ジュース

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オレンジジュース

ジュース (英語juice) とは果物野菜のこと。日本ではそれらに似せて加工した飲料をも指すが、現在の日本の食品表示基準上はおもに100%果汁を指す。

日本におけるジュース[編集]

JAS法[編集]

1960年代までは法的な定義がなかったため、果汁を含んでいないのにジュースを名乗る商品もあった。そこで主婦連合会等の消費者団体が「果汁100%のもの以外は『ジュース』を名乗ってはいけない」という趣旨の『不良ジュース追放運動』を1967年から1968年にかけて行った結果、1967年末に「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)が改正され、「果汁100%のもの以外は、『ジュース』という名称で販売できない」ことになった。したがって粉末ジュースの名称も使用できない。ただし、糖類はちみつなどの添加は許されている場合がある。果汁と野菜汁のみを原料とする飲料のうち、果汁が50%以上のものも、野菜ミックスジュースと表記することができる。いずれの場合も、果汁・野菜汁は濃縮還元でもよい。

また、一般に市販されているジュースのほとんどは、濃縮還元でも、ストレート果汁表記のものでも 加熱殺菌等の処理をされる為に、ビタミンなどの栄養素は減少している場合が多く 栄養素の面では、実際に家庭でミキサーなどを使って作るジュースに比べると格段に落ちてしまう。 果物を摂取する代わりに、というよりは、あくまで風味を楽しむものと考えた方が良い。

トマトジュース、にんじんジュースについては別に規定があり、トマト果汁100%のもののみをトマトジュースと表記できる。ただし、食塩の添加は認められている。にんじんジュースも同様である。トマトジュースの場合も、果汁は濃縮還元でもよい。「野菜ジュース」についての定義はないが、一般的には野菜汁のみ、または若干の食塩を添加した飲料で、果汁100%のものをいう。


広義の「ジュース」[編集]

ジュースという言葉の正しい用法は上記のとおりであるが、日本においては「果汁」という本来の意味ではなく、コーラなどの炭酸飲料なども含めた甘いソフトドリンク全般(果汁の含有率問わず)を「ジュース」と総称する習慣があり、日本語としてのジュースの定義が確立されて以降も俗称として根強く残存している。これはかつて多くのメーカーが果汁飲料ではないソフトドリンクを「ジュース」という商品名で長らく販売していたという歴史に起因するものであると思われる。なお、烏龍茶など茶系飲料も含むソフトドリンク全般については、『飲料』と呼ばれる。 また、ジュースはあくまで果汁の事であり、必ずしも飲料を意味しない。従って食品にふりかける等に使われるレモン汁その他の柑橘類の果汁も、本来はジュースなのであるが、こうした飲料以外の目的の果汁は、一般にはジュースとして意識されていない。

主なジュースメーカー[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]