光神話 パルテナの鏡
| ジャンル | アクションゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | ディスクシステム[FCD] ゲームボーイアドバンス[GBA] Wii(バーチャルコンソール)[VC] ニンテンドー3DS(3Dクラシックス)[3D] |
| 開発元 | 任天堂、トーセ |
| 発売元 | 任天堂 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | FCD:ディスクカード GBA:ロムカセット VC・3D:ダウンロード販売 |
| 発売日 | FCD:1986年12月19日 GBA:2004年8月10日 VC:2007年1月23日 3D:2012年1月18日 |
| 価格 | FCD:2,600円(税別) GBA:2,000円(税込) VC:500Wiiポイント 3D:600円(税込) |
| 対象年齢 | |
| 売上本数 | |
| その他 | FCD:ディスク書き換え対応(500円) |
『光神話 パルテナの鏡』(ひかりしんわ パルテナのかがみ)は、1986年12月19日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用コンピュータゲームソフトである。
目次 |
[編集] 概要
任天堂が手がけたファミリーコンピュータのディスクシステム用ゲームで、同ハード用ソフトの第4作となる(海外ではディスクシステム未発売のため、ロムカセットとして発売)。
アクションゲームであるが、ステージによって縦スクロールや横スクロール、探索アクションやシューティングなど目まぐるしく内容が変わる特徴があり、パワーアップの存在やアイテムの購入など同じくディスクシステムで任天堂が出した『ゼルダの伝説』や『メトロイド』を組み合わせたようなシステムを持つ。また、ゲーム中には「ナスビになる呪い」や「間抜けなゲームオーバー画面」など、笑ってしまうような強烈なインパクトを持つ要素が多く、後々まで語り草にされている。
後述のように移植版や後年のゲームでの登場など、ディスクシステム用オリジナルのゲーム作品の中でも高い知名度を持つ。また、日本以上に海外で大きな人気を得た作品であり、後述のように海外のみ発売の続編が登場し、その後も続編の要望が頻繁にあったとされる[1]。
2004年8月10日にはファミコンミニ ディスクシステム セレクションとしてゲームボーイアドバンスに移植発売された。2007年1月23日にはWiiのバーチャルコンソールで配信された。2011年12月19日にはニンテンドー3DSの3Dクラシックスとして、「ちょっとマリオなニンテンドー3DS」キャンペーン応募者に先行無料配信される(キャンペーン終了後、通常販売開始予定)[2]。この3Dクラシックスは、3D映像に対応しているだけでなく、矢の連射などが可能な「アレンジ」操作が新たに追加されている。
[編集] ストーリー
神様と人間が一緒に暮らしていた時代、エンジェランドは光の女神パルテナと闇の女神メデューサによって治められていたが、メデューサが人間に対し酷い仕打ちをするため、パルテナはメデューサを醜い姿に変え冥府界に追放した。
しかし、メデューサは冥府界の魔物達と手を結ぶと、エンジェランドに奇襲をかけ、パルテナ軍から三種の神器を奪って勝利し、エンジェランドを征服してしまった。兵士達は石に変えられ、エンジェランドは魔物の棲みつく闇の世界となった。
パルテナは最後の力をふりしぼり、冥府界に幽閉されていた親衛隊長のピットを脱出させて弓矢を与え、最後の望みを託した。
[編集] ルール
ピットは左右の移動とジャンプ、弓矢の使用が可能。体力が無くなるか画面外に落下するとゲームオーバーとなる。
ピットは敵を倒すとスコアとハートを入手できる。この世界でのハートは、お金に相当するものである。スコアは一定以上蓄積するとエリアクリア時に生命力の上限が上がり、また神様に弓矢の攻撃力をアップしてもらうときの条件にも影響している。全ての面をクリアーしたときのスコアは、プレイヤーネームと共に上位5人までがプレイヤー選択画面に記録される。
ハートは各種のアイテムを購入するのに必要となる。また、神様の修行に耐えることでもアイテムは入手できる。アイテムには体力回復や落下からの回復、弓矢の飛距離アップや貫通力がつくもの、ピットの周りを旋回するバリア等がある。
エリアクリアによって能力が上昇していくというシステムの関係上、能力の低い前半は難易度が高く、能力上昇とともにアイテムが集まってからの後半は逆に難易度が低いという、あまり見られない難易度バランスとなっている。
[編集] 面構成
ゲームは冥府界、地上界、天空界、天空の神殿の4つのステージで構成される。冥府界から天空界までにはそれぞれ3つのエリアと砦があり、砦でボスを倒せばそのステージはクリアとなる。
冥府界と天空界のエリアは上へと進む縦スクロール、地上界では右へと進む横スクロールとなっており、ここで画面外に落ちるとミスになるが、縦スクロールの面では下にはスクロールしないため今まで進んで来た所に落ちてもミスになってしまう。エリアには各所に部屋が配置されており、中ではアイテムの入手、体力の回復、神様の修行、敵との戦闘などができる。
砦では固定された画面が縦横に繋がった迷路となっており、仲間の「イカロス」が石化されて置かれている。これをハンマーで叩いて元に戻しておくと、ボスと戦うときだけ応援に来てくれるが、後述のようにとても弱い。それぞれボスを倒すと三種の神器の一つを入手できるが、最終面まではこれといってメリットがない。
最後のステージである天空の神殿は右スクロールで、三種の神器を手に入れたピットは飛翔が可能になっているため落下の心配が無くなり、ここだけ別のシューティングゲームのように感じられる。ここをクリアするとエンディングとなり、プレイ内容によってピットに数段階の称号が与えられる。その後最初からやり直しになるが、2周目の特典などは何も無い。
[編集] キャラクター
ここでは主要なキャラクターのみを書く。
- ピット
- 主人公。パルテナ軍の親衛隊長である少年天使。メデューサたちとの戦いで敗北して冥府界の奥に捕らわれたが、パルテナが最後の希望として開放し、冥府界からの脱出、そしてメデューサたちとの戦いに再び向かうこととなる。
- 詳しいキャラクターの説明は、リンク先の説明を参照。
- パルテナ
- ピットの主人である、天空界「エンジェランド」を統べる光の女神。人間を愛し恵みを与え、人間に悪事を行うメデューサに罰を与えたが、そのことでメデューサから憎まれ、怪物になったメデューサに捕らえられてしまう。だが、最後の力で捕らわれたピットを開放し、ピットはメデューサ撃退とともにパルテナ救出のため戦うこととなる。
- イカロス
- ピットの部下であるパルテナ軍の兵士。呪いで石にされており、発見してハンマーで岩を砕くと復活し、ボス戦で弓矢による援護を行ってくれる。
- だが、このイカロスたちは「敵の攻撃を一撃でも受けるとやられてしまう」という虚弱さを持ち、何もしないうちに倒されてしまうことも多い。この事は後年になって『大乱闘スマッシュブラザーズX』においても反映され、ピットの切りふだ「パルテナ親衛隊」でピットの援軍として登場し突進攻撃を仕掛けるが、一発でも攻撃を受ける、そうでなくとも敵を含めた何かに衝突するとそれで墜落するというひ弱なキャラとなっている。
- ツインベロス
- 冥府界のボス。2つの首を持つ炎の番犬。ギリシャ神話における冥府の番犬「ケルベロス」がモデルと見られるが、前述のように首の数などが異なる。
- 現在公開中の『新・光神話 パルテナの鏡』では、紹介ムービーにて大幅にリアル化・アレンジされて登場している。
- ヒュードラー
- 人間界のボス。フィールドを跳ね回るヘビの怪物。元の神話における9つの首をもつ毒蛇「ヒュドラー」がモデルと見られるが、前述のように容姿などが大きく異なる。
- 『新・光神話 パルテナの鏡』のムービーでは、3つ首の空飛ぶ蛇竜にアレンジされて登場している。
- パンドーラ
- 天空界のボス。シャボン玉に顔が付いたような姿の怪物。地形を貫通移動でき、泡を飛ばして攻撃してくる。追い詰められると姿を透明にするが、影を消すことはできない。
- メデューサ
- 本作の最終ボス。元々はパルテナと対なる力を持つ闇の女神で、二人で世界を統治していたのだが、人間嫌いだったため人々に酷い仕打ちをしてパルテナの怒りを買い、冥府界に追放される。そのことを逆恨みして、冥府界の怪物を部下にして「冥府軍(後に『新・光神話 パルテナの鏡』で付いた名称)」を組織し、天空界を攻め落とした。かつては美しい容姿だったらしいが、追放された際に怪物の姿へと変えられ、無数のヘビになった髪の毛(説明書では4匹のみヘビの姿で、そのほかは漫画オバタリアンみたいな大仏ヘアーのような外観)と緑色の肌、巨大な一つ目の顔など醜い姿になってしまった。更にゲーム中に登場する姿は、壁に巨大な顔が埋め込まれただけというかなり強烈なものである。
- 『新・光神話 パルテナの鏡』では復活したメデューサが登場しているが、外見が大きく変更されて、全身紫色になり、リアルになりつつもヘビの髪が生えているのは同様だが、顔はパルテナと同様に美しい人間の女性であり、元の神話のメデューサに近いイメージとなった。
[編集] その他
世界観は大まかにはギリシャ神話をモチーフにしている。しかしその一方、ギリシャ神話とは無関係な現代的な演出や、ギャグ要素が多いのも特徴である。代表的なものとしては
- 「ナスビ使い」という敵が登場し、ナスビ使いが投げつけたナスビに当たると主人公ピットが「顔がナスビに変わる呪い」をかけられる。その呪いを解くのが病院である。
- 体力回復の場所が温泉である[3]。
- 「クレジットカード」を手に入れるとツケで買い物が出来るようになる。
- メトロイドに似た敵「コメト」、2種類でコンビを組んで出現する「フィル」と「コリンズ」[4]、鼻眼鏡の姿をした化物「メガネハナーン」という敵(下記のように開発スタッフが外見のモデル)など、パロディ要素が強いデザインの敵の存在。
などがある。
ゲーム中の音楽は田中宏和の作曲によるものである。彼の大きい鼻は、敵キャラの「メガネハナーン」のモチーフにもされている。
フジテレビ721・739の番組『ゲームセンターCX』では、このゲームのBGMが使われていた。DVD版では別のBGMが使われている。
また、現在ファクター5極秘プロジェクトとしてWii版を開発中との声があったが、事実ではなかった[要出典]。
[編集] ヤラレチャッタ
本作はゲームオーバー時の演出に、真っ黒な画面中央に白い小さな文字で「ヤラレチャッタ」と表示される(英語版では「I'M FINISHED」)。
同時に流れる間の抜けたBGMとともに、これは強烈なインパクトを残すこととなり、後述のように『大乱闘スマッシュブラザーズX』など後年の作品においてもネタにされている。
[編集] 他作品への登場
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- ゲーム中のプチゲーム(短ミニゲーム)として「パルテナのかがみ」が登場。主人公ピットを操作して、ナスビ使いが投げるナスや壷から出てくるシーマム(蛇)を回避し続けるという内容で、ミスすると前述した「ヤラレチャッタ」の画面が表示される。また、バラエティグッズ『ガチャコロン』の「レコード」の1つとして、タイトルBGMをほぼ原曲そのままで収録した「パルテナのかがみ」が存在する。
- プチゲーム「ファミコンえんそうかい」で演奏することとなるファミコンのGBMのバリエーションとして『パルテナの鏡』のタイトルBGMが存在し、演奏者の一人としてピットも登場している。
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- キャラクター図鑑「フィギュア名鑑」で主人公のピットが登場している(デザインは原作のパッケージイラストをモデルとしている)。また、プレイヤーの名前登録で「おまかせ」を選ぶとまれに「パルテナ」と出ることがある。
- ピットが新たなプレイヤーキャラクターとして登場。デザインや服装品が大幅にリファインされ、パルテナから授かったとされるオリジナル武器「パルテナの神弓」を装備している。声優は高山みなみが担当。やられたときにまれに「ヤラレチャッタ」と発したり、アイテムのハンマーを持つと動きがカクカクになったりと随所に原作ネタが盛り込まれている。詳しくはリンク先を参照。
- 女神パルテナやイカロスもピットの技やムービーシーンなどで登場している。こちらは大幅にリアルになったものの原作に近いデザインである。
- ステージとしては「天空界」が登場している。同ステージのBGMとしては、原作での冥府界や地上界のテーマ曲のアレンジが使われている。
[編集] 続編
- 2作目。北米及び欧州でのみ発売で、日本国内では発売されなかった。
- シリーズ3作目で、海外版タイトルは“Kid Icarus:UPRISING”。2010年6月に開発中であることが発表され、日本においては初の続編で、実に約25年ぶりの新作となる。『星のカービィ』などの製作者として知られる桜井政博の指導の元で株式会社プロジェクトソラが製作している。ピットのキャラクターデザイン・声優は『大乱闘スマッシュブラザーズX』を踏襲している。
[編集] 脚注
- ^ 『新・光神話 パルテナの鏡』の制作理由について製作者の桜井政博がインタビュー等で頻繁に述べている。宮本茂も海外の記者から熱心に続編について聞かれて驚いたことがある(N-Wii.net 宮本さん、海外での「パルテナの鏡」人気に驚く参照。なお、このインタビューがあったのは『新・光神話 パルテナの鏡』開発開始より以前である)。
- ^ “ちょっとマリオなニンテンドー3DS”. 任天堂 (2011年10月21日). 2011年10月22日閲覧。
- ^ なぜか色が黄色いため、揚げ油に見えないこともない。呪われたまま温泉に入り、そのまましゃがみ状態になると、「ナスの天ぷら」に見える。「キンタマリオ」のような一発ギャグである(『スーパーマリオブラザーズ』参照)。
- ^ フィル・コリンズのパロディである。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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