日本のラグナロクオンライン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本のラグナロクオンラインでは、オンラインゲーム『ラグナロクオンライン』の日本における運営状況について記述する。
目次 |
[編集] 接続人数
ラグナロクオンラインは日本で現在サービスされているMMORPGの中では比較的初期に公開されたこともあり、トップクラスの登録人数を誇る。2005年5月21日に行われた公式オフラインイベント「RJC2005」にて同時接続者数10万を突破したと発表された。
ラグナロクオンラインにはワールドと呼ばれるそれぞれ独立したサーバ群が24個存在し、プレイヤーのデータはワールド間では共有できない仕様となっている。同時接続人数で1ワールドあたり5,000人程度が問題なくプレイできる限界値である。しかし、β版テスト時代から公開されているワールドには1万人を超えるプレイヤーが常時接続していたため、過剰な負荷からサーバのメンテナンスが頻繁におこり、プレイに支障をきたしたり予期しない事態が発生することが頻繁にあった。正式サービス開始後もこの状態が続いたため、3回にわたってプレイヤーの分散化を目的とした、新規に追加するワールドに既存のワールドの希望者のキャラクターデータを移す計画であるマイグレーションプランが実施された。
過去数回に渡り不正対策パッチや一斉取り締まりが行われ、その度に同時接続数の一時的な大幅減少がみられたが、プレイヤーの大半がこれを機にプレイする回数を減らし、その証拠としてガンホーが純赤字を出している。この減少分は不正プレイヤー(その多くが自動運転であり一台のPCで複数のキャラクターを同時に操縦できる)と、アップデート内容のパターン化にユーザーが付いていけず、ゲームそのものに飽きてしまった事が原因でプレイヤーが減少した分とみることができる。2008年1月現在の同時接続数は1日のピーク時において40,000人前後である。また、この減少状態が続きながらもBOTが複数体確認され続けている。
近年のピーク時期、7月分(1日~30日)の平均接続者数
2005年 不明 (*1)
2006年 68516
2007年 53023.8 ↓-15493 (*2)
2008年 47533.25 ↓- 5490 (*3)
- 1:9万前後だと思われる
- 2:2006年11月28日海外からの接続を遮断・お試しID(無料接続)に制限付与
- 3:2007年9月~のBOT対策により減少
[編集] jROワールドリスト
日本のラグナロクオンラインにおけるワールドは2006年5月現在、通常ワールドとして23ワールド、他プレイヤーに対する攻撃(Player Kill、略称はPK)が可能ワールドが1ワールドの計24ワールドが稼動中である。ワールド構成として現在はグループ分けがされているが、ワールド数が非常に多くなったため分散化を目的とした措置であり、グループ内であってもキャラクターのワールド間の行き来は出来ない。 また、テストサーバについては2006年11月13日現在、一般プレイヤーは一切参加する事ができない。 ワールドの名前は、すべて原作の登場人物からきている。
- Group1…Verdandi(ヴェルダンディ)、Magni(マグニ)、Surt(スルト)、Forsety(フォルセティ)、Garm(ガルム)
- Group2…Tyr(チュール)、Idun(イドゥン)、Eir(エイル)、Freya(フレイア)、Baldur(バルダー、バルドル)、Chaos(ケイオス、カオス)
- Group3…Thor(トール)、Bijou(ビジョウ)、Ses(シズ)、Sara(サラ)、Fenrir(フェンリル)、Loki(ロキ)、
- Group4…Lydia(リディア)、Tiamet(ティアメット)、Lisa(リサ)、Odin(オーディン)、Heimdal(ヘイムダル)、Iris(アイリス)
- PK Server…Urdr(ウルド)
- test Server…Sakray(サクライ)、Tanathos(タナトス)、Valkyrie(ヴァルキリー)
- イベント専用 Server…RJC20○○・RWC20○○
- Free Server…Skuld(スクルド)
各ワールドはそれぞれ追加時期などによって相違点がある。
- 初期ワールド(Chaos、Loki、Iris、Fenrir)
- 初期ワールドは正式サービス開始以前から存在するワールドで、Chaos、Loki、Iris、Fenrirの4つであり、俗に最古鯖と呼ばれる。ただし、最古鯖はChaosのみを指す場合もある。Loki、Irisは2002年3月に追加。Fenrirのみβ2テスト時に追加された。Chaos、Loki、Irisの3ワールドには非常に多くの人数が参加しており、正常にプレイできる限界人数と言われている5,000人を遥かに越える最高12,000人以上の接続数があったため、過密状態が続き数々の不具合が生じていた。それら3つにやや遅れてFenrirができたことで、その処理の重さに耐えかねたプレイヤーはFenrirでキャラクターを作成しなおした。そのため、初期ワールドの中ではFenrirだけは、初期と第二期の両方の特徴を備えている。
- 第二期ワールド(Sara、Lydia、Baldur)
- 正式サービス開始直前に追加されたワールド。Sara、Lydia、Baldurの3つで、やはりそれぞれ以前までのワールドの状況に不満を持ち移住した者が多い。余談だが、第三期ワールドが登場する直前まで (New!!) という表記がワールド名の後ろに付けられていた。
- 第三期ワールド(Odin、Thor、Freya、Bijou)
- 正式サービス開始以来、初めて既存のワールドから新規ワールドへキャラクターデータを引き継ぐことができる第1回マイグレーションプランが実施された。Odin、Thor、Freya、Bijouの4つからなり、それぞれ初期の4ワールドからの移住に対応していた。
- しかし、移住にあたってアイテムやゼニーの持ち越しなど、いくつかの重要な項目が非公開とされたため、多くのプレイヤーは既存のワールドの不具合にストレスを募らせつつも移住を行わなかった。その結果、移住希望者の数は極めて少なく、このマイグレーションプランは失敗に終わった。運営会社はこの失敗を教訓に、第2回マイグレーションではいくつかの改善を行っている。
- 移住としては失敗に終わっているが、そのおかげで人数過多になる恐れが無かった事、ワールドリストの最上部に長期間配置されていたことで、新規参入者が多く、人数そのものは最終的に他のワールドと変わらないレベルまでになる。
- 第四期ワールド(Idun、Heimdal、 Eir、Tyr、Lisa、Ses、Tiamet)
- 2004年5月18日-5月20日の間に実施された第2回マイグレーションプランにより、追加された。Idun、Heimdal、Eir、Tyr、Lisa、Ses、Tiametの7ワールド。それぞれ順にChaos、Loki、Iris、Fenrir、Sara、Lydia、Baldurからの移住者がいる。
- 前回の教訓を生かし、移住条件を完全に公開すると共に、事前のアンケートからワールドの内容を完全コピーする方法と、希望者のデータのみを移す方法の2種類から後者が選択された。この2種類の方法のうち「Bプラン」と称された方法は通常通りデータを移動しコピー元のワールドのデータは無くなる方式だったが、「Aプラン」となった方法は「移住元・移住先両方のワールドにキャラクターデータをコピーし、(接続人数などで)気に入ったほうに定着してもらう(使わない方のワールドのデータはそのまま)」という方式だったため、ユーザーの間で議論を巻き起こした。例えば自分が移住することを決めた場合、移住しないことを決めたプレイヤーに対して「Chaosワールドのアイテムを全部あげるから、Idunワールドでのアイテムを全部くれ」と言う、ワールド間取引(規約違反行為)まがいの事が可能になってしまうためである。結局は投票の結果、「Bプラン」に落ち着いた。
- 初期ワールドのうち元々プレイ人数の少なかったFenrirからの移住先であるTyrは非常に人数が少ない。また、第二回マイグレーション開始前に第二期ワールドではサーバーダウンや頻繁なラグなどの不具合が相次いだ事から現在のサーバーに不満を持った者が多く1/3を超える大人数が新規ワールドへと移動した。
- 第五期ワールド(Verdandi、Magni、Surt、Forsety、Garm)
- 2005年4月5日-同年4月26日に行われた第3回マイグレーションプランによってChaos、Loki、Iris、FenrirからそれぞれMagni、Surt、Forsety、Garmへの移住を実施された。また、2005年3月29日に新設されたVerdandiは、これまでのマイグレーションプランで追加されたワールドとは違い、完全にゼロから新規スタートされたワールドとなっている。既存のワールドからの移住の無い新ワールドの増設は、ラグナロクオンライン正式サービス開始以来初めてのことであるが、不正対策が行われなかった事もあり開設当初からBOTの存在に悩まされているサーバである。
- PK可能ワールド (Urdr)
- 2005年11月29日に新ワールドとして実装された。このワールドでは、これまではPvP、GvG、ギルドダンジョン以外の通常マップでは不可能だったPKが可能である。対象は街の中及びその周辺の一部を除いた全マップに適用される。
- Urdr独自のシステムとして「キラーシステム」がある。このシステムは、他プレイヤーをPKすることにより「キラーポイント」を獲得することができ、これが一定値以上たまると「マーダラー」となって能力値が上昇するなどの特典が得られる。また、モンスターを倒した際の経験値も通常ワールドと比べて多いが、プレイヤーが戦闘不能になった時に減る経験値も多い。
- PvPやシーズモードのGvGと仕様が微妙に違いシーズモードによるスキル制限は無いが阿修羅の威力がシーズモードとなっている
- Urdr独自のルールとして運営によってマナー違反行為が禁止されておらず横殴りやMPKなどを行っても通常ワールドのようなマナー違反の対象にならない、これは多くMAPでプレイヤーキルが許可されているため何時PKによってプレイヤーに倒されてしまうかわからない為である
- また詐欺や他のプレイヤーへの暴言、他のプレイヤーへの迷惑行為も運営によって許可されておりウルティマオンラインのように悪人をロールすることも可能(ただしハラスメントになる場合処置の対象である)
- テストワールド (Sakray、Tanathos、Valkyrie)
- これら上記のワールド以外に、Sakray(サクライ)、Tanathos(タナトス)が存在する。それぞれローカライズ及びテスト用、データ展開検証及びリザーブサーバ用として使用されているとされる。ただし、Sakrayはガンホー社及びグラビティ社内でのみアクセス可能なオンラインサーバであり、Tanathosはガンホー社内からのみアクセスが可能なオフラインサーバである。Sakrayは、韓国や国際サーバなどとは異なり一般には公開されていないが、ワールドセレクト画面に誤ってSakrayの名前が並んでしまうミスがあったこともある。
- テスト用サーバーという名目が掲げられているが、一般公開されておらず何が行われているかが不透明であるのに加え、翻訳の誤字脱字はもちろん既に韓国で発見され修正済みである致命的バグが残ったまま日本のサーバーに実装される事が何度もあったため、テストサーバーとしてしっかり使われているのかどうか疑わしいとの懸念がユーザーに広まっている。
- また、以前公式ホームページにアップロードされた写真に通常では作ることのできない装備(精錬済みサングラス)が写っているというミスがあり、社員による私的利用も噂された。
- 2006年11月9日には、期間限定でValkyrie(ヴァルキリー)が一般に開放された。これはギルド攻城戦における不具合を修正するために、一般プレイヤーもデバッグに参加させることを目的としたものだった。このときは、プレイヤーにベースレベル80のキャラクターが提供され、アイテムや装備が安く販売された。
- イベント専用ワールド(RJC20○○、RWC20○○)※20○○はその年の年号となる
- 大会等のイベントを目的に専用の特設ワールドのサーバが設置されることがある。
- また大会出場者には練習専用のワールドも用意されることがあり
- そのワールドではステータスリセット・スキルリセット・特定の値にレベルアップ&転生・転職(大会のルール基準)
- カード装備アイテム1ゼニー売り等の特殊NPCが設置されている。
- ただしイベント専用であるためマップや大会ルールで使用できないスキルを使うことができない等の制限があり通常のワールドとは少しゲーム内容が異なる
- 無料ワールド (Skuld)
- 2008年7月~9月の期間限定でオープンした月額料金無料のサーバ
- それ以降もたびたびオープンし、データは他サーバに引き継がれた。
[編集] サーバ環境など
- データセンター
- 使用しているデータセンターは、リネージュやウルティマオンライン (UO) も利用している、ソフトバンクIDCである。設置コスト削減のため発熱の少ない価格性能比を重視したネット機器を用いている。
- サーバ機器
- ラグナロクオンラインで用いられているサーバーは、IBMのBladeCenter HS20シリーズで、KOEIの信長の野望Onlineでも使用されている。スペックはXeonDP2.4GHz-3.2GHz、メモリーは1GB-2GB、Ultra320 SCSIの2.5インチHDDが使用されている。
- 詳細は、IBMのホームページにガンホーの自社リプレース記事がある。
- ソフトウェアなど
- 使用しているOSはWindows 2000 Server Standard、データーベースエンジンにはMSDE2000を使用しているが、MSDE2000が小規模用途用のために少なからずタイムラグの原因になっているとされる。
- サーバソフトウェアにはグラビティ社開発のAEGISが用いられているが、AEGISにはチャット・パーティーの管理サーバが1ワールドに付き1台までしか設置できないので、1ワールドに15台以上サーバを設置しても負荷はさほど下がらないようである。また、マップを構築するサーバとモンスターAIを制御するサーバを分離して設置することができないため、1マップに設置できるモンスターはマップが拡張されるごとに減る。また、サーバーに過大な負担がかかるため、高度なAIを使用するとされるアルケミストのホムンクルススキルが長い間実装できない原因のひとつとされていた。
[編集] 沿革
- 英語サーバー 第3次α(アルファ)テスト
- 日本語サーバー β(ベータ)テスト
- 2001年11月29日 - 日本語サーバーβテスト開始。ワールドはChaosのみ。
- 2001年12月6日 - 【実装】地下水路(ダンジョン)を実装。
- 2002年1月18日 - 【実装】イズルード(都市)を実装。
- 2002年3月4日 - 【ワールド追加】Lokiワールドを追加。
- 2002年3月13日 - 【ワールド追加】Irisワールドを追加。
- 2002年4月12日 - 耳打ち機能追加。
- 2002年5月2日 - チート対策のため一部の消費アイテムの機能一時削除。
- 2002年5月28日 - 消費アイテムの機能解除。
- 2002年5月31日 - モンスター襲撃イベント。
- 2002年7月15日 - バグのため撤去されていた「ウサギのヘアバンド」作成NPC復活。
- 2002年8月7日 - 日本語版βテスト終了。
- 日本語サーバー β2(ベータ2)テスト
- 運営がグラビティからガンホーに変更。韓国語サーバーと同じく、アイテムは装備中のもの以外リセットで所持金も持ち越し上限あり。
- 2002年8月14日 - 日本語サーバーβ2テスト開始。
- 2002年9月30日 - 【ワールド追加】Fenrirワールドを追加。
- 2002年10月6日 - Chaosで一時的にアイテムや所持金を増やせる状態になる。
- 2002年11月12日 - 【ワールド追加】Sara、Lydia、Baldurワールドを追加。
- 2002年11月20日 - 日本語版β2テスト終了。
- 2002年12月1日 - 【アップデート】「episode1.5 Attack of the Ancient」アップデート。正式商用サービスを開始。
- 2002年12月19日 -【実装】 ルティエ(都市)を実装。
- 2003年3月27日 - 【実装】キューペットシステムを実装。
- 2003年5月27日 - 【アップデート】「episode 2.0 Under the Illusion」アップデート。コモド(都市)を実装。
- 2003年6月27日 - 【ワールド追加】第1回マイグレーションを実施し、Odin、Thor、Freya、Bijouワールドを追加。
- 2003年7月29日 - 【アップデート】「episode 2.5 Under the Illusion」アップデート。タートルアイランド、ギルド攻城戦システムを実装。
- 2003年10月7日 - 【アップデート】「episode3.0 Labyrinth of lost memories」アップデート。ジュノー(都市)を実装し、新しい二次職を追加。
- 2003年12月3日 - 【実装】アマツ(都市)を実装。
- 2004年2月17日 - 【実装】コンロン(都市)を実装。
- 2004年5月18日 - 【ワールド追加】第2回マイグレーションを実施し、Idun、Heimdal、Eir、Tyr、Lisa、Ses、Tiametワールドを追加。
- 2004年6月8日 - 【アップデート】「episode4.0 Ordeal of Fear」アップデート。ウンバラ、スーパーノービス、結婚システムを実装。
- 2004年8月24日 - 【実装】ニブルヘイム(都市)を実装。
- 2005年2月15日 - 【実装】転生システム、上位二次職を実装。
- 2005年3月29日 - 【ワールド追加】Verdandiワールドを追加。
- 2005年4月5日 - 【ワールド追加】第3回マイグレーションを実施し、Magni、Surt、Forsety、Garmワールドを追加。
- 2005年4月26日 - 【アップデート】「episode4.5 Intermission:Road to Future」アップデート。龍之城(都市)、離婚システムを実装。
- 2005年7月12日 - 【実装】アユタヤ、養子システム、アリーナを実装。
- 2005年10月25日 - 【アップデート】「Episode 5.0 The Republic of Schwarzwald」アップデート。アインブロック(都市)を追加。
- 2005年11月29日 - 【ワールド追加】Urdrワールドを追加。翌月22日正式オープン。
- 2005年12月14日 - 【システム更新】不正対策ソフトnProtect導入。
- 2006年3月14日 - 【実装】リヒタルゼン(都市)、ホムンクルスシステムを実装。
- 2006年7月4日 - 【実装】ノーグハルト(地域)、テコンキッド・拳聖・ソウルリンカー(職業)実装。
- 2006年10月24日 - 【実装】フィゲル(地域)、忍者・ガンスリンガー(職業)実装。
- 2006年11月14日 - 【システム更新】アカウントハッキング対策、キャラクターパスワード導入。
- 2007年7月3日 - 【アップデート】 「Episode 6.0 Beginnings and Upheavals」アップデート。アルナベルツ教国(地域)、ラヘル(都市)実装。
- 2007年10月24日 - 【実装】アルナベルツ教国(地域)、ベインス(都市)実装。
- 2008年3月4日 - 【実装】アルナベルツ教国(地域)、名も無き島(都市)実装。
- 2008年10月23日 - 【その他】ハンゲームからのサービス開始。
[編集] ラグブログ
2005年11月22日、アメーバブログとの共同企画にて、ユーザーコミュニティを目的とした公式コミュニティブログ「ラグブログ」を開設した。
しかし、同時に始まったゲーム内のスクリーンショット (SS) を募ったコンテスト企画にて、BOTツール使用中のSS、またその不正プレイヤーのキャラクターを写したSS、非公式であるエミュレータサーバ内においてのSSなど、不正プレイヤー関連のブログが大量にトラックバックされるなどの問題が発生したため、開設から1日でトラックバックの受付が停止されてしまった。このため、25日の夕方以降から検閲を通しての方法に切り替え、事態の沈静を図った。
スクリーンショットの企画が終了した直後の1月31日、公式の事前発表が無いまま閉鎖し、ブログサービスを終了する。
[編集] 日本のラグナロク (jRO) 関連問題
ラグナロクオンラインは日本において現存しているネットゲームとしては比較的古いゲームであること、通信パケットに暗号化を施していない、サーバプログラムであるAEGISが台湾で過去に流出していたことからプログラムの解析が行われてしまった等、ゲームシステム全般が非常に脆弱であると言える。その脆弱性を悪用してラグナロクオンラインでは様々な不正行為が行われていた。
日本でのラグナロクオンラインの人気が高かった事も逆に災いし、当初から多数のクラッカーの絶好の標的とされ、中でもアリス・リデルに拠るものは世界観を破壊されるレベルのものだった。さらにネットゲーム チートRMTの教科書(アリス・リデル、黒川 かえる 著ISBN 4-88718-824-2)なるクラッキング本の題材にまでなっている。
しかし開発元の韓国では、利用者登録に住民登録番号などを必要とし匿名での利用が難しいことから不正行為が少ないこと、他社ゲームへのユーザーの流出が深刻で続編の「Ragnarok Online2」へ開発の重点が向けられていることなどから、不正行為への対処は遅れがちとなっている。
過去日本版では下記の諸問題に対する改善が遅れ、ユーザーからの大きな不信感を招いた。2006年6月には経済産業省がガンホーに対して聞き取りなどによる実態調査に乗り出すと共に、不正防止へのシステム増強と苦情対応の質を高めるように求める事態に至った。 そこでガンホーは、2007年6月17日に行われたユーザーとの対話会議「ガンホーオフラインミーティング」にて不正プレイヤーに対する施策を発表し、またこの場でユーザーに対しゲーム内における不正行為が横行している事について、ユーザーが大きな不満を持っており運営の施策の至らなさが原因である事を認め、その後多くの対策を講じている。
- ROに関するユーザーからの事前質問に対する運営側の回答(公式サイトより)
- 不正ツール対策への取り組み(公式サイトより)
また、これらの問題は日本国内だけでなく海外においても同様な事も多数ある
[編集] BOTプログラム
日本のラグナロクオンラインの不正行為で代表的なものが「BOT」である。ラグナロクオンラインの歴史はテストサービス開始当初からBOTが存在し、BOTへの対策としてパケット暗号化などのBOT対策が実装されても、対策実装当日の数時間後には、BOT対策への対応型のBOTが稼動しているなど慢性的な問題となっている。ラグナロクオンライン上でのBOTプログラムの使用は、ゲームバランスの崩壊に繋がることやゲームとしての楽しみを損ねるとして運営会社からは認められておらず(一時BOTを容認したが撤回した)、規約として不正行為に該当し発覚後即時アカウント停止の措置を取るとされる。しかし現在のラグナロクオンラインのBOTは高機能化しており、他プレイヤーとのコミュニケーション以外の全ての行動がBOTで動作させることができるとまで言われている。(簡単な挨拶はできるらしい)
ラグナロクオンラインにてGVや対人戦専用ステータスのキャラクターはLVを上げが困難かつGVや対人装備が高額などなためレベリングや高額装備や資金を集めるために 利用されている。
また、BOTプログラムによって操作されるプレイヤーキャラクターが大量に接続し、これらが長時間に渡ってゲーム内で活動することにより、一般のプレイヤーが接続できない、あるいはしにくい、ゲームを楽しめないという状態も発生していた。
しかし2007年6月のオフラインミーティング以降、ようやく不正ユーザー排除に本腰を入れ始め、通信パケットの暗号化とその頻繁な更新、新規無料利用券の廃止などの根本的な対策、パトロール専門のGMの配備などの対策を講じ始めた。 その結果、翌年2008年6月に行われたユーザーアンケートでは、多くのユーザーがBOTの大半がいなくなったと回答し、現実人気狩場においても、BOTを見かけることは稀となり、現在もその状況が続いている。
[編集] チートツール
ラグナロクオンラインには、「消費アイテムを消費せずに使用する」、「スキルを使用した際に発生する硬直時間を無くす」「キャラクターのグラフィックを変える」「画面表示の制限解除」「多重起動を可能にする」などといったチートツールが存在している。これらは前述したBOTツールや、後述の支援ツールと併用して使用されることが多い。規約上では当然禁止行為であるが、BOT同様長い間対策が取られておらず野放しの状態が続いていた。 (詳しくは、チート#オンラインゲームとチートの項も参照)
2005年12月11日、公式サイトで配布されているラグナロクオンラインのクライアントに、チートツールの1つである「AreTool」のモジュールが混入していたことが発覚した。通常このゲームは多重起動できない設計になっているが、これが可能になっていた。この時点の最新クライアントが11月11日にアップデートされていたことから、1ヶ月の間公式クライアントに混入していたことになっていた。 ガンホーの見解によれば、ただの「不要なファイル」が混入しただけであり、それにより"偶然"多重起動が可能になってしまっていた、との事だったが、この「AreTool」の開発者の見解によると、公式サイトで配布されていたものと、自分が開発したオリジナルのものとが同一(MD5が完全に一致したとの事)であるとし、ガンホー内部で普遍的にチートツールが使用されていると主張する者もいるが、事実は不明である。
問題はそれにとどまらず、同年12月13日には既に同月9日に発売されていた「はじめてのラグナロクオンラインver.4」が回収され、また22日にも発売予定だった「ラグナロクオンライン プレミアムパッケージ」の発売が1週間延期された。これらに同梱されていたクライアントは11月11日にアップデートされていたものと同じだったためである。なお、「はじめてのラグナロクオンラインver.4」に関しては後日ver.4.1と改められ販売を再開した。
そして、この一連の不祥事はnProtectの導入へと繋がるきっかけともなった。
[編集] ステルス
詳しい原理は割愛するが、簡単に言えば「ログインしかけ」の状態を作るプログラム。パーティメンバーからの経験値の分配は「ログインしている」ので有効であるが、他プレイヤーからの視認やモンスターからの攻撃は「ログインしていない」ので一切不可能と言う状態。プログラムの都合上、正規にログインする時にも一瞬存在する「間」であるが、この「間」を意図的に維持する不正行為である。
戦闘に向かないキャラクターを、経験値を稼ぐのに向いたキャラクターとパーティを組ませて、経験値分配によってのみレベルを上げるという手法は昔から存在した(もちろんこれ自体は不正行為でも何でもない)が、経験値分配のシステム上、戦闘に向かないキャラクターも「MAPのどこかにログインして存在している状態」でなければならないため、稼ぎ用のキャラクターにBOTを使用した場合、BOTを利用して育成させていることが知れ渡ってしまうリスクがあった。しかしステルスにより、安全に早くキャラクターを育てることが出来るため、不正を働くものが少なくなかった。
一般的な不正行為とは違って他プレイヤーが不正の証拠を捕捉することがシステム的に不可能である。これを見破るには「すごい勢いでレベルが上がっているのに狩場で見かけたことが全く無い」「(通常通り狩りしていたならば当然あるべき)狩りをしていた時の話がつじつまが合わない」等の状況証拠や、「wisやギルドチャットなどで呼びかけても応答が無い」「チャットログに残っているはずの会話も分からない」(ギルドメンバー表にはログインしている状態で反映され、wisもログインしているのと同じ様に届く)という間接的な証拠を用いるしかなかった。このため、逆に「狩場で見かけた事が無い」だけで他人を不正者扱いするなどの弊害も生まれた。
一旦は修正されたステルスだったが、修正が不完全だったことから再び不正ユーザーが発生した。
[編集] 支援ツール
もう一つの大きな潜在的不正行為として「支援ツール」が挙げられる。「ピンチの際に自動的に回復アイテムを使う」ものや「味方にかけた支援魔法スキルの残り時間を表示する」といった多用な機能を持ったものが個人によって非公式に開発されている。これらは現在BOTツール同様に公式として全面的に禁止されているものであり、サーバ負荷の増大に繋がる恐れもあるものである。
しかし、RO開発初期(β1テスト)の頃には開発スタッフにより「遊びの幅が広がるのなら」と支援ツールの開発を奨励された過去がある。その後運営がガンホー社に移り、ユーザーの間でチートツールと支援ツールの線引きが問題となり、最終的に「クライアントに影響を与えるツールの使用を全面禁止」と変更された。 しかし「ツール使用の禁止告知が掲載された日付よりも前からツールを使用していた場合も不正行為と見なす」といった一方的な告知文には納得のいかないユーザーも多く、告知当初は「ガンホー社の横暴」として殆どのユーザーがこれに従わなかった。
現在では、上記の背景を踏まえて「他プレイヤーに直接迷惑をかけるプログラム(悪質なBOTプログラム)が悪であり、そうでなく便利なもの(支援ツール)は善である」とする支援ツール一部肯定派と、「ゲームはプレイヤーの腕やキャラクターの強さで勝負するべきであって、支援ツールの性能比べになるべきではない」とする支援ツール全否定派に分かれている。
規約を遵守するならば後者の否定派が全く正しいのだが、古くからのユーザーの根本的な認識にも関わる問題であるため、規約で禁止されていても他プレイヤーからプレイ中に使用を勧められる機会も少なくない。それ故に支援ツールを潜在的に使用している者は数多く存在しているとみられている。
2005年12月にnProtectが導入された時点で、BOT・チートツールへの対策と共に支援ツールも一度はほぼ全て排除された。しかしBOTプログラム同様、対策を施した一部ツールは今もなお使用可能である。
[編集] nProtect導入とその後
運営側はチートツール混入騒動を経て、2005年12月14日にBOTなどへの不正対策として緊急メンテナンスによりnProtect(以下nProと記す)を導入した。
この緊急メンテナンスの直後BOTは激減し、更にBOT以外でも多重起動などを行うツール類も使用不能となった。この結果BOT・チートツール開発者のいたちごっこは続き、AreToolと一部BOT制作者は、これ以上のいたちごっこは面倒で更にRMTをしても利益が非常に薄いため撤退を宣言し、ある意味では対策効果を発揮し「クライアントを介してのBOT」はほぼ全滅に至った。
しかしログインの暗号化により一時影を潜めていた「クライアントを介さないタイプのBOT(俗に串BOT)」が復活し主にRMT業者がBOTをばら撒くようになり、nPro導入時にわずかに残っていた解析用と思われるBOTに対しての対策や対応をユーザーからの通報が有ったにも関わらず数ヶ月間ものあいだ運営側でまったく実施せず放置したため、現在は不正者側のnProを突破する完全な手法が確立され、BOTプレイヤーはほぼ完全に復活し事実上nProは無力化している。またゴールドファーマー問題、アカウントハック問題、その他要因も加わった結果、後述の大規模なユーザーの抗議運動へ突き進む程深刻な状態となっていた。
また、nProtectはその性質上、OSの破壊やCPU使用率の異常な上昇・PCの動作に必要なソフトウェアの動作を制限されるなどの諸問題が見られ、なかにはnProtectの導入が理由でクライアントの起動ができなくなる例もある。 ソフトウェアの動作が制限されたために起こるドライバの不具合例としては、「マウス/キーボードが全く動作しない」、「一度動かすとマウスカーソル/ホイールスクロールが止まらない」、「無線/有線LANネットワークを用いて通信ができなくなる」などである。またソフトウェアRAIDでは正常にデータの読み書きができなくなるだけでなく、ハードディスクそのものを破壊する危険性もある。 このようなデバイスをソフトウェアで制御されているシステムでは正常に動作しないことが前提となっているため、一部常駐ソフトウェアをバックグラウンドで実行させている環境下では「正常に動作しない」事が証明されている。
このような現象は「人離をより一層加速させる原因ともなっている」とも言われるが、実際にnProtectの導入により引退したプレイヤーからは「ユーザーが引退せざるを得ない状況に追い込まれただけ」との意見が大半を占める。
詳細はnProtectによる被害報告を参照のこと。
[編集] アカウントクラック
2006年5月、新たにコンピュータウイルスやスパイウェア等によるアカウントクラック問題が急浮上した。これに関しては以前からリネージュ等他のオンラインゲームでも同様な手口で行われており、翌2007年3月現在においてもクラッキングによる被害者が後を絶たず極めて深刻な状態である。中でも中国からの攻撃が圧倒的に多い。
この件に関しての直接の原因はトロイの木馬ウイルス"PWSteal.Okarag"[1]の亜種と確認されており、感染するとROのアカウントID、passwordをメールでスパイウェア作成者の元へ自動的に送信する仕組みになっている。
感染経路は主に、ウィルスプログラムを自動でダウンロードさせるソースが書かれたウェブページを用意し、様々な手段でそれにアクセスさせる事でウィルスを感染させる。ウェブページにアクセスさせる手段としては、有名ファンサイトや匿名掲示板、ウィキなどにウェブページのURLを貼り付け、誤認によるクリックを誘う手段が多い。特にウィキの場合、コメント欄に繰り返し投稿するだけでなく、元々ある正常なリンクを書き換えてしまう悪質な手口も存在する。(もちろん当wikipediaにおいても同様の手口でアドレスを改変される恐れがあるため注意する事) 最近ではmixi等といった大手SNSや個人運営のブログ等にも無差別にアドレスを張り付ける行為も行われている。
アカウントクラックを受けたプレイヤーはアイテム及びZenyを根こそぎ攻撃者に奪われ、その盗まれたアイテムはBOT商人により販売され、Zenyに変えた後RMTにより現金化させる手口である。
もちろんこの行為は完全に不正アクセス禁止法違反の違法行為(2006/8現在)であるため警察に届け出る事が可能であるが、この法律はコンピュータサーバ管理者、つまりこの場合はガンホー社が被害者の対象とされるため、プレイヤーが盗まれたデータ、つまりアイテムに対しての被害届は受理されることは無い。
また、このような不正行為を行った者が逮捕される確率は低いと言わざるを得ない。
2006年7月6日、NHK福岡放送局により「ラグナロクオンライン」と公表した上で東京の高校3年生の男子生徒を不正アクセス禁止法違反の疑いにより書類送検をしたというニュースが報道されたが、これは犯人がたまたま日本人(日本国内在住者)だったために逮捕にこぎつけられただけであり、この行為を行っているものの殆どは日本人ではなく、海外からの攻撃であるのが実情である。日本国外在住の者に対しては、国内法である不正アクセス禁止法で逮捕する事が難しい。実際、ウィルスをダウンロードさせるURLのドメインを調べると、殆どが中国など日本国外である。
リネージュで発生した事例では、海外IP遮断を回避するために日本国内のプロクシサーバを経由するという方法で接続していた不正行為者集団の、日本国内でのサーバ管理を担当していた中国人留学生が逮捕されると言う事例があったが、これはあくまで日本国内に居た者だけをかろうじて逮捕できただけであり、肝心の行為者自身は中国におり逮捕できていない。現在はラグナロクオンラインも一部の海外IPが遮断されており該当地域から接続する場合には同様の「中継地点」を設ける必要があるため、国内法で取り締まれる可能性があると言えるが、根本的な解決にならないのは依然として変わらない。
また、仮に逮捕されたとしてもアイテムは既に売却された後である可能性が高く、運営会社からの補填が無い限りは一切手元には残らない。そのため、刑事的な問題としてはアカウントクラックされたプレイヤーに対する保障は一切無いため民事的な部分に頼るしかない。しかし訴訟を起こす際に必要な諸経費を考えるとユーザーにとっては到底割に合わないため泣き寝入りする以外に選択肢は無いのが実情である。
2006年11月14日、アカウントクラックに対する措置としてキャラクターパスワードの機能が追加された。これによりアカウントIDによるパスワードを通過した後、更に各キャラクターに対してパスワードの設定が義務付けられる事となり、11月現在確認されているスパイウェアに対しての防御が可能となる。但しこの措置はアカウントの全てのキャラクター枠にパスワードを設定した時に限り有効であるため、使用頻度が低くキャラクターにパスワードを設定していなかった場合や、キャラクター枠に空きがある場合はアカウントクラックを防ぐ事は一切出来ない。このため仮に使用しなくともキャラクター枠を埋めておき、必ずパスワードを設定する必要がある。 また、前述した通信パケットに暗号化を施していない問題点があるため、パケットを盗み見る事によってIDやパスワードを入手するタイプのアカウントクラックに対しては無意味であり、キャラクターパスワード自体の効果を疑問視する声も多い。
このため現在でも公式サイトでは注意喚起を促す告知が行われているが、スパイウェアに関してはガンホー社及びグラビティ社が直接的に撃退することは不可能である。前述のnProにも一部スパイウェアを検出する機能が追加されているが、毎日のように亜種が登場し、上記対策をもってしても全く追いついていないのが現状であるため、ユーザー個々が注意をして自衛を取ることが必要である。
- 参考リンク:BS-template 安全の為に(ROに関するアカウントクラック対策に詳しい)
なお、ウイルス対策ソフトの動作がnProtectによって制限された場合、当然ウイルスの発見は困難になる。 そのため単に「情報サイトを見るだけ」でもnProtectを起動していない状態で閲覧する、といったユーザー側の配慮が必要となる。
[編集] サーバクラック
アカウントではなく、サーバに不正アクセスする行為、これはサーバの運営元であるガンホー社がしっかりしなければ、ユーザーは対抗することができない、日本においては、過去にデータベースサーバ(セーブデータがあるところ)がクラッキングされ500件以上のセーブデータが改ざんされてしまった。
[編集] RMT(リアルマネートレード)
リアルマネートレード (RMT) とは、収集したアイテムを売る事によって得たゲーム内通貨を業者などに売って現実世界の通貨を手に入れる行為(詳しくはリアルマネートレーディングを参照)。主にステルスチートやBOTを使用しているプレイヤーによって行われている。ゲーム内通貨やレアアイテムなどが過剰に生産されるため、異常なインフレやデフレが発生し新規参入者には入手困難な値段がレアアイテムにつくことが多い。
ラグナロクオンラインでは利用規約上において、ユーザー同士によるRMTの全面禁止を明記しており不正行為に当たる。RMTを行ったユーザーに対しては利用規約違反として運営側からの一方的な契約解除、つまりアカウント停止の処置を取るとされている。しかしBOT同様、運営の表立った対策が取られていない事から規約による抑止力の効果は薄く、オークションサイトやRMT業者のサイトで堂々と売買されているのが実態であり、RMTの諸問題はユーザー自身の良識に任されているのが現状である。
現在ではRMTで現金を稼ぐために主に中国からゲームに接続する、俗に言う「ゴールドファーマー」が大量に流入し、それらが多くのアカウントを使い前述のBOTプレイヤーの氾濫やアカウントハックの問題を起こしていると言われている。
更に2006年7月19日にはゲームマスターの立場にあるガンホー社員が、ゲームを管理する装置に不正にアクセスを行い、ゲーム内通貨を大量に作り出してRMTを行う業者に転売し数千万円もの不正な売却益を得ていたとして、警視庁に不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕される事態にまで至っている(ガンホーの項目も参照のこと)。
なお2008年5月現在ラグナロクオンラインのRMT市場自体は衰退しており、RMT全盛期に多く存在したRMT業者の大半がラグナロクオンラインの通貨取り扱いを停止している。
[編集] 非公式サーバ (エミュ鯖)
初めに述べたようにサーバープログラムの一時流出が発生したことにより、ラグナロクオンラインには、正式にグラビティ社と契約を結びユーザーに課金する公式なサービス以外に、ラグナロクオンラインのクライアントを利用したエミュレータサーバ(通称・エミュ鯖)を運営している個人、団体が日本国内・海外問わず多数存在している。 ユーザーからは、公式サーバを本鯖、非公式サーバをエミュ鯖と呼んで区別している。 (詳しくは、エミュレータ (コンピュータ)#ゲームサーバーエミュレータの項も参照)
これらについてはクライアントソフトについての著作権をどう評価するかなどの問題が絡むため存在の是非を問うのが難しい。過去には海外においてウルティマオンラインで訴訟が起こり、公式運営側が敗訴したこともある。日本国内では、ゲームという知名度的な問題と過去の判例が無いため、どのようになるかは定かではない。
ラグナロクオンラインでも開発元であるグラビティ社が韓国で訴訟を起こし、ガンホー社でも会員規約にクライアントの改造禁止を条項に入れている。しかし、上述の通りの度重なる開発・運営側の失態に対しユーザーからの不信感が非常に強く、公式運営に嫌気を差したユーザーが次々とエミュレータへ移っていく事例に歯止めがかからない状態にあり、事実上規約による抑止力の効果が薄く、海外では同時接続者数4000人を突破し現在も堂々と運営している大手サーバも存在する。また解説サイトやツール等の存在により、エミュレータサーバを構成する事は比較的簡単である事から、気軽に構成・運営をする者が増えている。
元々エミュレータサーバに人気が出た理由は、公式サーバでは多くの転生職やレアアイテムの効果等を試すのが現実的に難しいため、本家にはないオリジナルの仕様、月額料金がかからない無料のため等があげられる。またエミュレータではレベルがすぐに上げる事が出来る設定が可能であるため、不正利用者を隔離する事ができると予想されていたが、公式サーバでの不正は一向に無くならない上、非公式サーバにおいても不正行為が起こっているのが現状である。また最近では公式・非公式の両方を楽しむ、所謂ハイブリッドプレイヤーも増加傾向にある。
エミュレータサーバではユーザーに有利なゲームバランスに調整されており、具体的には獲得経験値やアイテム獲得率の上昇、GvGやボスとの戦闘の機会の増加、ゲームマスターキャラの使用、便利なオリジナルコマンド、独自のルールやオリジナル要素等である。しかし企業ではなく個人が運営しているため、インフラやサーバの能力、運営期間も一切保証されないデメリットを持つ。なお、ガンホー社及びグラビティ社はエミュレータの利用は一切認めていないため、利用した事により不利益な事が起こったとしても全て自己責任になる。
エミュレータサーバの運営者や管理者の趣旨によりサーバのルールやオリジナルの要素が全く異なっているためそれを面白いと良い面もあれば悪い面もある。たとえばアカウントの剥奪の基準が当然各サーバごとに違い運営者の中には自分に逆らえばアカウント剥奪の基準となると言う理不尽な判断をおこなう運営者もいる上オリジナルのアイテムや装備も自分の趣味を持ち込むことが多いがそれが行きすぎてしまう場合がある。具体的にはラグナロクとは関係ない別の著作権に違反してしまうような内容の画像を使ってしまったり、告知も無く暴力的や性的な画像を含んでしまう運営者もいたりする。
またアイテムやスキルの画像などはクライアントプログラムに依存しているが、スキルやアイテムの効果、モンスターの情報、クエスト等はサーバプログラムに依存しているため、エミュレータサーバのプログラムの開発は今でも続いており、公式サーバを調査するためのプレイヤーやギルドが存在している模様である。
[編集] 有料アイテム関連問題
[編集] 武器研究と精錬成功率
ブラックスミス・ホワイトスミスの取得可能なスキル「武器研究」は、取得する事で武器や防具の精錬時に成功率が上昇すると、プレイヤーの間では認知されていた。しかしこれは本来のスキル説明には記載されていない効果であった。
運営元であるガンホー社は、精錬時の成功率に影響を与える有料アイテムを実装した後、ラグナロクオンラインの公式HP スペシャルアイテムについてのFAQにおいて、「スペシャルアイテムの導入前後において、通常精錬・スペシャルアイテムの精錬ともに成功率の変更は無く、「武器研究」も影響していない」との公式見解を発表した。実際にこの発表の後に有志のプレイヤーが本格的な検証を行った所、「武器研究」は精錬に効果を及ぼさない事が判明した。
一度は公式見解を発表したガンホー社であったが、ガンホー社公式ホームページ上の、2007年06月29日付重要なお知らせの中で、「ブラックスミスのスキル「武器研究」について、以前はNPCによる精錬成功確率に影響していた時期があり、その当時作成された「ラグナロクオンラインネットカフェ初心者パック」に一部その記載があったことを確認いたしております。」との回答と謝罪の掲載を行っており、「武器研究」が精錬成功率に影響していた時期(これがいつであるかの明言はしていない)があったことを認めた。
2009年3月現在、ラグナロクオンラインの公式HPのFAQは導入前後で変更は無いとの記述のままになっている。
[編集] ユーザーの抗議活動
2004年より現在までこのような杜撰な管理状態に不満を持ったプレイヤーが国民生活センターへの投書を呼びかける動きがあった。2005年4月7日分の「NHKニュース10」にてBOT、RMTに関して社会問題として取り上げられたこともあった。なお、近年オンラインゲーム全体として管理会社の対応に不満を持つユーザーが多いためか、国民生活センターでのこれら諸問題の対応として、利用者は現状をよく確認し認識した上で利用規約やマナーを守って利用するように注意を促しており、事実上国民生活センターの指導では改善不可能であることを示している。
2006年5月、BOTが復活したことに対し一般プレイヤーは、BOTキャラクターを「ワープポータル」スキルによりテレポート不可能マップに隔離して行動不能にする自警行為が行われていたが、当該フィールドはキャラクターの二次職への転職を行う重要な場所だったため、この自警行為は通過するプレイヤーへ対する妨害行為に該当し、GM(ゲームマスター)がゲーム内で警告を行うことになった。しかしこの際、BOTに対しては目の前に居るにも関わらず取り扱わず、更に当該フィールドへのワープを不可能にするというパッチが当てられたため、ユーザーによるBOTを隔離することが事実上不可能になったのみならず、BOTの隔離活動をしていたプレイヤーを、「通過するプレイヤーへ対する妨害行為」としてアカウント停止処分を行い、結果として隔離されたBOTはガンホーにより救出された。後にこの事件は「アサシンギルド事件」と呼ばれることとなった。
この事件の噂は瞬く間に広がり、BOT及びアカウントハックの問題におけるガンホー社の対応によりユーザの不満が爆発し、一部強硬なユーザーが不満を抱くユーザー団体の代表としてガンホーの運営姿勢に対する抗議サイト及び団体を立ち上げ、抗議文がガンホー本社及び各行政機関やマスコミへ送りつけられる騒ぎとなった。
その後この抗議文に対して正式にガンホー社からの回答がされたが、ユーザーからの要望に関しては一切触れられていない。この理由は「抗議文を送るより前に抗議文に対する返答が送られてきた」ことに起因している。ただし「ユーザーと運営チームとの間に生じている相互理解の隔たり」については認識していることが挙げられており、「ユーザーとの意思疎通の改善を目指す」との回答を得られたことでユーザー側は当面の間様子を見ることとなった。
その後7月2日に急遽第4回ガンホーオフラインミーティングが行われ、この件についてはガンホー側は警告を行ったユーザーに対するアナウンスミスを認めている。しかしこれまでの管理体制によるユーザーからの不信感が非常に強い状況は変わっておらず、下記に記すRMT業者と関わっていたガンホー社員が逮捕された事件が発生したこと、また、当時ガンホー社とグラビティ社の間で交わされていた契約が2006年8月で満了する事になっており、2009年8月までROの運営に関する契約が更新された事を受けて、運営会社の改善及び変更を望んでいたユーザーからの不満により、再度抗議運動が行われる事態になっている。
なお、2007年3月現在もゲーム内における抗議活動は散発的ながらユーザー有志により行われている。
また、ガンホー社代表取締役社長森下一喜氏はRO運営初期から「お金を払う事によってステータスが上がるというような不公平なシステムは取りたくない」といった運営方針を語っていたが、2006年12月の課金アイテムの実装によりこの一連の抗議団体は「団体が目指したROは完全に失われた」として解散し、現在は個人活動に切り替えている。
[編集] ノーマナー
日本のラグナロクオンライン公式サイトでは、不正行為とは異なる「ゲームシステム上では問題ないが他のプレイヤーに嫌われる行為」を「ノーマナー行為」と呼び、規制している。なお、ノーマナー行為とは日本のラグナロクオンライン限定の造語である。海外のラグナロクオンラインを含む他のオンラインゲームでは「ノーマナー行為」という言葉は用いられない。
これらの行為は他のMMORPGの中にも存在しているものがあるが、日本のラグナロクオンラインではそれを明文化している。明文化された結果、この行為を嫌うプレイヤーを多数生み出したのが、他のMMORPGと大きく異なる点である。漠然とした遵守努力を公式ルールに謳ってしまったことから、ノーマナーとして明文化されていない他の望ましいとされる行為をもノーマナーと勝手に決めて他人に強要するプレイヤーが後を絶たない。
現在、日本のラグナロクオンラインの公式サイトにおいては、プレイヤー間で起きた問題はプレイヤー同士の話し合いで解決をするというルールに変更されており、基本的に運営が仲裁に入ることは無いため、自分本位で禁止行為や迷惑を無視して行うプレイヤーが少なくない。ただしラグナロクオンラインでは非常に嫌われる行為とされるため注意が必要である。
日本のラグナロクオンラインの公式サイトで定義されている主なノーマナー行為には以下の物があげられる。なお、iROなど海外のラグナロクオンラインでは、以下の行為は全て問題のある不正行為として処罰対象になる。ただしPK可能のUrdrサーバのみ通常のワールドと違い、これらノーマナー行為は特別ルールとして禁止されておらず措置対象外である。
[編集] 横殴り
Kill Stealのこと。ラグナロクオンラインのシステムでは、経験値獲得は(パーティによる経験値分配などを除けば)「自分が被害を負ったかどうか」ではなく「自分がどれだけ被害を与えたか」のみで決まり、モンスターに与えた被害の割合に応じて経験値が分配される。しかし、原則的にモンスターは最初に交戦したプレイヤーキャラクターに対して攻撃をし続ける。このことによって複数のプレイヤーが同じモンスターに攻撃した場合に「被害を受けず、あるいは少ない被害で経験値を得るプレイヤー」が生まれやすい。
戦闘参加者が一人増加するごとに、モンスターから取得できる経験値は25%上昇するが、人数分で頭割りされるため、正当な交戦権を持ったプレイヤーに与えられる経験値が減少してしまうことがある。このことが、「初心者修練場」と呼ばれるチュートリアルにおいてゲーム内で説明されていたことから、被害無しに経験値を得る行為が「横殴り」と呼ばれるノーマナー行為となった。
この為、モンスターと闘っているプレイヤーから救援の呼びかけがない限り、他のプレイヤー達は助太刀せずに傍観するという状態になっている。しかし、得てして他人に助けを求めなければならないほど切迫している状況では、他人に助けを求める旨の発言をしたりする余裕が無かったりするので、実質的には助けを求められて助太刀に入ると言うMMOならではの状況はほぼ発生しないようになっている。
[編集] ルート
モンスターを倒したときに落とすアイテムを第三者が拾う行為をルートと言う。ただし、プレイヤーが放棄したアイテムを第三者が拾う行為は一般的にルートに該当しない。
通常モンスターが落とすアイテムは最初にダメージを与えた者が優先して拾う権利が発生するが、約5秒経過するとその権利は失効し他のプレイヤーも拾うことが可能になる。通常は5秒もあればアイテムを拾うのには十分であるが、大量のモンスターに囲まれて交戦中である場合そういう余裕が無い事が多く、このためプレイヤーの周辺のアイテムを拾ったプレイヤーと側にいるプレイヤーとで論争が発生することがある。
以前はMVPボスモンスターでも同様の問題があり、故意にアイテムの取得を妨害するなどの悪質なプレイがあったが、現在はドロップ取得権獲得者に約30秒の獲得優先権が実装され、この問題は事実上解消された。
[編集] MPK
Monster Player Killの意味で、引き連れている大量のモンスターを他のプレイヤーに擦り付け、妨害にすることを目的とした行為。なお、「行為」ではなく「行う者」を指す場合は「Monster Player Killer」と称する。ただし紛らわしいため、「MPKer」などと表記し分ける場合もある。MPKをするプレイヤーとモンスターを列車に例えて「トレイン」と呼ぶこともある。また、モンスターを殲滅する効率の向上のため意図的に大量に集め引き連れることもあり、これらも「トレイン」と一纏めとされ、同様にノーマナー行為とされる。
これはアクティブモンスターの特性を悪用したもので、殆どのモンスターは最初に攻撃してきたプレイヤーを追いかけるが、そのプレイヤーの移動速度が速かったりテレポートすることで距離が大きく離れた場合、近くに他のプレイヤーが居ればそのプレイヤーに襲いかかる仕様になっている。
被害に遭ったプレイヤーからするとデスペナルティを課せられるので非常に迷惑な行為、ガンホーではこの行為を違反ではなくノーマナー行為として扱っている。
[編集] 露店詐欺
商人系列のキャラクターにおいてスキル「露店開設」を使用することでアイテムを他PCに対して販売できるが、その際に実際の販売内容とは異なる商品や価格を他人に想起させるように看板名を表示する行為。ただしその性質からプレイヤーは商品についての説明と値段を冷静に見ることで被害を自衛できる。従って管理側であるガンホーからトラブル解消のために関与されることは基本的に無い。主な露店詐欺としては以下の3種が挙げられる。
- スロット詐欺
- 装備品に関して行われ、実際にはスロット数がNPC販売と同等な装備品を販売しておきながら、あたかもスロット数が多い特別な装備品を販売中であると他人に想起させるように看板名を表示する行為。値段をスロット数が多い装備品の相場価格よりも安めにつけることで焦ったプレイヤーに購入させて利益を得るのが目的。システムによる対策として現在装備品はマウスでポイントした際「名称[スロット数]」の形式で表示されるようになっている。
- 値段詐欺
- 主として安価な消耗品に関して行われ、商品を桁をずらした高額な価格で販売しておきながら、あたかも通常の相場程度の価格で販売中であると他人に想起させるように看板名を表示する行為。システムによる対策として現在露店における価格は桁によって異なる様々な色を用いて表示されるようになっている。
- 精錬値詐欺
- 看板には高精錬値防具と銘打ち、中身は低精錬値か未精錬というポピュラーな詐欺。最近は「高精錬値によりステータス上昇のボーナス効果がある」カードが実装されたため手を出してしまう人も居るようだ。
[編集] その他
jROの管理・運営元は転生パッチを飛ばしてその先のパッチを実装することはできないと、第2回のオフラインミーティングで発言していた。だがiRO・oROの実装状況を見る限り、そうした仕様ではないことがわかる。なお、ガンホー社からの説明によると、「グラビティ社は世界で同時期にほぼ同内容のアップデートが行われることを目指す方針」であり、この方が開発コストが下がる。後発地域のROにおいて一気に2つ分増加というようにアップデートが速いのはこのためである。
なお当初、jROの管理・運営元はキャラスロットが3つで固定されているのはラグナロクの仕様で増やすことはできないとしていたが、運営方針でキャラスロットは3つとしていると訂正した。(現在のjROはキャラスロットを5に変更している。またkROでは9つとなっている。)
元ROユーザーが他のMMOに移住した際、全く常識が異なるにも関わらず以前のRO独特の概念を持ち込もうとした事によるプレイヤー間の摩擦も起こっており、特に「RO厨」と呼ばれるケースが多々ある。もっとも、これはROに限らず全てのMMOで起こる現象であるが、ROは日本で運営されているMMOの中でも特にユーザー数が多かったため、目立つ結果となっている。
また、ROは日本のMMOでも比較的古いオンラインゲームであるため、新規参入のプレイヤーと古参プレイヤーの差がかなり大きい。従来の月額課金からアイテム課金制を併用したハイブリッド課金となったことにより、金銭的余裕があり、かつある程度のプレイ時間も確保出来るプレイヤーでなければ古参のプレイヤーに追いつくことは難しい。
ただし、そう言う「最先端」のプレイヤーに追いつく事だけを考えるのでなければ、例えば転生する事においても実装当初より遥かに楽になっており、元々他MMOよりソロプレイが容易である事も加え、依然として気軽に参入できるゲームではある。
[編集] 脚注
- ^ 参照:シマンテック社によるウィルス情報。

