ミント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

?ミント

ホースミントの花と葉
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: ハッカ属 Mentha
学名
Mentha L.
和名
ハッカ(薄荷)
英名
Mint
  • 本文参照
アップルミント

ミントMint)はシソ科ハッカ属ミント属メンタ属)の総称。ほとんどは多年草だが、一年草の種も少しある。

ミントおよび学名メンタはギリシャ神話に登場するニンフメンテーに由来する。和名はハッカ薄荷)だが、この名はミントの1種ニホンハッカを意味することもある。

目次

[編集] 産地

ユーラシア大陸原産。

[編集] 特徴

繁殖力が旺盛であり、零れ種と地下茎により繁殖する。畑地などに地植えすると駆除が容易ではなくなり、しばしば雑草扱いされるほどである。

[編集] 利用

ハーブとして料理菓子薬用酒などの材料となるほか、精油(エッセンシャルオイル)は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーに用いられる。また、成分として含まれるメントールを抽出する。メントールはミントの爽快味、冷涼感の主体となる成分である。モロッコでは緑茶と生のミントを混ぜたお茶を飲む。

漢方薬(生薬名:薄荷葉(はっかよう))としても清涼、解熱、発汗、健胃などの目的で用いられる。

ミントから精油を取るには、ミントの全草を蒸気釜に隙間無く充填し、釜内に高圧水蒸気を吹き込む。排出される蒸気を冷却した後、水と分離した上澄みのオイル部分を採取する(水蒸気蒸留)。

[編集] 種類

変種が出来やすく600種を超えると言われるほど多種多様な種がある。

[編集] ペパーミント系とスペアミント系

主に

などに分けられる。

ペパーミント系は香りが強く、メントールの含有量も多い。東アジア原産のニホンハッカ(和種薄荷、わしゅはっか)もここに含まれる。チューインガムやキャンディに多く用いられる。

スペアミント系の香りは比較的弱く、甘い香りがある。チューインガム、歯磨き粉などに用いられる。スペアミントの香りの主体はl-カルボンである。

[編集] 主な種

[編集] 主な雑種

  • Mentha ×gracilis - ジンジャーミント (Ginger Mint)
  • Mentha ×piperitaペパーミント、セイヨウハッカ (Peppermint)
  • Mentha ×rotundifolia (M. longifolia × M. suaveolens) - マルバハッカ(M. suaveolens もマルバハッカという) (False Apple-mint)
  • Mentha ×smithiana (M. aquatica × M. arvensis × M. spicata) - Red Raripila Mint
  • Mentha ×villosa (M. spicata × M. suaveolens; syn. M. cordifolia) - ケンタッキーカーネルミント、ボールズミント
  • Mentha ×villosonervata (M. longifolia × M. spicata) - Sharp-toothed Mint

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ