上海 (ゲーム)

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上海
ジャンル パズルゲーム
対応機種 (主な機種)
PC-9801
PC-8801
PC-88VA
X68000
FM TOWNS
MSX2
PCエンジン[PCE]
ファミリーコンピュータ[FC]
アーケード[AC]
ゲームボーイ[GB]
スーパーファミコン[SFC]
プレイステーション[PS]
セガサターン[SS]
ドリームキャスト[DC]
ニンテンドーDS[DS]
PlayStation Portable[PSP]
Wii
開発元 アクティビジョン
発売元 [PCE]ハドソン
[FC]サンソフト
[AC]サンソフト
[MSX2]システムソフト ホット・ビィ
[GB]HAL研究所
[SFC]ホット・ビィ
[SS]サンソフト
[DS][PSP][Wii]サクセス
人数 1人
メディア [PCE]bitHuCARD
[FC]1Mbit+64KRAMカセット
[GB]カセット
[SS]CD-ROM1枚
[DS]DSカード
[PSP]UMD
[Wii]Wii用12cm光ディスク
発売日 [PCE]1987年10月30日
[FC]1987年12月4日
[AC]1988年
[GB]1989年7月28日
[SFC]1992年4月28日
[SS]1996年11月15日
[DS]2005年12月22日
[PSP]2006年3月23日
[Wii]2007年12月13日
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シリーズで最も代表的な龍配列を再現した写真

上海』(シャンハイ)は、パズルゲーム。積み上げられた麻雀牌の山から、ある一定のルールに従って牌を取り除いていく。「Mahjong solitaire」とも呼ばれるソリティアの一種である。米国・アクティビジョン社が開発し、1986年Macintoshでリリース。翌1987年PC-9801などの国産パソコンやファミリーコンピュータPCエンジンで発売され、広く知られるようになった。1989年に発売されたsystem soft社版『上海』ではオープニング画面で「SHANGHAI the ancient Chinese game of Mah-jongg」と表示され、あたかも中国に古くからあるゲームであるかのように装っていた[1]。日本では2001年よりサン電子が総代理店に指定されている。

ルール[編集]

最初は、季節牌4枚(春、夏、秋、冬)、花牌4枚(梅、蘭、菊、竹)を含む合計144枚の麻雀牌が積み上げられた状態が表示される。

その牌の山の中から、同じ牌を2枚選ぶと、その牌を取り除くことができる(季節牌と花牌は、季節牌同士、花牌同士であれば良い)。ただし、左右両方に隣接する牌がある場合や、上に牌が乗っている場合はその牌を選ぶことはできない。

144枚全てを取り除くことができればゲームクリア、牌が残っているにも関わらず、取り除くことのできる牌がなくなったらゲームオーバーとなる。

作品によっては、時間制限があるモードや時間制限なしでゆったり攻略できるもの、通常より牌の数が少ないがどちらが早く取り除けるかを競う対戦プレイモードが用意してある。また、プレイヤーの手助けとしての回数制限ありのヒントといった初心者に配慮した機能を多くの作品で採用されている。ただし、ヒント機能はその時点で取れる牌の組み合わせを教えるだけであり、必ずしもそれを利用したところでクリアできるとは限らない。

その他のルール[編集]

カッコ内は初登場した作品。

ドラゴンズアイ(スーパー上海 ドラゴンズアイ)
対戦型上海。牌を全部取るのが目的の「ドラゴンスレイヤー」と、牌を置いて場を埋め尽くすのが目的の「ドラゴンマスター」に分かれる。
青島(上海Ⅲ)
対戦要素が加わった上海。先に金の牌を取った方が勝ちとなる。シリーズによっては攻撃牌もある。
北京(上海万里の長城)
牌をスライドさせて同じ牌同士を隣接させることでその牌が取れる。
グレートウォール(上海万里の長城)
牌は壁状に積まれている。各段の端にある牌だけが取れる。
楼蘭上海(上海真的武勇)
立方体に並んでいる牌を左右に回転させ、同じ絵柄の牌を取っていく。取れる牌は、牌の片側又は両側が開いていて、牌が上に乗っていない物だけとなっている。
二角取り(上海※DS版)
詳細は「四川省 (ゲーム)」を参照
ウインドストーム(上海フォーエレメント)
ルールは上海と同じだが、風牌か三元牌を取ると、牌の取れる条件が変わる。
タイムアタック(スーパー上海 ドラゴンズアイ)
上海にタイムアタック要素が加わっているルール。全ての牌を取るまでのタイムを競う。
キューブ上海(上海3Dキューブ)
上海と楼蘭上海を掛け合わせたようなルール。色んな角度に牌が置かれている。取り方は上海と同じである。

PCゲーム[編集]

パーソナルコンピュータ
  • 『上海』 システムソフト PC-9800シリーズ 1987年発売
  • 『上海2』 システムソフト PC-9800シリーズ 1987年発売 - 牌の積み方が6種類(帝、蠍、猿、蛇、豹、龍)に増加。制限時間内にステージをクリアしていくキャンペーンモード搭載[2]
  • 『上海』 システムソフト PC-88VA 1987年発売
  • 『上海』 システムソフト X68000 1987年発売
  • 『上海』 システムソフト PC-8801 1987年発売
  • 『上海』 システムソフト FM-TOWNS 1988年発売
  • 『上海』 システムソフト MSX2 1988年発売
  • 『上海II』 システムソフト MSX2 1989年発売
  • 『上海2』 ハドソン X68000
  • 『スーパー上海 ドラゴンズアイ』 ホット・ビィ PC-9800シリーズ 1991年発売
  • 『スーパー上海 ドラゴンズアイ』 GA夢/ホット・ビィ MSX2 1991年発売
  • 『上海 万里の長城』 EAビクター X68000 1994年発売
  • 『上海 グレート・モーメンツ』 ゲームバンク Windows95 1996年発売
  • 『上海 ドラゴンズアイ』 メディアカイト Windows98XP 2004年11月19日発売
  • 『Mahjong Titans』マイクロソフトWindowsvista内蔵ゲーム
  • Vocaloanthms上海』 Webゲーム

アーケードゲーム[編集]

TVゲーム[編集]

携帯型ゲーム機[編集]

携帯端末[編集]

携帯アプリ[編集]

iアプリ・S!アプリ・EZアプリ
  • 『上海』『上海DX』『上海DXII』『上海DXIII』『上海EX』『上海☆娘』他多数。

類例[編集]

この形のゲームはコンピュータゲームの一つの定番として、様々な機種やOSに移植され、いわゆるクローンゲームフリーソフトも多数存在する。また少しずつ異なるルールによる、やはり麻雀牌の山から2つずつ次いで消してゆくゲームも色々作られた。それらの多くは中国の地名(四川省、香港など)をその名に持っていた。パソコン用ソフトでは『青海』(ちんはい)が有名であった。このソフトでは、画面上の牌をすべて消したとき、中央に「竜の画像予定地」と書かれた画面が出てきて、オリジナルの『上海』でクリアした際に龍の画像が表示されるのに対するパロディであることを意思表示していた。

Microsoft Windows Vista7(一部の下位エディションを除く)には同様のゲーム「Mahjong Titans」が標準で含まれている。

脚注[編集]

  1. ^ 『上海』の登場以降、アメリカでは「mahjong solitaire」が本来の麻雀と混同されてしまっており、最近でもAndroid向けの『上海』タイプのアプリ『Random Mahjong Pro』の宣伝文句の中に、あたかも孔子が「mahjong solitaire」を発明したように思わせる記述が含まれている。
  2. ^ 1990、『Oh!PC 1990年6月15日号』、ソフトバンク
  3. ^ 携帯型ゲーム機初のサードパーティータイトル。

外部リンク[編集]