台 (GTV) では2004年7月から放送されて比較的好評を博し、中国南部やマカオでも視聴されている香港無線テレビ (TVB) も2005年1月24日からゴールデン・アワーで放送を開始、最高視聴率は38%に達し、その年に放送されたテレビドラマの中でも有数の視聴率となった。香港紙『明報』はイ・ヨンエのことを王妃のような気品が漂っていると評した。
中国においても湖南衛視が2005年9月1日により放送を始め、各メディアが連日盛んに取り上げて話題となった。その一方で、俳優の張国立は、中国人が発明した鍼灸が、ドラマの中では韓国人が発明したかのような表現となっている点を批判した他、多くのテレビドラマを手掛けた北京紫禁城影業公司の総経理張強は、「見たことはあるが、そんなに大騒ぎをするほどのものではなかった」などと指摘、「ドラマの制作レベルや衣装、道具などを見ても、韓国のドラマは中国のものとは比較にならない程度の水準」と評し、ドラマプロデューサーとして有名な張紀中も「みんなブームに浮かされているが、冷静に見れば制作レベルはそれほど高いものではないし、表現手法も古いものだ」と批判的と受け取れる発言をするなど、ドラマが過大に評価されているとの批判の声が多数出た。ドラマ制作関係者から批判が多い背景には、中国においてテレビドラマの制作費が巨額の投資となり、それに伴って放映権が高騰したことから、各テレビ局が自国のドラマではなく、放映権が安価で負担の少ない韓国ドラマを選び、韓流ブームを扇動していることに対する反発があると考えられる。また平成20年(2008年)1月におこなわれた中国でのネット投票では最も嫌いなドラマに選ばれる事態にまで発展し(中国青年報による中国Yahoo、新浪ネットなどと共同)、韓国メディアでは中国メディアの「チャングム」叩きに対し反発した報道がなされ(聯合ニュース、中央日報ほか)、混迷を極めている。
LG電子がイメージキャラクターとして採用したこともあってタイ、フィリピン、ベトナム、シンガポール、ブルネイ等東南アジア各国でも広く放映されている。ベトナムホーチミン市の中央広場にはLG電子のチャングムの大看板が設置されている。この他インド、イラン、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアでも放映された。
ジンバブエでは、北京オリンピック中継のため放送が中止となったが放送しているZTVという放送局に抗議が殺到しオリンピック中継を中断し放映した逸話がある。また、現地の韓国大使館後援で放映された特別番組のクイズには全国民の40%が応募するほどの人気である。 イランでは、チャングムの放映をきっかけとして韓国や韓国料理などに関心が集まっている。[8][9]。
[編集] その他
- チャングムとチョンホのキスシーンも撮影されたが実際には放送されなかった。
- ドラマで登場した宮廷料理が定食として一般に食された。
- 独特のメロディラインが印象的なテーマソング「懐夫歌(オナラ)」は、人口に膾炙し、放送期間中、人々の鼻歌に歌われることしばしばであった。その一方で「歌詞がわからない」という声が多くあがり解読もなされたが、正解者はいなかった。歌詞は三国時代の古朝鮮語を復元したものを使用した。
- 登場人物である両班や尚宮、内禁兵、国王、后妃など着用している衣装、「笠(リッ)」「纓冠」など冠や帽子は、世祖朝に纏められた「経国大典」に基づいて、身分や位階において使用できる服装の色などの細かい取り決めを忠実に再現したものである[10]
- 『韓国放送80年史上 最高のドラマ』に選出された。2007年2月、KBSがKBS2特別企画『放送80年人物80年』のために実施したアンケートで選出された。
- 当初の予定では、チェ・ソングム(チェ尚宮→女官長)役のキョン・ミリ(甄美里)がハン・ペギョン(ハン尚宮)を演じるはずであった。しかし、ソングム役のキャスティングが難航し、急遽キョン・ミリがソングムに役替えとなった。尚、キョン・ミリが悪役を演じるのはこれが初めてであった。
- ドラマの大部分が撮影された京畿道楊州市の撮影施設「MBC楊州文化村」では、オープンセットを再整備した「大長今テーマパーク」が2004年12月に公開され、見物客の人気を呼んでいる。最寄り駅は韓国鉄道公社京元電鉄線の楊州駅で、同駅からはバスもあるが本数が少ないため、タクシーを利用するのが便利。片道1万ウォンと割高だが、見学している間待っていてくれる。なお、楊州駅へはソウルメトロ1号線から直通電車もあるが、城北駅、議政府駅などで乗り換えることも多いため、ソウル中心部からは1時間以上の所要時間になる。
- アシアナ航空が、ボーイング767の機体にイ・ヨンエをデザインした「チャングム号」を運行し、日本各地に飛来している。
- NHK版では、「皇后さま」「皇太后さま」という言葉が使われているが、(完全版では「皇后」が「后」に変更された)歴史考証の見地から、正確には「王后さま(王妃さま)」、「王太后さま」と訳すべき、という意見もある。皇后、皇太后は皇帝の妃、皇帝の母を意味することばで、皇帝は王ではない。朝鮮は明(中国)の冊封(さくほう)を受けていたため、朝鮮王家は明の皇帝に対して儀礼上臣下の立場にあった。朝鮮王家に対して皇帝や皇帝に関連する称号(皇后や皇太后)は使えなかったと考えられるためである。実際、NHK以外の日本語訳では「皇后」や「皇太后」の称号を使っていない例もある。
- 邦題は「宮廷女官チョングムの誓い」である為、女官の話のように思えるがこのドラマの主体は医女編である。このドラマは原題からもわかるように「チャングムが王の主治医(大長今)になること」が本来のテーマであり、[11]当初はこの「王の主治医」が後半メインに描かれるはずだったが、「ハン尚宮を殺さないで」というファンの強い声で女官編が当初の予定より10話近くも延びてしまったり、視聴者があまりにも「チェ一族への復讐」を望んだ為、復讐ストーリーに時間を取りすぎてしまい、本来のテーマを描く時間がかなり圧縮されてしまった。(ドラマ後半の展開が早いのは「王の主治医」のストーリーを描く時間を考え、急いだ為)。制作スタッフは本来のテーマを描くために当初の全50話から全70話までの延長を提案したが、イ・ヨンエが「体調的にどうしてもつらい」と拒否した為、結局4話だけの延長(全54話)となり、「王の主治医」のテーマは最終回まで残り6話と迫った第49話からようやく描かれることとなった。イ・ヨンエは後に「もう少し頑張っておけばよかった」と後悔していた。
- オリジナル版では見習い女官を「センガッシ」と呼ぶ。しかし「センガッシ」の「セン」はセンモリ(セアングモリ、絲陽髪)という、李氏朝鮮時代のヘアスタイルを意味する。センモリができた見習い女官は至密(王、王妃、東宮などの腹心)、寝房、繍房の所属の見習い女官だけだった。水剌間の見習い女官は「ガッシ」と呼んだ。
- 翻訳の際、吹き替えによる役者の口の動きにリップシンクさせた台詞に変更しているため、大きくニュアンスが変わってしまった部分がある。日本盤DVDや完全版の字幕も吹き替え台本を元に作られており、改善されていない(ただし完全版の字幕ではごく一部に台詞の訂正がみられた)。
- 料理勝負をする展開は『将太の寿司(韓国名『寿司王』)』から着想を得たと脚本家キム・ヨンヒョンは語っている[12]。
[編集] 関連番組
- 「チョングムの誓い大事典」
- イ・ビョンフン監督、幼少時のチャングム役のチョ・ジョンウン、ミン・グィヨル(ミン尚宮)役のキム・ソイをゲストに迎え、VTRをもとに座談会を行う。他、宮廷料理の実演や主題歌の生披露等、全90分(BS2放送時)、全60分(総合テレビ放送時)。
- 「チャングムの誓いで学ぶ宮廷料理」
- ドラマに登場する宮廷料理をハン・ペギョン(ハン尚宮)役のヤン・ミギョンが紹介する。各10分全12回。
- 「素顔のイ・ヨンエ」
- 主演女優イ・ヨンエのインタビュー。全20分。
- 「女優イ・ヨンエ チャングムからの出発」
- 主演女優イ・ヨンエの密着ドキュメント。全60分(BShi、BS2で放送)。
- 韓国で放映中のアニメーション作品で、ドラマでは描かれていないチャングムの少女時代(本アニメ中の設定では12~14歳頃の見習い女官時代)を描いた。2006年4月8日よりNHK総合テレビ・NHKアニメ劇場の枠で放送開始(全26話)。なお、この作品からNHKアニメ劇場の放送が土曜日19時30分からとなるので、ドラマ本編(チャングムの誓い)の前にアニメ(チャングムの夢)が放送される形となっていた。なお、このアニメ番組の日本への輸出金額は秘密であるが、「既存のアニメーション番組の3倍にのぼる価格」といわれている。
- 「第1部 失えない瞬間」(第55回放送枠特番/日本国内未放送)
- 「第2部 終わらない瞬間」(第56回放送枠特番/日本国内未放送)
- 撮影秘話、NG集等。(「チャングムの誓い大事典」のエンディングで一部放送)
[編集] CD・DVD
[編集] CD
- チャングムの誓い オリジナル・サウンドトラック(国内版)全18曲。発売元はポニーキャニオン。
(国内盤には「オナラ」ボーナストラックが追加されているが、音質は韓国版に比べ若干劣る)
- 大長今OST(韓国版)全17曲
[編集] DVD
[編集] 国内版
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXI(第1話~第9話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXII(第10話~第18話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXIII(第19話~第27話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXIV(第28話~第36話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXV(第37話~第45話収録)
- 宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOXVI(第46話~最終話収録)最終話のみノーカットで収録
- 宮廷女官チャングムの誓い 総集編
前述のとおり、国内盤はNHKの放送と同様にカットが行われているほか、モノラル音声で画質も韓国盤に比べ劣るので購入の際には注意が必要である。発売元はバップ。
[編集] 韓国版
- 大長今DVD 第一巻(第1話~第16話収録)
- 大長今DVD 第二巻(第17話~第32話収録)
- 大長今DVD 第三巻(第33話~第48話収録)
- 大長今DVD 第四巻(第49話~最終話収録)
- 大長今オールインワンDVD-BOX(全話収録、チムのおまけ付)
- 大長今DVD ハイライト版
現在はいずれも在庫切れが多く、日本国内でインターネット等での購入は若干困難である。(特にオールインワンDVD)
[編集] 関連書籍
- 『宮廷女官チャングムの誓い(上)』 ISBN 4812418887
- 『宮廷女官チャングムの誓い(中)』 ISBN 4812420741
- 『宮廷女官チャングムの誓い(下)』 ISBN 4812421756
- 『チャングム1 宮廷篇』キム サンホン(著)、米津 篤八(翻訳) ISBN 4150410704
- 『チャングム2 追放篇』キム サンホン(著)、米津 篤八(翻訳) ISBN 4150410720
- 『チャングム3 医女篇』キム サンホン(著)、米津 篤八(翻訳) ISBN 4150410747
[編集] 漫画
講談社「BE LOVE」誌上で、三原陽子作画によるコミカライズが2006年第6号(3月15日号)よりxxxx年第x号(x月x日号)まで連載された。なお、第3号(2月1日号)に「プレ連載」として第1話が掲載されていた。
[編集] 舞台
日本では、この作品の舞台版が行われた。
[編集] キャスト
- ソ・ジャングム:菊川怜(幼少期:渡邉ひかる、谷下空蘭)
- ミン・ジョンホ:山口馬木也
- チェ・グミョン:貴城けい
- 中宗役:外山誠二
- ハン・ペギョン、パク・ミョンイ:波乃久里子
- チェ・ソングム:多岐川裕美
- カン・ドック:佐藤輝
- カン・ドックの妻:角替和枝
- チョン・マルグム:前田美波里
- パク・ヨンシン:駒塚由衣
- イ・ヨンセン:有坂来瞳
- チェ・パンスル:園岡新太郎
- ユン・ヨンノ:石橋奈美
- ピルトゥ:高杉勇次
[編集] コマーシャル
この作品をモチーフとしたCMが多数作られている
韓国国内
- 炊飯器(イ・ヨンエ、チェ・ジャヘ、チョ・ジョンウン出演)[1]
- お菓子(ヨ・ウンゲ、パク・ウネ出演)[2]
- 豆乳(ヤン・ミギョン、チョ・ジョンウン出演)[3]
- 韓国国産牛(イム・ホ、チョ・ジョンウン出演)[4]
韓国国外
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 実際は第1話のみ、カットされたままの場面が一か所ある。編集ミスなのか詳細は不明。
- ^ FLASH EX35plus vol.1
- ^ チャングムの嘘 韓国に宮廷料理などない?:イザ!
- ^ 【正論】増殖する韓国の「自尊史観」 筑波大学大学院教授・古田博司
- ^ 登場させる機会をうかがっていたが、話数が足りなくて断念した。
- ^ 台詞ありの音声トラックと台詞なし(吹き替え用)の音声トラックに分けたマスターテープを供給されたためではないかと思われる。
- ^ そのため原語版と吹き替え版では音楽や効果音が違って聞こえる。
- ^ 『チャングムの誓い』、 新年から西欧・アフリカのお茶の間を占領 innolife.net
- ^ イ・ヨンエ 普段の姿は…「喜びが大きいほど苦しかった」 wowkorea.jp
- ^ 番組最後の「チャングム豆辞典」のナレーションによる。
- ^ 原題の意味とかけ離れた邦題に疑問を抱くファンも多い。
- ^ チャングムの嘘 韓国に宮廷料理などない?:イザ!
[編集] 外部リンク
| NHK総合 韓国ドラマシリーズ枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
宮廷女官チャングムの誓い
|
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| NHK総合 23時のNHK 金曜日枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
宮廷女官チャングムの誓い
|
英語でしゃべらナイト
※月曜日より移動 |
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