ガノンドロフ

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ゼルダの伝説シリーズ > ガノンドロフ
ガノンドロフ
シリーズ ゼルダの伝説シリーズ
初登場 ゼルダの伝説
作者 宮本茂
声優 加藤精三
長嶝高士
宮田浩徳
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ガノンドロフGanondorf)、またはガノンGanon)は、任天堂コンピュータゲームゼルダの伝説』シリーズに、主にボスキャラクターとして登場する架空のキャラクター

「ガノンドフ」という表記は誤りである。

概要[編集]

『ゼルダの伝説』シリーズの多くの作品において登場する悪役キャラクターで、しばしば「魔王ガノンドロフ(魔王ガノン)」などと呼ばれる。下記のようにガノンドロフとガノンは同一の存在で、怪物に変身した姿や分身体(一部の作品に登場する「ファントムガノン」)などを指す場合に「ガノン」の表記を用いる。

ガノンドロフ/ガノンは、主人公のリンクとヒロインのゼルダとは違い、基本的に同一人物である。作品ごとに復活しているようだが、復活の方法は不明である。

『時のオカリナ』以降の作品では、怪物の姿のガノンではなく、人間の姿をしたガノンドロフとして登場することが多い。同一人物であることから、『ゼルダの伝説』シリーズを時系列順に考える時の指標のひとつとなっている。

シリーズでは、常に「力のトライフォース」と関係が深い。性質は悪なのだが、トライフォース自体には善悪の概念がないため、たとえそれが世界制覇の野望であっても十分な力さえ備えていれば継承者として認められる。つまりトライフォースにとってはガノン・ゼルダ・リンクは対等な存在であり、ガノンもまた作品を彩る主要キャラクターの1人である。

本来トライフォースは完全な資質を持った者が触れれば、その時点で触れた人物の願いを叶える性質がある。それが分裂してしまったということは、知恵か勇気のどちらか、またはその両方の資質をガノンは欠いていたことになる。

現在のところ登場する『ゼルダの伝説』シリーズでは必ず黒幕(ラストボス)としての登場であり、正統派の悪役を貫いている。この点は、同じく任天堂の看板タイトルである『スーパーマリオ』シリーズの悪役クッパが時折味方として登場するようになったのと対照的である。例外としては、『大乱闘スマッシュブラザーズX』においてオールスター・番外作品ならではの展開としてリンクやゼルダと協力する展開がある。

ガノンドロフとしての特徴[編集]

ガノンドロフの初登場作品は『時のオカリナ』である。 「力のトライフォース」に選ばれた男であり、リンクとゼルダ同様に、トライフォースを宿す者として描かれる。

砂漠の民ゲルド族出身。ゲルド族とは女ばかりの義賊民族であり、100年に1度生まれる男をゲルドの王とする風習がある。育ての親は双子の魔道士ツインローバ。ガノンドロフとしての特徴は、褐色の肌と赤茶けた髪を持つ大男の姿をしている。

ガノンとは違い、双剣や巨剣を使った剣術を始め、幻術・空中浮遊・空間転移などの魔法攻撃が特徴的である。また、パイプオルガンを演奏したり、ゼルダに乗り移って戦ったり、乗馬など多彩な達人技を披露している。

『時のオカリナ』(と『神々のトライフォース』の伝説内)では、義賊であるゲルド族のやり方に反し自らは大盗賊になり、「トライフォース」の眠る「聖域」にまでその手を伸ばすこととなる。ガノンドロフは作中において封印される事が多い。しかし、いずれも封印が解けてしまう。また、封印されても力のトライフォースはガノンドロフと共に封印されない事が多い。このために3つのトライフォースが合わさらない限りトライフォースはその持ち主に依存することになる。

以下の記述については、ゼルダ史を参照。

歴史的には『時のオカリナ』で「リンクがガノンドロフを倒した時間軸(「風のタクト」)」、「リンクが元の時代に戻った時間軸(「トワイライトプリンセス」「4つの剣+」)」、「リンクがガノンドロフに敗北した時間軸(「神々のトライフォース/ふしぎの木の実」「ゼルダの伝説/リンクの冒険」)」の三つの時間軸に分かれている。

  • 時の勇者リンクがガノンドロフに敗れた場合、ガノンドロフはリンクの「勇気」とゼルダの「知恵」を奪いトライフォースを完成させるが、七賢者たちが最後の手段として聖地ごと封印した。『神々のトライフォース』及び『ふしぎの木の実』での闇の世界からの復活や、更に後世である『ゼルダの伝説』及び『リンクの冒険』へと繋がっていく。この時間軸ではトライフォースを全て所持していたが、『神々のトライフォース』でリンクに敗れたことでハイラル王家に取り戻されている。
  • 『時のオカリナ』でリンクがガノンドロフを倒した場合、「リンクがガノンドロフを倒した時間軸」と「リンクが元の時代に戻った時間軸」の二つの時間軸が存在している。
  • 「リンクがガノンドロフを倒した時間軸」では、長い時を経て復活を果たし勇者が現れなかったハイラルを追い詰めたが、民の願いを聞き入れた神によってハイラルごと海に沈められ、封印された。それから更に時が経ち封印が弱まって『風のタクト』で復活を果たすが、最終的にマスターソードに貫かれ完全に滅んだハイラルと共に海に沈んだ。
  • 「リンクが元の時代に戻った時間軸」では、戻ってきたリンクの一計により聖地の侵略及びクーデターが失敗し、『時のオカリナ』とは全く異なる歴史を歩む事となる。賢者たちに処刑されかかるが、力のトライフォースを所持していた為に賢者たちでは滅することができず、影の世界に追放される。それから『トワイライトプリンセス』で復活を果たし、影の世界を支配し光の世界をも侵略しようとするが、リンクたちによって阻止され死亡。その後『4つの剣+』の時代で新たなガノンドロフとして転生し、ゲルド族の掟を破りハイラルを侵略していった。

ガノンとしての特徴[編集]

ゼルダシリーズにおける絶対的悪の存在。「力のトライフォース」の所有者。『時のオカリナ』以降は、ガノンドロフが「魔物」に変身した怪物の姿のことを指す。

ガノンとは、ガノンドロフがトライフォースの力を暴走させたために変貌した怪物とされる。ゼルダの歴史上、ガノンドロフが初登場した『時のオカリナ』は、同時にゼルダシリーズの歴史の「始まり」を指すため、ガノンは人間であった時の名がガノンドロフだったとみられる。宮本は『時のオカリナ』発売前に、「今作の最後にガノン誕生の謎が分かる」と話していたこともあった。

魔王ガノンの容姿は、シリーズを通して多少の違いがあるが、、あるいはイノシシの化身である。

  • 『時のオカリナ』でトライフォース(神)の力を暴走させた結果、ガノンドロフは「ガノン」となった。その姿は、鎧をまとい巨大な2本の剣を振るう、2本足で立つ巨大な猪の化身であった。
  • 『風のタクト』では、シャドー(『夢をみる島』)を思わせる「クグツガノン」というガノンの姿によく似た巨大な人形細工を操ったが、自らは変身していない。
  • 『トワイライトプリンセス』では、より獣に近い4本足の魔獣の姿をみせた。歴史的にはそれ以降のガノンの姿は2本足で立ち、トライデントと呼ばれる三つ又の槍を振るう姿である。ガノンドロフとしての理性よりも召喚される強大な力とカリスマを持つ魔物としての側面が強い。

ガノンドロフがまだキャラクターにいないシリーズ(『神々のトライフォース』以前)では、この豚面をしたガノンがそのままラストボスとなっていた。

出演作品[編集]

ゼルダの伝説
ゼルダをさらった悪の根源で、ブタの姿のガノンとして登場する。また、続編の『リンクの冒険』にも名前のみ登場する。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース
かつて偶然聖地を発見した盗賊団の首領。血みどろの仲間割れの末に勝ち残り、トライフォースを手に入れて聖地を「闇の世界」と変えた。その後は「光の世界」をも手に入れようと侵略していったが、七賢者によって「闇の世界」に封印され、「光の世界」への帰り方がわからなかった為、自身の分身アグニムを「光の世界」に送り込み、七賢者の子孫の娘たちを生贄に捧げて「光」と「闇」の世界を繋げようとした。
かつては人間の姿であったが、今作では豚の姿のガノンとして登場する。
ゼルダの伝説 夢をみる島
正確にはラストボスの変身形態の1つとして登場する。攻撃パターンは『神々のトライフォース』のガノンと同様、斧を回転させて火の鳥を召喚してくる。
こちらの攻撃は回転切りもしくはダッシュ切りしか通用しない。
ゼルダの伝説 時のオカリナ
百年に一度しか男が生まれない砂漠の民ゲルド族の出身にして生まれながらの王でありながら野心家で、ゲルド族だけではなくハイラル全土を支配しようと目論む。その後、リンクがマスターソードを引き抜き眠りについていた際、聖地に侵入し、トライフォースを手に入れようと触れるが、「知恵」か「勇気」のどちらかが欠けていた為にトライフォースは三つに分裂し、ガノンドロフのもとに残ったのは「力のトライフォース」だけだった(これは生まれながらの王であり、全てにおいて優れていたガノンドロフには「勇気」が理解できなかった為と思われる)。しかし、「力のトライフォース」を用いて、7年後にはハイラルを支配する魔王として君臨している。
7年後に全てのトライフォースを手に入れる為に、「知恵」を持つゼルダを誘拐し、「勇気」を持つリンクと戦うも、リンクに倒される。しかし、死亡しておらず、力のトライフォースが暴走し、魔王ガノンへと変貌するも、リンクに再び倒され、賢者たちによって「力のトライフォース」ごと封印される。この時に「力のトライフォース」ごとガノンを封印したことが、後のハイラルを滅亡へと追い込む大きな要因となっていった。
ガノンドロフの時は魔力の弾を、魔王ガノンの時は二本の大剣を使って戦う、後に宮本茂はインタビューで「今作で魔王ガノンの誕生の秘密が明かされる」と発言しており、ゼルダの伝説を時代順に並べた場合今作が最も若い時代である。
大乱闘スマッシュブラザーズDX』に登場するガノンドロフは、この作品のガノンドロフのデザインを踏襲している。また、『ゼルダ無双』ではこの作品のガノンドロフのコスチュームデザインに変更することが可能。
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実
ガノンの名で登場、大地の章、時空の章をどちらかクリアした状態で通信を行うと出現する真のボスで、「滅びの力」と「嘆きの力」、「絶望の力」によって蘇るとされていた。
ツインローバが復活を目論んでおり、部下のゴルゴンやベランを使って暗躍し、一連の事件によって、ホロドラムの四季の崩壊によって集められた「滅びの力」、強制労働を強いられたラブレンヌの民から集められた「嘆きの力」が集まり、最後に人々の希望の象徴であるゼルダ姫を生贄に捧げようとしたが、リンクによって阻止され、ツインローバが自らの肉体を生贄に捧げ復活した。しかし、不完全な復活のため、理性のないただの魔物として現れた。
ゼルダの伝説 風のタクト
『時のオカリナ』にて、大人リンクとゼルダ、賢者達により封印されたガノンが遥かなる時を経て復活、一度目の復活では時の勇者(大人リンク)が現れなかったハイラルを追い詰めていったが、民の願いを聞き入れた神々によってハイラルごと封印された。しかし、更に長い時を経て現世に復活し、魔獣島の主として魔物たちを操って、海の底に沈んだハイラルを再び復活させようとトライフォースを集めるが、ハイラル王が先にトライフォースに触れた為に願いは叶わず、マスターソードの力によって最後は石となってハイラルと共に海底へと沈み、再び封印される。
『風のタクト』では野心家であった『時のオカリナ』の頃と違い、年を経たためか王のような威厳と落ち着きながらも言葉数が多く饒舌な様子を見せており、その中で故郷について語った時、砂漠という過酷な世界で生まれ育ったために「ハイラルに吹く風が欲しかった」と、ハイラルの豊かな環境に渇望して支配を夢見ていたことが語られることになる。また、かつて時の勇者と戦った時のように再び紋章を持つ者が集ったのを見て、時を超えてもなお断ち切れることのない「リンク」「ゼルダ」との因縁に対して複雑な心境を語っていた。死の直前ではシリーズで唯一自らの「終わり」を暗示するかのような言葉を残し、その最期は『時のオカリナ』や『トワイライトプリンセス』のような憎しみに満ちたものではなく、穏やかなものであった。
なお、力のトライフォースを失った所為かは不明だが、リンクとの戦闘においては変身どころか魔法攻撃すらも行わず、もっぱら二刀流による格闘戦のみで戦っている。
ゼルダの伝説 4つの剣+
ガノンの名で、真の黒幕として登場、トライデントを入手するため風の魔神グフーを復活させた。トライデントはこの後の時系列の作品にもガノンの基本的な武器として度々登場することとなる、本作のガノンは厳密には過去時系列の者と同一人物では無く、『トワイライトプリンセス』で死んだガノンドロフの生まれ変わりである[1]
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
『時のオカリナ』より百数年後の世界で、『時のオカリナ』において7年後にガノンを封印した後に戻ってきた子供時代から今作へと繋がっている(『風のタクト』のガノンドロフとはパラレルワールド上の同一人物にあたる)。ゲルド族の王であったため、『時のオカリナ』の時と同じようにハイラル王に取り入り聖地に侵攻しようと目論んでいた。しかし、7年後での戦いを終えて元の時代に戻って来たリンクが未来で起こる出来事をゼルダ姫に伝えたため、聖地への扉は開かずクーデターは失敗に終わった。十数年後に後のハイラルを滅亡に追い込む危険な存在であったため、6人の賢者により処刑が決行されるが、その時に神の力を覚醒させて賢者のひとりを殺害するも、影の世界「トワイライト」に追放される。
百数年後、ガノンドロフの怨念はトワイライトの地に留まり続け、トワイライトの野心家ザントを手中に収め、ザンドを介して影の世界を征服した後、自らの魔力を使い光の世界を闇の世界に変えようとしたが、リンクとミドナ、ゼルダ姫によって倒される。『トワイライトプリンセス』では、封印されていたガノンドロフを処刑するため、当時の6賢者が創った封印剣を奪ってそれを自らの剣として使用しており、胸元にはその処刑されかけた時の傷が開いている、リンクとの戦闘においてはゼルダに憑依しての戦い、魔獣ガノンに変身しての戦い、騎馬戦、リンクとの一騎討ちと事実上の四連戦となっている。
剣術戦時にガード崩しとして使う肘打ちは『大乱闘スマッシュブラザーズ』から逆輸入された攻撃である。
大乱闘スマッシュブラザーズX』に登場するガノンドロフは、この作品のガノンドロフのデザインを踏襲している。また、『ゼルダ無双』ではこの作品のガノンドロフのコスチュームデザインに変更することが可能。
ゼルダの伝説 スカイウォードソード
『時のオカリナ』より遥か過去の世界であるため、登場はしていない。しかし、魔王「終焉の者」は顔つきなどにガノンドロフと共通点があり、終焉の者とは時空を越えて存在し続ける邪悪そのものであること、倒された際にいずれ自分はリンクやゼルダと共に輪廻して因縁が続くのであり、全ての始まりに過ぎないことを宣言するなど、終焉の者こそがガノンドロフの前世であることが示唆されている。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
豚の姿のガノンとして登場。『神々のトライフォース』で倒されたガノンが七賢者を絵にして集めたロウラルの司祭・ユガの手によって復活。そして力のトライフォースと共にユガに取り込まれ融合する。
ゼルダ無双
人間の姿のガノンドロフ、巨大魔獣のガノンともに登場し、ガノンドロフはプレイアブルキャラクターとして登場。ガノンドロフとしての容姿は『トワイライトプリンセス』時代のガノンドロフに近いが、髪が長く、雷を操るなど『スカイウォードソード』の「終焉の者」の要素も含まれている。武器としては二本の大剣の他、魔法弾を飛ばしたり魔力を纏った拳を叩きつけたり巨大な魔獣の影を具現化して攻撃する。巨大魔獣としてのガノンは作中に登場する他の巨大魔獣(ゴーマ、キングドドンゴ、テスチタート、ナルドブレア)の要素をも含んだ魔物として位置づけられている。
ストーリー中では神話の時代に封印された魔王とされ、魂を4つのかけらに分割され、うち3つが異世界に、残り1つが聖剣の神殿のマスターソードによって封印されていた。このため力のトライフォースを守護する魔女シアに目をつけ、善の心を追い出して操り、魂のかけらを解放するため各異世界に転生の扉を設置し、魔物を送り出していた。魂のかけらが3つまで集まったところでシアから離れ実体化、精神の宮殿でシアを討伐しに来たハイラル軍を襲い敗北したが、その前にリンクがマスターソードを引き抜いたことで魂のかけらが解放され完全復活。転生の扉を閉じる過程でハイラル軍に倒され時空をさまよっていたザントとギラヒムの魂を呼び戻して従え、ゲルド砂漠を拠点に軍を起こし、トライフォースの強奪を狙う。やがてラネール渓谷のラナを襲い力のトライフォースを手に入れると、続いてハイラル城を攻めてリンクとゼルダを撃破、3つのトライフォースをそろえる。その後は覚醒の準備のためハイラル城に引き込むが、その間にハイラル軍が勢いを盛り返し、ハイラル軍がハイラル城に攻め込んできたところで覚醒し自ら戦場に出るが敗北、トライフォースの力が暴走し巨大魔獣ガノンに変貌。ガノンも退けられ、奪還されたトライフォースの力で再び封印された。

その他の出演作品[編集]

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
2作目『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降の作品で隠しプレイヤーキャラとして参戦している。
『DX』においては同作品に登場するキャプテン・ファルコンモデル替えキャラとして制作されており、基本モーションが一緒である。開発者の桜井政博によると、ガノンドロフの登場予定はなかったが、キャプテン・ファルコンと体型が似ておりモーションの流用がきくことと、登場要望が多かったことが重なったため採用された[2])。このため、オリジナルとモデル替えとで、参戦元のシリーズが一致しない唯一のキャラとなっている。なお、『X』では動作モーションに共通点こそあるが、キャプテン・ファルコンとは別のプログラムが用いられている。
キャプテン・ファルコンとは全く異なる能力付けがされており、ファルコンがパワーとスピードを併せ持つのに対し、ガノンドロフは全キャラクター中最低クラスの運動能力と、最高クラスのパワーを持つという完全なパワーキャラとなっている。ファルコンが赤い炎を纏せた格闘術を使うのに対し、ガノンドロフは紫色に燃える闇の炎や電撃を纏せた格闘術を使い、この紫の炎は『DX』では「紫炎」、『X』では「暗黒」という名称の属性である。また、同シリーズに出ているシークと同様に「ハイラルではない異国の戦士」という事を強調するためか、技名は「魔人拳(まじんけん)」や「雷神掌(らいじんしょう)」など漢字で表記されたものが多い。
対戦回数が一定値に達する以外の出現条件に関しては、必ずリンクかゼルダに関することが条件に絡んでいる。
なお、肩書きがゲーム中のものと公式サイト『スマブラ拳!!』のものとでは異なっており、『DX』の場合ゲーム中では「魔盗賊」で『スマブラ拳!!』では「覇王」、『X』の場合ゲーム中では「魔王」で『スマブラ拳!!』では「魔盗賊」と統一されていない。
『X』から追加された「最後の切りふだ」使用時には魔獣ガノンの姿に変身し、正面に向かって強力な突進攻撃を繰り出す。
シリーズの「イベント戦」や『X』のアドベンチャーモードでは原作どおり正統派の悪役として扱われているものの、『スマブラ拳!!』上のカメラコンテストや『X』におけるデータ配信などでの公開されたスナップ写真(おもしろ画像)ではギャグキャラクターとしての登場が非常に多く、『X』の投稿画像にいたってはキャプテン・ファルコンやスネークワリオなどと並んで最多クラスの登場率だった。
大乱闘スマッシュブラザーズDX
隠しキャラとして参戦。デザインは基本的には『時のオカリナ』と同じだが、細かいところでは2000年の「E3」、「スペースワールド2000」で公開されたデモムービーに登場したガノンドロフが元となっている(勝利時に振り回す先端がヘラ状になった大剣(史実の剣でいうと処刑用剣の形状に近い)やマントなど。なおこの剣は後に『トワイライトプリンセス』の剣士の敵タートナックも使用している)。
上記のように、移動などは遅いが全キャラ中最高のパワーを誇り、魔人拳は彼の代名詞である。CPのガノンドロフは知能が高く、他CPと比べても勝率が高い。場合によっては弱攻撃でも相手を倒せるほどのパワーを持つ。なお、勝利画面で持っている剣は実際には使う事は出来ない。
大乱闘スマッシュブラザーズX
前作同様、隠しキャラとして参戦。デザインは『トワイライトプリンセス』仕様。『スマブラ拳!!』いわく、『トワイライトプリンセス』デザインのガノンドロフの恰幅がよかったため、それにあわせて「おっさん体型」になったと紹介している。
パワーキャラであるということが更に強調され、パワーが上がるとともに前作よりも全体的に遅くなっているが、一部の技のスピードは上がっている。その他横必殺ワザ(「地竜拳(ちりゅうけん)」から「炎獄握(えんごくあく)」に変更)や上スマッシュ攻撃など一部の技に変更が加えられている。デザインのモチーフとなった『トワイライトプリンセス』では大々的に使っていたのにも関わらず、今回も武器は一切使う事が出来ないが、アピールで剣を取り出し、仕舞う動作だけは見せる。これは『スマブラ拳!!』でも「使えよ!!」と突っ込みを入れられた。
アドベンチャーモード『亜空の使者』におけるガノンドロフについては、亜空軍を参照。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
引き続き隠しキャラとして参戦。デザインは前作『X』と同様に『トワイライトプリンセス』を踏襲したものだが、原作のように胸に剣で貫かれた傷(七賢者に処刑されかけた際のもの)がある姿となった。
必殺ワザのカスタマイズとして、通常必殺ワザ「魔人拳」をパンチ攻撃から大剣(このデザインも『トワイライトプリンセス』原作の者)の突き攻撃「魔人剣(読みは魔人拳と同じく”まじんけん”)」に変更する事ができ、シリーズで初めて剣を使った攻撃が可能となった。
なお上記のように隠しキャラだが、3DS版のゲーム紹介映像が初公開された際に、ピカチュウが映るシーンでガノンドロフも一瞬だが映ってしまっているというミスがあった(現在公開されているものでは訂正されている)。

声優[編集]

その他[編集]

  • 『時のオカリナ』でリテイクされた時の外見のモデルは、俳優のクリストファー・ランバートである[3]
  • 上記のように、日本版で「ガノンドフ」の表記は誤りであるが、日本語で“dorf”は音写されると「ドルフ」となる場合が多い(ドイツ語で“dorf”は「村」を意味するためドイツの地名に多く、その地名の音写時は「ドルフ」と訳すのが一般的である)。なお、同じく任天堂のキャラクターであるアンドの綴りも“Andorf”である。ちなみに、ゼルダの伝説シリーズで日本語版と英語版で音写が異なる例は、夢幻の砂時計で登場する「ラインバック/Linebeck」や蜘蛛のようなモンスター「スタルチュラ/Skulltula」など、いくつも散見される。

脚注[編集]

  1. ^ ハイラル・ヒストリア ゼルダの伝説大全 69P、119Pより
  2. ^ 速報スマブラ拳!! 2001.12.18 ガノンドロフ
  3. ^ ほぼ日刊イトイ新聞 樹の上の秘密基地 第1回 「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の情報・産地直送! (第1回の6) 今度のゼルダの敵「ガノンドロフはワルでもイイオトコ」らしい。