タマリンド

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タマリンド
Tamarind fruit.jpg
タマリンド
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
: タマリンド属 Tamarindus
: タマリンド T. indica
学名
Tamarindus indica L
和名
タマリンド、チョウセンモダマ
英名
Tamarind
タマリンド、生
100 g (3.5 oz)あたりの栄養価
エネルギー 1,000 kJ (240 kcal)
62.5 g
糖分 57.4 g
食物繊維 5.1 g
0.6 g
飽和脂肪酸 0.272 g
一価不飽和脂肪酸 0.181 g
多価不飽和脂肪酸 0.059 g
2.8 g
トリプトファン 0.018 g
リシン 0.139 g
メチオニン 0.014 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
2 μg
(0%)
18 μg
0 μg
チアミン(B1)
(37%)
0.428 mg
リボフラビン(B2)
(13%)
0.152 mg
ナイアシン(B3)
(13%)
1.938 mg
(3%)
0.143 mg
ビタミンB6
(5%)
0.066 mg
葉酸(B9)
(4%)
14 μg
ビタミンB12
(0%)
0 μg
コリン
(2%)
8.6 mg
ビタミンC
(4%)
3.5 mg
ビタミンD
(0%)
0 IU
ビタミンE
(1%)
0.1 mg
ビタミンK
(3%)
2.8 μg
ミネラル
カルシウム
(7%)
74 mg
鉄分
(22%)
2.8 mg
マグネシウム
(26%)
92 mg
セレン
(2%)
1.3 μg
リン
(16%)
113 mg
カリウム
(13%)
628 mg
ナトリウム
塩分の可能性あり)
(2%)
28 mg
亜鉛
(1%)
0.1 mg
他の成分
水分 31.4 g

成分名「塩分」を「ナトリウム」に修正したことに伴い、各記事のナトリウム量を確認中ですが、当記事のナトリウム量は未確認です。(詳細

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

タマリンド(英:tamarind、学名:Tamarindus indica)は、マメ科ジャケツイバラ亜科[1]タマリンド属の常緑高木。タマリンド属で唯一の種である。果実が食用になる。別名、チョウセンモダマ

形態、分布[編集]

アフリカ熱帯が原産で、インド東南アジアアメリカ州などの亜熱帯および熱帯各地で栽培される。

樹高は20m以上になる常緑高木で、は長さ15-20cmの羽状複葉小葉は10-20片で長楕円形。 は総状花序をなし、5弁で径3cm。黄色に橙色または赤色のすじが入る。

果実は長さ7-15cm、幅2cmほどのやや湾曲した肉厚な円筒形のさやで、黄褐色の最外皮は薄くもろい。 1個ないし10個の黒褐色で扁平な卵円形の種子との間隙はペースト状の黒褐色の果肉で満たされる。 この果肉は柔らかく酸味があり、食用とされる。

半乾燥地に適応しているが、雨の多いところでも生育する。

品種[編集]

酸味が弱く甘味が強い生食に適した品種もある。

食用[編集]

料理の酸味料や食品添加物増粘安定剤として用いられる他、ピクルス、シロップ、清涼飲料水に加工されるなど、利用範囲の非常に広い果実である。その他に甘みと酸味を楽しむ生食、ドライフルーツや砂糖漬け、塩漬けに加工される。

種子の胚乳部分から抽出して得られたものから、食品添加物としての多糖類を主成分とする 増粘安定剤タマリンドガム(タマリンドシードガム)を製造する。

酒石酸クエン酸に よる強い酸味をもつ黒褐色の果肉が使われる。 水に浸してとんかつソースのようになったものを調味料として使う。 栽培地では果肉だけを集めて黒味噌のような姿で、日本には数百gのブロックか、浸出したエキスの形で売られるのが一般的である。

香りの主成分はフルフラール(Furfural)、2-アセチルフラン(2-Acetylfuran)など。

インド料理では果肉を熱湯に溶かしてチャツネを作る他、サーンバールラッサムの酸味づけに用いる。インドのマクドナルドでは、マクイムリー(McImli:「イムリー」(इमली)とはヒンディー語でタマリンドの意)というタマリンドソースをつけてもらうことができる。

タイ料理トムソムフィリピン料理シニガンsinigang)の酸味づけにもタマリンドが欠かせない。イラク中部と南部ではドルマの酸味づけにタマリンドを用いることがある。

ラテンアメリカでは、タマリンドの果肉から清涼飲料水を作る。タマリンドの缶ジュースも市販されている。

ベトナム料理の甘酸っぱいスープカインチュアの酸味づけにもタマリンドを用いる。他、ベトナムでは砂糖菓子に加工したり、煎りピーナツを加えたタマリンドジュース(ダー・メー、đá me)として飲む。

生食にはスイートタマリンドと呼ばれる種類の果実を樹上で成熟させ水分が20%以下にしたものを収穫して用いる。

フィリピンでは、マラリアに効能があるとして葉をタマリンド茶として用いる。

その他[編集]

  • 果実はサルの好物で、マダガスカルキツネザルの主要な食物の1つである。
  • 材木は家具や道具の材料に用いられる。パルプを金属磨きとして用いる地域がある。
  • 属名はアラビア語で「インドのナツメヤシ(デーツ)」を意味する「タマル・ヒンディー」(تمر هندي)に由来する。アラビア語圏でタマリンドが知られるようになったのが、原産地のアフリカから直接持ち込まれたのではなく、果実がナツメヤシ類似の交易品としてインドからもたらされたためと推定される。

脚注および参考文献[編集]

  1. ^ クロンキスト体系の分類ではジャケツイバラ科
  • 『東南アジア市場図鑑』植物篇、弘文堂、2001年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]