ルイージマンション

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マリオシリーズ > ルイージマンション
ルイージマンション
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
開発元 任天堂
発売元 任天堂
人数 1人
メディア 8cm光ディスク
発売日 日本の旗2001年9月14日
アメリカ合衆国の旗2001年11月18日
欧州連合の旗2002年5月3日
オーストラリアの旗2002年5月17日
売上本数 日本の旗約60万4000本[1]
世界 約353万本[1]
その他 プログレッシブモード対応
ドルビーサラウンド対応
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ルイージマンション』(Luigi Mansion)は、任天堂が発売したアクションアドベンチャーであり、同ゲームや他の任天堂ゲームに登場する建造物の名称である。

概要[編集]

ニンテンドーゲームキューブ専用ソフト第1弾で、ローンチタイトルの一つとして本体と同時発売された。『マリオシリーズ』の登場キャラクターであるルイージを操作して、オバケを吸い込む掃除機、オバキュームを使い、不気味な屋敷に住むオバケ達を吸い込んで退治しながら、行方不明になったマリオを探していく。『マリオシリーズ』のオバケといえばテレサだが、本作にはテレサをはじめ様々なオバケが登場する。グラフィック3Dで描かれているが、ゲーム中視点が変更されることはほとんどなく、ゲームシステムは2Dゲーム的なものとなっている。

これまでのシリーズにおいて脇役キャラクター的存在だったルイージが初めて主役となった作品で、パッケージ裏や広告などでもその事が大いに紹介されて話題を呼んだ(正確には1992年にリリースされて日本未発売だった歴史・地理教育ソフト『マリオ イズ ミッシング!』が初であるが、任天堂よりライセンスを受けた他社が開発・販売したものであり、任天堂自身がリリースしたものは本作が初である)。後の『マリオシリーズ』やその派生作品においても、ルイージに関する要素の象徴的な存在として扱われている。

キャッチコピーは、「マリオ兄さん、今どこに?」。続編として『ルイージマンション2』が2013年3月20日に発売された。

ストーリー[編集]

ルイージへの突然のプレゼント、それは大きなお化け屋敷。ある日のこと、ルイージに「大きな屋敷をプレゼント」という通知が来ました。喜んだルイージはお兄さんのマリオに電話しました。「マリオ兄さん、僕マンションを手に入れたよ。パーティーをするから遊びにきてよ」地図を頼りにお屋敷に向かったルイージでしたが、森の中で道に迷ってしまい、あたりはすっかり真っ暗。やがてやっとの思いでたどりついた深い森の奥でなんだか不気味なお屋敷を発見しました。 地図を見ると、まさしくそのお屋敷がルイージの家です。ルイージがお屋敷に足を踏み入れてみると、先に着いているはずのマリオの姿がみつかりません。しかもお屋敷の中にはなんとお化けが…そのとき、お化けが突然ルイージに襲いかかりました。「兄さん!助けて!」そこに掃除機を背負った謎の老人が登場。ルイージは危機一髪のところでその老人に助けられたのでした。その老人、オヤマー博士は、長年この森に住みついて、大好きなお化けの研究をしていたのです。ルイージは、オヤマー博士にお兄さんのマリオが居なくなったことを伝えました。すると博士は、お化け屋敷を探検するのに必要な2つの発明品を渡してくれたのです。果たして、怖がり屋のルイージが、いたずら好きなお化けたちを退治して、お兄さんのマリオを見つけ出す事は出来るのでしょうか。

システム[編集]

  • 操作には3DスティックとCスティックの両方を主に使用する、ニンテンドーゲームキューブならではの操作系をもっている。なお本作は、マリオのアクションゲームシリーズで唯一ジャンプアクションがない作品である。
  • 背中に背負った掃除機、オバキュームで吸い込むことでオバケを退治できるが、吸い込むには手順を踏む必要がある。基本的には、オバケに懐中電灯の光を当てると一瞬ひるみ、ハートマークを出す。その隙にオバキュームで吸引するとオバケを吸い込む態勢になる。吸い込む間はオバケの体力が削られてゆき、逃げようとするオバケを追いかけて引っ張り、0になるとオバケが吸い込まれるというシステムとなっている。
  • オバキュームには本来のオバケを吸い込む以外の使い方にも、アイテムを吸ったり、吸うことでオブジェクトに変化を起こしたりすることができる。また、屋敷内には炎、氷、水のエレメントが存在し、それらを吸い込むことで、対応した物をオバキュームから噴射することもできる。ただし、ボスのオバケは一筋縄では吸い込むことができず、攻略法を考える必要がある。
  • お化けの攻撃や、トラップなどを受けて自身のライフが無くなるとゲームオーバーになる。
  • 次のエリアに進むためには、お化けを退治する以外にも部屋のカギを探したり、用意された謎解きをクリアしたりする必要がある。そのため、これまでのシリーズ以上にアクションよりも謎解きが要求される。

キャラクター[編集]

味方[編集]

ルイージ
マリオの双子の弟。本作の主役。臆病な性格で、特にオバケに対してはとても怖がりである。
オヤ・マー博士
お化けの研究をしている博士。オバキュームや、オバケを絵にするマシンを開発した。独特の言葉で喋り、特徴的な髪型をしている。
マリオ
ルイージの双子の兄。ルイージのマイホームゲット祝いのパーティに誘われたが、行方不明になった。実はキングテレサの罠で絵の中に捕らわれている。
キノピオ
キノコ王国の兵士的存在。彼らもマリオを探すために屋敷内におり、屋敷の何箇所かで出会う。話しかけるとセーブができる。

オバケ[編集]

アイテム[編集]

オバキューム
オヤ・マー博士が発明した、オバケを吸い取ることができる掃除機。また『マリオ&ルイージRPG』にて人間も吸い込めることが判明した。『マリオカートDS』でルイージのマシンとしても登場した。
ゲームボーイホラー
外観はゲームボーイカラーに似ている。地図の表示、怪しい場所の調査(サーチ)、吸い込んだオバケの表示など多機能。鏡をサーチするとエントランスに戻る事ができる。後に、部屋に隠れているテレサを発見できるレーダー機能がつく。
通信機としての機能も搭載しており、時折オヤ・マー博士からの着信がある。この時、携帯電話のバイブレーション機能のようにコントローラが振動する演出がある。
部屋の鍵
屋敷のいたるところにあり、使うと鍵のかかった部屋に入れる。ただし、それぞれ使うドアが決まっている。ボス戦のあとで手に入る鍵はやや豪華(トランプのマーク)なデザインになっている。
エレメントメダル
火、氷、水のエレメントメダルがあり、入手するとそれに対応するエレメントが出現するようになる。オバキュームで火、氷、水の各エレメントを吸い込むと、それぞれ火、冷気、水をオバキュームから発射できるようになる。参考までに、火のエレメントをニセモノのドアに噴射すると、そのドアは燃え出し、一時的に消滅する。
マリオの帽子
マリオのてがみ
マリオのスター
マリオのてぶくろ
マリオのドタぐつ
マリオがオバケ達に襲われた際に落としたもの。
オバケ絵になるマシーン(ルイージが使用するアイテムではなく、エリア成績の記録時に使用)
オヤ・マー博士の発明。本来目に見えないオバケを、肖像画の姿で封じ込める機械。逆に使えば肖像画に封じ込められた人間などを復元させることも可能。

その他アイテム[編集]

ハート
ライフを回復する。
毒キノコ
一定時間ルイージを小さくする。ダメージは受けないが、コインを落とす上、小さくなっている間はオバキュームが使えなくなる。肖像画のオバケが落とすこともある。

マンションの構造[編集]

地下1階[編集]

エリア1では入れない。エリア2では入れるが、配電室にしか行くことができない。エリア3では井戸の下のライオンの口から秘密の祭壇を覗くことができるが、入ることはできない。エリア4になってから他の部屋にも行ける。

  • 井戸の下 - 裏庭から入れる。奥に行くと秘密の祭壇を覗く事ができる。
  • 配電室 - エリア2から入れるが、エリア4では鍵が掛けられている。
  • 配管室
  • 地下倉庫
  • 冷凍室
  • 秘密の祭壇 - 黒幕で、エリア4のラスボスである、キングテレサはここにいる。マリオはこの部屋の絵に閉じ込められている。

1階[編集]

主にエリア2で攻略することになる。

  • エントランス
  • バスルーム
  • ダンスホール
  • 物置き
  • トイレ
  • 占い部屋 - エリア3で重要な部屋である。
  • の部屋
  • 洗濯部屋
  • 通路
  • 休憩室
  • 音楽室
  • 食堂
  • 台所
  • 裏の空き地
  • 墓地 - 裏の空き地にある犬小屋にゲームボーイホラーでサーチすると犬小屋に吸い込まれて来る事が出来る。エリア2の最終ボスがいる。
  • 裏庭
  • トレーニングルーム
  • 娯楽室
  • 映写室
  • 隠し部屋 - 休憩室のネズミの穴にゲームボーイホラーでサーチすると中に入れる。

2階[編集]

西側のほうはエリア1、東側のほうは主にエリア3で攻略する部屋である。

  • 居間 - プロローグで、この部屋の扉を調べるとオバケがこの部屋の鍵を置いて行く。
  • 控え室
  • クローゼット
  • 書斎
  • 父母の部屋
  • 幼児部屋 - ここには、エリア1の最終ボスがいる。
  • ティールーム
  • トイレ
  • バスルーム
  • 祖父母の部屋
  • 回想の部屋
  • 幻想の部屋
  • 子供部屋
  • クローゼット
  • 開かずの間 - 扉が板で打ち付けられている。屋上の煙突から入る事ができる。
  • 来客室
  • 来客用寝室

3階[編集]

エリア3の終盤から入ることになる。

  • はく製の部屋
  • バルコニー - エリア3の最終ボスはここにいる。捕まえたテレサの数が規定数を越えていないと追い返される。
  • 電話の部屋
  • からくり部屋
  • 甲冑の部屋
  • 置き場
  • アトリエ

4階[編集]

3階の「からくり部屋」から屋上へ行ける。2階の「開かずの間」への煙突もここにある。キングテレサとの決戦もここで行われる。

  • 屋上

オヤ・マー研究所(ラボ)[編集]

ギャラリー
吸い込んだおばけの肖像画がある場所。
訓練場
ルイージがおばけを吸い込むタイミングをつかむことができる場所。

本物の家[編集]

ゲームを最後まで進めてクリアすると、本物の屋敷を建てることができる。ルイージがお化け屋敷で集めたお金の金額によって、でき上がる家の大きさが違う。でき上がった家は写真に撮ってオヤ・マー研究所の展示室に飾られる。ちなみにあまりにもお金が少ない場合、家ではなく小屋になり、お金をまったく持っていない場合はテントになる。出来上がる家は以下の通り。

1億G以上 - ランクA。教会、あるいは学校のような家になる。
7000万G - 9999万9999G - ランクB。豪邸のような家になる。
6000万G - 6999万9999G - ランクC。大きな家になる。
5000万G - 5999万9999G - ランクD。中くらいの大きさの家になる。
4000万G - 4999万9999G - ランクE。普通の家になる。
2000万G - 3999万9999G - ランクF。小さな家になる。
500万G - 1999万9999G - ランクG。小屋になる。
500万G未満 - ランクH。テントになる。

その他[編集]

本作はニンテンドーゲームキューブ本体と同時発売ということで、開発途中の映像もテレビ番組等で放映されていた。しかし、お化け屋敷の中という設定の中で動き回っていたのはマリオであった。このことから、当初はマリオを主人公にした作品となる予定だったと考えられる。ただし、当時からルイージを起用したデモ画面も存在しており、結局ルイージバージョンが実用化された。

本ソフトの3D対応版が開発されていたが、ゲームキューブの3D対応が見送られたことによってお蔵入りになった[注 1][2]

余談だが、トレーニング画面でしばらく待つと、「どうぶつの森シリーズ」で使用されている「けけソング」の一節が流れる。

関連作品[編集]

概要で述べたように、本作はルイージを象徴する存在となっており、以後のゲーム作品においてはルイージにまつわる要素としての本作のオバケ屋敷やテーマ曲(屋敷内を探索中のBGM)などがたびたび登場している。以下はそのゲームについてである。

マリオカート ダブルダッシュ!!』においてバトルモードの隠しステージとして登場している。コースのひとつ「ルイージサーキット」にはランクAの本当の家が建っている。『マリオカートDS』では通常レースコースの一つとして登場し、「マリオカート7」にて再びレトロコース入りしている。

マリオシリーズのスポーツゲーム

マリオテニスGC』、『マリオバスケ 3on3』、『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』、『MARIO SPORTS MIX』などで本作のオバケ屋敷やその庭園をモデルとした競技場が登場している。
隠しステージの一つとして、本作の屋敷をモデルとした「ルイージマンション」が登場。同ステージのBGMの一つ、およびルイージのテーマ曲としても「ルイージマンションのテーマ」が登場している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ゲームキューブは3D回路が内蔵されていたが、立体視対応の液晶が高価だったため日の目を見なかった。

出典[編集]

外部リンク[編集]