ガンホー・オンライン・エンターテイメント

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ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
GungHo Online Entertainment, Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 3765 2005年3月9日上場
略称 ガンホー
本社所在地 100-0005
東京都千代田区丸の内3丁目8番1号
住友不動産丸の内ビル
設立 1998年平成10年)7月1日
業種 情報・通信業
事業内容 オンラインゲーム
代表者 代表取締役会長 孫泰蔵
代表取締役社長 森下一喜
資本金 53億3,250万4千円
発行済株式総数 11万4,981株
売上高 単体229億8,500万円
連結258億2,100万円
2012年12月期)
営業利益 単体98億8,600万円
連結92億9,800万円
2012年12月期)
純利益 単体89億2,900万円
連結82億900万円
2012年12月期)
純資産 単体133億5,100万円
連結193億9,100万円
(2012年12月期)
総資産 単体177億1,800万円
連結250億8,500万円
(2012年12月期)
従業員数 単体258名、連結992名
(2012年)
決算期 12月31日
主要株主 ソフトバンクBB株式会社 33.7%
株式会社ハーティス 18.5%
アジアングルーヴ合同会社 14.5%
日本トラスティ信託口 3.6%
森下一喜 1.3%
主要子会社 ガンホー・アセット・マネジメント株式会社
Capri株式会社
株式会社グラビティ(韓国)
株式会社ゲームアーツ
株式会社アクワイア 他
外部リンク http://www.gungho.co.jp/
特記事項:堀誠一(技術担当取締役)
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ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社英語: GungHo Online Entertainment, Inc.)は、ソフトバンクグループのオンラインゲームの運営を行う企業である。

概要[編集]

アメリカの大手オークションサイト・OnSaleとソフトバンクの合弁企業、オンセール株式会社として1998年(平成10年)7月1日に発足し、初代社長には孫正義の弟である孫泰蔵が就いた。当初はネットオークション事業を手がけたが、Yahoo!オークション(現ヤフオク!)等の大手オークションサイトの牙城を崩すまでには至らず、2002年(平成14年)8月に同事業からは撤退、現行の社名に変更するとともに韓国のゲーム会社グラビティより『ラグナロクオンライン』の国内運営権を獲得し、オンラインゲーム運営事業へと転換する。その後も『A3』・『ポトリス』の運営も請け負うなど、オンラインゲームを総合的に運営するようになる。このラグナロクオンラインのヒットにより、2004年事業年度においての売上高は約42億円と急成長を遂げ、同タイトルへの依存度が99%以上ながらも、監査法人トーマツによる国内成長企業ランキングFast50において2位以下を突き放して1位を受賞、アジア内成長企業ランキングFast500においても10位を受賞した。2005年(平成17年)3月9日には大証ヘラクレス市場に上場を果たした際には、公募価格の1株120万円に対し、一時期は1株2000万円弱まで高騰し話題となった。その後も積極的に提携やM&A等を進めている。

2006年(平成18年)7月13日には公式ウェブサイトをリニューアルすると共に、ガンホーゲームズを展開した。これはカジュアルゲームブログ、ネットニュースなどを統合したポータルサイトであり、傘下企業のブロッコリーや、提携企業の日本ファルコムなどと協力し、アバターサービスとして人気キャラクターが提供されている。なおガンホーゲームズは、ジーモード社との合弁企業ガンホーモードによって運営されていたが、2007年(平成19年)6月6日、ガンホーゲームズの運営をガンホー単独で行う発表がされた。

2008年(平成20年)2月17日、グラビティの株式52.4%を取得し同社を買収。グラビティは2005年(平成17年)8月にもソフトバンク系列の投資会社EZERに買収されている[1]

2012年にリリースしたスマートフォン・タブレット向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)が大ヒットし、モバイル部門の売り上げがPC部門を上回るほどに成長。長年ラグナロクオンラインに依存していた収益体質が大きく変化した。2012年1-12月の売上高が前年の2.7倍、営業利益は7.9倍になった[2]。2012-2013年にかけて株価が急上昇[3]。2013年3月末には株式分割を実施する。

2013年5月7日付でソフトバンクの連結子会社となる。10月15日付でソフトバンクと共同で、スマートフォン向けゲーム開発のフィンランドSupercellを傘下にすると発表した。[4]

諸問題[編集]

オンラインゲームの運営に関する諸問題については各オンラインゲームの記事や、日本のラグナロクオンラインを参照のこと。

ラグナロクオンラインに対する不満[編集]

ガンホー社は当初より多くのオンラインゲームを運営する現在に至るまで、特に最初期からの主力コンテンツである「ラグナロクオンライン」のユーザーからの不満が非常に根強く、その声はマスコミ各社や国民生活センター等へと、長期にわたり届けられる事となっている。これに対しガンホー社とユーザーとの直接対話の場として2003年(平成15年)にオフラインサミットを、2004年(平成16年)以降からは同年10月にゴシップ雑誌に載せられた「告発記事」による混乱より急遽開催し、運営に対する苦情処理の側面を有したオフラインミーティングを不定期(およそ半年に一度)に開催。2009年(平成21年)からはユーザーシンポジウム(2008年に一度開催されたユーザーシンポジウムと統合)と形式を変更している。開催地を変えながら行われていたオフラインミーティングやその後に行われているユーザーシンポジウムでは[5]、開催形式を改めた際に参加者の人数を増やしたものの、回を重ねるに従い、より少人数に絞る傾向がある。その一方で、ミーティングの録音及びウェブ上での公開を原則許可し[6]、事後に会議結果を公式発表するなど風通しを良くしている。[7]しかしながら、特にゲーム内における不正利用者の問題に関しては、ユーザーが求める要求とガンホーの企業としての認識及び実行力の隔たりの差は非常に大きく、双方の歩みよりが難しい現状が過去数度に渡り行われた当ミーティングにより浮き彫りとなった。

職員による不正アクセス事件[編集]

2006年(平成18年)7月19日、いわゆるゲームマスターと呼ばれるゲーム内の不正の取り締まりを担当していた当時の職員が、2005年(平成17年)10月から2006年(平成18年)3月までの期間、直属上司のアカウントを盗み取りラグナロクオンラインの管理サーバーに侵入し、不正に作り出した仮想通貨(ゲーム内通貨・ゼニー)をRMTで現金に換え約1400万円の利益[8]を得ていたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで警視庁に逮捕され、職員は同日付けで懲戒解雇された。同年9月末に当該事件の初公判が行われ、同年10月24日に結審。懲役1年、執行猶予4年の有罪判決となった。これを受け同年11月6日、元職員を相手取り損害賠償請求を目的とした民事訴訟の提起を発表。即日東京地方裁判所に提訴しこれを受理。2007年(平成19年)10月23日、元職員はガンホー社に対し330万円の支払いを命じる判決がされた。しかし、ガンホー社はこの判決結果を不服として控訴。2008年(平成20年)3月13日東京高等裁判所にて控訴審判決がされ、元職員はガンホー社に対し550万円の支払いを命じられた。しかしながらガンホー社はこの判決結果も不服として最高裁判所上告したが、同年7月17日に不受理決定がされ、一連の民事訴訟の判決が確定した。

ガンホーゲームズにて提供中のゲーム[編集]

提供中のゲーム[編集]

括弧内は正式またはベータサービス開始日

MMORPG[編集]

ファンタジーRPG[編集]

  • 燐光のレムリア
  • Dream Drops
  • 真・女神転生IMAGINE(イマジン)

シミュレーションRPG[編集]

  • ラグナロクオンライン ギルドマスターズ
  • ブラウザ三国志

シューティングゲーム[編集]

シミュレーションゲーム[編集]

  • 聖痕のエルドラド

パズルRPG[編集]

提供予定のゲーム[編集]

MMORPG[編集]

  • ラグナロクオンラインII(2007年8月30日-9月27日 ※クローズドβテストが行われた期間)
    • 上記の期間に行われたクローズドβテストが終了後、再開発により現在サービス停止中。再開時期は未定。

スポーツゲーム[編集]

  • eXtreme Soccer(2006年8月11日にβテスト開始)
    • βテスト期間終了後、開発元であるSonicAntが2008年 - 所在不明(倒産ではなく夜逃げ)の為サービス停止中。再開時期は未定。

終了した事業・サービス・ゲーム[編集]

括弧内はサービスが提供されていた期間。

事業[編集]

サービス[編集]

ゲーム[編集]

コンシューマーゲーム[編集]

2009年までのタイトルはガンホー・ワークスを参照。同社の解散後、販売やサポートをガンホー・オンライン・エンターテイメントが引き継いでいる。

PlayStation Portable[編集]

  • ラグナロク~光と闇の皇女~(2011年10月27日)

PlayStation Vita[編集]

  • ラグナロク オデッセイ(2012年2月22日)
  • Dokuro(2012年7月5日)
  • ピコットナイト(2012年9月20日)

ニンテンドー3DS[編集]

ゲームアーカイブス[編集]

シスコンエンタテイメントSoftgarage魔法マイクロキャビン講談社など、解散したり家庭用ゲーム事業を終了したメーカーから権利を引き継いだPlayStation用タイトルをPS3PSP向けゲームアーカイブスで配信している。タイトル一覧は公式サイトを参照。

スマートフォン・タブレット向けゲーム[編集]

  • パズル&ドラゴンズ(2012年2月20日iOS版、2012年9月18日Android版、2013年1月11日 Kindle Fireシリーズ版[9]
  • パズドラチャレンジ(パズル&ドラゴンズのスピンオフアプリで期間限定で配信される。現在は、配信停止中)
  • ケリ姫クエスト
  • ケリ姫スイーツ
  • 戦国テンカトリガー
  • クレイジータワー
  • サモンズボード
  • Dokuro(ドクロ)
  • DivineGate(ディバインゲート)
  • ピコットキングダム

出典・注釈[編集]

  1. ^ http://www.chosunonline.com/article/20080218000056
  2. ^ “ガンホー、「パズドラ」大ヒットで売上高2.7倍の258億円・営業益8倍に”. ITmedia. (2013年2月14日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/14/news110.html 2013年3月8日閲覧。 
  3. ^ “ガンホー、時価総額でDeNAを上回る 「パズドラ」絶好調で株価上昇”. ITmedia. (2013年3月5日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1303/05/news100.html 2013年3月8日閲覧。 
  4. ^ ソフトバンクとガンホー、スマホゲーム「Clash of Clans」のSupercellを傘下に 1500億円で - ITmedia 2013年10月15日
  5. ^ 第1回:東京(2004年11月14日)、第2回:大阪(2005年4月17日)、第3回:福岡(2005年10月15日)、第4回:札幌(2006年7月2日)、第5回:仙台(2006年12月3日)、第6回:新潟(2007年6月17日)、第7回:名古屋(2007年12月16日)、第8回:高松(2008年7月12日)にてそれぞれ開催。ユーザーシンポジウムは、2009:東京(2009年3月14日:第一部ラグナロクオンライン、第二部エミル・クロニクル・オンライン)、2009Winter:東京(2009年12月13日)と現在のところ東京のみで開催。なお募集人数は90→60→30→30→30→30→30→30→140(第一部70+第二部70)→80。応募人数は450→124→61→66→46→58→72→61→第一部87+第二部?→?。参加人数は62→40→23→25→25→18→17→11→83(第一部49+第二部34)→42。
  6. ^ もちろん参加ユーザー側も全員の同意に基づく。
  7. ^ ミーティング開催中におけるマスコミの会場内での取材はシャットアウトの形式を取っていたが、ユーザーシンポジウム2009winterでは発言権のない形での取材を許可している。
  8. ^ 最終的な総額は5800万円以上に上っていた事が判明。
  9. ^ Kindle Fire版リリース記念プレゼント!

関連会社[編集]

過去[編集]

  • ガンホー・ワークス - インターチャネル・ホロンのコンシューマゲーム部門・映像部門の一部の譲渡を受け、ガンホー本体のコンシューマゲーム事業と統合して設立。法人は親会社に事業譲渡し解散。
  • ジー・モード - モバイル、ポータルサイト、携帯電話向けゲームも手がける。現在はアプリックスIPホールディングス傘下。

外部リンク[編集]