アニス
| アニス | ||||||||||||||||||||||||||||||
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アニスの植物画
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| 分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Pimpinella anisum L. (1753) [3][4][5] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| アニス[3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| anise |
アニス (anise, Pimpinella anisum) はセリ科の一年草。原産地はギリシア、エジプトといった地中海東部地域である。開花期には花茎が伸びて高さ50cmほどの高さにまで成長する。種のように見える果実をアニス果(別名アニシード aniseed)と呼び、香辛料として用いる。トウシキミの実(八角・スターアニス)やフェンネルシード(ウイキョウ)と似た甘い香りがある。西洋茴香(セイヨウウイキョウ)と表示されることもある。
イギリスでは1305年に課税の対象となった。集まった税金はロンドン橋の修理のための資金となった。
イーストン聖書辞典(1897年)によると、新約聖書の「マタイによる福音書」23章23節に出てくる「アニス」は、現在ではイノンドと呼ばれる植物を指している。
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利用 [編集]
ケーキやクッキーなどの菓子類やパン、アブサンやウーゾやイエーガーマイスターなどのリキュールの他、カレーや魚介類の料理にも使用される。時には息の香りを良くするためや、消化剤などとしても用いられる。
果実は長さ5mm程度で2つに結合した心皮からなる双懸果であり、強い芳香を持つ。地上に出ている部分は若いうちは野菜として食用にされる。茎はセロリと食感が似ており、香りはアニシードよりもずっと弱い。
アニスは古代ギリシアの時代には主として薬草として扱われ、母乳の分泌を促進する、あるいは分泌期間を延ばすものと信じられてきた。また、魔よけとしての効能も持つと信じられてきた。ローマ人は胃のもたれを解消するため、アニスケーキを食した。他にも、健胃剤、駆虫剤、去痰剤として使われてきた。
果実を水蒸気蒸留することで、揮発性のアニス油が得られ、香料として使うほか、少量を腹の張りや子供の疝痛(発作性の腹痛)の治療薬として使うことがある。アニス油は沸点210℃の黄色の液体で、成分は90%程度がアネトールである。他にカビコール、アニスアルデヒド、アニス酸、テルペンなどを含む。
シキミ科の八角(スターアニス)も同じアネトールを含むが、アニスと植物学上の類縁関係にはない。八角はアニスと似た味と香りを持ち、より安価であるため、アニスの代用品として使用されることがある。
ギャラリー [編集]
脚注および参考文献 [編集]
- ^ 米倉浩司 『高等植物分類表』 北隆館、2010年、重版。ISBN 978-4-8326-0838-2。
- ^ 大場秀章(編著) 『植物分類表』 アボック社、2010年、第2刷。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Pimpinella anisum L.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2012年7月3日閲覧。
- ^ Missouri Botanical Garden. “Pimpinella anisum L.”. Tropicos. 2012年7月3日閲覧。
- ^ IPNI. “Pimpinella anisum L.”. 2012年7月3日閲覧。
- バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント(編) 『世界の食用植物文化図鑑』 山本紀夫(訳)、柊風舎、291ページ。ISBN 978-4-903530-35-2。
外部リンク [編集]
- Pimpinella anisum - Encyclopedia of Life
- Pimpinella anisum - National Center for Biotechnology Information (NCBI)