ヘンルーダ
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Ruta graveolens
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
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| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Common Rue |
ヘンルーダ(オランダ語:wijnruit)はミカン科の常緑小低木。「ヘンルーダ」はオランダ語が訛った物で、英語ではコモンルー(common rue)あるいは単にルー(rue)と言う。学名は Ruta graveolens 。
地中海沿岸地方の原産で、樹高は50cmから1m位。葉は、青灰色を帯びたものと黄色みの強いもの、斑入り葉のものなどがあるが、対生し、2回羽状複葉で、サンショウを少し甘くしたような香りがある。花は夏咲きで、黄色の4~5弁の花で、あまり観賞価値はない。
江戸時代に渡来し、葉に含まれるシネオールという精油成分が通経剤・鎮痙剤・駆虫剤などに利用され、料理の香りづけにも使われていたが、毒性があるとされ、今はほとんどその目的には使われていない。
漢字では芸香(うんこう)と書き、しおりに使うと、本の虫食いを防ぐと言われた。古くは書斎を芸室(うんしつ)ともいった。もともと芸という漢字は、芸術の芸の意味で使われる漢字の藝とは別物であり、日本では藝の常用漢字体として芸を使用するようになったので芸をヘンルーダの意味に使うことは全くなくなってしまった(芸亭#「芸」という漢字についての項参照)。中国ではこの字が生きているため、藝術の藝は、草冠に乙(艺)である。なお、術のほうは、キク科のオケラを意味する朮の異体字、木の右肩に点を打った字(术)である。
ヘンルーダは、春の彼岸過ぎにタネをまいて育てる。乾燥に強いが、半耐寒性で、高温多湿にもやや弱い。
なお、ミカン科はラテン語でRutaceaeといい、ヘンルーダ属(Ruta)が科を代表する属(模式属)になっているため、かつては日本語でも「ヘンルーダ科」と呼ばれていたが、日本人にとってはヘンルーダよりみかんの方が身近な植物であるため、1960年代半ばから、ミカン科と呼ぶようになった。