コリアンダー
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コリアンダー |
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Coriandrum sativum L. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| コエンドロ、カメムシソウ | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Coriander |
コリアンダー(coriander、学名:Coriandrum sativum L.)はセリ科の一年草である。
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[編集] 特徴
地中海東部原産。高さ80cm程度で葉、茎、果実には特有の芳香があり香辛料として用いられる。熟した果実にはレモンにも似た香りがある。
古くから各地で食用とされる。英名及び属名は古典ギリシア語でカメムシ(ナンキンムシ)を意味する[要出典] Koriannon を語源とするが、これは葉や茎の独特な芳香がカメムシ(ナンキンムシ)に似ていることに由来する[1]。和名はコエンドロまたはカメムシソウ。俗に中国パセリ(Chinese parsley)とも呼ばれることがあるが、パセリとは別の植物である。
タイやベトナムでコリアンダーと同様に香味野菜として用いられているオオバコエンドロ(Eryngium foetidum、タイ語:パクチー・ファラン(ผักชีฝรั่ง))は、本項目のコリアンダーと異なる熱帯アメリカ原産のセリ科ヒゴタイサイ属に属する種の植物である。オオバコエンドロにはコリアンダーと同じ香りがある。
[編集] 用途
[編集] 葉
葉は主に東南アジアから東アジアで薬味として利用される。独特の風味があるため、人によって好き嫌いが大きく分かれ、その風味を嫌う人には(学名の通り)カメムシのような風味であると評される。
さまざまな地域で料理に用いられている。
- 中国では香菜(中国語:シアンツァイ)、芫荽(広東語:ユーンスイ)などと呼ばれスープ、麺類、粥、鍋料理などの風味付けに利用される他、東北地方には「老虎菜」(ラオフーツァイ)というキュウリ、ピーマンと共にサラダの様に生食する郷土料理もある。
- タイではパクチー(ผักชี)と呼ばれ、トムヤムクンなどのスープをはじめとしたさまざまな料理に用いられる。
- ベトナムではザウムイ(rau mùi)と呼ばれ、本場の生春巻きやフォーには欠かせない食材となっている。
- 中南米ではシラントロ(cilantro)と呼ばれ、スープやサルサなどに広く用いられる。
- ポルトガルではコエントロ(coentro)と呼ばれ、魚介類と野菜を主な材料とする鍋料理であるカタプラーナなどの郷土料理によく用いられる。ポルトガル料理の味を特徴づける重要な食材である。
食用以外では、カニやエビを食べた後に手を洗うフィンガーボールに入れて臭い消しにする例がある。
葉の香り成分はドクダミやオールスパイスにも含まれるモノテルペン類のセルミン C10H16、デカナールである。この成分は乾燥に弱いため乾燥コリアンダーリーフとして売られている商品には独特の香りはなく、生葉の代用品にはならない。
[編集] 果実
ヨーロッパやインドでは香辛料として種子(植物学上では果実)の利用も盛んである。乾燥したコリアンダーの果実はコリアンダーシードなどとも呼ばれこれをすりつぶした粉末は柑橘類、特にオレンジのような香りを漂わせカレーなどに用いられる。果実の匂いの主な成分は葉の臭い成分とは異なり、モノテルペン類のd-リナロール C10H18Oである。ミルクに紅茶と共に入れて煮るとおいしい。ウォッカやジンに漬け込み、果実酒とすることも出来る。
[編集] 関連情報
タイ料理やインド料理、ベトナム料理などアジア料理全般に広く用いられる食材である。日本料理には用いられることが少ないため、日本国内ではスーパーマーケットやデパートの地下食品売り場や大型食材店でも入手は困難であった。しかし近年のエスニック料理ブームによって生のコリアンダーの需要が増加し、日本国内でも入手しやすくなった。また、家庭のプランターなどで栽培するのも難しくない。
- コリアンダーは「炎症を緩和する」、「気分を落ち着ける」、「体内の毒素を排泄する」等と言われているがヒトでの有効性に科学的で信頼のできる充分なデータは無い[2]。
[編集] 脚注
- ^ 稲川俊文編集『花の名前』 婦人生活社、118頁、ISBN 4-574-80336-3。
- ^ コリアンダー、コエンドロ、シャンツァイ(香菜)、中国パセリ、パクチー - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
[編集] 参考文献
- 吉田よし子 『香辛料の民族学』 中公新書、1988年。ISBN 4-12-100882-0.

