名張市

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なばりし
名張市
Akame48Taki NinaiTaki.jpg
赤目四十八滝(荷担滝)
Flag of Nabari, Mie.svg
名張市旗
Nabari Mie chapter.JPG
名張市章
日本の旗 日本
地方 近畿地方東海地方
都道府県 三重県
団体コード 24208-0
面積 129.76km²
総人口 78,786
推計人口、2014年5月1日)
人口密度 607人/km²
隣接自治体 津市伊賀市
奈良県宇陀市山辺郡山添村
宇陀郡曽爾村
市の木 モミジ
市の花 キキョウ
市の鳥 ウグイス
名張市役所
市長 亀井利克
所在地 518-0492
三重県名張市鴻之台一番町1番地
北緯34度37分39.3秒東経136度6分30.2秒
市役所庁舎
外部リンク 名張市

名張市位置図

― 市 / ― 町

特記事項 海抜:225.93m
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名張市(なばりし)は三重県西部、伊賀地方に位置するである。

近鉄大阪線の沿線で、大阪都市圏へ約60分の位置にある名張市は大阪府奈良県ベッドタウンとして発展、1980年代前半から名張藤堂家の家紋であった「桔梗」にちなんだ「桔梗が丘」の開発をはじめとした多くの大規模住宅地が造成され人口が急増した。初期に「桔梗が丘」と命名されたことから、その後に開発される住宅地についても「つつじが丘」「梅が丘」「百合が丘」「さつき台」「すずらん台」など、花の名を冠した住宅地が造成されることになる。

しかし、2000年(平成12年)頃以降はより利便性の高い奈良県香芝市等に土地需要を奪われ、世帯・人口ともに微減傾向が継続している。

伊賀盆地南部に位置し、周囲を山野や赤目四十八滝香落渓といった渓谷を含めた美しい自然に囲まれ、四季折々の鳥の鳴き声などの自然の音を感じながら暮らすことができる、観光都市と生活都市の両面を併せ持つ市である。

地理[編集]

名張市中心部周辺の空中写真。1974年撮影の3枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

河川[編集]

ダム[編集]

歴史[編集]

万葉の昔から宿駅として開け、壬申の乱に際して大海人皇子が東国へ逃れる際にも当地を経由した。

墾田永年私財法の施行以降、東大寺荘園として人口の増加が始まり集落として発達しはじめた。その後自治勢力が武装し「黒田の悪党」と呼ばれ荘園支配から逃れようと地主に対抗したことで中世日本史に名を残す地域である。荘園支配に抵抗してはいたが、実際に東大寺との関係は深く、年中行事であるお水取りでは当地で伐採された木材が使用されるなど名残を残す。しかし、宗教文化が実際にこの地に花開いているわけではなく、華々しく飾られた今風の宗教施設のほかは山村地域に枯れた風景を彩る山寺が散見されるのみとなっている。

悪党は独特の戦闘知識や薬学体系を背景に、後に忍者と呼ばれる存在となる。その中でも伊賀忍者の名前はあまりにも有名であるがゆえに、発祥の地は北に隣接する伊賀市であると誤解を受けているが、実際は伊賀地域に広く忍者の生活・活動した跡が見られ、その中でも支配的地位にあった上級の忍者(上忍三家)は名張に拠点を置いていた。(伊賀忍者の技・術・道具などの展示は赤目四十八滝入り口付近にある展示施設にて行われている。)

1579年(天正7年)から1581年(天正9年)にかけ、忍者による陰謀が発端となり織田信長親子による伊賀忍者殲滅作戦、天正伊賀の乱が二度にわたって展開され、名張の地は文字通り焦土と化した。現在は「天正乱れ太鼓」などの伝承により当時の様子が物語られている。

現在の街は、伊勢参り宿場町が原型。明治以降も小規模な地方鉄道が出来ただけで、交通の便に恵まれなかったが、1930年に参宮急行電鉄(現在の近鉄大阪線)が開通し、発展の礎となる。1954年(昭和29年)3月に市制施行。

その後、大阪方面への通勤者のために大規模な団地が形成され、それに呼応するように郊外型の大型商業施設も相次いで開店した。このため、伊賀市(旧上野市)とともに伊賀地方の商業の中心として発展を続けている。

沿革[編集]

人口[編集]

Demography24208.svg
名張市と全国の年齢別人口分布(2005年) 名張市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 名張市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
名張市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 30,862人
1975年 34,929人
1980年 44,488人
1985年 56,474人
1990年 68,933人
1995年 79,913人
2000年 83,291人
2005年 82,156人
2010年 80,277人
総務省統計局 国勢調査より

名張市政[編集]

ロゴ・マスコット類[編集]

1999年(平成11年)の市制執行45周年記念に制定された。一覧

  • マスコットキャラクター「なばりのナッキー」(市の花であるキキョウをモチーフにデザイン)
  • 漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字のロゴマークを多数設定。

市長[編集]

  • 亀井利克(かめい としかつ)
    • 在任期間:2014年4月 - 2018年4月
    • 任期数:4

歴代市長[編集]

初代・2代市長は名誉市民となった。

市制の状況[編集]

3代目市長・富永英輔の金銭問題の反省を受けて、以降の市制は情報の開示を積極的に行っている。

市役所が旧市街地から現在の鴻之台に移転し、それに伴い主要な役所も相次いで旧市街から移転したため、それまで経済の中心地だった旧市街地域は古いたたずまいを残すも経済の中心地たる地位を維持できず、商業地域の中心は国道165号沿線地域および大規模造成地である桔梗が丘へと移り変わって行った。現在、市はこの旧市街区の経済活性化を目標に、文化・観光資源としての利用を検討している。

伊賀市エリアとの合併賛否を問う住民投票否決により、今後の安定した市制施行のための財源を確保するためあらゆる支出の見直しを市当局は行っている。

市議会[編集]

任期:2010年8月31日から2014年8月30日

  • 議員定数:20名
  • 議長:石井 政
  • 副議長:豊岡 千代子
会派名 議員数
清風クラブ 5
公明党 4
心風会 4
日本共産党 2
みらい 2
無会派 1
欠員 2

※なお、衆議院議員選挙の選挙区は「三重県第1区[1]、三重県議会議員選挙の選挙区は「名張市選挙区」(定数:2)[2]、となっている。

産業[編集]

農業[編集]

稲作・ぶどう・いちごなど。ぶどう・いちごは、観光農園として青連寺湖周辺で行われている。京阪神・名古屋方面からの集客もあり。また、水が綺麗で日本酒づくりも行われている。酒蔵複数あり。

工業[編集]

市内に工業団地が複数造成され(八幡工業団地、蔵持工業団地など)、新神戸電機コクヨ藤森工業ノーベル製菓ニッタフジシールトステムなどが工場を建設、稼動。

  • 本社所在地が市内にある企業
    • ボルグワーナー・モールステック株式会社(自動車部品製造)
    • 株式会社タカキタ(農機具・精密部品製造 東証2部上場)
    • オキツモ株式会社(塗料製造)

商業[編集]

宿場町であったことと、数ある観光資源、自然が残っていることを生かした観光関連業。関西と東海の中間点であることから、関西系(オークワ・万代・イオン)、東海系(マックスバリュ中部、ユニー【アピタ】、ビバホーム)がそれぞれ出店。日清食品のきつねどん兵衛の東日本仕様と西日本仕様が同じ市内で買える。同様に、関西限定品と東海限定品が同時に購入可能なことも多い。

人口急増が十年以上続いたため、成長市場として国道165号沿線に大店舗の出店を計画する企業があとを絶たない状況が続いているが、人口、および商圏の拡大が昨今伸び止まりの傾向が見られたことや大店舗同士の競争の激化などで人知れず閉店している店舗も数多い。

金融機関[編集]

日本郵政グループ[編集]

名張郵便局

(2012年12月現在)

  • 名張郵便局(栄町) - 集配局。
  • 滝川郵便局(赤目町丈六=あかめちょうじょうろく)
  • 西名張郵便局(木屋町)
  • 名張百合が丘郵便局(百合が丘東)
  • 名張つつじが丘郵便局(つつじが丘北)
  • 名張梅が丘郵便局(梅が丘南)
  • 名張桔梗が丘郵便局(桔梗が丘)
  • 名張桔梗丘南郵便局(桔梗が丘)
  • 美旗郵便局(新田=しんでん)
  • 比奈知郵便局(下比奈知)
  • 国津郵便局(長瀬) - 集配局。
  • 名張錦生(にしきお)簡易郵便局(安部田)
  • 赤目滝簡易郵便局(赤目町長坂)
  • 名張蔵持簡易郵便局(蔵持町原出)
  • 薦原(こもはら)簡易郵便局(薦生=こもお)
  • 名張東田原(ひがしたわら)簡易郵便局(東田原)
  • 名張すずらん台簡易郵便局(すずらん台東)
  • 名張滝之原簡易郵便局(滝之原)


  • 名古屋支店 リバーナショッピングセンター内出張所(元町)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
  • 名古屋支店 名張市役所内出張所(鴻之台=こうのだい)(ATMのみ)
その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、名張・名張桔梗が丘の各郵便局ではホリデーサービスを実施。

※名張市内の郵便番号は「518-04xx」「518-06xx」「518-07xx」(以上は後述以外の地域=名張局の集配担当)「518-05xx」(長瀬・上長瀬・奈垣・布生(ふのう)・神屋=国津局の集配担当)となっている。

教育[編集]

大学・短期大学[編集]

  • 皇學館大学名張学舎  (2009年(平成21年)4月入学生の選抜を以て、撤退した。伊勢キャンパスへ統合)

高等専門学校[編集]

高等学校[編集]

地理的に、ごく一部の国公立大学を除けば通学範囲にあると言い難い。そのため、地元に優秀な難関大学の大学生が居住することがなく、教育への意識は都市部からの移住者以外は低いものになっている。隣接する奈良県の県立高校へは原則進学できない。名張高校、名張桔梗丘高校はどちらも学力向上フロンティア事業の参加校となっている。

中学校[編集]

小学校[編集]

  • 名張市立名張小学校
  • 名張市立蔵持小学校
  • 名張市立薦原小学校
  • 名張市立比奈知小学校
  • 名張市立美旗小学校
  • 名張市立箕曲小学校
  • 名張市立錦生赤目小学校(旧・赤目小学校)
  • 名張市立桔梗が丘小学校
  • 名張市立桔梗が丘南小学校
  • 名張市立桔梗が丘東小学校
  • 名張市立つつじが丘小学校
  • 名張市立すずらん台小学校
  • 名張市立梅が丘小学校
  • 名張市立百合が丘小学校

廃校となった小学校

  • 名張市立長瀬小学校 2008年(平成20年)に比奈知小学校へ統合された。
校舎は現在、ヤマト運輸のコールセンターとして利用されている。
  • 名張市立錦生小学校 2014年(平成26年)に赤目小学校へ統合された。
  • 名張市立滝之原小学校 2014年(平成26年)に比奈知小学校へ統合された。
  • 名張市立国津小学校 2014年(平成26年)につつじが丘小学校へ統合された。

特別支援学校[編集]

専門学校[編集]

  • 名張市立看護専門学校

教育に関する過去の問題[編集]

過去、名張高校が地元の優秀な高校であったことを懐かしみ、名張高校の復権を願った現・梶田市議を発起人としたOB達が市政に関与。名張市内の中学に通う生徒を伊賀地区から出さないような進路指導を行うよう、市の方針として市立中学に要請したことがある(1984年(昭和59年)から突如開始)。これらは明らかに人権侵害に類するものであるため、中学校によっては非常に緩やかに施行されたが、市教委の影響の強い名張中学校などでは県外および津市内の県立高校への進学を希望する生徒に対し、「非常に厳しい進路指導」を行った。この施策のターゲットは、第二学校群と当時言われた津高校津西高校への進学希望者であった。

結果として、優秀な中学生は比較的楽に地元高校への進学ができる形となったが、その後当地域では国公立大学や難関私立大学への進学実績において目立った向上がなかった。中には逆に進学成績を落とし、そのまま現在に至るまで回復できなくなっている高校も存在する。

公共施設[編集]

名張警察署
名張市立図書館

警察[編集]

消防[編集]

公園[編集]

図書館[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

名張駅
  • 近畿日本鉄道
    近鉄大阪線では名阪ノンストップ特急や阪伊ノンストップ特急を除けば、すべての列車が名張駅に停車する。また時間帯によるが桔梗が丘駅にも特急が停車する。特急を利用しての大阪市内への(鶴橋駅)到達時間は40分強、特急料金の要らない快速急行・区間快速による大阪市内への到達時間は最短で50分強程度である。このため、名張市内から、大阪市内・堺市八尾市東大阪市などへの通勤・通学者が多い。
    津・名古屋方面は直通の特急を利用すれば津まで30分、名古屋まで1時間20分で到着するが、多くは途中の伊勢中川駅で乗り継ぎをしなければならない。しかし、スムーズな乗り継ぎとなるよう、ダイヤが組まれており所要時間に大きな差はない。特急料金の要らない急行(近鉄山田線・名古屋線には快速急行の設定がないため、名張以東では快速急行の名称は用いられない)での津への到達時間は50分強、名古屋までは2時間を要する。
    西名張駅は当初、名張駅を名乗っていた。参宮急行電鉄建設の際、当初はこの初代名張駅を経由する計画であったが、この時に駅周辺で利権屋による土地の買占めなどが起こったため、参宮急行電鉄ではこの駅の南側である市街地外れに路線を設置、こちらに現在の名張駅を置いて、初代の名張駅を西名張駅に改めた。

高速バス[編集]

一般路線バス[編集]

道路[編集]

メディア等[編集]

  • 本来の放送エリアである在名広域民放テレビ局東海テレビ中京テレビ中部日本放送メ〜テレ)をはじめ、在阪広域民放テレビ局毎日放送朝日放送関西テレビ読売テレビ)の電波や、三重テレビKBS京都奈良テレビびわ湖放送テレビ大阪も直接受信可能な地域が多く、受信可能なチャンネルの多さは日本有数の地域である。兵庫県独立局サンテレビも含めてケーブルテレビ配信も行われている。昨今ではケーブルテレビが発達し、OTAでのチャンネル数についての利便性は昨今言及されることは少なくなっている。大阪・奈良方面との繋がりが深いこともあって、在阪広域民放テレビ局を選択して視聴している世帯も少なくない。
  • 地上デジタル放送は、総務省の指導で在阪局の伊賀方面の出力が抑えられたことから、在名・県域テレビの名張中継局によるサービスが主となる。これに対しては、主に大阪・奈良方面へ通勤・通学している視聴者から「繋がりの深い地域の情報が得られなくなる」との批判の声もある。
  • 2006年(平成18年)春にFMなばり(83.5MHz)が開局し、伊賀地区初のコミュニティFMが誕生。
  • アドバンスコープ社は2010年(平成22年)8月1日(日)午前6時より、パススルー方式による地上デジタル放送の在阪民放4局の区域外再送信を開始した。これにより、加入者は毎日放送(9ch)・朝日放送(11ch)・関西テレビ(8ch)・読売テレビ(10ch)を受信できるようになった。また同社は、アナログ波により区域外再送信サービスを続けてきた兵庫県の独立局・サンテレビ、京都府の独立局・KBS京都について、アナログ放送終了をもって再送信を停止すると発表した。
  • 2010年(平成22年)10月からコミュファKDDI/中部電力系プロバイダー)が、「コミュファ光テレビ」のサービスを始めたが、名張市と近接の伊賀市2012年(平成24年)7月よりサービス提供)については現在サービス提供外であるため、これは利用できない(他の三重県各市町村<一部除く>は利用可。なおコミュファ光のインターネットIP電話のサービスは名張・伊賀両市でも利用することはできる)。
  • 日本経済新聞を除く全国紙の新聞(朝日・読売・毎日・産経[3])は、旧市街では中部版の人気が高く、桔梗が丘、つつじヶ丘、百合丘、梅が丘といった新興住宅街では関西版の人気が高い。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

名所・旧跡[編集]

レジャー[編集]

赤目四十八滝 不動滝

観光[編集]

  • 日本サンショウウオセンター

祭り[編集]

  • 八日戎(鍛冶町・蛭子神社):2月7日8日
  • 愛宕の火祭り(新町・愛宕神社):7月下旬

催事[編集]

  • 奈良二月堂松明調進行事(赤目町一ノ井・極楽寺東大寺):2月11日3月10日3月12日
  • 名張桜まつり(夏見・名張中央公園):3月下旬~4月上旬
  • 名張川納涼花火大会(名張川新町河畔):7月下旬
  • 隠(なばり)街道市:11月上旬

出身有名人[編集]

ゆかりの人物[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 衆議院小選挙区図 (PDF) 三重県選挙管理委員会
  2. ^ 県議会議員の選挙区と定数 三重県選挙管理委員会
  3. ^ 産経は中部本社がないため、全域大阪本社版。

外部リンク[編集]