スーパーマリオブラザーズ
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| ジャンル | アクションゲーム※ |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ(FC/NES) ファミリーコンピュータ ディスクシステム(FC-D) ゲームボーイアドバンス(GBA) バーチャルコンソール(Wii) |
| 開発元 | 任天堂 |
| 発売元 | 任天堂 |
| 人数 | 1~2人用(2人交代プレイ) |
| メディア | [FC]320Kbitカセット [FCD]ディスクカード(片面) [GBA]カセット [Wii VC]ダウンロード販売 |
| 発売日 |
ファミリーコンピュータ、NES |
| 対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
| デバイス | (GBA)アドバンス専用通信ケーブル ワイヤレスアダプタ対応 |
| 売上本数 | |
| その他 | ※説明書では「ファンタスティックアドベンチャーゲーム」と銘記 |
『スーパーマリオブラザーズ』 (Super Mario Bros.) は、任天堂が発売したファミリーコンピュータ用ゲームソフトである。日本での発売日は1985年9月13日。
略称『スーパーマリオ』『スーマリ』『マリオ1』『SMB』等。
ゲームウォッチでも同名のゲームが存在する(1988年発売。日本版は非売品として作られた[3])。
目次 |
[編集] 概説
キノコ王国がクッパ率いるカメ一族に侵略され、キノコ王国のお姫様ピーチはクッパにさらわれてしまった。配管工(大工)の兄弟マリオとルイージはピーチを助け出すため、クッパが率いる敵たちを倒して陸海空を突き進み、いざクッパがいる城へ向かう。
社会現象とも言える空前の大ブームを巻き起こし、ファミコンゲーム、ひいては家庭用ゲームの認知度を高めるのに最も貢献したソフトであると言われている。シリーズ化され数多くの続編が出ており、またシリーズ以外にも多くの追随するゲームを生んだ(マリオシリーズを参照)。
本作がゲームクリエイターに与えた影響力も大きく、小島プロダクションの小島秀夫は本作に出会い「ゲーム」というメディアの可能性を感じたと述べており、当時スクウェア(現ミストウォーカー)の坂口博信はデータ構造とグラフィックが密接に結びついているゲームの奥深さを認識させられたと語っている[4]。また、セガ(現プロペ)の中裕司はこのゲームを徹底的に研究し、改めてその完成度の高さに驚愕した。そして本作の対抗手段として『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を生み出したという。
2人でプレイする場合はマリオが1プレイヤーキャラクター、ルイージが2プレイヤーキャラクターとなり、一方がミスした場合にプレイヤーを交代する。なお、それぞれのステージの進行度は独立している。
[編集] 売り上げ
日本国内で681万本以上、全世界では4,024万本を売り上げ、「世界一売れたゲーム」としてギネスブックに登録されている[5]。また、Wiiのバーチャルコンソールでも、2007年6月現在、最もダウンロードされたゲームとなっている[6]。この数字は、日本のゲームソフトとしても最高の数字であり(『ポケットモンスターシリーズ』の作品は、バージョンを合計した場合にこれを上回る)、シリーズ2番目の売り上げである『New スーパーマリオブラザーズ』とも100万本以上の開きがあり、世界売上では2000万本以上の差がある。
前述のバーチャルコンソールやファミコンミニ版、後述する各機種への移植版やスーパーファミコンの『スーパーマリオコレクション』などのリメイク版も大きな売上を記録しているものが少なくない。特に年齢的にファミコンを経験していない世代は『コレクション』など後年の移植でこの作品を実際にプレイしたという場合も多く、その影響を今なお大きくしている。
開発者である宮本茂がNHK『新・電子立国』のインタビューで語ったところでは、宮本自身は本作の売り上げを150万本程度と予想しており、世界で数千万本も売れたのは「完全に運だった」と回顧している。
[編集] その後の更新記録について
4,024万本という数字は同梱販売を含んでのものだが(備考として、『スーパーマリオブラザーズ』は欧米でNESとの同梱販売が一部存在している)、同梱販売を含まない数字でも本作は相当な本数を売り上げており、同梱販売での本数を除外しての集計の場合は現在も最大である。
同梱販売を含んでの集計の場合は、本作同じく任天堂から発売された『Wii Sports』の世界売上合計4071万本(2009年3月決算時点)が抜いたという。この更新には実に23年かかっている。しかしこれは、北米や欧州などでの『Wii Sports』はWii本体と必ず同梱されての販売のため「Wiiの売り上げ=Wii Sportsの売り上げ」であるという点が影響しており、かつ欧米では『Wii Sports』のソフト単体での販売はないので、単独販売のみで集計した本数は日本など少数の国のみのデータとなるため単純な比較は出来ず、注意が必要である。
なお、日本のゲーム雑誌『ファミ通』や欧米の大手ゲーム雑誌が共同で行なった世界全体のゲーム売上集計では同梱販売分を本数に含めておらず、依然として『スーパーマリオブラザーズ』が一番としている。
[編集] デファクトスタンダード
本作品以前ではボタンの配置を、ジャンプを担当するボタンと攻撃などを担当するボタンを右と左のどちらに配置すべきか、かなりの混乱があったのだが、本作品の爆発的ヒット以降には、右がジャンプで左が攻撃などを行うボタンと、ほぼ事実上の標準として統一された。
本作品以降に発売されたゲームで、左ボタンがジャンプであると批判の対象にさえなることもある(例:『チャレンジャー』など)。なお、現在ファミコンとほぼ同じボタン配置のゲーム機では右がジャンプで左が攻撃などのボタンであるべきとほぼ完全な決着を見ているが、第三以上のボタンはどこに配置すべきかいまだに結論が出ていない。
[編集] バリエーション
第2作以降のシリーズ作品はマリオシリーズを参照のこと。
- スーパーマリオブラザーズ (ファミリーコンピュータ・1985年9月13日、ディスクシステム・1986年2月21日)
- VS.スーパーマリオブラザーズ (アーケードゲーム・1986年)
- オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ(ディスクシステム・1986年)
- スーパーマリオブラザーズデラックス (ゲームボーイカラー専用・2000年3月1日)
- ※日本ではニンテンドウパワーによる書き換え販売のみ。現在は終了しているため中古販売以外での入手は不可能。
- ファミコンミニ01 スーパーマリオブラザーズ (ゲームボーイアドバンス・2004年2月14日)
- ※2005年9月13日にスーパーマリオブラザーズ生誕20周年として再発売。
- バーチャルコンソール スーパーマリオブラザーズ (Wii・2006年12月2日)
- バーチャルコンソールソフトとしてWiiショッピングチャンネルで販売。大乱闘スマッシュブラザーズXには体験版が収録。
『スーパーマリオコレクション』 (スーパーファミコン)にもリメイクされて収録されている。こちらは『スーパーマリオブラザーズ2』、『スーパーマリオブラザーズ3』、『スーパーマリオUSA』のリメイクも一緒に収録されている。
なお、『マリオブラザーズ』はアクションや敵キャラ等の要素が似ており、基礎となったゲームといえるが、基本システムやストーリーにおいての関連性、類似性は薄い。
中古市場で流通しているディスクシステム用ディスクには、A面に本作が、B面に『スーパーマリオブラザーズ2』が書き込まれているものがよく見られる。
[編集] 各機種版の特徴
[編集] ディスクシステム版
ディスクシステム版の内容は基本的にロムカセット版をベースとしているが、ゲーム起動時にロゴが表示されるなどの相違点もある。
[編集] オールナイトニッポンバージョン(ディスクシステム版)
詳細は「オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ」を参照
ラジオ番組「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)が放送20周年を記念して1986年に発売した限定生産のソフト。基本的には『スーパーマリオブラザーズ』と変わりないが、一部グラフィックの差し替えや、続編『2』からの要素の追加など、いくつかの点で変更が加えられている。
本作は、2009年現在、『グラディウス アルキメンデスバージョン』(コナミ)とともに中古ソフト市場で高値で取引されている。
[編集] パソコン版
パソコン版として、ハドソンからNECのPC-8800シリーズとシャープのX1シリーズ向けに発売された『スーパーマリオブラザーズスペシャル』というものも存在する。マップの変更やキャラクター、アイテムの追加などが行われているが、ハードの制約などから、ゲーム内容に変更(画面内の右端にタッチする事により次の画面へ切り替わる)が加えられており、操作性も悪いため、難易度は相当厳しいものになっている。
[編集] ゲーム&ウオッチ版
海外ではゲーム&ウオッチ版も存在するが、内容が異なる(日本ではディスクシステムの大会の景品としてのみ存在している)。また、クリスタルスクリーン版とニューワイド版ではキャラクターグラフィックが異なる。
[編集] 任天堂VS.システム (アーケードゲーム)版
1986年にリリースされたアーケードゲーム版の『VS. スーパーマリオブラザーズ』はステージは1-1から8-4までの32面構成であるが、本作と『スーパーマリオブラザーズ2』のステージが組み合わさっている。また、ステージ内やゲーム内容においても以下のような違いがある。
- 地形やアイテム・敵キャラの配置が、一部変更されている(特に、段差部分のノコノコなど、無限1UPの原因になるような配置が排除されている)。
- ループゾーンは、オリジナルと正解ルートが異なるステージも存在する。
- 永久パターンを防ぐため、無限1UPができない(1回だけなら1UPできるため、実際には永久パターンが構築された)。また、1UPキノコの出現にも制限がある(一度ミスをすると、その面に設置された1UPキノコは通常のキノコ(またはファイヤーフラワー)に変更される)。
- 店舗側の設定により、1UPに必要なコインの枚数を100枚、150枚、200枚、300枚の中から設定できるため、コイン表示が3桁になっている(標準設定では150枚)。
- ランキング画面が存在し、ランクインすると名前入力(アルファベット3文字まで)ができる。その際にオリジナルの曲も流れる。
- 『スーパーマリオブラザーズ2』のようにステージ4のお城ステージをクリアした際にもタイムボーナスが得られる。
- エンディングの音楽が2のようにロングバージョンになっている。理由は容量が増えたからと思われる(リメイク版(スーファミ)では『3』との共通バージョンでのロングバージョンのエンディングになった)。
- エンディング自体も、2と同様の残りタイム×50点と1機×100000点のボーナスに変わっている。
- ゲームオーバー時に追加クレジットでコンテニュー可能。
本作は任天堂のアーケード撤退後にリリースされたため、国内未発売となっているが、近年になって並行輸入版が大量に出回っており、現在ではメーカー直営店などを含めた多くの店舗でプレイすることが可能である。地域によっては、下手な新作ビデオゲームよりも多くの店で稼働している。また、店舗側でもファミコン用のコントローラーを改造して接続するなど、通常よりも優遇された設置状況であることが多い。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] システム
このゲームは、地上、地下、海中、アスレチック、クッパ城といった多彩なステージで敵を倒し或いは避け、また穴に落ちないように気をつけながら制限時間内にゴールにたどり着くことが目的となる。それまで1画面表示で固定されているのが普通だったテレビゲームに「横スクロールアクション」という概念とジャンルを普及、定着させ、以降同様の形式のゲームが続々と現れることになった。スムーズスクロールとも言える表示処理は、多くの類似したゲームと比較しても優れた箇所が多い。
[編集] コース
8つのワールドで構成され、それぞれのワールドには4つのエリア(ステージ、コースともいう)がある。基本的には、エリア1が地上ステージ、エリア3がアスレチックステージ、エリア4がクッパ城という構成になっている。エリア2については、ワールド3・5・6・8が地上ステージ、ワールド1・4が地下ステージ、ワールド2・7が海中ステージと3種類のバリエーションがある。また、エリア3についてはワールド8のみ地上ステージという例外がある。
地上ステージは最も基本となるステージ構成であり、障害物はあまり多くなく、敵キャラクターをあしらいつつ先に進むことがメインとなる。地下ステージは地上に比べて障害物が多く、狭い空間をくぐり抜けたり、またその中で敵キャラクターと対峙する必要がある。また、見た目やBGMが一転しておどろおどろしくなる。アスレチックステージは他のステージに比べて敵キャラクターが少ないかわりに足場が少なく、穴に落ちないようにジャンプをコントロールして進むことがメインとなる。水中ステージは特殊であり、走り&ジャンプではなく泳いで進むことになる。そのため他のステージと全く異なった操作感覚となる。BGMも浮遊感のある雰囲気に変化する。クッパ城ステージは各ワールドの最後ということで全体にかなり難易度が高く設定されており、ファイヤーバーなどに阻まれた狭く穴の多い通路をくぐり抜ける高度なアクションが要求される。さらに、一部の城には無限ループ(正解のルートを通らなければ、また同じ場所に戻ってしまうというもの)という仕掛けも存在し、以降の作品でもこれと似たような仕掛けが登場する場合がある。BGMは最も緊張感のある雰囲気となる。『スーパーマリオコレクション』、『スーパーマリオブラザーズデラックス』では無限ループの城面でマリオが正しい道を通ったかどうかを判定する為『スーパーマリオワールド』同様チャイムが鳴るようになった。
エリア1~3はゴール地点にあるポールにつかまり、旗を掲げればクリア。このとき、ポールにしがみついた位置が高いほど高得点が入る。エリア4はステージ奥で待ちかまえるクッパを倒すとクリアとなり、次のワールドに進める。このようにして8-4(ワールド8のエリア4)に到達しこれをクリアするとエンディングを迎えることができる。
一度エンディングを迎えた後はタイトル画面でワールドの選択ができるようになるほか、ゲーム中にはクリボーがメットになり敵キャラクターの移動速度が速くなる、敵の数が増える、リフトが短くなる、ファイアバーが追加されるなどで難易度が高くなる。これを通称「裏面」「2周目」などと呼ぶことがある。
各面にはTIMEが設定されており、ゲームが始まるとこの数値がカウントダウンし始める。設定TIMEは400または300で、カウントダウンのペースは秒よりもかなり速い(1カウントはおよそ0.43秒)。この数値が0になるまでに、エリアをクリアしなければならない。TIMEが100未満になるとそのことを示す警告音が流れ、BGMのテンポが速くなる(『スーパーマリオコレクション』ではTIMEが100未満になった時の効果音が『スーパーマリオワールド』と同じ警告音が使われた)。エリア1~3をクリアしたときは、残りのTIMEの数値が得点に精算される。
ミスをした場合、ミスした地点からではなく、スタート地点、あるいはステージによっては中間地点から再スタートするようになっている。クッパ城ステージは各ワールド共、スタート地点からの再スタートとなっていて、一度ミスした後の難易度を高めている要因となっている。
[編集] アクション
マリオが取るアクションは通常は水平方向への移動とジャンプのみであり、敵を倒す場合は踏みつけるか足場越しに突き上げるしかない。また、Bボタンを押しながら移動すると早く移動する(走る)ことができる(Bダッシュ)。
Aボタンを押すとジャンプできる。ボタンを押した長さによって高度が変わったり、ジャンプ中に左右に十字キーを押すことで飛ぶ軌道や着地点を操作できる、Bダッシュによって加速度をつけて遠くに跳べるなど、自由度の高い制御が可能である。また、ジャンプ中の左右への制御はマリオの後ろ側に利き易いという特徴がある。このジャンプシステムは後の多くの作品にも模倣され、システムについて「マリオジャンプ」なる呼称も生まれたが、この制御の利き易いジャンプシステムの初出は本作ではなく、『パックランド』と言われている。
マリオはアイテムを取ることによりスーパーマリオ、ファイアマリオへとパワーアップすることができる。スーパーマリオは身長が普通のマリオ(チビマリオ)の2倍になり、レンガブロックを下からパンチして破壊することができるようになる。また、ファイアマリオはBボタンでファイアボールを撃つことができ、ファイアボールを敵にぶつけると、踏めない敵や水中の敵でも倒すことができる。ただし、ファイアボールが効かない敵も存在する。
また、ノコノコやメットなど甲羅を持つ敵を踏みつけるとその敵は気絶し、その間は触れると甲羅を前方に蹴飛ばすことができる。その甲羅が他の敵に当たれば、その敵を倒すこともできる。甲羅を追いかけて連続して敵を倒していくと得られる得点がアップ、そして8000点が出るとそれ以降は1UP(残機が1つ増える)となる。ただし甲羅は障害物に当たると跳ね返って反対方向に進む。
敵キャラクターや自分の蹴った甲羅などに正面または下からぶつかるとダメージを受ける。水中面の敵や「踏めない敵」、ファイアバー、敵が放つ武器はどの方向からぶつかってもダメージとなる。ダメージを受けた場合、スーパーマリオかファイアマリオの場合はチビマリオに戻り、チビマリオの場合は1ミスとなり残機数が1つ減る。また、穴に落ちた場合やTIMEが0になった場合はマリオの状態に関係なく1ミスとなる。
ゲームスタート時の残機数は3から始まり、残機数が0になるとゲームオーバー。ゲームオーバーになるとワールド1からの再スタートとなるが、Aボタンを押しながらスタートボタンを押すことで、ゲームオーバーとなったワールドの最初からやり直すことができる。
[編集] 登場キャラクター
[編集] 主要キャラクター
- マリオ
- 主人公。ピーチをさらったクッパを倒し、キノコ王国を救うために冒険に出る。
- ルイージ
- マリオの双子の弟。2人交代プレイの場合は、コントローラIでマリオを、コントローラIIでルイージを操作することになる。
- ピーチ
- キノコ王国の姫。希望の魔法が使え、クッパの魔法を解くこともできる。クッパによってワールド8の城に囚われている。
- キノピオ
- ピーチに仕えるキノコ王国の住人。ワールド1から7までの城に囚われている。
- クッパ
- キノコ王国を乗っ取ろうとする「カメ一族」の親玉で大魔王。絶望の魔法によってキノコ王国の住人をブロックなどに変えてしまった。
- 全8ステージの城に登場するが、キノピオが囚われているワールド1から7までの城に登場するのは部下が変身した偽者でありファイヤーボールで倒せばその正体を確認できる。偽者の正体はステージ1から順にクリボー、ノコノコ、メット、トゲゾー、ジュゲム、ゲッソー、ハンマーブロスである。
[編集] 敵キャラクター
「マリオシリーズのキャラクター一覧#スーパーマリオブラザーズ」を参照
[編集] 仕掛け
[編集] ブロック
空中に浮いていて、足場に出来る。これはキノコ王国の住人がクッパの魔法によって姿を変えられたものである[7]。しかし、これではマリオがクッパの魔法によって変えられてしまったキノコ王国の住人を『壊している』ことになってしまうため、キノコ王国の住人がクッパの魔法によって姿を変えられたものは、アイテムの入ったブロックのみだとする意見もある[8]。
- ハテナブロック
- 「?」と書かれた黄色いブロック。叩くとコイン1枚、またはパワーアップアイテムが出現する。中の物が無くなると茶色のブロックに変化する。
- レンガブロック
- 大きい状態(スーパーマリオ、ファイアマリオ)で叩くと壊れる。アイテムが入っているブロックもある。このブロックの上に敵が乗っていて、その時に下から叩く(マリオの状態は関係なし)と、その敵にダメージを与えることもできる。コインが乗っていれば、下から叩いて取ることができる。
- 階段ブロック
- ゴール前の階段などのブロック。大きい状態で叩いても壊れない。見た目以外の性質は茶色のブロックと同じ。
- 隠しブロック
- 場所によってはジャンプして下から当てることにより、何も無い空間に突然これが現れることがある。出現する前なら、横や上からすり抜けることができる。コイン1枚か1UPキノコが出てくる。コイン1枚のブロックは必ず出現するが、1UPキノコのブロックはプレイ内容に応じて出現するかしないかが変わってくる。出現させると茶色のブロックになる。
- 茶色のブロック(仮名)
- 既にコインまたはアイテムが出た後のブロック。足場にできるが大きい状態で叩いても壊れない。
[編集] その他
- 土管
- 地面やブロックから地上に突き出ている土管。何も起こらず置いてあるだけのもの、パックンフラワーが出てくるもの、下ボタンで入って地下(海)のボーナスステージに行けるもの、別ワールドへワープできるものがある。空中に浮いていても入れる可能性がある。
- 豆の木
- 特定のレンガブロックを叩くと伸びてきて、雲の上まで上ることが出来る。ボーナスステージやワープゾーンに行ける。
- リフト
- 横に長く、宙に浮いている。外見は鉄骨をイメージしたものと思われる。一定の場所を上下または左右に往復しているもの、上から下にもしくは下から上に連なって流れていくもの、乗るとすぐに落ちるもの、2つが滑車で天秤のように吊るされていて、乗った方が重力で落ちていく(そのまま乗り続けていると綱が切れて両方落ちる)ものとがある。
- ジャンプ台
- バネ付きの台。乗ってタイミング良くAボタンを押すと通常より高くジャンプすることが出来る。高所のレンガブロック、ハテナブロックを叩くのに有効。また、壁を越えクリアする為に使う面もある。
[編集] アイテム
コイン以外は画面内に1つまでしか出すことができず、2つ目を出すと前に出したアイテムは画面から消えてしまう。例えば、スーパーキノコが画面内にあるときにスーパースターを出すと、スーパーキノコは消えてしまう。
- コイン
- 100枚(アーケード版では店舗側の設定により100,150,200,または300枚から選ばれた枚数)集めるごとにマリオの残機数が増える。空中に浮かんでいるものの他、ハテナブロックや隠しブロックを叩いて出現するものもある。ボーナスステージではコインが大量に置かれている。また、コインを取ったときの「チャリーン(「コイーン」と表現されることもある)」という効果音は任天堂のCMでサウンドロゴ(CMエンディングのNintendoのロゴが光った時に鳴る)として使われた他、ゲームボーイの起動音や一部の任天堂のスーパーファミコンソフトの社名ロゴ時SEにも使われているため、知名度が高い。
- スーパーキノコ
- マリオが小さい時に出てくる、赤色と黄色の模様のキノコ。所定のブロックを叩くと出てきて地面を右側に移動していく。取ると前述のスーパーマリオになる。
- ファイアフラワー
- スーパーマリオの状態でスーパーキノコの入ったブロックを叩くと出てくる。取ると前述のファイアマリオになる。なお、出してからダメージを受けてチビマリオになった後に取った場合は、スーパーマリオになるだけである。
- 1UPキノコ
- 緑色と黄色の模様のキノコ。ブロックを叩くと出てきて地面を右側に移動していく。取ると残機数が1つ増える。このキノコが出現するブロックの右隣のブロックを予め壊しておくと、出現した1UPキノコが(落ちるのを避けるために)右側に1ブロック分ジャンプすることもある。また、何も無い空中の隠しブロックから出現することもあるが、確実に出てくる場所と、直前のステージの行動や同じステージでの失敗の有無などに因って出現しない場所とが混在する。なお、アーケード版では一度ミスをしたステージの1UPキノコはスーパーキノコ(またはファイアフラワー)に置き換えられる。
- スーパースター
- 光る星の形をしたアイテム。ブロックを叩くと高く跳ねながら移動する。取ると一定時間無敵になり、触れるだけで敵を倒せるが、無敵状態であっても画面外に落ちたりタイムオーバーになった場合はミスとなる。
[編集] 有名な裏技・ネタ
本作はその人気のため、開発者が意図してないもの含めて多数の裏技が発見された。その中には後の作品に影響を与えたものも多く、以下はその代表的なものである。「アンダーカバー」については後述する。
- 無限増殖
- 「無限増殖」、「無限1UP」などの呼称が存在する。
- 敵キャラを着地せず連続で踏み続ける・蹴った甲羅で連続して倒すなどすると敵を倒した際の得点が増加していき、8回目以降は1UPとなってマリオの残数が増えるというゲーム上の仕様を利用したもの。階段状の場所でタイミングを合わせて甲羅を踏むと階段にぶつかって跳ね返ってくるため連続して踏み続けることが可能で、制限時間が許す限りマリオの残数を増殖させ続けることができる。数ある裏技の中でも特に有名な技である。 この技は開発者が意図して組み込んだものではなく、マリオの残数カウンターの限界値を超えた状態でミスすると「残数がマイナス」と認識され、ゲームオーバーになってしまう仕様が存在するため、厳密に「無限」ではない。
- ゲームソフトにおけるこのような裏技は「永久パターンを可能とするもの」として後期生産版や移植などで改修されてしまうのが通例だが、本作では改修されることがなく、移植作や続編などでは意図的な仕様として残された。なお、前述のようにアーケード版では改修が施され、この技は使用できなくなった。
- キンタマリオ
- 天井裏にパワーアップしたマリオが登った状態で、画面上にあるコイン欄のコイングラフィックにマリオを重ねると、マリオの股間にちょうどコインが重なって股間が光り輝くように見えるというもの。ゲーム攻略などには一切影響しないいわば「一発芸」であるがかなり知名度が高く、後の任天堂作品においてこれを意識したと思われるネタが時折登場している。
- WORLD -1
- ワールド表示が「 -1」(内部ではワールド36、「-」の前は空白)となった謎のステージワープしてしまうというバグ技。ROMカセット版、アーケード版、ディスクシステム版のそれぞれで出現するステージの構成が異なっている。下記の「アンダーカバー」(ワールド256)ほど有名ではないが、ROMカセット版は奇しくもアンダーカバーと同様に水中ステージであり、こちらも『スーパーマリオブラザーズ2』のワールド9にも影響を与えたといわれている。
[編集] アンダーカバー
このゲームにおけるアンダーカバーとは、ソフトのバグ・イレギュラーな操作・改造により出現する、通常出現し得ないステージのことである。
[編集] アンダーカバーにまつわる経緯
1985年、『スーパーマリオブラザーズ』はワールド9まであるという噂が当時の小学生を中心に飛び交った。ゲーム雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』は一般人からの「雷のショックでワールド9が出現した」と称する投稿写真を掲載。他の雑誌もワールド9の情報を相次いで掲載した。このワールド9は「マリオが地上で泳ぐ、ブロックが珊瑚に変化している、土管の色が違う」など他のステージではありえない事だらけであった。最終的には正規の8ワールドを含む256種類のワールドが出現する可能性があることが分かり、これらは「アンダーカバー」「256ワールド」「スーパーマリオX」「256面」などと呼ばれた。また、イレギュラーな操作によってこれらを出現させる方法が明らかにされ、これを行ったユーザから「ファミコンが壊れた」という問い合わせが雑誌社に寄せられる事態となった。そのような中、『ファミリーコンピュータMagazine』がプロデューサーである宮本茂にインタビューし、原因は「ノイズ」だという事が発表された。同時に、正常な動作ではなくファミコンを壊す危険もあるという警告がなされている。
[編集] アンダーカバーの特徴
意図して設計されたものでないこともあってクリア不能なステージが非常に多い。また正規ワールドと異なり、ワールド内のステージ数は4面でないワールドが多い。またクリアできるステージにおいてもボーナスステージには行けない。
1986年に発売された『スーパーマリオブラザーズ2』では、正式な仕様としてワールド1から8までワープゾーンを一切使用せずにクリアすると「ワールド9」が出現する。このワールドは、地上風の水中面や旗の直前に出現するクッパなど、アンダーカバーを意識したような特殊な構成となっている(リメイク版も同様)。
[編集] 備考
数々のゲーム雑誌などでも絶大な評価を得ており、『ファミ通』1000号記念に行われた「読者が選ぶ未来に伝えたいゲーム」なるアンケートではダントツの1位を獲得している。なお、『ファミ通』では800号記念に行われた同様の企画でこのゲームを「50年後に伝えるゲームのタイムカプセル」の1つに選定しており、編集部で保管されている。また、2007年9月22日に行われたTOKYO GAME SHOW 2007で、人気番組『ゲームセンターCX』と『日経エンタテインメント!』と共同でのイベントとして行われた「レトロゲーム・アワード2007」[9]で大賞を受賞した[10]。
[編集] 注釈
- ^ "『ファミコンミニ』シリーズの全10タイトルを公開!". ファミ通. 2007年10月25日 閲覧。
- ^ ITmedia +D レトロゲーム・アワード受賞! 「スーパーマリオブラザーズ」
- ^ 参考リンク(個人ブログ) - ゲームウォッチでも、『スーパーマリオブラザーズ』
- ^ 『ニンテンドードリーム』2008年1月号 「クリエイターが語るマリオの思い出」より
- ^ ゲームボーイアドバンスで発売された「ファミコンミニ」版は除外した数字。ファミコンミニ版のみの販売本数は、国内では20周年記念の再発売版を含めて約130万本(エンターブレイン調べによる)。
- ^ 任天堂Wii--バーチャルコンソールのダウンロードが470万件に CNET Japan 2007年11月5日閲覧
- ^ スーパーマリオブラザーズ 取扱説明書
- ^ [1]
- ^ ITmedia +D Games - レトロゲーム大賞に『スーパーマリオブラザーズ』レトロゲーム・アワード2007。
- ^ これはゲームを表彰する舞台が存在しなかった20年前に、もしこういったイベントがあればと想定して企画されたもの。選出対象に該当するのは、1985年から1987年に発売されたゲームとなっている。
[編集] 関連項目
- 宮本茂 - 本作のディレクター。
- 手塚卓志 - 本作のアシスタントディレクター。
- 近藤浩治 - 音楽を担当。
- New スーパーマリオブラザーズ - 本作における多くのシステムが踏襲された作品。
- 音楽の使用
- トンガリキッズ - 本作の曲をサンプリングした楽曲『B-DASH』をリリースし、ブレイクした。
- テトリスDS - 至る所に本作の画面や音楽が使われている。
- 平成教育委員会 - 任天堂がスポンサーとして提供する番組で本作の音楽が使われており、バンダイナムコゲームス(ナムコレーベル)のゲームソフト『平成教育委員会DS』でも使われた。
- 太鼓の達人 - バンダイナムコゲームス(ナムコレーベル)の音楽ゲーム。業務用『太鼓の達人8』-『12』、ニンテンドーDS用ソフト『太鼓の達人DS』、Wii用ソフト『太鼓の達人Wii』に、本作の曲が収録された。
- ポップンミュージック - コナミデジタルエンタテインメントの音楽ゲーム。業務用『ポップンミュージック14 FEVER!』『15 ADVENTURE』に、本作の曲が収録された。
- 「ぷっ」すま - 企画で「-1」を使用、その罰ゲームでも本作の曲を使用。効果音も多数流用。
- ファミコン冒険ゲームブック - 本作を原作としたゲームブックが数冊出版されている。
- 親子ゲーム - 本作の発売翌年に放送されたドラマ。主役の少年の名前が麻理男であったり、各回のサブタイトルに「スーパーマリオ」というフレーズが含まれるなど、本作の影響が見られる。
- USO!?ジャパン - 本作のアンダーカバーを特集したことがある。
[編集] 外部リンク
[編集] 公式サイト
- ファミコンミニ『スーパーマリオブラザーズ』 ソフトの紹介
- バーチャルコンソール『スーパーマリオブラザーズ』 ソフト紹介
- 任天堂マガジン表紙・2005年10月号 No.87 宮本茂ロングインタビューが掲載
- スーパーマリオブラザーズ (マリオヒストリー内)
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