ナツメグ
| ナツメグ(クロンキスト体系) | ||||||||||||||||||||||||
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Myristica fragrans Houtt. (1774) |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ニクズク | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Nutmeg |
ナツメグ(英語:nutmeg、学名:Myristica fragrans)は、ニクズク科の常緑高木の一種である。またはその種子中の仁から作られる香辛料。和名はニクズク(肉荳蔲)。
ナツメグ、ニクズクはニクズク属の総称的に使うことがある。特に、ナツメグとして流通している木材は基本的に他種である。ここでは Myristica fragrans について述べる。
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特徴[編集]
東インド諸島、モルッカ諸島が原産とされる。 多くは雌雄異株で、樹高は10〜20mに達する。 播種後7年以降に結実しだす、成長の遅い植物である。
アンズに似た卵形の黄色い果実をつける。果実は成熟すると果皮が割れ、網目状の赤い仮種皮につつまれた暗褐色の種子が現れる。 この仮種皮を乾燥させたものが香辛料の1つ、メースである。
種子全体または種子の仁を取り出し、石灰液に浸してから乾燥させ、粉砕したものを香辛料のナツメグとする。種子を直接、おろし金で挽いて用いる場合もある。種子は肉荳蔲という生薬名で、収斂、止瀉、健胃作用がある。
6世紀にはすでにアラビア人によってヨーロッパに伝来していたようである。
独特の甘い芳香があり、ハンバーグやミートローフなどの挽き肉料理や魚料理の臭みを消すために用いられることが多い。またクッキーやケーキなどの焼き菓子にも用いられる。
香りの主体となる成分はミリスチシン(Allyl -3,4,5-trihydroxybenzene-methylene-methyl ether)である。
ナツメグ・ミル[編集]
ナツメグは、粉に挽いて小瓶に詰めて売られていることが多いが、香りが飛びやすいため、種子のままでも売られている。これを利用するために、専用のナツメグ・ミルがある。ナツメグ・ミルは、木製の円筒形のボディに、金属性の刃とハンドル、それにハンドルと一緒に回転するホルダーがついている。ナツメグはさほど堅くないので、セラミック製の目の細かいおろし金でおろして使うこともできる。
精神作用と毒性[編集]
低量では特に問題はないが、生のナツメグを多量(約10g以上)に摂取すると中毒症状を示す。これは、生のナツメグにはモノアミン酸化酵素阻害薬および精神活性物質であるミリスチシンが含まれているためである。ミリスチシンは痙攣、動悸、嘔気、脱水症および全身へ疼痛感を引き起こすほか[1]、強力な精神錯乱状態を引き起こすことも報告されている[2]。過去には堕胎薬としてナツメグが使われたこともある。幻覚症状が現れ出すのは5gからという。
ヒトでの死亡例は稀であるが、8歳の子ども[3]と55歳の大人の2件の報告がある(後者はフルニトラゼパムとの併用に起因)[4]。
生のナツメグには、ミリスチシンとエレミシンに起因する抗コリン薬様の症状を引き起こすという症例報告がある[3][5][6]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ Demetriades, A. K.; Wallman, P. D.; McGuiness, A.; Gavalas, M. C. (2005). “Low Cost, High Risk: Accidental Nutmeg Intoxication” (pdf). Emergency Medicine Journal 22 (3): 223–225. doi:10.1136/emj.2002.004168. PMC 1726685. PMID 15735280.
- ^ “Nutmeg”. Plants. Erowid. 2012年4月22日閲覧。
- ^ a b Weil, Andrew (1966). “The Use of Nutmeg as a Psychotropic Agent”. Bulletin on Narcotics (UNODC) 1966 (4): 15–23.
- ^ PMID 11343860 (PMID: 11343860 &dopt=Abstract 11343860 )
Citation will be completed automatically in a few minutes. Jump the queue or expand by hand - ^ Shulgin, A. T.; Sargent, T.; Naranjo, C. (1967). “The Chemistry and Psychopharmacology of Nutmeg and of Several Related Phenylisopropylamines” (pdf). Psychopharmacology Bulletin 4 (3): 13. PMID 5615546.
- ^ McKenna, A.; Nordt, S. P.; Ryan, J. (2004). “Acute Nutmeg Poisoning”. European Journal of Emergency Medicine 11 (4): 240–241. doi:10.1097/01.mej.0000127649.69328.a5. PMID 15249817.