レ・ミゼラブル 少女コゼット

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世界名作劇場
通番 題名 放映期間
第23作 家なき子レミ 1996年9月
~1997年3月
中断(1997年4月 - 2006年12月)
第24作 レ・ミゼラブル 少女コゼット 2007年1月
~2007年12月
第25作 ポルフィの長い旅 2008年1月
~2008年12月

レ・ミゼラブル 少女コゼット』( - しょうじょコゼット)とは「世界名作劇場」シリーズ通算第24作として2007年1月7日から12月30日まで放映されていたテレビアニメである。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

毎週日曜19:30 - 20:00にフジテレビBSデジタル放送BSフジで放映された。全52話。インターネットのBIGLOBEストリームでも毎週月曜日更新で最新2話分が無料放送された(それ以前のエピソードは有料)。2007年4月7日からはCS放送ANIMAXでも毎週土曜19:00 - 19:30に放映されている(再放送あり、毎週日曜11:00 - 11:30と毎翌週土曜8:00 - 8:30の2回)。原作はヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』。物質的・精神的な貧困の描写を主とした原作を受けて、本作品では人々が生きるべき有り様まで踏み込んで描かれている。「世界名作劇場」としては1997年の『家なき子レミ』以来、約10年ぶりの新作である。

放送前から、同シリーズ伝統の素朴なキャラクター造形をあっさりと放棄しその当時流行の「萌え絵」風のキャラクター造形を採用したことが新聞他メディアで話題となった。

舞台は19世紀前半のフランス。設定年代はシリーズの中では現段階で最も古い年代に入り、同時期の年代を扱ったと思しき作品には『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』と『南の虹のルーシー』がある。原作は、『ふしぎの島のフローネ』の原作『スイスのロビンソン』(1812年刊行)が最も古く、その次に本作品の原作『レ・ミゼラブル』(1862年刊行)、『愛の若草物語』の原作『若草物語』(1868年刊行)と続く。また、本編内の時間経過が16年(最終話での後日談を含めれば20年近く)と非常に長いのも大きな特徴である。

なお、1980年代から世界名作劇場のスポンサーを務めたハウス食品が製作に関与している。

[編集] 時代背景

1814年から始まったフランス復古王政時代と1830年から始まった7月王政時代が物語の舞台となる。

新しく国王になったルイ18世カトリック教会の復権を打ち出し、選挙権の制限も行った。これにより国民の不評を買い、さらにはナポレオンが追放先のエルバ島から脱出したこともあり、ルイ18世は一時パリから逃亡せざるをえなくなった。しかし、ナポレオンが再起をかけたワーテルローの戦いで破れて失脚すると、再びパリに戻った。このあと3年間白色テロが起き、9000人以上もの逮捕者が出た。しかし、それ以後は国民に穏和な政策をとってきたこともあり、平和で安穏とした日々を送れるようになっていた。

しかし1824年にルイ18世が没し、弟のシャルル10世が即位すると社会に不穏な空気が流れ始める。もともとシャルル10世は反革命派で、反ナポレオン派の人間だった。彼がとった政策は絶対王政への復帰を目指すものだった。1829年頃には農作物の不作や不況で経済が行き詰まっており、人々の不満は日増しに高まっていた。しかし、政府は国民の不満に真面目に向き合おうとしなかった。その結果、1830年7月27日、ついに国民が蜂起し、フランス7月革命が勃発した。これによりシャルル10世は7月30日に退位、イギリスに亡命した。その後、ルイ・フィリップが新国王となった。
しかし、ルイ・フィリップは富裕層を優先した政治をとったため、労働者や農民の不満が高まる結果となってしまう。さらに多くの人々が大都市へ流れてきたため社会構造が変化したこと、産業革命が始まったことにより貧困が個人的なレベルではなく大衆的なレベルにまで発展してしまう。追い討ちをかけるように、コレラの大流行が下級階層の人々を苦しめた。

この当時、社会保障人権意識がほぼないに等しい状況だったため、社会的な弱者が生きていくには大変厳しい社会だった。この状況が劇的に改善されるのは、物語の終わりから100年以上も後の第二次世界大戦終結後のことである。

[編集] ストーリー

フランス革命以降、いまだ混乱のなかにある19世紀前半のフランス。ファンティーヌは3歳の娘・コゼットとともにパリ郊外の村・モンフェルメイユにやって来る。ファンティーヌはそこで出会ったひと組の母娘の微笑ましい光景を見つける。それはこの村で宿屋『ワーテルロー亭』を営んでいるテナルディエ夫人と娘のエポニーヌ、アゼルマの母娘が遊ぶ姿だった。その風景にファンティーヌは安心し、夫のテナルディエにも丸め込まれたこともあり、金を払って夫妻にコゼットを預け、仕事があるというモントルイユ・シュル・メールに旅立つ。

しかし、テナルディエ夫妻は相当な悪党だった。コゼットに家事を押し付け、『ワーテルロー亭』の使用人としてこき使って虐待する一方、ファンティーヌにコゼットの養育費と称しお金を請求する。さらに、テナルディエ夫妻の娘・エポニーヌとアゼルマもコゼットをいじめるようになる。それでもコゼットは母が迎えに来ると信じ、テナルディエ夫妻の息子・ガヴローシュと愛犬シュシュとともに辛い日々を乗り越えていく。

一方、ファンティーヌはモントメイユ・シュル・メールの市長・マドレーヌと出逢い、彼の経営する工場で女工として働き始めるが、人間関係のトラブルに見舞われマドレーヌの知らないところで工場を解雇されてしまう。娘のためにありとあらゆるものを売ってしまった彼女は、路上生活者になり果て、自分を解雇したマドレーヌを恨む日々を送るようになる。そんな冬の日、病に倒れてしまったところをマドレーヌに救われ、マドレーヌにコゼットをモンフェルメイユから連れ戻して欲しいと懇願し、彼もそれを了承するがマドレーヌには衝撃的な過去が隠されていた。

彼の本当の名はジャン・ヴァルジャン。一切れのパンを盗んだ罪で19年間も牢獄にいた服役囚だった。しかも、脱獄しているために現在も警察に追われていた。そんな彼を刑事・ジャヴェールが追い詰めていく。

紆余曲折はあったものの、ファンティーヌの約束を果たすべくモンフェルメイユに着いたジャン・ヴァルジャンは、クリスマス・イヴの夜、村外れの泉でついにコゼットを見つけ、擁護者でもあり彼女を虐待していたテナルディエ夫妻よりコゼットを引き取り、2人の新しい生活が始まる。

[編集] 登場人物とキャスト

[編集] メインキャラクター

コゼット
名塚佳織 / 松元環季(幼少期)
主人公。明るく健気で心優しい少女。
3歳でテナルディエ一家に預けられてからの5年間をモンフェルメイユで過ごした。テナルディエが営む宿屋『ワーテルロー亭』で使用人としてこき使われ、ひどい扱いを受けていたが、テナルディエ家の長男・ガヴローシュをはじめとする人々に支えられ、母が迎えに来ることを信じて健気に生きていた。
しかし母からの送金が途絶えたことでテナルディエ夫妻からの虐待がさらにエスカレートし、さらにガヴローシュが村の鍛冶屋に奉公に出されたため(その際、犬のシュシュも共に家を出た)精神的に頼れる存在がいなくなり、独りになってしまう。クリスマス・イヴの夜、精神的にも肉体的にも限界に近づきつつあった彼女を追い詰めるかのようにエポニーヌとアゼルマの嫌がらせによって夜の森に独りで水を汲みに行かなければならなくなるが、そこでジャン・ヴァルジャンと出会うことになる。
クリスマスの日、“母の代理人”を名乗るヴァルジャンが用意した喪服をまとい、彼と一緒にモンフェルメイユを出る。母の死を知らされてからは様々な出来事を経てヴァルジャンを心の底から慕うようになる。パリに来てからはヴァルジャンを『お父さん』と呼ぶようになり、親子として楽しい生活を送る。パリに来てから最初の5年間をプチ・ピクピュス修道院の女子学校の寄宿生として過ごし、その中で教養と女性らしさと《人を愛する機会》を得ていく(プチ・ピクピュス修道院に入学してから、老人・フォーシュルヴァンの姪っ子、つまり、事実上コゼット・フォーシュルヴァンとして生きていくこととなる)。その結果、読書が大好きな美少女に成長し、ある出来事を契機に修道院を出る。それからはヴァルジャンや女中のトゥーサンとパリで暮らす。
ヴァルジャンと供にリュクサンブール公園を散歩していた時、マリウスに一目ぼれする。その後、何度もすれ違うが再会後はマリウスと恋仲となり、結婚して自分と瓜二つの娘をもうけた。
テナルディエ夫妻の存在とモンフェルメイユでの日々がトラウマになっており、別れた母を亡くした経験から、大事な人から捨てられることを人一倍恐れる傾向がある。
ジャン・ヴァルジャン
声:菅原正志
常に『正しい人』であろうとする白髪の男。原作での主人公。1769年生まれ。
貧しさから甥と姪のために一切れのパンを盗んで警察に逮捕され、脱獄を繰り返した結果、19年もの長きにわたり服役生活を送った元徒刑囚。出所後、極度の人間不信に陥っていたところをミリエル司祭に救われた。それ以降、改心した彼は『マドレーヌ』と名乗って、模造宝石で産業を興して富を得て、さらにその慈悲深い人間性から人々の信頼を得て市長になる。司祭に救われた事への恩返しと、自らが重ねた罪への償いも込めて日々慈善活動に力を注いでいた。
ファンティーヌが自身の工場を不当に解雇され路上生活者となっていることを知り、急いでファンティーヌを介抱するが、彼女の命はもう長くなかった。彼は何の事情も知らなかったことを深く謝罪し、彼女の娘・コゼットをテナルディエの元から連れ戻して再び親子で暮らせるように尽くすことを誓う。しかし、自身もジャヴェールの策略によって追い詰められていた。
自らの身代わりに誤認逮捕された老人を救うため、迷った末に自らの正体を告白した彼はいったん連行されるものの逃走して、コゼットを迎えに行くためにモンフェルメイユに向かう。モンフェルメイユに到着した夜、村外れの泉でコゼットを見つけ、以前使いに出した代理人のメイエから聞いていた状況とは全く異なるコゼットの様子に疑問を抱く。実はメイエが訪れたとき、テナルディエ夫妻はコゼットを虐待している事実を隠すため、次女・アゼルマにコゼットのフリをさせたのだった。クリスマスの日の朝、真実を悟った彼はテナルディエ夫妻にファンティ-ヌからの委任状を渡し、コゼットを奪還する。コゼットに母の死を伝えた彼は、今は亡きファンティーヌに生涯をかけてコゼットを護ることを誓う。
パリに到着してからは居場所を転々とすることになる。マドレーヌだった頃に助けた老人・フォーシュルヴァンに助けてもらってからは、彼の弟ユルティーム・フォーシュルヴァンとして生きていくことになる。フォーシュルヴァンが亡くなるまでの5年間、プチ・ピクピュス修道院で住み込みの庭師として働いていた。
修道院を出てからはコゼット、教会で雇った女中のトゥーサンの3人で暮らし始める。コゼットを連れてパリの貧しい子供たちにパンを配ってまわるのが日常の勤めとなっており、恵まれない子供たちのための学校を設立しようと奔走する。その一方で常にコゼットの幸せを最優先にしており、彼女のために(自身の正体をコゼットに知られるのを恐れ)警察から身を隠しながら生きる。
“革命”が起きるまではコゼットとマリウスが愛し合っていることを知らなかった。しかし、ある出来事をきっかけにふたりの仲を知ってしまい、コゼットを悲しませないために彼女の恋人マリウスを助けるべく次々と行動を起こした。
瀕死の重傷を負ったマリウスを陥落したバリケードから救ったことを誰にも告げていない。
マドレーヌだった頃の財産をモンフェルメイユの森に隠していた。これはコゼットのために残す分をのぞいては、学校や職場作りなど貧しい人々の生活環境を整えるために使う予定にしていた。51話で元徒刑囚である自分がコゼットの父として傍にいてはならないと思い、マリウスに自分の過去を打ち明けた上、財産とコゼットを護る使命を託して姿を消し、パリから遠く離れたドヴォルニー村で村人と助け合いながら暮らしていた。なお、原作ではロマルメ通りの家でひとり寂しく過ごしている。
コゼットたちの前から姿を消して1年後の1834年、コゼットとマリウスに看取られて逝く。65歳。原作では墓碑に何の文字も刻まれていなかったが、アニメでは本名と生没年が刻まれている。
ファンティーヌ
声:萩原えみこ
コゼットの母。美しいブロンドの髪を持つ可憐かつ清純な美女。1796年生まれ。
パリで暮らしていたが、夫が死んだために仕事を探して街を出た。しかし子連れであるがゆえにどこにも雇ってもらえず、モンフェルメイユのテナルディエ一家に娘を預けて一人で働きに出ることを決心する。親切をよそおったテナルディエ夫妻の真意がコゼットに労働させながら養育費を騙し取ることであるとも気づかず、「お金を貯めて家を買ったら、必ず迎えに来る」と娘に言い残して去っていく。
モントメイユ・シュル・メールに着いた彼女は、娘がいることを隠してマドレーヌ市長の営む工場で女工として働くが、同僚からの嫌がらせがきっかけとなりマドレーヌの指示ということで不当に解雇され、マドレーヌを恨むようになる。
新しい仕事を何とか見つけるも生活出来るほどの給与はなく、要求金額がエスカレートするコゼットの養育費を支払うために自身の髪まで売り飛ばし、借家も追い出されてしまう。路上生活者となった彼女は貧困の中で自らの命も惜しまず仕事に明け暮れるが、その貯金も盗まれて人間不信に陥る。ある雪の夜に物乞いをした男達とトラブルになり、ジャヴェールに逮捕されそうになったところをヴァルジャンとアランに救われる。
1823年、事情を知ったヴァルジャンはモンフェルメイユからコゼットを連れ戻し、親子で生活する為の資金も家もすべて自分が負担することを約束するが、娘に会うことは叶わずに他界。27歳。形見のペンダントはヴァルジャンを通じてコゼットに託された。彼女の壮絶な生き様は、10年近くの歳月を経てサンプリス修道女からコゼットに伝えられた。
彼女の没後、モントメイユ・シュル・メールの黒ガラス工場に子連れの女工たちのための託児所がつくられ、『ファンティーヌとコゼットの家』と名づけられた。そこには、彼女とコゼットの親子のような悲劇を二度と繰り返さないという誓いが込められている。
ジャヴェール
声:松山タカシ
刑事。に忠実な冷血漢で、ジャン・ヴァルジャンの因縁の敵のひとり。原作よりもヴァルジャンに固執している。
刑吏時代、徒刑囚としてのジャン・ヴァルジャンを監視していた。赴任先の市長・マドレーヌがヴァルジャンであると確信し、「第三者の誤認逮捕」という策略でマドレーヌの正体を暴くことに成功する。療養所の床に伏せっていたファンティーヌの前で彼は「市長マドレーヌが犯罪者ジャン・ヴァルジャンで、信じていても娘は来ない」と非情な言葉を投げかけ、ファンティーヌをショック死させてしまう。
その後、ヴァルジャンをいったん逮捕するも逃亡され、追跡に身を投じる。追い続ける内に辿り着いたモンフェルメイユで捜査を始めたとき、テナルディエ夫妻の証言やファンティーヌ直筆の委任状から、確かにヴァルジャンがファンティーヌの娘を取り返しに来たことを知る。委任状を見た際に彼はテナルディエ夫妻に金を受け取ったかどうか尋ねて、受け取っていたら児童売買の容疑で逮捕していたと告げている。
やがて、ヴァルジャン逮捕にかける執念が上層部に認められ、モントルイユ・シュル・メールの警察署長から昇進、パリに赴任して、ヴァルジャンと再会。何度か逮捕する機会を手にするも逃してしまう。やがて、パリの街を荒しまわる犯罪者集団『パトロン=ミネット』の追跡や反政府運動の取り締まりを行うようになる。
両親は犯罪者で、監獄に収容されているときに彼は生まれた。それゆえ少年時代は常に孤独で、世間から白い目で見られていた。努力の末に警官になり、両親の更生を心から願っていたが再び犯罪に手を染めたため、自分の手で逮捕してしまった。この出来事から彼は犯罪者を人一倍憎むようになり、「人は変わることが出来る」ことを信じられなくなってしまった。
“革命”では労働者になりすまし、警察のスパイとして居酒屋・コラントのバリケードに潜入していた。が、モンフェルメイユでの出来事を思い出したガヴローシュに正体がばれてしまう。捕虜となった彼は、偶然にもヴァルジャンと再会することになる。ヴァルジャンが自分を殺すものだと確信していたが、逆に自分を逃がそうとするなど思惑とは正反対の行動に出るヴァルジャンに動揺してしまい、ヴァルジャンの前から姿を消してしまう。
原作ではヴァルジャンを見逃したことに加えて、法ですら人々を救えない現実に失望して真夜中のセーヌ川で飛び降りて自殺を図り、死亡する。対して、アニメでは悩み苦しんだ末に「人は変わることができる」ことを受け入れ、その後職務に戻った際に「ジャン・ヴァルジャンはバリケードで死んだ」という内容の報告書を出した。昇進話も断って現場にとどまった彼は、バリケードでヴァルジャンに与えられた“新しい命”を生ききることを決意する。51話では変装したテナルディエを路上で見つけ、マリウスの家で犯行に及んだところを逮捕した。
マリウス
声:勝杏里
第20話から登場。上流階級出身の青年。本名はマリウス・ポンメルシー。激情的かつ頑固で融通がきかず、「これだ」と思ったらテコでも動かない。しかし、己の間違いに気づくと考えを改め、今までのことをすべて後悔する性格の持ち主。将来の夢は弁護士になること。
父とは別れ、母には早くに死なれたため、祖父のジルノルマンと伯母に育てられる。長年父を憎んでいたが、今まで知ることの出来なかった父の生活と深い愛情を知ると、父への考え方が変わり始める。父が仕えたというナポレオンについて考え直すため大学図書館にこもっていたところ、同級生のクールフェラックに出会う。
真実を知った彼は祖父と対立して、家を出てしまう。やがて、クールフェラックの紹介してくれたゴルボー屋敷へ転居するも、ある事件がきっかけでゴルボー屋敷を出た。クールフェラックの誘いを断りきれず結社『ABC(アベセー)の友』に仕方なく参加していたが、やがて「革命を起こそう」と真剣に考えるようになる。そして、ある出来事がきっかけで、1832年6月5日の“革命”に参加する。
父の遺書の最後にあった『軍曹テナルディエ』に最大限の恩返しをすることこそ、父へのせめてもの償いだと思っている。しかし、そのテナルディエがパトロン=ミネットと組んで犯罪を犯そうとしている事実を知ると、やむなく彼らを警察に告発する。
コゼットに一目ぼれし、彼女の名前を知らなかった頃はリュクサンブール公園のベンチで拾ったハンカチに刺繍してあったイニシャル『U.F.』をもとに『ユルシュール』と名づけていた(ユルシュールのつづりは“Ursule”。なおこのハンカチの本当の持ち主はヴァルジャンであり、ハンカチに刺繍されたイニシャルは彼の偽名「ユルティーム・フォーシュルヴァン(Ultime Fauchelevent)」であった)。何度もすれ違ったが、エポニーヌの協力を得て彼女と再会し、恋仲となる。“革命”を生き延び、弁護士資格を取得後コゼットと結婚して父親になった。
“革命”のとき、バリケードで重傷を負った自分を助けてくれた人物を探している。ヴァルジャンから彼が徒刑囚だった事を聞かされるが、今までの彼の行動から決して悪人ではないと確信する(原作では逆にその過去から彼を恐れ、コゼットから遠ざけてしまう)。
自宅を訪れたテナルディエの話から、バリケードで自分を助けてくれた人物がヴァルジャンであることを知る。
原作ではテナルディエに対し、侮蔑の意味を込めて数枚の紙幣を投げつけて、『父を助けた御礼』(兼手切れ金)として2万フランの手形を用意して彼をそのまま追い払った。しかし、アニメでは「言葉ではなく行動で人の良し悪しを判断する」ことの大切さを学んでおり、テナルディエにビタ一文払うどころか、彼の要求をはねのけた(このとき彼は、テナルディエが善意で父を助けたのではなかったと考えている)。
ヴァルジャンが行方不明になってから1年後、クールフェラックが住んでいた部屋を借りて弁護士事務所にした。

[編集] テナルディエ一家

ガヴローシュ
声:小林由美子
テナルディエ夫妻の長男。末っ子。コゼットの最初の親友。他人思いの元気で賢い男の子
乳児の時から母親に邪魔者扱いされていたため、コゼットに愛情を注いで育ててもらった。幼いながらもテナルディエ一家のなかで唯一コゼットに味方する。両親に邪険に扱われながらもめげることなく、コゼットの仕事を手伝っていたが、家計が立ち行かなくなったため鍛冶屋に奉公に出されてしまう。
コゼットの母親が迎えに来たらコゼットとともに村を出ると約束していたが、モンフェルメイユに残った。のちに『ワーテルロー亭』で事情聴取をしていたジャヴェールの前で、両親がコゼットを虐待していた事実を告白する。
それから5年が過ぎたある日、ある事情からモンフェルメイユから出て行かざるをえなくなってしまう。モンフェルメイユを出た彼は、シュシュと一緒にコゼットのいるパリで生きる決心をするが仕事にありつけず、浮浪児になってしまう。父・テナルディエの脱獄を手伝ったこともあるが、その際に「自分に生を与えてくれたことにだけは感謝している」と告げている。
世の中を変えるという革命に強く憧れており、自分も参加したいと望んでいた。それは子供たちが何の不自由もなく幸せに暮らせる社会を望んでいるからだった。後に子供ながら“革命”に参加し、マリウスとともに、シャンヴルリー通りのバリケードで政府と戦うことになる。
“革命”に参加した後、マリウスからコゼット宛の手紙を届けるよう頼まれたが、それは“革命”からエポニーヌの実の弟である彼を逃がすために仕組まれたことだった。しかしマリウスの切実な願いもむなしく、何も知らない彼はバリケードに戻ってきてしまった。
1832年6月6日、国民軍との銃撃戦で銃弾が尽きてきたことを知ると、バリケードの前で銃弾を拾い始める。最初は硝煙で姿が隠れていたが、硝煙が薄くなったため存在がばれ、バリケードに戻る最中で銃撃を肩に受けて倒れてしまう。
原作ではこの後再び立ち上がって替え歌を歌い始めたが、2発目の銃弾を受けて絶命してしまう。アニメではシュシュとコゼットに助けられ、コゼットの家に運ばれて医師の治療を受け、彼は強い生命力と運のよさのおかげで死なずにすんだ。
ケガから回復したあと、一時はコゼットの家を離れようとしたがコゼットに引き留められた。それからはブレソールとユーグと一緒にコゼットの家で居候になっており、ヴァルジャンが設立した学校で学ぶ。マリウスから長姉・エポニーヌが彼を銃弾から庇って命を落とした事を伝えられ、彼女の死に涙を流した。
シュシュ
コゼットとガヴローシュが拾った、利発な子犬。名前はコゼットがつけた。こっそり育てていたが、その存在はやがてテナルディエ一家に知られることとなる。
常にコゼットとガヴローシュの味方となり、時に虐待からコゼットを助けていたが、鍛冶屋に奉公に出たガヴローシュと行動をともにする。コゼットがモンフェルメイユを離れる頃には立派な成犬となっていた。
ガヴローシュと一緒にパリに旅立ってからはガヴローシュのパートナーとしてともに行動していたが、“革命”に参加するガヴローシュと別れた。
後に銃撃戦の際に銃声を聞いてバリケードに駆けつけ、銃弾に倒れたガヴローシュを助けた。その後、しばらくしてシャンヴルリー通りのバリケードに向かっていたコゼットと再会する。後日、ブレソールとユーグをガヴローシュのもとに連れて行った。
テナルディエ
声:矢部雅史
モンフェルメイユの宿屋『ワーテルロー亭』の主。金への執着心が人一倍強い、強欲で執念深い男。ジャン・ヴァルジャンの因縁の敵のひとり。ワーテルローの戦いに従軍し、国家と将軍(=ナポレオン1世)を護ったと自称している。
仕事をする気は全くなく、宿屋の稼ぎと他人からせびり取った金に依存し、毎日酒を飲んでいる。その最たる被害者は《コゼットの養育費》を支払っていたファンティーヌと《金づる》のコゼットだった。
やがて借金まみれになってゆき、クリスマス・イヴを迎える頃にはその金額が1500フランに達していた。その夜やって来たヴァルジャンを見て「大金持ちだ」と確信し、コゼットを引き取りたいという彼に大金を出させようと談判するが欲のあまり、コゼットを無償で引き渡してしまう。この件がきっかけでジャン・ヴァルジャンを逆恨みし、彼への復讐に燃えるようになる。
それから5年後、家族でモンフェルメイユから夜逃げする。パリに来て1年は生活苦にあえいでいたが、郵便配達のような謎の『仕事』を思いついてからは、『ジョンドレット』の偽名でゴルボー屋敷の屋根裏部屋に住むようになった。相変わらず本気で働く気はこれっぽっちもなく、娘たちですら『仕事のための道具』としか考えていない。いつもいずれひと山当てると言い張っているが、警察に逮捕されたり邪魔が入ったりととことん運がない。脱獄した経験がある。脱獄してからはパリの下水道を住みかにし、スリで生計を立てるようになる。
実は『ワーテルロー亭』はワーテルローの戦いで重傷を負ったマリウスの父・ポンメルシーの懐から盗んだ金で開いた店だった。本当は戦死者の懐から金をくすねるのが彼の本業で、ポンメルシーを助けたのも“本業”の延長線上に過ぎなかったのだが、ポンメルシーはそうとも知らず彼に感謝した。
ヴァルジャンと再会した際、背負っていたマリウスをひと目見て「(ヴァルジャンが)金を奪うために名も知らぬ青年を殺した」と決めつけ、密かにマリウスの腰につけてあった赤いバンダナの一部を裂いて、ポケットにしまいこんだ。この決めつけはもちろん誤解である。
マリウスにヴァルジャンの悪評を流した上に例の赤いバンダナの一部を見せたが、マリウスに相手にされないどころか逆にヴァルジャンがマリウスを助けた張本人であることを明らかにすることになる。マリウスがワーテルローの戦いで助けた『将軍』の息子であることを知ると、マリウスに恩を返させようとするが失敗。金を出さないマリウスに業を煮やしてナイフを突きつけたが、脱獄などの容疑でジャヴェールに逮捕された(原作ではマリウスから手切れ金を渡されてアゼルマと一緒にアメリカに渡り、奴隷貿易に手を出す)。
おかみ
声:堀越真己
テナルディエの妻。自分の娘しか愛せず、自分の夫しか怖がらない大女。
他人の娘であるコゼットだけでなく実の息子であるガヴローシュにも辛く当たり、日常的に2人を虐待していた。しかしその反面で2人の実娘は溺愛していた。
夫に負けず劣らずの悪道ぶりと嫉妬深さ、金への執着を兼ね備えている。日常的にコゼットに対し辛くあたり、特に娘たちに関係することでは激怒する。ファンティーヌの送金で借金を返す計画を立てていたが、計画が潰えてしまったため将来に不安を抱くようになる。後にその不安は的中し、コゼットを手放してから5年後、ガヴローシュを除いた家族4人でモンフェルメイユを離れることになってしまった。
パリに来てからは橋の下で暮らしていたが、夫の『仕事』でゴルボー屋敷に暮らせるようになった。コゼットとガヴローシュの代わりに、何かと自分たちに反抗する長女・エポニーヌに辛く当たる。パリの現状を嘆き、自分や娘より良い生活を得ているコゼットに激しく嫉妬している。ある犯罪に加担したことで家族ともども逮捕され、次女・アゼルマと同じ牢獄に収容される。
原作ではサン・ラザール監獄で獄中死したが、アニメでは無事に出獄した。出獄した時には少し痩せていた。改心した彼女はコゼットとマリウスの結婚式の日、アゼルマと一緒にモンフェルメイユに帰った。エポニーヌが他界したことを知っている模様で、アゼルマには彼女の分まで幸せになってもらいたいと願っている(本人のセリフより)。
エポニーヌ
声:笹本優子 / 大塚友稀(幼少期)
テナルディエの長女。コゼットとは同い年のプライドが高い少女。初登場時は4歳だった。
両親にならって『使用人』コゼットをいじめたり見下したりしては優越感をおぼえていた。しかし、コゼットに対するコンプレックスは強くなるばかりだった。謎の男・ヴァルジャンの登場でプライドをズタズタにされた彼女は、コゼットに激しい憎悪を抱くことになる。
それから5年以上の歳月が過ぎた頃、両親や妹のアゼルマと一緒にパリへ夜逃げする。それから1年近くが経った頃、ゴルボー屋敷に身を寄せた。自分自身や置かれている境遇に嫌悪感をあらわにしており、家族から疎まれている。一方でゴルボー屋敷の隣人・マリウスに淡い恋心を抱くようになる。ある事件で家族が逮捕されてからは独りで過ごすようになる。
常にマリウスの『影』として彼をサポートしている。マリウスの恋人がコゼットであることを知ってからは、大事なものを奪っていく彼女を苦しめようとしたことがある。本来の優しさとマリウスへの愛が、彼女の暴走を止めていたが……。
幼い頃から母親との間に距離を感じており、満ち足りた生活を送っていても親の愛に飢えていた。それゆえ、ファンティーヌの愛に恵まれたコゼットをいじめるようになった(本人のセリフより)。プリュメ通りのコゼットの家に「出て行け」と書かれた手紙を投げ込んでコゼットたちを追い出した上に彼女の置き手紙を盗み、マリウスをコゼットに渡したくないという理由で、別人になりすましてマリウスに“革命”への参加をうながした。
1832年6月5日の夜、物陰に隠れてマリウスを見守っていたが、警官が彼を見つけたことで状況が一変。警官の銃撃からマリウスをかばい、左胸を撃たれてしまう。マリウスに介抱された彼女は、もうろうとする意識のなかですべてを告白する。彼を騙したくない一心からプリュメ通りのコゼットの屋敷で盗んだ手紙をマリウスに渡し、最後にひとつだけマリウスに約束をすると、マリウスに看取られながら安らかに息を引き取った。18歳だった。
その後、死の間際にマリウスと交わした約束は無事に果たされた。亡骸はマブーフの隣に安置された。
アゼルマ
声:間宮くるみ / 鎗田千裕(幼少期)
テナルディエの次女。良心は人並みにあるが、「長いものには巻かれる」タイプの少女。初登場時は2歳だった。
姉・エポニーヌと同じく母から寵愛を受けて育ったため、自主性や自立心が相当欠けている。両親や姉と一緒に年上の『使用人』コゼットを見下して、姉とつるんでいじめていた。ヴァルジャンに大切にされるコゼットを羨ましがる一方、コゼットが家からいなくなったことを寂しがっていた。
コゼットがヴァルジャンに引き取られて5年近くが過ぎたある日、両親やエポニーヌと一緒にパリへ夜逃げするが、パリへ来た当初は橋の下で暮らしていた。その生活が彼女にとってはトラウマになっている。父が悪党に成り下がり、家族ぐるみで犯罪に首を突っ込むことになっても、表面上は嫌な顔をせず悪事に手を染めてきた。父の起こした犯罪に手を貸して逮捕されてからは、母と牢獄で日々を過ごす。今の夢は故郷モンフェルメイユに戻り、母とエポニーヌの3人で宿屋をいとなむこと。彼女が幼い頃、ガヴローシュと喧嘩ばかりしていたが、実際は嫌ってなかった(本人のセリフより)。
原作ではエポニーヌと一緒にマドロンネット監獄に入れられ、のちに証拠不十分で釈放された。その後、警察の下級女役人として働く一方で父の悪巧みの片棒をかつがされ、父と一緒に渡米することになる。しかし、アニメでは母と一緒に牢獄を出てモンフェルメイユへ帰った。母と同様にエポニーヌの死を知っている模様。
※エポニーヌを除き、10人がジャヴェールによって逮捕された。テナルディエとその何人かが牢屋に入っている(そのうち、テナルディエ・バベ・クラクズー・グールメールが脱獄に成功した)。

[編集] プチ・ピクピュス修道院の人々

フォーシュルヴァン
声:石森達幸
荷馬車の下敷きになったところをマドレーヌことヴァルジャンに救われた老人。マドレーヌを目の仇にしていたため彼に冷たくあたっていたが、そんな自分をも救ったヴァルジャンの広い心に打たれ、自らの心の狭さを恥じて改心する。しかし同時にこの出来事がジャヴェールの疑念をさらに深めることになってしまう。
後にプチ・ピクピュス修道院の庭師として再登場。「助けてもらった恩返しに」と、ジャヴェールから逃げていたヴァルジャンとコゼットの身辺保護に協力する。現在は修道院長からも頼りにされている。修道院長からある依頼を引き受け、ヴァルジャンがそれをもとにたてた無謀な計画に手を貸し、修道院長の依頼と引き換えにヴァルジャンを弟ユルティーム、コゼットを姪として修道院に置いてもらうことを了承してもらった。
ヴァルジャンのことを「マドレーヌさん」、コゼットのことを「お嬢さん」(のちに「コゼット」)と呼んで敬愛していた。
修道院でヴァルジャンと再会してからもうすぐ6年を迎える秋の日に、この世を去った。
修道院長
声:定岡小百合
ヴァルジャンとコゼットが逃げ込んだプチ・ピクピュス修道院の院長。規則には大変厳しいところがあり、『男子禁制』ということでジャヴェールら警官たちを修道院の外へ追い出し、ヴァルジャン捜査を事実上阻止した。
ヴァルジャンが来るまでは唯一の男性だったフォーシュルヴァンをいたく信頼しており、ある修道女の遺言をかなえるために空の棺を埋めてもらうよう依頼した。依頼が成功すると、かねてより聞いていたフォーシュルヴァンの依頼――弟・ユルティームを庭師として、その娘を寄宿生として修道院に受け入れるというもの――を聞き入れ、ヴァルジャンとコゼットを修道院に迎え入れた。
彼女の前で男性の話をするのは禁止されている。
ベアトリス
声:沢城みゆき
寄宿生の年長組で寄宿生たちの委員長的な存在。貴族出身。コゼットに寄宿学校のルールや壁に耳を当てて外の状況を知ることの楽しさ、「みんな王子様を待っている」といった他の女の子たちの考え方などを親切に教えてくれた。
21話で女子学校から去り、家族のもとへ戻った。50話ではオードリー、シャルロットと一緒にコゼットの結婚式に出席した。
オードリー
声:戸松遥
寄宿生の年長組で寄宿生たちのお姉さん的存在。ベアトリスと一緒にいることが多い。女子学校に入った頃はベアトリスと一緒にコゼットをそっと監督し、補佐していることが多かった。花に水をやるのが好きで、花に水を与えるように人々に愛を与えたいと考えている。
ベアトリスが去ってからは、コゼットが親しい友になる。将来の夢はシスターになること。のちにその夢をかなえ、修道女姿でコゼットを見送った。
シャルロット
声:ささきのぞみ
寄宿生の中では最も幼いほうに入る女の子。コゼットの一番年下の友達。好物はリンゴ。
コゼットが学校に入ってからは、ベアトリスやオードリーとも一緒にいることが多くなった。成長しても「王子様」の存在を夢見ている。女子学校での生活が終わったら、両親のもとへ戻る予定。「(秋になったら)一緒にリンゴを食べよう」と約束していたが、それが叶わぬままコゼットとの別れを迎えることになる。

[編集] マリウスの家族・知人

ジルノルマン
声:小村哲生
マリウスの祖父。独身の娘と召使いたち、それに孫のマリウスと一緒に暮らしている老人。住まいはパリのマレー地区フィーユ・ドゥ・カルヴェール通り6番地にある。老齢になり、流行が変わった今でもフランス革命以前の貴族の服に身を包む。頑固者で怒るとステッキを振り回すが、普段はどこか寂しげな雰囲気を漂わせている。昔は社交界でも有名で様々なサロンやパーティに呼ばれていたようだが、現在は誘いがあっても行く気力がない。
マリウスのことを愛しているが、マリユスの実父・ポンメルシーとは思想上の問題で対立していた。ワーテルローの戦いで没落したポンメルシーにマリウスと生涯会わないよう約束させた上、ポンメルシーからの手紙を全部焼き捨てていた。すべてはマリウスのためを思って行ったことだが、ポンメルシーの死ですべてが裏目に出てしまう。その後、真実を知ったマリウスは家を出てしまった。
マリウスが出て行った後も、悪態をつきながらも彼を実の息子のように想っている。“革命”前は(一度も会ったことはなかったとはいえ)身分の差からコゼットのことを認めていなかったが、彼女と出会い、接するようになってからは彼女を認め、可愛がるようになった。結婚を機に自立しようとするマリウスとコゼットを引きとめ、自宅で同居するようすすめた。
ポンメルシー
声:石住昭彦
マリウスの実の軍人。ワーテルローの戦いで軍功をあげ、ナポレオンから男爵の地位を賜っていた。
ナポレオン失脚後、地位と名誉を奪われ没落。「マリウスと縁を切らねば、マリウスにジルノルマン家の遺産相続させない」とジルノルマンから宣告された彼は、マリウスの今後の生活を思い愚痴ひとつこぼさずマリウスと別れ、ヴェルノンで暮らす道を選ぶ。マブーフをはじめとする心優しい人々に見守られながら質素で堅実な生活を送り、永眠。息子・マリウスにその死を看取られることはなかった。
教会へミサにやって来るマリウスの姿を人知れず陰から見守り、静かに泣いていた。その時、同じ教会に来ていたマブーフと知り合いになる。
マリウスに遺書を残しており、そのなかでマリウスへの深い愛情を切々とつづっている。その内容はマリウスを混乱させるが、やがて真実を知った彼のなかで“尊敬すべき存在”に昇華される。
ワーテルローの戦いで『軍曹テナルディエ』に命を救われた。
マリウスの伯母
声:小野未喜
ジルノルマンの娘で、マリウスの母の姉。独身。父とマリウスの面倒を見ている。死んだ妹に代わり、マリウスの母代わりとして彼をずっと育ててきた。
幼いマリウスをよくミサに連れて行っていたカトリック信者で、手元で育ててきたマリウスのことを実の息子のように常々心配している。
マブーフ
声:島田敏
ヴェルノンに暮らす老人。ポンメルシーの生前の友人で、彼の境遇をすべて知っていた。
穏やかだが陽気で優しいお爺さん。ポンメルシーの息子・マリウスの到来を心から待っていた。マリウスが通う教会で彼と再会したとき、ポンメルシーに関する真実をすべて彼に教えた。
根っからの善人。エポニーヌを“妖精さん”、ガヴローシュを“小さな友”と呼んでいる。
女中の老婆プリュタルクさん(声:水谷ケイコ)と一緒に暮らし、パンとスープだけというつましい食事に満足しながら、植物の研究に没頭する日々を送っていたが、生活は悪化していくばかりだった。いよいよ追い詰められたとき、静かな生活を望んでいた彼は動乱に満ちた“革命”に参加する。
“革命”が始まった1832年6月5日の夜、バリケードが警官隊の攻撃を受けている最中に倒れた革命の象徴である赤い旗を立て直そうとバリケードの外へ出たところで警官隊の銃撃の的となってしまう。助けられた彼はすべてを取り戻した幻想のなかで幸せにひたり、“革命”が成功したことを喜びながらこの世を去った。
それから数時間後、テーブルに丁重に寝かされた彼の亡骸はマリウスと無言の再会を果たした。

[編集] 秘密結社・ABC(アベセ)の友(および関係者)

クールフェラック
声:竹本英史
マリウスと同級生の青年。『ABCの友』に所属。図書館で初めて出会ったマリウスに親しげに話しかけてきた。マリウスを『ナポレオン以前の貴族の味方』(=王党派)だと思っていたが、ナポレオンに関する本を読んでいたので気にかけていた。弁護士の勉強に専念したいマリウスの相談を受け、嫌々ながらゴルボー屋敷を紹介した。
マリウスから身の上話を聞かされた彼はマリウスにもジルノルマンにも同情するが、その真摯な眼差しは常に庶民の生活に向けられており、おのずと何をすべきか悟っていた。同士とともに『ABCの友』を結成し、嫌がるマリウスに何度も参加を呼びかけ、最終的には仲間にした。ほかの結社と組んで革命を起こそうとひそかに活動していたが、民衆の立場に立って行動するラマルク将軍が亡くなったことでその実行を決意する。
革命では、プルーヴェールの“公開処刑”を境とした戦況悪化の中でのバリケード崩壊後、居酒屋コラントの屋根に登り応戦していたが、地上から狙い撃ちにされて複数の銃弾を受け、屋根から転落し死亡した。その際、ミレーヌからお守りとして預かったペンダントを落としたが、それを誰かが拾ったりする描写は無かった。
アンジョルラス
声:岸祐二
美青年。結社の中心的存在。
お菓子を食べられるほど裕福な家の出身だが、街で見かけた浮浪児の生活の実態にショックを受けてからはこの社会を変えようと強く考えるようになった。「恋人は国家フランス」と宣言するほどフランスを愛している。マリウスを友として認めている反面、自分を信じてくれるグランテールを嫌い、冷たく当たっている。
クールフェラックと同様、フランスにもう一度革命を起こそうと強く考え行動していた。1832年6月5日、マリウスとグランテールをのぞくABCの友のメンバーと一緒に居酒屋・コラントにバリケードをつくって警察と戦う。子供でありながら度胸のあるガヴローシュを気に入り、“革命”に参加させた。
なお、岸祐二は舞台でもアンジョルラス役を演じている。また、本作のアンジョルラスはこれまで映像化された作品のなかでは原作にもっとも忠実なルックスである。
市民が立ち上がらなかったため、“革命”は失敗に終わってしまう。ヴァルジャンに逃げるよう、生き延びるよう諭されるものの、結局は仲間と共にバリケードで死ぬ道を選んだ。グランテールに助けられるも、2階に逃げたところで国民軍に追い詰められてしまう。
やっとふたりの意見が一致したところで、国民軍に全身を撃たれ死亡。未来に希望を託した。
コンブフェール
声:羽多野渉
結社の参謀役ともいえる存在。
誰もが革命の決起を訴えた時もラマルク将軍の存在を訴え、彼の行動を見守るようみんなに促した。ラマルク将軍が病に倒れたとの報せを聞いた後もしばらくは仲間たちに冷静になるよう訴えていたが、ラマルク将軍の死の報せを受け、ついに決起する。合流したマリウスに「革命」を意味する赤い色の布を手渡した。
革命では、戦況の悪化に伴い、居酒屋コラントの店内まで後退して応戦していたところに砲撃を受け、壁ごと吹き飛ばされて死亡した。
プルーヴェール
声:藤田圭宣
アンジョルラスと一緒にいる青年で、アンジョルラスに付き従っている『側近』のひとり。原作では『ジャン・プルーヴェール』と呼ばれており、東洋語学に長けている文学青年という記述があるが、そのような傾向は見られない。
“革命”の始まる直前、を手に恋愛詩句をそらんじていた。
国民軍との戦いの最中に捕まり、捕虜になってしまう。戸惑う仲間たちの前に出されたとき、詩を詠うように仲間たちに感謝の言葉を伝えた。直後、背後から軍の一斉射撃を受け死亡。『ABCの友』の最初の死者となった。
レーグル
声:内藤玲
アンジョルラスに付き従う『側近』のひとり。原作では『ボシュエ』と呼ばれており、頭がはげているという設定だが、アニメでは頭を五分刈りにして口ひげを生やしている。
39話では“革命”への参加を呼びかけ、パリ郊外に出かけた。そのときマブーフと出会い、彼を連れてバリケードの拠点の居酒屋・コラントに行くこととなる。
革命では、プルーヴェール死後の悪化する戦況の中、バリケードで応戦中に砲弾の直撃を受け死亡した。
グランテール
声:森訓久
「酒は燃料」と自負するほどの大酒飲みで、常に酒を飲んでいる。ゆえに常に酔っ払った状態で登場する。
何事も何者も信じていないが、アンジョルラスに『酒飲み』とののしられ、軽蔑されていてもアンジョルラスだけは信じ崇拝している。マリウスらの行動や態度を軽蔑している節があるが、アンジョルラスの言動には反論すらしない。
1832年6月5日の“革命”の時も、舞台となる居酒屋・コラントでずっと酒を飲み続けていた。
“革命”開始からずっと酒を飲んでばかりいたがアンジョルラスの危機に乗じて目を覚まし、一度はその窮地を救った。が、すぐに追い詰められ、最期はアンジョルラスとともに全身を銃で撃たれて亡くなった。最期の最期までアンジョルラス自身と“革命”は誰かが必ずつないでくれるという希望を信じていた。
フイイ
声:松原大典
『ABCの友』に所属する青年。原作では孤児で、ポーランド分割を許さない洋扇作りの職工という設定があるが、アニメでの出自や職業は不明。
バオレル
声:吉水孝宏
『ABCの友』に所属する青年。原作では豪快で『革命』以外の暴動が大好きな若者として描かれている。
ジョリー
声:千葉優輝
『ABCの友』に所属する青年。原作では神経質で自分を病気だと疑ってやまない医学生という設定がある。
ユシュルー
声:鈴木琢磨
『ABCの友』が活動拠点のひとつにしている居酒屋コラントの主人。幼い子供がいる。
『ABCの友』の面々とは顔なじみであり、活動の良き理解者でもある。徐々に悪化していくパリの世相を憂いており、アンジョルラスが蜂起を決めたとき、コラントをバリケードの拠点として提供した。“革命”が始まってからは、仲間のひとりとして警察と戦っていた。
しかし、6月6日の未明、アンジョルラスらの「守るべき家族のいる者は(バリケードから)出て行ってほしい」という指示を受け、ほかの4人の男性とともに国民軍の制服を着てバリケードを出た。のちに、家族でコゼットとマリウスの結婚式に出席した。
ミレーヌ
声:川庄美雪
クールフェラックの恋人。彼との仲は非常に親密である。彼が仲間とともに“革命”に立ち上がったとき、彼女も友人らしき女性たちと一緒にけが人の救護や食事の世話にあたった。
しかし、『ABCの友』のメンバーが女性と重傷者をバリケードから出すことを決めたため、やむなく出て行くこととなる。別れ際、クールフェラックにペンダントを渡して別れを惜しんだ。

[編集] 犯罪者集団 パトロン=ミネット

バベ
声:陶山章央
昼間から居酒屋で仲間と酒を飲んでいる悪党。
テナルディエと組んでヴァルジャンをゴルボー屋敷の一室に監禁するが、彼にはかなわなかった。結局、マリウスの通報を受けたジャヴェールによって検挙され、フォルス監獄に収容される。クラクズー、グールメールと同じ牢にいたが、ひと足先に脱獄し、他の面々の脱獄に加担する。脱獄してからはテナルディエのことを『疫病神』と呼ぶようになる。
クラクズー
声:遠藤純一
他の面々と一緒に行動し、居酒屋でだべっている。原作では常に仮面をかぶり腹話術で会話するが、本作ではそういう設定がない。
テナルディエの誘いを受けてヴァルジャン監禁に加担するが、ヴァルジャンの前には手も足も出なかった。結局、ジャヴェールに逮捕され、フォルス監獄に入れられる。脱獄し、今度はプリュメ通りにあるヴァルジャンの邸宅に押し込もうとするが……。
グールメール
声:稲田徹
昼間から居酒屋でだべる男。原作では『ヘラクレスのような体躯の男』と評されている。
バベ、クラクズーと一緒にゴルボー屋敷でヴァルジャンを監禁するが、19年も徒刑場にいた男・ヴァルジャンの強靭な精神をねじ伏せることはできず彼の行動に圧倒され、警察の御用になる。フォルス監獄で日々を過ごしていたが、35話で脱走。テナルディエを置いて逃げようとした。
モンパルナス
声:遊佐浩二
バベ、クラクズー、グールメールと行動をともにする青年。エポニーヌやガヴローシュと顔なじみで、ふたりの素性をよく知っている。ふたりに気軽に話しかけるが、実は相当嫌われている(そんな素振りを見せられても、彼自身は気にしていない様子である)。「人は一度底辺に落ちたら、ずっとそこから抜けられない」という考えの持ち主。
ゴルボー屋敷の一件にたずさわったが、現場にいなかったため逮捕はまぬがれた。のちにガヴローシュと接触し、彼にテナルディエたちの脱獄を助けるよう持ちかけ、率先して脱獄に加担した。
“革命”に関わる人々について、「僕たちのような人間にはわからない何かがあるんだよ」と述べている。
御者
声:鈴木賢
パトロン=ミネットの一人?

[編集] その他重要人物

アラン
声:勝杏里
他の村からやってきた孤児。原作には登場しないオリジナルキャラで、ヴァルジャンが最初に『育てた』子供。弟・ダニエル(声:真田アサミ)と妹・マリー(声:今野宏美)がいる。弟達のためにパンを盗んで捕まったところをマドレーヌことジャン・ヴァルジャンに助けられ、市長の側近として働くようになる。成長するとヴァルジャンの片腕として活躍し、自身のような孤児たちを救うためボランティアに従事する。ヴァルジャンに心から信頼を寄せている。
工場を解雇され物乞いとなったファンティーヌを見つけ、ヴァルジャンと共に彼女を救い出す。診療所に運ばれた彼女をサンプリス修道女とともに介抱した。後にヴァルジャンの正体が犯罪者だと知るが、以前と同じようにヴァルジャンを慕い続けた。その後はヴァルジャンの行っていた仕事を引き継ぎ、モントメイユ・シュル・メールの市長代理となる。
ミリエル司教
声:大塚周夫
人間不信と憎悪の塊だったジャン・ヴァルジャンを救ったディーニュの司教。2話で他界の事実が新聞に載り、ヴァルジャンがショックを受ける。出所後も更正できずにいたヴァルジャンを自宅に泊めて介抱した。ヴァルジャンが恩に報いずに銀の食器を盗み出し捕まった際、盗まれた事実を隠して「正しい人間として生きてもらうために」とさらに銀の燭台も差し出した偉大で慈悲深い人物。彼との出逢い以降、ジャン・ヴァルジャンは改心し、その身を人々の為に尽くすことを誓う。
亡くなった今でもヴァルジャンの心の支えであり、過去を告白すべきか迷っていたヴァルジャンの夢の中にも現れた。
ちなみに、CMのアイキャッチに登場する銀の燭台はミリエル司教がヴァルジャンに与えたものである。
トロン
声:進藤尚美
エポニーヌの同級生でハンサムな少年。アニメのみのオリジナルキャラ。エポニーヌの片思いの相手だが、本人はエポニーヌよりもコゼットに関心があり、エポニーヌを《コゼットをいじめる悪い子》だと解釈していた。コゼットが神父から文字を学んでいるのを見てひそかに応援し、手伝っていた。
しかし、家族と引っ越してしまう。
神父
声:岸祐二
帰り道、コゼットが出会ったモンフェルメイユ村の神父。アニメのみのオリジナルキャラ。親切で文字を覚え始めたコゼットに『コゼット』の名前のつづりを教え、文字の読み書きを教えるようになるが、別の教会へ移動になってしまう。
のちにヴァルジャンがつくった学校で教師をつとめる。
メイエ
声:瀬畑奈津子
マドレーヌの工場の工場監督。小柄な老婆。娘の存在が発覚したファンティーヌを市長に知らせず独断で解雇してしまう。しかし、路上生活者となり病で療養所に運ばれてきたファンティーヌに「すべてはトラブルを避けるためだった」と謝罪。
コゼットを引き取るべくモンフェルメイユまで行くが…。
ゼフィーヌ
声:田中敦子
マドレーヌの工場で働いていた女工。ファンティーヌの部屋を訪ねた際に彼女にコゼットという娘がいることを知り、同僚にそのことを話した上に、ファンティーヌに嫌がらせをするようになる。
シャンマチウ
声:辻親八
ジャン・ヴァルジャンと間違えられて誤認逮捕された男だが、ヴァルジャンと似ても似つかぬ男。当時、ファンティーヌとの約束を果たすためにモンフェルメイユに行こうとしていたマドレーヌことヴァルジャンは、彼のために葛藤する。
しかし、マドレーヌは彼を冤罪から救う方を優先し、裁判の席で自らの正体を明かす。
サンプリス
声:かないみか
マドレーヌの診療所で働く修道女。常に貧しい人々の為に活動している。ボランティアに熱心なマドレーヌ市長を信頼し、慕っている。アランとともに助かる見込みのないファンティーヌの看護にあたり、彼女の臨終を看取る。のちにモントメイユ・シュル・メールに来たコゼットにファンティーヌの生き様を語って聞かせた。
口癖は「嘘はいけません。嘘は罪です」。自身もその言葉を信条にしていたが…。
シャブイエ
声:水野龍司
パリの警視総監秘書。かねてよりジャヴェールに目をかけており、ジャン・ヴァルジャン逮捕のためのパリへの栄転も彼がすすめたものだった。
しかし、『パトロン=ミネット』の暗躍が日々過激になってゆく状況のなかでジャン・ヴァルジャンひとりに多くの人員をつぎ込めないとしてジャヴェールに『パトロン=ミネット』の検挙を命じる。
トゥーサン
声:かないみか
ヴァルジャンとコゼットに仕える女中。息子夫妻を流行病で亡くし、生活にも困って教会で祈っていたところ、ヴァルジャンと出会い、そのまま雇われる。
コゼットとマリウスの恋を応援したり、厳戒態勢のなか外出したコゼットを心配して泣いたりと、コゼットを実の娘のように可愛がっている。原作では結婚したコゼットについていったものの召使いと対立して出て行ったが、アニメではコゼットが結婚してからも彼女の実家で居候の子供たちの世話をしている。
プーゴン
声:田村聖子
ゴルボー屋敷の管理人。“ろくでもないゴロツキの溜まり場”ゴルボー屋敷へのマリウスの入居にクールフェラックと同様に驚いた。
マリウスに思いを寄せるエポニーヌに対して「(自分たちと)住む世界が違う」と告げる。テナルディエたちが逮捕されてからは屋敷に住み着く者がいなくなってしまい、聞き込みに来ていた警官たちに八つ当たりしている。
ロザリーヌ
声:萩原えみこ
ファンティーヌに似た女の人。27話に登場。自分の子ポーレットをパン屋に預けたが…。
ポーレット
声:三瓶由布子
ロザリーヌの娘。子供時代のコゼットに似ている。
ブレソール
声:三瓶由布子
34話から登場。ガヴローシュと一緒に行動する兄弟の年上の方で7歳児。父を去年亡くし、母も流行り病で死んだため親類のおじさんの家に向かっていたが、行き先を書いた紙を途中でなくし、迷子になってしまう。床屋の親父に食べ物を分けてもらおうと店に入り、追い出されたところをガヴローシュに助けられる。それからはガヴローシュと一緒に行動し、パリの街で生きていくための知恵を学んでいる。ガヴローシュにとって“弟”のような存在。
日が経つにつれてたくましくなってゆき、ついに替え歌を歌って金をもらう方法を身につける。
ユーグ
声:徳永愛
34話から登場。ガヴローシュと一緒に行動する兄弟の年下の方で5歳児。兄と一緒に親戚のおじさんの家に行っていたが、パリを放浪するはめになってしまう。兄と一緒にガヴローシュに助けられてからは、食べ物にありつく術を学んでいる。ブレソールと同様に、ガヴローシュにとって実の“弟”のような存在である。
公園に2人でいたところ、シュシュのあとをつけてきたヴァルジャンに保護された。それ以降はガヴローシュと一緒にロマルメ通りのコゼットの実家で世話になっている。52話ではガブローシュとともにヴァルジャンの設立した学校で学んでいる。
ラマルク将軍
実在の人物。民衆に冷たい態度を取っている政府のなかで、民衆の立場に立って考え行動している唯一の人物。それゆえ民衆に愛されている。
コレラで倒れた貧しい人々が運ばれた病院へ見舞いに行くが、その後で病に倒れ逝去する。彼の死がパリの民衆に《革命》の気運を呼び起こすことになる。葬儀の執り行われた1832年6月5日、ついに民衆は立ち上がる。
プチ・ジェルヴェ
声:日比愛子
ヴァルジャンの回想のなかで登場。ディーニュの教会で、銀の食器を盗んだ自分を助けてくれたミリエル神父の言動に戸惑うヴァルジャンと道端で出会う。
彼が落とした40スー硬貨をめぐり、ヴァルジャンとの間で事件が起きてしまう。この事件でヴァルジャンは再び追われる身となるが、同時にこの事件がヴァルジャンをミリエル神父の説く「正しい人」へと改心させるきっかけとなった。

[編集] 原作との相違点

[編集] 基本的な設定

  • 主人公がジャン・ヴァルジャンからコゼットに変更されている。これは少年少女を主役にするという世界名作劇場のこれまでのパターンを引き継いでいる。
  • 主人公の名前が原作とは異なる。原作での本名はユーフラジーであり、コゼットは、母ファンティーヌが彼女につけ、幼少時から常にそう呼んでいた愛称であるが、アニメでは最初からコゼットが本名である。
  • コゼットには母・ファンティーヌの記憶がある。原作にない「娘から母への想い」が本作品の大きな柱の一つになっている。
  • 第1話でコゼットは3歳になっているが、原作では「もう直ぐ3歳」である。また、エポニーヌが4歳、アゼルマが2歳という設定だが、原作ではエポニーヌが「生後30ヶ月(=2歳半)前後」、アゼルマが「生後18ヶ月(=1歳半)前後」という設定になっている。
  • 第2話の段階でガヴローシュが登場しているが、原作ではもう2年程後に生まれている。さらに『コゼットの親友』という重要な設定が追加されている。原作でガヴローシュが活躍するのはパリに出てから。原作では「ガヴローシュ」は本名ではなく、テナルディエがパリに出てきて別の名前「ジョンドレット」を名乗るようになってから名前を改めたことになっており、モンフェルメイユにいる段階では本名が設定されていない。原作のガヴローシュはコゼットともヴァルジャンとも面識がない。
  • アニメのおかみは黒髪となっているが、原作の描写では彼女はブロンド(モンフェルメイユでファンティーヌと会った時は赤毛だった)となっている。また、原作では彼女はそばかすがいっぱいの顔でひげまで生えているが、本作ではそのような設定はない。
  • 第1話で登場するアランとその兄弟、アニメ第4話で登場する神父とトロン、20話で登場するベアトリス、オドレイ、シャルロット、27話に登場するポーレットなどはいずれもアニメオリジナルキャラクターである。
  • 犬のシュシュも原作には登場しない(原作でも犬を飼っていたが、すぐに死んでしまう)。当初は主人公のパートナー兼ペットとしての位置付けだったが、終盤ではガヴローシュとブレソール・ユーグ、そしてコゼットを結びつける重要な役割を果たす事になる。
  • 原作ではコゼットは自発的にヴァルジャンのことを『お父さん』と呼んでいるが、アニメでは最初は『おじさん』と呼んでいたが、ヴァルジャンの指示で『お父さん』と呼ぶようになった。
  • フランス語ではプチ・ピクピュス修道院の女性教師のような教母は『メール』(Mère, 母)、サンプリスのような一般修道女は『スール』(Sœur, 姉妹)と表現されており、原作および翻訳もこれに従っているが、この作品では身分に関わらず、修道女はすべて『シスター』(Sister, 姉妹の英語訳)と表現されている。
  • 成長したエポニーヌの人物設定。原作では隠語を喋り、犯罪にも平気で加担している。対してアニメでは家族の浅ましい行為をたしなめ、悪行に抵抗するなど根っからの貧乏人や犯罪者に落ちぶれることを徹底的に嫌がっている。
  • アニメのマリウスは暗めのブロンドに茶色の眼をしているが、原作の描写では彼は黒髪黒眼となっている。
  • モンパルナスを除くパトロン=ミネットの面々、およびアンジョルラス以外の『ABCの友』の面々の設定が簡略化されている。
  • アニメではコゼットとマリウス、エポニーヌの3人の関係をあらわすシンボルとしてマリーゴールドの花が登場する。

[編集] ストーリーの相違点(第1話 - 第13話)

  • ファンティーヌが結婚しており、コゼットの父が死んだという設定になっている。原作ではファンティーヌは未婚のままコゼットを産んだ。彼女を捨てて故郷・トゥールーズに帰った老学生フェリックス・トロミエスは登場しない。
  • 原作ではファンティーヌは生まれ故郷であるモントルイユ・シュル・メールへ帰って仕事を探す途中でファンティーヌ側からテナルディエ家にコゼットの託児を依頼しているが、アニメではファンティーヌの生まれ故郷という設定を無くし、途中で寄ったモンフェルメイユのパン屋の店長の会話でファンティーヌがモントルイユ・シュル・メールに仕事があることを知り、コゼットを預かる提案もテナルディエ側から行ったと変更されている。
  • 原作ではファンティーヌはワーテルロー亭に一泊してからモントルイユ・シュル・メールに行った(というか帰ったと言ってもよい)が、アニメでは一泊せずに託児を承知してからすぐにモントルイユ・シュル・メールに行った(この日は、ワーテルロー亭の代わりに別の宿屋に泊まっている)。
  • 第1話の段階でコゼットは労働に従事しているが、原作でテナルディエ家にこき使われるのは5歳以降である。
  • 第2話のジャン・ヴァルジャンの回想により、彼の改心のエピソードを大幅に短縮している(46話での彼の回想で詳細が描かれる)。
  • 第2話から11話までのコゼット側のエピソードの大部分はアニメのオリジナルである。
  • 第4話以降コゼットは文字の読み書きを村の教会の神父から教わっているが、原作ではパリへ逃走している最中にジャン・ヴァルジャンから教わる。
  • アニメではゼフィーヌがコゼットの存在をメイエにばらしたことでファンティーヌが工場を首にされるが、原作では意地悪な老婆・ヴィクチュルニアン夫人がモンフェルメイユに出向いてコゼットを見つけたことでファンティーヌは首にされる。ゼフィーヌは原作ではファンティーヌとつるんでいたお針子娘のひとり。
  • 第6話でコゼットの8歳の誕生日の直前にファンティーヌは工場を首になっているが、原作ではファンティーヌが死ぬ1年半ほど前のことである。
  • 第8話でファンティーヌが落ちぶれていくエピソードが描かれるが、歯抜きで前歯2本を売ったエピソードと売春に走るエピソードが削除されている。
  • 原作ではファンティーヌは病室で休んでいるうちに、髪の毛の色がブロンドから灰色に変わってしまうが、アニメではファンティーヌが亡くなるまでずっとブロンドのままである。
  • 第11話から12話ではジャン・ヴァルジャンはモントルイユ・シュル・メールの留置場から脱走した後、数日内にモンフェルメイユに向かっていることになっているが、原作のジャン・ヴァルジャンは脱走後にパリへ出向いた時に再逮捕され、終身刑の判決を受け、トゥーロンの監獄に入る。そして軍艦オリオン号で事故死を装って5度目の脱獄を行い成功し、その後身分を隠してコゼットを出迎える準備を整えてるというエピソードを踏まえており、9ヶ月前後の時間差がある。またアニメのジャヴェールはジャン・ヴァルジャン捜索のためにパリへ転属となったが、原作ではジャヴェールがジャン・ヴァルジャンの再逮捕に成功したために、パリへ栄転となった。
  • 原作ではコゼットが宿屋の客に対して嘘を言うエピソードがあるが、本作では削除されている。また、おかみの態度が原作よりも少し控えめになっている。
  • テナルディエが墓穴を掘ったおかげで、ジャン・ヴァルジャンがコゼットの売り賃を支払わずに済んだ。

[編集] ストーリーの相違点(第14話 - 第26話)

  • アニメではコゼット奪還の翌日(第14話)の段階で、テナルディエはコゼットを連れて行った男がジャン・ヴァルジャンであることを知る。
  • 原作ではコゼットを奪還した夕方にはパリのゴルボー屋敷に到着しているが、アニメでは数日程度の時間を置いており、第15話で別の街に立ち寄っている。
  • 原作ではジャヴェールが死んだと思っていたジャン・ヴァルジャンを見つけ、ゴルボー屋敷を捜し当てるまで単独で捜査したが、アニメでは最初からジャヴェールにジャン・ヴァルジャン捜索の権限が与えられている。
  • 修道院生活を描いた20話は、コゼットとヴァルジャンを修道院に置くことが決まった序盤を除いてはほとんどがオリジナルエピソードとなっている。原作ではコゼットの修道院生活が数行しか紹介されていない。
  • 『パトロン=ミネット』の暗躍が原作よりも早く始まっている。原作では1830年から1835年(コゼットが15歳から20歳までの間)にかけて暗躍したのに対し、アニメではコゼットが修道院の女子学校に入学した1824年ごろからすでに暗躍していた。
  • マリウスに関する人間関係等が簡略化されて紹介されている。原作ではポンメルシーの本名はジョルジュ・ポンメルシー、ジルノルマンの本名はリュック=エスプリ・ジルノルマンと紹介されていて、お互いがどういう人物でどういう暮らしをしてきたかが描かれている。また、ポンメルシーの臨終の瞬間も原作と異なる。アニメではポンメルシーがすでに他界した段階でマリウスがやって来たのに対し、原作では臨終の寸前にマリウスがやって来た。ただし、アニメも原作もマリウスが父の死に目にあえなかった点だけは一致している。
  • テナルディエ一家の夜逃げシーンはアニメオリジナル。
  • テオデュールが登場していない。原作ではマリウスのまたいとこ(はとこ)で、マリウスの伯母に可愛がられている槍騎兵のテオデュール・ジルノルマンが伯母に頼まれマリウスの行動を偵察しているが、そのシーンがカットされている。
  • 原作通りの年代設定の場合、ポンメルシーの死やワーテルロー亭の破産が原作より1年以上遅れている。ポンメルシーが亡くなり、ワーテルロー亭の破産が判明したのが原作では1827年である。
  • ガヴローシュがパリへ旅立つ経緯が異なる。アニメでは家族が夜逃げしたため借金取りたちに狙われていることを知った彼が、1通の絵葉書を頼りにシュシュと一緒にパリへ向かう。原作では宿屋が破産したため家族と一緒にパリへ向かう。
  • コゼットのウエスト通りでの生活とエポニーヌのゴルボー屋敷での生活、マリウスがゴルボー屋敷へ入居するまでの展開を描いた23話はオリジナルエピソードとなっている。
  • エポニーヌの恋の始まりが原作と異なっている。原作では1832年2月2日の夕刻にアゼルマとエポニーヌが手紙を落とし、マリウスがそれを拾って落とし主を探していたところ、エポニーヌがマリウスの部屋を訪れるところから彼女の恋が始まる。が、アニメでは1829年の晩秋にエポニーヌが朝の水汲みでマリウスを見かけたところから、彼女の恋が始まっている。

[編集] ストーリーの相違点(第27話 - 第39話)

  • 27話は原作にない、オリジナルエピソードとなっている。
  • 前述の通り第14話でテナルディエがコゼットを奪還したのはジャン・ヴァルジャンであったことを知ったため、原作でジャン・ヴァルジャンがゴルボ-屋敷待ち伏せ事件のみ使ったユルバン・ファーブル(Urbain Fabre)という偽名は、本作では使わなかった。
  • ゴルボー屋敷の事件ではエポニーヌは逮捕されなかったが、原作では逮捕されている。その際、アゼルマと同じマドロンネット監獄に収容された(のちに証拠不十分のため、アゼルマと一緒に釈放された)。さらに、原作ではおかみとアゼルマは別の監獄に入っており、テナルディエの脱獄の段階で牢獄に入っていたのは家族のなかではおかみだけである。
  • 33話でマリウスがコゼットにあてた手紙の内容が簡略化されている。
  • 原作ではクラクズーは収監される前に誰にも気づかれずに逃げたのに対し、アニメでは他の仲間たちと一緒に収監されている。バベも周囲の隙を突いて簡単に脱獄している。
  • モンパルナスとエポニーヌ、ガヴローシュとの仲。原作ではわりと親しい間柄である。
  • アニメではヴァルジャンには「学校を作る」という、目的が設定されている。
  • 35話の脱獄のシーンで、テナルディエは自分を助けてくれたのがガヴローシュであることを気づいている。原作では暗くて顔もわかってもらえず、声をかけてもらえなかったことからガヴローシュは何もいわずに立ち去っている。
  • コゼットが自分の美貌に気づくシーンがカットされている。マリウスに惚れるのは、彼女が自分の美貌に気づいてからである。
  • アニメではテナルディエ夫妻の子供はエポニーヌ・アゼルマ・ガヴローシュの3人だけということになっている。原作でガヴローシュが助けた兄弟は実は幼いころに生き別れになった彼の実弟だが、ブレソールとユーグの兄弟との間に血縁関係はない。
  • 原作に登場したガヴローシュの弟たちをテナルディエから借りていた悪女・マニョンとミス嬢は登場していない。よって、エポニーヌがコゼットの家へ行った理由も原作と異なる。
  • 他人の財布を盗むところを見られたモンパルナスがヴァルジャンに「働け」と説教されるシーンがカットされている。
  • 原作ではエポニーヌはマリウスの恋人がコゼットであることを全然知らない。アニメでは途中でコゼットがマリウスの恋人であることに気づいたことになっており、このことで以下の相違点が出てきている。
    • 38話のコゼットとエポニーヌの対決シーンとエポニーヌがコゼットの手紙を手に入れる方法が異なる。
    • エポニーヌがマリウスに革命への参加を呼びかけた理由が異なる
  • ABCの友が居酒屋コラントを革命の拠点にする経緯。原作ではコラントで飲んでいたレーグル・ジョリー・グランテールの3人が主人に何の断りもなく建物内を占拠する。アニメではコラントの主人・ユシュルーがアンジョルラスに「(バリケードをつくるなら)コラントを使ってくれ」と申し出ている。ちなみにユシュルーは、原作では女性となっている。

[編集] ストーリーの相違点(第40話 -第52話)

  • 42話でのガヴローシュの行動。原作ではマリウスから預かった手紙をヴァルジャン本人に渡したのに対し、アニメではアパルトメンの管理人とおぼしき人物に手渡していた。
  • コゼットとマリウスの仲を知った時のヴァルジャンの心境。原作ではマリウスに嫉妬し彼の死すら望んだものの、最終的には「コゼットのためだ」と彼を受け入れるが、アニメではそういったジェラシーや心の葛藤から、コゼットの成長を悟って感慨にふける描写に替えられている。
  • “革命”の時におけるコゼットの行動はオリジナルの展開である。原作では何も知らずにマリウスが来るのを家で待ち、ツバメの親子を見つめているだけ。
  • バリケードで銃弾を拾っているガヴローシュが歌ったのは、原作ではヴォルテールルソーを皮肉った内容の歌だったのに対し、アニメではコゼットが歌っていた子守唄だった。
  • エポニーヌ以外のテナルディエ一家の面々とジャヴェールのたどる運命。詳細はそれぞれの項を参照。
  • 49話でコゼットがファンティーヌのことを知るためにモントルイユ・シュル・メールへ旅行に出る展開はオリジナル。
  • ヴァルジャンが去ったあとのモントルイユ・シュル・メール。原作では“マドレーヌ”ことヴァルジャンが逮捕されて以降、新しい市長のもとで新しい体制が始まった。が、黒ガラス工場の倒産や人々のモラルの低下などでモントルイユ・シュル・メールは破滅の一途をたどり、ついには収税を倍加しなければならないほど立ち行かなくなってしまった。対してアニメでは市長は“マドレーヌ氏”のまま代わっておらず、彼の下で働いてきたアランが市長代理として一切の職務を行っていたため、工場も市政も破滅に至らなかった。当然、黒ガラス工場に子連れの女工達のための託児所が造られたのもアニメオリジナルである。原作で失われた「貧しいものへの手助け」も存続している。
  • マリウスに自身の過去を告白した後のジャン・ヴァルジャン。詳しくは本人の項を参照。

[編集] 次回予告

次回のシーンを背景に謎のコンビ、丸頭くん(声:名塚佳織)と、ボクくん(声:萩原えみこ)の掛け合いで展開する。次回の内容をあまり触れず、今回のストーリーの感想や補足説明が中心となる。最終話の予告で初めてその姿を披露。現場では通称「予告くん」と呼ばれていた。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

オープニングテーマ「風の向こう
作詞・歌:斉藤由貴 作曲:いしいめぐみ 編曲:澤近泰輔
エンディングテーマ「ma maman」
作詞・歌:斉藤由貴 作曲・編曲:澤近泰輔
挿入歌「私にできること」(#44)
作詞・作曲:いしいめぐみ 編曲:D'iLL 歌:コゼット(名塚佳織

※CD発売はインデックスミュージック

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 ファンティーヌとコゼット 金春智子 桜井弘明 市橋佳之 藤原宏樹
2 ジャン・ヴァルジャンの秘密 棚橋一徳 山本径子
3 新しい友だちシュシュ 丸尾みほ 四分一節子 阿部千秋
4 お母さんの手紙 平見瞠 岡本英樹 赤城博昭 加瀬政広
5 ジャヴェールの疑惑 横谷昌宏 四分一節子 土屋日 南伸一郎
6 コゼットの誕生日 池田眞美子 清水明 清水恵蔵、三浦洋祐
清水友子
7 迷子のエポニーヌ 丸尾みほ 井硲清高 赤城博昭 藤原宏樹
8 お母さんのスカート 平見瞠 四分一節子 棚橋一徳 山本径子
9 テナルディエの悪だくみ 横谷昌宏 岡嶋国敏 Son Gil-young
10 迷いのマドレーヌ 佐藤雄助 川西泰二 宍戸久美子
11 サンプリスの嘘 池田眞美子 小滝礼 萩原露光 渡辺章
12 ひとりぼっちのコゼット 金春智子 四分一節子 清水明 清水恵蔵、三浦洋祐
13 ジャン・ヴァルジャンとコゼット 桜井弘明 市橋佳之 藤原宏樹、志田ただし
14 二人きりの旅 池田眞美子 四分一節子 棚橋一徳 山本径子
15 二人の絆 横谷昌宏 井硲清高 佐々木皓一 梶浦紳一郎
16 パリのゴルボー屋敷 金春智子 尼野浩正 川西泰二 宍戸久美子
17 迫り来るジャヴェール 丸尾みほ 四分一節子 清水明 清水恵蔵、三浦洋祐
桝井一平、阿部千秋
18 忘れていた再会 平見瞠 井硲清高 岡嶋国敏 Son Gil-young
19 預けられたコゼット 福田道生 市橋佳之 藤原宏樹
20 修道院の日々 横谷昌宏 四分一節子 棚橋一徳 鈴木伸一
21 マリウス・ポンメルシー 池田眞美子 桜井弘明 佐々木皓一 飯飼一幸
22 それぞれの旅立ち 丸尾みほ 福田道生 橋口洋介 宍戸久美子
23 パリの空の下で 金春智子 四分一節子 清水明 桝井一平
24 リュクサンブールの出会い 平見瞠 井硲清高 梅本唯 服部聰志
25 届かぬ思い 池田眞美子 小滝礼 市橋佳之 渡辺はじめ
26 パリのすれちがい 横谷昌宏 四分一節子 棚橋一徳 鈴木伸一
27 飛び出した女の子 金春智子 福田道生 石川敏浩 梶浦紳一郎
28 拾われた手紙 平見瞠 井硲清高 萩原露光 川口弘明
29 テナルディエの罠 池田眞美子 橋口洋介 宍戸久美子
30 残されたコイン 横谷昌宏 四分一節子 清水明 桝井一平
31 穏やかなプリュメ通り 池田眞美子 梅本唯 服部聰志
32 あの日の面影 平見瞠 小滝礼 市橋佳之 藤原宏樹
33 あきらめかけた再会 横谷昌宏 四分一節子 棚橋一徳 鈴木伸一
34 象の中の子供たち 丸尾みほ 福田道生 福本潔 昆進之介、中野彬子
35 パトロン・ミネットの脱獄 横谷昌宏 井硲清高 園田雅裕 三浦貴弘
36 病める都・パリ 平見瞠 四分一節子 清水明 桝井一平
37 マリウスの誤算 島田満 井硲清高 萩原露光 川口弘明
38 コゼットとエポニーヌ 金春智子 桜井弘明 梅本唯 服部聰志
39 1832年6月5日 横谷昌宏 四分一節子 棚橋一徳 鈴木伸一
40 革命の夜 池田眞美子 福田道生 安藤健 松岡謙治
41 エポニーヌの恋 平見瞠 小滝礼 市橋佳之 宍戸久美子
42 マリウスからの手紙 横谷昌宏 四分一節子 清水明 小林ゆかり、桝井一平
43 ガヴローシュの願い 金春智子 井硲清高 園田雅裕 藤原宏樹、渡辺はじめ
44 未来へのともしび 藤森久 梅本唯 をがわいちろを
45 パリの下水道 島田満 四分一節子 棚橋一徳 鈴木伸一
46 ジャヴェールの正義 池田眞美子 桜井弘明 安藤健 松岡謙治
47 心の絆 平見瞠 井硲清高 津田義三 をがわいちろを
48 コゼットとマリウス 金春智子 四分一節子 清水明 桝井一平
49 私のお母さん 藤森久 市橋佳之 宍戸久美子
50 永遠のリング 横谷昌宏 小滝礼 梅本唯 をがわいちろを
51 明かされた真実 金春智子 四分一節子 棚橋一徳 鈴木伸一
52 銀の燭台 桜井弘明 市橋佳之 渡辺はじめ

[編集] ハプニング

  • 2007年6月1日、BIGLOBEが本放映より2日早く、22話の本編をネット上で配信してしまった。

[編集] 備考

  • 冠スポンサーはハウス食品だが、バンダイとインデックスミュージックを加えた複数社提供である。
  • BIGLOBEでも放送翌日より本編が配信される。
  • 冒頭の「世界名作劇場」の表示の際、「ハウス食品」の文字が同時に表示されるのはBSフジでのみ。
  • 本作放送に先立ち、旧作の総集編『世界名作劇場完結版』が2006年10月から12月までBSフジで再放送された。
  • 本作のキャラクターは過去の世界名作劇場作品群のキャラクターに比べると、ややデフォルメされたコミックチックなデザインとなっている。
  • 1978年放送の『ペリーヌ物語』でレ・ミゼラブルの話を紹介するシーンがあった。
  • 主題歌を歌う斉藤由貴は、かつて、舞台で初代コゼット役を演じていた。

[編集] 脚注

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[編集] 外部リンク

BSフジ 日曜19:30枠(世界名作劇場
前番組 番組名 次番組
レ・ミゼラブル 少女コゼット
※当作品からBSフジのオリジナルシリーズ