トム・サヴィーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

トム・サヴィーニTom Savini1946年11月3日 - )は、アメリカの特殊効果スタッフ(イタリア系アメリカ人)で、特殊メイクアップアーティストである。主に『ゾンビ』などジョージ・A・ロメロ監督の映画作品で、人体破壊の博覧会のような描写の数々を手がけて観客の度肝を抜き、この種の映画における残酷描写の普及と進歩に多大な影響を与えた。

ペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれ。少年時代、ジェームズ・ギャグニー主演の『千の顔をもつ男』(1957年)やロン・チャーニー主演の古典的怪奇映画を見て彼らの特殊メイキャップ技術に多いに触発され、映画の世界に入りたいと思ったという。カーネギーメロン大学で学び、ベトナム戦争中は従軍カメラマンとして戦場に赴いた。 ベトナムから帰還後はジョージ・A・ロメロと知り合い、1977年の吸血鬼映画『マーティン』で特殊メイクを担当し引き続きロメロの代表作『ゾンビ』(1978年)において特殊メイクだけでなく、スタントマンや役者としてもマルチに活躍し、初期のロメロ映画を支えた功労者の一人であった。

この作品によってメイクの実力をハリウッドから認められたことからサヴィー二は『13日の金曜日』『マニアック』(1980年)、『バーニング』(1981年)等多くの作品のメイキャップを手がけ、香港映画の特殊メイクも担当したこともある。

また俳優としてもロメロ作品の他にも、彼は多くの作品に登場している。特に『ゾンビ』の暴走族、『マニアック』で頭を吹っ飛ばされる男、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のセックス・マシーンなどは有名である。

また、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』やTV『新フロム・ザ・ダークサイド』では監督業に挑戦している。 近年は監督業や俳優として活躍、また特殊メイクの分野では後進の育成などにも尽力しており多くの教え子たちをハリウッドの第一線へと送り出している。

目次

[編集] おもな映画作品

[編集] 特殊メイク

[編集] 出演/スタント

[編集] 監督

  • ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀 Night of the Living Dead (1990)

[編集] こぼれ話

多くの作品でスタントマンを兼ねており、『ゾンビ』では暴走族の役の他、トラックから放り出される女ゾンビの死体を金髪のカツラをかぶって演じたりしている。圧巻は『マニアック』で、ガールフレンドと車に乗り込んだところを主人公にショットガンで撃たれる役を演じた為、自分の頭が爆発するシーンを担当している。

[編集] 外部リンク