ソニック・ザ・ヘッジホッグ

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ソニック・ザ・ヘッジホッグ(Sonic the Hedgehog)は、セガビデオゲームに登場するキャラクター、およびマスコットキャラクターの一人である。スピンオフ作品である漫画アニメーションにも登場している。姿は、青いハリネズミ(英語でヘッジホッグ)を擬人化したもので、生みの親はキャラクターデザイナーの大島直人、ゲームデザイナーのHirokazu Yasuhara、プログラマーの中裕司である[1]。特技は音速より速く走れることで[2]、この能力は彼の登場するゲーム上では重要な部分を占め、[3]また、彼そのものを指す大きな特徴でもある。

彼は任天堂の象徴的キャラクターであるマリオに対抗しうるセガのマスコットキャラクターとして生み出された[4]。それ以来ソニックはマリオらの様に世界で最も知られたビデオゲーム・キャラクターの一人となり、彼の名前を冠したゲームは2008年7月までに全世界で5000万本以上を売り上げている[5]

2005年にはマリオやリンクと共に、メトレオンの「ウォーク・オブ・ゲーム」に最初に選ばれたゲームキャラクターの一人となった。2008年にはイギリス売り上げNo.1の新聞「デイリー・テレグラフ」による最も好きなキャラクターのアンケート調査で堂々の第一位に選ばれた。[6]

ソニックの初登場作品であるMD版(海外ではジェネシス)のソニック・ザ・ヘッジホッグは海外では1991年6月23日、日本では同年7月26日に発売されている。

1998年にはセガの立体商標として登録されている。これはゲームキャラクターにおける初の立体商標であり、カーネル・サンダース像などと共に日本の立体商標第一号でもある。

2007年に長年ライバルとされてきた任天堂のマリオと初めて競演し、それ以降、たびたび彼との競演する機会が増えている。

目次

[編集] 歴史

1990年4月、セガは100万本以上の販売が見込めるゲームと、アレックスキッドに代わりセガのマスコットとなるキャラクターを要求した[7]。AM8研から複数の案が提出され、その中にはアルマジロ(のちにカオティクスのマイティー・ザ・アルマジロへ転用)、イヌパジャマを着た肥満のセオドア・ルーズベルト(Dr.エッグマンの元となった)、ウサギ(耳を伸ばしてアイテムを取る能力があり、のちのリスター・ザ・シューティングスターへ組み込まれている)などがあった[8]。結局マスコットとして選ばれたのは、当初「ミスター・ニードルマウス」のコードネームで呼ばれていた[4]、大島直人のトゲだらけのハリネズミだった。15人のグループがメガドライブ版ソニック・ザ・ヘッジホッグを作り始め、自分達をソニックチームと名乗るようになった。ゲームのサウンドトラックはDREAMS COME TRUE中村正人が作曲した。セガはDREAMS COME TRUEの「WONDER 3」ツアーのスポンサーとなって、ツアーバスにソニックを描いたり、ゲームの広告が載ったパンフレットを配布したり、ゲーム発売以前にゲームの場面をステージで上映して広報に努めた[9]

ソニックの正確な年齢、体重、身長、その他の設定は、その作品がシリーズ上のどの位置にあるか、また作中での描かれ方によって異なっている。ビデオゲームにおける大島直人の最初のデザインは背が低くて子供っぽく、針は短く、体は丸く、黒い眼球には虹彩が見当たらず、一つの大きな目を持っている(彼は一つの目に二つの瞳孔を持っている)。このデザインに基づいて描かれた渡邊アキラのイラスト[10]がメガドライブ版ソニック・ザ・ヘッジホッグのパッケージを飾り、それ以降のゲームでもデザインはほとんど同じだった。変化は1998年のソニックアドベンチャーから始まり、上川祐司の再デザインによって背が高く、足も長く、体の丸みは減り、針は長くて寝かせぎみに、虹彩は緑色になった。それ以降のゲームでも微妙な変更が加えられている。漫画やアニメといったスピンオフ作品はこういったビデオゲーム版デザインに更にバリエーションを加えているが、公式デザイン(モデルシート)の基準によってある程度の制限を受けている[1]

ソニックのコバルトブルーのカラーリングはセガおよびソニックチームのロゴに合わせたものである。その原因にまつわる物語はDisney Adventures、Garfield Magazineなどの子供向け雑誌に、ゲームの販促漫画として掲載された。のちにこの漫画を翻案した作品が、イギリスで出版されたMike Pattendenによるキャラクター本「Stay Sonic」に収録された[11]。この物語によればソニックが初めて超音速で走ったときの衝撃波が彼の体を青く染め、針を流線型にさせたと説明されており、これ以降、Egmont Fleetway社の「Sonic the Comic」などイギリスで出版された漫画の多くがこの説を踏襲している。

[編集] 登場作品

[編集] ゲーム

詳細は「ソニックシリーズ」を参照

ソニックのデビューはメガドライブソニック・ザ・ヘッジホッグ(1991年)であり、敵役のDr.エッグマンもここで登場している。相棒のテイルスは続編のソニック・ザ・ヘッジホッグ2(1992年)で登場し、ソニックのスーパーソニック形態とスピンダッシュもここで導入された。ソニック・ザ・ヘッジホッグCD(1993年)ではガールフレンドを自称するエミー・ローズと、ソニックを機械化したようなメタルソニックが登場し、ソニックは世界の良き未来のために時間を旅する。ソニック・ザ・ヘッジホッグ3(1994年)とソニック&ナックルズ(1994年)ではソニックとテイルスが再びDr.エッグマンと戦い、また本作で登場したナックルズ・ザ・エキドゥナはDr.エッグマンに騙されてソニックと敵対する。

他にソニックが登場する2Dゲームにはソニック&テイルス(1993年)、ソニック&テイルス2(1994年)、Gソニック(1996年)、ソニック・ザ・ヘッジホッグ ポケットアドベンチャー(1999年)がある。2001年からソニックの2Dゲームは任天堂の携帯ゲーム機へ供給されるようになり、ソニックアドバンス(2001年)、ソニックアドバンス2(2002年)、ソニックアドバンス3(2004年)、ソニック ラッシュ(2005年)が出ている。

ソニックの3Dゲームはソニックアドベンチャー(1998年)が最初で、第1作を開発したソニックチームがこの大作のために戻ってきた。ソニックが休暇から帰ってきたところ、ステーション・スクエアの町がカオスという強力な敵によって攻撃されており、彼等を操っているのはDr.エッグマンの名前で知られるロボトニック博士だった。本作ではソニックにホーミングアタックが導入され、またアイテムによって更なる能力を得られる。3Dアドベンチャー場面ではフィールド上を自由に探索して、キャラクターと話したり物体と関わることができる。今回初めて常に喋るようになったソニックに加え、テイルス、ナックルズ、エミー、ガンマ、ビッグ、スーパーソニックを操作できる。ソニックアドベンチャー2(2001年、第1作から数えて10周年目)では新たな敵のシャドウ・ザ・ヘッジホッグと間違えられたソニックが軍に捕らえられ、逃げ出すことになる。今作で初めてDr.エッグマン、シャドウ、ルージュといった敵役を操作できるようなった。またソープシューズを使ったグラインディングがアクション要素に加わり、これはチームプレイを導入した次の作品ソニックヒーローズ(2004年)にも受け継がれた。15周年作品であるソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006年)では未来から来た強力な存在、シルバー・ザ・ヘッジホッグが登場する。Wii用ゲームソニックと秘密のリング(2007年)は3Dゲームでは初めて、メインモードでソニック一人だけが操作可能になった。

過去のゲームを収録したオムニバス版として、ソニックジャム(1997年)、ソニック メガコレクション(2002年)、ソニック ジェムズ コレクション(2005年)が出ている。

以上で述べた2D・3Dプラットフォームゲーム以外のジャンルでもソニックは数多くのゲームで活躍してきた。まず最初はピンボールゲームのソニック・スピンボール(1993年)で、第1作・第2作にあったピンボール要素をふくらませたものである。ソニックピンボールパーティ(2003年)ではナイツなど他のソニックチームのキャラクターと共演している。それから2.5Dとも言えるクォータービューのゲーム、ソニックラビリンス(1995年)とソニック3D フリッキーアイランド(1996年)がある。レースゲームではソニック ドリフト(1994年)、ソニック ドリフト2(1995年)、ソニックR(1997年)、ソニックライダーズ(2006年)、ソニックライバルス(2006年)、ソニックライダーズ シューティングスターストーリー(2008年)が出ている。格闘ゲームとしてはソニック・ザ・ファイターズ(1996年)、ソニックバトル(2003年)がある。

ソニック以外の脇役達がメインで活躍するゲームとして、ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン(1993年)、テイルスのスカイパトロール(1995年)、テイルスアドベンチャー(1995年)、カオティクス(1995年)、シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(2005年)が存在する。これらの作品ではソニックが脇役として出演している。

それ以外にもソニックがゲスト出演するゲームとしては新創世記ラグナセンティ(1994年)、クリスマスナイツ(1996年)、ジャイアントエッグ 〜ビリー・ハッチャーの大冒険〜(2003年)、サンバDEアミーゴ(Wii版)(2008年)などがある。

[編集] テレビシリーズ

ソニックが登場するテレビアニメはいくつかある。最初はアドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ(1993から1996年)である[12]。この作品は平日に放送され、ソニックとテイルスの冒険やDr.エッグマンとの戦いをコミカルに描いた。同時期にソニック・ザ・ヘッジホッグ(1993から1995年)が米ABCで土曜日の朝に放送された[13]。こちらは「アドベンチャーズ」よりずっと暗いトーンの作品で、ソニックと仲間の自由を求める戦士たちが、33世紀の世界で惑星モビウスを救うために狂気のDr.エッグマンと戦う。

ソニック・アンダーグラウンド(1998から1999年)はアメリカ、イギリス、フランスで放送された。前述の2作品と物語上のつながりはないが、共通する要素はいくつかある。ソニックの妹のソニア・ザ・ヘッジホッグ、弟のマニック・ザ・ヘッジホッグ、彼等の母親であるアリーナ女王が登場し、彼等4人が「カウンシル・オブ・フォー」としてモビウスを取り戻すためにDr.エッグマンと戦う作品である[14]。ソニックが持つ魔法のメダルはエレクトリックギターに変形する。

日本ではオリジナルビデオアニメーションとしてソニック・ザ・ヘッジホッグ(1996年)が出ている。ソニック・ザ・ヘッジホッグCDが元になっており、ソニック、テイルス、ナックルズ、Dr.エッグマン、メタルソニックが登場する。アニメーション制作はスタジオぴえろ担当した。アメリカでは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ:ザ・ムービー」のタイトルで出ている[15]

一番新しいテレビシリーズはソニックX(日本:2003から2004年、アメリカ:2003から2006年)である。アニメーション制作は東京ムービーが担当。この作品では時空の歪みによってソニックと仲間達が人間の世界に飛ばされるというゲーム版のソニックシリーズとは異なったアニメオリジナル設定になっている(ただし第2シーズンの舞台はソニック達の世界である)。他のテレビシリーズと同様、この作品でもゲームにはない独自の物語が描かれるが、ソニックアドベンチャーを下敷にしている。ゲームの音楽が使われたり、ゲームとよく似たシーンが描かれることがある。キャラクターデザインも最近のゲームのものに近い。なお、全78話もあるには関わらず日本では未だに52話しか放送されていない(しかし、一応物語は完結している)。2009年6月現在も残った26話のエピソードは日本では未放送である。([16]

[編集] 漫画と本

ソニックが最初に漫画に登場したのはDisney Adventures誌に掲載された広告漫画で、同じものがMean Machines誌の折り込み広告にも掲載された。この漫画では優しい科学者であるDr. Ovi Kintoborが邪悪なDr. Ivo Robotnik(Dr.エッグマン)へ変化したことへのソニックの関わりが描かれた。またソニックが元は茶色だったというショッキングな事実も描かれた。セガのハンドブックである「Stay Sonic」(1993年)、Virgin Booksから出版された4冊の小説(1993から1994年)、漫画ソニック・ザ・コミック(1993から2002年)といったイギリスの出版物は前述のエピソードを下敷にしている。

アメリカのアーチー・コミックから出版された漫画ソニック・ザ・ヘッジホッグ(1993年から連載中)およびソニックX(2005年から2009年まで連載)はそれぞれABCで放映されたアニメーションと、ソニックXが元になっている。前者はアメリカの漫画の歴史上、現在連載中の版権付き作品の中ではマーベル・コミックの『英雄コナン』に次ぐ2番目に長い連載になっている。

日本では1992年に小学館の学習雑誌各誌に本作品を題材にした漫画が連載された。作画はひかわ博一木村光雄森本サンゴと掲載誌によって異なるが、いずれも原案は寺田憲史となっている。小学四年生では漫画ではなく小説が掲載され、こちらは著者が寺田憲史、挿絵が松原徳弘となっている。だが、いずれもコミックス化はしていない。

いずれも世界観や登場人物は統一されており、ヘッジホッグタウンのヘッジホッグ小学校に通う10歳のハリネズミの少年「ニッキ」が主人公である。作品名はそのまま『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』。

ニッキは水上飛行機パイロットで水上飛行機を用いた郵便配達を営んでいる父のポーリー(ポリーと表記されている場合もある)、母のブレンダ、7歳の妹タニアと暮らしており、隣には発明家の父を持ち、自身も発明をしている食いしん坊な友人リトル・ジョンが住んでいる。また、ニッキにはエミー(後のエミー・ローズ)というガールフレンドがおり、作中の描写を見る限り、ニッキ、エミー、リトル・ジョンは同級生のようである。ニッキの外面は眼鏡をかけていること以外はソニックによく似ているが、おとなしくて臆病というソニックとあべこべの性格である。体の色はニッキとポーリーはソニックと同じ青、ブレンダとタニアは黄色になっている。

ヘッジホッグタウンは名前の通りハリネズミの住む町であるが、ハリネズミ以外にもワニのベクターやハチのチャーミー・ビー、イボトカゲのベルーカ兄弟が住んでいる。ベルーカ兄弟は長兄のアントンと4つ子のミグ・トッド・ハッド・マッドの5兄弟で、町で不良と知られ恐れられているが、母親のベラにだけは敵わない。父親はコックのホギ。両親を合わせてベルーカ一味とも呼ばれる。

この作品のソニックはニッキやエミーに危機が訪れると颯爽と登場する。ソニックはたちまち町の評判の的になるが、ニッキだけは彼を一度も見たことが無い。何故かと言うと、ソニックはニッキが変身した姿、つまり二人は同一人物で、ニッキにはソニックのときの記憶が無いからである。

この作品のソニックはニッキが16歳になった未来の姿である。その秘密は光速ローリングアタックで光速を超えることで、時間をも超えることにあるとされている。それとは別にポーリーにもかつてソニックという名前の親友がいた。彼はパイロットの間では伝説の存在となっている人物で、超高速で飛行中に事故で死亡したが、それ以後パイロットの守り神となり、どこかで生きていると噂されている。掲載誌によっては、ポーリーの親友であるこのソニックがニッキを助けたことで、それ以降ニッキはソニックに変身するようになったと説明されているものもある。

作中では主にアントンが悪役を務めるが、エッグマンが登場してからは出番が殆ど無くなってしまうことが多い。掲載誌によっては途中からソニック・ザ・ヘッジホッグ2の攻略漫画の連載になるなど、ニッキすら登場しなくなってしまったものもあり、ゲームに登場しない彼らの人気は芳しくなかったようである。

今のところ日本でソニックの漫画がコミックス化されているのは、02年2月号 - 05年2月号まで別冊コロコロコミックで連載されていた春風邪三太が描く『ダッシュ&スピン 超速ソニック』だけである。コミックス版は全2巻出版されている。

他に2008年7月にデンゲキニンテンドーDS9月号から『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が連載開始した。最初はソニック ワールドアドベンチャーを内容を元にしていたが、2009年にはソニックと暗黒の騎士に変えて、2009年6月現在も連載中である。

また、いずれの二作品の内容はギャグ漫画になっている。

[編集] ゲスト出演と人気

ゲームにおけるゲスト出演についてはソニック・ザ・ヘッジホッグが登場するゲームの一覧(英語版)を参照

任天堂のマリオに対抗する為に登場したソニックは、日本でこそその目標は達成できていないが、世界的に見れば非常に人気の高いキャラクターである。登場して2年で世界的にはマリオの人気を越えたことが、Gameplayers誌の1993年6月号のアンケート調査で判明した。その人気の高さのためにソニックは様々な文化において言及される存在となっている。ショウジョウバエの分節に関係する遺伝子のクラスにヘッジホッグ遺伝子というものがあり、その中の一つはソニックから名前を取ってソニック・ヘッジホッグと命名されている[17]

セガがスポンサーとなったスポーツチームにもソニックは登場する。1993から1997年にかけてセガはサッカークラブのジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)のスポンサーとなり、その間チームのユニフォームにソニックが描かれた。1993年のフォーミュラ1チャンピオンシップではセガがウィリアムズF1のスポンサーとなり、この年にはチームがコンストラクターズチャンピオンを、ドライバーのアラン・プロストが世界チャンピオンを獲得するというダブルタイトルに輝いた。ソニックの姿は車やヘルメットに描かれた。ライバルチームのマクラーレンはウィリアムズを下してレースに勝利するたび、ぺちゃんこに潰されたハリネズミの絵を車の横に描いた。同年のヨーロッパGPで大雨の中アイルトン・セナが勝利したときはイギリスのAutosport誌で「Senna's mega-drive(セナのメガ・ドライブ)」という見出しが付いた[18]。このヨーロッパGPはセガがスポンサーをしていたため、ソニックのアドバルーンや大型看板が見られ、レースクイーンはソニック風のコスチュームを着用し、優勝したセナにはソニックをかたどったトロフィーが贈られた[19]

ソニックはパレードにも登場する。1996年にゲームキャラクターとしては初めて、ソニックはローズパレード(en:Tournament of Roses Parade)に登場した。またメイシーズ感謝祭パレードに登場したゲームキャラクターはソニックと[4]ピカチュウだけである[20]

ソニックは数々のテレビ番組へゲスト出演している。その一つはザ・シンプソンズの『マージの誇り』の回で、彼はバートの想像の中でマリオルイージドンキーコングとともに登場し、ゲームを盗むようにバートを説得する[21]。他にもHi Hi Puffy AmiYumiの「Camping Caper」の回、Megas XLR15/LoveSpace Ghost Coast to CoastマッドTV!Roseanneといった番組でソニックへの言及があった。2006年版ソニック・ザ・ヘッジホッグについてはMSNBCのニュース番組カウントダウン・ウィズ・キース・オルバーマンで取り上げられた。ソニックはジングル・オール・ザ・ウェイ最後の恋のはじめ方ウェインズ・ワールドといった映画の中でも言及されている。また有名ゲーム情報サイトであるGameFAQsのキャラクターバトル・コンテストでソニックは健闘しており、2006年には四強に残った[22]

プロペを作る前にセガの中裕司が発言したところによれば、ソニックを『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に参戦させることを任天堂に打診するつもりだったが、「時間的制約でそれ以上話を進めることができなかった」[23]。2006年8月、ゲーム情報誌Tips & Tricksが伝えたところによれば宮本茂がインタビューで、『大乱闘スマッシュブラザーズX』(以下スマブラX)の新キャラクターとしてユーザーから最も要望が高かったのはソニックであること、任天堂がセガと中裕司に提案し、セガからの回答待ちであることを明かした[24]。ソニックと秘密のリングのプロデューサー小川陽二郎はイギリスの任天堂公式サイトのインタビューで、「個人的にはソニックのスマッシュブラザーズへの参戦は大歓迎だが、それはセガと任天堂の間のマネージメントであり自分は関わっていない」と語った[25]。そして10月10日、任天堂カンファレンス2007.秋においてソニックが『スマブラX』に参戦する事が発表された。『スマブラX』発売以前の2007年11月に、Wiiから発売された『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』で一足早くマリオ達との競演が実現しているが、このゲームを作るためにSEGA側の人間が任天堂に打ち合わせに来た際についでに『スマブラX』にソニックを出す事を決めたそうだ。

『スマブラX』では全キャラクターの中でも移動スピードが断トツの一位(カメラがその速さに追いつけない程)で、スピンダッシュを始めとした高速での攻撃を得意とする。速さ重視にされている為、攻撃力や防御力は低く、決定打と言える技は少ない。シナリオがほぼ完成した時にソニックの参戦が決まったため、同作のアドベンチャーモード『亜空の使者』では、最終決戦直前、他のファイターが来る前に突然ラスボスの前に単独で現れて特攻を仕掛ける、という唐突な展開になっており、どうやって亜空間に潜入したのかなど、彼に関する話は全く語られていないが、お陰で他のファイターはラスボスと対等に戦えるようになった。「最後の切りふだ」はカオスエメラルドの力でスーパーソニックの姿に変身し、縦横無尽にステージを飛び回って攻撃する。

[編集] 能力

ソニックは1993年にアメリカで放送されたアニメーション「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のテーマソングで「The Fastest Thing Alive(最も速い生き物)」と歌われた通りスピードが最大の特徴で、その走る速さはマッハ1を超える[2]。後ろ向きでも同様に走れることはソニックヒーローズにおけるチーム・ソニックのオープニングやソニックXの第1話で示されている。ゲーム中では彼のスピードの由来は説明されていないが、アメリカのソニック公式サイト[26]では生まれ持った能力だとされている。1991年にDisney Adventures誌などに掲載された広告漫画ではソニックの過去が語られており(のちに「Stay Sonic」や「ソニック・ザ・コミック」といったイギリスの出版物でも用いられている)、彼の常軌を逸した走行能力はハイテク・ランニングマシンを使って音速を超えるまでトレーニングした結果だとされる[11]。「Stay Sonic」によれば彼の最高記録は時速761マイル(約1225キロメートル)である。ただしArchie Comics版の漫画ソニック・ザ・ヘッジホッグでは読者からの手紙に答える形でソニックはマッハ2の速度を出したことがあり、またスーパー形態では光速に達すると述べられている。もっとも一般的に考えられているところではソニックの作品世界においてハリネズミは元から速く走る能力を有しており、それはソニックヒーローズおよびそれ以降のゲームでエミーやシャドウがスピード型キャラクターとされた事でも示されている(エスピオもスピードタイプだが、彼はカメレオンである。カメレオンも速く走れる能力を持つかは不明)。ただしシルバーは他のハリネズミほど速く走れないため、この考え方は確定的ではない。しかし、ソニックライバルズシリーズでシルバーはソニック、シャドウと並ぶスピードで走れるので、可能性はある(サイコキネシスで運動能力をサポートしている可能性もあるが)。「Stay Sonic」およびアニメーションの「アドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ」ではソニックの特徴的なスニーカーが、高速走行による摩擦熱から彼の足を守るものとされている。ソニックアドベンチャー2ではソープシューズが導入され、ソニックはレールの上でグラインドする能力を手に入れた。

初期の2Dゲームにおいてはソニックが最高速度に達すると、彼は両腕を前方へ突き出した。しかし3Dゲーム、ソニック・ザ・ヘッジホッグCDソニックアドバンスにおいては最高速度時のアニメーションが変更され、両腕を真後ろまたは真横に突き出して体を前傾させるようになった。これは他の高速型キャラクターにも継承されている。

ソニックの能力はハリネズミが防御のために体を丸める行為を発展させたものが多い。彼の基本的な攻撃は回転ジャンプ(ソニック・スピン・アタック)である。ソニックがジャンプすると共に体を丸めて回転し、接触する敵にダメージを与える。ソニック・ザ・ヘッジホッグ3で導入されたインスタ・シールドでは、ソニックが球状のフィールドを短時間張ることで敵からの射撃に対する防御とし、またジャンプ攻撃の際の攻撃範囲が若干広くなった[27]

またソニックは走りながらボール状に丸くなることも可能で、その勢いのまま敵に体当たり攻撃できる[1]。この体勢は防御力は高いものの、最高速度を維持することはできず、また動きの自由度が制限される。ソニック・ザ・ヘッジホッグ2で導入されたスピンダッシュは停止状態から回転状態に素早く移行することを可能にした。ソニック・ザ・ヘッジホッグCDではスーパー・ピールアウトが導入され(足の動きから、漫画では「8の字」ムーブと呼ばれている)、スピンダッシュと同様に加速できるが、直立したまま走れることや、最高速度でも画面表示は常にソニックを中心に固定されている点で異なる。

ソニックアドベンチャーではホーミングアタックが導入された。これはジャンプして空中にいる間に加速するもので、丸まってそのまま敵に体当たりできる。ホーミングアタックは体当たりして弾かれたあとまたホーミングアタックを行なうことで、連続して何回も行なうことができる。

ソニックのアクションはブレイクダンスに影響された部分がある。このことはソニックバトルの日本語版マニュアルにも記載されている。ソニックヒーローズで導入されたブルートルネードはソニックが敵の周りを回転し、つむじ風を起こすことで敵をひっくり返したり倒したりする技である。

ソニックは充分なスピードがあれば水面を飛び越えることができるが、泳ぐことはできない[2]。初期のゲームではソニックは水中である程度の時間息を止めることができたが、3Dゲームでは基本的に水面下は底なし穴であるため即死である。ただしソニックアドベンチャーDXの「ロストワールド」ステージは水面下でも呼吸できる。漫画「ソニック・ザ・コミック」ではソニックが泳げないことは彼の大きな弱点として扱われ、アニメーションのソニックXおよびソニック・アンダーグラウンドではソニックの水恐怖症として言及されたが、ソニックXの第9話ではソニックが溺れるエミーを泳いで救助する場面がある。ソニックと秘密のリングでは板切れでサーフィンをして進むステージがある。ソニック ワールドアドベンチャーでは十分なスピードがあると水上を走れる。またソニックはマリオ&ソニック AT 北京オリンピックで水泳を含む競技に参加する。ただし水泳競技には救命胴衣を付けて参加するので、あまり泳げない模様。ちなみにシャドウは普通に泳げる。

ソニックの基本的な能力はアイテムによって強化できる。時間制限があるものとしてソニック・ザ・ヘッジホッグ3で導入されたフレイム・アクア・サンダーバリアや[28]ソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006年)のジェムなど、また時間制限がないものとしてはソニックアドベンチャーのライトシューズなどがある。

[編集] 変身

姿が変わるものは、主に以下の形態である。

スーパーソニック(声:金丸淳一
カオスエメラルドを力によって変身。速さと力が上昇して無敵状態になる。全身のほとんどが金色に包まれ、目の色も赤くなる。飛行もできるようになり、宇宙空間を飛ぶことすら可能である。速度は亜光速を超えるが、消耗が激しいのでこの姿を長く維持することは出来ない。またソニックXにおいては怒りに満ちた黒いスーパーソニックが登場する。
ダークスパインソニック(声:金丸淳一)
ソニックと秘密のリング登場。ソニックが7つの「世界リング」のうち3つを吸収し、胸に刺さっている「裁きの炎」を取り込み変身した姿。形態はソニックが公式に靴と手袋を着けず、4つの金色リングで素手裸足を見せている。身体の色は紺色で、白目になるなど、一見すると凶悪な姿をしている。喋り方にも威圧感があり、少し攻撃的な性格になる。炎(裁きの炎)、風(ソニック)、闇(シャーラ)の力を使うことが出来る。スーパーソニックと違いリングは消費しないが、従来通りリング0枚の時にダメージを受けるとミスになる。
ソニック・ザ・ウェアホッグ(声:関智一
ソニックワールドアドベンチャーで登場。エッグマンに注入されたダークガイアフォースの影響で、夜間になると全身毛むくじゃらの狼のような姿になってしまう。最初は手袋が破けて素手が露出し(チップには「手袋はどうしてるの?」と言われていた)、シューズには何故かスパイクがつく(ちなみに元に戻るときにはなぜか手袋、靴は直っていた)。鋭く爪が伸び、腕が自在に伸縮、またその腕力も通常のソニックとは比べものにならない程の力を持つ。反面、脚力は失われ、スピード、ジャンプが弱体化した(しかし攻撃には足を少し使用している)。ウェアホッグとは造語で、かつ設定上の名前であり、本人は元の本名を名乗っている。性格は元のソニックと変わらない。
エクスカリバーソニック(声:金丸淳一)
ソニックと暗黒の騎士で登場。3つの聖なる武具「アロンダイト」「ガラティン」「レーヴァテイン」を取り込んだカリバーンの真の姿、「大聖剣エクスカリバー」を装備したソニック。ソニックの姿は黄金の鎧とフルフェイスの兜になる。圧倒的な強さを誇り、ソウルサージの速度もかなりのものである。前作のダークスパインソニックとは違い、性格は変わらない。リングは消費しない。

[編集] キャラクター

[編集] 性格

さまざまなゲームでほのめかされているように、ソニックは風の体現者である。彼は自由な魂と冒険心の持ち主で、生きたいように生きることの自由さを何よりも大切にしている。

彼は非常に短気で、深く考えずに状況の中に飛び込むこともよくあるが、彼の自信は揺るぎなく、それはいかなる困難を前にしても変わらない。好きな食べ物はチリドッグで、ユーロビートのような速いテンポの曲が好き。彼はロック・ミュージックに興味を示し、また公式アートやソニックアドベンチャーのテレビCMは彼にDJの趣味があることを示唆している[29][30]。またソニックがブレイクダンスをたしなむ事も複数のゲームで示されている。

彼は鈍重さや悲哀を好まないが、本当に嫌っているのは自由への抑圧である。多くのファンはソニックが水に沈んだり、ソニックXにおいて溺れかけたことから彼が水を嫌っていると考えるが、彼はまたゲームにおいて水を基本とした多くのステージを踏破しているのも事実である。ソニックは他人の命令に従うよりも自由でいることを好む。彼のテーマソングである「It Doesn't Matter(関係ないね)」が彼の性格の一端を説明している。

メガドライブ~セガサターンまでの作品では声を割り当てられていなかったが、ドリームキャスト版「ソニックアドベンチャー」よりフルボイスで声を当てられるようになり、そのセリフの端々で、日本語の合間に変な英語が織り交ぜられるという強烈なインパクトがあった。この一種独特なセリフ回しは賛否が別れるが、想像以上にすんなりと定着したことから、キャラ作りという意味では成功したと考えられる。

[編集] 住居

ゲーム: ゲームにおいてはソニックは地球に住んでいる。彼は初代ゲームにおいてサウスアイランドとして知られる場所に住んでおり、またソニックチームの資料によれば生まれた場所はクリスマス島である[31]

ソニックアドベンチャーの発売より以前には、英語版の操作説明書の中に彼は惑星モビウスに住んでいると書かれたものがあった。この名前の出所に関する一般的な説は、1992年にSega Visions誌での中裕司のインタビューの誤訳によるというもので、実際には彼はソニック・ザ・ヘッジホッグ2で使われたメビウスの帯について話していたのではないかと言われている[32]ソニックアドベンチャー2は地球という言葉が一貫して用いられた最初のゲームで、それ以降はこれが公式設定となっている。このゲームの拡張版であるソニックアドベンチャー2バトルや、その後に発売されたシャドウ・ザ・ヘッジホッグでは、宇宙から見た地球のシーンがある。ソニックと秘密のリングの冒頭では、ソニックが暖炉のある部屋で寝ているシーンがある。

欧米のアニメ・漫画等: アメリカおよびヨーロッパで1999年より以前に作られた漫画、アニメーション、本、操作説明書では彼は惑星モビウスに住むとされている。アメリカで長期に渡り発行された漫画では地球とモビウスの関係を発展させ、かつてのモビウスが地球であったと明かされた。異星人の遺伝子爆弾によりほとんどの人類は絶滅し、動物に変異が起きて惑星の住人となったのである。漫画における時間は現代から約1228年先の未来であり、漫画「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の第50話には西暦3235年と書かれている[33]。イギリスの漫画「ソニック・ザ・コミック」における惑星モビウスは地球とは異なる地球の姉妹惑星だと説明され、実際に地球から来た人間がモビウスを侵略するに至っている。アニメーション「アドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ」および「ソニック・アンダーグラウンド」ではモビウスと地球との関係は言及されてない。

ソニックOVA: OVAソニック・ザ・ヘッジホッグは「惑星フリーダム」が舞台になる。物語の中で世界は、ソニックとその友人達が住む空の世界と、Dr.エッグマンが住む暗黒の世界に分かれたと説明される。この惑星は未来の地球であることが強く示唆される。

ソニックX: アニメーションのソニックXでのソニックの故郷は、地球と同じ位置に存在する平行世界の惑星であることが第49話で明かされる。理屈の上ではその惑星はまさに平行世界の地球ということになるが、その点は明確には確認されない[32]。なお、住所はソニック・ザ・ヘッジホッグのグリーンヒルだと思われる。この惑星に関する描写はごくわずかで、物語のほとんどは我々の地球および宇宙で進行する。

[編集] 恋愛

ソニックX:ゲームと比較して、ソニックXにおけるソニックとエミー・ローズの関係は進展している。このアニメーションでは二人は友情を深め、協力して事に当たることが多い。ソニックはエミーにデートの約束をした事さえある(ただしこれは英語版の吹き替えのみである。)

また、日本版でもエミーとのデートに付き合おうとしていた(結局その時はエメルとボックンによって妨害されてしまい、結局果たせなかった)。また宇宙船ブルータイフーンに乗る回ではエミーは一番良いドレスで登場し、ソニックは口をぽかんと開けてしばらくそれを見つめる羽目になった。

アドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ:このアニメーションではソニックにブリージー・ヘッジホッグというガールフレンドができる。ソニックは知らないが彼女はロボットであり、Dr.エッグマンの命令に従って彼女に夢中なソニックに無理難題を言い、彼を罠にかけて閉じ込める。しかしブリージーは自分が間違いを犯したことに気付いてソニックへの態度を改め、彼を解放する。時は流れ、彼女はDr.エッグマンが作った別のロボットと仲良くなった。

ソニック・ザ・ヘッジホッグABC版アニメーション):土曜日の朝に放映されたこの作品では、ソニックの恋愛感情はサリー・アコーン姫に向けられる。ソニックと彼女はともに反乱グループのリーダー的立場にあり、またテイルスの保護者/兄姉的な立場でもある。二人は同い年で、Dr.エッグマンに対する作戦でも協力することが多い。二人は明らかに惹かれ合っているが、性格的には正反対であるために衝突することが多く、二人は自分達の想いを認められずにいる。サリーから見てソニックはあまりにも無責任かつ愚かしいし、ソニックから見ればサリーは堅物で潔癖すぎる。だが、最後のエピソードで二人はキスをする。

ソニック・ザ・コミック:このイギリスの漫画にエミーが登場した頃は彼女はソニックに夢中になるあまり、自分は彼のガールフレンドだと堂々と嘘をつき、その結果Dr.エッグマンとその一味に捕らえられた。ソニックに助けられてからはエミーはソニックの反乱グループに加わり、その愛情でソニックを悩ませ続けるようになった。脚本家のナイジェル・キッチンはエミーのソニックへの態度が本当に恋心によるものなのか、それとも興味本位でソニックをからかっているだけなのか、もしくは両方なのかを曖昧にしておくよう心掛けた。しかしこの傾向は次第に影を潜め、イギリスを覆ったガールパワー現象の影響もあり、エミーは恋に悩む足手まといの立場から、有能で賢いヒロインへと変わっていった。

ソニック・ザ・ヘッジホッグOVA:この作品ではセーラ姫がソニックのガールフレンドの立場にあるようだが、作中でソニックの彼女への気持ちが明確に示されることはない。この作品はソニック・ザ・ヘッジホッグCDを元にしているため、セーラはエミーの役割を引き継いだとも言える。

ソニック・ザ・ヘッジホッグアーチー・コミック版):この漫画はABC版アニメーションを元にしているため、ソニックとサリー姫との間柄もアニメーションと同様である。漫画においては物語の進展とともにソニックとサリーは互いの愛をついに告白するが、その後二人は分かれてしまう。サリーはソニックに戦士を引退し自分と共に統治者となることを望んだが、ソニックは命令する側になるよりも行動する側にとどまることを選んだのである。その結果、二人の関係は再び緊張したものになった。

その後、平行宇宙から来た「悪のソニック」がソニックの故郷に現れ、エミー・ローズやバニー・ラボットといった女性キャラクターを襲撃したため、ソニックの女性関係は複雑化する。のちに悪のソニックの企みは露見するが、悪者から更生したと考えられていたフィオナ・フォックスに対しても悪のソニックの手は伸びていた。彼女はソニックとデートしたことがあり、彼女に好意を抱いていたテイルスをがっかりさせたりもしたが、結局フィオナ・フォックスは悪の側へ舞い戻り、本当のソニックよりも悪のソニックを選んだのだった。

[編集] 声優

ソニックの最も初期の声は1993年6月にリリースされたセガソニック・ザ・ヘッジホッグ草尾毅であり、この作品にはソニック・ザ・ヘッジホッグ、マイティー・ザ・アルマジロ、レイ・ザ・フライングスクィレルが登場する[34]

1993年9月、DiCエンターテインメントはABC版ソニック・ザ・ヘッジホッグ[13]およびアドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ[12]のソニック役に、スティーブ・アーケルの役者として知られるジャリール・ホワイトを起用した。彼はまた同じくDiCによる1999年のソニック・アンダーグラウンドでもソニック役を務めている[14]

1996年に日本で製作されたOVA版ソニック・ザ・ヘッジホッグのソニックの声は菊池正美が担当した。1999年にリリースされた英語版でのソニックの吹き替えはマーティン・バークが担当している[15]

1998年のソニックアドベンチャー以降はソニックシリーズに声が収録されるようになり、金丸淳一がソニックの声を当てている。ソニックXでも彼がソニック役を務めた。英語版ゲームではソニックアドベンチャーを始めとするいくつかの作品でライアン・ドラモンドがソニック役を務めた[35]。しかしソニックXのアメリカでの放送権を獲得した4キッズエンタテインメントは、ソニックの声をジェイソン・グリフィスに変更し、それ以外のキャストも一新された[16]。それ以降もゲームではしばらくドラモンドが登用されたが、2005年のゲームからはアニメーションとの整合性を取るためにソニックXと同じキャストを用いるようになった[36]。これは実質的に英語版におけるシャドウ・ザ・ヘッジホッグおよびソニックラッシュ以降のソニックおよびシャドウの公式の声優はグリフィスに変わったことを意味する。

2008年のソニック ワールドアドベンチャーではソニックが夜にソニック・ザ・ウェアホッグに変身した際、姿だけではなく、声優も関智一になっている。

[編集] 異なるソニック

Archie Comics版の漫画ソニック・ザ・ヘッジホッグには平行世界からやって来た別のソニックが何人か登場する。その一人であるスカージは悪のソニックとしても知られ、平行世界の惑星アンチ・モビウスからやって来た。彼はソニックなみに短気かつ高慢で、その上自分勝手で冷酷で破壊を望むサディストであり、ソニックの対極を為す存在である。のちにスカージはマスターエメラルドからエネルギーを吸収して、強大なパワーを持つ緑色のハリネズミへと変化した。彼のことはスカージ・ナンバー2とも呼ばれる。近年ではスーパー化も果たしている。

ソニックの強化形態であるスーパーソニックが、ソニックから分離独立した存在となった事がある。宇宙空間をさまようソニックがたどり着いた見知らぬ惑星で、彼は6つの赤いカオスエメラルドを発見した。通常の緑色のカオスエメラルドとは異なり、このカオスエメラルドはソニックとスーパーソニックを二つに分裂させた。このスーパーソニックは力と破壊に取り付かれ、ソニックはスーパーソニックを止めようとする。ただしこの効果は通常のカオスエメラルドと同様に一時的なもので、やがて分裂したスーパーソニックは消滅した。

アメリカの漫画ではソニックの本当の名前はオージルヴィー・モーリス・ヘッジホッグだと明かされている[37]。彼はこの実名を恥ずかしいと考えているらしく、必死になって隠そうとする。この名前は公式なものではなく、ゲームの中では彼はあくまでソニック・ザ・ヘッジホッグとして知られる。

イギリスの漫画ソニック・ザ・コミックではDr.エッグマンではなくソニックが悪の人格に染まりキング・ソニックとなった平行世界が登場する。キング・ソニックは王として惑星モビウスに君臨するが、ソニックがキング・ソニックを強制的にスーパーソニックへ変化させたところ、キング・ソニックの正体は年老いたヒッピーであった。

[編集] 音楽

ソニックのテーマソングはゲームの中に複数存在する。ソニックはロックに関連付けられることが多い。また、ウェアホッグはなぜかジャズに関連している。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

この記事はゲーム自身の情報の他に、北米版および日本語版のゲームマニュアルを参考にしています。

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  2. ^ a b c Matte, Jared. "Sonic Encyclopaedia: Sonic the Hedgehog". The GHZ. 2006-02-17 閲覧。
  3. ^ Davies, Ben. Lopez, Miguel. "History of Sega, part 4". GameSpot. 2006-06-06 閲覧。
  4. ^ a b c Kennedy, Sam. "The Essential 50: Sonic the Hedgehog". 1up.com. 2006年6月3日 閲覧。
  5. ^ インプレスウォッチ - 2008年7月18日記事。
  6. ^ デイリー・テレグラフ 2008年10月21日記事
  7. ^ Matte, Jared. "1990: The Conception". The GHZ. 2006-06-03 閲覧。
  8. ^ "Sega Visions Interview with Yuji Naka" (October 1992). 2006-03-06 閲覧。
  9. ^ "Masato Nakamura interview" (flash). Sonic Central. 2006-02-07 閲覧。
  10. ^ (1994) Sega Video Game Illustrations. Nippon Shuppan Hanbai (Deutschland) GmbH. ISBN 3-910052-50-9. 
  11. ^ a b Pattenden, Mike (1993-03-25). Stay Sonic. Fantail. ISBN 0-14-090390-9. 
  12. ^ a b "Full credits of "Adventures of Sonic the Hedgehog"". IMDb (1993-1996). 2006-06-27 閲覧。
  13. ^ a b "Full credits of "Sonic the Hedgehog"". IMDb (1993-1995). 2006-06-27 閲覧。
  14. ^ a b "Full credits of "Sonic Underground"". IMDb (1999). 2006-06-27 閲覧。
  15. ^ a b "Full credits of "Sonic the Hedgehog: The Movie"". IMDb (1999). 2006-06-27 閲覧。
  16. ^ a b "Full credits of "Sonic X"". IMDb (2003-2006). 2006-06-27 閲覧。
  17. ^ Yarris, Lynn (2005-11-05). "Sonic the Hedgehog and the Fate of Neural Stem Cells". Lawrence Berkeley National Laboratory. 2006-06-23 閲覧。
  18. ^ "Formula One Motor Racing FAQ, part 2". Internet FAQ Archives. 2007-01-05 閲覧。
  19. ^ Matte, Jared. "1993: Year of the Mega Drive". The GHZ. 2006-06-03 閲覧。
  20. ^ Crecente, Brian (2006-05-22). "Giant Pikachu Runs Flights Through NYC". Kotaku. 2006-06-26 閲覧。
  21. ^ Cherry, James (1997). "Marge Be Not Proud". The Simpsons Archive. 2006-06-24 閲覧。
  22. ^ "GameFAQs Contests". GameFAQs. 2006-11-16 閲覧。
  23. ^ http://img508.imageshack.us/img508/4451/sonicinmeleeis4.jpg
  24. ^ sickr. "Sonic set to appear in Smash Brothers Brawl". Wiispot. 2006-12-25 閲覧。
  25. ^ "Secret Rings director talks Sonic in Brawl". aussie-nintendo.com. 2007-02-21 閲覧。
  26. ^ Sonic Central
  27. ^ ソニック・ザ・ヘッジホッグ3操作説明書より。
  28. ^ Matte, Jared. "SegaSonic the Hedgehog". The GHZ. 2006-12-07 閲覧。
  29. ^ Sonic Team. "Sonic as DJ (1/2)". Sonic Art Archive. 2006-06-13 閲覧。
  30. ^ Sonic Team. "Sonic as DJ (2/2)". Sonic Art Archive. 2006-06-13 閲覧。
  31. ^ "Mary Garnet Story (translated from the Japanese original)". 2006-03-14 閲覧。
  32. ^ a b Nuclear Envoy. "Where does Sonic come from?". Concept: Mobius. 2006-06-21 閲覧。
  33. ^ Sonic Super Special issue 7, published by Archie Comics, page 42
  34. ^ Matte, Jared. "SegaSonic the Hedgehog". The GHZ. 2006-06-03 閲覧。
  35. ^ ソニックアドベンチャーシリーズ、ソニックアドバンスシリーズ、ソニックヒーローズのクレジットより。
  36. ^ "Sonic Voice Actors Replaced With Sonic X Cast!". SonicAnime.net forum (2005-10-09). 2008-12-7 閲覧。
  37. ^ "Sonic profiles, Sonic Encyclopedia". Sonic HQ. 2006-06-26 閲覧。

[編集] 外部リンク