ロードランナー

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ロードランナー』(Lode Runner)は、ダグラス・E・スミスにより考案され、ブローダーバンドから1983年に発売されたアクションパズルゲーム。『バンゲリングベイ』『チョップリフター』とともに、バンゲリング帝国三部作の一つである。後に上級編として『チャンピオンシップロードランナー』も発売された。

概要[編集]

ゲームの目的はステージ内にある金塊を敵に捕まらずに回収し脱出すること。主人公(プレイヤーキャラクター)は穴を掘るためのレーザーガンを装備しており、床に穴をあけて下の階層に移動したり、掘った穴に敵を落としたりして障害をクリアしていく。アクションゲームにして、パズル性も兼ね備えている。

プロトタイプは1982年の夏休みに制作された、Pascalで書かれたPrime Computer 550用プログラムに源を発するという[1]。初期のプログラムは、VAX用にFORTRANで書かれた[2]。 これが学生の間で評判となり、友人のApple IIを借りて移植、ブローダーバンドに応募したが没となる。理由として、カラーモニターを持っていなかったためモノクロ画面で作成されていた、キャラクターも製品版より小さい、ジョイスティック非対応だった点などが挙げられる。 それらの欠点を改良し、エディタなども付けた上で再度応募したところ、今度は採用となり1982年12月30日にブローダーバンドと契約。翌1983年6月23日に同社から発売された。媒体は5インチフロッピーで、日本国内での輸入販売価格は11,000円程度だった。

Apple IIシリーズ用が有名だが、各種パソコンゲーム機アーケードゲームなど様々な機種に移植されている。

地形[編集]

ステージを構成するパーツで、各作品共通で登場するものは以下のとおり。

空白
何もない場所。落下中に左右に移動することはできない。ただし、ロボットに乗って落下している場合は左右に移動が出来る。
レンガ
足場となる地形。主人公はレーザーガンで隣の足元のレンガを掘ることができる。ロボットはこれに落ちるとしばらく動けなくなるが、主人公は下に何も無ければこれを通過できる。一定時間が経つと再生し(作品によって時間は異なる)、これに巻き込まれるとアウト。テクニックを応用すれば、タイミングをずらして掘ったりできる(通称、時間差掘り)。
ブロック
足場となる地形。レンガと違い掘る事は不可能。初期のハドソン版では「コンクリート」、パトラサクセス版『~レジェンドリターンズ』『~エクストラ』では「岩盤」と、呼称の異なる作品もある。
ハシゴ
ランナーが上下方向に移動するために使う。左右移動も可能である。本作にはジャンプというアクションが存在しないため、上方へ移動するには基本的にこれを使うしかない。なお、ハシゴのすぐ下にあるレンガは掘れない。
隠れハシゴ
金塊を全て集めると出現する、画面の最上段に届くハシゴ。「脱出ハシゴ」「出口ハシゴ」などとも呼ばれる。
バー
空中に設置されている棒。これを伝って左右に移動することができる。方向キー下で、手を離して飛び降りることも可能。すぐ下にあるレンガは掘れない[3]
トラップ
見た目はレンガと同じだが、踏み込むと落ちる落とし穴。この中からレンガを掘ることもできる。横から入ることはできないが、作品によっては下から入ることができる。トラップ自体は掘れない。

一部作品に登場する地形[編集]

隠しブロック
アイレム版シリーズなどに登場。アーケード版では掘れないブロックとなっており、上に乗ることで出現する。ディスクシステム版『スーパーロードランナー』では「見えないレンガ」と呼ばれ、掘ることが可能。一度掘ると姿を現す。どちらも見えないというだけで、足場としての判定は出現前から存在する。
動かせるブロック
アイレム版『帝国からの脱出』に登場。主人公が押すことで左右に動かせるブロックで、掘ることはできない。空中に持っていっても落ちることなくそのまま浮く。ハシゴやバーを通過させることはできるが、金塊や掘ったレンガの場所を通過させることはできない。また、敵はこのブロック越しに押すことが可能。
タールの地面
パトラ/サクセス版『~レジェンドリターンズ』『~エクストラ』に登場。主人公・敵ともに撒かれたタールに足を取られ、移動速度が低下する。掘ることはできない。

ロボット[編集]

主人公の邪魔をして来る唯一の敵。「衛兵」「番兵」もしくは単に「敵」とも呼ばれる。若干速度が遅く、レンガを掘れないほかは主人公とほぼ同じ能力を持ち、常に主人公を追いかけてくる。出現数はステージによって決まっており、初期の作品では1ステージにつき最大3体(チャンピオンシップロードランナーでは最大5体)という制限があったが、昨今の作品ではこれによらない場合も多い。1度でも触れてしまうとアウトだが、ロボットの上に乗った場合はミスにならず、足場代わりに使うことが可能。レンガに埋めて倒す事が出来るが、倒してもステージ上部から復活する。またステージ上の金塊を持ち去ることもあり(一度に1個だけ)、この場合はしばらく歩かせるか掘った穴に落とせば金塊を放す。レーザーガンで直接撃って倒すようなことはできない。

ハドソン版[編集]

日本では、ハドソンファミリーコンピュータ用に移植したものが特に知名度が高い。ファミコン初のサードパーティー製ソフトとして語られる事も多いが、実際にはナッツ&ミルクの方が3日早く発売されている。

またファミコン初のスクロール画面(横)を備えたゲームでもある。オリジナルのApple版ではキャラクターが半角1カーソル分と非常に小さく、1画面にマップを全て表示できていたためスクロールの必要はなかったが、ファミコン版では低年齢層への配慮もありキャラクターサイズを大きくしたため1画面に表示し切れず、Apple版とは異なる画面構成(横28×縦13サイズ)になったうえ、左右スクロールが採用されることとなった。1画面に表示しきれないことでパズル性を損ねる懸念もあり、ブローダーバンド社からはNGが出たが、当時の工藤取締役と高橋名人(当時はまだ宣伝部に移って名人としての活動を始める前で、営業部員の頃である)が説得にあたり、発売にこぎつけたという。

1画面分(横14×縦13サイズ)のステージが作れるエディットモードが搭載されており、ファミリーベーシック用のデータレコーダを使用することでデータを保存することも出来た。『チャンピオンシップロードランナー』の登場以降は、時間差や敵(他機種版では「盗賊」と呼称されているものもあるが、本作では「ロボット」と呼称された)の頭上渡りなどの技を多用する者も多くなり、様々な遊び方ができるため、ゲーム発売後何年も長く親しまれた。また、ハドソンが発売していたカセットテープ付き雑誌『カセットメディア』では、オリジナルステージの投稿を募集し、優秀作品を付録のカセットテープに収録するという試みも行われた。

レンガを掘った穴が埋まる直前にもう一度掘ると透明になる、掘った穴の下のはしごからランナーが背中を向けて静止している状態で埋まるのを待つとそのレンガはすり抜けられるようになるなど様々なバグがあった。また最後の金塊を取る前にロボットをある数以上埋めると、その数により最後の金塊を取った時に様々なフルーツ型のボーナスアイテムが短い時間だけ最後から2番目に取った金塊の位置に出現する。ステージセレクト画面でセレクトボタンを押しながらAボタンを押すと、押した回数だけ速くなり、Bボタンだと遅くなるという、所謂『ゲームスピード調整』があった(スピード調整は説明書に記載されていた)。これらがファミコン特集番組などで紹介されていく過程で「バグ」や「裏技」という言葉が一般的になった[要出典]

後発の『チャンピオンシップロードランナー』では上記の裏技の内のステージセレクト画面セレクトボタンを押しながらAボタンまたはBボタンでの『ゲームスピード調整』以外は全て撤廃されたが、2006年に発売されたニンテンドーDS版ではこれらの裏技を再現できる設定がオプションで可能となっている。

第2弾の『チャンピオンシップロードランナー』はオリジナル同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現したが、その分今度は上下方向にも収まりきらなくなり、上下左右スクロールとなった(これに対する救済策として、本作ではポーズ中にスクロールさせて見渡すことができるようになっている)。 本作では全ステージクリアしたプレイヤーに「チャンピオンカード」という認定証が贈られるキャンペーンが実施され話題となった。(PC版でも各メーカー毎に実施されている) 毛利名人は、このキャンペーンの3,000人目の認定者となり、同社の広告に登場したのがきっかけで名人としての活動を開始することとなった。

このゲームの主人公ランナー君が、かつては悪の手先として働かされていたロボット(グラフィックはこのゲームの敵キャラのもの)だったというスピンオフストーリーが、後の人気シリーズとなる『ボンバーマン』である。PCエンジン用に発売された『バトルロードランナー』では、ブラックボンバーマン(黒ボン)が敵役として登場する。

また1991年10月4日には、当時ハドソンの創立20周年を記念してこのファミコン版が再版された。その際の広告にはお笑い芸人のダウンタウンが起用されていた。

日本での累計出荷本数は110万本[4]

日本の移植作品一覧[編集]

システムソフト[編集]

ロードランナー(1983年10月13日発売)
PC-100用ソフト。PC-100付属のディスクに同梱されていた。
ロードランナー(1983年12月発売)
PC-8001mkII用ソフト。テープ版とFD版が発売された。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
ロードランナー(1984年発売)
PC-6001PC-6601用ソフト、テープ版とFD版が発売された。8001版同様、Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。テープ版に関しては10ステージクリアする毎にテープをロードする必要があり、画面もモノクロ描画であったが、FD版ではApple版同様のカラー描画となっている。
ロードランナー(1984年発売)
チャンピオンシップロードランナー(1986年6月発売)
ともにPC-8801用ソフト。Apple版より画面の横キャラクタ数が少なくなっている。(横26×縦16サイズ)
ロードランナー(1986年1月発売)
PC-8801mk2SR/TR/FR/MR専用ソフト。
ロードランナー(1984年発売)
チャンピオンシップロードランナー(1985年10月発売)
保存版ロードランナー(1989年6月発売)
いずれもPC-9801ソフト。PC-8801版と同様、Apple版に比べて画面の横キャラクタ数が少なくなっている。(横26×縦16サイズ)
保存版は初代の150ステージ+チャンピオンシップの50ステージに新規追加100ステージを加え、全300ステージが収録されている。また、FM音源によるBGMが追加され、画面もカラフルになったほか、メニュー等も日本語にローカライズされている。

ソフトプロ[編集]

ロードランナー(1984年11月発売)
チャンピオンシップロードランナー(1985年8月発売)
ともにFM-7用ソフト、FD版。Apple版より画面の縦横キャラクタ数が少なかった(横26×縦15サイズ)のに伴い、敵ロボットのアルゴリズムも若干変更されている。
ステージ数はApple版同様それぞれ150ステージと50ステージだが、一部がオリジナルステージに差し替えられている。
ロードランナー(1984年発売)
チャンピオンシップロードランナー(1986年3月発売)
ともにX1用ソフト、テープ版およびFD版。FM-7版同様、画面の縦横キャラクタ数が少なかった(横26×縦15サイズ)のに伴い、敵ロボットのアルゴリズムも若干変更されている。
キャラクターグラフィックにカラー3色が用いられており、他機種版より多少カラフルであった。
ロードランナー
MZ-2500用(1986年3月発売)
FM-16π用 マイクロカセット版
B16

ソニー[編集]

ロードランナー
チャンピオンシップロードランナー(1985年発売)
SMC-777用ソフト。FD版で発売された。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
「ロードランナー」にはオリジナルステージが追加されており、全175ステージとなっている。
ロードランナー(ROM版1984年発売、FD版1985年6月21日発売)
MSX用ソフト。開発担当はコンパイル。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
ROM版が全76ステージ(Apple版150ステージからの抜粋59ステージ+オリジナルステージ17)、FD版が全181ステージ(Apple版150ステージから1削除した149ステージ+オリジナルステージ32)だった。また、ROM版にはエディット機能がなかった。
ロードランナーII(1985年10月21日発売)
MSX用ソフト。開発担当はコンパイル。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
ROM版、全50ステージ(Apple版150ステージからの抜粋28ステージ+オリジナルステージ22)。「上級者への道」という副題がつけられていた。データレコーダがあれば、エディット面はカセットテープに保存できた。
チャンピオンシップロードランナー(1986年3月21日発売)
MSX用ソフト。開発担当はコンパイル。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。
ROM版、全60ステージ(Apple版50ステージからの抜粋40ステージ、オリジナルステージ20)。また、カラーチェンジ機能が搭載され、レンガの色を変えられた。

ユニバース(コスモス岡山)[編集]

ロードランナー(1985年2月発売)
MZ-1500用ソフト、QD(クイックディスク)で発売。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。

ハドソン[編集]

ロードランナー(1984年7月31日発売)
チャンピオンシップロードランナー(1985年4月17日発売)
ともにファミリーコンピュータ用ソフト詳細は前項にて。
バトルロードランナー(1993年2月10日発売)
PCエンジン用ソフト。タイトルの通り、相手プレイヤーを倒すことが目的の「サバイバル」「タッグマッチ」とアイテムを手に入れ脱出することが目的の「エスケープ」という3つの対戦モードが用意されており、『ボンバーマン』と同様にマルチタップを使うことで最大5人までの対戦が可能。
通常の一人用ゲームモードは「パズルモード」と名づけられている。タイムマシン研究所の資金である金塊が、黒ボンバーマンの一味に強奪され様々な時代へ隠されてしまい、主人公「ランナー93」が研究所のタイムマシンで取り戻しに向かうというストーリーになっており、10ステージごとにタイムスリップしたという設定で背景や敵の姿が変化する(ランダムに、前述の黒ボンバーマンに変化することもある)。本作に限り、ハシゴの頂上で待っていれば下から来た敵に押し上げてもらえるという独自の仕様があり(他の作品ではやられてしまう)、これを利用しないと解けないステージもある。また他作品ではプレイヤー・敵ともそれぞれ落下と移動の速度が同じであることが多いが、本作では落下の速度がとても速くなっている。
ファミコン版と同様、本作にもステージのエディット機能が搭載されており、ステージの広さは3種類の中から選ぶことができる。作成したステージはPCエンジン用バックアップユニットを使うことで保存が可能で、保存できるステージ数は選んだステージの広さにより異なる。
キュービックロードランナー(2003年発売)
ニンテンドーゲームキューブプレイステーション2用ソフト。過去作のリメイクである「ハドソンセレクション」のラインナップとして発売され、3D見下ろし型のステージになっている。全60+20面。エディット機能もある。
ロードランナーコレクション(2005年12月22日発売)
ゲームボーイアドバンス用ソフト。ハドソンベストコレクションのラインナップのひとつ。ファミコン版のロードランナーとチャンピオンシップロードランナーを収録。
ロードランナー(2006年10月26日発売)
ニンテンドーDS用ソフト。DSの下画面に従来のスクロール画面、上画面にステージ全体を表示。チュートリアル機能やキャラクターのグラフィックが3パターンから選べるなど親切設計が充実している。ファミコン版2作のステージや敵の登場しない「詰めロードランナー」を収録、収録ステージ数は50+50+30の計130ステージ。エディット機能はタッチペン対応。またエディット機能はファミコン版では1画面分のみであったが本作では2画面分の作成が可能、また敵の配置数がファミコン版では3体までだったのが本作では5体まで配置可能となっている。作成したステージは10ステージまでセーブ可能。
ロードランナー
携帯アプリ版。全80面。エディット機能もある。

アイレム[編集]

ロードランナー(1984年7月稼動開始)
ロードランナー バンゲリング帝国の逆襲(1985年1月稼動開始)
ロードランナー 魔神の復活(1985年11月稼動開始)
ロードランナー 帝国からの脱出(1986年10月稼動開始)
いずれもアーケードゲーム。それぞれ『ロードランナーI』『同II』『同III』『同IV』とも呼ばれる。
アーケードゲームゆえに時間制限があり、タイマーが0になることでもミスになる。その代わりステージクリア時に残りタイムが得点に換算される、金塊を持ち去った敵が点滅して容易に判別できるといったフィーチャーもある。またタイムボーナス以外にも光る金塊(最初に取ると高得点)やハイドキャラ(特定のレンガを掘ると現れる敵。再び穴に落とすと高得点のアイテムを出す)、敵の頭上に乗る、敵を倒さないでステージクリアなど多彩なボーナス得点が用意されている。
3ステージクリアするごとに主人公がその境界を通るデモ画面が挿入され、敵の種類が変化する(本シリーズではこの1区切りを「ブロック」と呼ぶ)。敵キャラにはハシゴやバーの切れ目での挙動など、若干の性能差がある。
1作目は大半がApple版150ステージからのアレンジで占められた全24ステージ構成で、オリジナルステージはわずか3面のみだったが、2作目以降はオリジナルステージ中心の全30ステージ構成となった。シリーズを重ねるごとに難度が急上昇していくが、それと反比例するようにBGMはどんどん明るく陽気なものとなっていった。
シリーズを追うごとに新要素が付加されてゆき、2作目ではトラップ[5]、4作目では隠しブロック・動くブロックが登場。それと同時にステージ構成もアクション主体から難解なパズル面主体へと変化していき、難易度も上昇していった。4作目では2人同時の協力プレイ(専用のステージが18面用意されている)も可能で、バーにつかまった相棒の足にぶら下がるといった特殊なアクションが可能。2人で息を合わせなければ解けないステージが多く、こちらも難易度は高い。
スーパーロードランナー(1987年3月5日発売)
スーパーロードランナーII(1987年8月25日発売)
ともにファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト。上記のアーケード版4作がベースとなっており、「スペシャル金塊(最初に取ると高得点)」や「敵を倒さないでクリアのボーナス」など、特徴的なシステムを一部受け継いでいる。
アーケード版4作目と同様の2人協力プレイモードも搭載しており、『I』は敵キャラやステージもアーケード版4作から選りすぐられたものとなっている(ステージは若干のアレンジが加えられたものや本作オリジナルのものもある)。ただし敵の行動パターンはアーケード版と異なり、地形に関係なくひたすら主人公に向かってくるような単純なものになっている。敵の種類は5ステージごとに変化するが、アーケード版のような中間デモは無く、敵による性能差も存在しない。
『II』は得点システムや敵の動きなど、『I』と共通の仕様になっているが、敵とステージは完全オリジナルとなっており、特に2人プレイモードのステージは『I』の発売直後にユーザーから募集したもので構成されている。但し、実質クリア不可能な面がある。
どちらもステージのエディット機能が搭載されており、通常のステージと同様の広さのものを1人プレイ用・2人プレイ用それぞれ5面ずつ作成できる。作成したステージはディスクカードに保存が可能。
スーパーロードランナー(1987年7月発売)
MSX2用ソフト。こちらも上記のアーケード版がベースとなっている。

セガ[編集]

ロードランナー(ROM版、1984年発売)
SG-1000用ソフト。実開発はコンパイルが担当。全80ステージ(Apple版150ステージからの抜粋78、オリジナルステージが2)だが、画面構成が横30×縦11サイズという奇妙なものになっているため、Apple版の原型を留めていないステージもある。
キーボードのある機種(SC-3000系や外付けキーボードSK-1100を接続したSG-1000系)のみエディット機能が使えた。
ロードランナー(FD版)
SF-7000用ソフト。ROM版よりも新規ステージが増やされているとされており、1984年春にセガに入社したばかりの中裕司がステージ作成とチェックに参加していた。SF-7000自体ほとんど市場に出回らなかったこともあり、中裕司本人も、単体発売されたのかSF-7000に同梱されたのか分からないと発言している。
チャンピオンシップロードランナー(セガ・マイカード版、1985年11月発売)
SG-1000用ソフト。実開発はコンパイルが担当。全50ステージ(Apple版50ステージからの抜粋45、オリジナルステージ5)画面構成はApple版同様の横28×縦16に戻ったほか、BGMも追加されている。
キーボード無しでもエディット機能が使用可能になっている。

バンダイ[編集]

ハイパーロードランナー(1989年9月21日発売)
バンダイ初のゲームボーイ用ソフト。殆どのステージに「」と「」があり、扉を開けて入ると裏ステージに行くことが出来るが、この裏ステージの金塊も全部集めないとステージクリアとはならない。裏ステージには時間制限があり、一定時間が経過すると扉が閉まって戻れなくなり、クリア不可能となってしまう。ただし扉をくぐって再度入りなおせば時間はリセットされる。
ステージのエディット機能は本作にも搭載されており、通常のステージと同様の広さのものを4面分作成することができる。扉と鍵を配置して裏ステージを作ることも可能だが、自作ステージの保存はできない。

パック・イン・ビデオ[編集]

ロードランナー ~失われた迷宮~(1990年7月27日発売)
PCエンジン用ソフト。背景は変化しないが、敵の姿が4面ごとに変化する。またステージのエディット機能も搭載している。この時期のゲームには珍しく、ステージ中でBGMが流れない。

T&Eソフト[編集]

ロードランナーツイン ジャスティとリバティの大冒険(1994年7月29日発売)
スーパーファミコン用ソフト。「パラルランド」のシンボルとなるが何者かに破壊されてバラバラになり、「ジャスティ」と「リバティ」の兄妹がそれの修復に向かうというストーリー(金塊にあたるアイテムは、シンボルの破片が変化したものという設定になっている)。主人公は魔法使いで、ステージの背景もお菓子おもちゃの世界など、他作品とは一風変わったメルヘンチックなものになっている。
ストーリーに沿って順番に進めていくためのステージと、ストーリーに関係なく自由に選んでプレイできるステージとがあり、前者の方では10ステージごとに会話シーンが挿入され背景や敵の姿が変化する。プレイヤー二人による協力プレイや対戦プレイも可能で、それゆえかアクション主体のステージ構成となっており、難解なパズル面はほとんど無い。

パトラ[編集]

ロードランナー レジェンドリターンズ(PS用1996年2月16日発売、SS用1996年3月8日発売)
米国のSierra On-Line社が開発、発売した「Lode Runner:Legend Returns」の移植。米国ではWindows版とMac版が発売されており、日本でもシエラオンラインジャパンにより発売された。ステージ数150以上、2人同時プレイ専用ステージも30用意されている。
ロードランナー エクストラ(PS用・SS用ともに1997年1月10日発売)
2人同時プレイモード搭載。

任天堂[編集]

POWERロードランナー(1999年1月1日書き換え開始)
スーパーファミコン用ソフト(ニンテンドウパワー書き換え専用)

バンプレスト[編集]

ロードランナー3D(1999年7月30日発売)
NINTENDO64用ソフト。
ロードランナー for WonderSwan(2000年4月20日発売)
ワンダースワン用ソフト。

サクセス[編集]

SuperLite1500シリーズ ロードランナー レジェンドリターンズ(1999年7月1日発売)
プレイステーション用ソフト。1996年にパトラから発売されたものの廉価版。
SuperLite1500シリーズ ロードランナー2(2000年3月30日発売)
プレイステーション用ソフト。ステージ数130以上、エディット機能、2人同時プレイモード搭載。
ロードランナー(2003年2月21日発売)
ゲームボーイアドバンス用ソフト。

彩京[編集]

ロードランナー ザ・ディグファイト(2000年2月稼動開始)
ロードランナー ザ・ディグファイト VER.B
ともにアーケードゲーム。漫画家の吉崎観音が操作性や敵のアルゴリズムなどのゲームバランス部分の監修を行った。
残機制ではなくなっており、ギブアップやミスで持ち時間が大幅に減らされ(VER.Bに限り、ギブアップの持ち時間減少が極端に少なくなっている)、持ち時間がなくなることでゲームオーバーとなる。特殊な要素として、押して動かせるブロックが存在したり、掘った穴を手動で埋めることができるようになっている。また、敵に捕まった場合はミスにはなるものの、その場で復活してプレイが続行される。

エクシングエンタテイメント[編集]

ロードランナードムドム団のやぼう(2000年4月28日発売)
ゲームボーイ用ソフト。ゲームボーイカラーにも対応している。

NEC[編集]

ロードランナー
同社製のPC-100に付属した国産機初の移植版。開発はシステムソフト。

ナグザット[編集]

ロードランナー
シャープ社製の電子手帳用ソフト。4行機種(またはそれ以上)で動作する。

マイクロソフト[編集]

ロードランナー(2009年4月22日配信開始)
Xbox 360Xbox Live Arcade)用。要1200マイクロソフトポイント。開発はTozai GamesおよびSouthEnd Interactive
ステージを順にクリアしていく「冒険モード」、次第に増えていく敵をかわしながら金塊を集め、耐えた時間を競う「耐久モード」、定められた手順でのみクリアできるステージで構成された「パズルモード」の3つのゲームモードを搭載。特殊な地形として、1つを壊すと隣接したものが次々と壊れていく「ブロック」とぶら下がっているブロックを崩すと落下して下のブロックを破壊する「鍾乳石」が登場する。

国際パソコンセンター[編集]

ロードランナー オリジナル追加面
PC-8801用。1985年。オリジナル150面。

亜流[編集]

ファンキーモンキー
PC-9801用ソフト。基本ルールは同じだが画面が六分割され、一ヶ所だけ赤い四角になっていて、ゲーム中でも15パズルの様に入れ換える事が出来る。プレイヤーが赤い四角に入ってしまうと、画面全体が徐々に赤くなって一回ミスとなる。

備考[編集]

road(道路)ではなく lode(坑道)がタイトルの由来である。パソコンといえば組み込みBASICであった当時、パソコンでプログラミングを行わずゲームマシンとしてしか使わない人を、カセットテープからプログラムをLOADしてRUNするだけの人という意味でロードランナー (Load Runner) と呼ぶことがあった。

本作品にはロボットの頭渡りなど数々のテクニックがあるが、作者いわく最初から考えて付けたものではなく本当はバグであったと語っている。ロボットの動きは、基本的には高さを揃えて距離をつめるというアルゴリズムだったが、ある地点でプレイヤーが止まるとかえって遠ざかっていくようになってしまうバグが出ていた。そこでこのバグを修正したところ、先の展開が読めすぎて全くつまらないものになってしまったため、バグを元に戻してこちらを完成バージョンとしたとのこと。 また、地形パーツのトラップはブローダーバンドからの要請で製品化の際に組み込んだものとも語っている。

1985年つくば万博で、ソニーは2000インチの巨大テレビジャンボトロン)を展示し、これを用いたゲーム大会を開催した。その際のゲームとして採用されたのはMSX版のロードランナーだった。なお大会が開催されたのは1985年8月11日、参加資格は小学校4年生から中学校3年生までの男女。参加者は事前に申し込みをした中から抽選で選ばれた。

上記のイベントに合わせて1985年8月に来日した際、インタビューで「ロードランナーのおかげで、寝室4つにプール付きの家、モーターボート、ポルシェ2台が手に入った」とダグ・スミスは語っている。この時点での販売本数はアメリカで約15万本、日本で約200万本(ファミコン版を含む)だった。

2012年11月15日オールタイム100ビデオゲームに選ばれる。

脚注[編集]

  1. ^ Lode Runner Online(2010-10-12閲覧)、また英語版も参照。
  2. ^ 作者のページLode Runner: Ancient History!(2010-10-12閲覧)には、VAX1との表記が見える。しかしこれはVAX-11の誤記かもしれない。
  3. ^ ただし、アイレムが開発したアーケード版の1作目のみ、バーの真下にあるレンガを掘る事が可能で、実際にそれを知らないとクリア出来ないステージも存在する。
  4. ^ GEIMIN.NET/国内歴代ミリオン出荷タイトル一覧、GEIMIN.NET、2013年2月28日閲覧。
  5. ^ 1作目では登場しない。なお、本シリーズでは一度通過したトラップは色が変化して視認できるようになっている。

外部リンク[編集]