鬼太郎

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鳥取県境港市水木しげるロードに設置されている「鬼太郎と目玉おやじ」のブロンズ像

鬼太郎(きたろう)は、水木しげる漫画ゲゲゲの鬼太郎』(旧題『墓場の鬼太郎』等)の主人公である妖怪。父親の目玉おやじとともに妖怪と人間の共存できる世界を目指して戦う。1933年から1935年頃の紙芝居『墓場奇太郎』(ハカバキタロー)の主人公の名を借りて、水木しげるが創作したキャラクターである(水木は鬼太郎を創作するにあたり、『ハカバキタロー』原作者の伊藤正美の了承を得ている)。

キャスト[編集]

キャラクターの誕生[編集]

『ハカバキタロー』[編集]

鬼太郎の元となった紙芝居『ハカバキタロー』(漢字では「墓場奇太郎」、原作伊藤正美、画辰巳恵洋)は、戦災などで失われ詳細は不明だが、その主人公は、親の因果により墓場から生まれた醜い少年(少年とも)で、親の仇に復讐を果たしていく[3]

ただし、この物語が伊藤のオリジナルかどうかは不明である。少なくとも、「子育て幽霊」などの古典的な怪談昔話に多くを拠っている[3]

紙芝居版[編集]

水木が鬼太郎を最初に描いたのは、1954年から始まる『蛇人(じゃじん)』『空手鬼太郎』『ガロア』『幽霊の手』などの数作の紙芝居である。これらで、「墓場鬼太郎」という漢字表記が現れた。

ただしこれらに描かれた鬼太郎は、作品により大きな違いがある。『蛇人』の鬼太郎は「ハカバキタロー」と共通する因果ものの主人公で、蛇の腹から生まれ人間に苛められるが成長したのちに復讐をする。『空手鬼太郎』の鬼太郎は、ギチンという空手使い(船越義珍がモデル)に弟子入りして、修行した末に師を打ち破る[3]

『空手鬼太郎』ではビジュアルも変化し、鬼太郎に似ていたという水木の兄の子をモデルに、「多少かわいく」した[4]

貸本版[編集]

1960年に水木は貸本に鬼太郎を登場させた。「幽霊一家」から始まる一連の作品である。

ここで鬼太郎の出自がほぼ現在のものとなる。鬼太郎は幽霊族(そういう種族であり死者の霊ではない)の生き残りで、墓に埋葬された母の遺体から生まれる[5]

人物像[編集]

プロフィール[編集]

  • 名前:墓場鬼太郎(主にゲゲゲの鬼太郎と名乗るが本名ではない)
  • 身長:約130cm(アニメ版は第3作まで同じ設定。第4作以後はそれより少々高めのデザイン)
  • 体重:約30kg(アニメ版は第3作まで同じ設定。第4作以後は不明)
  • 昭和29年生まれ。生誕月日は不明だが、アニメ第1作で「2月30日生まれ」というセリフがある[6]
  • 一人称は基本、「僕」だが原作やアニメ第2・3作ではごくたまに「俺」と言っている。

種族と家族[編集]

かつて地上を支配していた幽霊族の唯一の末裔(原作「地獄篇」とアニメ第3作地獄篇のみ、幽霊族の父と人間の母との混血)。

幽霊族とは人間が一般に考えている幽霊(人間の死霊)ではなく、人類誕生以前に栄えていた種族であり、糧を求めて地上をさまよう姿を目撃した人間が幽霊と誤認した。争いを好まない性格でそれ故に人類が発生、繁殖すると共に迫害され森の奥へ、次いで地下へと追いやられ衰退していった。「続ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじの話によると、紀元前3800年頃には鬼太郎父子の先祖は幽霊族の帝位に就いていたという。

実写映画「千年呪い歌」では、鬼太郎は幽霊族が人間によって滅ぼされたことをぬらりひょんに告げられるまで知らなかった(人間を恨まないで欲しかったため、目玉親父は教えていなかった)ことになっているが、1980年代『最新版』では知っていた様子である(目玉親父やぬらりひょんが話に出す場面があるが、鬼太郎はそれに衝撃を受けた様子はない)。

父・目玉おやじ
母・岩子
母は鬼太郎を身ごもった状態で病死、その埋葬された遺体から鬼太郎は生まれ出た。
鬼太郎誕生当時を描いた作品では母の名は出てこないが、原作「地獄篇」最終回「最後の出会い」や実写映画「千年呪い歌」では「岩子(いわこ)」と言う名が明かされている。
「地獄篇」では岩子は人間だがお岩さんの親類にあたり、僅かだが妖力も備えていた。岩子は夫が幽霊族だとは知らずに結婚。地獄のきまりで幽霊族と人間との間では結婚が出来ず、死後は罰により「百虫館」で地獄の虫の番をするようになった。原作では鬼太郎・目玉の親父と岩子が家族の再会を果たし、地上に連れて帰ろうとしたが、地上の空気に触れた途端灰となった。しかし肉体は灰となっても意思はあり、自ら灰壷に入って鬼太郎と家で過ごすようになった。但しこの母の灰はその後描かれた原作には登場しない。また、アニメ化作品である第3作最終回では閻魔大王に地上へ帰る許可を得たものの、帰途にぬらりひょんの妨害に遭って同行していた天童ユメコが絶命したため、母は復活の権利をユメコに譲り地獄へ戻って行った。
妹・雪姫
原作「雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎」シリーズでは鬼太郎の妹も登場している。産まれた経緯は作中では明かされていないが、墓場に捨てられていたのをねずみ男が拾い、その時閻魔大王の血縁保証書もあった事から鬼太郎の妹と認められ、雪姫(ゆきひめ)と名付けた。幼子でも妖力を備えており、念力を使う。
妻・メリー 

南方(ニューギニア)における一村の酋長の娘で鬼太郎の現地妻。ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター を参照。

風貌[編集]

鬼太郎の着ぐるみ(水木しげるロードにて)

外見は少年。長髪で左目を隠し、特徴的な髪型と古めかしい学童服と縞模様のちゃんちゃんこを着て下駄を履いている。学童服の素材は仙人の髭で、百年経っても破れない(「UFO宇宙突撃隊」では「防弾学生服」とも呼ばれる)[7]。下着には天女の羽衣でできているといわれるシャツ、目玉親父が桃太郎からもらったといわれる鬼のパンツを着用している[7]。モデルは、水木しげるの甥(当時3〜5歳)である。

髪の色は、原作では銀色に近い灰色だが、初のカラーアニメ作品第2作以降は茶色。

左目がなく隻眼である。理由については様々である。『墓場の鬼太郎』第2話では「元々潰れていた」とされるが、その後の「おかしな奴」では「墓から出て来た鬼太郎を化け物だと思い込み(赤ん坊は自力で這い出る力はないのが人間の常識であるため)、恐れた水木が放り投げ、地面を転がった鬼太郎は墓石の角に左目をぶつけ潰れてしまった」設定に変わっている(アニメ『墓場鬼太郎』ではこちらの描写を採用)。その後の『ゲゲゲの鬼太郎』時代では、作品や解説書によって異なる。貸本版では右目の無い(髪の毛に覆われず、目玉おやじが入り込んだりもする)鬼太郎が幾度も登場している。

アニメの外見については、製作の都合で顔が大幅に異なる回が多数ある。特に第1作は7つ(うち外部発注は4つ)、第2作は8つ(うち外部発注は6つ)の制作班で話数単位で制作発注していたために連携がとれず、話数によって鬼太郎の体型や顔・服装(服のボタンの大きさなど)が異なっている。

2007年公開の実写版映画では、左目は義眼であるが成人であるウエンツ瑛士の外見を考慮し、年齢は原作より上の350歳、一人称が「僕」ではなく「俺」、髪が茶髪ではなく銀髪(原作の灰色に近い)、身長が170cm等、様々な変更点がある。ただ原作者の水木は、映画が完成して対面した際、面と向かって「君が鬼太郎? 格好良過ぎるな、(イメージが)違うな」と語り、ウエンツはショックを受けたという。また、同じ理由でスタッフにも苦言を呈したという[8]

性格[編集]

性格は基本的には大人しくてクールだが、実際は正義感が強く情熱家。だがそれゆえに、困っている人間や妖怪を放っておけないお人よしな所がある。原作「大海獣」では自分を大海獣に変えた山田を許したほど。そして同じく原作「海坊主先生」でも「正義と愛が俺を動かすんだ」と鬼太郎本人が言っている(これに対しねずみ男は「どこかで聞いたような低調な劇画の台詞はやめてくれ」と言った)。悪いことをする者は誰でも関係なく嫌いで、時には妖怪としての本質的なダークな面を見せ自分勝手な人間に対して厳しいお仕置きをすることがある。しかし原作の始まりである『墓場鬼太郎』では始めから人情が薄く、関わる人間を不幸に陥れる怪奇な存在として描かれている。また美女や美少女には人間・妖怪の両方に甘く、騙されることもあり、惚れっぽいのがほとんどの作品に共通している。実写映画版『千年呪い歌』では、人間を憎まず助ける理由は「人間は善なる存在」とは単純に考えておらず、人間の愚かさを十分承知しながらも安易に見捨てたり切り捨てたりはしていないだけである。原作とアニメシリーズとでは一人称が異なる事が多々ある。

アニメではシリーズごとに性格が多少異なっている。

第1、2シリーズ
基本的に原作そのままの性格だが、善の部分が原作よりも前面に押し出されている。第2シリーズでは少し大人びていた。
第3シリーズ
シリーズ中最も正義感が強く熱血的。口調も戦い方も荒々しい。原作の陰気さはあまり見受けられない。妖怪と人間の共存を強く望んでいるが、自分を大海獣に変えた山田に対しては簡単に許さず容赦なく殴り続けていた。
第4シリーズ
落ち着いた態度と口調のドライな個性。しかしその一方でやや天然ボケな一面もある。敵妖怪を単に倒さず許すケースも増えた。しかし107話の穴ぐら入道の回では自分を犠牲にしてまで人間たちを救った彼の想いを踏みにじった人間を殴り倒してしまうなど感情的になることもあった。
第5シリーズ
少年の姿のまますでに悠久の時を生きているという設定で、子供らしさや正義感を秘めつつも、クールかつシビアな性格。妖怪と人間の共存を願う気持ちはやや希薄で、現実主義な考え方をして人間が悪いと判断しただけで見捨てる(ただし子供がいる場合は助ける)などのような振る舞いをする時がある(過去のシリーズの鬼太郎は人間に厳しい態度をとることはあるが、本気で見捨てることはしていない)。のんびりしていて、外出するより家で寝ていることを好み、自分から行動することは少ない。

経歴[編集]

水木しげる記念館前に設置されている鬼太郎誕生のブロンズ像。

母・岩子は鬼太郎を身篭ったまま病死し、彼ら夫婦に関わりを持っていた血液銀行の銀行員・水木によって埋葬された。だが3日後、自力で母胎、墓穴から這い出て誕生した。この鬼太郎の誕生話はアニメシリーズではほとんど描かれていない。アニメで取り上げられたのは第3作第114話『血の池妖怪ヌルリ坊(大幅に改変)』、第4作第78話『ぬらりひょんと蛇骨婆』、2008年の『墓場鬼太郎』第1話である。

誕生後は水木に引き取られていたが、冷遇を受け6歳の時出奔、父・目玉おやじと共に放浪の旅の末、ゲゲゲの森という安住の地を得た。少年時代には猫娘と共に妖怪小学校に通っていたという[9]。ねずみ男の弁によれば、鬼太郎は妖怪世界の名門校といわれる妖怪学習院に通っており、ねずみ男と同窓だったという[10]。実写映画での学歴は墓の下中学中退。

生活[編集]

普段は「ゲゲゲハウス」と俗称されるツリーハウスに目玉おやじと二人暮しをしている(原作「死神」では砂かけ婆の妖怪アパートに在住[11])。人間世界で生活物資を手に入れるため現金を使うこともあるが、収入をどうやって得ているかははっきりしない。基本的に貧乏生活を送っており、原作ではゴミ箱あさりをすることもある。少年誌やアニメでは、怪事件を解決する際にもほとんど報酬を受け取らず、せいぜい滞在中の寝食を世話して貰う程度である。非常に高額の報酬を申し出る依頼人もいるが、鬼太郎は被害者の治療や事件を起こした妖怪の供養など事件の後始末や社会福祉に使うように勧める。

鬼太郎の青年期を描いた作品『続ゲゲゲの鬼太郎』では、妖怪に理解のある民生委員・万助老人に「妖怪も人間の中で暮す時代」と助言され、彼の世話のもとで人間社会で生活しており、収入を得るために新聞配達などのアルバイトもしている[12]。当初は貧乏劇画家の家の2階に間借りしていたが[12]、劇画家に迷惑をかけたために追い出され、7年ぶりに再会したねずみ男と共に町外れの幽霊屋敷に住処を変える[13]。幽霊族としての身分を隠し、田中ゲタ吉という名の人間として墓の下高校という学校に通っており、ユリ子という名の人間の恋人もいる[14]。本作では、思春期の青年らしい性に対して好奇心旺盛な鬼太郎が金と欲の大人の世界で活躍する様子が描かれているが、水木は「鬼太郎にセックスを持ち込んだのは失敗」と語っており、後の『新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代』ではアダルト色からの脱却のための軌道修正として、鬼太郎が金銭苦からそれまでの生活から離れて山中での生活に追われ、偶然から相撲界に入門し、さらには野球で活躍するようになる[15]

猫娘との関係[編集]

映像作品での猫娘との関係は、各シリーズごとで描写が異なっている。

第1シリーズ 
猫娘は、第20話「猫娘とねずみ男」のみのゲスト出演。親しい友人の一人として描写されている。
第2シリーズ 
猫娘と鬼太郎との間柄を示唆するようなシーンはほとんどないが、第14話「怪自動車」にて、一回だけではあるが、鬼太郎が猫娘のことを「猫ちゃん」と呼び、猫娘が顔を赤らめるシーンがある。その他、食べ物を差し入れしたり、鬼太郎の留守の時は目玉親父の世話をしている。
第3シリーズ
猫娘が鬼太郎に好意を持ち、積極的にアプローチをしているが、鬼太郎はそれに辟易している描写がなされている。その一方で髪の毛を失い「お嫁に行けない」と嘆く猫娘に対し「嫁に行くところがないなら、僕が貰ってやるよ」と発言しており、その直後に本人が赤面している。
第4シリーズ
猫娘が公式設定で、鬼太郎に対し恋愛感情を抱いておらず[16]、鬼太郎も猫娘に恋愛感情を抱いているような描写はない。しかし、2人の仲は非常に良く、猫娘がゲゲゲハウスに入り浸っていても気にする様子がなく、目玉親父を含めた3人で出かける描写も多々ある。一方、第89話「髪の毛地獄! ラクシャサ」中にてインドの妖怪ラクシャサの力によって妙齢の風貌になった際は鬼太郎に思慕を寄せるかのような発言をしたが、当話や第48話「えんま大王と猫娘」のラストでは、鬼太郎と目玉親父が猫娘を家族とみなしているような発言をしている。
第5シリーズ 
猫娘が好意を寄せているが、鬼太郎はそうした思いには鈍感に描かれている。猫娘が始終入り浸り、お金を貸したり、奢ったりすることを気にしてはいても、好意には殆ど気づいてない鈍感さであり[17]、猫娘のヤキモチにも鬼太郎は「何で怒っているんだ?」としか思っていない。2話では目玉おやじが「お嫁には猫娘なんかどうじゃ」と言ったのに対し、「悪い冗談はやめて下さい」と即答した(これは実写版『ゲゲゲの鬼太郎(2007年度の実写映画版)』でも同じで、目玉おやじをお父さんと呼ぶ猫娘を「前から気になってたんだけどさ。俺の親父を父さんと呼ばないでくれよな」と言ったりと猫娘に対しては友達以上家族未満の関係としか思っていない)。猫娘に世話になっている手前、恋愛映画を一緒に見ようという猫娘の誘いを拒否することはできずに、ほぼ強引な形で一緒に映画を見させられているが、鬼太郎の好みのジャンルではないため、上映中にすぐに寝てしまい、猫娘に毎回怒られるというパターンが84話「野寺坊!夜の闇に響く鐘」で明らかになった。恋愛映画は退屈だとねずみ男にこぼしてもいる。ただし、パートナーとしては認めていて、彼女のピンチには鬼神のごとき戦いぶりでその様子を見た子供たちから「(猫娘の)彼氏」と呼ばれたこともある。
アマミ一族のミウからも好意を持たれているが、鬼太郎自身は自らの風貌が成人したミウに不釣り合いなことにコンプレックスがあり、ミウの方も自分一人だけ成長してしまうことに悲しみを憶えていたが、激しい戦いの中自らを犠牲に戦い抜く鬼太郎の姿を見てその悲しみを振り切った。容姿に問わず、ミウは彼と同様のコンプレックスを持つ猫娘共々、「周りの人々を守れる大人」として認めている。親子共々、「陸の幽霊族と海のアマミ一族」という様にアマミ一族を近い種族として捉え、鬼太郎自身、彼女を指して「女」と発言したり[18]、ミウをぬらりひょん一味に利用された際に非常に激しい怒りを見せる[19]など、二人の繋がりが強いことも示唆される。子泣き爺は、鬼界ヶ島の島民やミウの母親を救えなかったことを悔やむ鬼太郎に、「お前のあんな顔は二度と見たくない」と述べており、回想では涙を見せることの少ない鬼太郎が激しく嗚咽していた[20]。鬼界ヶ島での戦いの時は、ミイラ男のバルモンドは二人の間に恋愛感情があることや恋仲であるかの如く度々揶揄している。また、第85話「鬼太郎絶叫!!妖怪城の切り札!!」にてぬらりひょんがミウを利用するに至った理由も、最も鬼太郎に精神的ダメージを与える算段として吟味した上で選んだことにある。
ミウだけでなく多くの女性の人間妖怪問わず好意を寄せられており、自身も女性に甘くよく猫娘を怒らせ、これが災いして罠にはめられることも多い。12年前の鬼界ヶ島の戦いでミウの母親を守れなかったことに責任を感じるあまり、女性を戦いに巻き込むことを怖れている。戦いの長期化で鬼太郎に対する憎しみの矛先が二人に向けられることに心を痛めている。また、親しい女性に対しては兄貴分以上の関係にならないように自己規制している節もある。

原作には、鬼太郎の初恋の人である、『鬼太郎夜話』の「寝子」をはじめ、さまざまな猫娘が登場し、その関係も友人だったり、妖怪小学校の同級生だったり、それぞれに異なっている。

原作『その後のゲゲゲの鬼太郎』では、それまでの戦いの疲れを癒すために南方の島へ出かけ、最終的には島の酋長の娘メリーと共に暮すようになる[12]。このことから鬼太郎はメリーと結婚していると設定されていることもある[21]。しかし、メリーはその後登場していない。

『妖怪千物語』では猫娘の手料理を盛んに褒めたり、頬にキスをされて照れたりと満更でもない様子に描かれている。但し、自分への甘ったるい態度とねずみ男への凶暴な態度との落差には冷や汗交じりに呆れている。

猫娘との恋愛模様はアニメ版のオリジナル設定の場合が多く、本来の原作漫画ではアニメの影響もあって、「猫娘が密かな恋心を抱いている」という公式設定もできてはいるが、実際にそれを表立って示す場面は少ない。

能力[編集]

妖怪の中でも名門とされる幽霊族の末裔であり、また先祖達の力が蓄積された道具類や仲間達の強力なサポートの甲斐もあって、日本妖怪でも最強の一角に数えられる。 様々な超人的な能力を持つが、何よりも恐ろしいのが妖怪の常識からも逸脱した驚異的な生命力と再生力、肉体変化と能力の多様性である。胃酸やヘビなど、体内にも強力な武器を隠し持っているため、絶対的に有利な状況でも簡単に覆してしまう(たとえば仮に敵が鬼太郎を体内に取り入れても胃酸で丸ごと溶かされる、弱点を知られてから毛穴より脱出されるなどの大きなリスクを背負うことになり、対処も難しい)。また、それ以外の能力ですらあまりの多様さと万能性を持つため、ほとんどの状況には何だかんだ対処できてしまい、絶対的な攻略法や弱点が存在せずに反撃されてしまう。釜鳴り(第4作第95話「妖力泥棒・釜鳴り」)や化け灯籠(第5作第57話「伝説の大妖怪!!」)ですら扱い切れないほどの量の妖力を持つ。

第5作では地獄との協力体制の賜物で、爆発的な攻撃力を得た。ただし、道具類や毛髪を奪われたり失うことで急激に弱体化することが知られており、本人の素の実力がどれほどのものかは計り知れない。

以下に列記したもの以外にも、手足を伸ばす・膨らむなど自由自在に変形、瞬間的に土に潜る、念力攻撃、血・精気の吸収、悪臭を放つなどの能力を見せている。変装も得意で、敵を油断させるために老人や女の子に化けたこともある。目は地上から火星の生物を見ることができ、心臓は永久に動くとされる[22]。設定上では肺は水中でも呼吸できるとされ、真空状態でも活動可能だといわれている[23]。肺活量も尋常でなく、体がバルーン状になり浮遊するほどに空気や水を取り込んだり、逆に風に吹かれて飛ばされるほどに薄く潰されても平気である。体を縮められるかどうかまでは判明していない。妖怪反物にされても、独自で行動し敵の炎攻撃を包み消したこともある(第4作)。

様々な生物の言葉を理解できるため虫たちから慕われているが、コオロギ語は勉強しておらず理解できない(ただし、アニメ第5作ではちゃんと勉強していたらしく、第75話でコオロギ語を理解し、自身もそれを使っている)。体にはが3匹、胃袋にを飼う。事件を解決する度に虫たちは「ゲゲゲの歌(旧名「ゲゲゲのゲの歌」)」で鬼太郎を称える。

不死身に等しい驚異的な生命力を持ち、体内のエネルギー袋なる器官にエネルギーを蓄えることで、1ヶ月の絶食状態でも通常と同様の力を発揮できる[23]。原作『鬼太郎国盗り物語』では目玉おやじ共々、飲まず食わずで十年間もの間活動できることが明らかになっている[24]

髪の毛[編集]

自分の髪の毛を駆使した様々な術を使う。

髪の毛は鬼太郎の妖力の源であり、奪われると能力が激しく低下する。妖怪釜鳴りとの一戦では髪の毛を根こそぎ奪われて全く戦うことが出来なかった。第4作95話では、髪の毛を奪われると妖力が半減するとし、髪の毛と道具を一度に削がれた衝撃で高熱を出して寝込み、満足に戦えなくなるほど弱体化していた。「髪を奪われると人間の子供ほどしか力が出せなくなる」と第2作の鬼太郎が発言している。かつらのようにすっぽり外すこともできる。外れた髪のみが鬼太郎の遠隔操作により動き回ったり、物をつかんだりすることもできる[25]。外した髪を他の者の頭に繋いだりかぶせることで、糸電話の如く相手と対話したり(第4作第23話『風魔! 妖怪雨ふり天狗』)、その者の脳を操ることもできる[26]

妖怪アンテナ(妖気計算髪)
妖気(妖怪の気配)を察知すると頭頂部の毛髪がアンテナ状に逆立つ。微弱な妖気も感知でき、無意識に妖怪の接近・妖気の強さを知らせる。通常逆立つのは1本。3本同時に立ててレーダーのように相手の距離・方向・移動速度を計ることもできる。またバックベアードとの戦いの際には、バックベアードの眼力を避けるために目をつぶったままアンテナで方向を知って攻撃した。
髪の毛針
髪の毛の一本一本を鋼のように硬質化、念力で弾丸のように敵に向かって発射する。目潰しや相手を磔にして動けなくするなど、最もよく使われる。最初に使うことも多く、相手の力を探る意味でもある。原作『妖怪大戦争』で初使用。原作初期や実写版では使い切って丸坊主になる姿も描かれた、後に自動再生するようになる(実写版では2時間で元に戻る)。ただし毛根を奪われると再生は不可能[27]
『月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎』と『妖怪奇伝ゲゲゲの鬼太郎 魔笛エロイムエッサイム』では、『針千本』と呼称していた。
アニメ第5作目では使い方が多彩で空中で向きを変え2方向に分かれて飛ぶ[28]、反転させる(第11話)など、直線的以外の飛ばし方も可能。現代建造物のドアを粉砕する程度の威力はある(第52話)。
髪の毛槍
アニメ第2、5作に使用。一本の髪の毛針に霊力を込めて巨大化させ、一撃必殺の槍として使う。髪の毛針より強力。
原作『鬼太郎国盗り物語』での髪の毛槍は、頭に生えたままの髪を束ねて伸ばし、尖った先端で攻撃する(第5作第53話「白山坊 ビバ!お化け屋敷」等でも使用している)。槍を指に挟んだまま後述の指鉄砲を使うことにより、槍を指鉄砲に載せて敵を打ち抜いたことも[29]。第5作91話「妖怪筆師!一つ目小僧」では、書いた文字を具現化できる一つ目小僧が「炎」を書き、毛槍に灯した事で経凛々への止めとして使用された。
髪の毛剣
アニメ第5作で登場。槍同様一本の髪の毛針に霊力を込めて巨大化させるが、投げるのではなく手に持って戦う。毛の長さの調節は自由自在で、短剣状の状態でぬらりひょんの額に一生消えない傷を作った[28]。第18話「古城に光る黒い眼」でも、目目連との戦い時に短剣として使用。
髪の毛網 / 髪縄
ロープや投網のように長く伸ばした髪で敵を拘束する。相手と力試しをすることもある。体内電気を流す使い方も見られた。『妖怪大裁判』では同時に多数の敵の足を縛り上げた。なお、原作では「毛なわ」と表現されていた。
髪の毛無線(霊波通信)
髪の毛をアンテナにして霊波で仲間妖怪と通信する。他の仲間では、目玉親父(『釜なり』で指先から)、砂かけ婆(『釜なり』にて髪で受信)、一反木綿(アニメ第3作第69話で尾から)が通信アンテナを立てている。
似た術に『姑獲鳥』でカラスを呼んだ「招き髪」がある。
リモコン髪
髪の毛を切り離して自在に遠隔操作、スパイ活動や助けを求める信号を行う。第2作第9話「髪さま」や第4作91話「夜の怪!百鬼夜行の鬼」で使用。
鼻毛ミサイル
髪の毛針の鼻毛版で射程が長い。『げた合戦』で使用。

体内電気[編集]

発電袋に蓄えられる100万ボルトの電気を、電気ウナギのように体内で強力な発電をして敵を痺れさせる切り札のような技。黄色の電撃が多いが、第4作では青白色や赤色の霊電気が多く見られた。道具や髪の毛などを使って電流を遠くへ飛ばすこともできる。電力は調整可能で仲間の妖力でパワーアップも可能。第5作57話では、雷撃の能力を身に着けていた特殊な化け灯籠の電力すら上回っていた。ただし、威力は強力だが鬼太郎の体力を大量に消耗するため多用できない(第5作では、この弱点は改善されていてある程度の連発も可能)。地面に電気を発射し、地表を進んだ電気が増幅されて勢いよく上空の敵に向かって撃ち上がる事もある(第4作109話「雪山の怪異・のびあがり」)。第3作では「体内電気発電」の掛け声と共に発動する[30]

原作及びアニメ第4作までは髪の毛針やリモコン下駄に比べるとマイナーな技で使用される機会は比較的少なかったが、『妖怪千物語』とアニメ版第5作では敵妖怪にとどめを刺す必殺技として毎回のように使用されており、『妖怪千物語』では体内電気放電体内電気スパークなど多数の名称がある。12話「集結! 日本妖怪」では、仲間の十数人の妖怪たちの妖力を得、体内電気を超電磁プラズマと化して相手に叩きつける超電磁火の玉ショックを使用した[31]

実写映画版では「千年呪い歌」での夜叉との戦いで使用。子泣き爺の杖にちゃんちゃんこを巻きつけ、それに帯電させた物を武器にして挑み、最後は体内電気マックスパワーで倒した。第4作32話「電気妖怪カミナリ!」でも、敵の電撃を受け続けて体が赤熱化し目が青く発光するまで帯電し、「ネバーギブアップ!」と気合を入れて強力な赤い電撃で戦況を覆した。

月曜ドラマランド版では「体内電波」と呼ばれており、ぬらりひょんを体内電波発射で倒している。

再生能力[編集]

体が傷ついても時間が経てば回復する。雪中でも生命を維持し、放射能も平気、潰されたり切り刻まれたりと、どんな姿に変形させられても生気さえ失われていなければ生来の驚異的な再生能力で自然回復できる(左目だけ再生していないが、この左目についても赤子のときに水木によって潰された説と生まれつき潰れていたという説が存在する)。のびあがりによって木にされた際も、本来ならば身動きできない筈が、自ら木に花と実を咲かせてその中から割って出た(第4作109話)。自分を食べた敵を操る事は容易で、敵の毛穴から汗として脱出、復活という離れ業を披露したことも。なお、上記のような再生能力が追いつかないほどの重傷を負った場合は恐山の妖怪病院に入院する。

肉体の一部を使った能力[編集]

リモコン手
切断された手を自由に遠隔操作できる。主に諜報活動に使用し、時には自ら切り落とすこともある。『手』で初登場。
アニメには描写がショッキングなためか第2作第29話の『ダイダラボッチ』、墓場鬼太郎の『怪奇一番勝負』のみに。登場。例外的な応用として、第4作第21話『白粉婆のっぺらぼう』中で顔面が取れる白粉を使って、顔面だけで潜入捜査をした。また、自らが霊界に封印されてしまっていても、片手だけが現世に残って敵を強襲、止めを刺したこともある。
鬼太郎つき
リモコン手(アニメ第3作では魂)を相手の毛穴から侵入させ動きを自在に操る。『(妖怪)ぬらりひょん』(アニメでは第1作第12話)で初登場。
指鉄砲
両手の10本の指をミサイルのように飛ばして攻撃する。指は時間が経てば自動的に再生する。最強の武器だが指自体を飛ばすものとしてはアニメには第1作のみで第30話『悪魔ベリアル』で初登場。
『妖怪千物語』では指から霊気を撃ち出す設定に変更された。狼男との戦いでは猫娘の銀の指輪を霊気に乗せ弾丸のように撃ち出し倒した。
アニメ第5作では、第32話「上陸!脅威の西洋妖怪」から登場。以前の指鉄砲とは異なり、指先から妖力を機関銃の様に連続発射できる幽霊族の秘術となった。威力は非常に強力で、数百・数千の敵を一人で殲滅したり[18]、一発だけの使用でも地響きを起こし強力妖怪の体に風穴を開ける。瞬時に発射できるショットガンのような使い方もできる(第39話「ぬらりひょん最期の日」)。また、空気を使うので打ち尽くすことはないが、水中では使用できない、霊力を消耗しやすいといった弱点もある。霊力を消耗し切ると白目を向いて蘇生不可になってしまう(第33話「大逆襲!日本妖怪」)。この時はミウが『地獄の鍵』(後述)を自身の体内から鬼太郎の体内に譲渡して鍵の継承者の交代が行われた為に復活できた。
髪の毛槍を指にはさみ、指鉄砲に載せて発射することで、逃走する魔火を撃ち砕くなど精密な射撃も可能[29]
歯の機関銃
を機関銃のように連射して敵を倒す。妖怪いやみを倒す時一度だけ用いられた。

消化液[編集]

胃液
強力な酸であらゆる物を溶かす。溶けないのは鬼太郎の胃袋と内部に飼っている蛇のみ。『妖怪獣』で初使用され、鬼太郎を踏み潰した妖怪獣を自分ごと溶かした。第1、3作では再生粉末で復活するが、第4作では自力で復活した。
風船
胃液と唾液を混ぜてシャボン玉の様な皮膜風船を作る。中に入って空を飛び、攻撃も防げる。『大首』で使用。
『つきもの』では、人間に憑いたつきものを追い出すのに使用。宿主を風船に閉じ込めると、つきものは苦しがって飛び出した。
アニメ第3作では「妖怪風船ガム」と言う道具に置き換えられ、人間である夢子を異界(46話で賽の河原、85話で河童の隠れ里)へ赴く際に風船に入れて連れて行った。
アニメ第4作103話では旧鼠の妖力を風船の膜で包み込み、無効化した。

その他の能力[編集]

火炎噴射
口から炎を吐いたり、飲み込んだ火を火炎放射器のように敵に吹きつける。妖力で火炎の威力が倍増する。鬼太郎の体は鉄や鋼よりも頑丈になっているという。化け火に体内に入ってもらい、熱の放射や口からの火炎連弾といった合体技もある。アニメの5期では、後述の「地獄の鍵」を使った火炎放射の他、つるべ火に強い息を吹きかけることで(第79話「執念の妖蛇!槌の子!!」)火炎放射の代用としている。
妖怪原子炉 / 熱放射
体内から高熱を発してまわりのものを溶かす。また、それを利用して口から高熱を吐きかける。『泥田坊』『雪ん子』で使用。第3作28話「田を返せ!!妖怪泥田坊」では、弱った鬼太郎の体内に目玉おやじに頼まれた化け火が入り、鬼太郎が耐えられる限界の温度まで発熱し、体全体から強烈な熱と光を出して泥田坊たちを干からびさせた。
妖力波放射(熱線 / エネルギー波/ 妖力付与)
体内で貯めた妖怪エネルギーを様々な形で撃ち出す技。極めれば、攻守の他に味方の強化にも転用できる万能の技。たとえば氷の相手には懐中電灯の光の様な高温の光線にして瞬時に吐き出し、凍った水中でも妖力波で自らを包んで保護したり敵に放射して対応する。咄嗟の場面で敵をひるませる事もでき、鬼太郎の怒りが上がるほど温度も上昇する。雪女や雪男を一瞬で倒した技で、分厚い氷の洞窟や妖力で作られた氷柱弾も一瞬で蒸発する。だが、この技で倒された雪男に駆け寄った雪ん子も副作用で溶けてしまった(妖怪なので落命せず、いずれまた復活する)。第4作56話「水変化!妖怪水虎」や58話「冷凍妖怪・雪ん子!」などで使用。
仲間妖怪に放射することで強化することもできる。
妖気冷凍
雪雲など周囲の冷気を取り込んで敵に放ち凍らせる術で、毛針も氷の属性を宿す。強大な水虎はおろか、一帯のダムや川の水も凍結させた。アニメ第4作56話「水変化!妖怪水虎」での使用が見られた。水虎のような直接攻撃を受け付けない相手にも対応できる。敵の体内に入り込み効果を強める。鬼太郎自身は凍らず(目玉おやじに訊かれた際は「父さんの子であるから」と返答していた)、凍結した後の氷塊の中を自在に動ける模様。後述の氷流しと似る。
妖怪風船 / 強風・水鉄砲
バルーン状に膨れるほどの大量の空気や水を体内に取り入れて吐き出す。空を飛ぶことも可能。前者は第5作75話「見上げ入道の妖怪学校」、後者は第26話「妖怪アイドル!?アマビエ」などで使用している。
共鳴反射の術
第5作第84話「野寺坊!夜の闇に響く鐘」にて使用した能力。野寺坊の吐く超音波を、より強力な超音波を口から出して撃ち負かした。目玉おやじから、この術を使えるように日頃から喉を鍛えておくように言われていた。
魔法
第4作第44話「西洋悪魔・べリアル!」などにて使用。悪魔ベリアルの魔術に対して、自身も魔法陣を基点にした魔術で対抗した。
カメレオンの術
擬態。保護色で周囲と同化できる。紙の様に薄くなったり、ダンゴ虫のように丸まる、トランクに変身するなど、体の形状を変化させられる。妖気も消すためこちらから攻撃もできないが、敵に察知されなくなる。
応用技で変形したまま敵に巻きつく「八幡まき」という術があるが、年に1回しか使えない(『カニ妖怪』で使用)。
カメレオン舌
ピンチに陥ったときに発動。舌が長く伸びて敵を捕獲出来る。先祖から伝わっているものが失われようとしたら自動的に敵に巻きつく。『まくら返し』で使用。後に自由に使えるようになった。
脱皮
敵の攻撃(主に粘着性の)を受けた際に表皮を脱ぎ捨て、カメレオンの術を併用して敵の不意を突く。
金しばり装置
腕の中にあり、手で触れた相手を金縛りにしてしまう[23]
体内ガス[32]
アニメ第1作第42話「人食い島」で使用。体内のガスで腹を大きく膨らませ、気球のように空を飛ぶ。また、アニメ第1作第57話「隠形魔法」ではこのガスを口から吐き出すことで、ガスの匂いを好む虫を呼び寄せた。
耳電話
自分の耳を切り離して残しておくことにより、遠隔地でも仲間と会話ができる。『ダイダラボッチ』(アニメでは第2作第29話)で使用。
呼吸
水中での呼吸をしている描写はほとんどないが、成層圏でも「空気が薄い」程度での呼吸をしており(第5作第74話「一反もめん!鹿児島決戦!!」)、水中でも会話や戦闘を繰り広げ、息苦しい様子を見せない、人間よりは遥かに長時間の水中行動ができるなどが見られる。

武器[編集]

霊毛ちゃんちゃんこ[編集]

幽霊族は死ぬ時に「霊毛」と呼ばれる1本の髪の毛を残す。数多のこれらの毛を編んで作られたのが鬼太郎のちゃんちゃんこである。大きさや形状、能力を変幻自在に変えられる万能の武器で、ちゃんちゃんこがなければ切り抜けられないピンチも数多くあった。とても丈夫で、燃やされたり切り刻まれても元に戻る。防御に用いるとほとんどの攻撃を防ぐことができる。目玉おやじを乗せて空を飛ぶことも可能。色は黄色と黒の横縞模様。妖力を蓄え鬼太郎の危機には自ら動き出す。普段は鬼太郎のリモコン操作で空を飛び、相手を包み込んで拘束する他、変形して妖力を発射する筒や剣にもなる。巨大な風呂敷やロープにもなり、町を吹き飛ばすほどの竜巻を包んだり、つるべ火など炎妖怪を灯して攻撃用の松明にしたり、体内電気の伝導媒体としても使える。

ピンチの時にはバラバラになって文字を形成したり(第1作第52話「吸血妖怪団」)、浮き袋(第1作第65話「妖怪ほうこう」)やパラシュート(第4作第106話「悪夢! 妖怪地獄」)として使うこともできる[32]。初出作「幽霊一家・墓場鬼太郎」では6歳の鬼太郎が既に着ていたが、込められた霊力が明かされたのは「吸血鬼と猫娘」にて。「おかしな奴」では彼が7歳の時に目玉親父が授けた。 初期のアニメ版では、目玉親父が「閻魔大王様から貰った」と発言していることから閻魔大王から鬼太郎へプレゼントされた物らしい。

また、アニメ第4作では敵妖怪に止めを刺す際に、拘束したまま圧縮・妖力を奪い消滅させる強力な技が何度か使用され、大抵の妖怪には破られる事は無い。だが、アニメ第4作第89話「髪の毛地獄ラクシャサ」でラクシャサに、第5作第85話ではぬらりひょんの毒の石爪(石を食べて爪を鋭く長い刃物にする)によって引き裂かれてしまった事があった。ただし、ラクシャサの時は霊毛自体は残っていた為に後々すぐに再生し、後者の場合は妖怪としての能力を発揮したミウの治癒能力によって一瞬で修繕(修復)された。

ちゃんちゃんこに乗り移った先祖たちの霊が守っているので、着用者は生きたまま地獄へ出入りすることができる。原作『妖怪大戦争』(アニメでは第1作第11話「妖怪大戦争(後編)」)では先祖の霊が目玉おやじにアドバイスをすることもあった。見上げ入道に霊界に強制送還された際も(第5作75話「見上げ入道の妖怪学校」)、先祖の霊が糸を紡いで道標を残してくれたことにより、本来帰還が不可能なはずの霊界からも生還することができた。

また鬼太郎が激しいダメージを負った際は、ちゃんちゃんこの模様の肉塊に変形する。奪われると鬼太郎は弱体化する。鬼太郎が液化した際は一緒に液化した。

ちゃんちゃんこを他の者に着せ、鬼太郎の意思で締め上げて苦しめたり、ちゃんちゃんこを通じて言葉を話したり、着た者の目によって鬼太郎が視界を得ることもできる(『妖怪城』(アニメでは第1作第3話「妖怪城」)。『傘化け』にて奪われた時はこの手を使わなかった)[33]。アニメ第4作第27話「吸魔! 妖怪野づち」では、ちゃんちゃんこに霊力を込めて手で振り回すことで強力な渦を起こす「妖怪竜巻」という技を使用した[32]

「続ゲゲゲの鬼太郎」や「新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代」では、ちゃんちゃんこを編み直しセーターとして着ていた時期もある。

リモコン下駄[編集]

脳波で操作できる下駄。ブーメランのように空を飛び、妖怪を攻撃する。鼻緒に指を通して持ち、鉄甲の様に下駄の底で防御やパンチを放つような使い方もされている(第5作で特に使用している)。鬼太郎の攻撃でも特に高い打撃力を持つとされる[30]。様々の特殊な性質を持ち、触れただけで物を溶かす槌の子の毒も通用せず(第5作79話「執念の妖蛇!槌の子!!」)、虹の橋を渡って夢の世界へ入る(『まくらがえし』)などの事々ができる。物に吸い付く能力があるので、これを履いていれば壁や天井を歩くこともできる[34]。自分の意思を持ち、鬼太郎を助けることもある。少なくとも目玉おやじはゲタの言葉が理解できるようである(時節鬼太郎も)。ゲタ鼻緒が切れると能力が失われるが修理すれば元に戻る(アニメ第2作第19話「釜鳴り」より)。アニメ第4作では下駄トルネードになる技もあった。アニメ第4作から下駄の鼻緒がオレンジに変更された。第5作53話53話では付喪神化け草履に支配されて鬼太郎を襲ったが、同じ履物同士、理解しあえる部分があったようである。

原作でのリモコン機能(「リモコン下駄」の呼称も)の初使用は1968年6月の『げた合戦』であるが、アニメではそれに先んじて同年1月の第1作第4話「吸血鬼ラ・セーヌ」にて、原作『手』におけるリモコン手の代わりに使われた。

『死神大戦記』では猛毒ヘドロ製の下駄になっており、悪魔ルキフェルに食わせて中毒死させた。

妖怪オカリナ[編集]

オカリナ型妖怪笛ともいう[35]。アニメ第3、4作にて登場(第1、2、5作には登場しない)。色は3作では水色、4作では白になっている(番外編である第3作101話のみは横笛で登場)が、形状が若干異なる。大きく分けて3通りの使い方がある。本来は、同原作者の『悪魔くん』でソロモンの笛として使用されていたものであり、それをアニメ用に流用したもの。ゲーム「妖怪軍団の挑戦」の説明書では、ちゃんちゃんこや下駄と並び「先祖伝来の三神器」とされている。月曜ドラマランド版には「鬼太郎笛」が登場するが、飽く迄、鬼太郎を呼ぶための笛であり、武器にはならない(音が「魔笛エロイムエッサイム」のソロモンの笛の音色に流用されている)。「ゲゲゲ祭りだ五大鬼太郎」では第3、4作の鬼太郎がオカリナを吹く場面があった。

呼び笛
妖怪仲間や虫・カラス等を笛の音で呼び寄せる。第3、4作では音色が異なる。第3作第1話で初使用、同作では目玉おやじの「鬼太郎、仲間を呼ぶんじゃ!」は定番の台詞。第4作では前作ほど吹かない(仲間を召喚する事がより少ないため)。また、仲間が駆けつけるのにもより時間を要する。第4作97話ではゴーレムを操るグルマルキンの笛の音を妨害した。
吹き口から長い鞭が出て、敵を打ち据えたりロープとして使用できる。海竜みずちに対応できるなど、かなりの長さ(ただし制限がある)と丈夫さがある(引き千切られた描写はないが、道具などで切られた描写はある)。電線に巻き付けて、任意のタイミングで帯電させるなどの使用法もできる(第4作56話)。
第3作第12話で初使用。第4作では常に使用することが多い。
吹き口が如意棒の様に伸びて剣になる。先端側は、刀身になったり、棍棒の握り手として使用されたりしていることから、鬼太郎の意思で斬る斬らないを切り替えられる模様。切っ先に電気などエネルギーを纏わせる事もできる模様。棒高跳びの棒や梃子、空気を確保するための筒になったりもする。[30]
第3作第2話で初使用。4作目では剣の設定はあったものの劇中では未使用(スティックとしての使用は見られた)。

霊界符[編集]

アニメ第5作にて登場。幽霊族の御守り。魔除けの鏡の欠片が使われていて、月の光で夜の闇を払う光を放つことが可能。鬼太郎以外にも何人か持っていて、その殆どは猫娘が作った。劇場版『日本爆裂!!』でも鏡爺の能力と合わせて重要な役を果たす。

地獄の鍵[編集]

アニメ第5作に登場。地獄の力を現世に引き出す鍵。

持ち主の体内に宿り、その力が必要となる時に胸に浮かび上がる。そして鍵を開くことで超絶的な威力の『地獄究極奥義』を発動させる。

第33話にて、瀕死の鬼太郎にアマミ一族の女性ミウが生命力を分与した際、ミウが先祖から受け継いできたこの鍵が鬼太郎に移った。アマミ一族と幽霊族は親類にあるとされ、鍵の継承権が親類同士で相続された形になる。閻魔大王により制限を受けており、その許可を取らずに使用すると罰せられる。奥義の使い方は五官王が教えている。番組が急遽終了したため、下記の諸々の他にも例えば八大地獄に因んだ奥義が存在するかは未解明となっている。

獄炎乱舞(ごくえんらんぶ)
地獄の業火を引き出して髪に宿し、炎と化した髪を振るう究極奥義。パワーが大きく、鬼太郎も完全には制御できない。巨大化したミイラ男バルモンドを焼き尽くし(33話)、雪女・葵と戦った際に起きた巨大な雪崩を受け止め(77話)、妖怪城での戦いでは内部からの攻撃で妖怪城を沈没させる[19]など相当な威力を持つ。しかし妖女ゴーゴンの戦い(46話)では、彼女が作り出した邪心の塊を消滅させるため承諾を受けずに使用した結果、暴走して人間の街を火の海と化してしまい、地獄の罰を受ける羽目になってしまった。鍵を継承した初期の頃は、手に持った物を勝手に熱してしまうなど日常に支障が出たが(第61話「妖怪城のたんたん坊」)、同話終盤では暴走の副作用のおかげで発火、そのまま周囲を焼いて窮地を脱した。西洋妖怪の地獄侵攻の際(68話)には、閻魔大王が本家本元の獄炎乱舞を放ち、不死身であるはずの初代ドラキュラ伯爵はおろか、彼が長年血の池地獄にて育ててきた巨大コウモリやその他妖怪軍勢、更にはグレムリンの建造した巨大な転送装置まで一瞬でなぎ払ってしまい、鬼太郎のそれとは比べ物にならない威力を見せつけた。応用技として、口からより小規模の炎と熱波、熱線を吐くことができる。
武頼針(ぶらいしん)
針山地獄の鋼の力を引き出して肉体に宿し、針と化した髪を振るい、剣のように振るうことを可能にする究極奥義。あらゆる物質を貫通し弾き飛ばす威力がある。初めて用いたのはバックベアードと対戦した時(59話)で、肉体の一部を欠損させるほどの重傷を負わせた。だが血の池地獄の力で強化された初代ドラキュラ伯爵には互角どまりであった。劇場版では鬼太郎のほとんどの通常技が効かないヤトノカミ(青年体)を圧倒した。
烈闘星覇(れっとうせいは)
劇場版『日本爆裂!!』で妖怪四十七士の協力で使用した地獄究極奥義の頂点で三位一体の切り札。獄炎乱舞を発動させ、その力で日本列島の力を生み出し、日本列島も揺るがすとてつもないパワーの大技。完全体になったヤトノカミを倒し、石化したヤトノカミは砕け散った。もしこの技でもヤトノカミが倒せなかった時、日本だけでなく世界も確実に滅んでいた。

その他の武器・道具類など[編集]

へび手錠
胃の中の蛇を吐き出して相手の両手を縛り上げ、自由を奪う。『妖怪城』で使用[36]
妖怪バット
「おばけナイター」に登場する、ホームランでもゴロでも思いのままに打てるバット。墓場に置き忘れた物を人間の少年が拾って騒ぎになり、このバットを懸けて人間対妖怪の野球試合となる。鬼太郎の所有となっているのは原作のみで、アニメ第1、3作や妖怪千物語では妖怪野球チームの備品(第3作では福の神が作ったバットで、力を無効化することもできた)。第4作や千物語では人間が使い続けると生命力を奪われる代物で、第4作では封印されていたのをねずみ男が持ち出した。最後は鬼太郎が回収した。
妖怪ボール
「おばけナイター」で使用した、バットをよけるボール。呼称はアニメ第1作。さしもの妖怪バットでも、このボールが相手では三振必至。
妖怪めがね
かけると目に見えない妖怪が見えるようになる眼鏡。原作『峠の妖怪』(アニメでは第1作第23話、そこでは月の映った氷で作られる[37]。)で登場[38]。『麻桶毛』では人形の中に閉じ込められた少女を発見した。
鬼太郎笛(きたろうぶえ)
他の者に通信手段として渡す笛。この笛の音はどんな遠く離れていても鬼太郎の耳に届く。月曜ドラマランド版で使用[1]
妖怪手袋
1980年代『最新版』の第16、17話で使用した、ちゃんちゃんこと似た模様の五指手袋。リモコン手の様に遠隔操作したり、はめたまま指鉄砲を撃ったりできる。
霊類のヨロイ
1980年代『最新版』の第22話で、見上げ入道達に奪われた武器(髪の毛、ちゃんちゃんこ、下駄)の代わりに迦楼羅様から借り受けた、海の幽霊族の遺産。髑髏の兜、逆三角形の盾、鍔が霊界スコープ(霊界に隠れた敵を見抜く)になっている剣の3品。
妖怪メンタム
あらゆる生物に効能のある塗り薬。『魔笛エロイムエッサイム』で使用[2]
一反木綿
『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』では、一反木綿は目玉おやじの作った薬により強化され、鬼太郎と合体して武器のようになる。その威力は磯女などを一撃で倒すほど。主な技は「一反もめん旋風斬」、「一反もめん螺旋槍」など。
父の骨(没構想)
「鬼太郎マガジン」に掲載された、アニメ第5作用に案があった武器。父親の身体で目玉(目玉おやじ)以外に唯一溶け残った骨で、伸縮して剣や槍になる。結果として没になり、剣や槍は鬼太郎の髪の毛が使われた。
巨人の鎧(未使用)
第5作第二夜後期のエンディング「スターフルーツ」中で見せた能力。街路の辻が光り輝き、鬼太郎の顔立ちを残した(髪は灰色)ミイラ化したかのような風貌の巨人を召喚するもの。
鬼太郎が中枢に入って操作し、人間界を襲う正体不明の勢力(意思を持つ波浪や熱波と、付随して現れる水のと炎の鳳凰)を食い止めるために使用している。それが鬼太郎本来の能力であるのか、地獄の鍵を使った究極奥義であるかは不明である。

術・技[編集]

霊電
相手に様々な幻を見せる。「夢じらせ」とも呼ばれる。
地獄流し
悪人を生きたまま地獄に連れて行く。
氷流し
液体化して相手の脳に入り込み、操って北極の氷に閉じ込める。『妖怪獣』で使用。
封印術
松やに、タバコのやに、硫黄を混ぜ合わせ、天海上人のお札と同じ効果を持つ塗り薬を作り、八百八狸を封じ込めた。『妖怪獣』で使用。
魂金しばりの法
相手に様々な質問をして霊筆で点を打ち、その点同士を結ぶことにより絵を描き上げ、相手の魂を紙や石に封じ込める。この紙をサカキの木の炎で燃やせば封じられた魂は滅びる。貸本『おかしな奴』で初登場。
『妖怪千物語』第3話「覚醒! ネコ仙人」ではたましい金しばりの術と呼び、相手に質問をしつつ六芒星を描くことで繰り出した[39]
やぶにらみ催眠術
視線を合わせ相手を昏倒させる。『(妖怪)毛羽毛現』で使用。
空気ポンプの術
空気を吸って丸く膨らむ。応用して空も飛べる。『磯女』で使用。
毒まんじゅう
一年間体内に蓄えた毒素を凝縮して作る。ただし毒の蓄積に要する期間の都合上、1年に1回しか使用できない[40]。『おりたたみ入道』で使用。
また、一度に多量の毒を投与された場合にはそれを血液に蓄え、血を吸った敵を中毒させることもできる(『死神』で使用)。ただし麻痺性の毒は鬼太郎に効いてしまうことが多く、アニメ第3作以降は原作で耐えられた毒に倒れる場面もある。アニメ第5作では毒を一ヶ所に集め悪影響を最小限に抑える技も使用している。
逆魔法
下駄を逆さにしてかけ、敵のかけた魔法を破る。『妖怪大統領』で使用。『悪魔ベリアル』ではベリアルのかけた魔法を逆転させ、封じられた烏天狗を救っている。
コブおとし / コブ返し
叩かれて頭にできた瘤を敵に向けて発射する。『泥田坊』で使用。
毛生え光線
大海獣と化した鬼太郎が見せる能力。口からレーザービーム(第4作)またはフラッシュ状(第1作)やサーチライト状(原作)の金色の光線を吐いて、対象を生物・無生物問わず毛だらけにする。戦車などの兵器類を無効化するだけでなく、鋼鉄をも曲げる威力がある。能力を扱い切れていない時は、鬼太郎の時の感覚で喋ろうとすると同時に光線を発射してしまっていた。また、感情が昂った時の咆哮は喉の奥や吐く息が、光線の前段階の如く発光する。第3作では未使用。第5作では大海獣のエピソードが存在しない。また、第4作では元々のクジラの祖先ゼオクロノドンと大海獣の見た目が全く異なり、毛生え光線含め、大海獣の姿(人型の体を持ち、長い体毛で覆われる)や能力が鬼太郎特有の姿や毛に関する妖力を反映させた姿なのかも説明されていない。
妖怪たつまき
第4作第27話「吸魔!妖怪野づち」で、野づちに対する対抗策として編み出した技。四次元空間に繋がる野づちの腸内で、霊毛ちゃんちゃんこを勢いよく振り回して回転させ、巨大な妖気の渦を作り出す。これにより、野づちの腸内にあった空間のねじれを修復し、無限に吸い込み続ける能力を封じ、体内に何百年・何千年と貯められてきた物々(砂かけ婆の思い出の品を含む)を吐き出させた。
究極防御ダンゴ型
『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』での術。原作における空気ポンプの術に似ているが、自身で術を解くことはできない。さらに24時間以内に術を解かなければ死んでしまう。
手刀
その名の通り手刀(チョップ)で物を叩き斬る。『鬼太郎国盗り物語』で使用[41]
外道殲封(げどうせんふう)
霊力で相手を妖界の大気の中に永遠に封じ込める技。この技を受けたものは、妖界から永久に出て来られないという。『妖怪千物語』第1話「恐喰! おりたたみ入道」で使用[42]
水柱
第4作60話「ぬらりひょんの陰謀!」で披露。海水を勢いよく巻き上げた高い水柱の上に立つ。
猫招きの術
第5作97話「衝撃!!鬼太郎猫になる!」で猫ショウとの戦いで使用。

変化[編集]

劇中では、作戦や敵の策略上、様々な妖怪・種族(あるいは無生物)に自主的あるいは強制的に変身させられることも多い。変化の対象は大海獣化け猫牛鬼吸血鬼恐竜幽霊赤ん坊老人ミイラ反物真珠面子石炭、食べ物に至るまで多岐にわたる。鬼太郎の姿である時の能力は失われることが多いが、変身時には大海獣の毛生え光線など特有の力を発揮することも多々ある。第5作での牛鬼は体内電気や毛針など鬼太郎持前の妖力を有し、同様に第5作63話「日本妖怪全滅!?妖怪反物!!」にて中国妖怪の首領チー(玉藻前の弟)に反物に変えられた時は、反物の着用者は鬼太郎の能力を行使できた。変身してきた中で最も巨大なものは大海獣である。

その他の特技[編集]

動物たちとの交流
ゲゲゲの森で虫や小動物らと戯れる事が多い。これら動物たちとも、種族によって差はあるが会話や意思の疎通が可能。特にカラスは普段からファミリーの移動・サポートとして多いに貢献している。また、第4作劇場版『大海獣』では、失意で心神喪失にあり海中に沈んだ際、大海獣の子孫のシロナガスクジラ達に救助されるなど、重要な局面を動物たちのお陰で救われる場面もある。
また、鬼太郎親子(ファミリー)の実直な心意気と弱者の為に戦い続ける日々は、閻魔大王や迦楼羅などの妖怪よりも上の存在や神々にまで評価されている為、危機を救ってもらえる事もある。穴ぐら入道(第5作69話「鬼太郎大異変!!穴ぐら入道」)など、普段他者を表向きには評価する事の少ない者も同様である。
ゲタップ
得意の宴会芸で、リモコン下駄を使ったタップダンス。

脚注[編集]

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『鬼太郎大全集』は水木プロダクション刊行の電子書籍版『鬼太郎大全集』を指す。『妖怪千物語』は講談社(ボンボンコミックス)の『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』(水木しげる原作、ほしの竜一画)を指す。

  1. ^ a b DVD『月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎』 東映ビデオ、2007年。
  2. ^ a b DVD『妖怪奇伝ゲゲゲの鬼太郎 魔笛エロイムエッサイム』 東映ビデオ、2007年。
  3. ^ a b c 京極夏彦 「水木しげるの登場」『妖怪の理 妖怪の檻』 角川書店BOOKS〉、2007年、232–234。
  4. ^ 水木しげる 「あとがき」『墓場の鬼太郎 1 鬼太郎の誕生』〈小学館文庫〉、1976年
  5. ^ 京極夏彦 「水木しげるの登場」『妖怪の理 妖怪の檻』 角川書店BOOKS〉、2007年、240–241。
  6. ^ 第24話「白山坊」でねずみ男が言ったセリフ。2月30日は現行暦には存在しない日付である。
  7. ^ a b 水木しげる 『水木しげる 鬼太郎大百科』 小学館、2004年、19頁。ISBN 4-092-20322-5
  8. ^ ダウンタウンDX』(2008年7月17日放送)で語ったところによれば、水木の評価は「ウエンツの鬼太郎は77点」なのだという。ウエンツは「ボクの鬼太郎は水木さんにはハマってない」と語った
  9. ^ 水木しげる監修 村上健司・佐々木卓著『ゲゲゲの鬼太郎 謎全史』 JTBパブリッシング、2002年、55頁。ISBN 4-533-04246-5
  10. ^ 水木しげる 『ねずみ男の冒険』 筑摩書房ちくま文庫〉、2007年、339頁。ISBN 4-480-03061-1
  11. ^ 『鬼太郎大全集』14巻、140頁。
  12. ^ a b c 『鬼太郎大全集』22巻、6-8頁。
  13. ^ 『鬼太郎大全集』22巻、23-24頁。
  14. ^ 『鬼太郎大全集』22巻、36-37頁。
  15. ^ 『鬼太郎大全集』22巻、188-191頁。
  16. ^ ゲゲゲの鬼太郎 DVDBOX ゲゲゲBOX 90's 付属 特製ブックレットゲゲゲBOOK 90's
  17. ^ 鬼太郎が危機から脱した時や猫娘を助けた時に猫娘から何度か抱き付かれているが、アングルは常に鬼太郎が後ろ姿であるために表情が読めず、その時の鬼太郎の想いや態度もほぼ不明確である。
  18. ^ a b 第5作第33話「大逆襲!日本妖怪
  19. ^ a b 第5作第85話「鬼太郎絶叫!!妖怪城の切り札!!」
  20. ^ 第5作第32話「上陸!脅威の西洋妖怪」
  21. ^ 水木記念館リニューアル えっ! 鬼太郎に妻と妹 秘密紹介コーナー新設Web・さんいん内) 2008年5月11日閲覧
  22. ^ 『鬼太郎大全集』14巻、110頁。
  23. ^ a b c 『水木しげる 鬼太郎大百科』 17頁。
  24. ^ 水木しげる 『鬼太郎国盗り物語(1)』 角川書店 2007年、119頁。
  25. ^ 『鬼太郎大全集』3巻、178-179頁。
  26. ^ 『ゲゲゲの鬼太郎 謎全史』 37頁。
  27. ^ 『鬼太郎大全集』14巻、12頁。
  28. ^ a b 第5作第8話「宿敵!ぬらりひょん」
  29. ^ a b 第5作第87話「巨人!ゴーレムの涙」
  30. ^ a b c ゲゲゲの鬼太郎 - 鬼太郎の秘密. 東映アニメーション. 2014年6月26日閲覧
  31. ^ 『妖怪千物語』3巻、54-61頁。
  32. ^ a b c 田神健一・奥津圭介・中村亜津沙編 『アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本』 講談社、2006年、12-13頁。ISBN 4-062-13742-9
  33. ^ 『鬼太郎大全集』5巻、165-167頁。
  34. ^ 『水木しげる 鬼太郎大百科』 57頁。
  35. ^ 鬼太郎の秘密 妖怪笛東映アニメーション内) 2008年3月6日閲覧
  36. ^ 『鬼太郎大全集』5巻 146頁。
  37. ^ 谷中晶彦編 『アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 マニアックス』 一迅社、2007年、18頁。ISBN 4-758-01070-6
  38. ^ 『鬼太郎大全集』8巻、26頁。
  39. ^ 『妖怪千物語』1巻、102-107頁。
  40. ^ 『鬼太郎大全集』8巻、173頁。
  41. ^ 水木しげる 『鬼太郎国盗り物語(3)』 角川書店〈角川文庫〉 2007年、66頁。
  42. ^ 『妖怪千物語』1巻、39-41頁。

外部リンク[編集]