ソニックシリーズ

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ソニック
Sonic logo.png
ジャンル アクション
開発元 セガ
発売元 セガ
1作目 ソニック・ザ・ヘッジホッグ(MD)
1991年7月26日
最新作 ソニック ジェネレーションズ
(PS3 Xbox 360 3DS)
2011年12月1日
公式サイト ソニックチャンネル

ソニックシリーズ』(SONIC series)は、セガ看板キャラクターであるソニック・ザ・ヘッジホッグ(通称:ソニック)が主人公(一部作品を除く)のアクションゲームシリーズ

目次

概要 [編集]

音速で走ることができる青いハリネズミのソニックを操作して、起伏に富み、ループなども設けられているステージをジェットコースターのように駆け抜ける高速アクションゲームである。任天堂スーパーファミコン(SFC)に対抗するための戦略商品として、 メガドライブ(MD)の機能、特に高速な描画処理能力を生かしたゲームデザインであった。当初は耳の長いウサギのキャラクターを操作するアクションゲームを考えていた、というエピソードもある。また、当初よりプレイヤーキャラクターがボール状に変化するギミックなども考えられていた。

また、初期MD版の『2』~『3』の一部のステージは、擬似的ではありながらもスプライトを効果的に用いた3Dアクションのミニゲームが収録されており、近年の三人称3Dアクションの元祖とも言える。

自社ハードを代表するキラータイトルの2Dアクションゲームの開発という事で、当時開発の中核にいた中裕司は『スーパーマリオブラザーズ』を徹底的に研究し、改めてその完成度の高さに驚愕したと語っている。その際に単純なマリオのコピーではなく、ハードの性能を活かした高速描画をゲームシステムに組み込む事を考え、一瞬先の画面も見えないスピード感を演出する「高速スクロール」を発案した。

高速で疾走するため敵などとの衝突も多いが、アイテムのリングを1枚でも持っていれば即死はせず、また被ダメージ時には保有したリングが飛び散るので急げば少量ながら回収できる。これらによりミスによるストレスを緩和している。

このスピード感やゲームバランスが見事に『マリオシリーズ』と一線を画す事に成功し、マリオがコインやキノコを集め、一歩一歩慎重に進めるのに対し、ソニックは高速移動で制御が難しいという難点を、どの角度から敵に突撃しても良い攻撃方法にすることによって若干アバウトな操作でも走る足を緩めることなく突き進むことを可能とした点において大きな違いがある。

MD版の1、2、3、ナックルズ、GG版1、2、テイルス1、2、Tアドベンチャー、Gソニック、NGP版ポケットアドベンチャー、メガ・ジェムズコレクション(全機種)、4(全機種)のセガロゴには、CMでおなじみであった「セーガー」という音声合成が入る。

第1作目のメインプログラマは現在株式会社プロペの代表取締役社長を勤める中裕司、1作目と2作目のBGMDREAMS COME TRUE中村正人により作曲された。加えて、1作目発売と同時期に出回り始めたNEW UFOキャッチャーには、筐体の至る所にソニックのイラストが配され、BGMもほぼそのまま利用されている。

同ソフトの発売以降、ソニックはセガの看板キャラクターとして位置付けられ、多くのシリーズ作品が制作されている。また、2003年4月から2004年3月まで、ソニックを主人公に据えたテレビアニメーション『ソニックX』も放送された。

『マリオシリーズ』への対抗として生まれたソニックシリーズであるが、2007年から2008年にかけて発売された『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』シリーズで『マリオシリーズ』との競演が行われた。下記のように、後に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズX』でもマリオに限らず任天堂のさまざまなキャラクターと競演している。

一時期、ニンテンドーゲームキューブ(GC)ソフトとして開発されていた『大乱闘スマッシュブラザーズDX』へのキャラクター参戦も噂となったが、セガが任天堂に参戦を依頼したときには既にゲームが完成していたため、ソニックの『スマブラDX』出演は実現しなかった。しかし2007年10月Wii用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』において、ソニックの初参戦が発表された。任天堂以外のメーカーのゲームキャラが同シリーズへ参戦するのは、コナミの『メタルギアソリッド』のキャラクター、ソリッド・スネークに続いて二例目となる。余談だが、スネークはソニックのことを「なぜだか気に入らない」と発言している。これは、スネークの声優である大塚明夫の父、大塚周夫Dr.エッグマンの声優であることに由来する。

2011年にはシリーズ誕生20周年を記念し、過去のシリーズのBGMなどを収録したCDの販売や現在のソニックと昔のソニックが共演を果たす『ソニック ジェネレーションズ』が発売。さらに2012年にソニックのねんどろいどが発売。 2013年に映画『シュガー・ラッシュ』にソニックとエッグマンがゲスト出演。

評価 [編集]

日本市場においてはそこそこの成功に留まっているが、海外での評価は極めて高く、特に米国市場では爆発的なヒットを記録してきた。 マクドナルドハッピーミールにソニック達のグッズが登場した際には4,000万個の景品が即座に品切れとなる程の大人気となり、Qスコア(米国の子供人気調査)では、ハリウッドスター・スーパースターに続いて人気度第3位を獲得。架空のキャラクターの中では実質的に一番人気となり、GENESIS(メガドライブの現地名)がSuper NES(スーパーファミコンの現地名)と対等に渡り合う原動力となった。

1996年には英国の歴史的フィルムや番組が保存される国立保管所「ナショナル・フィルム・アンド・テレビジョン・アーカイブ」に、テレビゲームのキャラクターとしては初めて保管された。2008年に英国新聞会社大手「デイリー・テレグラフ」による、最も好きなゲームキャラクターの調査でも堂々の第一位を獲得するなど、海外でのソニック人気の高さは未だ衰えを見せていない。新発見された遺伝子にソニック・ヘッジホッグという名前が付けられたというエピソードからも、海外におけるソニック人気が伺える。

2003年製作されたテレビアニメ『ソニックX』も世界中で放送されて人気を博した。日本ではテレビ東京で全52話が放送された。欧米諸国では日本で放送された52話に加え、新たな26話のエピソードが放送された。この26話の日本での放送はしばらく未定とされていたが、2009年8月6日に東京ムービーONLINEなどの配信サイトで配信した(テレビでは未放送)。

キャラクター [編集]

シリーズ作品 [編集]

1991年〜1996年(MD、GG、MCD、AC、32X他) [編集]

MD版の2作目から2本シッポのキツネの「マイルス・パウアー」(通称テイルス)、3作目から紅一点のエミー・ローズ(昔はロージー・ザ・ラスカル) と ソニックの対抗兵器として生み出されたロボット、メタルソニック、4作目からハリモグラ(英語でechidna)の「ナックルズ・ザ・エキドゥナ(昔はナックルズ・ザ・エキドナ)」が登場した。また、カオスエメラルドを全て集めてリングを50枚取ることで、ソニックが全身黄色で無敵状態のスーパーソニックに変身できるようになったのも2作目からである。1作目と2作目は同名タイトルでセガの携帯ゲーム機GG版も発売されたが内容が異なる。

また、『ソニック&ナックルズ』は単独でもプレイできるが、カートリッジの上部に別のカートリッジをもうひとつ装着できる「ロックオン・システム」が採用されており、『ソニック1』や『ソニック2』や『ソニック3』やそれ以外のMD用カートリッジを装着すると隠し要素が現れる。

1991年稼動のAC版『わくわくソニックパトカー』ではソニックの声は古川登志夫であり、1993年稼動のAC版『セガソニック ポップコーンショップ』と『セガソニック・ザ・ヘッジホッグ』では草尾毅が担当した。

1997年〜2001年前期(PC、SS、DC、他) [編集]

PCやSSのソフトでも登場するようになる。SS版の『ソニック ジャム』では、MD版の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズがすべてプレイできる。

1998年発売のDC版『ソニックアドベンチャー』では初の3Dアクションになっており、ここから家庭用ゲーム機版などにおいてもソニック達に声優がついた。また、キャラデザインも変更になっている。

2001年後期〜2006年前期(GBA、GC、PS2、他) [編集]

この時代から現在のような任天堂ソニー・コンピュータエンタテインメントなどのハード専用のソフトが登場するようになる。

ソニック メガコレクション』、『ソニック ジェムズ コレクション』では過去のソニックシリーズのゲーム、あるいは日本未発売のゲームがプレイできる。

  • 2001年後期
    • 12月20日 - GBA版『ソニックアドバンス』、GC版『ソニックアドベンチャー2 バトル』発売
      初の任天堂製ハードでの登場(セガ発売による他社ハード向けソニック作品としても最初である)。『ソニックアドバンス』はMD時代の2DACTを彷彿させる作りになっている。『ソニックアドベンチャー2 バトル』は追加要素付きの移植作。
  • 2002年
  • 2003年
  • 2004年
  • 2005年
    • 8月11日 - PS2、GC版『ソニック ジェムズ コレクション』発売
      『ソニックCD』、『ソニックR』など、『ソニック メガコレクション』で収録されなかった『ソニックシリーズ』を遊べる。また、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ・ザ・スクリーンセーバー』に収録されていたイラストなどが見られる。
    • 11月23日 - DS版『ソニック ラッシュ』発売
      ブレイズ、エッグマンネガが初登場。上下ニ画面を利用した2DACT。
    • 12月15日 - PS2、GC、Xbox版『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』発売
      シャドウが主役。彼の記憶について追求していく。ステージごとにヒーローミッション、ダークミッション、ノーマルミッションがあり、どのミッションをクリアするかによってストーリーが変わる。全10個あるエンディングを見ると、ラストエピソードがプレイできるようになる。ここから一部収録されているムービーがより綺麗になった。
  • 2006年前期
    • 2月23日 - PS2、GC、Xbox版『ソニックライダーズ』発売
      ジェット、ウェーブ、ストームが初登場。『ソニック ドリフト』、『ソニックR』と違って、エクストリームギアという架空の乗り物を使うレーシングゲーム。ソニック達がカオスエメラルドを巡ってワールドグランプリという大会に出場する。

2006年後期〜(Xbox360、PS3、Wii、他) [編集]

ハードの性能により、ゲーム画面やムービーなどがより美しくなった。また、2007年から任天堂のキャラクターマリオと共演したゲームソフトが発売した。

日本未発売作品(SMS、MD、GG、PSP、他) [編集]

ここでは日本国内で発売されていないソニックシリーズのゲームを掲載する。なお、後に日本国内でオムニバスソフトなどに初収録されたものや、Wiiバーチャルコンソールなどで移植されたものも含まれる。

その他出演作品 [編集]

主にソニックシリーズのキャラクターが他のゲームに出演した作品は色々とあるが、実際に本人自体が出演しているのではなく、単に背景キャラやアイテムとしての出演など、名称のみなどの作品も多数ある。

スピンオフ作品 [編集]

ここではソニックシリーズにおけるスピンオフ作品を掲載する。日本ではすべて任天堂からの発売になっている。

ゲスト出演作品 [編集]

ここではソニックシリーズのキャラクター達がゲスト出演した日本専用家庭用ゲームのみを掲載する(ただし、海外版ソフト、PCなどのオンライン、ダウンロードでの登場、名称のみ、アイテムなどでの登場はあえて省略する)。

  • 1991年
    • AC版『ラッドモビール』発売、セガ
      ソニックのデビュー作。コックピットの左上にソニックのマスコットが吊るされている。
  • 1992年
  • 1994年
    • 4月23日 - MCD版『ヘブンリーシンフォニー』発売、セガ、フジテレビ
      「セガパークサーキット」のどこかに看板に書かれたソニックとテイルスがいる。また「ヨーロッパGP」での実写背景ではソニックの熱気球が登場している。
    • 6月17日 - MD版『新創世記ラグナセンティ』発売、セガ
      「アネモネ海岸」のどこかにソニックがいる。なお、ソニック本人に話かけることも可能。
  • 1996年
    • 11月22日 - SS版『クリスマスナイツ』発売、セガ
      ナイツシリーズ』のクリスマス限定作品『クリスマスナイツ』ではソニックが特別出演した。「ソニックモード」でソニックを操作できる。また、エッグマンもボスキャラとして登場しているが、パフィーのテクスチャの張り替えである。
    • 12月21日 - SS版『ファイターズメガミックス』発売、セガ
      セガの対戦格闘ゲームの人気キャラが登場する作品。『ソニック・ザ・ファイターズ』からはバークとビーンの2人が参戦した。なお、ソニックはソニックチームの事情により参戦できなかった。
  • 1998年
    • 1月29日 - SS版『セガサターンで発見!!たまごっちパーク』発売、バンダイ
      セガサターン版オリジナルのたまごっち「セガっち」のひとり、ソニックにそっくりの『そにっくっち』が登場。
  • 1999年
    • 11月11日 - DC版『チューチューロケット!』発売、セガ
      チャレンジモードのお題を全てクリアすると、オプションでチューチューの代わりにチャオにする設定ができる。だが、後に2001年に発売されたGBA版にはこの要素はなし。
    • 12月2日 - DC版『バーチャストライカー2 ver.2000.1』発売、セガ
      ある条件を満たすとビーンが選手として登場する。
  • 2001年
    • 3月29日 - DC版『セガガガ』発売、セガ
      ソニックがOPと戦闘シーンなどアニメーションで登場しているが、ソニックは喋らないので声はなし。また、テイルスもソニックを連れてくる場面で登場する。
  • 2002年
    • 2月11日 - GC版『バーチャストライカー3 Ver.2002』発売、セガ
      ランキングモードでポイント20以上をためると隠しチーム「FC SONIC」として出現し、それに勝利すればソニックチーム(ソニック、テイルス、ナックルズ、エミー、エッグマン、それぞれ色違いのチャオ達)が対戦で使用可能になる。ちなみにソニック達はフォワードを担当。
  • 2003年
    • 10月9日 - GC版『ジャイアントエッグ 〜ビリー・ハッチャーの大冒険〜』発売、セガ
      ゲーム中に出てくる謎のタマゴを育てるとソニックが生まれてくる。他にもセガでおなじみのキャラクターも登場する。ソニックシリーズからはソニック、テイルス、ナックルズ、チャオが登場。
  • 2004年
    • 11月11日 - PS2版『セガ スーパースターズ』発売、セガ
      セガを代表するキャラクターとして『ソニックシリーズ』からソニック、チャオ、シャドウが登場。ソニックのミニゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」とチャオの育成ゲームが収録されている。シャドウは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の難易度をすべてクリアすると出現する。
  • 2006年
    • 12月14日 - DS版『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』発売、セガ
      ストーリーモードを全てのキャラをSでクリアすると、ソニックシリーズのキャラクター型のぷよぷよが選択可能になる。緑はソニック、黄はテイルス、赤はナックルズ、紫はエミー、青はシルバー、おじゃまぷよはチャオになり、ぷよが消えるとリングになる。なお、他にもPS2・PSP・Wii版があるがDS版のみ可能。
  • 2008年
  • 2010年
  • 2011年
    • 7月14日 - DS版『ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversary』発売、セガ
      ショップでぷよのしゅるい「ソニック」を購入すると、ソニックシリーズのキャラクター型のぷよぷよが選択可能になる。色と形状は上記『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』のものから、シルバーの代わりにシャドウが登場している。

他にも『SEGA Superstars Tennis』(日本未発売)がある。

その他作品 [編集]

ここではソニックシリーズのゲームが収録されていた作品を掲載する(ただし、北米版ジェネシス仕様の英語版である)。

他にも日本未では発売だが『ドリームキャストコレクション』(ソニックアドベンチャー)『セガジェネシスコレクション』(ソニック1・ソニック2)などがある。

音楽 [編集]

『ソニックシリーズ』の音楽はゲームミュージックには希少なロックに関連づけられたものが多く、その独自のサウンドが世界的に高い評価を得ている。

BGM [編集]

第一作『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(1991年)』とその続編『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』は『DREAMS COME TRUE』の中村正人を中心に作曲された。そのうちの数曲はセガのUFOキャッチャーのBGMとしてもおなじみである。

ソニックアドベンチャーシリーズ』『ソニックヒーローズ』『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』などの本編ストーリーのBGMは、ハードロックバンドCrush 40』のJun Senoueを中心に作曲されている。近年のソニックのイメージを確立した曲調である。

ソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006年)』『ソニックワールドアドベンチャー』などの次世代ソニックシリーズは大谷智哉を中心に作曲されている。

そのほかに、床井健一熊谷文恵澤田朋伯長沼英樹などが主に作曲に携わっている。

メインテーマソング [編集]

メインテーマやキャラクターテーマなどのボーカルソングを歌うアーティストには、元HARDLINEのジョニー・ジョエリや元TNTのトニー・ハーネルなど、かつてハードロック・ヘヴィメタルバンドのボーカルとして活躍していた海外のアーティストを起用することが多い。かつて参加したその他著名アーティストには、Zebraheadのアリ・ダバタビィ&マッティ・ルイス、DANGER DANGERのテッド・ポーリーなどがいる。

外部リンク [編集]