ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
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| ジャンル | アクションアドベンチャー |
|---|---|
| 対応機種 | Wii ニンテンドーゲームキューブ |
| 開発元 | 任天堂 |
| 発売元 | 通常版:任天堂 |
| 人数 | 1人 |
| メディア | Wii: Wii用12cm光ディスク GC: ニンテンドーゲームキューブ用8cm光ディスク |
| 発売日 | Wii: GC: |
| 価格 | |
| 対象年齢 | 通常版:CERO:B(12才以上対象)[Wii][GC][1] ESRB:T(Teen)[Wii][GC] PEGI:12+[Wii][GC] OFLC:M(Mature 15+)[Wii][GC] USK:12才以上対象 GRB:All(全年齢対象) |
| コンテンツ アイコン |
|
| デバイス | Wii: ヌンチャク対応 |
| 売上本数 | |
| その他 | GC: 任天堂オンライン限定販売 |
『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』(ゼルダのでんせつ トワイライトプリンセス、The Legend of Zelda: Twilight Princess)は、任天堂開発・発売のWii・ニンテンドーゲームキューブ専用ゲームソフト。
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目次 |
[編集] 概要
ゼルダの伝説シリーズの一作品である。2002年にニンテンドーゲームキューブ(以下GC)で発売された『風のタクト』とは打って変わって、世界がリアルな雰囲気に構成された作品。また、製作側もリアルリンクの最初の作品である『時のオカリナ』を「超える作品」を目標として製作した[要出典]。
ゲーム業界大手の1UP.com、CVG、EGM、Game Informer、GamesRadar、IGNやアメリカの有力新聞のワシントン・ポストなどでシリーズ最高傑作として迎えられた[2][3][4][5][6][7][8]。またX-Play、Game Trailers、1UP、Electronic Gaming Monthly、Spacey Awards、Game Informer、GameSpyをはじめとする多数の機関で最優秀賞であるGame of the Yearを獲得するなど、数々の賞を受賞した。
本作の目玉として、主人公のリンクが狼の姿に変身することや、本格的な騎馬戦、Wiiリモコンを生かした新しい操作性などが挙げられる。
[編集] 開発と発売
2004年度のE3で初めて発表し、会場からは拍手喝采を浴びた(詳しくは、「その他」の項を参照)。翌年の2005年度のE3では大賞である、Best of Showを受賞している。
2005年のE3で『The Legend of Zelda: Twilight Princess』というタイトルが任天堂から発表されてから、直訳であり正式名称ではない「ゼルダの伝説 黄昏の姫君」が通称として知れ渡るようになっていた。
2006年9月14日に幕張メッセで行われた「Wii Preview」にて、正式名称『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』が発表された。
Wii版は先行発売された北米で発売から8日間で約45万本を売り上げ[要出典]、これは本体購入者数の実に8割近くにあたる数字で、依然北米では業界を代表するキラータイトルになった。日本では発売2日で約14万本、欧州でも発売2日で約24万本を売り上げ[要出典]、ローンチタイトルとして大きな役割を果たした。GC版は北米ではWii版から遅れること約1ヶ月後に店頭販売され、Wii版には及ばないものの売り上げチャートの上位にランクイン(初月売上約50万本を記録)するなど好調な売り上げを記録した。また発売直後にWiiを買った人の4人に1人はトワイライトプリンセスを買っているとして最も売れたゲームとしてギネスブックに掲載された。現在のところ、Wii版とGC版を合わせて全世界での累計販売本数は約675万本となっている[要出典]。
当初はGCでのみ発売を予定していたが、後にWiiでも発売されることとなった(後述)。なおシリーズ中で、新ハードのローンチタイトルとしての発売は、ファミコン ディスクシステムと同時発売だった、初代『ゼルダの伝説』以来20年ぶり。また、2つのハードでのマルチ販売は初めてとなる。日本では2つのバージョンが店頭に並ぶことによるユーザーの混乱を防ぐためとして、GC版はオンライン限定販売となった。
また、本作はCEROレーティング「12才以上対象」(新区分の「B」)[1]であり、これは本シリーズでは初となる(「その他」の項を参照)。
2008年5月1日には、本作のポリゴンなどを再利用したガンシューティングゲーム、『リンクのボウガントレーニング』が発売された。このゲームは「全年齢対象 (A)」である。
[編集] ストーリー
トアル村に暮らす牧童のリンクは、ある日、村で唯一の剣士モイにハイラル城に献上品を届ける大役に推薦される。次の日、イタズラ好きのサルを追いかけていった村の少年タロが魔物に捕まってしまったことを知ったリンクは、愛馬エポナに乗り魔物を倒してタロとサルを救出することに成功するが、その時にエポナに怪我をさせてしまう。 さらに次の日、ハイラル城に献上品を届けに行く直前に幼馴染の少女イリアにエポナに怪我をさせたことをひどく怒られてしまう。イリアに謝りに泉へ行くと突然魔物に襲われ、イリアと村の子供達がさらわれてしまう。イリア達を助けるために魔物を追いかけていったリンクはトワイライトと呼ばれる世界へ足を踏み入れた事で狼に変身してしまい、そのまま気を失う。目覚めた時には、どこかの牢屋に幽閉されていた。すると目の前に「ミドナ」と名乗る魔物が現れる。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
[編集] 世界設定
本作の時代設定は『時のオカリナ』でガノンドロフを倒した後に、リンクが戻った7年前の時代(『時のオカリナ』のエンディング)から百数年後の世界という設定である。そのため、『時のオカリナ』のエンディングで現代に戻った少年リンクが少女ゼルダ姫と共にガノンドロフの野望を未然に防いでおり、(砂漠の処刑場でその顛末が語られる)『トワイライトプリンセス』の世界には「時の勇者」の伝説は存在しない。同じく『時のオカリナ』の続編と位置づけられる『風のタクト』とはパラレルワールドの関係となっている(『時のオカリナ』のエンディングにおいて、時間軸の分岐が発生して並行世界が生じているため)[9]。
※大人リンクがガノンドロフを封印した直後の世界の数百年後が『風のタクト』、その世界にいた大人ゼルダの力によりリンクが元の時代に戻ってから百数年後が『トワイライトプリンセス』となり、時代系列上で見れば『ムジュラの仮面』の後の話ともなる[9]。
[編集] 前作などとの主な変更、追加要素など
3Dゼルダにおける基本的システムの変更は行われておらず、『時のオカリナ』とそれ以降のものを受け継いでいる(Wii版は大きく変更したとも言えるが、元々違う種類のハードを使っているために、Wiiリモコンとクラシックコントローラとの中間的位置にある場合がある)。
本作品で従来作品から改良・変更されている点を以下に挙げる。
- Wiiリモコン
- Wii版も発売されることになったので、Wiiリモコンとヌンチャクの機能を活用した操作方法が取り入れられている。初発表時は、Bボタンで剣を振るようになっていた。しかし体験版をプレイした人のほとんどが、剣を振る際に思わずリモコンを振ってしまっていたため、Wiiリモコンのモーションセンサーに対応させることとなった。
- Wiiリモコンを振ると剣を振り、射撃はWiiリモコンのポインティング機能を活用するなど一体感を重視している。ヌンチャクを振ることでとっさに回転斬りを放つことができ、Wiiリモコンとヌンチャクは軽く振るだけで良いなど、実際にゲームをプレイする際の操作性にも配慮しており一体感との両立が図られている。
- また、Wii版ではシリーズお馴染みの謎解き音や、剣を振ったり矢を放ったりした時の効果音はWiiリモコンの内臓スピーカーから出力される。ただしその弊害として、このゲームではWiiリモコンの電池消費がほかに比べて激しい。
- コントローラが従来とは根本的に考え方が異なるものに変更されたのに伴い操作体系も変更された。
- その結果、リンクの利き腕が左から右手に変更されている。右手でWiiリモコンを振った際、リンクが左手で剣を振ることに違和感がある事と、プレイヤーに操作キャラであるリンクとの一体感をより楽しんでもらおうという開発側の配慮に寄るものである[要出典]。そのため元になっている作品(GC版)のミラーモードという位置づけで、設定上ではリンクの利き腕は左利きのままとされている。
- 騎馬戦
- オカリナで登場した乗馬であるが、乗馬における戦闘、騎馬戦での行動が大幅に増えている。また、それを利用したイベントもいくつか存在する。剣を振る・アイテムを使うなどの大抵のアクションが乗馬中にも行えるようになった。
- 魔法
- 本作では基本的にリンクが魔法を使用しないため、魔法ゲージは存在しない(ただアイテムにより攻撃ではないが仕掛けを動かせる物はある)。そのため、新たな魔法の習得や魔法ゲージの増加などを担当していた大妖精は本作では登場しない(大妖精は別の形で登場する)。
- 剣動作
- 走り続けながら剣を振れるようになるなど、操作に細かい改良が加えられた。
- 回転斬り
- Wii版はヌンチャクの回転方向に、対応して回転斬りを行う。
- GC版は従来のと同じくBボタンを長押しするかコントロールスティックを回転させてから攻撃、で回転斬りを行う。従来までは一度剣を振ってから溜め動作に入ったが、本作ではすぐに溜め動作に入るようになり、剣を振り始めるタイミングがBボタンを放した時に変更された。
- Z (L) 注目
- 以前まではマニュアルで盾を構えたが、本作では注目した時に自動的に盾を構えるようになった。
- 飛び道具を使う敵に対しては基本的に隣接するまで注目できなくなった。そのため、素早く接近して倒すか、自力で狙いながら飛び道具で応戦する必要があるが、接近できない場所に居ることも多い。
- 狼リンク
- 主人公のリンクはトワイライト(後述)に入ると、強制的に狼に変身してしまい、特定のイベントをクリアするまで自力では元に戻れなくなる。「マスターソード」を入手した後は狼、人への変身が任意でいつでも行えるようになる(ただし、人がいないか人に見られていない場所に限る)。
- 狼の姿では脚力に優れ、深い砂地や深い雪原を安全に移動できるほか、跳躍によって狭い足場を次々に伝って移動する事が出来る。また狼の鋭敏な感覚を発揮する「センス」の能力により、魂となった存在を目視したり、覚えた匂いを追跡することができる。手を使用するアクションは行えないため、各種アイテムは使えず、ドアを開けることもできない(代わりに柔らかい箇所の地面を掘り進んでくぐることができる)。人間とは会話する事はおろか、多くの場合こちらを怖がって逃げ出したり、警戒して攻撃をしてくるなどの反応を示すが、そのかわり動物達の言葉が解る(ただし、喰う喰われるの関係にあるからか、山羊は逃げるため話せない)ようになる。攻撃手段は噛み付きが主となる他、ミドナの魔法によるサポートを得られる。また同じくミドナの力を借りる事で、影の使者を倒した後に残る「ポータル」を利用してワープできる(ワープをするときはダンジョン内など一部では使用は不可)。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、狼リンクのフィギュアを見ることができる。
[編集] 用語集
- トワイライト
- ザントが影の結晶により光を奪った領域(元は光の世界の一部)で、光の世界では遠くから見ると金色の雲が領域内を覆っている様に見える。
- 光の世界の生物は影の者の力を借りない限り外から立ち入ることが出来ず、内部では影の存在以外の生物は魂だけの存在となる。しかしリンクだけは、この領域に入ると魂になるのではなく、獣(狼)になるが、その領域の光を取り戻さない限り元の姿に戻ることはできない(脱出することは「ポータル」を使うことで可能)。
- ハイラル
- ゼルダシリーズお馴染みの神々が住んでいるという大地。本作でも舞台となる。また、絶景ポイントも顕在しており、太陽は東の山から昇り、夕日はハイラル城をバックに沈むなどの細かい演出がなされていた。
- 影の結晶石
- 光の精霊達が「黒き力」と呼んでいる石で、かつて光の精霊達が聖地を魔力で治めようとした者達の魔力を封じ込めたもの。光の世界の生物は、触れると異形の化け物と化す。全部で3つの欠片に分かれている。
- 陰りの鏡
- 神々が光と影の世界を結ぶ鍵として用意した鏡だが、ザントによって4つの破片に分かれてしまっている。影の結晶石と同様に魔力が宿っているため、光の世界の生物は、触れると異形の化け物と化す。
- 影の世界の一族の選ばれた長にしか粉々に破壊できない。そのため、選ばれた長ではないザントには4つの破片にすることしかできなかった。
- 破片の在処は、鏡の間に1つ、雪山の奥に1つ、古の森に1つ、そして天空に1つずつある。
- 影の世界
- ミドナや影の住人達が暮らす、リンクやゼルダ達が住む光の世界と対となっている世界。かつて聖地を魔力により治めようとした者達が、光の精霊達により魔力を結晶石に封じられた後に、神によって追放された場所であり、ミドナを含む影の住人達はその者達の末裔である。普段は黄昏時の光のように輝く穏やかで平和な世界。トワイライトはそもそもこの影の世界の領域を広げるためにザントが作り出したものであり、影の世界とトワイライトの領域の性質はほぼ同じものである。
[編集] 登場人物
「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスの登場キャラクター一覧」を参照
[編集] 敵
[編集] 雑魚敵
- デクババ
- 食虫植物型モンスター。普通の草と同じように地面から生えているタイプと天上から生えているタイプがおり、どちらともこちらを見つけると噛みつくと同時にこちらの自由を奪い、持続的にダメージを与え続けてくる。特に、後者の何も抵抗しなかったときの攻撃力は後半のボスの攻撃力にも劣らないほどのダメージである。
- ヘビババ
- 体色に赤みを帯びている以外デクババとは容姿が変わらないが、こちらは茎を切られてもそのまま茎から離脱してこちらを追ってくる。
- ボコブリン
- 本作で最もオーソドックスな敵の1つ。棍棒やナタを手にしたゴブリン。ゲーム開始直後から最終ダンジョンまでいたる所に現れる。
- ブルブリン
- キングブルブリンの手下。武器は棍棒や弓矢など様々。
- カーゴロック
- 小型の翼竜のようなモンスター。上空からリンクをしつこく追い回し、攻撃してくる。
- スモモチャンゲームでも使用される。
- 影の蟲
- ハイラルの光の源である「光の雫」がトワイライトの魔力に取り憑かれ、魔物と化したもの。各地方にいる全ての影の蟲を倒せば、トワイライトに侵食された土地に光を取り戻すことができる。
- 影の使者
- 体全体が黒ずくめの、影の世界の上級戦士。顔らしきものはあるが目・口・鼻などは無く、不気味な姿をしている。「ポータル」を通って異次元から召喚され、ハイラルを襲撃する。戦闘では複数で登場し、それらをすべてを倒すまではその場を離れることはできない。また、仲間が倒されて最後の1匹になると雄叫びを上げて仲間を蘇生させる能力を持っている。その正体はザントの力で魔物に変えられた影の世界の住人。因みに、影の使者に襲われた者は影の使者になってしまうという。
- 影の怪鳥
- 体全体が黒ずくめの、影の世界の巨鳥。同じく顔はあるが輪郭は不定形で、目も嘴も無い。トワイライト領域でタカ笛を吹くと登場し、笛を吹いた者の命令に忠実に従う。
- スタルチュラ
- 体の部分に髑髏の模様があるものと、そうでないものの二種類が存在する。
- 足でこちらの攻撃を防ぎながら噛みついてくるタイプや、天井からぶらさがって待ち伏せしているタイプがいる。制作中のムービーでは、後者が糸をリンクの全身に巻き付け、顔に向かって足を絡ませ続け、ライフを奪う攻撃を行っている。
- バクダン虫
- 丸っこい胴体をした昆虫。攻撃されると爆発する。巣穴に棲んでおり、そこから顔を出すだけであまり積極的な攻撃を仕掛けてくることはない。爆発するという特性を逆手に取り、謎解きに利用する場面もある。
- ギブド
- 大剣を持っているミイラ。こちらを見つけると恐ろしい声を張り上げ行動を封じ、ゆっくり近寄ってきて高威力の大剣を振り下ろす。
- チュチュ
- スライムのようなモンスター。いくつかの色のものが存在し、倒すとゼリーが出てきてビンに入れることができる。ゼリーを使用したときの効果は色によって異なる。なお、今作では風のタクトのように調合してもらう必要は無く、入手すればそのまま使えるようになった。また、合体して大きくなることもあり、黄色と青のチュチュが合体することで通常では出てこない緑のチュチュが出たりする。
- マグポール、タドポール
- マグポールは溶岩、タドポールは水中から現れるモンスターで、両者ともに石を吐いて攻撃してくる(他の作品のオクタロックの特徴を受け継いでいる)。
- スタルフォス
- 骸骨剣士。爆弾で爆破しないと復活する。
- スタルベビー
- スタルフォスやリンクより体が小さく、身分も格下と思われる骸骨の戦士。集団で現れる。
[編集] 中ボス
ここでは、各ダンジョンの中ほどに登場し、ダンジョンアイテムを守っている特別に強い敵を中ボスと呼ぶことにする。
- ウーク (Ook)
- 森に棲むボスザル。影の力に飲み込まれて理性を失い、仲間のサルやリンクを攻撃しようとする。影の力を宿したブーメランを自在に操って戦う。攻撃力は高くないが優れた移動能力を持っており、素早く距離を取ってブーメランを投げてくる。なお、ウークから影の力を取り払ってやると、ババラントとの戦いに加勢してくれるようになる。「森の神殿」の中ボスで、倒すと「疾風のブーメラン」を入手できる。
- ダンゴロス (Dangross)
- 鎧を身に纏った屈強なゴロン。ゴロン一族の宝と言い伝えられる弓矢を守っている。その高い防御力と体の重さで攻撃を寄せ付けない。戦闘時には、体を丸めて高速で転がるという破壊力のある技を使う。名前の由来は"dangerous"。「ゴロン鉱山」の中ボスで、倒すと「勇者の弓」を入手できる。
- デグトード (Deku Toad)
- ジメジメした場所を好む巨大なカエルの魔物。神殿の天井にへばりついて生活する。巨大な体を活かした天井からの落下攻撃を得意とする。また背中に背負った数多の幼生デグトード達も戦闘に参加する。「湖底の神殿」の中ボスで、倒すと「クローショット」を入手できる。
- ゴベラの剣 (Sword Of Gobela)
- 地下深くに封印されていた邪悪な剣。素早い動きで侵入者に斬りかかる。一見、剣がひとりでに動いているように見えるが、剣を操る正体は悪魔のような姿をした幽霊「ベリアント」である。しかし人間の目では正体を見破ることはできない。「砂漠の処刑場」の中ボスで、倒すと「スピナー」を入手できる。
- ハンマーナック (Hammerknuckle)
- 巨大なハンマーを豪快に振り回す、重鋼装の兵士。破壊力抜群のハンマーを体の周りに振り回しながら移動するのでうかつに近寄れない。さらに鋼鉄の鎧を纏っていて防御も高いが、尻尾が無防備であるため背後からの攻撃には弱い。ハンマーナックとの戦いでは特にバトルフィールドが狭く、戦いにくい原因のひとつとなっている。「雪山の廃墟」の中ボスで、倒すと「チェーンハンマー」を落とす。
- タートナック (Tartknuckle)
- 盾と鎧を身に着けた剣の達人。その剣技は攻防共に秀でており、リンクの連続攻撃を全て一本の剣で受け止めるという離れ業も見られる。重装の際は巨大な大剣を振るい、装甲を失った後はこれを投げ捨て、小回りの利く長剣に持ち替えて戦う。「時の神殿」の中ボスで、倒すと「コピーロッド」を入手できる。
- ハイラル城・大妖精の洞窟でも一般の敵として登場する。
- ガーナイル (Garnaile)
- 背中の羽で空を飛ぶ翼竜の剣士。空中を飛び回って敵を翻弄し、そこから急降下して素早く攻撃を打ち込む。なお同タイプの敵として「リザルナーグ」も存在する。「天空都市」の中ボスで、倒すともう一つの「クローショット」を入手でき、二刀流の「ダブルクローショット」になる。
- ファントムザント (Phantom Zant)
- ザントの作り出した実体のないホログラム。トワイライト領域を作る黒い霧が集まってできている。戦闘では異空間から影の魔物を召喚して戦わせる。一方、ファントムザント本体は、瞬間移動を繰り返したり離れた場所からエネルギー弾を撃つなど、遠距離戦を得意としている。「影の宮殿」の中ボスで、倒すと「ソル」を入手できる。
- キングブルブリン (King Bulblin)
- ハイラルを荒らし回るブルブリン軍団のボス。イリアをさらった張本人。「強いものに従う」というのがポリシーで、ガノンドロフに味方している。戦闘では凄まじい怪力を発揮し、大斧を振り回して豪快に戦う。角笛でポータルを作ることもできる。移動時は巨大な猪豚・キングブルボーに乗る。「ハイラル城」の中ボス。ちなみに、キングブルブリンは喋ることができる。
[編集] ボス
本作のボスはほとんどが異名に「覚醒」という言葉が入っている。
- 覚醒寄生種 ババラント (Babarant)
- 神殿の植物が影の結晶石の黒き力によって怪物と化したもの。毒の沼の中に生え、大木から栄養を吸い取りながら生活する。巨大な触手の噛み付き攻撃や毒液噴射など、植物らしからぬダイナミックな攻撃を仕掛ける。「森の神殿」のボスで、倒すと「影の結晶石」を入手できる。
- 覚醒火炎獣 マグドフレイモス (Magdoflamoth)
- ゴロンの族長ダルボスが影の結晶石に触れた結果、炎の怪物へと変貌してしまった姿。体を覆う赤黒い炎はいかなる攻撃も寄せ付けない。戦闘時にはパンチや衝撃波など力強い技を使う。その力の強さゆえにゴロン族の長老によって鉱山の奥深くに封印されていた。光る額の部分に強い魔力を持っている。「ゴロン鉱山」のボスで、倒すと「影の結晶石」を入手できる。
- 覚醒多触類 オクタイール (Octaeel)
- 湖の底に巣食う怪魚。オクタロックの派生種で、無顎類など単純な下等生物がモチーフとなっている。攻撃方法は前半は触手での巻き付き、後半は吸い込み攻撃を中心としたものである。ゼルダシリーズでは珍しい完全な水中戦となり、体長がとてつもなく長い上に水中の移動速度が速いため、オクタイールに張り付いて戦うのは容易ではない。「湖底の神殿」のボスで、倒すと「影の結晶石」を入手できる。
- 蘇生古代獣 ハーラ・ジガント (Hahra Zigant)
- ザントが古代獣の骨に影の力を与えて復活させたもの。巨大な蟻地獄の底に陣取り、獲物をおびき寄せる。骨だけではあるが強力な魔力を持っており、火の玉を吐いたり亡霊を召喚して戦わせたりすることができる。後半になると、ステージががらりと変わり、首だけで飛び回りながら攻撃してくる。「砂漠の処刑場」のボスで、「鏡の間」への入り口を守っている。
- 後半戦のときにかかるBGMは、『時のオカリナ』の恐竜系のボス戦のアレンジである。
- 覚醒大氷塊 フリザーニャ (Freezernya)
- 獣人の妻マトーニャが鏡の魔力に冒されて変貌した大氷塊。前半戦では地上で高速回転し、後半戦では空中から氷柱を落として攻撃する。氷塊は凄まじい硬度を誇り、並の武器では傷一つ付かない。中心にはマトーニャを乗せており、周囲には多くの氷柱を従え、本体を守っている。「雪山の廃墟」のボスで、倒すと「陰りの鏡」を入手できる。
- こちらが有利になった時にBGMの曲調が変わるのはどのボスも同じだが、彼女のボス戦はその部分がストリングのような楽器で演奏される。
- 覚醒甲殻眼 シェルドゴーマ (Shelled Gohma)
- 暗闇に住む、堅い殻を持った黒く巨大な蜘蛛。背中に巨大な眼を持っており、ここから炎の光線を撃つことができる(自分の子供ですら容赦なく攻撃する)。天井に張り付いてたくさんの卵を産み落とす攻撃方法は『時のオカリナ』に登場した『甲殻寄生獣ゴーマ』に良く似ている。極めて防御力が高く、やはり並の武器では致命傷は与えられない。見た目にはかなり大きな虫のようだが、その正体は目玉模様の小さな蜘蛛である。「時の神殿」のボスで、倒すと「陰りの鏡」を入手できる。
- 覚醒炎翼竜 ナルドブレア (Nardobrear)
- 天空都市を荒らしていた竜。炎を吹いて攻撃、突風を巻き起こしたりとスケールの大きい攻撃をしてくる。甲冑を身に纏っているため防御力は高い。後半戦では甲冑を脱ぎ去って身軽になり、バトルフィールドの空高くまで飛び上がる。「天空都市」のボスで、倒すと「陰りの鏡」を入手できる。
- 僣王 ザント (Zant)
- 強力な魔力を持っている影の世界の者。いろいろな幻想を見せ、過去のボスや中ボスとの対戦を応用した戦い方を求められる。戦闘中は回転斬りをして目を回したり猿の物真似をしたりするなど、見た目に反して動きがコミカル。最後には二刀流で戦う姿も見られ、その剣技はただ暴れて振り回しているに過ぎないが、力はあるため威力は高い。「影の宮殿」のボス。彼のボス戦でのBGMは、各ステージのボス戦のときに使われたBGMのアレンジである。
- 大魔王 ガノンドロフ (Ganondorf)
- 力のトライフォースと強力な魔力を持つ砂漠の王。今作のラスボス。ゼルダに乗り移って戦ったり、魔獣ガノンに変身して攻撃したりと多彩な姿を見せる。ザントと同じく最後には剣を抜いて戦うが、その実力はかなりのもの。身を翻して斬撃を交わす、剣でリンクの攻撃を押し返す、回転切りを使う、などといった達人技を披露する。「ハイラル城」のボス。
[編集] アイテム
[編集] ポーズ中に装備するもの
- 木刀
- リンクが所有する木刀。物語の序盤でタロに譲ることになる。
- トアルの剣
- モイがハイラル王家への献上品として鍛えた剣。結局献上される事なく、リンクの手に渡る。ガノンドロフやザントには全く効かない。
- マスターソード (Master Sword)
- 退魔の力を秘めた剣。大昔、六賢者によって作られた。リンクはこれを手にする事で、その退魔の力によってザントの呪いを取り除き、人間の姿を取り戻した。
- また、影の世界では「ソル」の力を得て刃から光を発するようになり、影の宮殿などにある「影」を振り払うことも可能になる。
- 勇者の服
- かつて、ハイラル王国の危機を救った勇者が着ていたという緑色の服。今作では、鎖帷子を下に着たやや濃い緑色の服。
- 物語序盤において、フィローネ地方の光を取り戻したことで、精霊フィローネの復活と同時にリンクは人間の姿へと戻り、この古の勇者の衣を授けられた。また、『スマブラX』では、色換えで(デザインはそのままの)赤や青、黄色の服にもチェンジできる。
- ゾーラの服
- 亡きキングゾーラが勇者のために作った服。息が水中で続くようになり、水泳による移動が強化されるが、炎や氷に極端に弱くなる(通常ダメージの10倍)。余談だが、ゲーム中ではある人物にその異質なデザイン性を疑われる。
- マジックアーマー
- ルピーを魔力の源にして一切の攻撃を防ぐ鎧。元は城下町にある「セレブショップ」の商品だったが、その店がなくなった後、あるサブイベントをクリアすると行くことが出来る「マロマート城下町店」で販売される。装備している間は常にルピーを消費し続け、ダメージを受けるとそのダメージ量に応じて更に多くのルピーを消費する。ルピーが全て無くなると色が変わり、ただ重いだけの鎧になってしまう。この服を着た状態でエポナに乗っている時に、ルピーが切れると重さに耐え切れず、振り落とされてしまう。
- ルピーが切れた状態だと、アイアンブーツと同じく水に沈むためにも使用できる。
- 木の盾(トアルの盾など)
- 各地で模様が違う。木でできているため矢が刺さる。火矢などが刺さった状態で構えたままでいると焼失してしまう。トアルの盾は一度燃えてしまうと二度と入手できない。
- ハイリアの盾
- 鉄で出来ているため矢も刺さらず、燃えて無くなる事もない。『ムジュラの仮面』に登場する勇者の盾に外見が酷似している。
[編集] Bボタン、十字ボタン(上を除く)で装備するもの
- カンテラ (Lantern)
- 周囲を照らしたり、たいまつに火を灯したり、何かを燃やしたりすることが出来る。使うには燃料の油または黄チュチュゼリーが必要。
- 疾風のブーメラン (Gale Boomerang)
- 風の精霊が宿ったブーメランで、従来シリーズ定番のブーメラン効果に加え、投げると竜巻を起こすことができる。また、照準をロックすることで軌道を自在にコントロールできる。『風のタクト』でのブーメラン同様最大5箇所までロックオンでき、ロックオン地点は任意で指定可能となった。敵に対して使用した場合、基本的にダメージは与えられず、旋風や竜巻による副次効果しか得られない。ちなみにこのアイテムとチェーンハンマーは、中ボスが使用したものを戦闘後に回収するという形で入手する。
- 勇者の弓 (Hero's Bow)
- かつての勇者が使ったと言う伝説がある弓。ゴロン族が守り続けていた。矢を放つことができ、爆弾やホークアイと合成可能。あるミニゲームをクリアすると、収納できる矢の数が増える。
- クローショット・ダブルクローショット (Clawshot・Double Clawshot)
- 木や足場など引っ掛かる場所をポイントして撃つとその位置まで引っ張ってくれる。遠くのアイテムを引き寄せる事もできる。クローショットは先端の形状が鉤爪であるため、従来のフックショットと違い、対象物に刺すのではなく、掴む事で効果を発揮する。金網などに引っ掛けられるようになった一方、「木材で出来たもの(宝箱、木箱、木の杭、木で出来た燭台)」には弾かれてしまうようになった。だが、木でできたタルなどは当てると壊れる。また、ゲーム後半のダンジョンにもうひとつのクローショットがあり、それを入手すると両手装備の「ダブルクローショット」となる。片方のクローショットを何かに引っかけたまま、その状態で別のポイントへクローショットを撃つ事が可能。ただし、ツタに捕まると使えなくなる。
- アイアンブーツ (Iron Boots)
- 鉄製の靴。非常に重く、硬いスイッチを押したり、水中で水底を歩いたり、突風に吹き飛ばされなくなったりするが、動きは極端に遅くなる。今作では磁力に引かれるという効果も追加された。『風のタクト』同様、ボタンアイテムになっている。
- 爆弾 (Bomb)
- ヒビの入った壁や岩などを壊せる、シリーズお馴染みのアイテム。投げる際のモーションが多少変更され、よりリアルなものになった。持ち方も基本的には従来通り、真上に両手で爆弾を抱え上げるが、走る時には肩に抱えるといった細かい変更も加えられた。
- 水中爆弾 (Water Bomb)
- 爆弾を特殊な皮で包んだ、水中でも使える爆弾。水陸両用だが、普通の爆弾に比べ持てる数が若干少ない。威力は同じ。
- ポケット爆弾虫 (Bombling)
- 足のついた自走する爆弾。用途はこれまでのボムチュウと同様だが、ボムチュウとは違い、壁にぶつかると登らず爆発する。マロマートにおける商品説明によれば、実際には虫型爆弾と言うよりは爆発する習性を持つ虫である模様。
- ほかの2種類の爆弾と違い、通常のゲーム攻略における必須アイテムではない。
- 釣り竿 (Fishing Rod)
- コリン手作りのウキ釣り用釣り竿。釣りエサなしでも釣ることが出来るが、エサを付ける事により更に多くの種類の魚が釣れる。物語の途中で釣り針が「珊瑚の耳飾り」に変えられ、ニオイマスが釣れるようになる。
- 空きビン (Empty Bottle)
- シリーズ定番のアイテム。各種クスリやカンテラ油、妖精を入れる事が出来る多用途容器。釣りエサも入れられる。前作と同じく、ガノンの光弾も撥ね返せる。
- ホークアイ (Hawkeye)
- 望遠鏡の効果。弓矢と組み合わせることで望遠鏡を覗いた状態のまま弓を射る事が出来るようになり、これによって長距離からの狙撃が容易になる。
- スピナー (Spinner)
- 巨大なコマのような古代の乗り物。地面から浮上するため、流砂や氷といった床からの影響を受けずに移動できる。また、壁に付いたレールをつたって移動したり、歯車を回したりもできる。一定時間が経つと動きが止まり、強制的にしまわれる(レールについているときは、永遠に止まらない)。
- チェーンハンマー (Ball and Chain)
- チェーンにつながった鉄球。頭上で振り回し、敵や障害物に投げつけて使用する。その破壊力は大砲に匹敵し、壊せるオブジェクト(鎧、巨大な氷、家具、ヒビの入った床や壁)は文字通り粉砕できる。ただし攻撃時の隙も極端に大きく、また抱えた状態では移動速度が大幅に低下してしまう。
- なお、岩も破壊することが出来るため、爆弾の代用品にもなる。また持って歩くだけで盾を構えるのと同じ効果があり、弓矢などの攻撃を防げる。
- コピーロッド (Dominion Rod)
- 天空都市からの使者が持つという杖。振りかざす事で光弾を飛ばす事が出来る。この光弾には攻撃力はないが、これを特定の彫像に当てると、リンクの動きに同調するようになる。時の神殿内部の過去の空間に安置されていたものであるため、外の世界に持ち出された際には、その力を失ってしまう。
- おばちゃん・おばちゃんの息子 (Ooccoo and Ooccoo Jr.)
- ダンジョンで使用する事で入り口まで転送してもらえる。もう一度使用すると前回使用した地点に転送される。キャラクターとしての詳細は天空都市の人たちを参照。
[編集] 空きビンに入れるもの
- まずいスープ・紫チュチュゼリー
- ハート1つ回復・1つダメージ・ハート全回復・ハート4分の1を残してダメージのいずれかの効果がランダムに出る。このスープはキコルの料理。
- 作りかけのスープ
- ハート2つ回復。ドサンコフがマトーニャのために作っているスープ。
- 普通のスープ
- ハート4つ回復。「作りかけのスープ」にトアルカボチャを入れるとできる。
- 赤いクスリ・赤チュチュゼリー・極上のスープ
- ハート8つ回復。「極上のスープ」は「普通のスープ」にトアルチーズを入れると完成する。なお、スープ系のものは鍋から何度でもすくえる。
- 青いクスリ・青チュチュゼリー
- ハート全回復。
- 大妖精の雫・レアチュチュゼリー
- ハートが全回復し攻撃力が2倍になる。一定時間経つか、ダメージを受けると効果が切れる。マジックアーマーを着用していても同様。
- カンテラの油・黄チュチュゼリー
- カンテラの燃料。
- ミルク
- ミルク。トアル村の雑貨屋での説明によるとトアル山羊のものであるようだ。ハート3つ回復。2回飲める。
- 妖精
- 力尽きたときにハート8つまで復活させてくれる。妖精が入ったビンを使用することでも回復可。
- はちのこ
- 釣りのエサ。買うか蜂の巣をビンを使い入手可能。飲むとハート回復。一つのビンに最大10匹入る。
- ミミズ
- 釣りのエサ。あるモンスターを倒しても出てくる。
- 温泉水
- ゴロンの里やカカリコ村で入出可能。使用すると青いクスリ(青チュチュゼリー)と同じ効果(ハート全回復)が得られる。ただ、冷めてしまうと水になる。
- 水
- ただの水。ハイラル各地にある池や川、水といえるものは何でもすくえてしまう。回復としては何の役にも立たないが、小さいトアルカボチャを成長させることができる。
[編集] ダンジョン紹介
- 森の神殿 (Forest temple)
- フィローネの森の奧に存在。サル達を助けつつ、その力を借りて攻略していく。ツタや回転する橋など、植物と風の性質を利用した仕掛けが登場する。1階層しかないが、最初のダンジョンにしては本格的な造りとなっている。
- ボス:覚醒寄生種 ババラント
- ゴロン鉱山 (Goron Mines)
- デスマウンテンのゴロン族の鉱山。マグマを回避しつつ、鉱石の磁力を利用してゴロンの長老達から族長を封印した鍵をもらうことが目的。2006年度E3、2006年度Nintendo World(Wii体験会)におけるベースダンジョンでもある。
- ボス:覚醒火炎獣 マグドフレイモス
- 湖底の神殿 (Lakebed Temple)
- ハイリア湖底にある。廊下や回転する階段を利用して、上手く水流を誘導しながら先に進む。上手に水を流して水位を変える思考力、記憶力、観察力が問われる面があり『時のオカリナ』の「水の神殿」と似ているところがある。謎解きはもちろん神殿自体が6階層に及ぶ広大な面積を持ち、体力の高い敵も登場するので難易度は高い。
- ボス:覚醒多触類 オクタイール
- 砂漠の処刑場 (Arbiter's Grounds)
- 各地方から離れた砂漠の地に築かれている。影の世界へと通じる「陰りの鏡」があり、終盤のシナリオに大きく関わるダンジョン。獣になったり人間に戻ったりして仕掛けを解く。前半は『時のオカリナ』の森の神殿のようにゴーストが奪った火を集め、後半は古代人の残した道具を使って進んでいく。流砂に足を取られたり、幽霊や虫に取りつかれて移動速度が落ちたりして思うように行動できない。
- ボス:蘇生古代獣 ハーラ・ジガント
- 雪山の廃墟 (Snowpeak Ruins)
- 北の果てスノーピークにある洋館。ここを住処としている獣人の言葉を元に捜索。氷の壁が行く手を阻み、中庭は完全に雪原と化している。廃墟に現れる体が氷で覆われた防御力の高い敵は、特別な装備がないと倒すのは困難。
- ボス:覚醒大氷塊 フリザーニャ
- 時の神殿 (Temple of Time)
- 森の最奥に隠された聖域から行くことが出来る。現代では廃墟と化しているため、まだ神殿として形を保っていた過去の世界へと行く必要がある。1階から8階まで8階層にも及ぶ高い塔のような構造。前半は塔の頂上を目指して登り、後半はある道具を活用し、古代の像を操って来た道を引き返す。棘のついた棒や電気の柵など機械的な仕掛けが多い。BGMは神殿入り口では『時のオカリナ』の「時の神殿」、ダンジョン部では「デクの樹サマの中」のBGMのアレンジが使われている。
- ボス:覚醒甲殻眼 シェルドゴーマ
- 天空都市 (City in the Sky)
- 天空に存在する都市で、そのままダンジョンにもなっている。吹き荒れる風に逆らい、時には利用する発想力が求められる。建物が古く床が抜けているところが多いため、空中戦が主となる。ゲーム序盤に手に入るアイテムの需要が高く、特にクローショットとアイアンブーツを多用する。このダンジョンでは最初からおばちゃんが仲間になっている。面積が湖底の神殿以上に広く、部屋数も他のダンジョンとは比べ物にならないほど多く、またダンジョン自体の構造もあらゆるフロアが8階層にわたって点在するという非常に複雑な構造であるため、攻略にはかなりの時間が必要。単純な部屋数・面積で考えれば、3Dゼルダ作品のダンジョンの中でもトップクラスの広さ。
- ボス:覚醒炎翼竜 ナルドブレア
- 影の宮殿 (Palace of Twilight)
- 影の世界の宮殿。前半は光球ソルを入り口まで運び、後半は影の力を光の剣で切り裂いて進む。ダンジョンの規模は他の物に比べ小さい。ただし宮殿内ほぼ全ての扉に鍵がかけてあるので、部屋数が少ない割に攻略は困難。トワイライト領域を創る闇と光を利用した仕掛けが登場する。
- ボス:僣王 ザント
- ハイラル城 (Hyrule Castle)
- 最後のダンジョン。ゼルダ姫を救うために王座の間を目指して進む。影の宮殿同様、規模は小さい。タートナックなど過去の中ボスも多数登場する。BGMは『神々のトライフォース』におけるハイラル城内のBGMのアレンジが使われている。
- ボス:大魔王 ガノンドロフ
[編集] 奥義
本作には剣を使った7種の必殺技が登場している。これらの技はゲーム内では「奥義」と呼ばれて体系化されている。奥義はかつての勇者である骸骨剣士(リンクのことを「我が子」と呼んでいるが正体は不明。フィールド上では金色の狼の姿をとっている)から教わることで1つずつ使えるようになっていく。技の中には今作初登場のものもあるが、『風のタクト』や『ふしぎのぼうし』などから移植されたものも多い。奥義は次の7種類であるが、シナリオ上必ず覚える事になる「とどめ」以外は覚えなくてもゲームの進行に影響は無い。
- とどめ
- 一時的にダウンしている敵に、文字通りとどめを刺す奥義。大きくジャンプした後、剣を下に向けて垂直に落下し、敵を完全に葬り去る。地面を這っている小型の敵にも使用できる。威力はあるが素早い敵に対しては当たりにくい。攻撃が外れると剣が床に刺さり、一定時間行動不能となる。『リンクの冒険』『ふしぎのぼうし』などに登場した剣技「下突き」のリメイク。
- 盾アタック
- 盾で敵を打ち据え、防御を崩す奥義。炎の矢などの飛び道具を跳ね返すこともできる。本作オリジナルの技である。
- 背面斬り
- 素早い横回転で敵の背後を取って斬り付ける奥義。鎧や盾で前面からの攻撃を防御している敵に有効。攻撃の際は回転斬りの要領で斬るため、周囲の敵もまとめて攻撃できる。『風のタクト』の「必殺技(横)」のリメイク。なお、読み方は「はいめんぎり」ではなく「そともぎり」である。
- 兜割り
- 盾アタックで怯んだ敵に対し、大きく跳躍してその勢いで回転しつつ、敵の頭を斬り付ける奥義。攻撃後は相手に背を向けた状態で着地するため、やや隙の大きい技。『風のタクト』の「必殺技(上)」のリメイク。
- 居合い
- 納刀したまま敵に接近し、一瞬の隙をついて素早く抜剣、袈裟懸けに斬りかかる奥義。技の性質上、相手の防御の大半は無効化できる。ただし、注目状態では使えないため狙いが定めにくく、盾を構える事も出来ない。本作オリジナルの技である。
- 大ジャンプ斬り
- 回転斬りのようにパワーを溜めて放つ奥義。敵や床に当たると剣から衝撃波が出て、広い範囲を攻撃することができる。ただし、衝撃波より剣を直接当てた方が威力は高い。本作オリジナルの技である。
- 大回転斬り
- 大きく回転しながら剣を振るい、衝撃波を放ちながら全方向の敵を斬り払う奥義。衝撃波によって普通の回転斬りよりも攻撃範囲が広く、威力も高くなっている。ただし、体力が全快している状態でしか発動できない。『神々のトライフォース(GBA版)』『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』『風のタクト』にも同名の技があるが、全くの別物である(『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』は魔力を削って放ち、『風のタクト』では同じく魔力を使用して回転しながら高速で滑って突進する技だった)。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 受賞
Spike TV Video Game Awards
- Critic's Choice Video Game Award[10]
X-Play
- Game of the Year
- Best Action Adventure Game[11]
GameTrailers
1UP
- Game of the Year 2006
- Best Adventure Game
Electronic Gaming Monthly
- Game of the Year 2006
- Best Level Design
- Best Battle System
The 2007 Interactive Entertainment Association of Australia Awards
- IEAA Nintendo Game of the Year
- Best Selling Role Playing Game[14]
The 2007 Game Developers Choice Awards
- Best Writing[15]
Spacey Awards
- Best Game of 2006[16]
Game Informer
- Game of the Year 2006
- the Game of the Month in the January 2007[17]
GameSpy
- Game of the Year
- Console Game of the Year[18]
Nintendo Power Awards 2006
- Game of the year
- Readers Pick Game of the year
- Game of the Year (Wii)
- Readers Pick Game of the Year (Wii)
- Game of the year (Gamecube)
- Readers Pick Game of the year (Gamecube)
- Best Graphics
- Readers Pick Best Graphics
- Readers Pick Best Music
- Best Adventure
- Readers Pick Best Adventure
- Readers Pick Best New Character (Midna)
- Best Story/Writing
- Readers Pick Best Story/Writing[19]
Game Freaks 365 Game of the Year Awards 2006
- Overall Game of The Year
VGcore 2006 Game of the Year Awards
- Game of the Year
- Nintendo Wii Game of the Year
- GameCube Game of the Year[20]
Fort Wayne Reader The 2006 Console Game of the Year
- Overall Game of the Year
- Nintendo Wii Game of the Year[21]
Rumor Reporter The games of the year
- Overall Game Of The Year
- Wii Game Of The Year
- Gamecube Game Of The Year[22]
The 4cr Game of the Year Awards
- Game of the Year[23]
Metacritic The Best Videogames of 2006
- Best Wii Game
- Best GameCube Game[24]
[編集] 発売ハードについて
本作は当初、GCのみで発売される予定であったが、GCの市場が衰退してきていたため、発売を延期しGC版と同時にWii版も発売されることになった。なお、本作以外で発売予定だったGCタイトルは全てWiiに移行になり[25]、本作がGC最後の新作タイトルとなった。
[編集] Wii版・GC版との相違点
2つのバージョンの違いは主に以下の通りである。
- Wii版はWiiリモコンとヌンチャクを使用。GC版はGCのコントローラを使用。
- Wii版では、妖精が画面上に飛び回り、リモコンのカーソル役を務めてくれる。名前はナビィポインタという(『時のオカリナ』のナビィとは関係ない)。
- Wii版のみ画面サイズが4:3だけでなく、16:9のワイドサイズにも対応した(本体設定によるもの)。
- Wii版は店頭販売されたが、GC版はオンライン販売のみである。店頭で中古販売されていることがある(前述。日本版のみ)。
- ボタン数や操作方法の違いから、片方のバージョンにしかできない操作がいくつかある。(例として、Wii版ではアイテムを合計4つまでセットできるが、GC版では2種類までしかセットできないなどである)
そして最大の違いは、Wii版とGC版は鏡面世界(ミラーワールド)となっており、マップやダンジョンが全て反転した状態となっていることである。本来、主人公リンクは元々左利きの設定(前作及び商品パッケージの表紙など)となっているが、Wii版はキャラクターに連動してWiiリモコンを右手で操作するため表示されるキャラクターの動きとの操作感が違い、体感ゲームとしての質を大幅に損なうものであった。そのためWii版は左右が反転した鏡面世界(ミラーワールド)になる。つまりGC版は原作・オリジナルの表示となる。
なお、フィールドマップの地形の配置はGC版が『時のオカリナ』の地形配置を継承しており、公式イラストでもリンクが左利きでミドナの仮面の欠け方もGC版とイラストが同一なため、本来はGC版がオリジナル版であったと推測される。しかしリンクが右利きでガノンドロフが左利きのWii版がオリジナルで、リンクが左利きでガノンドロフが右利きのGC版がミラーと各メディアでは伝えられている。また、ガノンドロフとリンクのトライフォースの位置もWii版では『時のオカリナ』と左右逆になっている。
ちなみに、アメリカの大手ゲームサイトであるIGNではこれに対し、"Diehard Nintendo fans were surprised to see that in the Wii version of The Legend of Zelda: Twilight Princess, franchise hero Link no longer wields a sword in his left hand."(意訳すると「頑固な任天堂ファンはリンクの利き手の変化に驚いた」)と述べた[26]。
[編集] その他
- CERO:B(12才以上対象)について[1]
- 本作は、ゲーム内に登場する「窃盗行為」と「虐待行為」がCEROの審査による「犯罪」に相当する表現とされ、ゼルダの伝説シリーズ(最近はCERO B〈12才以上対象〉以上が増えてきた)としては初めてB(12才以上対象)に区分されており、任天堂の発売するゲームソフトにおいても数少ない対象年齢(B区分以上)の付いたソフトになっている(以前のシリーズで、CEROの審査を受けたタイトルは全年齢対象となっており、暴力表現などは極力低く抑えられている)。
-
- 「虐待」については、イベント中にコリンがキングブルブリンにより棒の先につるし上げられるシーンなどがこれに該当する。
- 上記のPG12指定を受け、学年誌で連載され、ゲーム設定にも影響を与えた姫川明によるゼルダの伝説シリーズのコミカライズは、今作は行われなかった[27]。
- オクタロック
- シリーズ皆勤賞で有名であったオクタロックだが、今作では登場しない(関係は不明だが、「オクタイール」という似た名前のボスキャラは登場する。また、石を吐いてきて、それを跳ね返して倒すというオクタロックの特徴は、タドポールとマグポールに受け継がれている)。
- シーク
- 本作には開発当初シークの登場が予定されており、専用のデザインも作られたが、最終的にこれが実現する事はなかった。このデザインは後に『大乱闘スマッシュブラザーズX』で採用され、プレイヤーキャラクターの一体として登場した。
- リアルリンクの発表
- 発表当時は、トゥーン表現の続編『風のタクト2』が出ると公式な発表がされていたため、リアルゼルダの映像が出た事は多くの人にとって予想外の出来事だった。そのため一部の業界人からは批判的な声も挙がったが、『時のオカリナ』以来のファンからは「リアルリンクの復活」として概ね好意的に受け入れられた。
[編集] 攻略本
- 任天堂公式ガイドブック ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ISBN 978-4-09-106352-6 - 小学館(発売日:2007年2月3日)
- ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス パーフェクトガイド ISBN 978-4-7577-3390-9 - エンターブレイン(発売日:2007年2月2日)
- Nintendo DREAM 任天堂ゲーム攻略本 ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ISBN 978-4-8399-2294-8 - 毎日コミュニケーションズ(発売日:2007年1月31日)
- ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ザ・コンプリートガイド ISBN 978-4-8402-3772-7 - 角川グループパブリッシング(発売日:2007年1月31日)
[編集] 脚注
- ^ a b c d ゲームソフトパッケージの対象年齢マークについて B(12才以上対象)犯罪
- ^ Parish, Jeremy (2006-11-16). "1up's Wii Review: Legend of Zelda: Twilight Princess". 1UP.com. 2007-01-31 閲覧。
- ^ Robinson, Andy. "Legend of Zelda: Twilight Princess". CVG. 2008-05-22 閲覧。
- ^ Parish, Jeremy (2007 January). “The Legend of Zelda: Twilight Princess review”. Electronic Gaming Monthly 211: 56–58.
- ^ Reiner, Andrew. "The Legend of Zelda: Twilight Princess". Game Informer. 2006-12-05 閲覧。
- ^ "Legend of Zelda: Twilight Princess Review. Wii Reviews". 2008-11-12 閲覧。
- ^ Casamassina, Matt (2007-11-17). "The Legend of Zelda: Twilight Princess Review". IGN. 2007-03-19 閲覧。
- ^ "Zelda Brightens GameCube's Twilight Years" (2007-03-16). 2008-10-17 閲覧。
- ^ a b ニンドリドットコム〜青沼英二さんロングインタビュー〜『平和が戻ったハイラルから百数年後の世界』
- ^ Surette, Tim (2006-12-09). "Oblivion nabs Spike TV top honors". GameSpot. 2007-06-18 閲覧。
- ^ "BEST OF '06: Action/Adventure". G4. 2007-01-19 時点のオリジナルよりアーカイブ。2007-03-19 閲覧。
- ^ "2006 GameTrailers Awards: Game of the Year". GameTrailers (2007-01-11). 2008-09-12 閲覧。
- ^ "2006 GameTrailers Awards: Best Action/Adventure Game". GameTrailers (2007-01-09). 2008-09-12 閲覧。
- ^ IEAA (2007-02-26) (PDF). 2007 Awards Winners. Press release. 2007-06-29 時点のオリジナルよりアーカイブ。 2007-03-19 閲覧。.
- ^ "7th Annual Game Developers Award". Game Developers Choice Awards (2007-03-08). 2007-03-19 閲覧。
- ^ "Spaceys 07 - Favorite Video Game". Space (2007). 2007-06-10 閲覧。
- ^ (2007 January). “The Legend of Zelda: Twilight Princess review”. Game Informer 165: 88, 102.
- ^ "GameSpy's Game of the Year 2006". GameSpy. 2008-08-26 閲覧。
- ^ "Nintendo Power Awards 2006". Nintendo Power. 2008-09-08 閲覧。
- ^ "2006 Game of the Year Awards". VGcore. 2008-09-08 閲覧。
- ^ "The 2006 Console Game of the Year". Fort Wayne Reader. 2008-09-08 閲覧。
- ^ "The Final Post Of The Year". Rumor Reporter. 2008-09-08 閲覧。
- ^ "The 4cr Game of the Year Awards". 4 color rebellion. 2008-09-09 閲覧。
- ^ "The Best Videogames of 2006". Metacritic. 2008-09-27 閲覧。
- ^ 『スーパーペーパーマリオ』、『ドンキーコング たるジェットレース』、『アイシールド21』など
- ^ IGN: Miyamoto Talks Righty Link
- ^ 姫川明公式サイトの制作日記2007.12.24
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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