ナイツ (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ナイツ NiGHTS into Dreams...
ジャンル アクションゲーム
対応機種 セガサターン(SS)
PlayStation 2(PS2)
PlayStation 3(PS3)
Xbox 360
開発元 ソニックチーム
発売元 セガ
人数 1人
メディア [SS] CD-ROM
[PS2] DVD-ROM
発売日 [SS] 1996年7月5日
[PS2] 2008年2月21日
[PS3] 2012年10月4日
[360] 2012年10月5日
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
デバイス [SS] マルチコントローラー対応
その他 セガサターン
マルチコントローラー同梱版(7800円)同時発売
サタコレ(2800円)1997年6月20日発売
クリスマスナイツ(非売品)
PlayStation 2
限定版(4800円)同時発売
テンプレートを表示

ナイツ』(正式名称:ナイツ NiGHTS into Dreams...)とは1996年7月5日ソニックチームの製作でセガより発売されたセガサターン用ゲームソフト。同社の看板作品『ソニックシリーズ』と並ぶ人気を誇る。

独特でファンタスティックな夢の世界を、心地良いメロディの中で縦横無尽に飛び回り、悪夢の支配から自分たちの夢の世界を守る物語。作品の音楽や登場キャラクターは、後に発売されている『ソニックアドベンチャー』や『ファンタシースターオンライン』などでも度々使用されている。

世界観と設定[編集]

楽しい夢の世界、ナイトピアを消滅させ、夢の世界を悪夢の世界ナイトメアにしようとする「ワイズマン」が突如として生まれ、彼によって人々の夢は悪夢によって支配されつつあった。ワイズマンは自分の片腕としてファーストクラスのナイトメアンであるナイツとリアラを作り出すが、ナイツはその自由奔放な性格と、彼を快く思わないリアラの悪計によって夢の狭間「イデアパレス」に監禁されてしまう。ナイツは「イデア」があればイデアパレスから極短い時間開放されるため、勇気のイデアを持つクラリス(もしくはエリオット)と同化しナイトメアンから奪われたイデアを奪い返してナイトピアを平和な世界にしようと持ちかけるのだが……。

キャラクター[編集]

主要人物[編集]

ナイツ
主人公であるナイツは本来「悪夢の世界の住人」でありナイトメアン本来のクレイジーな面も持っているが、その自由奔放な性格から生みの親であるワイズマンに反抗したためにイデアパレスに監禁されてしまう。彼は空を自由に飛行する能力の他、体の形をたくみに変え、水の中では魚の形に、氷の上では「そり」の形になるなどさまざまな姿に変形することができるが、それ以上にナイツはナイトメアンの中でも2人しか存在しないファーストクラスのナイトメアンであるため、ビジター(夢を見る人々)と同化するという最大の能力を持っている。しかしイデアパレスに幽閉されている現在はイデアが無くては外に出ることは叶わず、出られても極短い時間だけである。なおナイツを含め、夢の中の住人たちが話す言葉はすべてビジターが無意識に作り出した夢語で、デュアライズが解除される瞬間にナイツが叫ぶ「アディーマ!(= あばよ!)」など、実際に存在する言語に近いが、実在はしない。
クラリス・シンクレア
最初にナイツと出会うことになる15歳の少女(※海外版では14歳)。いまや稀である勇気のイデアを持つ。赤い瞳で、ピンク色の髪をポニーテールにしている。芸術家の家庭に生まれ高い感受性を持ち、育ちの良い彼女の夢はミュージカルの舞台に立つことだが、街の100周年記念で開催される作品のオーディションを間近にした彼女の、失敗を恐れる気持ちが悪夢の世界に迷い込ませ、そこでナイツと出会うことになる。エンディングでは現実世界でエリオットと再会を果たす。続編である『クリスマスナイツ』のエンディングではエリオットとは相思相愛の仲になる。
エリオット・エドワーズ
クラリスと同じようにいまや稀である勇気のイデアを持つ15歳の少年(※海外版では14歳)。青い瞳にスポーツ刈りの青い髪をしている。彼はいわゆる優等生で、特に得意であるバスケットは同級生の誰も敵わないほど。クールで人前で感情をあまりださない彼は近所のコートで仲間とバスケットボールをプレイ中、年上のグループに突然乱入され実力の差を見せつけられた上に、彼らに追い出されてしまった。負けると分かっている勝負にアッサリと身を引く彼だが冷静な表情の奥底では屈辱的な思いで一杯となっていた。その夜、彼はその時の悪夢を見、逃げ出そうとするところにナイツと出会う。エンディングでは現実世界でクラリスと再会する。続編の『クリスマスナイツ』ではクラリスと恋人同士になる。

ナイトピアン[編集]

夢の世界ナイトピアの住人。ゲーム中ではステージのそこかしこにいるが味方でも敵でもない。詳しくは後述の「#「A-LIFE」システム」を参照。

ナイトメアン[編集]

ゲームの敵キャラクターであるナイトメアンは、ナイトメアマスター、ファーストレベル、セカンドレベル、サードレベルの4種類に分けられる。ファーストとセカンドは各ステージのボス、サードは雑魚キャラクターである。

ワイズマン
ナイトメアの世界と共に生まれ、ナイトメアの世界を作った謎の存在。ナイトメアマスターであり現在いるナイトメアンのほとんどを彼が創造した。鉄兜のような頭に実体の無い体、怪しく輝くマントを着用しており、体から離れた目玉の着いた6つの手がある。夢の世界を完全征服しようと策略し、イデアを奪ってビジターを悪夢の世界に引きずり込もうとしている。
リアラ
ナイツと共に生み出されたファーストレベルのナイトメアンであり、ナイツのライバル。ナイツに姿形は似ているものの、冷酷で残忍、禍々しい顔をしている。ナイツと共に生み出されたが、その存在を快く思っていない。

ゲームシステム[編集]

アクション[編集]

ナイツとデュアライズしている状態では様々なアクションが可能。

飛行
飛びたい方向に方向キーを押し続けると上下左右に移動できる。
ドリルダッシュ
回転しながらダッシュするアクション。A・B・Cボタンのどれかを押しっぱなしにする。減速してしまったときに素早く最高速に達するほか、ナイトメアンに対して攻撃するときなどに使われる。ドリルダッシュには画面左下のゲージで使用時間が制限されているがリングを通過すると少しずつ回復する。ゲージがゼロでも約0.5秒だけドリルダッシュができる。
パラループ
ナイツが空を飛んでいる際に光の軌跡(トゥインクルダスト)が一定時間表示される。この光の軌跡を途切れさせず一つの輪にすると「パラループ」が発生し、輪の中のナイトメアンを消滅させたりアイテムを同時に大量に獲得したりすることができる。パラループは3次元的に発生するのでコースの手前や奥のアイテムを回収できることがある。パラループでのアイテム回収は若干のタイムラグが発生するため、これを有効活用することでリンクをより長く維持することもできる。また、特定の場所でパラループをすることにより、隠しアイテムが登場することもある。
タッチダッシュ
タッチ状態(ナイトメアンを捕まえている状態)でドリルダッシュするとナイトメアンを弾き飛ばすことができる。
タッチループ
タッチ状態でほおっておくとナイツはゆっくりと勝手に回りだし、小さいパラループが発生する。
アクロバット飛行
飛行中にL / Rボタンを押すと、入力している方向キーの組み合わせに応じて特殊なアクションを起こすことができる。アクロバット飛行自体にそれほど有用性は無いが、飛び方に「遊び」をつけたり、ある特殊なリング(アクロリング)を通過すると発生する「アクロバットタイム」時にボーナススコアが入る。また、L+Rボタン同時押しの急停止でアクロバットタイム時は終了し、最後のボーナススコアがもう一度入る。
急停止
L+Rボタン同時押しで、タッチダッシュ中でも急停止することができる。
方向転換
ナイツが静止中(直立ポーズ)にLボタンを押すと左に、Rボタンを押すと右に向きを変えられる。

ステージ[編集]

目的[編集]

プレイヤーはエリオット、もしくはクラリスとなってそれぞれの夢の世界「ナイトピア」に降り立つところからゲームが始まる。ステージ開始当初は人間の姿であり非力だが、イデアパレスに幽閉されているナイツとデュアライズ(同化)することで飛行能力を得ることができる。

ゲームの目的は主人公たちの表の夢の世界「ナイトピア」で敵キャラクターに奪われてしまったイデアを取り戻し、悪夢の元凶である「ナイトメア」(ボスステージ)へ移動してそこにいるボスを倒すことである。なお、ボスを倒す条件や方法はどれも異なる。

ダメージ[編集]

基本的にはナイトメアン自体に触れてもダメージは受けないが、ナイトメアンの攻撃を受けるたびに制限時間が5秒減ってしまう。

ナイトピアでの目的[編集]

ゲーム開始当初は必ず「ナイトピア」でゲームが開始する。ナイトピアとはクラリスとエリオットの楽しい夢の世界で、この世界は意識の象徴であるイデアによって形成されているという設定になっており、明るく美しい世界である。

ゲームの開始~デュアライズまで[編集]

イデアはプレイヤーの周囲を飛び回る光の球体として表現され、純粋をあらわす「ホワイト」、成長をあらわす「グリーン」、知性を現す「ブルー」、希望を表す「イエロー」が存在し、プレイヤーは最初からその全てを持っているが、ものの数秒も経たずにナイトピアに進入して来たナイトメアの住人「ナイトメアン」に奪われてしまう。

イデアが無くなればナイトピアは消滅し、夢の世界はナイトメア(悪夢)になってしまうが、直前に忘れかけていた勇気を現す「レッド」のイデアを取り戻し、ナイトピアの世界を守るために戦うという物語である。

プレイヤーは「勇気のイデア」を媒体にナイツとデュアライズ(同化)し、他のイデアを再び取り戻すことになる。マップは一つの小さな箱庭の世界で作られている。画面は3Dだが実際の動きは2D横スクロール(一部ステージギミックによる例外あり)で、コースはイデアパレスをスタート / ゴール地点にして、マップをぐるりと周回する形になる。コースは1つのステージに4つ存在し、コース1に捕らわれたイデアを奪還しイデアパレスに奉納するとコースが切り替わり、次はそのコース(コース2)のイデアを奪還し……といった形でゲームが進行する。

また、デュアライズ中は画面上部に「残り時間」が表示される。残り時間とはナイツとデュアライズできる時間(秒)である。これがゼロになるまでにイデアをイデアパレスに奉納できないと、デュアライズが解けてエリオットもしくはクラリスの姿に戻ってしまう。

なお、デュアライズが解けた状態でもイデアを開放することは可能であり、後述する「イデアキャプチャー」からイデアを取り戻せば再びナイツとデュアライズすることができる。これらの要素のためナイトピアでゲームオーバーになることはめったにない。こうした要素の都合上、ナイツは旧来の「アクションゲーム」というよりも、ある種「レースゲーム」的な感覚を覚える者も多い。なお、残り時間はイデアをイデアパレスに奉納すると120秒(固定)にチャージし直される。

イデアの解放~奉納[編集]

イデアを取り戻すのに敵を倒すという行為を必要とはしていないのも本作の特徴である。イデアは「イデアキャプチャー」と呼ばれる機械に取り込まれている。

このイデアキャプチャーを破壊するには、ステージに散らばっている「ブルーチップ」を持っている状態でイデアキャプチャーに入るとダメージを与えることができ、20個のブルーチップをイデアキャプチャーに開放して破壊すれば、イデアキャプチャーからイデアが出てきてナイツの周囲を飛び回り始める。

イデアの開放は人間時でも可能であり、人間時はナイツの時とはまた違い3次元的な動きが可能で制限時間は無いが、ゲームオーバーのリスクやナイツの状態よりも移動速度に劣り、またスコアが格段に減るなどのデメリットが存在するためハイスコアを狙うことができない。

こうして4つ全てのイデアを取り戻すとプレイヤーは「ナイトメア」へと旅立つことになる。

スコア稼ぎ[編集]

イデア奪還時にはそのときの残り時間に応じたボーナススコアが加算され、その後イデアをイデアパレスに奉納するまでの間、全ての取得スコアが2倍になるボーナスタイムに突入する。

ナイツの状態の時ならばイデアを取り戻した後もイデアパレスに奉納せずに通り越せば、もういちど同じルートを周回することが可能である。この時、イデアパレス通過前に取ったブルーチップやリングなどのアイテムなどが復活しており、それらを取れば再びスコアとして取得できる。

その際、アイテムを連続で取ったり、「リング」に連続で通ると(リングは一度通ると消滅する)「リンク (Link)」となり、スコアにさらにボーナスが入り、スコアが高ければ高いほどイデア奉納時に出されるランクも高くなる。

コース終了時には、スコアに応じたランクが表示される。このランクはラップごとに記録され、最高ランクは「A」となっている。しかしスコアは人間に戻ってしまうと非常に下がってしまうため、いかに限られた時間内で多くのスコアを得るかがポイントである。

特に、高いランクを得ようとした場合、イデアキャプチャー破壊~そのまま奉納のルートではE~Cランク程度が限界のため、それ以上のランクを得るには必然的に周回を繰り返す必要がある。

つまり、短い時間でより早くイデアを奪還し、より多くリンクし、より多く周回を繰り返すことで、スコアをより高くし、ランクを上げるというのがこのゲームの目的である。しかし欲張りすぎると時間切れでデュアライズが解除されてしまうため、その辺りのさじ加減も重要である。

なお、イデア解放までにかかる時間はスコアに大きく影響するが、イデア解放後にイデアパレスに奉納するまでどれだけ時間がかかっても、スコアに影響はない。

ゲームオーバー[編集]

ナイトピアでは時間切れでデュアライズが解除される事はゲームオーバー(このゲームでは「ナイトオーバー / night.over」と呼ぶ)ではない。出現するアラームエッグ(卵の形をした目覚まし時計)に捕まってしまうことでゲームオーバーとなる。このアラームエッグは比較的動きが遅いため、そう簡単につかまることはなく、地面から浮いた足場には上ることができないため、少し気をつけていれば捕まることはまずない。また、アラームエッグはナイツとデュアライズしている状態では出現しない。

ナイトメアでの目的[編集]

ナイトメアでは巨大な敵「ナイトメアン」と対決することになる。

ナイトメアンはクラス分けされており、ここで戦うこととなるナイトメアンは、ナイトピアに登場する小型のサードクラスのナイトメアンよりも強力な「セカンドクラス」、もしくは「ファーストクラス」のナイトメアンである。ナイトメアのナイトメアンのほとんどは巨大な身体を持ち、多様な攻撃でナイツを苦しめる。

ナイトメアでの時間切れは即刻ナイトオーバーであるため、限られた時間内でナイトメアンにダメージを与え倒さねばならない。しかし中には通常の攻撃だとまったくダメージを与えられないナイトメアンも存在し、彼らを倒すにはナイトメアに用意されたトラップを利用しなくてはならない場合もある。ナイトメアンをより早く倒すと、残り時間に応じてボーナス倍率が得られる。ボーナス倍率はナイトピアで得たスコアを1.0倍~2.0倍まで0.1倍刻みで増加させるものである(倍率は残りタイムにより決定される)。

ボス[編集]

初回に限りボスはステージ毎に決まっているが、以降はどのステージでどのボスが出るかはランダムで決まる。

ギルウィング(Gillwing)
竜のような姿をしたセカンドレベルのナイトメアン。セカンドレベルの中で最も巨大な体を持つが、知能は低く敵と判別したものをひたすら追いかける。再生する前の頭や尻尾に触れるとダメージを受ける。尻尾には再生能力があり、タッチダッシュで頭を弾くと再び頭が生える。頭が再生した分だけ尻尾は短くなり、最後まで弾くと倒すことができる。尻尾の先端にパラループを当て一撃で倒す方法も存在する。
パフィー(Puffy)
ウサギのような太った貴婦人の姿をしたセカンドレベルのナイトメアン。セカンドレベル唯一の女性型。ボールのような自らの体を生かし、バウンドによる攻撃を行う。ナイツの攻撃は基本的に効かないが、ステージの奥まで弾き飛ばして行き一番奥の部屋にある罠にはめることで倒すことができる。
ガルポ(Gulpo)
超巨大魚の姿をしたセカンドレベルのナイトメアン。見た目に反し冷静な性格。動きは鈍重だが、周囲の魚の形をしたダッシュボールに光のような弾を放ち攻撃してくる。周囲のダッシュボールを使いナイツ自体を弾かせ、体当たりする方法で攻撃する。
クロウズ(Claws)
黒猫型のセカンドレベルのナイトメアン。意地悪な性格で正面からの勝負はしない。ステージに設置されたネズミ花火に点火、発射し攻撃してくる。逃げ足が速くナイツでも追いつきにくいが、ネズミ花火を壊し続けると逃げ場を失い、攻撃できるようになる。
ジャックル(Jackle)
魔術師のような姿をしたセカンドレベルのナイトメアン。クレイジーな性格で、ワイズマンがファーストレベルを創り出した際の失敗作であるといわれている。追尾トランプによる攻撃を行う。マントをまとっている間はダメージを受けないが、接近しマントを剥がすことによって攻撃できる。
リアラ(Reala)
詳細は#ナイトメアンを参照。ナイツと同等の能力を持つファーストレベル。ドリルダッシュやタッチダッシュは効かないが、パラループを発生させてそこに入れることでダメージを与えられる。リアラもパラループを使ってくる。

スコアとランク[編集]

ナイトピア4コースのスコア合計にナイトメアで得た倍率ボーナスを掛けたスコアがそのステージでの最終スコアとなる。このスコアに応じて最終的なランク(A~F)が下される。なお、スコアとランクの関係はステージごとに異なる。

クラリスとエリオット各4ステージずつあるが、第4ステージは第1から第3でランク「C」以上を取ることで出現する。また、4ステージ全てでランク「A」を出してゲームをクリアすると通常とは違った展開になる。

「A-LIFE」システム[編集]

本ソフトには「A-LIFE」システムという人工生命ライフゲーム)の要素がある。(ゲーム進行上のルールには一切影響しないおまけ的な要素である。)

とはいっても、それは別項目で存在するわけではなくマップ上に存在する「ナイトピアン」というキャラクターがそれである。「ナイトピアン」は頭に天使の輪がかかったかわいらしいキャラクターとして表現されており、マップの各所で生活をしている。プレイヤーが彼らに対してネガティブ(パラループで消滅させる)な行為をしたり、逆にポジティブ(ナイトメアンに襲われている彼らを助け出す)な行為をとったりすると、ナイツに対する感情に変化が生まれ、ゲーム中の音楽が変化する。

ナイトピアンにナイトメアンをドリルダッシュやタッチダッシュでぶつけたり、それでさらにナイトピアン同士がぶつかったりすると新しいタイプのナイトピアン(楽器を持っていたり歌を歌ったりするなど)が誕生することがある。マップ中にはまれに卵が存在することがあり、それをタッチして孵化を促すことで新しいナイトピアンを誕生させることもできる。

ナイトピアンは「パラループ」で消滅させることもできるが、かなり悲痛な叫び声とともに消えるので、あまり気持ちの良いものとは言えない。ナイトピアンと直接干渉する機会はあまり多くなく、プレイしている最中に発生する突発的な出来事によって状況が変化することが多いため、どちらかというと彼らとの干渉はライフゲームに近い感覚である。

この「A-LIFE」はドリームキャスト用ソフト「ソニックアドベンチャー」シリーズで「チャオ」という形になって導入されることとなるが、そちらはライフゲームというよりも育成ゲームに近い形であり、原型をとどめているとは言いがたい。『ファンタシースターオンライン』では、ある条件を満たすことにより「ナイトピアン」と「チャオ」の形をした防具を作ることができ、これらのキャラクターはソニックチームを代表するキャラクターにもなっている。

音楽[編集]

本作は「ナイトピアン」と「ナイツ」との友好関係度によってゲーム中の音楽が節ごとにリアルタイムで変動する。これは「プレイヤーが現在どのような状況であるか」ではなく「プレイヤーが今の今までどのようなプレーをしてきたか」を表すものであり、このゲームの音楽はプレイスタイルによって千差万別となるという最大の特徴がある。ナイトピアンとの友好関係はステージごとに個別で存在する。なお、この変動は本ソフトのセーブデータがある状態でクリスマスナイツのおまけモードをプレイすると自由にカスタマイズして視聴することができる。

ナイツで使用されているBGMの大半は「佐々木朋子」(ササキトモコ)によって作曲されている。なお、佐々木は2001年セガから分社化したウェーブマスターに移転し、『ROOMMANIA#203』などのシリーズに携わった。なお、すべてのステージでランクAをとってクリアすると、スタッフロール時のエンディングソング「DREAMS DREAMS」が子供の歌うものから大人の男女によるデュエット曲に変化する。

続編・関連作品[編集]

続編[編集]

クリスマスナイツ
ナイツ体験版のファンディスク的なゲームソフト。
ナイツ(PlayStation 2)
セガサターン版の発売から12年を経て待望の移植。ストーリーや基本システムはそのまま引き継がれている。セガサターン版のグラフィックを再現した「SEGASATURN DREAM」モードとグラフィックを一新した「BRAND NEW DREAM」モードを搭載している。また様々な追加要素がある。
ナイツ 〜星降る夜の物語〜
2007年12月13日に、正式な続編としてWii用ソフトとして『ナイツ 〜星降る夜の物語〜』が発売された。
ナイツ(PlayStation 3&Xbox 360)
2012年10月4日にPlayStation 3、同年10月5日にXbox 360にダウンロード限定として移植される。グラフィックをHD化のほか、サターン版と改良版の2種類だが、条件を満たすとプレイできる冬季限定版モードを収録。

CD[編集]

PlayStation 2への移植を記念して、オリジナル版および『クリスマスナイツ』で使用された音楽を収録したCDがPlayStation 2版と同時に発売された。

その他[編集]

ソニックアドベンチャー』のあるステージではナイツがゲスト的に出演し、そのマップの一部もかなり忠実に再現されている。

PlayStation 2用の周辺機器EyeToyを用いたソフトSEGA SuperStarsでは、ミニゲームの一つとしてナイツも入っており、プレイヤーが実際に両手を広げて大空を飛んでリングをくぐるという内容になっている。

ソニックピンボールパーティー』にはナイツをモチーフとしたピンボール台が登場する。

ソニックライダーズ』では、使用キャラクターの中にナイツが入っている。その他にもニンテンドーゲームキューブで発売された『ファンタシースターオンライン エピソード1&2』のミニゲーム(GBAジョイキャリー用「NiGHTS~SCORE ATTACK~」[1])や、iモードのアプリとしても登場している。

海外でのみ発売されている『Sonic & Sega All-Stars Racing』にちょい役でゲスト出演し、その続編『Sonic & All-Stars Racing Transformed』ではナイツをテーマにしたステージがあり、実際操作できるキャラクタとしても登場する。

補足[編集]

  • 元々はプログラマである中裕司が、リードプログラマとして自身の手でプログラムを書いた最後のソフトである。当時の役職は、CS第三研究開発部部長。これ以降はプロデューサー業、後に株式会社ソニックチームとして分社化後は社長業を担当した。
  • 「ソニックチーム製作」の製品であるが、当時はCS第三研究開発部内において、中裕司が何等かの形で関ったプロジェクトに冠していた(いわば自称の)ブランドである。実際にソニックチームが独立した組織となったのは、株式会社ソニックチームとして分社化されて以降である。
  • 本作はセガサターンの周辺機器、マルチコントローラー(いわゆるアナログ方向キー)対応であるが、むしろマルチコントローラーが無ければ操作に難がある。
  • 本作のゲームディスクにはゲームのデータの他に楽曲が収録されているトラックがあり、セガサターンのCDプレイヤーか、一般のCDプレイヤーで再生することで音楽を視聴できる(ただし一般のCDプレイヤーで再生する場合は1トラック目および2トラック目を再生しないよう注意する必要がある)。また、『クリスマスナイツ』も同様になっている。両者では収録されている楽曲が若干違う。

その他[編集]

外部リンク[編集]