ベッドかざりとほうき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ベッドかざりとほうき
Bedknobs and Broomsticks
監督 ロバート・スティーヴンソン
脚本 ビル・ウォルシュ
ドン・ダグラディ
原作 メアリー・ノートン
魔法のベッド南の島へ
魔法のベッド過去の島へ
製作 ビル・ウォルシュ
製作総指揮 ロイ・O・ディズニー
出演者 アンジェラ・ランズベリー
デヴィッド・トムリンソン
音楽 アーウィン・コスタル
撮影 フランク・フィリップス
編集 コットン・ウォーバートン
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ブエナビスタ
公開 アメリカ合衆国の旗 1971年12月13日
日本の旗 1973年3月10日
上映時間 117分
139分(ディレクターズ・カット
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
ドイツ語
製作費 $20,000,000(見積値)[1]
テンプレートを表示

ベッドかざりとほうき』(原題:Bedknobs and Broomsticks)は、メアリー・ノートン1943年児童文学魔法のベッド南の島へ[2]』とその続編『魔法のベッド過去の島へ[3]』を原作とした1971年公開のアメリカミュージカル映画である。

第44回アカデミー賞において視覚効果賞を受賞。

あらすじ[編集]

第二次世界大戦中、1940年イングランドドイツ軍の空襲を逃れ、ロンドンから小さな村ペパリンジ・アイに疎開して来た孤児の兄弟チャーリー、キャリー、ポールの3人は、一軒家に1人で暮らす中年女性エグランタイン・プライスに預けられる。しかし冷たい態度のプライスを嫌い、夜中にこっそりと逃げ出そうとした3人は、ほうきにまたがり、空を飛ぶプライスを目撃する。実はプライスは通信教育で魔法を勉強中の新米魔女だったのだ。これをきっかけにプライスと子供たちとの距離は縮まる。そこに、プライスが学んでいる魔法大学の学長エメリアス・ブラウンから、戦争のために大学を閉鎖したとの連絡が届く。プライスには戦争を終わらせるためにどうしても魔法を身につけたいとの強い思いがあるため、プライスは子供たちとともにブラウンに会いに「魔法のベッド」でロンドンに向かう。 ロンドンに着くとすぐにブラウンは見つかるが、実は彼はペテン師のマジシャンで、魔法学校もインチキだったことが分かる。しかし、ブラウンが昔の本から適当に選んだ呪文がプライスには有効だったことから、その呪文を記した本を見せてもらうことにする。ところがその本「アストロスの呪文」はプライスが最も知りたい「代役移動の術」を記したところで破かれ、その後がなくなっていた。ブラウンによると、その破かれた本の一方は、ポートベロ・ロードにある本屋が持っているという。そこでプライスたちはその本屋を探しに向かう。

ポートベロ・ロードでプライスたちが「アストロスの呪文」を探していると、それを耳にした男スウィンバーンが彼らを脅迫して無理矢理「本屋」のもとに連れて行く。そこには同じく「アストロスの呪文」の半分を所有し、残り半分を探している本屋の老人が待っていた。しかし、プライスらが持っている本と本屋が持っている本を合わせても、そこには肝心の呪文は記されておらず、呪文は「アストロスの星」に記されているという。そして、その「アストロの星」が今は動物たちが支配しているナブンブー島にあると分かると、プライスたちは魔法のベッドでナブンブー島に向かう。

ナブンブー島は動物たちが支配し、人間は立ち入り禁止だったが、サッカー好きの王様ライオンにブラウンがサッカーの審判をボランティアで務めてやると言って何とか取り入る。そして、王様の首飾りこそが「アストロスの星」だと分かると、ブラウンらは苦労の末「アストロスの星」を手に入れる。

しかし元の世界に戻ると「アストロスの星」は消えてしまう。プライスはそこに記されていた呪文を思い出そうと必死になるがどうしても思い出せない。ところが実はポールが持っている絵本に呪文が書かれていたのだ。早速プライスは「代役移動の術」を試してみるが、家中の洋服などが暴れだし、収拾がつかなくなる。

何とか騒動を収めたプライスとブラウン、そして3人の子供たちは一連の冒険を通じて家族のように仲睦まじくなる。しかし、子供たちがブラウンに新しい父親になって欲しい、プライスとともに家族になって欲しいと願ったことで、プライスとブラウンは急に相手を意識し出す。ブラウンはいたたまれずにその場を後にし、プライスもそれを見送る。

その夜、村にドイツ軍が密かに上陸し、プライスと子供たちは捕らえられて城に監禁されてしまう。魔法を使いたくても、プライスは呪文を完全に覚えていないのでメモがなければ使えない。そこにドイツ軍の侵入に気付いたブラウンが自分に魔法をかけてウサギに化け、プライスらを救いにやってくる。そしてプライスは「代役移動の術」を使って城に展示されている甲冑などを操り、ドイツ軍を撃退する。しかし、ドイツ軍が仕掛けた爆弾でプライスの魔法関連の資料が全て爆破され、プライスは二度と魔法が使えなくなる。

ブラウンは軍隊に入ることにする。そして、そんなブラウンをプライスと子供たちは家族として見送る。

キャスト[編集]

エグランタイン・プライス
演 - アンジェラ・ランズベリー、日本語吹替 - 塩田朋子
通信教育で勉強中の新米魔女。村の一軒家に1人で暮らす中年女性。
エミリアス・ブラウン
演 - デヴィッド・トムリンソン(声 - ジェフ・ベネット※映像ソフト用追加部分)、日本語吹替 - 壤晴彦
エメリアス・ブラウン通信魔法大学の学長。実はペテン師のマジシャン
ローリンズ兄弟
孤児となりロンドンから疎開して来た。
チャーリー
演 - イアン・ウェイヒル、日本語吹替 - 宮里駿
長男11歳。もうじき12歳。
キャリー
演 - シンディ・オカラハン英語版、日本語吹替 - 岡珠希
長女。
ポール
演 - ロイ・スナート、日本語吹替 - 本城雄太郎
次男6歳。末っ子。
ジェルク氏
演 - ロディ・マクドウォール
村の牧師。
本屋
演 - サム・ジャッフェ(声 - コーリー・バートン※映像ソフト用追加部分)
「アストロスの呪文」を探している。
スウィンバーン
演 - ブルース・フォーサイス英語版
本屋の助手。
ホブデイ夫人
演 - テシー・オシェア英語版、日本語吹替 - 定岡小百合
レオニダス王
声 - レニー・ウィーンリブ英語版、日本語吹替 - 中村秀利
秘書
声 - レニー・ウィーンリブ、日本語吹替 - 梅津秀行
漁師クマ
声 - ダラス・マッケノン英語版、日本語吹替 - 斎藤志郎
タラ
声 - ボブ・ホルト英語版、日本語吹替 - 宝亀克寿

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Bedknobs and Broomsticks (1971) - Box office / business” (英語). IMDb. 2011年7月20日閲覧。
  2. ^ 原題:The Magic Bed Knob; or, How to Become a Witch in Ten Easy Lessons
  3. ^ 原題:Bonfires and Broomsticks
[ヘルプ]

外部リンク[編集]