ラマになった王様

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ラマになった王様
The Emperor's New Groove
監督 マーク・ディンダル
脚本 デヴィッド・レイノルズ
製作 ランディ・フルマー
製作総指揮 ドン・ハーン
音楽 ジョン・デブニー
デヴィッド・ハートリー
配給 アメリカ合衆国の旗日本の旗 ブエナ・ビスタ
公開 アメリカ合衆国の旗 2000年12月15日
日本の旗 2001年7月14日
上映時間 78分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $100,000,000[1]
興行収入 $169,327,687[1]
次作 ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦
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ラマになった王様』(ラマになったおうさま、原題:The Emperor's New Groove)は、2000年12月にアメリカ合衆国で公開されたディズニーの長編アニメーション作品である。日本での公開は2001年7月。続編に『ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦』(2005年)がある。2006年には続編のTVシリーズ 『ラマだった王様 学校へ行こう!』開始された。

近年のディズニー作品としては珍しく、ミュージカルではなくセリフやキャラクターの動き、ギャグで雰囲気を盛り上げる。人情を持たない王族が因果応報で獣の姿にされ、元の姿に戻るまでに人の心を知るという構図は同じディズニー作品の『美女と野獣』(1991)に類似しているが、そのような類似性を特に意識させることなく、単純にコメディとして楽しむことができる作品となっている。

原題である『The Emperor's New Groove』は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『裸の王様』の英題である『The Emperor's New Clothes』のパロディとなっている。Emperorは日本語で皇帝とするのが正確な翻訳だが、この映画の日本語タイトルは裸の王様同様、様となっている。

あらすじ[編集]

ある南米のジャングル奥深くにある国(インカ帝国風だが、時代考証はほぼ無視)で、クスコという若い王様がいた。彼は富と権力と美貌を持ってはいたが、非常に傲慢で嫌な性格であったため国民からは全く信用されていなかった。ある日、気まぐれで解雇したかつての相談役の魔法使いイズマに毒薬を飲まされ、ラマの姿に変えられてしまう。クスコはそのまま袋詰めにされ、城から追い出され、ある農村まで運ばれる。

登場キャラクター[編集]

キャラクター名の後の()内には、吹き替えを担当した俳優名を原語版/吹き替え版の形式で記した。また、原語版での俳優は日本語版Wikipediaに記事ページが存在しないことが多いため、英語版へのリンクを付記している。

クスコ
南米の奥深くにあった、とある王国の若き王様。わがまま+いじわる+傲慢+自分勝手で、国民からの人望はほとんどない。気分的にクビにした相談役イズマの手により毒殺されかかるが、毒と間違って盛られた薬で、ラマに変えられてしまう。農民パチャと助け合うことで改心して行く。
名前はインカ帝国の首都、クスコからとったと思われる。
パチャ
気の良い農民で妻子持ち。クスコに王宮へと召喚され、自分の丘の上の家(及び村)がクスコリゾートというクスコの個人的なリゾート施設建築予定地になっていることを宣告され、断固拒否をするがクスコには相手にされなかった。けっこうガンコな面もあり、ラマになったクスコとも喧嘩ばかりだったが、一緒に旅をするにつれ、友情を築くようになる。
イズマ
クスコの元相談役である老婆。クスコが幼い頃から相談役を勤めていたが、クスコの気まぐれでクビにされる。このことからクスコを恨み、得意の薬物調合でクスコの毒殺を図るが、クロンクのドジで誤ってラマに変えてしまう。肌年齢はクスコ曰く「200歳」で、歯は磨いてない。年のことを話題にされると不機嫌になるが、本人は自身の容貌を美しいと思っている。
クロンク
イズマの手下。マッチョマンで思考力はやや低い。しかし、料理の腕は高く、ボーイスカウトの先生役をやったり、リス語(というよりほぼ全ての野生動物の言語)を解するなどの意外な才能を見せる面もある。彼が困ったときは心の中の天使と悪魔が言い争いを始めるが、どちらもあまり役に立たない。得意料理のほうれん草のパイを貶されたことで、イズマの手下をやめる。根は良い人間で、続編『ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦』では、主役になる。
チチャ
パチャの妻。妊娠中だったが、後に超怪力な男の子ユピを産む。
チャカとティポ
パチャの子供たち。チャカは大きな前歯がチャームポイント。
テーマソング・ガイ
物語の冒頭で、クスコのテーマソング(主題歌)を歌う。

キャスト[編集]

キャラクター 原語声優版 日本語吹替
クスコ デヴィッド・スペード 藤原竜也
クスコ・ラマ
パチャ ジョン・グッドマン 楠見尚己
イズマ アーサー・キット 京田尚子
クロンク パトリック・ウォーバートン 堀内賢雄
チチャ ウェンディ・マリック 一柳みる
チャカ ケリアン・ケルソ 山田千晴
ティポ エリ・ラッセル・リネッツ 常盤祐貴
ルディ ジョン・フィードラー 松岡文雄
バート 不明 大川透
イピ 不明 北村弘一
マタ パティ・ドイチュ 定岡小百合
職員 ジョー・ホワイト 不明
ハエ フランク・ウェルカー 不明
テーマソング・ガイ トム・ジョーンズ 西城秀樹
バッキー ボブ・バーゲン 原語版流用

スタッフ[編集]

日本語版の主題歌『ラッキー☆ムーチョ』はムーチョ☆ヒデキの名前で西城秀樹が歌っている。

評価[編集]

エンドロールで流れるスティングの楽曲「My Funny Friend and Me」は2000年第73回アカデミー歌曲賞にノミネートされた。

脚注[編集]

  1. ^ a b The Emperor's New Groove (2000)” (英語). Box Office Mojo. 2010年5月1日閲覧。

外部リンク[編集]