ルリジサ

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ルリジサ
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ルリジサの花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: シソ目 Lamiales
: ムラサキ科 Boraginaceae
: ルリジサ属 Borago
: ルリジサ B. officinalis
学名
Borago officinalis L.
和名
ルリジサ
英名
Borage

ルリジサ(瑠璃苣、学名 Borago officinalis)とは、ムラサキ科の植物で、ハーブの一種。和名はルリヂサルリヂシャともする。チサ(苣)はレタスキク科)の意味。

英名はボリジ Borage(ポリジは誤り)。これは属名にもなったラテン語名ボラゴ Borage に由来し、これはさらにアラブ語で「汗の父」(発汗作用を表す)を意味する語に由来する[1]。あるいは一説に、イタリア語フランス語で「綿毛」を意味する単語「burra」に由来する。

原産地は南ヨーロッパ。

用途[編集]

食用・薬用[編集]

ルリジサの花はスープサラダの付け合わせに用いられる。新鮮なルリジサはキュウリに似た風味を持ち、セージパセリミントと共にサラダの主要な素材の一つとして重宝した。治療にも用いられ、バンクスの本草書には腫瘍を消滅させる効果があると記載されている。

人を奮励させる強壮効果があり、ワインと一緒に飲むと気力が沸いてくると言われた。古代の詩などでも、ルリジサが気分を高揚させると歌われており、ディオスコリデスプリニウスもその効能に注目した。中世には騎士が自らの闘志を高めるためルリジサを煎じたハーブティーをよく飲んだ。人を勇気付けるという効果は決して思いこみではなく、現代的な科学によって、恐怖やストレスに対してアドレナリンを分泌させ、鬱などに効能があることが確認されている。

その他、フランスではルリジサの葉と花を素材に作る煎じ薬が解熱への対策として作られ、効果を発揮している。また花をハチが好むため、蜂蜜の製造の手助けとしても栽培されている。

染料[編集]

ルリジサは美術においても重宝された。画家達は、ルリジサの花弁から採れる汁を使ってマドンナブルーと呼ばれる色を作り、聖母マリアの衣服を塗った。

油脂[編集]

種子から抽出した油(ボリジオイル、ボラージオイル)はキャリアオイルサプリメントとして利用されている。

出典[編集]

参考文献[編集]