アイレムソフトウェアエンジニアリング
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | アイレム、IREM、アイレムソフト |
| 本社所在地 | 〒111-0043 東京都台東区駒形1丁目3番16号 駒形プラザビル2階 |
| 設立 | 1997年4月15日 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 事業内容 | コンシューマゲームソフトの開発・販売 パチンコ・パチスロ向け映像ソフトの開発 |
| 代表者 | 実盛祥隆(代表取締役) |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 売上高 | 22億円(2010年3月) |
| 従業員数 | 240名(2013年3月1日) |
| 主要株主 | EIZO 100% |
| 関係する人物 | 九条一馬(元社員) |
| 外部リンク | http://www.irem.co.jp/ |
アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社は、アイレム(irem)のブランド名で商品展開を行っている、日本のゲーム会社。
目次 |
概要 [編集]
かつてナナオ(現・EIZO)は傘下にアイレム株式会社を持ち、ゲーム開発に携わっていたが、1994年にゲーム開発から一旦撤退した。ゲーム開発を再開するにあたり、100%子会社としてアイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社を設立、アイレム株式会社よりゲーム事業、及び版権を譲り受けた。
旧アイレム時代からの作品『大工の源さん』は他にウェブアニメ及びコンシューマゲームとしても制作されている。
2006年5月、東京赤坂に東京開発室を開設した。同年7月、通信販売サイト「アイレム横丁」の運営を開始。
2011年3月、東日本大震災など諸々の事情で開発中のゲームタイトルが開発中止と同時に、5月に「アイレム横丁」の終了宣言、サイト内のコンテンツの縮小、8月11日にPlayStation Homeのラウンジ(ソニー・コンピュータエンタテインメントに次ぐ数のラウンジを設置していた)の大幅な縮小が行われた。
また、R-TYPEシリーズ等、バーチャルコンソール・PlayStation Storeにて配信されていたソフトの大半が配信終了[1]となり[2]、以前から提携していた三洋物産のパチンコ・パチスロ関連のソフトを中心とした事業展開に大きく舵を切っている(その過程で、パチパラシリーズの開発は継続)。
2011年4月、九条一馬ら一部のスタッフが退社。独立して新たにゲーム会社グランゼーラを設立した。代表取締役は「アイレム横丁」の責任者を務めた名倉剛。これに関して、かつての関係者であり九条と交友関係のある稲葉敦志が、5月25日にTwitterでつぶやいたことで広まった[3][4]。
沿革 [編集]
- 1997年(平成9年)4月、アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社を設立。
- パチンコ向け映像ソフトの開発開始。
- 1997年(平成9年)7月、アイレム株式会社開発室部門の業務をアイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社にて継承。
- 1999年(平成11年)11月、PS2用ゲームソフト開発開始。
- 2001年(平成13年)12月、大阪市淀川区西中島にて大阪開発室開設。
- 2006年(平成18年)5月、港区赤坂にて東京開発室開設。
- 2007年(平成19年)4月、PS3用ゲームソフト開発開始。
- 2008年(平成20年)4月、東京開発室を台東区駒形に移転。
- 2010年(平成22年)11月、東京開発室を解消し、開発本部及び東京開発部を設置。石川県白山市から東京に本社機能を移転。
事業所 [編集]
ゲーム作品 [編集]
以前のアイレム(現、アピエス)の作品も参照。
- 1996年
- 1998年
- 2000年
- カートンくん(PS)
- 2001年
- 2002年
- 絶体絶命都市(PS2)
- -U- underwater unit(PS2)
- 2003年
- R-TYPE FINAL(PS2)
- 2004年
- 桜坂消防隊(PS2)
- 2005年
- ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット(PS2)
- ブロックス倶楽部 with バンピートロット(PS2)
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- みんなでスペランカー(PS3)
- 絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-(PSP)
- スペランカー(Windows XP SP2、Windows Vista)
- なりそこない英雄譚〜太陽と月の物語〜(PSP)
- R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-(PSP)
- 2010年
- 戦国絵札遊戯 不如帰 大乱(PSP)
- 2011年
- どきどきすいこでん(PSP)
- 発売中止
- ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット2(PS3)
- 絶体絶命都市4 -Summer Memories-(PS3)
パチンコ・スロット関係(パチパラシリーズ(三洋パチンコパラダイスシリーズ))
笑いの提供 [編集]
「エイプリルフールの覇者」 [編集]
公式サイトでは1998年から毎年4月1日にエイプリルフール企画が披露されている(公式サイトにアーカイブとして掲載されているのは2000年以後のもの)。年を経るごとに、次第に壮大かつ派手なものになっている。2011年は諸般の事情により中止となった[5]。東日本大震災に伴う自粛と思われる。また、エイプリルフール企画を主導した九条一馬らの退社により、2012年には再開したが規模は縮小され、2013年は全く行われなかった。
この企画のために、前年11月頃から社内で準備を開始する。しかもかなり手の込んだものを作った年もある。これは4月2日をもってサイトから一旦削除されるが、翌年の3月1日に再掲載される。また、登場したもののうち、いくつかはアイレムのゲーム内で登場している(『どきどきすいこでん』は、アイレムHP内の4コマ漫画の題材になっている)。上述のアイレム横丁についても、同様にジョーク商品を紹介した。また、アイレムはPlaystation Homeの数多くのラウンジを設置しているため、それらの場所でもオブジェクトを書き変えたイベントが行われている。
企業系サイトがエイプリルフール企画を仕掛ける先駆けでもあると言われており、エイプリルフール企画を仕掛ける日本の企業系サイトがリストアップされる際、円谷プロ等と並んでたびたび大きく名が載るほどである。
ちなみに、エイプリルフール企画の一つである架空の恋愛ゲーム『どきどきすいこでん』は、アイレムのサイトコンテンツにもたびたび登場し、2011年に本当にゲーム化されることになった。
- 参考文献
- 九条一馬「存在感と存在価値を取り戻すために -エイプリルフールコンテンツに込めた思い-」(『テレビゲームのちょっといいおはなし・5』、コンピュータエンターテインメント協会、2008年、31-37頁)
- ゲーム研究データインデックスより、PDFファイルとしてダウンロード可能。(2010/3/27現在)
ゲームショウなど [編集]
アイレム横丁でも、「目盛りのない分度器」といった商品が売られていたり、東京ゲームショウに出展したときには、前述した実物大のトロットビークルを運搬してきたり、『るるぶ』をもじった本「アイレムぶるるん」を配布したり、さらには親会社であるナナオの得意分野であるディスプレイ「アシュラ」の公開など、ギャグが多い。
2010年の東京ゲームショウでは、通常のゲームメーカーとしての出展と物販ブースへの「アイレム横丁」出展に加えて、飲食ブースで新作タイトル『絶体絶命都市4』と金沢カレーをコラボレーションさせた「絶体絶命カレー」を販売。ケータリング専門業者への委託ではなく自社運営で、領収書には「アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社」の判が押されていた。またこのカレーの販売については「アイレムぶるるん」でも紹介されている。
なお、PSStoreにて「アイレムぶるるん デジタル版」が2011年1月27日に創刊された。デジタル版には付録が付いている内容となっている。
ふる里4コマ小唄 [編集]
上記のエイプリルフール企画をはじめ、アイレムのサイトの歴史はかなり長く、このふる里4コマ小唄は、1998年より毎週追加更新され、2009年1月18日現在、500回を超える長期連載となっている。 漫画の題材は、アイレム横丁の物販の特典などの内輪受けのものから、『ぐっすんおよよ』や『スペランカー先生』と言った、自社のキャラクターを題材にしたものなど様々であり、地味ながらも脈々と続くコンテンツである。557回目でエンターブレインより連載をまとめた1冊の本として2009年7月1日に発売の予定を告知する漫画が連載された。
4コマページは、2011年3月の絶体絶命都市4の発売中止の告知とともに、開発者が綴る日記のコーナーとともに削除されている。
選択肢 [編集]
PS2用ソフトに参入して以降、ストーリー上での選択肢の中に、非常に突飛なものがしばしば含まれるようになった。
脚注 [編集]
- ^ 現在は、三洋物産のパチンコ・パチスロ関連のソフトのみ配信が継続されている。
- ^ 『みんなでスペランカー』については、配信元が移管された。
- ^ “金沢に新たなゲーム開発会社「株式会社グランゼーラ」設立! 「絶体絶命都市」などを手がけたクリエイター・九条一馬氏が同社に移籍”. GameWatch. (2011年5月25日) 2011年7月27日閲覧。
- ^ プラチナゲームズの稲葉プロデューサーが語るグランゼーラ設立 - kotaku japanによるTogetterまとめ
- ^ “エイプリルフールイベントに関するお知らせとお詫び”. アイレムソフトウェアエンジニアリング (2011年3月18日). 2011年3月18日閲覧。