スペランカー

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スペランカー
ジャンル アクションゲーム
対応機種 ATARI-8bit
コモドール64[C64]
ファミリーコンピュータ[FC]
MSX
アーケード[AC]
Wiiバーチャルコンソール
開発元 マイクロ・グラフィック・イメージ
発売元 マイクロ・グラフィック・イメージ(初期)
ブローダーバンド
アイレム(現・アイレムソフトウェアエンジニアリング
人数 1人(2人交互プレイ可)
メディア FC:320Kbitカセット
MSX:256Kbitカセット
発売日 ATARI-8bit:1983年
C64:1984年
FC:1985年12月7日
AC:1986年2月
MSX:1986年
Wii:2007年8月28日
売上本数 約42万本
  

スペランカー』 (Spelunker) は1983年マイクロ・グラフィック・イメージ社よりATARI-8bitプラットホームにて発売されたアクションゲーム。主人公を操り迷宮の最下層を目指すサイドビューアクションゲーム日本以外ではATARI-8bitプラットフォームの他、コモドール64にも移植された。

日本ではアイレム(現アイレムソフトウェアエンジニアリング)がライセンス販売を行い、1985年12月7日ファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された。

タイトルの「スペランカー」とは「無謀な洞窟探検者」を意味する。なお、十分な知識や装備を持った上で洞窟探検を行う者は「ケイバー」と呼ばれ、特に海外ではスペランカーとは厳密に区別される。

目次

[編集] 基本ルール

ヘルメットをつけた洞窟探検家を操作し、洞窟最下層にある秘宝の山をめざす。

画面上部には時間経過で減るエネルギーゲージが設定されており、これがなくなると1ミスとなる。このゲージは体力と見なされていることが多いが、エネルギーガン<名は、ファントムブラスター、意味「幽霊ひと吹き」を打つと減ることからもわかるようにエネルギーゲージである。このゲージはアイテムを取ることで回復可能。また、自分の身長の半分の高さを落下してもミスとなる。他に、触るとミスになる障害物が多数ある。また、鍵を取得しないと開かない扉が2種類(赤と青)ある。

隠しアイテムとして、特定の場所でジャンプすることで出現する1up・得点2倍(一定時間)・無敵(一定時間。ただし段差からの落下やエネルギー切れには効果無し)・赤い薬(一定時間スピードとジャンプの飛距離がアップ)と、壁を爆弾で爆破することで現れるダイヤがある。

また、ミラクルと呼ばれるアイテムは、取ると何らかのアイテムが増える。ランダムではなく、内部的にフレーム毎で決まった変化をしている。

敵キャラは探検家を追跡するゴーストと、を落とす蝙蝠の2種。それぞれ、エネルギーゲージを消費して放つブラスターと呼ばれる銃の様な武器と、アイテムの取得で使用可能になるフラッシュで退治できる。

秘宝の山にたどり着くと開始地点まで戻り難易度が上がる。以降はこれを繰り返す。

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[編集] ファミリーコンピュータ版

1985年にアイレムがファミリーコンピュータ用ソフトとして販売した。2007年8月28日からWiiバーチャルコンソールで配信されている。オリジナルとはキャラクターの色が異なっており、ゲーム中に流れるBGMが追加されている。

クリア周回を重ねるとクリアに必要なアイテムが見えなくなるなど、2周目から6周目にかけて難易度が上昇するため、どこまで続けられるかというやり込み要素も存在する。6周目以降は、6周目と同じ内容となるため、精神力・集中力との勝負となる。そして、256周目は1周目とほぼ同じだがカギが表示されず、257周目は1周目と全く同じになる。

当時のアイレムのファミリーコンピュータ用カートリッジは前部に取り付けられた赤い発光ダイオードで電源のオン/オフが確認できる。また少数だが、再版と思しき発光ダイオードの無いカートリッジも存在する。

[編集] 最弱の主人公

本作は、プレイヤーキャラクターが非常に死にやすいことで知られている。ゲーム開始直後のゴンドラからの落下は定番となっており、自分の身長ほどの穴に落下、コウモリのフンに接触、少々勾配のある下り坂で前方にジャンプ、十分距離をとっていたはずの爆弾の爆発、自分の出したフラッシュに接触、赤い薬を飲んで制御しきれないなどミスの要因は非常に多い。特に坂からジャンプしてミスとなるように落下判定はシビアで[1]、本作のプレイヤーキャラクターはアクションゲーム史上「最弱の主人公」「最も足腰が弱い主人公」と揶揄される[2]

アピエスからゲーム事業を引き継いだ、ファミコン版を発売したアイレムの後身となるアイレムソフトウェアエンジニアリングのウェブサイトでは『スペランカー先生』として主人公のひ弱さをネタにした4コマ漫画が掲載され、『電撃「マ)王』でも専用のコーナーを持った。これは『スペランカー』のゲームそのものの人気の一助となり、バーチャルコンソール配信では、一時的にだが、『スーパーマリオブラザーズ』を抑えてダウンロードランク1位になった。

なお、この「主人公が弱い」というインパクトからか、ファミ通の1000号における「読者が選ぶ未来に伝えたいゲーム」というアンケートでは投票総数1万を越える中から『ドラゴンクエストVI 幻の大地』や『MOTHER3』といったビッグタイトルを抑え30票で54位と高い順位になった。理由としては「進めるようになると自信が付く」「我慢強くなる」などかなり前向きな意見が多かった。

また、そのあまりのひ弱さから、故障がちのスポーツ選手の代名詞ともなっている。福岡ソフトバンクホークスに所属するプロ野球選手多村仁志はその代表例である。略して「スペ」とも呼ばれ、「スペる」で故障する、と言う意味にも使われる。

2008年11月16日の「トロ・ステーション」24時間マラソンではPS3版プロモーションも兼ねて、主人公はゲスト出演し、トロとクロと競演した。その際に、主人公はクロにそそのかされたトロに軽く叩かれただけで昇天してしまっている(一応すぐに復活している)。このときにクロからは「昔と変わってない」と喜ばれると同時に「とーっても弱い」と紹介された。

[編集] 国内アーケード版

1985年にアイレムが発売。大幅なアレンジが施されており、全く別のゲームとなっている。

残機制ではなくバイタリティ制を採用、段差からの転落やガスなどの障害物への接触でもダメージは受けるがすぐ死ぬことはない。バイタリティが充分に残っていれば、身長の20倍以上の高さから落下しても平気であり、難易度はファミリーコンピュータ版より低い。しかし、何もしなくても時間の経過でバイタリティが少しずつ減っていくために、回復アイテムを取りながら進む必要がある。パワーアップアイテムを取りすぎるとスピードアップしすぎてかえって死にやすくなる傾向にある。エネルギーガンによる攻撃は、持続式から単発式に変更されている。

ステージ進行については、前述の内容と同様に洞窟の深層部を目指し、財宝を探し当てることが目的。画面右上には、どこまで潜っているかを示す深度計がメートル単位で表示されている(約7000メートル近くまである)。途中、高得点アイテムのある財宝が安置されている大扉がいくつかあり、それぞれがステージ中間を兼ねている。ステージ中にあるギミックを作動させることで、床が消えたりロープが出現したりする。

なお、深層部の大扉を開けると別の洞窟への入り口が開かれ、再び0メートルから開始するループとなる。

[編集] 続編

アーケード、ファミリーコンピュータ共に続編が出ている。ゲームシステムは両者で全く別物である。

アーケード版は前作を踏襲したゲームシステムで、地底のプリンセスを目指して最下層まで進むのが目的のアクションゲームである。なお、水に潜ったり、スケートボードに乗ったりと、アクションも少し多彩になっている。仕掛けも、氷の床と壁などが登場している。名称は、「スペランカーII 23の鍵」。1986年発売。

ファミリーコンピュータ版『スペランカー2 勇者への挑戦』は、当時の風潮に強い影響を受け、RPGのテイストが強くなっている。探検家・エスパー・聖職者の3人のうち誰かを操作し謎を解いていくという内容でヒットポイントや魔法(のようなもの)が存在する。

PS3ダウンロード専用ソフト『みんなでスペランカー』が2009年3月26日から配信開始、キャッチフレーズは『みんなでいこう!愉快な洞窟探検!』である。その名が示すとおり多人数プレイが可能。グラフィックは近代的なものに変わっているが、ファミコン準拠のクラシックモードも用意されている。アイレム公式サイトの告知によれば、スペランカー発売25周年を記念して、ステージ数はオリジナルの25倍である100ステージとなっている。


[編集] 脚注

  1. ^ わずか数ドットの落下で死亡し、その高さはキャラクターの膝の高さと同等とよく言われる。ただし、これは誤解で、実際には膝の高さではなく身長程度の高さでないと死亡しない。つまり、16ドットの身長に対して14ドットまでの落下には耐える[1]。ゲーム序盤での段差越えがそう誤解させる理由のひとつである。
  2. ^ バーチャルコンソール

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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