スーパーマリオUSA

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スーパーマリオUSA
ジャンル アクションゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ[FC]
Wii/ニンテンドー3DS[3DS]
バーチャルコンソール[VC])
開発元 任天堂
発売元 任天堂
プロデューサー 宮本茂
ディレクター 田邊賢輔
プログラマー 中郷俊彦
音楽 近藤浩治
美術 杉山直
シリーズ マリオシリーズ
人数 1人
メディア [FC] 2Mbitロムカセット
[Wii/3DS・VC] ダウンロード配信
発売日 ファミリーコンピュータ
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 1988年10月
欧州連合の旗 1989年4月28日
オーストラリアの旗 1989年5月
日本の旗 1992年9月14日
バーチャルコンソール[Wii]
オーストラリアの旗欧州連合の旗 2007年5月25日
アメリカ合衆国の旗カナダの旗 2007年7月2日
日本の旗 2007年8月10日
バーチャルコンソール[3DS]
日本の旗 2012年11月28日
価格 [FC] 4,900円(税別)
[Wii/3DS・VC] 500Wiiポイント(円)
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
売上本数 [FC] 約70万本
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スーパーマリオUSA』(Super Mario USA、スーパーマリオユーエスエー)は、任天堂より発売されたファミリーコンピュータ(ファミコン、FC)用ゲームソフト

目次

[編集] 概要

元々は、日本1987年に発売された『夢工場ドキドキパニック』をアメリカなどの日本国外の市場に輸出する際、プレイヤーとなるキャラクターをマリオ達に差し替えたうえで『SUPER MARIO BROS. 2』として発売されたソフトである(このため、日本版の『スーパーマリオブラザーズ2』は当初は国外でリリースされなかった)。

1992年に、日本国外で発売された『SUPER MARIO BROS. 2』を日本に逆輸入したゲームがこの『スーパーマリオUSA』である。日本での販売に際しては、タイトルのとおり「アメリカで発売されたゲーム」ということでユーザーの興味を引くだけでなく、ディスク用の『夢工場ドキドキパニック』をROMカセットで再発売するという意味合いも強かった。これにより、日本国内で『スーパーマリオブラザーズ2』と呼ばれるものは、日本国外では『Super Mario Bros.: The Lost Levels』として知られる。

本作は、日本最後のファミコンのマリオシリーズであった。その後、スーパーファミコン版『スーパーマリオコレクション』ではグラフィックやサウンドを強化したリメイクが行われ、ゲームボーイアドバンスの『スーパーマリオアドバンス』として発売された際には巨大アイテムや巨大敵キャラなどの追加が行われている。また、2007年8月10日からはWiiバーチャルコンソールでも配信されているほか、『スーパーマリオコレクション』のWii版が2010年10月21日に発売された。

韓国では唯一欧米名(パッケージ版)と日本名(Wiiバーチャルコンソール版)の2種類のタイトル名を使っている。

マリオの生みの親である宮本茂は、マリオシリーズの中でイチオシとしてこの作品を挙げている[1]

CMのキャサリンの声は日出郎が担当した。

[編集] ストーリー

ある晩マリオが見た、不思議な夢……。

見たこともない不思議な景色の中で、マリオの耳にか弱き声が聞こえてきた。「ここは夢の国サブコン。この国はマムーによって支配され、私達はマムーに囚われています。どうか私達を助けて下さい。……そうそう、マムーは野菜が苦手だということをお忘れなく……」そしてマリオは目を覚ました。

次の日、マリオはルイージ・ピーチ・キノピオと4人でピクニックに出かけ、そのときにマリオは何気なくゆうべの夢の話をしたところ、不思議なことにマリオ以外の3人も全く同じ夢を見ていたという。目的地に着いた4人は、見知らぬ洞窟を発見。そしてその洞窟の奥にあった扉を開けた4人は驚いた。なんと夢で見たものと同じ世界が広がっていたのである。

[編集] システム

以前からのヒーロー、マリオ・ルイージに加え、ピーチ・キノピオも使用キャラクターとして登場。本作ではルイージも過去の作品のようなマリオの色違いではなく、グラフィックが異なる。使用キャラクターは合計4人。4人とも能力特性が異なっており、ステージ毎にステージの地形もしくはプレイヤーの好みにより、どれか1人を選んで操作する。ファミコン版ではステージ開始時にしかキャラクター選択ができなかったが、スーパーファミコン版とゲームボーイアドバンス版ではミスした後に再開する際、キャラクターを選択し直すことができるようになった。例えばマリオでボス戦まで行ってミスをしたときに、持ち上げが得意なキノピオに交代することも可能であり、ボス戦が楽になった。

『夢工場ドキドキパニック』のゲームシステムを継承しているため、他のファミコン版のスーパーマリオシリーズとは異なり、クリアするまでの時間制限や得点がなくライフ制を採用しているのが特徴となっている。また、他のシリーズと異なり、ミスした後はチビキャラクターではなくライフ満タン状態で始まる(アドバンス版は他シリーズ同様、チビキャラクターで再開)。敵を8匹倒すと、ライフ回復効果のあるハートが出現する。

ステージ開始時のライフゲージは2だが、ステージ中に埋まっている薬を特定の場所で使うことにより、出現した扉に入って裏の世界に入ることでライフゲージが増えるキノコを手に入れることができる(基本的に1ステージにつき2つだが、1つしかないステージもある)。このときに周辺の草を抜くとコインが手に入ることがあり、ステージクリア時にコイン1枚につき1回、スロットマシンに挑戦できる(ワールド7-2は除く)。

ライフゲージがすべてなくなったり、穴に落ちたりするとミスとなり、残り人数が0になるとゲームオーバーとなる。『夢工場ドキドキパニック』とは異なりコンティニューが最大2回までと上限が設けられており、これを越えると最初からやり直すことになる。リメイク版はセーブ機能が追加されたため、無制限となった。

また、ステージ中に埋まっている薬には、通常は入れない壺の近くで使い、裏面から先のワールドへワープするという使い方もある。

  • ワールド1-3⇒ワールド4-1
  • ワールド3-1⇒ワールド5-1
  • ワールド4-2⇒ワールド6-1
  • ワールド5-3⇒ワールド7-1

各ステージの最後にはステージのボスとしてキャサリンがおり(1-3、2-3、3-3、4-1、4-3にはキャサリンがおらずクリスタルが置いてある)、次のステージへの扉(マスクゲート)を開く鍵となるクリスタルを守っている。各ワールドの3エリアでは、キャサリンを倒してクリスタルを取り(World 1〜4の3エリアでは置かれてあるクリスタルを取り)開けた扉の先にボスがおり、それを倒さないとクリアにならない。7ワールドは2エリアしかなく(理由は夢工場ドキドキパニックの項目の記述を参照)、ボスに関する流れが特殊である。

なお、元の『夢工場ドキドキパニック』との相違点として、以下が挙げられる。

  • メインキャラクターがそれぞれマリオキャラクターに置き換えられている。また、残りライフ1の状態ではチビキャラになる(残りライフ4~3の時に敵の攻撃に当たると自キャラがはじかれるが、残りライフ2の時に当たってもはじかれない)。
  • BGMがロングバージョンになっている。
  • 扉の裏世界では初代スーパーマリオブラザーズの音楽が流れる。
  • スターを取った時の無敵のBGMもスーパーマリオブラザーズのものと同じ。
  • 一部のグラフィックが書き換えられている(仮面ブロック→キノコブロック、マスクゲート→グリフォンの顔の形など)。
  • Bボタンでダッシュが可能になっている。
  • 7-1の他、一部マップが変更されている。
  • 全てのキャラクターでマムーを倒す必要はなくなった(すなわち、いずれかのキャラクターでマムーを倒せばエンディングに到達できる)。また、マムーの耐性も変化している(野菜3発→6発で撃破)。
  • エンディングが変更されている。

特に、スーパーマリオシリーズでおなじみのBボタンダッシュが可能になったことにより、キャラクターの機動性や行動範囲が広がり、難易度が下がっている。また、今作からチビマリオでもしゃがめるようになった(日本ではスーパーマリオワールドから)。

  • BGMは、『夢工場ドキドキパニック』とほぼ同じだがROMカセットのCPUの性能が上がったため、パーカッションの音が鳴らせるようになり、BGMに使われている打楽器の音に『スーパーマリオブラザーズ3』で鳴っているようなパーカッションの音が使われている。ちなみに、地下BGMでパーカッション音が使われている。なお、BGMは全てアルバム「ファミコン サウンド ヒストリー シリーズ「マリオ ザ ミュージック」」でCD化されていて入手可能。また、メガハウスが出している「ゲームサウンドミュージアム ファミコン編」と言うファミコンのBGMを収録したCDが付いている食玩の3枚目のシークレットアイテムとして「マリオブラザーズ」のBGMと共に収録されている。しかし、シークレットのため、入手困難である。ただし、「マリオブラザーズ」のBGMも、上述した「ファミコン サウンド ヒストリー シリーズ「マリオ ザ ミュージック」」に収録されているため、食玩としてのレアさしかない。

[編集] 発売

このほか、市販作品ではないが、サテラビューではスーパーマリオコレクション版を元にしたイベントゲーム「BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ」が放送された。

[編集] キャラクター

[編集] プレイヤーキャラクター

マリオ
標準的な性能。ジャンプ力、物を持ち上げる速さとも、全キャラ中2番目。ただし、物を持つとジャンプ力、移動速度ともに若干下がる。
『夢工場』でのイマジンに相当する能力。
ルイージ
ジャンプ力が最も高い。また、空中で足をばたつかせるため、滞空時間が他キャラより長い。独特の浮遊感があるため使いこなすには若干の慣れが必要だが、その滞空時間のおかげで他のシリーズ同様Bダッシュで1ブロック分の穴を駆け抜けることができる。物を持ち上げるスピードと移動速度は、3番目とやや低い。物を持っているとジャンプ力・移動速度は大きく下がる。また、この作品がきっかけで、バタ足ジャンプが後にほかのマリオ作品に登場するようになった。
『夢工場』でのママに相当する能力。
ピーチ
物を持ち上げるときのスピードは最も遅い。ジャンプ力も3番目と低いが、一定時間空中浮遊が可能で、最も遠くへの着地が出来る。物を持つと移動速度・ジャンプ力ともに最も低下するが、空中浮遊できる時間が短くなることはない。
『夢工場』でのリーナに相当する能力。
キノピオ
ジャンプ力は最低だが一番力持ち。一瞬で物を持ち上げることができ、物を持っているときの移動速度およびジャンプ力も低下することがない。
『夢工場』でのパパに相当する能力。
  • それぞれの能力を比較すると以下のようになる。
    ジャンプの高さ
    ルイージ > マリオ > ピーチ > キノピオ
    ジャンプの飛距離
    ルイージ > マリオ > ピーチ > キノピオ(ただし、ピーチは空中浮遊とダッシュを使用した場合、ルイージより遠くへ飛べる)
    物を持っているときの移動スピード
    キノピオ > マリオ > ルイージ > ピーチ
    持ち上げの早さ
    キノピオ > マリオ > ルイージ > ピーチ

[編集] 敵キャラクター

[編集] アイテム

野菜
地中に埋まっている。種類はカブ・ニンジンなど様々。敵に投げつけることでダメージを与えられる。同一ステージ内で4個野菜を引き抜くと、5個目は野菜にならず、ストップウォッチになる。
小さな野菜(はずれ野菜)
成長途中のため、野菜よりサイズは小さいが威力は同じ。ただし、何個引き抜いてもストップウォッチにはならない。軽いためか、このアイテムに限りマリオ・ルイージ・ピーチも、キノピオと同じ速さで引き抜くことができる。
ストップウォッチ
数秒間敵の動きを止めることができる。ただし、止まっている敵にぶつかるとダメージを受ける。
地上に投げると裏の世界への扉が現れる。裏の世界には8秒間しかいられず、8秒経過すると強制的に元の世界に戻され、扉もすぐ消えてしまう。裏の世界に入って8秒経過する前であっても、再び扉に入ることで元の世界に戻ることはできる。ただしその場合でも、扉はすぐ消えてしまう(例外として、流砂の中に薬を投げ込むと薬は扉に変化せず、そのままズブズブと沈んでいってしまう。沈み切る前に取り出すことはできる。また、薬を投げた位置がダンジョンの出入口の扉に重なった場合は、裏の世界に行くことはできない)。壷の中で薬を投げても扉は現れない。
ライフUPキノコ
最大ライフ数を1つ増やすことができるが、次のステージに進んだりゲームオーバーになったりすると、最大ライフ数が2に戻る。裏の世界で入手できる。
コイン
ステージクリア後のスロットにチャレンジできる。裏の世界で入手できる。ただし、手に入れられるチャンスは1ステージにつき2回まで。3回目以降は裏の世界に入っても小さな野菜しか現れなくなる。
ハート
ライフを1つ回復できる。敵を8匹倒すと画面下から現れる。ライフが満タンのときに取っても最大ライフ数が増えることはない。チビキャラのときに取ると、他のシリーズでのスーパーキノコを取ったときと同様の演出と効果音になる。
チェリー
5つ集めるとスターが出現する。裏の世界でも入手でき、スターを早くから出すテクニックに使える。例えばチェリーのある地点に程近い所に薬を投げて扉を出し、裏の世界へ行くと、裏の世界でチェリーを入手でき、さらに元の世界へ戻るとチェリーは復活しており再び入手できる。ただし、裏の世界で5つめのチェリーを取ると、スターが裏の世界に現れてしまう。さらに、地形の関係上などから、取れないまま制限時間が過ぎて元の世界に戻されてしまうと、スターはいなくなっており、取り損ねたことになる。無計画にチェリーを取っていると、これによる損をしてしまうケースも少なくない。
スター
チェリーを5つ集めると、画面下からジグザグにゆっくりと移動しながら現れる。数秒間無敵状態になり、体当たり攻撃ができる。
爆弾
引き抜くと数秒後に爆発する。敵にダメージを与えられるほか、一部の壁を壊すことができる。持ったままかすぐ近くにある状態で爆発すると、自分も巻き添えになりダメージを受けてしまう。
キノコブロック
何度投げつけても消えないので何回でも敵にダメージを与えられるほか、敵の火の玉攻撃を防御することができ、さらに積み上げることで足場を作ることもできる、まさに万能アイテム。特に緑のキャサリンのように火の玉しか吐かないボスを倒すときは欠かせない。ステージによってブロックの柄が多少異なっているが、性質は全く同じ。
甲羅
投げると地面を滑っていく。敵キャラの列に甲羅を投げ込んで一掃することができるほか、甲羅に乗ることもできる。ただし、他のマリオシリーズと異なり、甲羅で大量の敵を倒しても1UPすることはない。また、壁にぶつかると跳ね返らず消える。
カギ
カギのかかった扉を開くために必要。持っているとカメーンが追いかけてくるが、手放す(置く)と追いかけてこない。キャサリンが持っていることもある。持ち歩く速度はどのキャラも変わらない。
1UPキノコ
残り人数を1人増やすことができる。引き抜いた時点で効果を発揮し、消える。
POWブロック
地面に投げつけると画面内の敵を一掃できる。ただし、空を飛んでいる敵には効かない。多くのアイテムのように地中には埋まっておらず、床に直接置かれている。
ロケット
一見野菜だが、地面から引き抜くと姿を現し、強制的に次のエリアへ移動となる。
クリスタル
ステージの終わりにあるマスクゲートを開くために必要。キャサリンが持っていることが多い。

[編集] CD

ファミコン サウンドヒストリーシリーズ「マリオ ザ ミュージック」(2004年7月22日)
サイトロン・デジタルコンテンツより発売されたCD内の一作品として収録されている。

[編集] 脚注

  1. ^ ~マリオ生みの親・宮本茂(任天堂)直筆(!)推薦文~ - Nintendo Online Magazine 99年8月号
  2. ^ 『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』内に収録。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク