ピクミン3

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ピクミン3
Pikmin 3
ジャンル AIアクション
対応機種 Wii U
開発元 任天堂
発売元 任天堂
シリーズ ピクミンシリーズ
人数 1 - 2人
メディア 専用12cm高密度光ディスク、ダウンロード
発売日 日本の旗 2013年7月13日
欧州連合の旗 2013年7月26日
オーストラリアの旗 2013年7月27日
アメリカ合衆国の旗 2013年8月4日
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
デバイス Wii U GamePad、Wiiリモコン+ヌンチャク
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ピクミン3』(ピクミンスリー、Pikmin 3)は、任天堂より2013年7月13日に発売されたWii Uゲームソフト。『ピクミン』『ピクミン2』の続編。

概要[編集]

前作『ピクミン2』発売以来、新作としては実に9年振り(ゲームハード2世代振り)、Wii版2から数えても4年振りのピクミンシリーズとなる。Wii U専用のコントローラー「Wii U GamePad」での操作に加え、前2作のWii版同様、Wiiリモコンとヌンチャクを用いてのプレイも可能。従来のストーリーモードに加え、制限時間内にお題をクリアするミッションモード(2人までの協力プレイも可能)、2人対戦のビンゴモードを収録。

ストーリー[編集]

星暦20XX年。宇宙の果てでとある星が滅びようとしていた。

その惑星の名前はコッパイ。第五次ベビーブームによる爆発的な人口増加と無計画な気質が原因でコッパイ星の住民はほとんどの食料を食べ尽くしてしまい、深刻な食料危機に陥ってしまったのだ。そこで、彼らは食料のある星を探すべく、無人探査機『スパロウ』を多数宇宙のあちこちへと放ったが、一向に成果は上がらなかった。

誰もが諦めかけたその時、最後の一機から有力な情報が送られてきた。

PNF-404と名付けられたその惑星を調査するため、3人の専門家が招集され、送り込まれる事になった。

27万9千光年の長い航海を終えて惑星PNF-404にへの着陸体制に入った時、宇宙船・ドレイク号は事故により不時着し、3人はバラバラに散らばってしまう。隊員の1人であるアルフは、降り立った先で動物とも植物ともとれない不思議な生物「ピクミン」と出会うが、コッパイ星に戻るために必要な「ワープドライブ・キー」を紛失したことに気づく。ワープドライブ・キーや他の隊員たち、そして明日を生き、母星を救うための食料を求めてアルフはピクミンを導いていく…。

登場キャラクター[編集]

コッパイ星人[編集]

アルフ
声:橘田いずみ[要出典]
本作の主人公の一人の青年。前向きで熱心かつ仲間思いで親切な性格で、「ドレイク号」のエンジニアでもある若き隊員。一人称は「ボク」。兄弟がたくさんおり、自身は15人兄弟の13番目らしい。祖父はドレイク号の設計者。調査隊のキャプテンであるチャーリーを尊敬している。スーツカラーは水色。
ブリトニー
声:伊藤かな恵[要出典]
本作の主人公の一人の女性。隊員達の紅一点でしっかり者であり、コッパイ星では名の知れた植物学者。一人称は「アタシ」。叔母がいる。本人曰く寝相がいいらしい。実は食いしん坊で、食料の果汁を自分の分だけ他のメンバーより多く取っている。スーツカラーはピンク。
キャプテン・チャーリー
声:三宅健太[要出典]
本作の主人公の一人の中年男性。隊員達をまとめるリーダーであり、「ドレイク号」のキャプテン。一人称は「私」。元レンジャー。大のアヒル好きで、たくさんのアヒル達を救ってきたという武勇伝を持っており、宇宙船内にもアヒルのおもちゃを持ち込んでいる。ブリトニーに好意を寄せているが、よくアルフに押されたり、言う前にブリトニーに窘められることもある。スーツカラーは緑。

ホコタテ星人[編集]

キャプテン・オリマー
声:戸高一生[要出典]
『ピクミン』、『ピクミン2』で主人公を務めていたホコタテ星人の男性。本作では主人公ではなく、ストーリーモードでは彼の書いたメモが登場し、ストーリーの終盤では彼自身もルーイとともにPNF-404に現在も滞在していたことが発覚。お宝を目指し突入した塔に、そのお宝の正体である謎の生命体によって何度逃げようとしても捕獲され、捕食こそされないものの永遠に軟禁され愛でられるという境遇に陥っていた。アルフ達の推測通り、彼がワープドライブキーを所持しており、彼を謎の生命体「アメニュウドウ」から救い出すのがアルフらの最終目標となる。
ビンゴバトルモードでは2P側のプレイヤーキャラクターとして操作可能なほか、ミッションモードの購入することによって追加されるステージでも操作可能。
ルーイ
『ピクミン2』で主人公を務めていたホコタテ星人の青年。オリマーと共にPNF-404に来ており、タテゴトハチスズメ率いるハチスズメの大群に襲われてしまい、救難信号を発信する。これを受信したアルフ達は彼をキャプテン・オリマーと誤解してしまう。
救出された翌日、アルフ達の食料を盗んで逃亡するという、恩を仇で返すあるまじき愚行に出るが、巨体生物・ヌマアラシにまたしても捕まってしまい、再度救出及び捕獲される。その後、縄で縛られ本物のオリマーの居場所をアルフ達に伝える。無口で食いしん坊なのは相変わらずで、救難信号を発信する時以外は、「ごはん!」としか話さない。(ただし、食料を盗み逃走する際に何か喋っているのが聞き取れる。)
ビンゴバトルモードでは上記のオリマーと共に2P側のプレイヤーキャラとして、ミッションモードの隠しプレイヤーキャラとしても操作可能。

ピクミン[編集]

声はいずれも若井淑

赤ピクミン
黄ピクミン
青ピクミン
詳細はそれぞれのリンク先を参照。
岩ピクミン
能力:結晶体を破壊することができる、押し潰されたり串刺しにされない
短所:原生生物に張り付かせる事が出来ない。
身体的特徴:丸くゴツゴツした、岩のような体格で、体色は黒い。花は紫色。
オニヨンの色:灰色
羽ピクミン
能力:空を飛べる
身体的特徴:他のピクミンに比べ体が小さく、ピンクの体色に青い大きな目をしていて腹部には縞模様があり、背中に羽が生えている。岩ピクミン同様、花は紫色。
短所:全ピクミン中攻撃力が最も低い。
オニヨンの色:ピンク
紫ピクミン
白ピクミン
本編には登場せず、ミッションモードとビンゴバトルモードにのみ登場する。詳細はそれぞれリンク先にて。

ステージ紹介[編集]

ストーリーモード[編集]

  • 今回は日によって晴れだったり、雨になっていたりと天気の変化があり、それによってBGMも変化するなど、前2作と比べ、細かな演出が盛り込まれている。
始まりの森
アルフが最初に落下したエリア。
自然に富み、草木や水辺や洞窟がバランスよくあるのが特徴。また、温暖な気候である模様。
赤ピクミンが自生していた。
  • 中ボス:ケダマグモ(黒)
  • ボス:オオスナフラシ
再会の花園
ブリトニーが最初に落下したエリア。
初回訪問時にはコンクリートのブロックで塞がれて行けない場所があるが、ルーイと出会うことで行けるようになる。
岩ピクミン、青ピクミンが自生していた。
  • 中ボス:デメジャコ
  • ボス:ヨロヒイモムカデ、ヌマアラシ
迷いの雪原
チャーリーが最初に落下したエリア。
エリア全体が雪で覆われており、電気を使った仕掛けが多いのも特徴。
黄ピクミンが自生していた。
BGMの一部がねむりの谷のそれと酷似している。
  • 中ボス:ケダマグモ(白)
  • ボス:オオバケカガミ
交わりの渓流
ホコタテ星人の救難信号が発信されたエリア。
巨大な川が流れており、ハスに乗って移動する事になる。
羽ピクミンが自生していた。
  • 中ボス:ヘビガラス
  • ボス:タテゴトハチスズメ
哀しき獣の塔
ルーイから教えてもらい行けるようになる最後のエリア。
何故かアメニュウドウに追われるオリマーを救出するのがこのエリアの目的となっている。
唯一このエリアのみ果実が存在しない。なお、ここで倒す原生生物は皆死骸が残らず金色の液状化して消滅し、次の日には復活しないため、ピクミンも増やせない。
因みにステージ名にある『哀しき獣』とは、アメニュウドウの事を指す(実際オリマーが、書き残していた手記の中でアメニュウドウの事をこのように揶揄している)。
  • ラスボス:アメニュウドウ

ミッションモード[編集]

  • 原生の杜
  • 白銀の泉
  • 渇きの砂
  • 落葉の回廊
  • 草花の園

以下は有料配信の追加ステージ。

  • 続・原生の杜
  • 続・白銀の泉
  • 続・渇きの砂
  • 続・落葉の回廊
  • 続・草花の園

新要素[編集]

今作では新たに「岩ピクミン」と「羽ピクミン」が登場。岩ピクミンは硬い壁や仕掛けを破壊したり、硬い敵にぶつけて攻撃できる。羽ピクミンはムービーにて僅かな間ながら登場しており、常に羽で空中を飛ぶことができ、空中を飛びながら物を運ぶこともできる。主人公については一新されており、新キャラクターのコッパイ星人のアルフ、ブリトニー、チャーリーの3人が主人公となる。原生生物も新種が多数登場している。また、今作はピクミンだけではなくリーダーキャラクターも投げられるようになり、登場人物も3人に増えチームを切り替えながらゲームを進めていく。また、今作では、隊列操作が廃止されており、代わりに緊急回避と原生生物にターゲットを絞って突撃が出来るようになっており、これが前作の隊列操作による、回避と、一気にピクミンを敵に向かわせる等の動作の代わりとなっている。但し、一部の敵には突撃を無効化してしまうものもいる。また、今回新たに登場した岩ピクミン、羽ピクミンは、前作に登場した紫ピクミン、白ピクミンのようにポンガシグサを利用した増殖法ではなく専用のオニヨンが設けられており、5種類共、共通の増やし方が出来るようになっている。更に、行きたい目的地にWii Uパッドでスライドさせて任意で自動的に移動できるようになっていて、これによって一人は壁などの解体作業に入って、もう一人が別の場所に向かって石橋を作っていったりと言った作業がよりスムーズに出来るようになった。この他、前作の種類別にピクミンを、持ち換えたり、スプレーでのパワーアップ等の要素も継承されている。

前作との違い[編集]

『ピクミン2』(以降、『2』)のメインダンジョンだった地下洞窟は、本作には登場しない。また、『2』では壊せるようになった間欠炎(一定時間ごとに炎を噴き出すもの)が本作では『ピクミン』(以降、『1』)以来、壊せないものになっている。ちなみに一定時間ごとに両極の間で放電する電極の用途も変わっており、『2』では壊せるものになっていたが、『ピクミン3』(以降、『3』)では壊せないものになっており、黄ピクミンの数によって電気への耐性に加え、それを利用した仕掛けを解く事が出来るものになっている。さらに、『2』では、黄ピクミン以外のピクミンは触れただけで即死だったが、『3』では、感電はするが死なずに吹き飛ばされて痺れて、呼ばれるまで動けなくなる程度に大幅に軽減されている。間欠泉の用途も大きく変わり、『2』では地下洞窟から抜けるための用途だったが、『3』ではリーダーキャラクターやピクミンが高いところに上がったり近道をしたりするなどのためのものとして使われている。また、『2』に登場した毒ガスを放出しているガス管、ガス管+土の壁のガスゲートもなくなっている。その代わりに土の壁の形も変わった。

新たな仕掛けとして、ガラスの壁や結晶などが追加された。『1』以来、岩の壁(バクダン岩でのみ壊せる)も登場している。

バクダン岩の使用法も変わっている。『2』ではトラップになっていたが、本作では『1』以来、ピクミンの扱うものに変わっているが、『1』とは異なり黄ピクミンだけでなく全てのピクミンが扱えるようになっている。これにより、バクダン岩で岩の壁や原生生物にダメージを与えられるようになる。

日数制限の内容も大きく変わっている。『2』では無制限になったことで時間を気にせずにじっくりプレイできるようになっていたが、本作ではより大きくなった上でエリア内で拾う果実を回収することにより、食料が生産され、日数を延ばすのが目標になっている。果実によって採取される量も変化する。その為、全ての果実を回収してしまうと食料の生産が不可能になり、既存の食料がある場合は次の数日が進められるが、食料がない場合はゲームオーバーになって次の数日が進められなくなる。そのため、事実上『1』以来の日数制限が設けられる形となっている。また、『1』『2』と違い、今まで進めた日数や、最新の日数から、前の過去の日数からやり直せるようになっている。

コッパイ星[編集]

アルフ達、主人公が暮らす惑星。ゲーム内では独特な言語を用いる[1]。食料難に陥っており、アルフ達はそれを解消すべく、PNF-404で食料となる果実を集めることとなる。「コッパイ」という名称はかつて任天堂が製造していたトランプかるた)の別名および当時の社名にもあった「骨牌」から来ているとされる。

今回活躍することになるコッパイ星人も、ホコタテ星人同様微小種族であるが、両星間・人種的関連は不明(少なくともコッパイ星人側がホコタテ星の存在を知っている描写は存在する)。 ただし、コッパイ星はPNF-404に比べ3分の1ではあるが大気に多量の酸素を含む惑星であり、酸素を猛毒とするホコタテ星人の住むホコタテ星とは大きく環境が異なると思われる。

また、コッパイ星人は好き嫌いが激しく我慢ができない気質[2]らしく、それも食料難の一因となっている。

経緯[編集]

正式に発表される前の2008年開催のE3での宮本茂のコメントにおいて、Wii用として開発していることを発表し、その後の2011年のE3で宮本茂らの回答でWii U向けに開発を切り替えたことが明かされた。2012年のE3におけるプレゼンテーションの冒頭でPVが大々的に公開され、名称が正式に発表された。2012年のWii Uローンチ発売に向けて開発が進められていたが、その後2013年に発売が延期となった。

脚注[編集]

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  1. ^ 作中の終盤にて、ホコタテ星人のオリマーやルーイと、コッパイ星人のアルフ達が会話する描写やシーンがあるが、両者がそれぞれ共通言語を使っているかどうかは明かされていない。
  2. ^ ブリトニーは「ホコタテ星のピクピクニンジンを無理に食べてはみた」ことはあるらしいが、その結果は全然美味しくなく、「コッパイ星人の口には合わない。」という結論を出した。

外部リンク[編集]