ワルイージ

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ワルイージ(Waluigi)は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに登場する架空の人物。

登場の背景[編集]

彼は純粋な任天堂キャラではなく、NINTENDO64ソフト『マリオテニス64』開発元のキャメロットによって新たに作り出された経緯がある。デザインはキャメロット所属のグラフィックスタッフである青木文秀が担当した。

当時はテニスというゲームの特性から、型のキャラを大量に必要としており、主要キャラだけでは到底足りず、デイジードンキーコングJr等、長期にわたって出番のなかった懐かしいキャラクターまで引っ張り出された。

しかし、ワリオとダブルスを組むのにふさわしい人物が見当たらず、キャラ選考に難航していた事から、ある社員が挙げた「ルイージライバルキャラクターを作ったらどうか?」という案が、任天堂の宮本茂との相談を経て採用された。当初は「ワイージ」という名やアメリカ側のスタッフからは「ジェロージ」や「ジナニー」などの名前が提案されたが、言いやすさやインパクトから「ワルイージ」となった。ちなみに、ピーチのライバルとして「ワルピーチ」というキャラクター案も候補に挙がったが、こちらは宮本から却下された[1]。キャラ作りに際し、マリオを強調したワリオと同様に、体格はルイージを強調した長身のガリガリ体型となり、帽子と手袋の甲には"M"を上下反転させて"W"としたワリオに倣い、"L"を上下反転させた「Γ」(ギリシャ文字の「ガンマ」の様な文字)のマークを付けた。

概要[編集]

ルイージより長身で、かなり痩せ細った体型をしている。一人称は「オレ様」または「オレ」である。ギョロ目でが長く、く長いを持っており、色をベースとした服装やカイゼル髭も合わせて不気味なイメージのキャラとなった。マリオ、ルイージ、ワリオ達同様、チャールズ・マーティネーが声優を務めており、マリオ同様に高い声を発する事が多い(むしろ、彼より高い声を発しているゲームもある)。ワリオとの関係については「良き相棒」としか発表されておらず、メインのスーパーマリオシリーズおよびワリオシリーズには未登場である。

性格設定に関する詳しい発表は無いが、長い手足によるトリッキーなプレイスタイルや「パワフルさ」が自慢であるワリオの相棒ということもあり、「ずる賢さが自慢、頭脳派」と描写される傾向が強い。ゲーム中では非常に自信たっぷりで高飛車な言動を見せ、ナルシストと思われる面を時折覗かせており、『マリオパーティ8』では、スター獲得時とゲーム勝利時はバラを片手に、もう片方の手で帽子の鍔を掴むキザなポーズを見せた。そのほか同ゲームのおじゃまボイスでは「Waluigi No.1!」と発言している。

マリオの弟であるルイージを強くライバル視しているが、彼にとってはマリオブラザーズそのものを超えることも興味深いようである。『Dance Dance Revolution with MARIO』ではマリオとライバル関係になった。『マリオテニス64』での初登場時には「大活躍をしているマリオブラザーズに対抗出来る力を備えるまで、下積みを続けてきた苦労人」という設定がなされており、実はかなりの努力家である事が伺われる。またゲームによっては目が光る演出を見せる。スポーツゲームにおいては身長や手足の長さを活かしたプレイをする(ただし、野球では投手能力が高いのみ。ちなみに、サウスポーである)。『マリオテニスGC』以降体が非常に柔らかいという設定が追加されたが、これはオープニングでのクッパの手によって無理矢理柔らかくされたという。しかし彼はこの柔らかくなった体を気に入っており、ゲーム中でもビールマンスピンを見せたり、『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』のフィギュアスケートでは、体の柔らかさを利用して実際のプロ選手並の華麗な演出を見せている。また、同ゲームでは競技中に水色の眼鏡をかけていることがある。

相棒のワリオが重量級キャラとして扱われるのに対してワルイージは中量級のことが多いが、『マリオカートWii』では珍しく重量級として扱われた。

マリオテニスアドバンス』ではワリオを差し置いて単独でプレイヤーキャラとして出演した。ヨッシーデイジーも未登場。ストーリーでは一言だけ喋る場面もあり、語尾にはなぜか「ザマス」をつけている。

関連人物[編集]

ルイージ
ルイージ自身は「兄(マリオ)を抜く」という目標を持っている為に、普段ワルイージの事はあまり気に留めていないようである。しかし、『マリオパーティ5』以降のタッグマッチでのコンビ名が「うんめいライバルズ」であり、『マリオパーティ3』の公式イラストで彼らが火花を散らし合っているなど、時としてワルイージに強烈なライバル心を持っている。また『いただきストリートDS』ではルイージがワルイージに対して突っ込みを入れている場面があり会話もかなりかみ合っている。
ワリオ
非常に相性の良いコンビであり、2人一組で悪事を働く事が多いが、前述の通り詳しい関係は不明であり、マリオ・ルイージと違い、2人が兄弟という設定はない。また、ワリオが主役となる『ワリオランド』や『メイド イン ワリオ』にワルイージは登場していない。
デイジー
サラサ・ランドの姫。ワルイージが初登場した『マリオテニス64』でダブルスを組んでおり、『マリオパーティ3』でもパーティシリーズで共に初登場した。なお『マリオパーティ』シリーズで2人がコンビを組むと「イージーズ」(『マリオパーティ5』より)、「ふらわるズ」(『マリオパーティ8』より)というコンビ名になる。
『マリオパーティ4』の公式攻略本では彼がデイジーに片思いしていると書かれているが、作中ではそのような描写は見られず、『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』では相性が悪いという設定になっている。『いただきストリートDS』でもデイジーが彼を見下していたり、ワルイージ自身も対抗心を燃やしていたりしている発言があり、ハッキリとした公式設定は無いが、何らの因縁関係があるように見受けられる。
クッパ
マリオのライバル。基本的にはワリオと同様に敵対している場面が多いが、『マリオテニスGC』のOPにおいては、利害関係が一致したことでワリオとクッパの3人で「打倒マリオ兄弟」の下、共同戦線を張っている。
マリオパーティ3』のストーリーモードにおいて、クッパの乱入でミレニアムスターがうっかり放り投げてしまった「『わるさ』のスタンプ」をワルイージが自分のものにした際、実力行使で奪おうとしてきたクッパを返り討ちにしている。
沢田ユキオの漫画『スーパーマリオくん』のマリオテニス編ではクッパの仕向けた刺客としてテレサとタッグを組んでマリオヨッシー組と対戦している。
パタパタ
『マリオテニス64』のダブルスのトーナメントで、ワルイージをプレイヤーキャラとして使用した場合に、パートナーとして登場するキャラ。『マリオテニスGC』ではパタパタのトロフィー受賞式の際にワリオと共に意地悪をしていた。
パックンフラワー
マリオパーティ3』のデュエルマップで、ワルイージの初期お助けキャラとして登場。彼をモチーフにしたボードマップ「ワルイージとう」のイメージキャラにもなっている。『マリオパーティ4』ではワルイージのプレゼントとして「パックンシャワー」というアイテムがある。
カメック
スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』で相性が良いキャラの一人。

登場作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ キャメロット公式ホームページ上の「あなたのギモン その13」より[1]

外部リンク[編集]