マイルス "テイルス" パウアー

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マイルス "テイルス" パウアー (Miles "Tails" Prower)は、セガビデオゲームソニックシリーズ』に登場する架空のキャラクター。初登場は、1992年11月21日に発売したソニックシリーズの第2作目にあたるソニック・ザ・ヘッジホッグ2からで、スピンオフ作品である漫画アニメーションにも登場している。キツネを擬人化したキャラクターで、 尻尾が2本あることから「テイルス」の異名を取る。

キャラクター設定[編集]

  • 名前:マイルス・パウアー "Miles Prower"
  • 通称:テイルス
  • 種族:キツネ
  • 性別:男
  • 身長:80cm
  • 体重:20kg
  • 年齢:8歳[1]
  • 特技:2本の尻尾を回転させて空を飛ぶ事(ヘリテイル)
  • 趣味:機械いじり、メカの操縦
  • 好きな物:ミントキャンディ、クリスマス
  • 嫌いな物:雷
  • 一人称:ボク(ソニックピンボールパーティーではエッグマンの洗脳によってオレと呼ぶ)

ソニックと出会う以前は2本ある尻尾のことでイジメられていたが、ソニックと出逢い、彼に憧れ後ろを追うことで勇気と前向きな気持ちが持つようになる。ソニックは憧れの対象だが、心の中ではいつかソニックに頼られるような存在になりたいと願っている。

尚、通称名の「テイルス」は尻尾の意の「tail」と複数形の「s」をくっつけたものである。つまり、尻尾が2本あることに由来する。

公式プロフィールにおいては多くの場合上記のように表記されており、性格的には常にポジティヴで行動的なソニックと対照的な設定がなされている。当初は非常に気弱で内向的な性格付けがなされていたが、近年の作品においてはソニックも一目置く頼りがいのあるパートナーとして描かれており、ソニックアドベンチャーのテイルスのテーマソングである“BELIEVE IN MYSELF”においても、一方的な憧れから脱却しようとする意思がうかがえる。

なお、本名の「マイルス」は距離の単位マイルから取られており、スピードのソニック、距離のマイルスという対比から名付けられた[2]。フルネームのマイルス・パウアーは、Miles Per Hour(時速)を由来とする[3]

ソニック・ザ・ヘッジホッグ2以降のシリーズにはほぼ全てに出演している人気キャラクターで、以降の作品では2Pキャラ、選択キャラとして操作できるものがほとんどであり、テイルスのスカイパトロールテイルスアドベンチャーなどテイルスを主人公にしたスピンオフ作品も多数存在している。容姿や声から女性に間違われることもあるが、設定上の性別は男性である。

ソニック3&ナックルズでは7つのスーパーエメラルドを全て集めるとスーパーテイルスに変身できる。変身している間は金色に輝くフリッキーが周囲を飛び周り、周辺の敵を倒してくれる。

特筆すべきは幼いながらもその天才的な技術力を持っている点であり、自身が発明したメカや乗り物で活躍することが多い。発明のみではなく操縦も得意で、作品ごとに登場するメカはほぼ全て彼が搭乗している。スピンオフ作品やアニメでも、その世界の乗り物や研究物に強い興味を引かれるシーンが多々あり、Dr.エッグマン同様に一種のメカをこよなく愛する性格が見られる事から、発明を悪の目的に使うDr.エッグマンとは、同じくメカを扱うキャラクターとして対照的なイメージで描かれている存在といえる。そのため、メカで悪事を働く彼を同じメカニックとして許せないとする発言が多くソニック ロストワールドではそれが顕著され、お互い憎まれ口を叩き合い、「仲良くなるなんて絶対無理」と言っていたが『マリオ&ソニック AT ソチオリンピック』のオールスターチャレンジロードを制覇するとエッグマンと手を取り、優勝の喜びを分ち合う一面を見せた。

一方でソニックワールドアドベンチャーでは、チップがエッグマンが人質にご飯を与えないような悪者だと思っていたことに対し「いくらエッグマンでもご飯ぐらいは食べさせてると思う」と教えたり、ソニック カラーズでもエッグマンが今までのことを謝りたいということに半信半疑ながらも「いくらエッグマンでもそこまでバカじゃないよ」と、彼の志向をある程度は把握しているとされる場面がある。このためメタルソニックやエッグマンネガがエッグマンに成りすまして悪事を働いた際は、相手が偽物だとハッキリ疑うなど勘の鋭い面を見せている。

普段は内気な面を覗かせるもののメカに対する知識に関してはプライドが高く、ソニックライダーズでウェーブに自身のエクストリームギアのチューンを馬鹿にされて奮起する場面もあった。

テイルスの扱うメカ[編集]

TORNADO(トルネード)
機体下部にロケットエンジンのような物を搭載した複葉型のプロペラ飛行機。元はソニックが所有していたが、ほとんどの場合テイルスが操縦している[4]ソニック ワールドアドベンチャーのPS3&X-BOX 360版ではトルネード2のように戦闘モードに変形できる機能を備え付けた。アニメ作品等(ソニックX)において、元は赤だった色をテイルスがトルネード2のカラーである青に塗り替えた、という描写があるが、これがゲーム上の公式設定とされているかは不明。
登場作:ソニック・ザ・ヘッジホッグ2等。
TORNADO2(トルネード2)
基本はトルネードと同じだが、原動力をカオスエメラルドにし、変形機能を備え付けたトルネードのアップグレード版。変形後はX字型の翼を持つ未来的なデザインとなるが、着陸できなくなるという欠点も持っている(ただ、ソニックアドベンチャーでのエッグキャリアとの戦闘後は機体を擦り付けて着陸していた)。ソニックアドベンチャーではエッグキャリアに突入する際に使用し、後にたまたま同じくエッグキャリア内にいたビック・ザ・キャットに使用されてミスティックルーインに墜落。更にその後、原動力になっているカオスエメラルドをカオスに奪われた。ソニックXの第1期最終回では、チャックに改造され、ハイパートルネードへ変形した。
登場作:ソニックアドベンチャーソニックX等。
CYCLONE(サイクロン)
トルネードシリーズを2足歩行メカに変形させたアップグレード版。ちなみにサイクロンはトルネードのモードチェンジ後の形態の名称を指しており、飛行形態時にはトルネードと呼ばれる。
登場作:ソニックアドベンチャー2
X TORNADO(Xトルネード)
発明家チャックとの共同でトルネード2を改造した万能機。トルネードシリーズ同様、サイクロンへとアップグレードすることができる。第2期では金色に塗装した新造機が登場する。
登場作:ソニックX

ソニック・ザ・ヘッジホッグ2以降に登場するプレイヤー陣営のメカは、そのほとんどがテイルスが設計開発したものであり、多くの乗り物やメカが登場する。 乗り物としての特性とキャラクター的な魅力が相まってか、ソニックブランドの名を冠したレースゲームにおいては、プレイヤーの自機として登場する事も多い。他の発明品としては、ソニックドリフトシリーズに登場した車や、ソニックライダーズのソニック達のギア、はては探知機や翻訳機、基地そのものなど、アニメやスピンオフに登場した物を含めると膨大な数になる。地上を高速で走るソニックと対比させる為か、飛行物が多い。

声優[編集]

メガドライブでは声の設定は存在しなかったが、ソニックアドベンチャーシリーズより声優による声の演出が始まる。

1993年9月、DiCエンターテインメントはABC版ソニック・ザ・ヘッジホッグおよびアドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグのテイルス役に、藤枝成子を起用した。

1996年に製作されたOVA版では椎名へきるが担当したが、それ以降ソニックアドベンチャー林一樹ソニックシャッフルソニックアドベンチャー2村田あつきソニックX広橋涼と4度の変更がなされている(林と村田は当時少年だった)。イメージの整合性を取るためか、ソニックX以降はゲームでも広橋涼が演じている。ソニック ジェネレーションズにおけるクラシックテイルスは吉永拓斗が担当しており、久々に子役が起用された。

その他のテイルス[編集]

ストーリーブックシリーズではあくまで「良く似た人物」であり、本人ではない。

アリババ
声 - 広橋涼
ソニックと秘密のリング』に登場する、『アリババと40人の盗賊』の物語に出てくる貧乏な青年。町中でマジンに襲われていたところをソニックに助けられ、彼の冒険を陰ながらサポートする。この世界の英雄・シンドバッドとは旧知の仲である。彼の姿が、あまりにもテイルスに瓜二つで(ソニックが彼を助けたのも、反射的に親友と勘違いしたため)ソニックはかなり困惑していた。
鍛冶屋
声 - 広橋涼
ソニックと暗黒の騎士』に登場する、キャメロット城下で鍛冶屋を営む、業物の目利きに自信がある人物。ソニックの相棒・カリバーンの要望で、切れ味が落ちた聖剣を鍛え直す(と身だしなみ)ために、物語の最初に赴く相手。ソニックは、かつての『アラビアンナイト』での冒険で教訓を得ており、すぐにテイルス本人ではない事に気づく。
ゲーム中では、ミッション前に彼の店を訪れて、自身の剣の流儀(スタイルチェンジ)を変えたり、冒険の途中で手に入れたアクセサリーを装備したりと、冒険の下準備をすることが出来る。また、冒険を進めると武器の合成も出来るようになる。
クラシックテイルス
声 - 吉永拓斗
ソニック ジェネレーションズ』に登場する、過去世界のテイルス。クラシックソニックと違い喋れるが、声は同作に登場するモダンテイルスとは異なる人物が担当している。見た目も性格もモダンに比べ幼いが、クラシックソニックの相棒であり、やがて未来の自分と出会ったことで事件の真相に迫っていくことになる。ミッションにおいてはクラシックソニックを遠方まで運ぶ役割を果たす。エンディングではクラシックソニックと一緒に帰っていった。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ クリームが初登場するソニックアドバンス2まで、ソニックシリーズのキャラクターの中では最年少を記録していた。
  2. ^ https://twitter.com/Mazin__/status/211726784423669760
  3. ^ https://twitter.com/Mazin__/status/211729287915638785
  4. ^ テイルスでプレイしている場合及び「ソニック3&ナックルズ」のエンディングではソニックが操縦、欧州版コミックでは一時期、エミーが操縦していた。

外部リンク[編集]