ザ・シンプソンズ
| ザ・シンプソンズ | |
|---|---|
| ジャンル | シットコム アニメーション |
| 製作者 | マット・グレイニング |
| 発案者 | ジェームズ・L・ブルックス マット・グレイニング サム・サイモン |
| 声の出演 | ダン・カステラネタ ジュリー・カブナー ナンシー・カートライト イヤードリー・スミス ハンク・アザリア ハリー・シェアラー |
| 主題曲作者 | ダニー・エルフマン |
| オープニングテーマ | "The Simpsons Theme" |
| 音楽 | アルフ・クラウセン |
| 国 | |
| 言語 | 英語 |
| シーズン数 | 24シーズン |
| 話数 | 508話 (エピソード一覧) |
| 製作 | |
| 製作総指揮 | アル・ジーン イアン・マックストン・グラハム ジョン・フリンク ジェームズ・L・ブルックス マット・グレイニング マット・セルマン サム・サイモン |
| 放送時間 | 21–24分 |
| 製作会社 | Gracie Films 20th Century Fox Television |
| 番組販売会社 | 20th Television |
| 放送 | |
| 放送局 | Fox |
| 映像 | SD: 4:3, 480i/576i (1989年–2009年(シーズン20 第429話)) HD: 1.78:1, 1080i (2009年(シーズン20 第430話)–現在) |
| 音声 | ステレオ (1989年–91年) ドルビー・サラウンド 2.0 (1991年–2009年) 5.1 サラウンド・サウンド (2012年–現在) |
| 放送期間 | 1989年12月17日 – 現在 |
| 年表 | |
| 前番組 | ザ・シンプソンズ・ショーツ |
| 関連番組 | トレイシー・ウルマン・ショー |
| 外部リンク | |
| ウェブサイト | |
『ザ・シンプソンズ』(原題: The Simpsons)は、マット・グレイニングが創作したアメリカのテレビアニメシリーズ。
アメリカ・FOXテレビで、1989年の放送開始から500話以上が放映されており、アメリカアニメ史上最長寿番組として知られ、2009年には20周年を迎えた。2012年2月19日に第500話目のエピソードが放映された。現在は60か国以上で20か国語に翻訳され、全世界で毎週6000万人以上が視聴している。エミー賞、ピーボディ賞受賞作品。
日本では1992年9月19日にWOWOWにおいて初放映されている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
目次 |
概要 [編集]
ザ・シンプソンズは、FOXテレビのためにマット・グレイニングによって創作されたアメリカのコメディアニメ番組である。アメリカの一般的な中産階級の家庭事情をシンプソン一家に要約して表現されており、それはそのライフスタイルを皮肉ったパロディとなっている。シンプソン一家 (Simpson family) はホーマーそして妻のマージ、息子のバートと娘のリサとマギーの5人で構成されており、架空の町であるスプリングフィールド (Springfield) に住んでいる設定になっている。そして、彼ら一家を通してアメリカの中流階級(労働者階級)の文化および社会状況を風刺的かつ強調して描き出したものになっている[1]。
その原型となるものが、短編アニメとして『シンプソンズ・ショート』という題名でグレイニングとプロデューサーのジェームズ・L・ブルックスらによって作り上げられた。当時、『トレイシー・ウルマン・ショー』という番組を製作していたブルックスから、番組内で放映するために短編アニメを作ってほしいと頼まれたグレイニングは家庭崩壊した一家をテーマとしたアニメを作ることにし、原案を作り上げる際に一家の各登場人物の名前を自分の家族の名前にちなんで名づけていった。ホーマーとマージは両親からそしてリサとマギーは妹達の名前である。だが、自分の名前をキャラクターの名前に入れるのは露骨すぎると考えたグレイニングは「マット」から「バート」に変更して命名した[2]。こうして出来上がった作品は1987年4月19日、『トレイシー・ウルマン・ショー』の番組内にて放送された[3]。その後、この短編アニメは3シーズンにわたり放映され、放送開始当初から好評を博して、30分のアニメ番組へと拡張されて、1992年から1993年にはフォックス・テレビの人気番組ランキングTOP30位内にランク・インした[4]。
1989年12月17日の放送開始以来、シリーズはシーズン24に達し、これまでに放送されたエピソードは500話を超えた。 現在、本作はアメリカで長期間放映されているコメディ・ドラマのひとつであり[5]、そしてアメリカにおいて長期間放映されているアニメ番組でもある[6]。ホーマーの台詞、「D'oh!」は英語の辞書に「いらいらしているときや失望したときに発する言葉」として記載された。また、本作は多くの成人向けコメディアニメに影響を与えた[7]。
1話20分で基本的には1話ごと完結。子供向けアニメの体裁だが、残酷描写や性描写がストレートなため、本国アメリカでは大人向けのアニメの位置付けである。政治テーマについてはややリベラルなスタンスだが、例えば銃規制を理想として賞揚する一方で規制が成就すると銃を持ったならず者が跋扈するなど、極力各層の視聴者が楽しめるよう努めている。
劇中の人間関係や各方面に及ぶ社会ネタに対するシニカルな描写が常時繰り返される一方、能天気なオプティミズムと主人公一家の家族愛を根底に据えており、乾いたユーモアをあまりストレスなく楽しませる趣向になっている。
2009年秋、第21シーズンに突入し、テレビ西部劇『ガンスモーク(Gunsmoke)』(1955年〜1975年)が保持するアメリカのゴールデンタイム最長放送期間の記録を更新した[8]。
本作の誕生 [編集]
本作はグレイニングによってジェームズ・L・ブルックスの事務所の休憩室にてそのアイデアが創造された。ブルックスから新しいショートアニメの製作を依頼された彼は、以前制作した『コミック・ストリップ』と『ライフ・イン・ヘル』のキャラクターを使用して新しいアニメの制作を行おうとしたが、著作権における問題を憂慮した彼は新しいキャラクターを作ることにし、キャラクターの名前は自分と彼の家族の名前をとって、家庭崩壊した家族を作り上げた[9][2]。
出来上がった作品は1987年4月19日、トレイシー・ウルマン・ショー中で初めて公開された[3]。アニメの制作段階において、グレイニングは簡単なスケッチを描いてそれをアニメーター達に渡していた。彼はアニメーター達がその簡単なスケッチを見栄えのする絵に修正してアニメ化してくれるだろうと考えていた。だが、その絵を修正することなくトレースして制作してしまいそれがそのまま放映されることになった。このショートアニメ時代の極初期のバージョンの絵が粗雑な出来なのはそのことに由来している[2]。
1989年、フォックス・テレビにて30分のアニメ番組となることが決定し、アニメ制作チームはそれに合わせて30分のアニメに仕立て上げた。このときの制作チームは現在マルチメディア・エンターティメント・プロダクションのクラスキー・クスポに所属している。また、放送開始の際に、ジェームズ・L・ブルックスは本作の内容についてフォックス・テレビからの干渉を防ぐために、フォックス・テレビが番組内容に干渉しないとの取り決めを結んだ[10]。グレイニングは、本作を作ることによって、これまでに放送されていた彼の言うところの「主流を占めているゴミ」にとって代わるものを聴衆に与えることが最終的な目標であると述べている[11]。
こうして1989年12月17日、クリスマス・スペシャル「シンプソン家のクリスマス」がシリーズ第1回作品として初公開された[12]。だが、シーズン1の最後のエピソード「子守のおばちゃま」は最初のノーカットのエピソードだったが、アニメ制作における問題があったために公開は先送りになり1990年5月まで放送されなかった[13]。
放送開始後、視聴率ランキングTOP30にランキング入りし、シリーズとしてフォックス・テレビで初のランキング入り作品となった[14]。また、シンプソンズのヒットにより、同時間帯に放送されていたコスビー・ショーがその影響を回避するために、放送時間の変更を行っている[15]。
1992年、『トレイシー・ウルマン・ショー』の司会をしていたトレイシー・ウルマンが、彼女の番組が本作のヒットの源だったと主張して、フォックス・テレビに対し訴訟を起こした。法廷において、彼女は本作が得た利益の分配を要求したが、その要求は却下された[16]。
本作は放送開始直後から様々な論議を引き起こしており、当時、バートが様々な迷惑行為を起こしても全く罰を受けないところは、一部の保守的な人々や子供を持つ親達に行儀の悪い子供の手本であると挙げられた[17][18]。また、当時アメリカ大統領だったジョージ・H・W・ブッシュは、「我がアメリカ合衆国の家族とは、シンプソンのような家族ではなく、ウォルトン(en:The Waltons)のような家族の強い絆で結ばれたものでなければならない」と述べている[19]。いくつかの公立学校で本作が使用されている製品やTシャツが禁止された[19]。だが、そのような禁止令などが出たにもかかわらず、本作のキャラクターグッズは最初の発売から14か月間で20億USドルを売り上げた[19]。
プロダクション [編集]
製作総指揮 [編集]
シリーズ毎のショー・ランナー達
- シーズン 1 - 2: マット・グレイニング・ジェームズ・L・ブルックス・サム・サイモン
- シーズン 3 - 4: アル・ジーン・マイク・レイス
- シーズン 5 - 6: デビット・マーキン
- シーズン 7 - 8: ビル・オークニー・ジョシュ・ワインスタイン
- シーズン 9 - 12: マイク・スカリー
- シーズン 13 - : アル・ジーン
- シーズン 17 - 現在
マット・グレイニングとジェームズ・L・ブルックスは全シーズンを通じて製作総指揮をしており、コンサルタントとして番組で様々なものを生み出している。初期の1から4シーズンで監督として番組に関わったサム・サイモンは1993年以降は関わっていないが、現在も番組の製作総指揮の1人としてクレジットされている[20]。また番組の全シーズンの制作管理およびそれらの脚本を担当する筆頭脚本家がおり、彼らショーランナーが番組制作で重要な役割を担っている[21]。
脚本 [編集]
脚本は16人の脚本家チームによってその制作がなされており、毎年12月の始めになると、彼らによってエピソードの構想が練られている[22]。まず筆頭脚本家が草案を出し、それを各セッションごとにジョークを加えるかまたは削除し、必要な場面などの挿入を行い、そして修正するごとにそれを声優たちに再読してもらい最終的な脚本を作り上げる[23]。この各セッションのリーダーはジョージ・メイヤー(En)が務めており、シーズン1からこの役割を担当している。脚本家のひとりのジョン・ヴィッティ(En)によると、メイヤーの案がエンドクレジットで他の脚本家名が出ることになった場合であっても、彼の出した案が最良であることが多いと述べている[23]。各エピソードの制作期間は6か月を擁し、その関係上最新の時事的なことについては触れないことになっている[24]。だが、オリンピックやスーパーボウルなどの定期的に行われる事柄についてはエピソード内でそれに触れることがある。
本作の脚本家の中で最多の脚本を手がけてきたのはジョン・シュワルツウェルダー(En)であり、60のエピソードを担当している[25]。また、脚本を手がけてきた人物の中で最も有名な人はコナン・オブライエンであり、彼はトークショー『レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン』の司会をデイヴィッド・レターマンから引き継ぐ前に1990年代初めのいくつかのエピソードに関わっていた[26]。また、イギリスのコメディアンのリッキー・ジャーヴェイスはシーズン17のエピソード「en:Homer Simpson, This Is Your Wife」において脚本とゲスト出演の両方を行った最初の有名人となった[27]。同じく脚本家であるセス・ローゲン(En)とエヴァン・ゴールドバーグ(En)は、コメディ映画の「スーパーバッド 童貞ウォーズ(En)」の脚本を担当し、ローゲンは映画内で声だけであるが出演している[28][29][30]。
2007年の末、脚本家達は東部アメリカ脚本家組合(En)と共にストライキを行った。脚本家達は1998年以来、この組合に参加していた[31]。このストライキよりシーズン19の23エピソードのうちの1つに何らかのの形で影響している[32]。
声優 [編集]
1つの例外を除き、エンドクレジットにはエピソードに登場したキャラクターの声優だけではなく、声だけの出演だった声優名も記載されて出てくる。まだ初期シーズンでは、フォックスと番組制作班は声優らの身元を隠すために写真の公開を避けて録音を行っていた[33]。だが、フォックスはプロデューサーの「声優達もこの番組の制作に関与した栄誉を受け取るべき」との発言を受けて、シーズン2「黄昏」(en:Old Money)において出演声優の名前が明らかにされた[34]。2003年、出演声優達はトーク番組『アクターズ・スタジオ・インタビュー』に登場し、担当しているキャラクターの声を実演した。
本作には6人のメイン声優がいる。ホーマー・シンプソン、エイブラハム・シンプソン、ピエロのクラスティおよび他の大人の男性キャラクターの声はダン・カステラネタが担当している[35]。ジュリー・カブナーはマージ・シンプソンと姉のパティとセルマそして何人かのマイナーな人物の声を担当している[35]。ナンシー・カートライトはバート・シンプソンとラルフ・ウィーガムそして他の子供達の声を担当している[35]。イヤードリー・スミスはたまに挿話的なキャラクターの声を演ずる以外はリサ・シンプソンのみを担当している[35]。また、シンプソンズ一家のキャラクター達の声の担当はしていないが街にいる多くの男性の声を担当している2人の男性声優がいる。ハンク・アザリアはモー・シズラック、ウィーガム署長、アープーなどの声を担当しており、ハリー・シェアラーはバーンズ社長、スミサーズ、スキナー校長、ネッド・フランダース、ラブジョイ牧師、ドクターヒバートの声を担当している[35]。なお、ハリー・シェアラーを除く他のメイン声優らはその秀でた声による演技力により、プライムタイム・エミー賞の「ボイスオーバー・パフォーマンス賞」を獲得している[36]。
1998年まで6人のメイン声優には、1エピソードあたり3万ドルの報酬が支払われていた。だが、同年、彼らはフォックスとの賃金について係争となった。そしてフォックスは新しい声優を用意し、声優の入れ替えを行うと彼らに対し脅してきた。この問題についてマット・グレイニングは声優達を支持した[37]。そうしてこの問題は早期に解決となり、声優達に1998年から2004年まで1エピソードにつき125,000ドルの報酬が支払われることとなった。番組の収益は上昇し続け、そして2004年4月、メイン声優らは支払われる報酬を1エピソードあたり36万ドルにするよう要求し、その要求が達成されるまで台本を読むことを停止した[38][39]。このストライキは1か月後に終結し[40]、そして声優達の要求を反映して増額され1エピソードあたり25万ドル[41]から36万ドルまでの間の金額で支払われることとなった[42]。2008年になると、声優達の新たな契約交渉が始まり、声優達は「健全なる昇給」として1エピソードあたり50万ドルまでの報酬を望み、シーズン20の制作が延期されることとなった[42]。そして、この要求も解決し1エピソードあたり40万ドルまで引き上げられた[43]。
メイン声優に加えて、パメラ・ヘイデン(En)、トレス・マクニール(En)、マーシャ・ウォレス(En)、マギー・ロズウェル(En)、そしてルシー・テイラー(En)らはキャラクター達の声の補助を行っている[35]。マギー・ロズウェルが本作から離れていた1999年から2002年まで、彼女が担当していたモード・フランダース、ヘレン・ラブジョイ、フーバー先生、ミルハウスの母ルアンの声はマーシャ・ミッズマン・ゲイブン(En)が担当していた。また、カール・ウィーダーゴット(En)は、端役キャラクターの声を担当しているが、不定期に出てくるキャラクター達の声は担当したことは無い[44]。シンプソンにおいて何度か繰り返し登場した特別ゲスト出演者としてはケルシー・グラマー、ジョー・マンテーニャ、ジョン・ロヴィッツ、A・ブルックス、フィル・ハートマン(En)などが挙げられる[45] 。
エピソードの中で多くの実在する有名人がゲスト出演しており、それは俳優、スポーツマン、作家、バンド、歌手、音楽家、科学者など多岐にわたっている。初期シーズンの頃は、ゲスト出演した大部分の人々は本作のキャラクターのうちの誰かの声を担当することによって出演していたが、しかし、後には彼ら自身が作品内でキャラクターとして登場した。本人として描かれた最初のゲスト出演者はシーズン2のエピソード「ダンシング・ホーマー」において登場したトニー・ベネットである[46]。ちなみにシンプソンズは「最もゲスト出演者の多いテレビシリーズ」としてギネスブックにも登録されている[47]。
日本語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などの言語で吹き替え放送されている。中にはフランス語とケベック・フランス語のような似たような言語でも吹き替えが行われている[48]。また、アラビア語に翻訳されたものが放送されたが、イスラム教の習慣に配慮して、番組の多くのシーンが入れ替えられた。変更されたシーンの一例としてホーマーがビールを飲む代わりにソーダを飲み、また豚肉の入っているホットドッグの代わりにエジプト風ビーフ・ソーセージを食べるなどがある。そういった変更のためアラビア圏のファンから否定的な反応が上がった[49]。
アニメーション [編集]
アメリカおよびその他の国の制作スタジオで製作されている。トレイシー・ウルマン・ショー時代はアメリカ国内にあるクラスキー・シスポ(Klasky Csupo)で制作されていた[50]。そして、本格的にシリーズが始まるとその仕事量増加に対処するためにフォックスは韓国にあるいくつかの国際的なスタジオへアニメ生産の下請け契約を交わした[50]。アメリカのアニメスタジオ「フィルム・ローマン」のアニメーター達は絵コンテの作画、新キャラクターのデザイン、背景画、プロップ、そして背景のレイアウトと作画などを行う。それらの作業は海外での作業に引き継がれる前にグレイシー・フィルム(Gracie Films)の脚本家達の作り上げたストーリーに沿って順番に作られていく。そして海外のスタジオへ送られた作品はそこでインクとペイントによる中間的な描画がなされ、アニメーションとなり、3、4か月後にはアメリカのフォックスの元へと送られていく[51]。
最初の3シーズンは、クラスキー・シスポによってアメリカ国内で製作されていた。1992年、フィルム・ローマンへ国内生産を移した[52]。それ以来、2008年現在、番組はフィルム・ローマンによってアニメ化されている。
番組がシーズン14に入ると、従来のセル画アニメーションからデジタルインクとペイントを使用するものに切り替えられた[53]。デジタルによる着色は1995年に放送されたシーズン7のエピソード「ミルハウス映画に出演!」にて初めて試みられた。また、シーズン12のエピソード「テニス・ウォーズ ホーマーの逆襲」の制作時にもデジタルインクとペイントが使用されたが、グレイシー・フィルムはそれらの定期的な使用は2シーズン後になるまで控えた[54]。
キャラクター [編集]
シンプソン一家はアメリカにある架空の街スプリングフィールドに住む典型的な中産階級の一家である[55]。一家の父であるホーマーはスプリングフィールド原子力発電所の安全検査官をしており、愚鈍で少しおかしいところもあるが冗談好きな性格をしている。また、彼はアメリカにおけるステレオタイプな主婦像を具現化したかのような女性、マージと結婚している。そして、2人には3人の子供がいる。まずトラブルメーカー歴10年のバート、そして8歳にしては早熟なリサ、あと、おしゃぶりを咥えてめったに会話を試みようとはしないマギー(たまに交信することもある)の3人である。また、一家にはペットもおり、犬のサンタズ・リトルヘルパーと猫のスノーボール2世を飼っている。ペットが主役となったエピソードもいくつかあった。番組は1989年以来延々と続き、番組内様々なイベントが発生しているが、彼ら自身は年は取らない。
番組には様々なキャラクターが登場する。ホーマーの仕事仲間、家族の親類とその友人、バートの学校の教師達や町の有名人にその他の市民などがいる。登場人物の大半はたった1回の番組制作のために冗談で大勢作られてしまった。そして番組がヒットした結果、登場人物達にも色々な役割が与えられ、彼ら自身のエピソードも色々作られていった。マットによると、番組制作のおりに見ていたSCTV(En)のお笑い番組からこの番組を作り上げるためのヒントを得たという[15]。
設定 [編集]
本作の舞台はアメリカにある架空の街スプリングフィールドである。どこの地方のどの州にあるのかは決まっていないにもかかわらず、熱心なファン達はその場所がどこなのか探すため、街の周りの地形、街の特徴、街の側にある目立つものを手がかりにして街の場所を特定しようと試みた。番組制作陣はスプリングフィールドの位置に関してさらに特定出来ないように回避を試みた[56]。スプリングフィールドという名前はアメリカにおいては結構ありふれた街の名前であり、アメリカの半分以上の州にこの名前の街がある。本作でのスプリングフィールドは、話の都合により街の地理と環境は変動的で、必要とあれば海岸線に砂漠そして広大な農地に高い山など色々なものが街に生えており、話の都合でかわることも多い[57]。マット・グレイニングによると、スプリングフィールドは彼の育った街、ポートランドにそのルーツがあり、2つの街には共通している点がたくさんあると述べている[58]。
テーマ [編集]
テーマはお笑いであるが、どの線で笑いをとるかは常に変化している。どんなテーマになろうが、話題の中心には常にシンプソンズがあるようにはしてある[55]。だが、アニメであるというその性質から本作のお笑いの範囲は通常のお笑いよりも大きい。それがゆえ、スプリングフィールドは単なる街としての存在よりも現代社会が直面する数々の問題を探求することの出来る広大なる宇宙として機能を果たしている。例えば、ホーマーが働く原子力発電所を通して視聴者に環境問題に関しての批評を問うている[59]。また、バートとリサの通うスプリングフィールド小学校を通して、教育における問題を投げかけている。巨大なるメディア産業による過激な子供向け番組と彼らの報道姿勢を挙げて、そのあり方を問うてもいる。これは製作者達の自虐的ユーモアを発揮する場として利用されてもいる[60]。
また、評論家たちは番組がやや政治的な路線を打ち出しており、またその路線は左翼的であり、この番組を観た視聴者達がその左翼的偏見に流されていってしまわないかと危惧している[61]。アルによると、自分達の作っているこの番組は政治的にはリベラル的な立場で作られていると述べている[62]。
番組の脚本家達は、しばしば進歩的な理想を批評しそれに対する考えを明らかにしている。だが、番組は全ての政治的な事柄を辛目のジョークに変えていく[63]。例えば、政府と巨大企業は一般の労働者達を冷淡に扱う存在として描写されている[62]。このように脚本家達は否定的な目線で全ての権威的な者達を番組で吊るし上げている。シンプソンズにおける政治家とは腐敗し堕落したものであり、ラブジョイ牧師のような聖職者達は教会に通う人々に無関心であり、そして地方警察は役立たずな存在である[64]。番組内では宗教に関することもよく登場している。これまでに主な宗教のほとんどが番組で取り上げられており、そして危機が発生したときにはシンプソン一家がたびたび神に助けを求めているシーンが出てくる[65]。
番組の特徴 [編集]
オープニング [編集]
番組の特徴として、番組開始時に流れるオープニングアニメーション(The Simpsons opening sequence)が挙げられる。それは第一回放送「シンプソン家のクリスマス」とハロウィーン・スペシャルを除き、定番となっており、シーズンを経るに連れて若干の変更が行われている。オープニングはまず、本作のタイトルバックからはじまり、そしてスプリングフィールド小学校でバートが教室の黒板に「黒板ギャグ」(Chalkboard gag)と呼ばれている板書をしているところが映し出される。そしてバートが学校から、ホーマーは原子力発電所から、マージとマギーはスーパーから、リサは学校の音楽室から一斉に自宅へと戻り、みんなでソファーに座ってテレビを観るという流れになっている。このオープニングは様々な箇所に小細工が施されており、特にバートが黒板に書くメッセージと家族そろってテレビを観るシーン(Couch gag)は毎回違うものになっている。また、リサが小学校の音楽室から先生に追い出され、部屋を出て行くシーンでのリサがサックスで演奏する曲は毎回違っている。ただし、一部は使いまわししている。なお、初回放送時(シーズン1)とそれ以降のシーズンでのオープニングでは、若干の変更がなされている。変更されているところは、冒頭のタイトルバックをはじめ、最初にホーマーが原子力発電所にいるシーンで彼の背後にいる人物がシーズン1ではサンドイッチをほおばる作業員だったが、シーズン2ではバーンズ社長とスミサーズに変更されており、バートがスケートボードに乗ってバス停の標識を盗むシーンはカットされ、マージが帰宅するシーンで一枚絵にスプリングフィールドの住人達が描かれているシーンが付け加えられている。この一枚絵のシーンは映し出される時間がかなり短い。また、リサが自転車で帰宅するシーンも一部カットされている。
このオープニングは番組がシリーズとして開始されたときに、デヴィッド・シルヴァーマンによって作り出された[66]。オープニング曲は、レトロな雰囲気の曲が欲しいというグレイニングの要望により、1989年にミュージシャンのダニー・エルフマンが作曲した。2日がかりで作り上げられたこの曲は、エルフマンにとってもその経歴の中でも最も有名なものとなっている[67]。
ハロウィーン・スペシャル [編集]
ハロウィーン・スペシャル(英語版ではTreehouse of Horror)は本作において年1回放送されるスペシャルエピソードである。このスペシャルは1990年のシーズン2にて初めて放送され、また、通常のエピソードと違いハロウィンの時期に合わせたテーマで3本の独立したストーリーが構成されている[68]。各話はシンプソン一家がホラー、SFあるいは超自然現象な出来事に巻き込まれたりする話となっており、また、ホラー、SFなどにおいて有名な作品のオマージュやパロディが多く含まれている[69]。なお、このハロウィーン・スペシャルは通常のエピソードとは違い、アナザーストーリー的なものとして扱われている。また、クレジットされるスタッフの名前が珍妙なものになっている。
アメリカなどにおいて、このハロウィーン・スペシャルはハロウィンの時期に放送されることになっているが、最近では、フォックスがメジャーリーグのワールドシリーズの放送契約を結んでいるため、ハロウィン以後に初放送されている[70]。
ユーモア [編集]
本作におけるユーモアは、全ての世代の視聴者達に楽しめるように、そのユーモアの範囲も幅広く様々な社会事象が番組において引用されている[71]。引用例を挙げると、映画、テレビ、音楽、文学、科学、歴史などの中からその元となるものを引き出している[71]。また、可能な場合はいつも、番組のアニメーターらは番組の中で背景として登場するものや新聞などの小物などに場違いなあるいはユーモラスな文字や身振りによるギャグやジョークをその中にさりげなく仕込んでいる[72]。だが、こういった仕掛けにかならずしも視聴者が気付くわけでもない。こういった仕込みは各所にさりげなくかつシーンが切り替わるときのような一瞬の間に仕込まれているので、視聴者が番組を録画してそれを一旦停止してからやっと気が付くようなものになっている[72]。そういったもののほとんどは英語で書かれており、そのギャグの字幕表示がなされていない場合もあるので注意が必要である。クリスティ・トンプソンはシンプソンにて使用されているユーモアについて「文化的な引用の動揺、故意に矛盾した特徴の描写、テレビ放送協定についての自己反省、テレビ番組の番組としての現状について」などが含まれていると語っている[73]。
番組では決め台詞が使用されており、主役および準主役のほとんどは少なくとも決め台詞をひとつ持っている[74]。代表的な例として、ホーマーのいらいらしたときに発する「D'oh!」、バーンズ社長の「エクセレント……」、ネルソン・マンツの「ハッハァー!」などがある。バート・シンプソンのキャッチフレーズとしては、「アイカランバ!(!Ay, caramba!)」、「パンツでも被ってろ!(Eat my shorts!)」、「Don't have a cow, man!」などがあり、番組の初期にこれらの言葉はTシャツに文字として書かれた[75]。しかし、これらの言葉が販売促進などにより一般的になってからは、アイカランバ!以外の2つの決め台詞は使用しないようになった。なお、これらの決め台詞のほとんどは最近のシーズンでは使用されていない。また、こういった決め台詞によるユーモアはシーズン5のエピソード「バートは大スター!!」において、バートがクラスティの番組に出演して、そしてひょんなことから発した台詞「俺はやってないよ!」という言葉が大衆に大受けし、その言葉を言うためだけにテレビ出演する様を描写して、こういった決め台詞だけで成り立つユーモアを嘲っている[76]。
文化への影響 [編集]
言語への影響 [編集]
本作から生まれた多くの新語が一般的な言語として取り入れられている[77]。リングイスティック・データ・コーソシアム(En)の理事マーク・リーベルマン(En)は「シンプソンズはどうやら私達の文化の熟語、キャッチフレーズ、およびその他諸々の原文引用の最大級の源として、その役割をシェークスピアと聖書から引き継いだ」と述べた[78]。最も有名なキャッチフレーズは先述の通りホーマーの「D'oh!」、この言葉は現在、かなり知られており、この言葉は現在オックスフォード英語辞典に記載されている。ただし、アポストロフィは省かれている[79]。ダン・カステラネタによるとこの言葉は、アメリカのお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」のコメディの初期の俳優だったジェームズ・フィンレイソン(En)がより長くうなるトーンで発音していたフレーズを借りたと語っている。シンプソンズの監督は、カステラネタにこのフレーズの長さを短くするように言い、そして、この言葉は同番組で有名な感嘆句になった[80]。このフレーズは国外のメディアなどでも使用され、2008年のイギリスのテレビシリーズ「ドクター・フー」のエピソードなどこの言葉がホーマーの話題に触れた折にネタとして使われた[81]。
また、バーンズの不吉な雰囲気で発する言葉「エクセレント」、ホーマーが勝ったりしたときに発する「ウォッホーッ!」、ネルソン・マンツが誰かを馬鹿にするときに発する「ハァッハー!」、そして、ウィリーがフランス人について書いた言葉「Cheese-eating surrender monkeys」、この言葉は2003年のイラク進攻の提案に対し反対を示したフランスについて保守系のナショナル・レビュー(En)のコラムニストのヨナ・ゴールドバーク(En)がこれを引用している。その後、この言葉は他のジャーナリスト達の間にも広がっていった[82]。また、シーズン7の「伝説の英雄に異議アリ!」において出てきた言葉「Cromulent」は英語辞書の「 Webster’s New Millennium Dictionary」に記載されている[83]。さらにシーズン1の「バートは天才?」においてバートが捏造したスクラブル単語「Kwyjibo」はコンピュータ・ワームの「メリッサ」(En)作者の別名の1つとして使用された[84]。また、シーズン5の「ホーマー宇宙へ行く」において、ケント・ブロックマンが発した「私は、私たちの新しい昆虫大君主を歓迎いたします」という台詞が、多くのイベントにおいて、それを評する言葉として、大衆文化に取り入れられた。この言葉は、ユーモアとして使われ、その発言は様々な変形を加えられて、偽りの服従を表すために用いられている[85]。この言葉はニューサイエンティスト(En)などのメディアでも使われている[86]。また、軽蔑的な意味のある単語「Meh」は、番組内で使われることにより、一般的な単語になっていった[87]。
テレビへの影響 [編集]
シンプソンズは、1970年代のアニメ番組『Wait till Your Father Gets Home』(En)以降のプライムタイムに放送されたアニメ番組で最初に成功した番組である[88]。1980年代のほとんどの間、専門家らはアニメ番組は子供向けのみであるべきと見なしており、また、プライムタイムに放送するに相応しいアニメ番組を制作することは採算的にもあまりにも困難なことであった。だが、本作の登場により、それまでの常識は覆った[50]。韓国にあるアニメスタジオによる着色、撮影などの委託により1エピソードあたりの制作費を安くした。本作の成功と安い生産コストは、各テレビ局にもアニメシリーズを生み出させるように促すきっかけとなった[50]。こうして1990年代にはプライムタイム向けのアニメ番組が次々と開発されていき、『サウスパーク』や『ファミリー・ガイ』、『キング・オブ・ザ・ヒル』、『フューチュラマ』、The Criticなどが誕生した[50]。『サウスパーク』は後に「Simpsons Already Did It(邦題:チン没 カートマン帝国)」にて本作を取り上げ敬意を表した[89]。
また、2000年1月9日に本作の放送枠の後に放送された『マルコム in the Middle』(En)のような実写番組にもその影響を及ぼした[7][90]。『マルコム in the Middle』は身振りによるギャグを特徴としており、大抵のコメディードラマにあるような録音された笑い声を使用しなかった。リッキー・ジャーヴェイスは、イギリスの彼のコメディ番組「The Office」にシンプソンズは多大な影響を与えたと述べた。この番組では録音した笑い声のテープが使用されていなかった[91]。
登場人物 [編集]
「ザ・シンプソンズの登場人物」を参照
ゲスト有名人 [編集]
数多くの有名人がゲストで招かれ、本人役や架空の人物役の声優として出演している。(カッコ内は出演エピソード)
出演予定のゲスト [編集]
シンプソンズ製作者達には今後のゲスト出演のスターのブックリストがあり、主役級のスター達が勢揃いしている。
受賞歴 [編集]
- エミー賞:23回受賞
- アニー賞:21回受賞
- ギネス世界記録:4回樹立
- 最も長く続いているアニメ番組:15年間
- 有名人が最も多く登場するテレビアニメシリーズ:400人以上
- ブリティッシュ・コメディ・アワード:2回受賞
- ジェネシス賞:3回受賞
- インターナショナル・モニター・アワード:9回受賞
- Environmental Media賞:6回受賞
- ピープルズ・チョイス・アワード:2回受賞
- 2002年ゴールデン・グローブ賞ノミネート
- ニコロデオン キッズ・チョイス・アワード:2回受賞
- ピーボディ賞受賞
- E Pluribus Unum賞受賞
- ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を授けられる
- タイム・マガジン(1999年12月31日号)において、20世紀における最良のテレビ・シリーズに選ばれている[92]。
- 2000年1月14日、カリフォルニア州ハリウッドにあるハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにて、その栄誉を称え記念プレートが埋め込まれた。
日本での放映およびキャラクター活用 [編集]
日本ではWOWOWにおいて1992年9月から2002年9月までに年間約20話のペースでシーズン12までが放送された。なお次回予告は、FOXでは次回のハイライトをそのまま流しているが、日本の主音声では独自のBGMにリサのナレーションが入る形になっている(副音声ではFOXのものを流している)。
2004年1月からは放送局をFOXチャンネルに移してシーズン13以降が放送、また、FOXチャンネルでもシーズン1からの放送がされた。
2008年10月からは系列局のFOXムービーに放送局が移り、2008年2月5日からシーズン15を放送開始。なお、シーズン14までは「吹き替え版」を放送していたが、シーズン15からは「字幕版」での放送となっている。2009年2月からはFOXムービー(旧:FOXムービー★SF&ホラー)で「大人気TVシリーズの全シーズンが見れる!!」のCMの中でバートが登場。2010年3月からFOXムービーでシーズン17を字幕版で放送開始。2010年8月からは、再びFOXチャンネルに戻って放送中。
その他、一部地上波テレビ放送(tvk、サンテレビジョン、KBS京都テレビ、MXテレビ、テレビ信州、北海道テレビ放送、サガテレビなど)でも放送された。日本では2000年から2002年にサントリーのC.C.レモンのキャンペーンキャラクターとして採用された。2007年11月21日には映画「ザ・シンプソンズMOVIE」のコラボ商品でミスタードーナツの「ふわふわモンブラン」のコラボCM「ふわふわモンブラン・小さな幸せ編」にシンプソンズファミリーが登場(台詞はホーマー(大平透)とバート(堀絢子)だけ)。2007年12月12日にはミスタードーナツからコラボ企画第2弾として「ザ・シンプソンズドーナツ」が発売され(味はミックスベリーフレーバーとバナナフレーバーの2種類)、コラボCM第2弾「お口の中は篇」では相武紗季の友人役の沢井美優の口の中にホーマーが登場した(声はホーマー役ダン・カステラネタで、これは原語版流用)。
劇場版 [編集]
さらに短編アニメ放送開始より20周年を迎えたことを記念して長編アニメ映画『ザ・シンプソンズ MOVIE』(The Simpsons Movie)が2007年7月27日から27日にかけて全世界で劇場公開され、約5億2620万USドルの興行収益を稼いだ。
日本では2007年12月15日から公開されたが、吹き替え版の声優はテレビ版と異なっている。なお、DVDでは劇場版とTVシリーズの声優陣による吹き替え音声が収録されている。
日本では諸事情で視聴できない作品 [編集]
何らかの理由で日本での放送を見送られた、あるいはFOXチャンネルでの放送を飛ばされたエピソードが複数存在する。
- 現在日本で視聴出来ない作品
- Thirty Minutes Over Tokyo(season10)
- Little Big Mom(season11) - ハンセン病をネタにするシーンがある。
以下の作品はFOXチャンネルでは放送されないが、DVDには収録されている。
- Stark Raving Dad(season3)「マイケルがやって来た!」
- When Flanders Failed(season3)「ホーマーの願い事」
- Another Simpsons Clip Show(season6)「恋の思い出は辛すぎて」
- A Star is Burns(season6)「スプリングフィールド映画祭」
- Round Springfield(season6)「伝説のジャズマンよ 永遠に」
備考 [編集]
- バートの声を演じているナンシー・カートライトは当初リサの声を演じるつもりだった[93]。
- 登場人物の名前の多くは原作者マット・グレイニングの家族や親戚から付けられており、ホーマーとマージは彼の両親、リサとマギーは彼の妹の名前である[94][95][96]。グレイニングに息子が生まれたときもホーマーと名づけた[97][98]。
- 日本では『世界まる見え!テレビ特捜部』で『アメリカのちびまる子ちゃん』として紹介されたことがある。
- 同じくアメリカで放映されているアニメ、『ファミリー・ガイ』とはいくつかのシーンが共通していると指摘されている。
- 世界で600人以上ものライセンシーがいる。
ゲーム [編集]
アーケードゲーム [編集]
| ジャンル | アクションゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | アーケード(AC)、MS-DOS |
| 開発元 | コナミ |
| 発売元 | コナミ |
| 人数 | 1人 - 4人同時プレイ |
| 発売日 | 1991年 |
| デバイス | 8方向レバー+2ボタン |
『ザ・シンプソンズ』(The Simpsons) はコナミより1991年に発売されたアーケードゲーム。同名のアニメを原作とするベルトスクロールアクションゲームで、同年にはMS-DOSにも移植された。主人公はホーマー、マージ、バート、リサの4人。筐体によって2人同時プレイ、または最大4人同時プレイが可能。プレイヤーは上記の4人から一人を選択する。キャラクターによって攻撃方法が異なる。
シンプソンズの独自の絵柄が再現されており、拡大縮小機能を使った演出も絶賛された。
- ストーリー
- ここはとある原子力発電所のある街スプリングフィールド。ある日、シンプソン一家は宝石店に押し入るギャングと出会ってしまう。ふとしたはずみでマギーがおしゃぶりの代わりに宝石を口にしてしまう。ギャングはマギーをさらっていってしまった。シンプソン一家は大事なマギーを助けるためにギャングの後を追う。
その他のゲーム [編集]
-
- 上記スーパーファミコン版とほぼ同内容。プレイヤーはバートを操作してミニゲームをクリアしていく。MD末期に登場したためか流通量が非常に少なく、現在入手は非常に困難である。
- 《スーパーファミコン・ゲームボーイ》 クリスティーワールド Krusty's super fun house <アクレイムジャパン>
-
- クリスティーが主人公。クリスティーを操作し、ネズミを殺鼠器へ導くゲーム。
-
- この作品のゲーム内容はゲーム集である。この作品のゲームギア版の日本版は「バートワールド」という名前でアクレイムジャパンから発売された。
-
- 日本未発売。ゲーム内容はアクションゲームである。ゲーム中にプレイヤーキャラクターであるバートがサングラスをかけることができ、サングラスをかけるとゲーム画面に出ているキャラクターが宇宙生物かどうか見分けることができる。
- 《Xbox 360 PS3 Wiiなど》 ザ・シンプソンズ・ゲーム <エレクトロニック・アーツ(EA)>
脚注 [編集]
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- ^ Matt Groening Biography Yahoo! Movies
参照 [編集]
- Alberti, John (ed.) (2003年). Leaving Springfield: 'The Simpsons' and the Possibility of Oppositional Culture. Wayne State University Press. ISBN 0-8143-2849-0.
- Richmond, Ray; Antonia Coffman (1997年). The Simpsons: A Complete Guide to our Favorite Family. Harper Collins Publishers. ISBN 0-06-019348-4.
- Turner, Chris. Planet Simpson: How a Cartoon Masterpiece Documented an Era and Defined a Generation. Random House of Canada. ISBN 0-679-31318-4.
関連項目 [編集]
- ザ・シンプソンズのエピソード一覧
- サウスパーク
- ファミリー・ガイ
- シムソンズ - 日本の元カーリングチーム。「ザ・シンプソンズ」が由来。
外部リンク [編集]
- ザ・シンプソンズ 公式サイト (英語)
- ザ・シンプソンズ アーカイブ (英語)
- The Simpsons Movie (英語)
- The Simpsons City (フランス語)
- FOXテレビジョン (日本語)
- ザ・シンプソンズ MOVIE (日本語)
- The Simpsons (1989) - Internet Movie Database (英語)
- ザ・シンプソンズ - TV.com (英語)
- ホフディラン(小宮山雄飛氏)の行動の疑問
- ザ・シンプソンズ - Encyclopedia of Television (英語)
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