ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ファイナルファンタジーシリーズ > ファブラ ノヴァ クリスタリス > ファイナルファンタジーXIII > ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII
ライトニング リターンズ
ファイナルファンタジーXIII
LIGHTNING RETURNS
FINAL FANTASY XIII
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 PlayStation 3
Xbox 360
開発元 スクウェア・エニックス
発売元 スクウェア・エニックス
プロデューサー 北瀬佳範
ディレクター 鳥山求、阿部雄仁
音楽 浜渦正志水田直志鈴木光人
美術 野村哲也板鼻利幸上国料勇
発売日 日本の旗 2013年11月21日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
テンプレートを表示

ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』(ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーサーティーン、LIGHTNING RETURNS: FINAL FANTASY XIII、略称:LRFFXIIILRFF13)は、スクウェア・エニックスより2013年11月21日に発売されたコンピュータゲームPlayStation 3Xbox 360マルチプラットフォームとなっている。

概要[編集]

ファイナルファンタジーXIII』 (FF13) と『ファイナルファンタジーXIII-2』 (FF13-2) の続編にあたり、『FF13』より続く「ライトニングサーガ」の最終章となる。

本作のタイトルが『ファイナルファンタジーXIII-3』ではないのは、「“新しいゲーム体験”ができるということを、わかりやすく表明するため」「ライトニングの物語が完結することを強調するため」としている[1]

本作の舞台となる世界「ノウス=パルトゥス」は前作『FF13-2』ラストの混沌(カオス)の侵食が起きてから数百年後の「グラン=パルス」であり、混沌の影響で人々は年を取らず老衰死も起こさなくなっている。また、世界そのものの終末が間近(最大に引き伸ばして13日後)に迫っている[1]。ライトニングの目的は人々を救うことであるが、世界の終末は回避できず、人々の悩みや不安を取り除いてを安らかにさせ、新しく造られる次の世界に向かって生まれ変わらせることで「人々の心を救済する(魂を解放する)」のが本作におけるライトニングの役目となる[2]。この他、本作では敵を倒すことによるレベル上げや前作までのクリスタリウムのような要素はなく、クエストをクリアすることによって戦闘能力が向上する[3]

日本国内における初週売上げは28.1万本で(PS3版27.7万本、360版0.4万本)[4]、前作『FF13-2』の53.4万本(PS3版52.4万本、360版1.0万本)[5]から半減。初週150万本だった前々作『FF13』[6]の約6分の1となった(いずれもメディアクリエイトによる統計)。

なお、「ライトニングサーガ」の全世界売上については合計1000万本を超えたことがスクウェア・エニックスより明らかにされた[7]

システム[編集]

難易度の選択[編集]

本作の開始時には「イージーモード」と「ノーマルモード」を選択可能である(途中で変更不可)。モードの選択によって、バトルから逃走(エスケープ)した際の時間経過ペナルティの有無や通常移動時(フィールド)における体力回復の有無、敵の強さ、GPの消費量などに違いがある[3]

ウェアとデコレーション[編集]

本作では前作までのパラダイムシフトやオプティマに代わるもので、「ウェア」(衣装)が採用されている。本作のバトルはライトニングのみを操作することから、様々なタイプのウェア(3種類セット可能)を素早く切り替えることで敵の攻撃や弱点などに対処することとなる。なお、ウェアは全部で80種類以上存在し、切り替えることでバトル時におけるグラフィックなども実際に変化する。また、戦闘能力とは無関係だがウェアは好みのカラーに変更可能で、さらに「デコレーション」により装飾することもできる。

GP(グローリーポイント)[編集]

GPを消費することで様々な「GPアビリティ」を使用できる。バトル内でのGPアビリティには体力(HP)を回復できる「ケアルガ」や特技技の「オーバークロック」、バトルから逃走できる「エスケープ」などがある。一方、通常移動時のGPアビリティには特定の場所へ瞬時に移動できる「テレポ」や時の流れを少しだけ止めることができる「クロノスタシス」などがある。なお、GPはバトルで勝利したりクエストをクリアすること、或いは一日が終わって箱舟に帰還することで回復可能である。

様々なクエスト[編集]

本作では各大陸における「メインクエスト」の他に、「サイドクエスト」や「祈りのキャンバス」の依頼(クエスト)を解いていくこととなる。クエストをクリアすることにより人々の魂を解放(救済)することが可能で、これにより戦闘能力の向上(※本作ではバトルで敵を倒すことによる戦闘能力の変化は存在しない)や後述の「世界の余命」とも深く関わってくる。なお、サイドクエストの中には時間制限があるものや時間帯によって受けられないもの、あるクエストをクリアすると受けられないものなどもある。

ラストワン[編集]

モンスター(魔物)をある一定数倒す(各モンスターにより数が決まっている)ことで最後の一体となる「ラストワン」が出現する。ラストワンは通常のモンスターより強く、倒すと特別なアイテムを獲得することもできる。また、ラストワンを倒すことでそのモンスターは「絶滅」となり、以降の通常移動時に出現しなくなる[8]

世界の余命と時間帯による変化[編集]

本作では世界の終末が迫っており、プレイヤーは限られた時間の中で目的を果たしていくこととなる。なお、世界の余命(終末までの時間)は人々の魂を解放することで生じる輝力により、箱舟に帰還した際に増やすことが可能である(世界の寿命は結果として、最大13日まで引き伸ばすことが可能)。一方、世界の時も常に変化しており、時間帯によって行動範囲やクエストの発生、出現モンスターなどが異なる。

周回プレイ[編集]

世界の余命が尽きてしまった場合や本作をクリアした場合に、ライトニングの戦闘能力やウェア・武器・防具などの装具品(一部除く)、アイテム(だいじなものを除く)、バトルスコアなどを引き継いで周回プレイ(強くてニューゲーム)をすることが可能である(クエストの達成状況、魔物の生息状況などは引き継がれない)。また、クリア後には「ハードモード」の解禁や武器・防具の改造などが可能となる[9]

登場人物[編集]

FF13シリーズの完結編となる本作では、『FFXIII』や『FFXIII-2』のキャラクターが数多く登場する。

メインキャラクター[編集]

ライトニング(声:坂本真綾
本作の主人公。妹のセラを蘇らせたいという想いで神・ブーニベルゼと契約し、“解放者”として滅び行く世界から人々の魂を解放する役目を背負う。バトルやフィールドではライトニングのみを操作し、物語を進めていくこととなる。
ルミナ(声:伊藤かな恵
行く先々で登場し、気まぐれな言動でライトニングを翻弄する。容姿は妹のセラと似ている。
ホープ・エストハイム(声:梶裕貴
「箱舟」という時間が経過しない特殊な空間におり、ライトニングを見守っている。また、容姿は『FFXIII』の頃のような子供の姿に戻っている。バトルには参加しないものの、様々な形でライトニングをサポートしてくれる。
スノウ・ヴィリアース(声:小野大輔
享楽の都市「ユスナーン」で太守を務めており、解放者のライトニングと対峙する。

作品世界[編集]

ノウス=パルトゥス[編集]

混沌(カオス)の海に浮かび、滅びへと向かう本作の世界。文化背景の異なる4つの大陸から構成され、各大陸はモノレールにより接続されている。ライトニングは4つの大陸を移動しながら解放者としての役目を果たしていく。

第1の大陸「ルクセリオ」[編集]

第1の大陸にある“光都ルクセリオ”は神・ブーニベルゼを崇める宗教都市で、ゴシックやメタリックを基調としながら街にはアートなどが散りばめられている。また、暗黒街というスラムのような街も存在する。“闇の集団”が解放者を狙っている。

第2の大陸「デッド・デューン」[編集]

砂漠に覆われた第2の大陸“デッド・デューン”。この地域では財宝を狙ってトレジャーハンターが活動している。また、この地にある遺跡には“聖宝”が眠ると言われている。

第3の大陸「ユスナーン」[編集]

第3の大陸にある享楽の都市“ユスナーン”は、終末へ向かう世界の中でも活気と華やかさのある街である。物資が供給され人々は何不自由なく暮らす一方で、貧富の差も生まれている。スノウが太守を務める。

第4の大陸「ウィルダネス」[編集]

かつてのグラン=パルスの名残で、広大な最後の自然に覆われている第4の大陸“ウィルダネス”。この地域の人々は自給自足の生活を営んでいるが、豊かな大自然とは裏腹に混沌の動きも活発である。また、この地では“ヴァルハラの天使”が世界の終焉と共に現れ、選ばれし者を混沌の出ずる処へ導くと言われている。

箱舟[編集]

“箱舟”(The Ark)は時間が経過しない特殊な空間。毎朝6時になると一日が終わって箱舟に自動で帰還することとなり、そこではホープが迎えてくれる。帰還した際には体力(HP)やGPが完全回復し、「聖樹ユグドラシル」に輝力を捧げることで世界の余命を増やすことができる。また、ホープとの物語に関する様々な会話やGPを消費してアイテムを補給することもできる。

プロモーション[編集]

2012年9月1日に東京の渋谷で行われた「FINAL FANTASY展」においてディレクターの鳥山求によってタイトルが正式発表された。本作品のコンセプトワードとして以下の2つが提示された。

ライトニング リターンズ (LIGHTNING RETURNS)
前々作の主人公であるライトニングが再び主人公となり、本作が「ライトニングサーガ」の完結編となる。
ワールド ドリブン (WORLD DRIVEN)
刻一刻と状況が変化していくゲームの世界に対して、プレイヤーがどのように関わっていくか決定していくことを表す造語ストーリーを主体とした『FFXIII』のストーリー ドリブン、プレイヤーを主体とした『FFXIII-2』のプレイヤー ドリブンと対比している。さらに、現実世界においてプレイヤーがFacebookや公式のウェブサイト等を通じて交流していくことも表している[1]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』の本質に迫る! 開発スタッフ独占インタビュー完全版”. ファミ通.com. KADOKAWA (2012年9月14日). 2012年9月25日閲覧。
  2. ^ 西岡浩二郎; 佐々木秀二 (2013年6月13日). “[E3 2013]「LIGHTNING RETURNS: FINAL FANTASY XIII」は3部作の完結編であり,次世代への一歩でもある。北瀬佳範氏&鳥山 求氏インタビュー”. 4Gamer.net. Aetas. 2014年6月23日閲覧。
  3. ^ a b ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII - LRFF13 最新情報(FF2000)
  4. ^ 週間ソフト&ハードセルスルーランキング(2013年11月18日〜11月24日)”. メディアクリエイト (2013年11月28日). 2013年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月2日閲覧。
  5. ^ 週間ソフト&ハードセルスルーランキング(2011年12月12日〜12月18日)”. メディアクリエイト (2011年12月22日). 2011年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月28日閲覧。
  6. ^ 中野信二 (2009年12月22日). “メディアクリエイト、「ファイナルファンタジーXIII」。推定販売本数が発売から4日間で150万本を突破と発表”. GAME Watch. Impress Watch. 2013年11月28日閲覧。
  7. ^ 「LIGHTNING RETURNS: FFXIII」サントラ未収録の楽曲などを収録したCDが3月26日に発売”. 4Gamer.net. Aetas (2014年1月29日). 2014年9月1日閲覧。
  8. ^ ラストワン(FF13 ライトニングリターンズ 神攻略wiki、2014年2月3日閲覧)
  9. ^ ライトニングリターンズFF13攻略:クリア後(ゲーム攻略ゲーモ、2014年2月3日閲覧)

外部リンク[編集]