スーパーマリオランド2 6つの金貨

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スーパーマリオランド2 6つの金貨
Super Mario Land 2: 6 Golden Coins
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 ゲームボーイ
開発元 任天堂開発第一部
発売元 任天堂
プロデューサー 横井軍平
ディレクター 清武博二
細川豪彦
プログラマー 原田貴裕
山中勝
小川譲
音楽 戸高一生
美術 清武博二
細川豪彦
加納誠
シリーズ マリオランドシリーズ
人数 1人
メディア 4メガビットロムカセット
発売日 日本の旗1992年10月21日
アメリカ合衆国の旗1992年11月1日
欧州連合の旗1993年1月28日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRB:E(Everyone)
OFLC:G(General)
売上本数 日本の旗約270万本
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スーパーマリオランド2 6つの金貨』(スーパーマリオランドツー むっつのきんか)は、任天堂ゲームボーイ1992年10月21日に発売した横スクロールアクションゲームである。『スーパーマリオランド』の続編。売上本数約270万本。後にワリオシリーズの主役となるキャラクター「ワリオ」が初登場した作品である(本作では悪役として登場)。

概要[編集]

このゲームは横スクロールアクションゲームである。前作とは違い、キャラクターが大きくなり、スクロールを戻せて、ゲームの途中経過もセーブできる。待ち受ける敵キャラクターを踏みつけなどで倒し(あるいは避け)、アイテムやコインを取りながらゴールを目指す。

今回は『スーパーマリオワールド』のようなマップ画面があり、最初のステージをクリアした後はマリオ城以外ならどこからでも攻略することができる。また、隠しステージもマリオゾーンを除く各ゾーンに用意されている。

その他、ゲーム中のマリオの外見やアイテム・敵キャラクター・ステージ内の施設構成なども『スーパーマリオワールド』のデザインと通じる点がいくらかある。なお、マリオが2段階変身をした状態でダメージを受けると、小さくならずスーパーマリオ状態に戻るだけに設定されたのは国内版では本作からであり、以降リメイク版や携帯機向けのマリオはほとんどがこの仕様である。また、この作品以降のワリオランドシリーズを含むゲームボーイのマリオシリーズからは、得点の概念が無くなっている。

ゲーム内容[編集]

ステージ[編集]

マップ上[編集]

ゲートコース
最初は必ずこのステージを遊ぶことになる。ノコノコとクリボーが出現する入門用のオーソドックスなコース。一度クリアすると、そのセーブデータでは二度とこのステージに入ることができない。
展望台コース
強制スクロール。クリボーとパタクリボーがいて、一定間隔でアイテムが設置されているだけのステージ。
しゃぼん玉コース
スペースゾーンへ行くために必要。カバの像ヒポポンから出される鼻水風船で宇宙を目指す。鼻水風船に乗って飛ぶ場合は何もせずにクリアすることが出来る。また、下の道を通り、水中ステージを進んでもクリアすることが出来るが、宇宙へは行けない。
ワリオ城内
ワリオが待つ最終ステージ。金貨を全て集めるまでは入ることができない。ゲームオーバーになってしまうと、それまでに集めた金貨は元の場所へ戻り、全てのゾーンのボス面のみ、クリア状態がリセットされる。また、最終ステージにふさわしく、攻略がかなり難しい。ほとんどモンスターがいないが、多数のトラップが待ち受けている。

ゾーン[編集]

ツリーゾーン
根・葉など樹木の一部がステージになっている。ボスはクロス。
タートルゾーン
いわゆる水中面・水上面。隠しステージはタートルゾーン横の小さな島。ボスはパコ&ポコ。
マクロゾーン
小屋の中。マリオがミクロ化する。ここの隠しステージはクリアするとショートカットになる。ボスはリッキー。
マリオゾーン
ステージマップはマリオの形をしている。機械仕掛けやおもちゃの世界のステージが多い。ここには隠しステージが存在しない。ボスはブーロ・ブーチョ・ブーポン。
パンプキンゾーン
幽霊にちなんだ敵やステージが多い。また、隠しステージが最も多く存在する。ボスはサバーサ。
スペースゾーン
このゾーンは宇宙空間のため、宇宙服を着たスペースマリオとなり、移動がかなり独特になる。ボスはタタンガ。

マリオゾーンを除き、隠しステージをクリアすると各ゾーンの背景などが少し変化する。

ステージ内[編集]

中間ベル
コースのほぼ真ん中にある。これを鳴らすと、ミスしてもその付近から再スタートできる。隠しステージなど、中間ベルがないステージもある。
ゴール(ボーナスゲーム)
隠しステージとボス戦のあるステージを除き、ゴール上にはベルがありこれを鳴らしてゴールするとボーナスゲームにチャレンジできる。ボーナスゲームには以下の2種類あり、残り人数を増やしたりアイテムを獲得することができる(が、もし手に入れたアイテムが気に召さなかった場合はキャンセルも可能)。
クレーンゲーム
立て続けに流れてくるアイテムをクレーンで掴む。ただし、失敗もあり品揃えは残りタイムに左右される(特に残りタイム100を切ってゴールするとほとんどがスーパーキノコになる)。
アミダくじ
4つのスイッチを一つ選び、その上に爆弾の皿に乗っているアイテムが落ちてくる(が、ランダムでネズミが2匹線路を妨害する)。アイテムの品揃えは常に一定で必ず獲得できる。
なお一部のステージにはゴールが2つあり、一方に入ると後述の隠しステージに進める。

隠しステージ[編集]

各ゾーンに1つ(パンプキンゾーンは2つ、マリオゾーンは0つ)ある。基本的には寄り道のような位置付けになっている。隠しステージ内でミスするか、クリアすると隠しステージへの分岐ステージに戻される。隠しステージは一度出現させるとマップ画面にその存在が表示されるようになるが、通常のステージとは違い直接そこへ移動することはできない。過去に出現させた隠しステージを再び遊びたい場合は、再び分岐ステージで隠しゴールに行く必要がある。

なお、マクロゾーンの隠しステージに限り、ステージを一度出現させれば分岐ステージを使わずに直接そこに行くことが出来る。また、同ゾーン内の最終ステージへの近道でもある。

アクション[編集]

基本動作は『スーパーマリオワールド』と同じであるが、スピンジャンプはスーパーorファイアマリオに限られる。スーパーマリオに加え今作は2種の変身(ファイアマリオバニーマリオ)があるが、前作のスーパーボールマリオは無くなった。

変身など[編集]

スーパーマリオ
スーパーキノコを取ると変身(元がファイアマリオやバニーマリオであっても変身してしまうので注意)。下からブロックを叩いて壊せるようになり、スピンジャンプを使って足元のブロックも叩くことが出来る。
ファイアマリオ
ファイアフラワーを取ると変身できる。ファイアボールを撃つことができ、敵を攻撃したり、ファイアボールでしか破壊できないブロックも破壊したりできる。ゲームボーイはモノクロであるが、今作のファイアマリオは帽子に羽がついているので判別できる。スピンジャンプ可。
バニーマリオ
ニンジンを取ると変身できる。ジャンプ力が上がり、ジャンプボタンを押しっぱなしにすることでオートジャンプをするようになる。頭に生えたウサギの耳でゆっくり落下できる。甲羅などは頭に乗せて運ぶ。スピンジャンプはできなくなる。またこの状態の仕様上、敵を踏んで高くジャンプすることが非常に難しくなり、一部の面クリアを困難にさせている。
無敵マリオ
スーパースターで変身。一定時間触れるだけで敵を倒せるようになり、5体以上倒すと残機が増える。変身中の音楽は今作独自のもの。

『スーパーマリオワールド』と違い、アイテムを取ればチビマリオの状態からいきなりファイアマリオ・バニーマリオに変身できるほか、この状態でダメージを受けてもスーパーマリオに戻るだけである。

その他[編集]

アクアマリオ
泳いでいる時のマリオ。ただ泳いでいるだけなので現在の変身状態に上書きはされず、敵からダメージを受けたときも地上と同じである。バニーマリオの状態でAボタン長押しで上昇し続ける。
スペースマリオ
スペースゾーンに入ると自動的にこのマリオになる。宇宙服を着ているだけなので変身状態に上書きはされず、敵からダメージを受けたときも地上と同じである。ステージによりAボタンの操作が異なり、月の面と隠しステージではゆっくり大きくジャンプし、星の面(ボス面)では、バルーンファイトのようにAボタン長押しで上昇、離すと下降する。

施設[編集]

カジノ
ステージ中で集めたコインを使って、残り人数を増やしたりアイテムを取ることが出来る、ボーナスゲームをすることができる。賭金が大きいほど、手に入るアイテムが豪華になる。
  • 30枚コース キノコ、フラワー、ニンジンが当たる。ハズレ(魔女)もあり。
  • 50枚コース 30枚コースの景品に加え1UP、3UPが登場する。ハズレあり。
  • 200枚コース アイテムが無くなり全て残り人数UPとなる。確率は低いがハズレもある。
  • 999枚コース 全財産を賭けるだけあり最低でも5UP、最高で99UPが期待できる。また、ハズレの代わりにコインが設定されており、止まった所のコインを獲得する(ただし、最高でも500枚のため実質上のハズレ)。

アイテム[編集]

スーパーキノコ
取るとスーパーマリオに変身。ブロックを壊せるようになり、スピンジャンプができるようになる。ダメージを受けるとチビマリオに戻る。なお、これを取ると変身前の姿に関係なくスーパーマリオになるため、ファイアマリオやバニーマリオが取ると逆効果になる。
ファイアフラワー
取るとファイアマリオに変身。画面がモノクロという都合上、今作のみ帽子に羽がつく。スーパーマリオの能力に加え、ファイアボールが投げられるようになる。敵を攻撃したり、ファイアボールでしか壊せないブロックを破壊できる。
ニンジン
取るとバニーマリオに変身。ジャンプボタンを連打で空中の降下速度を遅くすることができ、ジャンプ力が通常より高くなり、ジャンプボタンを押し続けると跳ね続ける。その代わり、スーパーマリオの能力のスピンジャンプができなくなる。
ハート
取るとマリオの残数が1人増える。
コイン
今回は100枚集めても何も起こらない。その代わり、999枚まで貯めることができる。集めたコインはカジノでボーナスゲームを遊ぶ時にのみ使う。
コイン袋
取るとコイン50枚分獲得できる。
スーパースター
取ると一定時間、マリオが無敵になる。無敵状態で敵を5匹倒すとそれ以降は1UPになる。ステージ中に隠されている他、敵を100匹倒すと無条件で空から降ってくる。
3UPハート
各ステージクリア後のボーナスゲーム(クレーンタイプ)のみ登場。取るとマリオの残数が3人増える。

イージーモード[編集]

ゲームを始める時にセーブファイルを選ぶ画面でSELECTボタンを押すとチビマリオになり、そのままゲームを始めると難易度が低いイージーモードでプレイできる。主な内容として

  • 通常より出現する敵キャラクターが少なく、特に攻略の難しいと思われる敵キャラが出現しないことが多い。
  • ボス戦での敵の動きが少しゆっくりになる
  • マリオ城の仕掛けが少なくなったり、動きがゆっくりになる。

等があげられる。なおそれ以外のステージ構成は通常モードと同じである。

備考[編集]

  • 敵キャラは100匹倒すとスーパースターを貰える。ただし、キラーやビービー(蜂)といった「倒しても再出現する敵」は普通に倒してもカウントされず、スピンジャンプで倒す必要がある。スピンジャンプで倒すと対応する場所(砲台・巣穴)からは2度と出てこなくなる。
  • 一度クリアしたステージではスタートボタンを押してポーズをかけ、セレクトボタンを押すとマップ画面に戻ることができる。ミスの状態の最中にもマップ画面に戻ることが可能で、これを利用するとミスしたことにはならず、残り人数が減らない。また、本ゲームにはこれを使ったバグ技が多く、下向きの土管に入った瞬間にマップに戻り、もう一度ステージに入るとバグ面へ行けるなどの技が存在する。これらのバグは後期版では修正されている。なお、バーチャルコンソール版は前期版のものでありバグ技を使用することが可能である。これは、発売時期とバージョンの違いによるためである。バグ面では、ゲーム自体がストップ(リセットも受け付けない)する場合がある為、推奨されない。
  • マリオゾーンの最終ステージを構成しているたくさんのブロックの中にひとつだけ「N&B」と書かれたものがあるが、これは任天堂が昔発売していた子供用玩具ブロックの商品名である。
  • 次作『スーパーマリオランド3 ワリオランド』は主人公がワリオに交代したため、初代ゲームボーイにおけるマリオが主人公のアクションゲームは本作が最後となる。

ストーリー[編集]

前作『スーパーマリオランド』にてマリオが宇宙怪人タタンガを退治するために「サラサ・ランド」へと向かっている間に、ワリオという謎の男がマリオの城を乗っ取り、さらにマリオランドの住民たちに魔法をかけて彼らを自らの手下にしてしまう。しかも、ワリオは城に入る為に必要な6つの金貨を各ゾーンにばらまいてしまった。果たしてマリオは城を取り返し、マリオランドを救うことができるのだろうか。

敵キャラクター[編集]

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 スーパーマリオランド2
6つの金貨

日本の旗2000年3月1日 ゲームボーイ
ニンテンドウパワー
任天堂開発第一部 任天堂 フラッシュロムカセット - -
2 スーパーマリオランド2
6つの金貨

日本の旗2011年10月12日 ニンテンドー3DS
バーチャルコンソール
任天堂開発第一部 任天堂 ダウンロード CTR-P-RAGJ-JPN -

スタッフ[編集]

  • ディレクター:清武博二、細川豪彦
  • プログラマー:原田貴裕、山中勝、小川譲
  • アシスタント・プログラマー:兼重力
  • グラフィック・デザイナー:清武博二、細川豪彦、加納誠
  • ミュージック・コンポーザー:戸高一生
  • パッケージ・デザイナー:坂下雅史、野村扶二子、井上泰夫
  • プロデューサー:横井軍平

評価[編集]

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)[1]、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.3点(満30点)となっている[2]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.3 3.7 3.9 3.9 4.0 3.6 23.3

脚注[編集]

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  1. ^ スーパーマリオランド2 6つの金貨 [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年3月29日閲覧。
  2. ^ 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 487頁、 ISBN 雑誌26556-4/15

外部リンク[編集]