ゲーム物等級委員会

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ゲーム物等級委員会(ゲームぶつとうきゅういいんかい、게임물등급위원회)は、韓国青少年保護法に基づき設置されているコンピュータゲームの公的倫理審査機関。英語名はGame Rating Board、略称GRB

2006年10月30日ゲーム産業振興法の成立に伴い映像物等級委員会より分離される形で発足した。

レイティング表示[編集]

ドイツソフトウェア事前審査機構(USK)と同様、GRBのレイティングは法的かつ絶対的な拘束力を持っており、対象年齢に達しない者にゲームを提供(販売・譲渡・貸与・映写)した違反者は青少年保護法により刑事罰が科される。そのため、全年齢対象以外のタイトルは全て「〜歳以上対象」ではなく「〜歳未満提供禁止」と明確に表示される。対象年齢表示は色分けされており、それぞれ

ALL
緑 = 全年齢対象
12
青 = 12歳未満提供禁止
15
黄 = 15歳未満提供禁止
18
赤 = 18歳未満提供禁止

となっている。なお、このレイティングはパソコンゲーム家庭用ゲームオンラインゲーム携帯ゲームに適用されるが、アーケードゲームは「全年齢対象」と「18歳未満提供禁止」の2段階のみと規制が緩くなっている。

審査基準[編集]

2007年3月以前[編集]

2007年3月までは「性表現」「暴力表現」「犯罪・反社会的行為」「言葉づかい(スラング)」「賭博」の5項目についてが対象となり、対象年齢表示以外に以下の要素が含まれている割合を0〜3個の星で表示することが義務付けられていた。

要素\区分 全年齢対象 12歳未満提供禁止(★) 15歳未満提供禁止(★★) 18歳未満提供禁止(★★★)
性表現 性表現は皆無 若干のセクシャルな表現を含むが、性欲を刺激するものではない 女性の胸部・臀部の露出や性行為の暗喩を含むが、直接的な表現は含まれない 直接的な性行為の描写が含まれる
暴力表現 暴力表現は皆無 デフォルメされた軽度の暴力表現を含む 暴力表現が主題だが、残虐な描写は限定的または暗喩的である 暴力表現が主題であり、残虐性を強調した直接的な描写が含まれる
犯罪・反社会的行為 犯罪・反社会的行為の表現は皆無 軽微または暗喩的な犯罪・反社会的行為の表現が含まれる 直接的な犯罪・反社会的行為の表現が含まれるがその行為を賛美・助長するものではない 直接的な犯罪・反社会的行為及びその行為を賛美・助長するおそれのある表現が含まれる
言葉遣い
(スラング)
汚い言葉遣いは皆無 ごくわずかに上品ではない言葉遣いが見られる 若干の上品ではない言葉遣いが見られる 全般的に汚い言葉遣いで、青少年に有害と判断される
賭博 賭博性は皆無 若干の賭博性が含まれる 賭博性が含まれるが、射倖心を煽るものではない 賭博を主題にしており、射倖心を著しく煽るおそれがある

2007年4月以降[編集]

2007年4月に対象年齢のアイコンが現在のものに変更され、またこれ以降に発売のソフトは「対象年齢」と「対象年齢を決定する理由」となった表現のアイコンをパッケージ表面に表示することが義務付けられている(日本のコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)やヨーロッパの汎欧州ゲーム情報(PEGI)のコンテンツアイコンはパッケージ裏面のみの表示)。対象となる表現は上記の5項目に「恐怖・ホラー・脅迫」と「アルコール・たばこ・麻薬」を加えた以下の7項目となっている。全年齢対象のソフトに対しては「暴力表現」以外のアイコンは表示されない。

  • 性表現
  • 暴力表現
  • 恐怖・ホラー・脅迫
  • 言葉遣い(スラング)
  • アルコール・たばこ・麻薬
  • 犯罪・反社会的行為
  • 賭博

特に、賭博の規制は他のレイティング機関より厳しく、CEROで「全年齢対象」ないし「12才以上対象」に区分されているソフトであっても、ゲーム内にスロットマシンポーカーなどのミニゲームが収録されていることや、または「射幸性がある」と判断されたシーンの存在を理由に「15歳未満提供禁止」や「18歳未満提供禁止」に区分されているソフトも存在する(チョコボの不思議なダンジョンダンジョンエクスプローラーIIボンバーマンランドなど)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]