ピノキオ (1940年の映画)
| ピノキオ | |
|---|---|
| Pinocchio | |
| 監督 | ベン・シャープスティーン ハミルトン・ラスク |
| 脚本 | テッド・シアーズ オットー・イングランダー ウェッブ・スミス ウィリアム・コトレル ジョセフ・サボ アードマン・ペナー オーレリアス・バタグリア |
| 製作 | ウォルト・ディズニー |
| 出演者 | ディッキー・ジョーンズ クリフ・エドワーズ |
| 音楽 | ネッド・ワシントン リー・ハーライン ポール・J・スミス |
| 主題歌 | 星に願いを |
| 撮影 | ボブ・ブロートン |
| 配給 | RKO Radio Pictures |
| 公開 | |
| 上映時間 | 88分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 前作 | 白雪姫 |
| 次作 | ファンタジア |
『ピノキオ』(原題:Pinocchio)は、1940年2月7日に公開されたディズニーによるアニメーション映画。
カルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』を原作とする。
目次 |
概要 [編集]
前作『白雪姫』が大ヒットをした後、「再び同じような映画を」という依頼がウォルトに多数寄せられたが彼はそれを拒否し、前作とは異なる冒険物語である「ピノキオ」を選んだ。しかし、原作は社会風刺小説であり、ピノキオは悪戯っ子で、子供っぽい性格がみられ、白雪姫のような華がなかったため、夢のある物語にするのは容易ではなかった。ウォルトはストーリー作りに数ヶ月も悩み、すでにアーティストたちは作業に入っていたにもかかわらず制作を一時中断する。その間にピノキオは無邪気な性格に変更され、さらに原作ではピノキオにハンマーをぶつけられすぐに死んでしまうコオロギをピノキオの良心、そしてストーリーテラーとしての役割も持つ重要なキャラクター、ジミニー・クリケットとして登場させる事になった。制作が再開された後も熟考を重ね、2年の歳月を経てついにテンポのよい夢と希望にあふれた冒険物語が完成した。前作『白雪姫』のように大ヒットには至らならなかったが、劇中でジミニー・クリケットが歌った『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』は第13回アカデミー賞で歌曲賞を受賞し、アメリカ映画協会による、「映画史における偉大な歌100選」でも第7位に入るなど、古典アニメーションの傑作として今日も愛され続けている。日本でのセルビデオ出荷本数は100万本[1]。
(世界各国の公開年については、シンプル英文版「Pinocchio (1940 movie)」も参照)
ストーリー [編集]
時計職人のゼペットによって作られた人形ピノキオ。子供のいないゼペットはピノキオが自分の子供だったらと、星に願いをかける。すると皆が寝静まった頃、ブルー・フェアリーが現れ、ピノキオに生命を授けると「正直で優しい性格になれば人間になれる」と言い残して去った。生命を授かったピノキオを見て大喜びのゼペットは、翌日ピノキオを学校へ送り出すが……。
キャラクター [編集]
- ピノキオ
- 物語の主人公。ゼベットが作った人形。ブルー・フェアリーによって命を与えられて様々な冒険をする。モンストロからゼペットをかばい死ぬが、本当の正しく優しい子になったためブルーフェアリーの力で人間となって生き返る。
- ジミニー・クリケット
- ゼペットの家にもぐりこんだ貧乏コオロギ。ブルー・フェアリーの命でピノキオの良心になる。
- ゼペット
- ピノキオの生みの親で人形職人、おもちゃ屋の主人。
- ブルー・フェアリー
- ゼペットの願いでピノキオに命を吹き込む。
- J・ワシントン・ファウルフェロー
- キツネの詐欺師でピノキオを騙してストロンボリやコーチマンの元に届ける。作中では正直ジョン(オネスト・ジョン、旧吹き替え版では正直者のジョン)と名乗る。
- ギデオン
- ファウルフェローの相棒のネコ。かなりのドジ。台詞はないが、しゃっくりの音をメル・ブランクが担当している。
- ランプウィック
- 怠け者の子供。島の遊園地でピノキオと仲良くなるが、彼がロバに変わっていく様を見てピノキオは自分の過ちに気づく。旧吹き替え版ではランピーと呼ばれる。
- ストロンボリ
- 人形一座の親方。糸なしで動く人形のピノキオを使って儲けようとするが、ピノキオがゼペットの家に帰ろうとすることに怒って、ピノキオを鳥かごに閉じ込める。人形に愛情がない男。
- コーチマン
- 馬車屋。怠け者の子供たちを島の遊園地に連れて行って、ロバにしてひと儲けする悪徳業者。作中では馬車屋と呼ばれる。
- フィガロ
- ゼペットの飼い猫。ピノキオの作品外でミニーマウスの飼い猫になっている事もある。
- クレオ
- ゼペットの飼っている金魚。
- モンストロ
- クジラの王様。ピノキオを探すゼペットの船をも呑み込む程の大きさである。ピノキオを呑み込んだ後に腹中で焚き火をされ、煙に耐えかね彼らを吐き出す。怒って彼らを追い回すが、岸壁の狭い洞窟に逃げ込まれ、自分は入れず激突してしまった。
声の出演 [編集]
| キャラクター名 | 原語版 | 初公開版 | 再公開版 | 新吹替版 | 旧吹替版 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ピノキオ | ディッキー・ジョーンズ | 佐々木清和 | 初沢亜利 | 辻治樹 | 後藤真寿美 | |
| ジミニー・クリケット | クリフ・エドワーズ | 坊屋三郎 | 肝付兼太 | 江原正士 | ||
| ゼペット | クリスチャン・ラブ | 三津田健 | 熊倉一雄 | 内田稔 | ||
| ブルー・フェアリー | イヴリン・ヴェナブル | 松田トシ | 一城みゆ希 | 小沢寿美恵 | ||
| J・ワシントン・ファウルフェロー | ウォルター・キャトレット | 三升家小勝 | 山田康雄 | 関時男 | ||
| ランプウィック | フランキー・ダーロ | 畑爽 | 新井昌和 | 内田崇吉 | 牛山茂 | |
| ストロンボリ | チャールズ・ジューデルス | 中村哲 | 大塚周夫 | 遠藤征慈 | ||
| コーチマン | 古今亭今輔 | 辻村真人 | 金尾哲夫 | |||
| アレキサンダー | ディッキー・ジョーンズ | ? | ? | ? | ? | |
| フィガロ | メル・ブランク | 原語版流用 | ||||
| クレオ | ||||||
| ギデオン | ||||||
| モンストロ | サール・レイブンズクロフト | |||||
キャラクターとしてのピノキオ [編集]
原作におけるピノキオ(ピノッキオ)に関しては『ピノッキオの冒険』参照。
- 『ハウス・オブ・マウス』で、ミッキーマウスと共演。ペインとパニックにより、悪の道に反れたり、良心役のジミニー・クリケットと離れたりしてしまうが、自分の力で、危機を乗り越える。
- 『キングダムハーツ』では、自分の心を奪われるが、ジミニーの呼びかけから我に返る。
- シンデレラ城ミステリーツアーでの登場は、肖像画のみ。
- イッツ・ア・スモールワールドでは、イタリアの男の子がピノキオ人形を持っている。
- 東京ディズニーシーではパーク内の1エリアであるメディテレーニアンハーバーの代表的キャラクターとなっている。
- 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの外装、内装はピノキオの原作の舞台であるトスカーナ地方をモデルの1つとしており、それに因んで、立体駐車場の各階のシンボルキャラクターにピノキオの登場人物が用いられている。
テレビでの放送 [編集]
出演作品 [編集]
挿入歌 [編集]
- 星に願いを(When You Wish Upon a Star)
- リトル・ウッドゥン・ヘッド(Little Wooden Head)
- 困ったときには口笛を(Give a little Whistle)
- ハイ・ディドゥル・ディー・ディー(Hi-Diddle-Dee-Dee)
- もう糸はいらない(I've Got No Strings)
2003年6月6日発売の『ピノキオ -スペシャル・エディション-』DVDのPRソングとして『星に願いを』を矢沢永吉がカバーしたものが使用された。
脚注 [編集]
- ^ 日経BP社技術研究部 『進化するアニメ・ビジネス―世界に羽ばたく日本のアニメとキャラクター』日経BP社、2000年、42頁。ISBN 4822225542
関連項目 [編集]
- アメリカン・アニメーションの黄金時代
- フィガロの短編映画シリーズ - 本作で脇役として登場したフィガロがミッキーファミリーに招かれ、数作の短編映画作品に出演している。
- ディズニー・オン・アイス
外部リンク [編集]
- Pinocchio - The Big Cartoon DataBase (英語)
- ピノキオ紹介サイトディズニーストア公式サイト「キャラクターブック」
- ピノキオ - allcinema
- ピノキオ - KINENOTE
- Pinocchio - AllMovie(英語)
- Pinocchio - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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