ロゼッタ (ゲームキャラクター)

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ロゼッタ
シリーズ マリオシリーズ
初登場 スーパーマリオギャラクシー
声優 メルセーディス・ローズ
ケリー・ケイン
ローラ・フェイ・スミス
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ロゼッタRosetta)は、任天堂のゲームソフトシリーズマリオシリーズに登場する架空の人物である。

なお、海外版での名称は ロザリナ姫Princess Rosalina) となっている。

概要[編集]

スーパーマリオギャラクシー』で初登場した女性キャラクター。その後も『マリオカート』シリーズなどのゲームに登場している。

同ゲームシリーズのピーチ姫に似ているが、身長がピーチより高く、『スーパーマリオギャラクシー』のマリオと比較してもかなり高い。なお、『ギャラクシー』開発当初はピーチと同程度の身長であったが、同時期に開発されていた『マリオカートWii』での登場が決まった際に「女性キャラクター初の重量級キャラクターとして扱いたい」というマリオカートのプロデューサーである紺野秀樹の要望を受け、宮本茂も「今後のゲーム出演した際に他のキャラとの差別化にもなる」という案も受けたことで承諾し、身長が大幅に伸びた[1]

髪は色の薄いブロンドヘアで、右目は前髪で隠れている。やや青みを帯びた黄緑色のドレスを身にまとい、肩を露出しており、頭には銀色の王冠を付けている。イヤリングや胸には星型のエンブレムがはめ込まれている。

経歴[編集]

ロゼッタの過去は『ギャラクシー1』における「ほうき星の天文台」でチコたちに読み聞かせる絵本という形で語られている。この絵本の物語は『ギャラクシー1』のディレクターである小泉歓晃によって書かれたものである。

出身はマリオたちと同じ惑星であり、ロゼッタはマリオたちよりも数百年(もしくは1000年以上前)は昔の生まれである(これについては、ロゼッタが既に純粋な人間とは異なる存在で老化していないのか、ウラシマ効果によるものか、人間ではあるが魔法によるものかは不明)。家族は父親はいたが母親はロゼッタが幼い頃に亡くなっており、弟がいたということも語られている。なお、絵本の背景イラストや文脈からして、キノコ王国の王族(つまりピーチの遠い先祖の家系)ではないかと見られる描写があるのだが、詳細は明かされていない。

ある日、ロゼッタはチコ(星の子)と出会い、「ママを捜している」というチコの話を聞いて自身も母のいない悲しみを身をもって知っていたロゼッタはチコと共に宇宙に旅立ってママを捜すことを決意する(この際に使った宇宙船は出会ったチコが作り使っていたもので、後にキノピオ探検隊に貸し出している)。その後、不思議な氷塊の小惑星を拠点に宇宙中を探索するが、ママは依然として見つらず、ロゼッタは「そもそもチコたちに親はいない」ということに気づき始めるが、母親の大切さを知るロゼッタはチコのママであろうと努めていった。そして月日が流れる中、最初に出会ったチコたちとは別のチコたちの一団と出会い、彼らもまたママを捜して宇宙を放浪していたため、ロゼッタは皆を受けることにして、ロゼッタの一団は大きな家族となっていった。

だがある日、ついにロゼッタ自身がホームシックとなってしまい、チコたちに彼らにママはいないから代わりになろうとしていたこと、そして自身の母は既に亡くなっていることを打ち明ける。最初に出会ったチコはロゼッタの思いを知るとともに自身の使命になる「新たな星になる」時が来たと悟り、自ら彗星となってロゼッタたちの家となっていた小惑星と一体化し宇宙船「ほうき星の天文台」にして、ロゼッタを故郷に戻れるようにした。

チコが自ら星になったことにロゼッタは驚くも、他のチコたちは自らの意思で星になる理由が見つかったそのチコは幸せだったと教えられ、ロゼッタも定期的に自分の故郷に戻りながら「チコたちのママ」を続ける決意を固めるのであった。これが100年に一度、マリオたちの星にほうき星が訪れる理由である。

ロゼッタの家族については、母親は4章にて姿が少しだけ見えているのだがその姿がピーチ姫に似ており、父親についてはロゼッタが「自慢のお髭」と語る髭を持つ人物であり、弟は緑の帽子のようなものを被っている、とピーチ姫、マリオ、ルイージとそれぞれ共通する面を持っている。また故郷にキノコ王国らしき描写が映し出されており、ロゼッタはマリオ達やキノコ王国との関連性を少なからず見せているが、詳細は作中では明らかにされていない。

ゲーム作品でのロゼッタ[編集]

スーパーマリオギャラクシーシリーズ[編集]

スーパーマリオギャラクシー
宇宙空間に存在する「ほうき星の天文台」でチコとともに旅をしている。チコ達からは「ママ」と呼ばれている。ヘブンズ・ドアでマリオの事を見ていたらしい。「マリオ」という言葉を懐かしがったりするなど、謎の多い人物。
ゲームのストーリーが進むと、ロゼッタ自身が絵本を読むイベントが度々あるが、この絵本は上述のようにこれはロゼッタ自身の過去を書き綴ったもので、ロゼッタが何故宇宙を旅しているのか、何故、ロゼッタがチコたちに「ママ」と呼ばれているかなどが分かる。
スーパーマリオギャラクシー2
コースを何回もミスすると「おたすけウィッチ」として現れ、お手本プレイで自動的に進みパワースターを取ってくれる。ただし、お手本プレイで取ったスターは自分で取った扱いにはならない「ブロンズスター」になってしまうため、パワースターを集めるにはおてほんプレイに頼るのではなく、自力でパワースターをとる必要がある。
なお、この「おたすけウィッチ」はロゼッタ本人ではない。ロゼッタ本人はエンディングや「チャンピオンシップギャラクシー」のパワースター「マスターオブギャラクシー」の最後のシーンにも登場し、「マスターオブギャラクシー」をクリアすると星船マリオにも出現する。エンディングには「ほうき星」の天文台で、絵本を読むシーンもある。度々手紙を送ってくる。

マリオカートシリーズ[編集]

マリオカートWii
女性初の重量級キャラクターとして登場。スピード、ハンドリング、ミニターボ、ハンドル操作時の減速回避などが上昇する。彼女のカートにはチコがついて走り、チコにもボイスが設定されている。バイク搭乗時には、ピーチ、デイジーと同じく服装がバイクスーツになる。
マリオカート7
『マリオカートWii』に続いて参戦。今作からチコがいなくなっており、ロゼッタ単身での参戦となった。また、スペシャルカップのコースに「ロゼッタプラネット」が登場。氷のコースで滑りやすくなっている。
マリオカート アーケードグランプリDX
2013年12月18日のバージョンアップより追加キャラクターとして参戦。能力は最高速タイプ。
マリオカート8
『マリオカートWii』でのバイクスーツが復活し、バイクのほかにATVバギー搭乗時に着用する。また、今作でシリーズ初登場となるキャラクターとして、ロゼッタの赤ん坊姿のベビィロゼッタが登場。大人のロゼッタは重量級、ベビィロゼッタは軽量級の扱い。

その他の作品[編集]

スーパーマリオ 3Dワールド
条件を満たすとプレイヤーキャラとして操作出来る。頭身はピーチと同じくらいの高さになっている。スピンによる二段階ジャンプが出来るほか、スピンやヒップドロップで攻撃する。ファイヤーフラワーを取るとドレスが赤色に変わり、髪はポニーテールとなり、猫の着ぐるみは黒色になる。なお、スーパー状態よりも上位の変身中はスピンが使用できない。
マリオパーティ アイランドツアー
プレイヤーキャラではないが、ポードマップ「ロケットロード」の案内役をチコと共に勤める。ボイスは無い。
マリオゴルフ ワールドツアー
有料でのダウンロードでプレイヤーキャラとして操作することが出来る。ピーチとデイジーのように運動に特化した服には着替えず、ドレスのままでゴルフに臨む。ゴルフクラブを持たず、ステッキを使いゴルフクラブを操るスタイルを取る。『マリオカート7』で使われたケリー・ケインによるボイスが再使用されている。

マリオシリーズ以外の出演作品[編集]

すれちがいMii広場
「ピースあつめの旅」に登場するパネルである「ヒロイン」の中に、任天堂を代表するヒロインの一人として登場。ここでポリーンと初共演を果たした。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
ロゼッタとチコとしてプレイヤーキャラクターで参戦する。ロゼッタ自身だけでなく、チコも同時に戦闘のサポートを行う。身長も原作要素がより強調されて非常に長身となっている。服装のデザインに若干の変更がなされており、ドレスの裾に星のマークが薄く描かれている。
上記のようにチコも同時に戦闘するのが特徴で、必殺ワザ「チコシュート」でチコを随伴・遠隔操作と切り替えることが可能。必殺ワザは 『スーパーマリオギャラクシー』に登場した要素が元になっており、チコが星の弾を放つ「スターピース」、スターリングで高くジャンプする「ギャラクシージャンプ」、重力を操作してアイテムを引き寄せたり敵からの飛び道具の軌道を捻じ曲げる「アイテムキャプチャー」を用いる。最後の切りふだは「パワースター」を召喚して星型弾を連射させる。

派生型のロゼッタ[編集]

ベビィロゼッタ[編集]

マリオカート8』で初登場したキャラクター。髪が短髪になっているが、右目は大人のロゼッタ同様に隠れており、服のデザインは大人のロゼッタのドレスを基にしたものとなっているなど、配色も同様に大人のロゼッタと共通している。また、ベビィピーチ、ベビィデイジーと同様におしゃぶりをしている。声優はロゼッタと同じく、ローラ・フェイ・スミスが担当している。

配役[編集]

登場作品[編集]

なお、ニンテンドードリーム7月号によると、マリオテニス オープンにプレイヤーキャラとして参戦候補だったが、出すことは叶わなかった様子。代わりにチコはプレイヤーキャラとして登場している。

脚注[編集]

  1. ^ ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2008年7月号掲載インタビュー(74ページ)における紺野の発言より。