絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-

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絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-
ジャンル サバイバル・アクションアドベンチャー
対応機種 PlayStation 2
開発元 アイレムソフトウェアエンジニアリング
発売元 アイレムソフトウェアエンジニアリング
人数 1人
メディア DVD-ROM1枚
発売日 通常版:2006年3月30日
愛コレ!(IREMCOLLECTION):
2008年2月7日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
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犯罪
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絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-』(ぜったいぜつめいとしツー いてついたきおくたち)は、アイレムソフトウェアエンジニアリングより2006年3月30日に発売されたPlayStation 2ゲームソフト2002年に発売された『絶体絶命都市』の続編。北米では Raw Danger の名称で発売。また、2008年2月7日に「アイレムコレクション(愛コレ!)」として廉価版(定価2800円)で発売された。

概要[編集]

前作『絶体絶命都市』から5年後の、2010年12月の設定。前作は地震によって水没する人工島からの脱出がテーマだったが、本作では集中豪雨による河川の堤防決壊によって水没が始まった地下都市からの脱出がテーマとなる。前作に比較し、大幅にスケールアップされ、ゲームシステムにも新しく意欲的な試みが多く見られる。また、前作の登場人物も複数登場している。

ゲームシステム[編集]

一人の主人公で最後までプレイした前作とは異なり、複数の主人公が異なる立場で同じ災害に遭遇するオムニバスストーリーになった。それぞれの主人公たちを操作して、絶体絶命の状況を生き抜くことがこのゲームの目的。 ただし、主人公はプレイヤーがある条件を満たさない限り自由に選択できるわけではなく、一人目の主人公のシナリオを終わらせると二人目の主人公でプレイするといった具合に決まった順番で登場する。それぞれの主人公にはそれぞれ固有の特殊技能があり、脱出のサポートをしたり、娯楽を与えたりすることができる。また、ストーリーの進行に深く関わっているものもある。ゲームの進行途中で主人公の台詞や行動をプレイヤーが選択する場面があるが、人道に反した行為やふざけた言動など、あきらかにその場の雰囲気にそぐわないような選択肢も含まれている。これは『ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット』や「パチパラシリーズ」付属の「パチプロ風雲録」シリーズなどアイレム作品全般に見られる傾向である。

グラフィックや街並みの表現に進化が見られ、最初から街が崩壊していた前作に比べ、本作では被災前の通常の街も描かれている。前作ではゲーム開始時点で一部の人々を除いて避難は完了しており、街のほとんどがゴーストタウン状態だったが、本作では主人公以外のキャラクターが配置された場所が多くなっており、これらの人物との関わり方次第でエンディングなどに変化が生じる場合もある。人物のグラフィックについても、前作では少なかった登場人物の台詞に合わせた口の動きが表現されている。

ボートやタクシーなどの乗り物も複数用意されており、局面によってはこれらを操作する必要がある。前作に引き続き、街中に落ちている「コンパス」を集めるというコレクション要素も存在する。

チュートリアルモードも存在し、市民災害センターで災害擬似体験をするというストーリー仕立てになっている。最後に成績が発表され、それに応じて称号が取得できる。

主人公相互干渉効果[編集]

ある主人公が起こした行動で、以降のシナリオの主人公に影響が起こると言う事である。例えば、主人公Aが邪魔な障害物を別の場所に退かしたとき、主人公Bでプレイした時に、新たな障害物になる、主人公Cが主人公Dを助けるか否かで主人公Dの初期位置が変化する、などがある。

また、アイテムは点在するゴミ箱と各地に現れる「回収おじさん」に預けることができる。預けたアイテムは他の主人公が回収する事も可能。ただし、ゴミ箱はそれぞれの場所でアイテムが管理されるため、預けた場所でしか回収することができない。戻って来られる保障も他の主人公が同じ場所を訪れる保障もないため、貴重品をゴミ箱に入れるのは得策ではない。一方、回収おじさんは預かったアイテムを全て管理するので場所も時期も問わず回収できる。

体調[編集]

前作の喉の渇き (QP) に代わり、今作では体調 (TP) に気を配らねばならない。舞台は冬の都市であり、そこに冷たい水が襲う。当然服は濡れ、体調は悪化する。体調が悪化すると速く走れなくなり、最終的にゲームオーバーになる。それを防ぐため、ストーブや焚き火などの「あたたまりポイント」で暖まらなければならない。ほぼ全編で主人公たちは雨雪等の水にさらされているので、力任せで雑なプレイをすると主人公はすぐにTPを低下させるため、丁寧かつ迅速な操作が必要とされる。

前作のような物理的な体力ゲージ(HP)は存在せず、TPが体力を兼ねている。TPは服が濡れた状態では常に減少し、濡れていなくても薄着だったりするとやはり減っていく。本作では衣服の濡れ具合も表示され、完全に乾いている状態では「DRY」と、濡れている場合は濡れ具合に応じて水滴のアイコンが表示される。濡れれば濡れるほどTPの減少速度が速くなる。TPが底を付くと行き倒れとなり、ゲームオーバーとなる。ストーブや焚き火に当たればTPは全回復し、衣服も乾く。

TPはアイテムでも回復可能。使い捨てカイロを使用すると一定時間TPの減少を防ぐことができる。また、調理器具を持っていればストーブや焚き火でレトルト食品を食べることも可能で、一定時間TPを自動回復させることができる。

前作同様、高所から落下する、災害や事故に巻き込まれる、逮捕される、殺害されるなどでTPに関係なくゲームオーバーとなる即死ポイントも多数存在する。災害の性質上浸水した箇所が多く、主人公の身長より深い水に入ったり、浅いところでもしゃがむ、倒れるなどして一定時間顔が水の中に入っていると溺れてゲームオーバーとなる。

装備品[編集]

本作では装備品が複数用意されている。前作にもヘルメットやマスクなどは存在したが、今作では防寒具、上着の他に私服、制服、コスプレなどバリエーションに富んでいる。これらは自分で着替える以外に同行者に渡して着替えさせることが可能だが、キャラクターによって装備できるものが異なる。2周目以降では一度でも入手した装備品をゴミ箱から好きなだけ取り出すことができる。

実用的なものは濡れを抑える雨ガッパ程度で、基本的には見た目を変えて楽しむ要素である。ただし、薄着ではTPが減りやすく、厚着をするか防寒具を装備するとTPの減少が抑えられる。また、いらない衣服を解体すれば可燃ゴミが生成され、ライターがあれば回復アイテムとして使用できる。

本作にはアウトドアウェアブランドのコロンビアスポーツウェアが協力しており、ゲーム中にはコロンビア社製のバックパックやホイッスルが装備品として登場する。

ストーリー[編集]

首都島の壊滅(前作)から5年後。失われた第3首都の座は空席のまま、都市開発の波は激しさを増し、Z県の地方都市、富坂市にまで及んでいた。富坂市を急速に発展させ変えたのが、地下空間を有効活用する地下都市計画「ジオフロンティア計画」である。そして2010年12月、ジオフロンティア計画の第一期工事が完了する。しかし、都市開発で活気づく富坂市は突如、未曾有の水害の脅威にさらされることとなる。

第1話 篠原編
2010年12月24日のクリスマスイブ。ジオフロンティア計画の第一期工事完成披露パーティが、韮沢ジオセクションで行われていた。記録的な豪雨が降り続く中、パーティは進行する。
篠原一弥はそこでウェイターのアルバイトをしていた。華やかなパーティの最中、従業員たちはチーフウェイターに富坂市の中心を流れる羽代川が決壊していることを知らされ、驚きの中、客を誘導する。しかし篠原は、閉じ込められたアルバイト仲間の藤宮春香を救い出すために逃げ遅れ、災害の渦中に投げ出される。水没を始めるビルを歩き出す二人だが、行く手には様々な困難が待ちうける。
比較的前作に近いオーソドックスなシナリオ。第1話ではあるが、ボリュームは全シナリオ中最大。
ステージ
  • 韮沢区第一地下施設
  • 韮沢区ジオセクション
  • 韮沢駅周辺
  • 富坂西I.C.
  • 柿沼S.A.付近
  • 富坂東I.C.
  • アンジェリーナ周辺
  • 椿ケアセンター
  • 富坂市民公園
  • 中央ジオセクション2
  • 富坂駅
第2話 佐伯編
大学2年生の佐伯優子は、兄殺しの容疑で韮沢警察署の留置所にいた。実は冤罪なのだが、彼女が発する無実の訴えに誰も耳を貸さなかった。そのとき突如轟音が響き、数分の間に留置所はあちこちが浸水して避難することになる。しかし、戻って来た刑事に手錠をかけられ、意図的に警察署に閉じ込められる。佐伯は何とか警察署から逃げ出すことに成功し、警察の目をかいくぐり富坂市を徘徊する。途中、Z県知事である田辺宗一郎の秘書、青山透と出会い、その協力を得て自分の無実を証明すべく行動する。
このシナリオでは主人公は常に手錠をかけられており、ぶら下がりなど一部の行動が不可能となる。また警察に追われる身分のため、一部の局面では災害以外に警察官の目を逃れたり、追って来る敵から逃げるという行動も必要となる。
ステージ
  • レジデンス市ノ谷
  • 韮沢署
  • 韮沢区ジオセクション
  • 韮沢駅周辺
  • 川底トンネル周辺
  • レジデンス市ノ谷
  • アンジェリーナ周辺
  • 奥富ダム
第3話 柘植編
タクシー運転手の柘植明は、韮沢ジオセクションで週刊報都記者の本多涼子と名乗る妙な女の客を拾う。持ち合わせがなく運賃は着いた先で払うという本多の調査活動の足にされ、災害の進行する富坂市を走り回る。
タクシーを運転して災害の起こる街中を走り回る異色のシナリオである。他の主人公とは違い、タクシーに乗っていれば風雨は防げ、ヒーターでいくらでも回復することができるのだが、荒い運転をすれば次第に車が壊れていき、窓がなくなれば雨が車内に降り込むようになる(回復も不可能になる)。アイテムで補強するか修理所に行くことで再びタクシーの恩恵を受けられる。タクシー内ではラジオで災害の状況をリアルタイムで聞ける。
ステージ
  • コンビニ周辺
  • 韮沢区ジオセクション
  • 韮沢署
  • レジデンス市ノ谷周辺
  • 新富製薬
  • 泉ニュータウン、韮沢駅周辺、アンジェリーナ周辺
  • 押根峠
  • 奥富ダム
  • 富坂商業高等学校
  • 新富製薬
  • 富坂駅周辺
第4話 西崎編
富坂商業高校1年生の西崎佳奈は同級生のグループから陰湿ないじめを受けていた。その日も、生徒が体育館に避難する際に掃除道具用のロッカーに閉じ込められ放置され、一人教室に取り残される。なんとか自力で教室から脱出し、体育館を目指す西崎の前途にはいくつもの危機と選択が待ち受ける。
市街地を移動する他のシナリオとは異なり、全編学校の敷地内が舞台となる。そのため(第6話を除けば)最も短いシナリオとなっている。主人公が実際に災害に見舞われるシーンは少なく学校内の人間模様が大まかな内容であり、避難途中に出会う特定の人物との関わり方次第でエンディングに変化が生じる。
ステージ
  • 富坂商業高等学校
第5話 速水編
目覚めたときすべての記憶を失っていた白衣の男・速水祐司は、自身を探していたという女性、成瀬沙耶とともに、自分はいったい何者なのか、そして何をしなければならないのかを探ることになる。
このシナリオではストーリーの進行にしたがって「記憶の断片」を入手し、徐々に記憶を取り戻していくシステムとなっている。
ステージ
  • コンビニ周辺
  • 泉ニュータウン
  • アンジェリーナ周辺
  • 富坂商業高等学校
  • 中央ジオセクション2
  • 変電所
第6話 篠原編 / 須藤編
救助される手前までたどり着いた篠原は、突如一人取り残されることになり、最後の脱出機会を求めて市街中心部にあるメディアタワーを駆け上る。
これまでのシナリオを特定の条件を満たしてクリアすると主人公が代わり、富坂市内にあるビルの一室で推理をしていた記者、須藤真幸を操作し、推理を完成させ、富坂市からの脱出を試みることになる。辿るコースは篠原とほぼ同じだが、篠原よりも移動距離は長く、また足が不自由であるため移動速度も遅くなっている。
ステージ
  • 報都新聞オフィス(須藤真幸のみ)
  • 富坂駅周辺
  • メディアタワー

舞台設定[編集]

富坂市[編集]

ゲームの舞台となる架空の都市・富坂市(とみさかし)は、限られた土地を有効かつ計画的に活用するための「ジオフロンティア計画」によって、人口約118万人の地下大都市に発展した。富坂市は元々四方を海と山に囲まれた一地方都市で、1911年に市政が始まった。市内を流れる羽代川は度々大雨によって氾濫しており、奥富ダムの建造までは水害の多い土地だった。

1995年に後の田辺知事が都市開発競争で生き残るための新たなプランとして地下空間を有効活用するジオフロンティア計画を始動させ、2006年には第3首都候補地として名乗りを上げた。そして2010年12月に第一期工事が完了。この日より、地下と地上を融合させた都市「ジオシティ」として本格的に歩み出す。中央ジオセクションを中心として、その周囲に配置された第2中央ジオセクション、韮沢ジオセクション、梅川ジオセクション、蓮野ジオセクション、港ジオセクションを五角形の頂点とし、各ジオセクション間をトンネルで繋いだ構造で成り立っている。

ジオフロンティア計画に伴い、地下空間を利用するための様々な設備が整えられ、巨大な空気循環清浄システムや各水路を連結、連携させて効率よく雨水を海へ排出する地下雨水コントロール水路網、強固な耐震構造、警備システムなど治安や防災面は万全であった。

富坂水害[編集]

2010年12月18日から季節外れの雨が富坂市に降り始め、連日降り続いた雨は23日には1日の降水量が観測史上最高の800mmを記録する大雨となる。翌日の24日も雨は降り続け、同日14時6分に市内を流れる羽代川が警戒水位を越えるも雨量は依然と増え続ける。その結果排水しきれない雨水が溢れ始め、韮沢ジオセクションのジオフロンティア計画第一期工事完成披露のパーティ会場で水漏れが発生するなど徐々に影響が出始める。警察が出動して警戒に当たるとともに、自主避難も始まる。篠原編では、この時にガスや水道が止まったことを料理長から聞くことができる。

14時20分ごろ遂に羽代川が決壊。市西部で大規模な浸水が発生して多数の行方不明者が発生する。更に韮沢ジオセクション各所で陥没事故が発生したため、市は羽代川より西側の地域に緊急避難命令を発令する。韮沢駅と富坂西インターチェンジとの間で避難バスが被災者を運び始める。

その後も増え続ける雨量の影響で決壊部分は広がり続け、18時23分には地下のホームに流れ込んだ水によって流された電車が韮沢駅を破壊。22時58分には西インターチェンジで被災者を輸送していたヘリが墜落する。この頃には浸水は市の西部から東部、更に南部の羽代区へと広がっており海岸決壊の危険があるため、市全域に避難命令が出され午前2時頃には蓮野区の避難がほぼ完了する。

翌日11時ごろ、連日の大雨で貯水容量の限界を超えた奥富ダムが破損。上部の洪水吐からも放流を始めるも間に合わず破壊が進行し、完全に崩壊する。この影響により貯水していた水がすべて濁流となって下流を襲い、柿沼サービスエリア付近の橋に鉄砲水が押し寄せる。同時期に田辺知事が行方不明となったとの情報が流れる。この頃までに避難所を中心に死亡率が極めて高く、感染速度の速い新型インフルエンザが蔓延する。その正体は速水編で明らかとなる。

日付が26日に変わる頃には海岸線決壊による海水の流入と、豪雨の影響によって沿岸部を中心に陥没が連鎖的に発生。雨が雪に変わるが韮沢区をはじめとする市の西部は完全に水没状態となり、中央区が残るのみとなるが浸水は勢いが衰えない。そして26日17時30分、最後に残された富坂駅で浸水が始まり駅の崩壊が始まる。駅に続いてメディアタワーも崩壊が始まり、雪が止んで日が差し始めた頃中央区が水没。天気が晴れに変わり、1週間にわたって降り続いた豪雨はようやく終息。しかし、メディアタワーの水没をもって富坂市は完全に水没し、見えなくなる。

主な登場人物[編集]

主人公[編集]

篠原 一弥(しのはら かずや)
身長:175cm / 体重:65kg / A型 / 天秤座[1]
- 渡邊正幸
大学4年生。22歳。韮沢ジオセクションで開催された「ジオフロンティア計画完成披露パーティ」で、ウェイターのアルバイトをしている。突然の水害に巻き込まれたが、アルバイト仲間の藤宮春香と協力し、次第に水没する富坂市から脱出を図る。
特殊技能は「温めあう」。同行者の藤宮とTPを分かち合うことができる。藤宮のTPの方が高い場合は篠原のTPを回復できるが、逆の場合はTPを奪われることになる。使用時の演出は藤宮の篠原への好感度によって変化する。
佐伯 優子(さえき ゆうこ)
身長:160cm / 体重:49kg / O型 / 双子座[2]
声 - 赤井路子
大学2年生。20歳。実の兄殺害の容疑で警察に逮捕され、韮沢警察署の留置所に入れられる。だが、当人にはまったく身に覚えがなく、無実を訴えるも警察には取り合ってもらえない。突然の水害で韮沢警察署が崩壊し、混乱の最中自分の無実を証明するために脱走する。
特殊技能は「出来心」。近くにいる人物からアイテムを一つ盗むことができる。メニュー画面の説明には「本当の犯罪者になります」とあるが、実行してもペナルティはない。
柘植 明(つげ あきら)
身長:180cm / 体重:80kg / B型 / 牡牛座[3]
声 - 蓮池龍三
タクシー運転手。36歳。転職経験3回あり。突然乗り込んできた客・本多涼子にあちらこちらに振り回されるが、やがて彼女と奇妙な連帯感を持つようになる。
特殊技能は「カーラジオ」。タクシー乗車中のみ使用可能で、「災害情報局」「バラエティ局」という2局の番組を聴取できる。番組の内容はゲームを進めると変化する。
西崎 佳奈(にしざき かな)
身長:155cm / 体重:45kg / A型 / 獅子座[4]
声 - 小林恵美
富坂商業高等学校に通う高校1年生。15歳。クラスの中でいじめにあっており、避難命令が出されたときに教室のロッカー内に閉じ込められたために逃げ遅れる。
特殊技能は「おもいで」。いじめにあっていたときの記憶を確認できる。強制的に入手するものと特定の場所を調べて入手するものがある。
速水 祐司(はやみ ゆうじ)
身長:175cm / 体重:58kg / AB型 / 蠍座[5]
声 - 川島章吾
白衣を着た記憶喪失の青年。26歳。水害の渦中にある富坂市で目覚めるが、自分が誰かさえ分からない記憶喪失状態で物語は始まる。失われた記憶を取り戻すため、成瀬沙耶と共に富坂市をさまよう。
特殊技能は「記憶を思い出す」。会話などで「記憶の断片」を入手し、それをパズルのように組み合わせることで記憶を取り戻してゆく。選んだ選択肢によって入手できる「記憶の断片」が異なる場合がある。
須藤 真幸(すどう まさゆき)
身長:175cm / 体重:65kg[6]
声 - ヤマモトヒロフミ
前作『絶体絶命都市』の主人公で、報都新聞社に勤務する新聞記者。30歳。ある事件の真相を究明するため、水害で沈みゆく富坂市に残り取材を続ける。脚を怪我していてロフストランドクラッチを使用しているが、その怪我の原因は明らかにされていない(前作ではエンディングにおいて銃で撃たれ重傷を負うシーンがあるが、特に足を負傷するような目には遭っていない)。
特殊技能は「解き明かす」。速水の特殊技能と同じく、入手したメッセージの断片を組み合わせ、災害の裏で起きている事件の真相を明らかにする。

同行者[編集]

藤宮 春香(ふじみや はるか)
身長:160cm / 体重:50kg / A型 / 乙女座[1]
声 - 古山あゆみ
篠原の同行者。21歳の大学3年生。篠原一弥と同じパーティー会場でウェイトレスのアルバイトをする。篠原と共に避難するが、ある事情があって、水害で沈みゆく富坂市に留まろうとする。
隠しパラメータとして篠原に対する「好感度」、義母に対する「愛憎度」が設定されている。ゲーム中に現れる選択肢などによって変化し、藤宮の言動に影響する。
青山 透(あおやま とおる)
身長:173cm / 体重:61kg / AB型 / 射手座[2]
声 - 小田久史
佐伯の同行者。田辺知事の秘書。28歳。かなり気弱だが、佐伯編では別の側面を見せる。田辺のことを尊敬していると語る。
本多 涼子(ほんだ りょうこ)
身長:164cm / 体重:52kg / B型 / 山羊座[3]
声 - 坂戸こまつな
柘植の同行者。週刊報都の編集者で須藤真幸の後輩。25歳。ある取材のために富坂市にやって来た。金を持っていないにもかかわらず、柘植の運転するタクシーを料金後払いで、ほぼ貸しきり状態で富坂市を乗り回し、水害の中取材を強行する。
比嘉 夏海(ひが なつみ)
身長:158cm / 体重:41kg / O型 / 蟹座[4]
声 - 立野香菜子
西崎の同行者。22歳。前作『絶体絶命都市』に引き続き登場。富坂商業高等学校に教育実習生として来ていたが、突然の水害に巻き込まれる。災難続きの運命を嘆きつつも、前向きに生きる。まだ実習生の身であるが、すでに教師として責任感のある行動を見せる。
成瀬 沙耶(なるせ さや)
身長:155cm / 体重:38kg / A型 / 牡牛座[5]
声 - 田中繭子
速水の同行者。佐伯優子の兄・聡の恋人。22歳。記憶を失う前の速水とは知り合いで、聡が殺された真相を確かめるために、速水に同行して欲しいと頼み込む。

その他の人物[編集]

田辺 宗一郎(たなべ そういちろう)
声 - 喜多川拓郎
Z県の知事。元富坂市長。56歳。前身は医者で、風土病の権威であった。「ジオフロンティア計画」完成披露パーティーの出席者。富坂市を発展させた功労者と言われているが、市内の大手製薬会社「新富製薬」に便宜を図っているという情報があり、市民たちの知らない裏の側面をもっている。
片桐 芳枝(かたぎり よしえ)
声 - 七海入歌
藤宮の実母が亡くなった後に藤宮の父に嫁いだ後妻。足が機能しておらず、災害で危篤状態となり椿ケアセンターで療養を受けている。
佐伯 聡(さえき さとし)
声 - 奈良徹
佐伯の兄で新富製薬の社員。29歳。何者かに殺害され、その罪を妹が着せられる。
根岸 俊介(ねぎし しゅんすけ)
声 - 前田俊文
殺された佐伯聡の部屋から現れ、災害発生後も富坂市内を移動しながら調査をする黒服の男。新富製薬の社員を名乗るが、拳銃を所持しており、素性は明らかでない。
秋本 茂(あきもと しげる)
声 - 高宮武郎
佐伯を逮捕した韮沢署の刑事。現行の裁判制度を生ぬるいと感じている。佐伯を犯人と決めつけ、執拗に追跡し射殺しようとする。
桜坂 綾乃(さくらざか あやの)
声 - 黒河奈美
西崎をいじめるグループのリーダー格。大手建設会社社長の娘。謎の病気に侵され、西崎に助けを求める。
辺見 泰造(へんみ たいぞう)
声 - 奈良徹
富坂商業高校の化学教師。生徒からは信頼されている傍ら、西崎にはストーカーに近い眼差しを向けていた。災害発生後に女子トイレから現れ、西崎を襲う。
河村 昭三(かわむら しょうぞう)
声 - 緒方賢一
白衣を着た老人。新富製薬の元社員で、速水や佐伯聡の恩師でもある。
竹辺 幸(たけべ ゆき)
前作にも登場した火事場泥棒の女性。須藤以外の全主人公が条件を満たすと彼女から宝石を貰うことができ、すべて集めると特別な装備品を獲得できる。
ジオくん
声 - 阿澄佳奈
ジオシティのマスコットキャラクター。本編では篠原編のパーティ会場に着ぐるみが登場し、その他にも随所にイラストやバルーンなどが登場する。チュートリアルモードでは着ぐるみのもとにたどり着くことが課題となっている。

攻略本[編集]

  • 『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- 公式コンプリートガイド』エンターブレイン、2006年。ISBN 978-4757727847

脚注[編集]

  1. ^ a b 『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- 公式コンプリートガイド』6頁。
  2. ^ a b 『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- 公式コンプリートガイド』7頁。
  3. ^ a b 『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- 公式コンプリートガイド』8頁。
  4. ^ a b 『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- 公式コンプリートガイド』9頁。
  5. ^ a b 『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- 公式コンプリートガイド』10頁。
  6. ^ 『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- 公式コンプリートガイド』11頁。

外部リンク[編集]